JPH05329657A - プラズマト−チ - Google Patents

プラズマト−チ

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JPH05329657A
JPH05329657A JP4134047A JP13404792A JPH05329657A JP H05329657 A JPH05329657 A JP H05329657A JP 4134047 A JP4134047 A JP 4134047A JP 13404792 A JP13404792 A JP 13404792A JP H05329657 A JPH05329657 A JP H05329657A
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野 忠 星
Kenji Okuyama
山 健 二 奥
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所要位置にプラズマが正確に指向しているか
否かの監視を容易にする。 【構成】 上端にノズル台受け4の内空間に入るフラン
ジ52を、下端にノズルチップ8を装着するためのねじ
を、中心部にタングステン電極棒6を収納する空間を、
該空間と外壁との間に冷却水流路55を、外周面に耐熱
絶縁層54を有するノズル台5の外直径Dを3.0W≦D
≦6.0Wとし、かつ該ノズル台5の、太径本体部からの
突出長Lnを0.15Lo≦Ln≦0.75Loとする。Wは電極棒
6の直径、Loはト−チ全長である。 【効果】 前記DおよびLnにより、プラズマ加工箇所
の確認が容易になる。耐熱絶縁層54が、周りの物体へ
の接触通電を防止しかつノズル外筒51への熱輻射を遮
断し、しかも内筒53と外筒51間の冷却媒体によりノ
ズル台5の過熱が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物体の切断,溶削,溶
接,加熱等の加工を行なうためのプラズマア−クト−チ
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のプラズマト−チの1つが特開平
2−20667号公報に提示されている。この種のプラ
ズマト−チでは、タングステン電極棒台で吊下げ支持し
たタングステン電極棒の先端と該先端近傍に位置するノ
ズルチップの間の空間を通りノズルチップのノズルに流
れる作動ガスが、タングステン電極棒先端とノズルチッ
プ又は加工対象材との間のア−クで高温プラズマとな
り、ノズルチップのノズルより噴出し加工対象材に当
る。ノズルチップ内,外はしたがって高温になるので、
ト−チ、特にその先端部、を冷却する必要があり、ト−
チ先端部には冷却水流路が形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】プラズマト−チ先端部
は、タングステン電極棒を中心に作動ガス流路および冷
却水流路があるので径が太い。すなわちプラズマ噴射ノ
ズル径に対してト−チ先端部の径がきわめて大きい。そ
の結果、加工対象材の加工、特に局所的な加工におい
て、所要位置にプラズマが正確に指向しているか否かの
監視が難かしいという問題がある。特に狭い空間にト−
チを差し込むような加工作業になる場合にこの確認が難
かしいとか、ト−チの差し込みができないで加工そのも
のが出来ないなどの問題が大きい。
【0004】本発明は、所要位置にプラズマが正確に指
向しているか否かの監視を容易にすることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマト−チ
は、絶縁外筒(1);該絶縁外筒(1)に挿入された絶縁リン
グ(2);絶縁外筒(1)に挿入され絶縁リング(2)の上方に
位置するタングステン電極棒台(3);絶縁外筒(1)に挿入
され絶縁リング(2)の下方に位置するノズル台受け(4);
上端に該ノズル台受け(4)の内空間に入るフランジ(52)
を、下端にノズルチップを装着するためのねじを、中心
部にタングステン電極棒を収納する電極収納空間を、該
空間と外壁との間に冷却水流路(55)を、外周面に耐熱絶
縁層(54)を有する、外直径Dが、3.0W≦D≦6.0W な
るノズル台(5);ノズル台(5)の前記電極収納空間に挿入
された、外直径Wなるタングステン電極棒(6);ノズル
台(5)の前記電極収納空間にあってタングステン電極棒
(6)を支持する位置決め部材(7);ノズル台(5)の下端の
ねじにねじ結合した、中心部にプラズマノズル(8n)を有
するノズルチップ(8);および、略リング状であってそ
の中心をノズル台(5)が貫通して 0.15Lo≦Ln≦0.75L
o なる長さLnに渡って突出する、ノズル台(5)をノズル
台受け(4)に固定するためのねじ部材(9);を備える全長
がLoのプラズマト−チ。なお、カッコ内の記号は、図
面に示し後述する実施例の対応要素に付したものであ
る。
【0006】
【作用】ノズル台(5)のフランジ(52)をノズル台受け(4)
に挿入し、かつ耐熱絶縁層(54)を被覆した外直径Dが
3.0W≦D≦6.0W なる筒状部を、略リング状のねじ部
材(9)の外に 0.15Lo≦Ln≦0.75Lo なる長さLnに渡
って突出させているので、該筒状部の先端のノズルチッ
プ(8)はト−チ本体(1〜4,9)から遠く、それらの間にあ
るノズル台(5)の径がト−チ本体(1〜4,9)より細いの
で、所要位置にプラズマが正確に指向しているか否かの
監視が容易になるのに加えて、狭い空間にもノズル台
(5)を挿入して奥の箇所のプラズマ加工を行ない得る。
【0007】ノズル台(5)がト−チ本体(1〜4,9)より長
く突出しているので、ノズル台(5)の外周面が周りの物
体に接触し易くしかも熱を受け易く、特に狭い空間にノ
ズル台(5)を挿入して奥の箇所のプラズマ加工をしてい
るときにはノズル台(5)の外周面が周りの物体に接触す
る可能性が高くしかも受熱が大きいが、ノズル台(5)
が、外周面に耐熱絶縁層(54)を有ししかもタングステン
電極棒を収納する空間と外壁との間に冷却水流路(55)を
有するので、ノズル台(5)が周りの物体に接触してそれ
に通電してしまうとか、過熱するとかの問題が回避さ
れ、ノズル台(5)を 3.0W≦D≦6.0W と細径に構成し
うる。次に、耐熱絶縁層(54)を施した筒状部の外直径
D、および、該筒状部の、ねじ部材(9)からの突出長Ln
を説明する。
【0008】タングステン電極棒(6)の外直径Wは一般
的に、1.6mm,2.4mm,3.2mm,4.0mm又は4.8mm である
が、耐熱絶縁層(54)を施した筒状部の外直径Dは、W+
作動ガス通路(絶縁距離)×2+冷却水流路構造(内壁
面から外壁面までの距離)×2+耐熱絶縁層(54)の厚み
×2、となる。作動ガス通路(絶縁距離)すなわち電極
棒(6)の外表面からそれに対向する内筒(53)の内壁面ま
での距離は 2.5mmが必要である。冷却水流路構造(内壁
面から外壁面までの距離)すなわち内筒(53)の内壁面か
ら外筒(51)の外周面までの距離は 3.5mmが必要である。
また、耐熱絶縁層(54)の厚みは 0.5mmが必要である。そ
の結果、D≧W+13 mm が必要であり、W=3.2mm では
D≧16.2mmすなわちD≧(16.2/3.2)W≒5.1W、W=4.0
mm ではD≧17.2mmすなわちD≧(17.2/4.0)W=4.3W、
W=4.8mm ではD≧17.8mmすなわちD≧(17.8/4.8)W≒
3.7W、となる。3.0W未満には製作不可能である。した
がってD≧3.0Wでなければならない。
【0009】一方、W=4.0mm又は4.8mmを使用する300
A迄の大電流ア−クプラズマの場合、耐熱絶縁層(54)を
施した筒状部の外直径Dが24mmを越えると、該筒状部で
プラズマ加工箇所が見にくくなり、W=4.0mmの場合、
D≦(24/4.0)W=6.0Wでなければならない。また、W
=3.2mmを使用する150A迄の中電流の場合には大電流の
場合よりもノズルを加工対象材に近づけなければなら
ず、プラズマ加工箇所をのぞきみるためには筒状部の外
直径は20mm程度が限界であり、W=3.2mmの場合、D≦
(20/3.2)W≒6.3Wでなければならない。したがって、
プラズマ加工箇所の確認を容易にするため本発明ではD
≦6.0Wとする。
【0010】これにより、前記筒状部によるプラズマ加
工箇所の見にくさは改善するが、プラズマ加工箇所はト
−チ本体(1〜4,9/特に先端のねじ部材9)によっても見
えにくくなる。ト−チ長さLoはタングステン電極棒(6)
の長さによって決まり、タングステン電極棒(6)の長さ
は通常150mmでこの場合ト−チ長さLoは約160mmとな
る。ト−チ本体(1〜4,9/特に先端のねじ部材9)から
の、耐熱絶縁層(54)を施した筒状部の突出し長さLnが2
0mm以上なければ、ト−チ本体によってプラズマ加工箇
所が見にくくなる。したがって耐熱絶縁層(54)を施した
筒状部の突出長Lnは、Ln≧(20/160)Lo=0.125Loと
する。タングステン電極棒(6)のチャック(固定)および
給電,電極収納空間への作動ガスの供給、ならびにト−
チ台(4)への冷却水の供給のため、ト−チ本体(1〜4,9)
には最低40mmの長さが必要である。したがって突出長L
nは、Ln≦〔(160−40)/160〕Lo=0.75Loとする。こ
れにより、ト−チ本体(1〜4,9)によるプラズマ加工箇
所の見にくさが改善する。
【0011】本発明の他の目的および特徴は図面を参照
した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0012】
【実施例】図1に本発明の一実施例の外観を示し、図2
および図3に、図1に示すプラズマト−チの、図1紙面
に平行な面で破断した拡大縦断面を示す。なお、図2お
よび図3それぞれのA−A線を重ね合せることにより、
ト−チ全体の拡大縦断面が現われる。ト−チ本体の絶縁
外筒1はその上端に、中心方向に突出する内フランジ
(有孔底)を有する。絶縁外筒1にはその下開口から、
電極台3,パッキング20A,絶縁リング2,パッキン
グ20Bおよびノズル台受け4がこの順に挿入され、雌
ねじを有する袋ナット17を絶縁外筒1の雄ねじにねじ
合せして締め込むことにより、ノズル台受け4が絶縁外
筒1の内部に押され、これにより、電極台3,パッキン
グ20A,絶縁リング2,パッキング20Bおよびノズ
ル台受け4が、絶縁外筒1と一体となっている。
【0013】ノズル台5は、内筒53に外筒51を溶接
しそれらの上端にフランジ52を溶接し、そして外周面
にセラミックの溶射によって耐熱絶縁層54を形成した
ものである。内筒53内にはタングステン電極棒6を位
置決めするセンタリングスト−ン7および該スト−ン7
の位置決め用の絶縁体パイプ56が収納され、内筒53
と外筒51の間の空間55は冷却水流路である。内筒5
3の下端には雌ねじが切られておりこの雌ねじに、雄ね
じを有するノズルチップ8がねじ込まれている。ノズル
チップ8の中心位置にはプラズマ噴射ノズル8nが開け
られている。
【0014】図2において、ノズル台5は、雄ねじを有
する金属筒92およびそれを固着した断熱カラ−91で
なる止めねじ9の中心開口を貫通して下方に延びてい
る。金属筒92をノズル台受け4の下開口内壁面の雌ね
じにねじ結合して締め込むことにより、金属筒92の上
端面が、ノズル台5のフランジ52の板面に当ってフラ
ンジ52つまりはノズル台5を上に押し、フランジ52
の上端面がノズル台受け4の上底面に当る。このように
して、止めねじ9により、ノズル台5がノズル台受け4
に一体になっている。
【0015】電極台3にはチャック10が挿入され、こ
のチャック10およびセンタリングスト−ン7にタング
ステン電極棒6が通され、ト−チキャップ11の締め込
みによりチャック10が下方に押されて電極台3のテ−
パにより半径方向の圧縮力を受けてチャック10の下端
のスリットが狭まり、これによりチャック10の下端が
タングステン電極棒6を締め付けている。ト−チキャッ
プ11は、タングステン電極棒6およびチャック10を
受け入れる中心穴および雄ねじを有する金属スリ−ブ1
11を絶縁体キャップ112に挿入して両者の接触面を
接着剤で接合し、かつ両者間にピン113を打込んだも
のであり、金属スリ−ブ111の雄ねじを電極台3の雌
ねじ穴にねじ込むことによってチャック10を下方に押
している。
【0016】電極台3には排水路が開けられその開口に
金属筒12が溶接されている。この排水路に連続する排
水路がパッキング20A,絶縁リング2,パッキング2
0Bおよびノズル台受け4に開けられている。ノズル台
受け4には給水路も形成されておりその入口に金属筒1
4が溶接されている。ノズル台5の上端のフランジ52
には排水流路と給水流路があり、前者がノズル台受け4
の排水路に連続し後者がノズル台受け4の給水路に連続
している。ノズル台5の、内筒53と外筒51の間の空
間55は仕切板で左右2室に区切られており、仕切板の
下端には該2室を結ぶ穴が開けられている。これらの2
室の内の左室(給水室)はフランジ52の給水流路に、
右室(排水室)はフランジ52の排水流路に連通してい
る。金属筒14に接続された給水管15からの冷却水
は、金属筒14,ノズル台受け4の給水路,フランジ5
2の給水流路を通ってノズル台5の内筒53と外筒51
の間の空間55の左室に入り、そして空間55をまず下
方に移動し下端で仕切板の穴を通って右室に抜け、そし
て上昇してフランジ52の排水流路を通って、ノズル台
受け4の排水路,絶縁リング2,電極台3および金属管
12を通って排水管13に出る。
【0017】絶縁リング2には、その中心の、タングス
テン電極棒6を通す穴に連なる開口が側面に開けられて
おりその開口に金属筒が圧入されこの金属筒にガスパイ
プ16が接続されている。このガスパイプ16に供給さ
れる作動ガスは、絶縁リング2の中心のタングステン電
極棒6を通す穴を通ってノズル台5の内筒53を通って
ノズルチップ8のノズル8nから噴出する。
【0018】金属筒12に接続された可撓性がある給水
管13の内部をタングステン電極棒6への給電用の電力
線が通っており、その先端が金属筒12に接続されてい
る。したがってこの電力線(図示せず)は、金属筒1
2,電極台3およびチャック10を介してタングステン
電極棒6に接続されていることになる。金属筒14には
図示しない高周波高圧線が接続されている。この高周波
高圧線は、金属筒14,ノズル台受け4およびノズル台
5を介してノズルチップ8に接続されていることにな
る。
【0019】絶縁外筒1の外周面をU字形の保護外筒1
8が覆っており、外筒1および18にボルト受け用のね
じ穴19が開けられている。この穴19にねじ込まれる
ボルトにより、ト−チ握柄(図示せず)の先端のコの字
形頭部に、図1に示すプラズマト−チが装着される。ボ
ルトを緩めることにより、ト−チ握柄の中心線Ac−A
cに対するト−チ中心線Tc−Tcの交角(図1,2で
は直角)を調整しうる。 図示しないア−ク電源装置の
+極を加工対象材に接続し、−極を金属筒12に接続
し、ガスパイプ16に作動ガスを供給し、金属筒14に
高周波高圧を印加するとタングステン電極棒6とノズル
チップ8の間に高周波電圧による放電が発生し、パイロ
ットア−クが着火する。このパイロットア−クにより加
工対象材(図示せず)とタングステン電極棒6の下端の
間にア−ク放電が発生し、作動ガスがプラズマとなって
加工対象材に向かう。このプラズマにより、切断,ガウ
ジング,溶接,加熱等の加工を行なう。
【0020】絶縁外筒1の上端から止めねじ9の下端面
までがいわゆるト−チ本体部であり太径であるが、ノズ
ル台5の、耐熱絶縁層54を施した筒状部の3/4以上
が、止めねじ9より下方に突出しており、ト−チ握柄の
中心線Ac−Acから止めねじ9下端面までの太径部
(本体部)の長さと同程度もしくはそれ以上、耐熱絶縁
層54を施した筒状部すなわち細径部が、止めねじ9よ
り下方に突出している。したがって、作業者の目(又は
監視用ITVのレンズ)とノズル8nの前方の加工位置
との間の視野がト−チで遮られる確率が低く、加工対象
材の加工、特に局所的な加工において、所要位置にプラ
ズマが正確に指向しているか否かの監視が容易である。
特に、狭い空間にト−チを差し込むような加工作業にな
る場合に、狭い空間内で所要位置にプラズマが正確に指
向しているか否かの監視が容易であり、加えて、狭い空
間にノズル台5を差し込んで奥の所要箇所の加工を行な
い得るという利点がある。
【0021】ノズル台5が長く露出することにより、そ
の外周面が周りの物体に接触し易くしかも熱を受け易
く、特に狭い空間にノズル台5を挿入して奥の箇所のプ
ラズマ加工をしているときにはノズル台5の外周面が周
りの物体に接触する可能性が高くしかも受熱が大きい
が、ノズル台5の外周面の耐熱絶縁層54がノズル外筒
51への熱輻射を遮断し、しかも内筒53と外筒51間
の冷却媒体によりそれらが冷却されるので、ノズル台5
が周りの物体に接触してそれに通電してしまうとか、ノ
ズル台5が過熱又は破損するとかの問題が回避され、ノ
ズル台5を細径に構成しうる。
【0022】なお、上述の実施例では、タングズテン電
極棒6は、外直径W=4.0mm、長さ150mmのものであり、
ト−チの全長Lo=160mmである。ノズル台5の、耐熱絶
縁層54を施した筒状部の外直径DはD=4.5W、突出
長LnはLn=0.3Loである。
【0023】ノズル台5の、耐熱絶縁層54を施した筒
状部の3/4以上を止めねじ9より下方に突出させている
が、開けた広い空間にある板状の加工対象材の表面疵の
ガウジングでは、耐熱絶縁層54を施した筒状部の、止
めねじ9下端よりの突出長が、止めねじ9下端とフラン
ジ52との距離と略同程度であれば、すなわち該筒状部
の長さの略半分以上を止めねじ9より突出させておけ
ば、所要位置にプラズマが正確に指向しているか否かの
監視が容易である。この場合、ト−チ握柄の中心線Ac
−Acから止めねじ9下端面までの太径部(本体部)の
長さの約同じ長さ程度、耐熱絶縁層54を施した筒状部
すなわち細径部が、止めねじ9より下方に突出している
ことになる。すなわち、表面疵のガウジングでは、耐熱
絶縁層54を施した筒状部の、止めねじ9より下方への
突出長は、ト−チ握柄の中心線Ac−Acから止めねじ
9下端面までの太径部の長さの1/3以上であればよ
い。
【0024】
【発明の効果】加工対象材の加工、特に局所的な加工に
おいて、所要位置にプラズマが正確に指向しているか否
かの監視が容易になり、また、狭い空間の奥の加工が容
易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の外観を示す側面図であ
る。
【図2】 図1に示すプラズマト−チの一部を、その中
心軸を含む図1の紙面に平行な面で破断して示す拡大縦
断面図である。
【図3】 図1に示すプラズマト−チの他の部分を、そ
の中心軸を含む図1の紙面に平行な面で破断して示す拡
大縦断面図であり、図2のA−A線と図3のA−A線と
を重ね合せることにより、図1に示すプラズマト−チの
全体の拡大縦断面が現われる。
【符号の説明】
1:絶縁外筒 2:絶縁リング 3:タングステン電極棒台
4:ノズル台受け 5:ノズル台 51:外筒 52:フランジ 53:内筒 54:耐熱絶縁層 55:空間 56:絶縁体パイプ 6:タングステン
電極棒 7:センタリングスト−ン 8:ノズルチップ 8n:ノズル 9:止めねじ 91:断熱カラ− 92:金属筒 10:チャック 11:ト−チキャ
ップ 111:金属スリ−ブ 112:絶縁体キ
ャップ 113:ピン 12:金属筒 13:給水パイプ 14:金属筒 15:排水パイプ 16:ガスパイプ 17:袋ナット 18:保護外筒 19:ボルト穴 20A,B:パッ
キング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁外筒;該絶縁外筒に挿入された絶縁リ
    ング;絶縁外筒に挿入され絶縁リングの上方に位置する
    電極台;絶縁外筒に挿入され絶縁リングの下方に位置す
    るノズル台受け;上端に該ノズル台受けの内空間に入る
    フランジを、下端にノズルチップを装着するためのねじ
    を、中心部にタングステン電極棒を収納する電極収納空
    間を、該空間と外壁との間に冷却水流路を、外周面に耐
    熱絶縁層を有する、外直径Dが、3.0W≦D≦6.0W な
    るノズル台;ノズル台の前記電極収納空間に挿入され
    た、外直径Wなるタングステン電極棒; ノズル台の前
    記電極収納空間にあってタングステン電極棒を支持する
    位置決め部材;ノズル台の下端のねじにねじ結合した、
    中心部にプラズマノズルを有するノズルチップ;およ
    び、 略リング状であって、その中心をノズル台が貫通して0.
    15Lo≦Ln≦0.75Loなる長さLnに渡って突出する、ノ
    ズル台をノズル台受けに固定するためのねじ部材;を備
    える、全長がLoのプラズマト−チ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116763421A (zh) * 2023-08-18 2023-09-19 西南石油大学 一种具有止血功能的医用刨削刀头

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN116763421A (zh) * 2023-08-18 2023-09-19 西南石油大学 一种具有止血功能的医用刨削刀头
CN116763421B (zh) * 2023-08-18 2023-11-24 西南石油大学 一种具有止血功能的医用刨削刀头

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