JPH05329805A - 無色透明保護層を木材に含浸形成させる方法 - Google Patents

無色透明保護層を木材に含浸形成させる方法

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JPH05329805A
JPH05329805A JP18564292A JP18564292A JPH05329805A JP H05329805 A JPH05329805 A JP H05329805A JP 18564292 A JP18564292 A JP 18564292A JP 18564292 A JP18564292 A JP 18564292A JP H05329805 A JPH05329805 A JP H05329805A
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JP
Japan
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wood
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JP18564292A
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English (en)
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Fumei Fumei
マジックマン株式会社
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MAGIC MAN KK
MAJITSUKU MAN KK
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MAGIC MAN KK
MAJITSUKU MAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の無色透明処理剤を木材表面に塗布、浸
透させるこどにより、木材の優れた特性である。質感や
色相を損うことなく、木材表面に防水性能、防腐性能が
容易に形成させることがせきるため、木材の耐候性が飛
躍的に向上させることができる。塗膜形成でなく、木材
を外的要因から保護し耐水性のある木材の表面処理方法
である。 【構成】無色透明処理剤で木材表面に耐水性保護層を浸
透形成させる手段としてジメチルシロキサン構造をもつ
シリコーンオイル4容量部・シリコーンオイル粘度調整
溶媒40容量部(メタノール150容量部・メチルエチ
ルケトン50容量部・酢酸エチル50容量部・トリクロ
ールエチレン230容量部から組成されている)・メタ
ノール100容量部・シリコーン系シラン化合物溶液1
00容量部・超微粒子疎水無水シリカ0.8容量部の配
合比率から組成される。処理剤を木材表面に塗布浸透さ
せ、木材表面を耐水性能の優れた表面に変換させること
を特徴をする無色透明な保護層形成処理剤である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、木材の外観(木理や
質感)や白木特有の素朴な感触を損うことなく、無色透
明で、浸透性のある液体を、木材の内部組織に浸透さ
せ、防水性能を塗布体内部に形成させる方法で、木材を
雨水より保護することは、木材腐朽菌からも保護するこ
とであるため、木材の耐用年数を従来のように塗膜の形
成に頼らず、木材の表面質感をなんら、変えることな
く、木材を水から保護する方法である。
【0002】
【従来の技術】従来の屋外塗装システムは、油性調合ペ
イント、合成樹脂調合ペイント、フタル酸樹脂エナメ
ル、合成樹脂エマルジョンペイント等で、通常これらの
塗膜は3〜5年程度で、チョーキング現象や割れ、剥れ
が目立つようになり、塗り替え補修を行う必要にせまら
れている。又、木材を上記のような材料で隠ぺいしたく
ないと考える人はウレタン樹脂等による、クリヤー塗装
が行なわれている。或は、木材に塗布含浸して、塗膜を
形成しないタイプのオイルスティン系塗料等があるが、
木材特有の木理や質感を大切に考える人達にとっては、
いまひとつ満足のゆく塗装システムではない。本材の色
相や質感を変えることなく、木材を耐久性のあるものに
変革させる必要がある。透明クリヤー塗装で、ウレクン
樹脂等が使用されているが、樹脂塗布による色相の変化
(淡黄色に変化する)がある、さらに屋外での環境条件
は厳しく、比較的高級な樹脂を使用しているにも、かか
わらず、部分的な劣化は早期に発生し、特に木口面近傍
や水の停滞しやすい、水平部や入隅部が劣化しやすく、
クリヤー塗膜が黄変、割れ、剥れとなっている。透明ク
リヤー塗装の劣化が進行し、再補修の必要が生じた時、
旧劣化塗膜を全面剥離する必要があるため経済的損失も
大きい。特に白木を種々の外的要因から、色相や質感を
変えることなく、保護することは、きわめてむずかし
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】木材、特に白木のも
つ、自然な質感や色相が、特に要求される。純日本風家
屋においては、前記のごとく従来工法では、白木本来の
質感が失われているので、不評である。外部に面する木
材は特に水分による膨潤、収縮、吸放湿等、種々の条件
に適した耐久性のある材料を選定しなければならない。
さらに、光(紫外線)による変色の防止や雨水の飛散に
よる、シミの発生→変退色→腐敗等からも保護しなけれ
ばならない。本願発明の目的は、上記問題に鑑み、木材
の質感や色相を変えることなく、雨水の進入防止、腐触
老化防止、遮塩性変退色防止等の処理ができる。無色透
明で含浸性のある保護層を形成する方法を提供すること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】木材特に白木を屋外での
厳しい環境条件(雨水の浸入防止、腐蝕劣化防止等)と
質感や色相(無色透明)及び補修メンテナンスの容易度
(塗膜形成ではなく、無色浸透性保護層)を考察する必
要がある。木材表面の色相や質感をなんら、変えること
なく、雨水や各種の汚染要因から保護する手段として、
次の組成からなりたつ、溶液を用いて解決する。 (配合比) ジメチルシロキサン構造をもつシリコーンオイル ………… 4容量部 (粘度10000CS) シリコーンオイル粘度調整溶媒 …………………………… 40容量部 シリコーン系シラン化合物溶液 ………………………… 100容量部 超微粒子疎水性無水シリカ ……………………………… 0.8容量部 メタノール ………………………………………………… 100容量部 シリコーンオイル粘度調整溶媒の組成を次に示す。 木部基材表面に、前記配合比より、なりたつ溶液を塗布
浸透させ、乾燥させることにより、木材を雨水や他の汚
染要因から保護する。揆水・汚染防上層が、木部基材表
面に形成させることができる。
【0005】
【作用】木材基材表面に前記、シリコーンオイル・シリ
コーンオイル粘度調整溶媒・メタノール・シリコーン系
シラン化合物・超微粒子疎水性無水シリカを好ましくは
(4:40:100:100:0.8)の比率配合で混
合損拌して得た処理剤を塗布浸透させる。低分子で浸透
性能のある、メタノール及び主成分が低分子のオリゴマ
ーであるシリコーン系シラン化合物及びシリコーンオイ
ル粘度調整溶媒で低分子化されたシリコーンオイルも同
時に基材内部に浸透する。又、超微粒子無水シリカは、
耐水性の向上や対摩耗性に効果があり、これらの各々の
薬剤が相剰的に効果を発揮して、木材基材内部及び表面
に防水性のある保護層が形成される。この防水性能が、
優れているために、水の作用によって影響をうけて、木
材に折出するカビや黒斑点を防止するため、木材を腐蝕
から保護することにもなる。又、超微粒子の無水シリカ
の配合により、光(紫外線)の作用等に起因する。色焼
けや変色防止効果も期待でき、さらに不浸透性附与剤と
しての効果もある。
【0006】
【実施例】無色透明保護層を木材に含浸させる方法につ
いての処理剤の製造手順を以下に示す。 (1)ジメチルシロキサン構造をもつシリコーンオイル
40容量部を計量し、シ(粘度10000CS)リコー
ンオイル粘度調整溶媒400容量部を計量する。 (2)計量されたシリコーンオイルに対して、シリコー
ンオイル粘度調整溶媒をシリコーンオイルに対して、滴
下しながら、互いによく均質な状態になるように混合撹
拌し、計量されたシリコーンオイル粘度調整溶媒を全量
注ぐ (3)次に、シリコーン系シラン化合物溶液を1000
容量部 計量し、上記の(2)の溶液に注ぐ。 (4)メタノール1000容量部を計量し(3)の溶液
に注ぐ。 (5)超微粒子疎水性無水シリカ8容量部を計量し、微
粉が周囲に飛散しないように、(4)の溶液に対して正
確に全量投入し、静かによく撹拌混合する 以上の作業が完了すると、木材に対して無色透明であ
る。透明性の保護層形成処理剤が完成する。
【0007】
【実施例】上記手順により、製造された処理剤を用いて
木材に塗布含浸させる、作業工程を次に示す。 (試験例)A 環境条件 試験体 (屋外 気温17.5℃ 湿度68% くもり
時々晴れ) 樹種 クサマキ端材切断面及び、端材の4面の約1/
2位の部分に、処理剤を良く撹拌混合したあとニス刷毛
に処理剤を含ませ、木部基材に塗布する。屋外において
放置乾燥させる。20時間経過後、塗布面表面の乾燥状
態を確認し、表面が潤湿でないため、防水効果試験のた
め切断小口断面に、むかってコップより水を流下させ
た。小口断面には、水はいつさい滞留しないばかりでな
く、小口断面は、もとよりその他の塗布した部位も、濡
れ色にもならず、防水揆水効果が確認された。 (試験例)B 環境条件 (屋外 気温21℃ 湿度65% 晴) 樹種 ベイクサ端材切断面小口の部分に処理剤を良く
撹拌混合したあとニス刷毛に処理剤を含ませ小口面に塗
布し、試験片全面に塗布した。屋外において放置乾燥さ
せる。18時間経過乾燥後、耐水性能試験を実施する。
水槽中に処理済み試験片を浸せきする。65時間経過
後、試験片を引き上げ観察する。試験片がまったく濡れ
色にもならず、防水揆水効果か確認された。
【0008】
【発明の効果】防水挨水性能のある本発明の処理剤は、
木材の優れた特性を残し、耐水性能を向上させる化学的
処理方法で吸水率が非常に小さいことが特徴です。とく
に、耐水性が強く要望されている屋外や浴室、地下室な
どの耐久性を必要とし、かつ、木質の自然な質感も確保
できる材料として用途拡大が期待できる。又、補助的な
効果として、代表的な腐朽菌である。褐色腐朽菌および
白色腐朽菌に対しても、強い抵抗性があることが、実際
の腐朽環境に放置して確認された又、この処理剤を塗布
することにより、木材の表面のひび割れも阻止すること
ができる。木材加工所において、減圧や加熱処理を施す
こともなく容易な方法で、木材に防水揆水保護層を形成
させることができる。又、既設の汚れやシミを漂白除去
したのちに処理剤を塗布浸透させることにより、既設の
建造物の木材の耐候性が向上する。特別な設備や加工処
理施設も、必要とせず経済的加工方法である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木材の耐水性向上の無色透明浸透性保護層
    形成のための処理剤として、ジメチルシロキサン構造を
    もつ、シリコーンオイル4容量部・シリコーンオイル粘
    度調整溶媒40容量部(メタノール150容量部・メチ
    ルエチルケトン50容量部・酢酸エチル50容量部・ト
    リクロールエチレン230容量部から組成される)・メ
    タノール100容量部・シリコーン系シラン化合物溶液
    100容量部・超微粒子疎水性無水シリカ0.8容量部
    から組成される。処理剤を塗布、浸透させ───→無色
    透明保護層を木材に含浸形成させることを特徴とする処
    理方法。
JP18564292A 1992-06-02 1992-06-02 無色透明保護層を木材に含浸形成させる方法 Pending JPH05329805A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005297262A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Shinto Fine Co Ltd 新規な木材用撥水剤組成物
CN104058881A (zh) * 2014-05-29 2014-09-24 陈凯 一种玉米活性生物液肥及其制备方法
CN104149146A (zh) * 2014-06-21 2014-11-19 安徽省蓼源贸易有限责任公司 一种芳香防水的杞柳编织材料用浸泡液及其使用方法
CN104802248A (zh) * 2015-05-05 2015-07-29 东北林业大学 一种木材/wo3纳米片复合材料的制备方法及改性方法和应用

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