JPH05331436A - 両面粘着テープ - Google Patents

両面粘着テープ

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JPH05331436A
JPH05331436A JP14426892A JP14426892A JPH05331436A JP H05331436 A JPH05331436 A JP H05331436A JP 14426892 A JP14426892 A JP 14426892A JP 14426892 A JP14426892 A JP 14426892A JP H05331436 A JPH05331436 A JP H05331436A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensitive adhesive
double
pressure
woven fabric
sided
Prior art date
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Pending
Application number
JP14426892A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Yamano
浩市 山野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP14426892A priority Critical patent/JPH05331436A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基材の柔軟性を損なうことなく耐熱性が高め
られた安価な両面粘着テープを得る。 【構成】 ポリエステルを主成分とする不織布基材の両
面に、耐熱保持力が100℃以上のアクリル系粘着剤よ
りなる粘着剤層を形成してなる、両面粘着テープ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両面粘着テープに関
し、特に不織布基材及び粘着剤層の耐熱性が高められて
おり、耐熱用途に適した両面粘着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、両面粘着テープとしては、レーヨ
ン及び/またはパルプからなる不織布基材の両面にアク
リル系粘着剤等の粘着剤からなる粘着剤層を積層したも
のが汎用されていた。他方、両面粘着テープは種々の用
途に用いられているが、場合によっては100℃を超え
る高温雰囲気下で使用されることもある。このような高
温環境の下で使用される両面粘着テープでは、粘着剤層
を構成する粘着剤として耐熱保持力に優れた粘着剤が用
いられる。
【0003】しかしながら、従来の両面粘着テープで
は、基材がレーヨン及び/またはパルプからなる不織布
基材を用いて構成されているため、120℃〜140℃
程度の雰囲気に放置されていると基材の炭化が進行し、
基材強度が著しく低下するという問題があった。そこ
で、耐熱用途に適した両面粘着テープとして、ガラス繊
維からなる基材を用いたものが提案されている。しかし
ながら、ガラス基材からなる基材を用いた場合には、基
材の厚みが厚くなり、柔軟性が低下し、かつコストも非
常に高くつくという問題があった。したがって、ガラス
繊維を基材として用いた両面粘着テープは、耐熱性にお
いてこそ優れているものの、その用途が著しい制限され
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、基材
の柔軟性を損なうことなく、しかも安価に供給すること
ができる、耐熱性に優れた両面粘着テープを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明者は、上記課題
を達成すべく鋭意検討した結果、基材としてポリエステ
ルを主成分とする不織布基材を用いれば、上記課題を達
成し得ることを見出し、本発明を成すに至った。ただ
し、本発明の両面粘着テープは、ポリエステルを主成分
とする不織布基材と、該不織布基材の両面に形成されて
おり、かつ耐熱保持力が100℃以上のアクリル系粘着
剤よりなる粘着剤層とを備えることを特徴とする。
【0006】不織布基材 上記のように、本発明では、ポリエステルを主成分とす
る不織布基材が用いられる。ポリエステルを主成分とす
る不織布基材を用いるのは、耐熱性を高めるためであ
り、該ポリエステルを主成分とする不織布基材を用いる
ことにより、100℃を超える高温雰囲気下における機
械的強度の低下を防止することができる。用い得る上記
ポリエステルを主成分とする不織布基材としては、ポリ
エステルのみから成るものであってもよく、あるいはポ
リエステルの他にレーヨン、パルプ、ビニロン等を副成
分として含むものであってもよい。もっとも、十分な耐
熱性を発揮させるには、ポリエステルの含有量が50重
量%以上であることが必要である。なお、ポリエステル
を主成分とする不織布基材としては、好ましくは、8〜
24g/cm2 程度の坪量のものが用いられる。
【0007】粘着剤層 本発明の両面粘着テープでは、耐熱保持力が100℃以
上のアクリル系粘着剤により粘着剤層が構成されてい
る。ここで、この耐熱保持力とは、JIS Z0237
と同様に試験片を試験板に圧着後(接着面積20mm×
20mm)、100±2℃の熱風循環式恒温箱中に60
分間放置した後、同温度で1000±10gの荷重をか
け24時間後荷重を除き、ずれた距離を測定した値を意
味し、該耐熱保持力試験において1mm以上の糊の染み
だしがない高凝集力の粘着剤が用いられる。
【0008】
【作用】ポリエステルを主成分とする不織布は、上記の
ように耐熱性に優れており、100℃を超える雰囲気下
に置かれたとしても炭化等を生じることがなく、かつ機
械的強度の低下も生じ難い。また、ポリエステルを主成
分とする不織布基材は、ガラス繊維よりなる不織布基材
に比べて柔軟性の点においても優れている。本発明の両
面粘着テープでは、上記耐熱性及び柔軟性に優れたポリ
エステルを主成分とする不織布基材の両面に、耐熱保持
力が100℃以上の粘着剤層が形成されているため、1
00℃を超える雰囲気下に置かれたとしても、あるいは
100℃を超える雰囲気下で使用し、垂直方向及び水平
方向の何れに荷重が加わったとしても、粘着剤の特性を
十分に発揮させることができ、かつ接着強度の低下も生
じ難い。
【0009】
【実施例の説明】以下、本発明の実施例及び比較例を挙
げることにより、本発明を明らかにする。実施例 厚さ40μmのポリエステル不織布(広瀬製紙社製、商
品名:O5TH−12)を不織布基材として用意した。
この不織布基材のボールタック、SP粘着力及びJIS
保持力(JIS Z0237に基づいて測定された値)
は、下記の表1に示す通りである。
【0010】耐熱アクリル系粘着剤〔綜研化学社製、商
品名:SKダイン1386、JISZ0237と同様に
試験片を試験板に圧着後(但し、接着面積は20mm×
20mm)、任意の温度で荷重をかけ24時間後のずれ
が1.0mm以内のずれ値を示す最高温度による耐熱保
持力=160℃〕を、厚さ65μmとなるように離型紙
上にキャスティングし、80℃の温度で3分間ギアオー
ブン中で乾燥させた。上記のようにして乾燥して得られ
た粘着剤フィルムに、線圧0.5kg/cm程度の圧力
で上記不織布基材を貼り合わせ、該不織布基材の反対面
に、同様に乾燥された粘着剤フィルムを貼り合わせて両
面テープを作製した。しかる後、上記両面粘着テープを
23℃及び相対湿度65%の環境の下に1週間放置し、
測定用試料とした。
【0011】比較例1 不織布基材として、厚さ45μmのレーヨン不織布(日
本紙業社製、商品名:SPC#14)を用いたことを除
いては、実施例と同様にして両面粘着テープを作製し、
実施例と同様にして測定用試料を作製した。なお、下記
の表1において、上記レーヨン不織布のボールタック、
SP粘着力及びJIS保持力を示す。
【0012】比較例2 不織布基材として、厚さ44μmのマニラ麻不織布(日
本紙業社製、商品名:F原紙)を用いたことを除いて
は、実施例と同様にして両面粘着テープを作製し、かつ
実施例と同様にして測定用試料を作製した。なお、上記
マニラ麻不織布のボールタック、SP粘着力及びJIS
保持力は下記の表1に示す通りである。
【0013】評価 上記のようにして得た実施例及び比較例1,2の測定用
試料につき、120℃における保持力及び140℃にお
ける保持力を以下の要領で測定した。 120℃保持力…JIS Z0237に準じ、但し接
着面積を20mm×20mm、重りの荷重を1kgと
し、接着部を120℃において24時間放置した後の接
着部分のずれた距離を測定した。 140℃保持力…120℃保持力と同様にし、ただし
140℃×24時間経過後の接着部分の面積のずれを測
定することにより評価した。
【0014】上記120℃保持力及び140℃保持力に
ついての測定結果を下記の表1に示す。また、実施例及
び比較例1,2で得た各測定用試料を、120℃に1週
間放置した後、並びに140℃で1週間放置した後に、
下記の要領でT型剥離力を測定すると共に、色調を観察
した。結果を下記の表1に併せて示す。 T型剥離力…厚み0.3mm×20mm×100mmの
アルミニウム板を両面粘着テープで貼り合わせ、120
℃あるいは140℃の温度で1週間放置した後、JIS
K 6854に準じてT型剥離力を測定した。
【0015】
【表1】
【0016】なお、表1における不織布基材のボールタ
ック、SP粘着力及びJIS保持力は、それぞれ、JI
S Z0237により測定されたものである。表1から
明らかなように、比較例1,2の両面粘着テープでは、
120℃及び140℃でそれぞれ1週間放置した後基材
の色調が茶色に変化し、かつT型剥離力も低下し、特に
140℃で1週間放置した後にはアンカー破壊(表1に
おいてACで示す)の生じていることがわかる。これに
対して、実施例の両面粘着テープでは、120℃及び1
40℃の何れの温度に1週間放置した後であっても、若
干の黄変が観られただけであり、かつT型剥離力も殆ど
低下しなかった。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明では、ポリエステ
ルを主成分とする不織布基材を用いているため、基材の
柔軟性を損なうことなく耐熱性が高められる。また、こ
のように耐熱性が高められた不織布基材の両面に耐熱保
持力が100℃以上のアクリル系粘着剤により粘着剤層
が構成されているため、高温環境下における粘着力、特
にT型剥離力がレーヨンや麻等からなる不織布基材を用
いた従来の両面粘着テープに比べて著しく高められる。
【0018】また、ポリエステルのみからなる不織布を
用いた場合には、バインダー樹脂を含有していないた
め、粘着剤の含浸性が良好であり、したがって両面粘着
テープを構成した場合の基材と粘着剤層との間の密着強
度を高めることができる。同様に、粘着剤の含浸性が優
れているため、各種の打ち抜き加工適性においても優れ
た両面粘着テープを提供することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルを主成分とする不織布基材
    と、該不織布基材の両面に積層されており、かつ耐熱保
    持力が100℃以上のアクリル系粘着剤よりなる粘着剤
    層とを備えることを特徴とする、両面粘着テープ。
JP14426892A 1992-06-04 1992-06-04 両面粘着テープ Pending JPH05331436A (ja)

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JP14426892A JPH05331436A (ja) 1992-06-04 1992-06-04 両面粘着テープ

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JP (1) JPH05331436A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09132330A (ja) * 1995-11-07 1997-05-20 Fuji Photo Film Co Ltd マガジン
ES2149690A1 (es) * 1994-11-25 2000-11-01 Beiersdorf Ag Cinta adhesiva a base de una tela no tejida mali.
JP2000319614A (ja) * 1999-05-12 2000-11-21 Okamoto Ind Inc 両面粘着テープ
WO2006113488A1 (en) * 2005-04-15 2006-10-26 3M Innovative Properties Company Double coated pressure-sensitive adhesive tape

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JPH09132330A (ja) * 1995-11-07 1997-05-20 Fuji Photo Film Co Ltd マガジン
JP2000319614A (ja) * 1999-05-12 2000-11-21 Okamoto Ind Inc 両面粘着テープ
WO2006113488A1 (en) * 2005-04-15 2006-10-26 3M Innovative Properties Company Double coated pressure-sensitive adhesive tape

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