JPH05332822A - 広角集光レンズ - Google Patents

広角集光レンズ

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Publication number
JPH05332822A
JPH05332822A JP13820792A JP13820792A JPH05332822A JP H05332822 A JPH05332822 A JP H05332822A JP 13820792 A JP13820792 A JP 13820792A JP 13820792 A JP13820792 A JP 13820792A JP H05332822 A JPH05332822 A JP H05332822A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wide
light
angle
total reflection
angle lens
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13820792A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichiro Kitagawa
清一郎 北川
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NIPPON HIKYUMEN LENS KK
Original Assignee
NIPPON HIKYUMEN LENS KK
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Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON HIKYUMEN LENS KK filed Critical NIPPON HIKYUMEN LENS KK
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Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Radiation Pyrometers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 側方からの外来光に対しても正面からの外来
光とほぼ同じ高感度で応答する、指向角の大なる熱光セ
ンサー等を実現可能な広角集光レンズを提供すること。 【構成】 本発明の広角集光レンズ1は、前方と側方か
らの外来光を裏面中央部に集光する広角レンズ部2と、
広角レンズ部2の裏面中央部に結合された全反射部4
と、前記全反射部からの光を集光する集光レンズ部7を
備える。全反射部4は、広角レンズ部2の側方からの外
来光を広角レンズ部2の光軸方向に全反射する円錐状の
全反射面3を内部に有する。全反射部4の近傍に光軸と
直交させて受光素子6を配置すると、広角レンズ部2の
前方からの外来光のみならず、側方からの外来光も全反
射部4で反射され、集光レンズ部7で集光された後受光
素子6にほぼ垂直に入射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は広角集光レンズに関し、
特に防犯用等の熱光センサーや温度センサー用として、
光熱エネルギーを効率よく集光するに好適な広角集光レ
ンズである。
【0002】
【従来の技術】防犯用の熱光センサーなど、広角指向特
性が要求される光学センサーのレンズには、例えば、図
3に示すような広角レンズ5が使用される。
【0003】この広角レンズ5の裏面中央部近傍に受光
素子6が配置されて、防犯用等の熱光センサーが構成さ
れる。
【0004】広角レンズ5は、その前方や側方からの外
来光(太陽光、赤外線の熱光)を裏面中央部に集光させ
て、受光素子6に入射させる。広角レンズ5の光軸に受
光素子6の受光面が直交し、広角レンズ5から受光素子
6に効率良く光が入射するようにしてある。
【0005】受光素子6は、入射する外来光の光量に応
じた起電力を発生する焦電素子などである。受光素子6
で発生した起電力信号を演算処理することで、広角レン
ズ5に入射する外来光の有無、光量などが検知される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】入射光に対する受光素
子6の指向特性は、例えば図4の実線グラフaに示すよ
うな特性である。図4は、受光素子6の真正面から来る
入射角0゜の外来光に対する受光素子6の相対感度を1
00%とすると、外来光の入射角θが例えば約40゜に
増大すると、受光素子6の相対感度は約60%に下がる
ことを示している。
【0007】従来の広角レンズ5は、入射角度θがごく
小さい範囲内では受光素子6にほぼ垂直に外来光が入る
から十分な相対感度が得られる。しかし、入射角度θが
図3のようにほぼ90°に近くなると、レンズの屈折作
用により多少は入射角度θが減少するものの、相対感度
は0%に近く、実用的に十分な相対感度を得るには遠く
及ばず、受光素子6はほとんど起電力を発生しない。
【0008】すなわち、広角レンズ5の側方からの外来
光は、広角レンズ5から受光素子6の受光面にほぼ水平
に近い角度で入射するので、その光のほとんどが受光素
子の受光面で全反射して、受光素子6に入射する光量が
激減し、受光素子6が応答しない。また、広角レンズ5
の側方からの外来光は、一般の広角レンズのcos4θ
の法則によっても受光素子6に入射する光量が減少し
て、受光素子6の相対感度がほぼ0%になる。
【0009】したがって、広角レンズ5を使った熱光セ
ンサーにおいては、広角レンズ5の前方からの外来光に
対しては高感度で応答するが、広角レンズ5の側方から
の外来光に対してはほとんど応答せず、熱光センサーと
しての用をなさない。換言すると、熱光センサーが外来
光をキャッチして、これをセンサーとして満足できる感
度で検知できるエリアの指向角αが狭く、その拡大が難
しいのが現状である。
【0010】例えば、上記広角レンズ5を防犯用熱光セ
ンサーに使用した場合、この熱光センサーが防犯センサ
ーとして満足できる感度で外来光を検知できるエリアの
指向角αは、大きくできたとしてせいぜい30゜程度で
ある。そのため、レンズ前方180゜のエリアを防犯セ
ンサーとして満足できる感度で検知するためには、レン
ズ前方180゜エリアを複数に等分して、等分された各
エリアに1つずつ熱光センサーを配置する必要があり、
防犯設備のコスト高を招いている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前方および側
方からの外来光を裏面中央部に集光する広角レンズ部
と、広角レンズ部の裏面中央部に在って、広角レンズ部
の側方からの外来光を広角レンズ部の光軸方向に全反射
する円錐状の全反射面を内部に有する全反射部とを有す
る広角集光レンズによって、例えば熱光センサーとして
使用した場合、指向角をほぼ180°に拡大するもので
ある。
【0012】
【作用】本発明に係る広角集光レンズは、その全反射部
近傍において受光素子をレンズの光軸に直交させて配置
することで、熱光センサーとして使用される。この熱光
センサーにおいては、広角レンズ部の前方からの入射光
は、広角レンズ部の裏面中央部の全反射部を透過し、受
光素子にほぼ垂直に入射するので、これを受光素子は1
00%近い感度で検知する。また、広角レンズ部の側方
からの入射光は、広角レンズ部を透過した後全反射部の
全反射面で、広角レンズ部の光軸方向に全反射し受光素
子にほぼ垂直に入射する。したがって、広角レンズの側
方からの入射光も、受光素子で100%近い感度で検知
される。
【0013】
【実施例】図1および図2に示される一実施例について
説明すると、同図の広角集光レンズ1は透明な樹脂にて
一体成形されたものであって、広角レンズ部2、全反射
部4および集光レンズ部7で構成される。
【0014】広角レンズ部2は、前方および側方からの
外来光(太陽光、赤外線の熱光)を裏面中央部に集光す
るレンズで、従来の広角レンズに相当する。図面に示さ
れる広角レンズ部2は、高さを低くしたフレネルレンズ
形状であるが、図3の広角レンズと同様な形状であって
もよい。
【0015】全反射部4は、広角レンズ部2の裏面中央
部に一体に結合される。広角レンズ部2と全反射部4の
光軸は一致する。全反射部4は、内部に円錐状の全反射
面3を有する。全反射面3は、広角レンズ部2の側方か
らの外来光だけを広角レンズ部2の光軸方向に全反射す
る。広角レンズ部2の前方からの外来光は、全反射面3
で反射せずに全反射部4を透過する。このような全反射
面3の光軸に対する角度βは、約30°〜45°であ
る。
【0016】集光レンズ部7は全反射部4で反射された
光を受光素子6上の所定位置に集光させるためのもの
で、この集光作用により受光素子6の応答性を向上でき
る。
【0017】広角集光レンズ1は、図1に示すように、
全反射部4の近傍に受光素子6を配置することにより、
熱光センサーを構成する。受光素子6の受光面は、全反
射部4の光軸と直交して、広角レンズ部2に入射する外
来光のほとんどが受光素子6の受光面にほぼ垂直に入射
する。
【0018】すなわち、広角レンズ部2の前方からの外
来光は、従来と同様にレンズ1を透過して受光素子6に
ほぼ垂直に入射する。このときの受光素子6の相対感度
はほぼ100%である。
【0019】また、広角レンズ部2の側方からの外来光
は、広角レンズ部2で全反射部4に集光され、全反射部
4に側方から入射して、円錐状の全反射面3で全反射す
る。この全反射した側方外来光は、レンズ1の光軸方向
に反射して、受光素子6にほぼ垂直に入射する。このと
きの受光素子6の相対感度もほぼ100%である。
【0020】以上のことから広角集光レンズ1を使った
熱光センサーの指向性は、図4の破線グラフbに示す特
性を持つ。つまり、レンズよりも前の全エリア、すなわ
ち方位角にして縦横約180°のエリアからの外来光の
いずれに対しても100%に近い最高感度で応答する熱
光センサーや温度センサーが得られる。
【0021】
【発明の効果】本発明の広角集光レンズによれば、広角
レンズ部の前方や側方からの外来光のほとんどが全反射
部を透過し、或いは全反射して、その投射方向がレンズ
光軸方向にほぼ平行に規制されるため、例えば全反射部
の近傍に受光素子を光軸と直角にして配置すれば、広角
レンズ部の前方約180゜のエリアからの外来光のほと
んどが受光素子にほぼ垂直に入射して、受光素子が10
0%近い感度で応答するようになる。したがって、本発
明の広角集光レンズは、熱光センサーや温度センサーの
有効指向角をほぼ180゜まで拡大して感度を向上させ
る機能を有し、高感度で汎用性に優れた熱光センサーを
実現させる効果がある。
【0022】また、本発明の広角集光レンズを使用した
熱光センサーにおいては、その有効指向角がレンズより
も前の全エリア、すなわち方位角にして縦横約180°
に拡大されるので、この光学センサーを例えば防犯用熱
光検知センサーとして使用する場合、前方約180゜の
エリアに対して1つの熱光検知センサーだけを配置すれ
ばよくなり、防犯設備費の低減化が可能となる。
【0023】また本発明に係るレンズは外来光を広角度
で効率的に集光するため、自動車、住宅、オフィス等の
太陽光による室内温度調整装置としても応用可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンズの一実施例を示す断面図
【図2】図1のレンズの半分の平面図
【図3】従来の熱光センサーの概略を示す側面図
【図4】図1と図3のレンズを使った熱光センサーの指
向性と相対感度の特性図
【符号の説明】
1 広角集光レンズ 2 広角レンズ部 3 全反射面 4 全反射部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前方および側方からの外来光を裏面中央
    部に集光する広角レンズ部と、 前記広角レンズ部の裏面中央部に在って、前記広角レン
    ズ部の側方からの外来光を前記広角レンズ部の光軸方向
    に全反射する円錐状の全反射面を内部に有する全反射部
    とを有する広角集光レンズ。
JP13820792A 1992-05-29 1992-05-29 広角集光レンズ Withdrawn JPH05332822A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13820792A JPH05332822A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 広角集光レンズ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13820792A JPH05332822A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 広角集光レンズ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05332822A true JPH05332822A (ja) 1993-12-17

Family

ID=15216592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13820792A Withdrawn JPH05332822A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 広角集光レンズ

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JP (1) JPH05332822A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012226412A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Seiko Epson Corp 光学式位置検出装置および入力機能付き表示システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012226412A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Seiko Epson Corp 光学式位置検出装置および入力機能付き表示システム

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990803