JPH05328112A - 濃淡画像のディザ処理方法およびその装置 - Google Patents

濃淡画像のディザ処理方法およびその装置

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JPH05328112A
JPH05328112A JP4151454A JP15145492A JPH05328112A JP H05328112 A JPH05328112 A JP H05328112A JP 4151454 A JP4151454 A JP 4151454A JP 15145492 A JP15145492 A JP 15145492A JP H05328112 A JPH05328112 A JP H05328112A
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grayscale image
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JP4151454A
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English (en)
Inventor
Tadashi Maeda
匡 前田
Yasuhiro Tsutsumi
康弘 堤
Hajime Okumura
肇 奥村
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】処理対象の画像に濃度の偏りがあっても、階調
性をもった画像を復元することを可能とする。 【構成】濃淡画像1の各構成画素をm=0、n=0の位
置から列方向へ全行にわたって順次着目してゆき、各着
目画素2の周辺の画素3,4,5の画素データより画像
の濃度状態を検出し、その検出値に相応したディザマト
リクスを、あらかじめ用意した複数種のディザマトリク
スの中から選択した後、各着目画素2の画像データに対
し、選択されたディザマトリクスによりディザ処理を行
って濃淡画像1を2値化処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、イメージスキャナ,
ファクシミリ,複写機などにおいて、入力された濃淡画
像をディザ処理して2値画像を生成する濃淡画像のディ
ザ処理方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、網点写真の擬似階調化の手法とし
て組織的ディザ法がある。この組織的ディザ法は、濃淡
画像を行および列方向にn画素×n画素のサブマトリク
スに分けて階調性を出す手法である。前記のサブマトリ
クスはディザマトリクスと呼ばれ、このディザマトリク
ス内のしきい値順序の配置はある法則に従って一意に定
められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の組織的ディザ法
では、処理対象の画像に濃度の偏りがあった場合、例え
ば全体または部分が黒っぽいと、階調性をもった画像を
復元することが困難である。これを避けるために処理対
象の画像の明るさに応じてその度毎に濃度調整ボリュー
ムを操作するなどの必要がある。
【0004】この発明は、上記問題に着目してなされた
もので、処理対象の画像を構成する各画素周辺の画像の
濃度状態に相応したディザ処理を行うことにより、処理
対象の画像に濃度の偏りがあっても、階調性をもった画
像を復元できる濃淡画像のディザ処理方法およびその装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、入力された濃淡画像をディザ処理して2値画像を
生成する濃淡画像のディザ処理方法において、前記濃淡
画像を構成する画素を順次着目してゆき、各着目画素の
画像データに対し、その着目画素周辺の画像の濃度状態
に相応したディザ処理を行って濃淡画像を2値化処理す
ることを特徴とする。
【0006】請求項2に記載されたディザ処理方法で
は、入力された濃淡画像をディザ処理して2値画像を生
成するのに、前記濃淡画像を構成する画像を順次着目し
てゆき、各着目画素周辺の画像の濃度状態に相応したデ
ィザマトリクスを、あらかじめ用意した複数のディザマ
トリクスの中から選択した後、前記着目画素の画像デー
タに対し、選択されたディザマトリクスによりディザ処
理を行って濃淡画像を2値化処理することを特徴とす
る。
【0007】請求項3に記載されたディザ処理方法で
は、入力された濃淡画像をディザ処理して2値画像を生
成するのに、前記濃淡画像を構成する画像を順次着目し
てゆき、各着目画素周辺の画像の濃度状態に基づきディ
ザマトリクスを算定した後、前記着目画素の画像データ
に対し、算定されたディザマトリクスによりディザ処理
を行って濃淡画像を2値化処理することを特徴とする。
【0008】請求項4に記載されたディザ処理方法で
は、入力された濃淡画像をディザ処理して2値画像を生
成するのに、前記濃淡画像を構成する画像を順次着目し
てゆき、各着目画素周辺の画像の濃度状態に基づき前記
着目画素の画像データを補正し、その補正された濃淡画
像を2値化処理することを特徴とする。
【0009】請求項5に記載されたディザ処理方法で
は、入力された濃淡画像をディザ処理して2値画像を生
成するのに、前記濃淡画像を構成する画像を順次着目し
てゆき、各着目画素周辺の画像の濃度状態に相応した濃
淡画像補正用のマトリクスを、あらかじめ用意した複数
のマトリクスの中から選択した後、着目画素周辺の画像
の濃度状態に応じて前記選択されたマトリクスを用いて
前記着目画素の画像データを補正し、その補正された濃
淡画像を2値化処理することを特徴とする。
【0010】請求項6に記載された発明は、入力された
濃淡画像をディザ処理して2値画像を生成する濃淡画像
のディザ処理装置において、前記濃淡画像上に局所的な
マスクを設定して移動させつつ各位置毎に前記マスク内
の画像の濃度状態を検出する濃度状態検出手段と、前記
マスク内の着目画素の画素データに対し、前記濃度状態
検出手段で検出された濃度状態に相応したディザ処理を
行って濃淡画像を2値化処理する2値化処理手段とを備
えたものである。
【0011】請求項7に記載されたディザ処理装置で
は、入力された濃淡画像をディザ処理して2値画像を生
成するのに、複数のディザマトリクスを記憶させる記憶
手段と、前記濃淡画像上に局所的なマスクを設定して移
動させつつ各位置毎に前記マスク内の画像の濃度状態を
検出する濃度状態検出手段と、前記濃度検出手段で検出
された濃度状態に相応するディザマトリクスを選択して
前記記憶手段より読み出す選択手段と、前記マスク内の
着目画素の画像データに対し、前記選択手段により読み
出されたディザマトリクスによりディザ処理を行って濃
淡画像を2値化処理する2値化処理手段とを備えてい
る。
【0012】請求項8に記載されたディザ処理装置で
は、入力された濃淡画像をディザ処理して2値画像を生
成するのに、前記濃淡画像上に局所的なマスクを設定し
て移動させつつ各位置毎に前記マスク内の画像の濃度状
態を検出する濃度状態検出手段と、前記濃度状態検出手
段で検出された濃度状態に基づきディザマトリクスを算
定するディザマトリクス算定手段と、前記マスク内の着
目画素の画素データに対し、前記ディザマトリクス算定
手段で算定されたディザマトリクスによりディザ処理を
行って濃淡画像を2値化処理する2値化処理手段とを備
えている。
【0013】請求項9に記載されたディザ処理装置で
は、入力された濃淡画像をディザ処理して2値画像を生
成するのに、前記濃淡画像上に局所的なマスクを設定し
て移動させつつ各位置毎に前記マスク内の画像の濃度状
態を検出する濃度状態検出手段と、前記濃度状態検出手
段で検出された濃度状態に基づき前記マスク内の着目画
素の画素データを補正する画像補正手段と、前記画像補
正手段により補正された濃淡画像を2値化処理する2値
化処理手段とを備えている。
【0014】請求項10に記載されたディザ処理装置で
は、入力された濃淡画像をディザ処理して2値画像を生
成するのに、複数の濃淡画像補正用のマトリクスを記憶
させる記憶手段と、前記濃淡画像上に局所的なマスクを
設定して移動させつつ各位置毎に前記マスク内の画像の
濃度状態を検出する濃度状態検出手段と、前記濃度検出
手段で検出された濃度状態に相応する濃淡画像補正用の
マトリクスを選択して前記記憶手段より読み出す選択手
段と、前記濃度検出手段で検出された濃度状態に応じて
前記選択手段により読み出されたマトリクスを用いて前
記マスク内の着目画素の画像データを補正する画像補正
手段と、前記画像補正手段により補正された濃淡画像を
2値化処理する2値化処理手段とを備えている。
【0015】
【作用】請求項1〜請求項10の発明にかかるディザ処
理方法およびその装置によれば、濃淡画像を構成する各
画素周辺の画像の濃度状態に相応したディザ処理が行わ
れるので、対象とする濃淡画像に濃度の偏りがあって
も、階調性をもった画像が復元される。
【0016】請求項2および請求項7の発明にかかるデ
ィザ処理方法およびその装置によれば、あらかじめ複数
のディザマトリクスを用意しているので、そのいずれか
を選択するだけで周辺の画像の濃度状態に相応したディ
ザ処理が可能である。
【0017】請求項3および請求項8の発明にかかるデ
ィザ処理方法およびその装置によれば、その都度ディザ
マトリクスを算定するので、複数種のディザマトリクス
をあらかじめ用意しておく必要がない。
【0018】請求項4および請求項9の発明にかかるデ
ィザ処理方法およびその装置によれば、着目画素周辺の
濃度状態に基づき着目画素の画素データを補正するの
で、規則的な周期性を有する濃淡画像を取り込んだ場合
でも、解像度を落とすことなく、モアレの発生を防いだ
濃淡画像のディザ処理が可能である。
【0019】請求項5および請求項10の発明にかかる
ディザ処理方法およびその装置によれば、あらかじめ複
数の濃淡画像補正用のマトリクスを用意しているので、
そのいずれかを選択するだけで着目画素の濃度状態に相
応した補正処理が可能である。
【0020】
【実施例】図1および図2は、この発明のディザ処理方
法の原理を示す。図1において、1で示す処理対象の濃
淡画像は、具体的には行方向が400画素、列方向が1
152画素より構成されるもので、この濃淡画像1を構
成する各画素の画像データは0〜255階調のいずれか
階調値をとる。
【0021】このディザ処理方法では、濃淡画像の構成
画素を順次着目してゆき、各着目画素の画像データに対
し、その着目画素周辺の画像の濃度状態に相応したディ
ザ処理を行って濃淡画像を2値化処理している。
【0022】図1において、2を着目画素とすると、こ
の着目画素2は列方向にn番目、行方向にm番目の画素
位置に位置し、その画像データはX(m,n)で表され
る。この着目画素2に対し、図2に示す各隣接位置(同
図中、各枡目は1画素に相当する)の画素3,4,5の
各画像データを用いて周辺の画像の濃度状態を検出し、
その濃度状態に相応したディザ処理を行って濃淡画像を
2値化処理する。
【0023】図3は、ディザマトリクスを用いて上記し
たディザ処理方法を実施するための具体的例を示す。ま
た図4(1)〜(3)はこのディザ処理方法を実施する
ためのあらかじめ用意された3種類のディザマトリクス
D1,D2,D3を示す。
【0024】図3において、1は入力された濃淡画像で
あって、各枡目はこの濃淡画像1を構成する各画素を示
す。このディザ処理方法では、濃淡画像1の各構成画素
をm=0、n=0の位置から列方向へ全行にわたって順
次着目してゆき、各着目画素につき周辺の画像の濃度状
態に相応したディザマトリクスを、前記した3種類のデ
ィザマトリクスD1,D2,D3の中から選択した後、
各着目画素の画像データに対し、選択されたディザマト
リクスによりディザ処理を行って濃淡画像を2値化処理
する。
【0025】前記着目画素周辺の画像の濃度状態を検出
するのに、この実施例では、濃淡画像1上に縦横が2画
素×2画素の大きさの局所的なマスク6を設定してラス
タースキャンしており、各位置毎にマスク6内の特定位
置の画素2を着目画素とし、その着目画素2に隣接する
画素3,4,5の各画像データを用いて周辺の画像の濃
度状態を検出している。
【0026】図4に示す各ディザマトリクスD1,D
2,D3は4行×4列より成るもので、各行、各列の各
成分(数値)は着目画素の画像データを2値化するため
の2値化しきい値(階調値)を意味する。なおi,j
(ただしi,j=0〜3)はディザマトリクスの行およ
び列を示す。
【0027】前記濃淡画像1はディザマトリクスD1,
D2,D3のサイズ(4行×4列)に相当する縦横4画
素×4画素の領域7に区分され、各領域7に対し着目画
素周辺の画像の濃度状態に相応するいずれかディザマト
リクスD1,D2,D3を選択して当てはめ、着目画素
の画像データを、その着目画素の領域7内の位置に対応
する行および列の2値化しきい値によって2値化する。
【0028】例えば図3において、m=2、n=2の位
置の画素が着目画素2である場合に、図4(2)のディ
ザマトリクスD2が選択されると、着目画素2の画像デ
ータはディザマトリクスD2内のi=2、j=2の位置
の2値化しきい値「16」と比較されて2値化される。
【0029】図5は、上記したディザ処理方法を実施す
るのに用いられる濃淡画像のディザ処理装置10の構成
例を示すもので、その入力には画像濃度入力センサ9が
接続され、出力にはRS232Cなどの通信手段17を
介して表示装置16が接続される。
【0030】前記画像濃度入力センサ9はイメージスキ
ャナなどが装備するCCDカメラであって、対象物より
濃度情報を取り込んでA/D変換し、例えば各画素の画
素データが256階調の濃淡画像を生成してディザ処理
装置10へ出力する。前記表示装置16は、ディザ処理
装置10で得られた2値化出力に基づいて画像を復元す
る。
【0031】前記ディザ処理装置10は、濃度状態検出
部11,画像メモリ12,しきい値メモリ13,ディザ
マトリクス設定部14,2値化処理部15を含んでお
り、前記画像メモリ12には画像濃度入力センサ11よ
り入力した濃淡画像が記憶される。
【0032】濃度状態検出部11は、前記濃淡画像上に
前記マスク6を設定してラスタスキャンし、各位置毎に
前記マスク6内の画像の濃度状態を所定の画素の画像デ
ータを用いて検出する。しきい値メモリ13は3種類の
ディザマトリクスD1,D2,D3について、各ディザ
マトリクスの各成分D1(i,j),D2(i,j),
D3(i,j)を格納する。
【0033】ディザマトリクス設定部14は前記濃度状
態検出部11による検出値を入力してその検出値に相応
するいずれかディザマトリクスを選択し、その選択され
たディザマトリクスの該当行および列の成分(2値化し
きい値)をしきい値メモリ13より読み出す。2値化処
理部15は前記ディザマトリクス設定部14により読み
出された2値化しきい値により着目画素の画像データを
2値化する。
【0034】図6および図7は、上記したディザ処理装
置10によるディザ処理の制御手順をステップ1(図中
「ST1」で示す)〜ステップ18で示す。なお以下の
説明において、m,nは濃淡画像上の画素位置(行およ
び列)を計数する行カウンタおよび列カウンタの計数値
を、i,jはディザマトリクスの行および列を計数する
行カウンタおよび列カウンタの計数値を、それぞれ示
す。
【0035】まずステップ1〜3では各カウンタの計数
値m,n,i,jがそれぞれ「0」に初期化される。つ
ぎに濃淡画像上の(m,n)の位置(この場合、m=
0,n=0の位置)の画素を着目画素とし、その着目画
素の画像データX(m,n)が読み込まれて画像メモリ
12に格納される(ステップ4,5)。
【0036】つぎのステップ6では、図8に示す詳細な
手順(ステップ20〜ステップ28)を実行することに
より前記着目画素の画像データX(m,n)を2値化す
るための2値化しきい値T(m,n)が決定される。
【0037】図8において、まずステップ20では列カ
ウンタの計数値nが、続くステップ21では行カウンタ
mが、それぞれ「0」であるか否か、すなわち着目画素
が濃淡画像の0列目または0行目であるかを判定する。
この場合、ステップ20の判定が「YES」であるか
ら、ステップ27へ進むことになり、ディザマトリクス
設定部14は3種類のディザマトリクスD1,D2,D
3のうち、着目画素の周辺の明るさが中くらいである場
合に選択されるディザマトリクスD1を選択し、そのデ
ィザマトリクスD1の0行目および0列目の成分D1
(i,j)(この場合「232」)を現着目画素の2値
化しきい値T(m,n)としてしきい値メモリ13より
読み出す。
【0038】このようにして2値化しきい値T(m,
n)が決定されると、図6のステップ7において、着目
画素の画像データX(m,n)が前記2値化しきい値T
(m,n)以上であるか否かが判断され、もしその判定
が「YES」であれば、2値化処理部15は階調値「2
55」を、「NO」であれば階調値「0」を、それぞれ
2値化出力Y(m,n)として決定する(ステップ8,
9)。
【0039】つぎのステップ10では列カウンタの計数
値nがインクリメントされてつぎの列の画素(この場
合、m=0,n=1の位置の画素)が着目される。つぎ
のステップ11の「n<1152」の判定は「YES」
であるから、つぎにステップ12で列カウンタjがイン
クリメントされ(この場合j=1)、ステップ13の
「j<4」の判定が「YES」であるから、ステップ4
へ戻る。なお以後の処理において、計数値jが「4」に
達したときは、ステップ14で計数値jをクリアしてス
テップ4へ戻ることになる。
【0040】ステップ4,5でつぎの画素の画素データ
X(m,n)が読み込まれかつ画像メモリ12に格納さ
れた後、ステップ6で同様にして2値化しきい値T
(m,n)が決定されるが、1行目に各画素について
は、m=0であるから、ディザマトリクスD1が選択さ
れ、計数値i,jに対応する行および列の成分D1
(i,j)が2値化しきい値T(m,n)としてしきい
値メモリ13より読み出される。
【0041】濃淡画像の1行目についての処理が完了す
ると、ステップ11の「n<1152」の判定が「N
O」となってステップ15へ進み、行カウンタの計数値
mをインクリメントして2行目の処理へ移行することに
なる。
【0042】図7のステップ16は、行カウンタmの計
数値が「400」に達したか否かにより最終行の処理が
完了したか否かを判断するもので、ステップ16の「m
<400」の判定が「YES」であれば、ステップ17
で行カウンタの計数値iをインクリメントし、その計数
値iが「4」より小さければステップ3へ、「4」に達
しておればステップ2へ、それぞれ戻って同様の手順が
実行される。
【0043】いま着目画素の位置がm≠0,n≠0であ
るとき、図8のステップ20,21の判定はともに「N
O」となってステップ22へ進み、着目画素周辺の画像
の濃度Sを図2に示す着目画素2に隣接する各画素3,
4,5の画素データを加算することにより算出し、さら
に続くステップ23でステップ22での算出値を「4」
で割った値に「24」を加算した値を新たに着目画素周
辺の画像の濃度Sとする。
【0044】つぎのステップ24,25では、前記画像
の濃度Sを2個の階調値「160」「64」と比較して
おり、もしS>160であれば、着目画素の周辺は明る
いと判断してステップ24が「YES」となり、3種類
のディザマトリクスD1,D2,D3のうち、ディザマ
トリクスD3がディザマトリクス設定部13により選択
され、計数値i,jに対応する行および列の成分D3
(i,j)が2値化しきい値T(m,n)としてしきい
値メモリ13より読み出される(ステップ26)。
【0045】もし64<S≦160であれば、着目画素
の周辺の明るさは中くらいであると判断してステップ2
5が「YES」となり、3種類のディザマトリクスD
1,D2,D3のうち、ディザマトリクスD1がディザ
マトリクス設定部13により選択され、計数値i,jに
対応する行および列の成分D1(i,j)が2値化しき
い値T(m,n)としてしきい値メモリ13より読み出
される(ステップ27)。
【0046】もしS≦64であれば、着目画素の周辺は
暗いと判断してステップ24,25のいずれもが「N
O」となり、3種類のディザマトリクスD1,D2,D
3のうち、ディザマトリクスD2がディザマトリクス設
定部13により選択され、計数値i,jに対応する行お
よび列の成分D2(i,j)が2値化しきい値T(m,
n)としてしきい値メモリ13より読み出される(ステ
ップ28)。
【0047】図9は、この発明の第2実施例にかかるデ
ィザ処理方法を実施するのに用いられるディザ順序マト
リクスD´を示す。このディザ処理方法は、入力された
濃淡画像をディザ処理して2値画像を生成するのに、前
記濃淡画像を構成する画像を順次着目してゆき、各着目
画素周辺の画像の濃度状態に基づき図10(1)〜
(3)に示すようなディザマトリクスDを算定した後、
前記着目画素の画像データに対し、算定されたディザマ
トリクスDによりディザ処理を行って濃淡画像を2値化
処理するものである。
【0048】図9に示すディザ順序マトリクスD´は4
行×4列より成るもので、各行、各列の成分(数値)
は、詳細は後述するが、前記ディザマトリクスDの各成
分を算定するための配列順序を意味する。
【0049】図11は、上記第2実施例にかかるディザ
処理方法を実施するのに用いられる濃淡画像のディザ処
理装置10の構成例を示す。このディザ処理装置10で
は、図5に示す実施例のしきい値メモリ13に代わる構
成として、ディザ順序マトリクスD´の各成分D´
(i,j)が格納される配列順序メモリ18が設けてあ
る。ディザマトリクス設定部14は濃度状態検出部11
による検出値を入力し、その検出値に相応するディザマ
トリクスDを前記ディザ順序マトリクスD´の各成分D
´(i,j)を用いて算定する。なお濃度状態検出部1
1および画像メモリ12は図5の実施例と同様であり、
ここではその説明を省略する。
【0050】図11のディザ処理装置10も、前記した
図6および図7に示す手順に従ってディザ処理を行うも
ので、この実施例における図6のステップ6(2値化し
きい値T(m,n)の決定)の詳細な手順が図12のス
テップ30〜ステップ50で示してある。
【0051】図12において、まずステップ30では列
カウンタの計数値nが、続くステップ31では行カウン
タmが、それぞれ「0」であるか否か、すなわち着目画
素が濃淡画像の0列目または0行目であるかを判定す
る。
【0052】もしステップ30,31のいずれの判定も
「NO」であれば、ステップ32へ進み、着目画素周辺
の画像の濃度Sを図2に示す着目画素2に隣接する各画
素3,4,5の画素データを加算することにより算出す
る。またもしステップ30,31のいずれかの判定が
「YES」であれば、ステップ33へ進み、各画素3,
4,5の画像データが全て「128」であるとみなし、
着目画素周辺の画像の濃度SをS=128×3により算
出する。
【0053】つぎにステップ34では前記濃度Sを3で
割って平均濃度Sa を算出した後、続くステップ35で
前記ステップ32,33での算出値を「4」で割った値
に「24」を加算した値を新たに着目画素周辺の画像の
濃度Sとする。
【0054】つぎのステップ36,37では、前記濃度
Sを2個の階調値「160」「64」と比較しており、
もしS>160であれば、着目画素の周辺は明るいと判
断してステップ36が「YES」となり、前記平均濃度
a より大きい側の2値化しきい値の間隔Lu をつぎの
(1)式により、また平均濃度Sa より小さい側の2値
化しきい値の間隔Ld をつぎの(2)式により、それぞ
れ算出する(ステップ38,39)。
【0055】
【数1】
【0056】
【数2】
【0057】つぎのステップ40では、ディザ順序マト
リクスD´の計数値i,jに対応する行および列の成分
D´(i,j)が5以上か否かを判定しており、その判
定が「YES」であればつぎの(3)式により、またそ
の判定が「NO」であればつぎの(4)式により、それ
ぞれ2値化しきい値T(m,n)を算出する(ステップ
41,50)。
【0058】
【数3】
【0059】
【数4】
【0060】前記ステップ36,37において、もし6
4<S≦160であれば、着目画素の周辺の明るさは中
くらいであると判断してステップ37が「YES」とな
り、前記平均濃度Sa より大きい側の2値化しきい値の
間隔Lu をつぎの(5)式により、また平均濃度Sa
り小さい側の2値化しきい値の間隔Ld をつぎの(6)
式により、それぞれ算出する(ステップ42,43)。
【0061】
【数5】
【0062】
【数6】
【0063】つぎのステップ44では、ディザ順序マト
リクスD´の計数値i,jに対応する行および列の成分
D´(i,j)が8以上か否かを判定しており、その判
定が「YES」であればつぎの(7)式により、またそ
の判定が「NO」であれば前記の(4)式により、それ
ぞれ2値化しきい値T(m,n)を算出する(ステップ
45,50)。
【0064】
【数7】
【0065】前記ステップ36,37において、もしS
≦64であれば、着目画素の周辺は暗いと判断してステ
ップ36,37のいずれもが「NO」となり、前記平均
濃度Sa より大きい側の2値化しきい値の間隔Lu をつ
ぎの(8)式により、また平均濃度Sa より小さい側の
2値化しきい値の間隔Ld をつぎの(9)式により、そ
れぞれ算出する(ステップ46,47)。
【0066】
【数8】
【0067】
【数9】
【0068】つぎのステップ48では、ディザ順序マト
リクスD´の計数値i,jに対応する行および列の成分
D´(i,j)が10以上か否かを判定しており、その
判定が「YES」であればつぎの(10)式により、ま
たその判定が「NO」であれば前記の(4)式により、
それぞれ2値化しきい値T(m,n)を算出する(ステ
ップ49,50)。
【0069】
【数10】
【0070】図14(1)〜(3)は、この発明の第3
実施例にかかるディザ処理方法を実施するのに用いられ
る濃淡画像補正用のマトリクスM1〜M3を示す。この
ディザ処理方法は、入力された濃淡画像をディザ処理し
て2値画像を生成するのに、前記濃淡画像を構成する画
像を順次着目してゆき、各着目画素周辺の画像の濃度状
態に相応した濃淡画像補正用のマトリクスを、あらかじ
め用意した複数のマトリクスM1〜M3の中から選択し
た後、着目画素周辺の画像の濃度状態に応じて前記選択
されたマトリクスを用いて前記着目画素の画像データを
補正し、その補正された濃淡画像を2値化処理するもの
である。
【0071】図14に示す各マトリクスM1,M2,M
3は4行×4列より成るもので、各行、各列の各成分
(数値)は着目画素の画像データを補正するための補正
値を意味する。なおi,j(ただしi,j=0〜3)は
各マトリクスの列および行を示す。
【0072】図15は、上記したディザ処理方法を実施
するのに用いられる濃淡画像のディザ処理装置10の構
成例を示すもので、前記の各実施例と同様、その入力に
は画像濃度入力センサ9が接続され、出力にはRS23
2Cなどの通信手段17を介して表示装置16が接続さ
れる。
【0073】前記ディザ処理装置10は、濃度状態検出
部11,補正値メモリ19,加算値設定部20,補正処
理部21,2値化処理部15を含んでおり、濃度状態検
出部11は、前記濃淡画像上に前記マスク6を設定して
ラスタスキャンし、各位置毎に前記マスク6内の画像の
濃度状態を前記した所定の画素の画像データを用いて検
出する。
【0074】補正値メモリ19は3種類の濃淡画像補正
用のマトリクスM1,M2,M3について、マトリクス
の各成分M1(i,j),M2(i,j),M3(i,
j)を格納する。
【0075】加算値設定部20は前記濃度状態検出部1
1による検出値を入力してその検出値に相応するいずれ
か濃淡画像補正用のマトリクスを選択し、その選択され
たマトリクスの該当行および列の補正値を補正値メモリ
19より読み出すと共に、着目画素の画像データを補正
するための加算値を決定する。
【0076】補正処理部21は着目画素の画像データに
加算値設定部20で設定された加算値を加算して前記画
像データを補正処理し、2値化処理部15は前記補正処
理部21で補正された画像データを2値化処理する。
【0077】図16および図17は、上記したディザ処
理装置10によるディザ処理の制御手順をステップ1〜
ステップ18で示すもので、まずステップ1〜3では各
カウンタの計数値m,n,i,jがそれぞれ「0」に初
期化される。つぎに濃淡画像上の(m,n)の位置の画
素を着目画素とし、その着目画素の画像データX(m,
n)が読み込まれて画像メモリ12に格納される(ステ
ップ4,5)。
【0078】つぎのステップ6では、図18に示す詳細
な手順(ステップ20〜ステップ30)を実行すること
により前記着目画素の画像データX(m,n)を補正し
て、補正後の画像データX´(m,n)を得る。
【0079】図18において、まずステップ20では列
カウンタの計数値nが、続くステップ21では行カウン
タmが、それぞれ「0」であるか否か、すなわち着目画
素が濃淡画像の0列目または0行目であるかを判定す
る。
【0080】もしステップ20,21のいずれの判定も
「NO」であれば、ステップ22へ進み、着目画素周辺
の画像の濃度Sを図2に示す着目画素2に隣接する各画
素3,4,5の画素データを加算することにより算出す
る。またもしステップ20,21のいずれかの判定が
「YES」であれば、ステップ23へ進み、各画素3,
4,5の画像データが全て「128」であるとみなし、
着目画素周辺の画像の濃度SをS=128×3により算
出する。
【0081】つぎにステップ24では、着目画素の画像
データX(m,n)より前記濃度Sの平均値(S/3)
を減算して偏差Eを算出する。
【0082】つぎのステップ25,26では、前記濃度
の平均値(S/3)を2個の階調値「96」「160」
と比較しており、もし(S/3)<96であれば、着目
画素の周辺は暗いと判断してステップ25が「YES」
となり、加算値設定部20は3種類の濃淡画像補正用の
マトリクスM1,M2,M3のうち、着目画素の周辺が
暗い場合に選択されるマトリクスM2を選択し、そのマ
トリクスM2のi行目およびj列目の成分M2(i,
j)を補正値メモリ19より読み出した後、つぎの(1
1)式により着目画素の画像データを補正するための加
算値Nを算出する(ステップ27)。
【0083】
【数11】
【0084】前記ステップ25,26において、もし
(S/3)>160であれば、着目画素の周辺は明るい
と判断してステップ26が「YES」となり、加算値設
定部20は3種類の濃淡画像補正用のマトリクスM1,
M2,M3のうち、着目画素の周辺が明るい場合に選択
されるマトリクスM3を選択し、そのマトリクスM3の
i行目およびj列目の成分M3(i,j)を補正値メモ
リ19より読み出した後、つぎの(12)式により前記
加算値Nを算出する(ステップ28)。
【0085】
【数12】
【0086】前記ステップ25,26において、もし1
60≧S≧96であれば、着目画素の周辺の明るさは中
くらいであると判断してステップ25,26の判定がと
もに「NO」となり、加算値設定部20は3種類の濃淡
画像補正用のマトリクスM1,M2,M3のうち、着目
画素の周辺の明るさが中くらいである場合に選択される
マトリクスM1を選択し、そのマトリクスM1のi行目
およびj列目の成分M1(i,j)を補正値メモリ19
より読み出した後、つぎの(13)式により前記加算値
Nを算出する(ステップ29)。
【0087】
【数13】
【0088】このようにして着目画素の周辺の画像の明
るさに応じた加算値Nが算出されると、つぎのステップ
30で補正処理部21は着目画素の画像データX(m,
n)に前記加算値Nを加算することにより補正処理を行
い、補正後の画像データX´(m,n)を2値化処理部
15へ出力する。
【0089】つぎに図16のステップ7において、前記
補正後の画像データX´(m,n)が固定の2値化しき
い値「128」以上であるか否かが判断され、もしその
判定が「YES」であれば、2値化処理部15は階調値
「255」を、「NO」であれば階調値「0」を、それ
ぞれ2値化出力Y(m,n)として決定する(ステップ
8,9)。
【0090】以下のステップ10〜18はつぎの着目画
素へ移行する手順であって、前記した図7のステップ1
0〜ステップ18と同様であるから、ここでは説明を省
略する。
【0091】図19は、この発明の第4実施例にかかる
ディザ処理方法を実施するのに用いられる濃淡画像のデ
ィザ処理装置10の構成例を示す。このディザ処理方法
は、入力された濃淡画像をディザ処理して2値画像を生
成するのに、前記濃淡画像を構成する画像を順次着目し
てゆき、各着目画素周辺の画像の濃度状態、具体的に
は、図21に示すように、着目画素2の前後の画素3
0,31,32の画像データに基づき前記着目画素2の
画像データを補正し、その補正された濃淡画像を2値化
処理するものである。
【0092】図19のディザ処理装置10は、濃度状態
検出部11,補正値メモリ19,加算値設定部20,補
正処理部21,2値化処理部15を含んでおり、前記濃
度状態検出部11は前記着目画素2の周辺の濃度状態を
表すデータとして濃淡画像上の着目画素2の画像データ
と前後の各画素30,31,32の画像データとから分
散Vを算出する。
【0093】加算値設定部20は前記濃度状態検出部1
1による算出値を入力し、その算出値が所定の範囲の値
であるとき、その算出値に相応するいずれか濃淡画像補
正用のマトリクスを選択して、その選択されたマトリク
スの該当行および列の補正値を補正値メモリ19より読
み出すと共に、着目画素の画像データを補正するための
加算値を決定する。
【0094】図19のディザ処理装置10も、前記した
図16および図17に示す手順に従ってディザ処理を行
うもので、図16のステップ6(補正処理)の詳細な手
順が図20のステップ50〜57で示してある。
【0095】まず図20のステップ50で、濃度状態検
出部11は着目画素2の画像データおよび前後の画素3
0,31,32の各画像データより最大値Pmax を求
め、続くステップ51で最小値Pmin を求めた後、つぎ
のステップ52で前記最大値Pmax より最小値Pmin
減算することにより分散Vを算出する。
【0096】つぎのステップ53では、前記分散Vを2
個の階調値「24」「160」と比較しており、もしV
<24であれば、その着目画素の周辺は背景の画像部分
であると判断してステップ53が「YES」であり、ま
たはV>160であれば、その着目画素の周辺は文字な
どの画像部分であると判断してステップ54が「YE
S」であり、いずれの場合もステップ55へ進み、加算
値Nとして「0」を設定する。
【0097】もし前記分散Vが160≧V≧24であれ
ば、その着目画素の周辺は網点写真などの画像部分であ
ると判断してステップ53,54のいずれの判定も「N
O」であり、ステップ56へ進んで、前記した第3実施
例と同様の方法、すなわち濃淡画像補正用のいずれかマ
トリクスM1,M2,M3を用いて加算値Nを算出す
る。
【0098】このように加算値Nが決定されると、つぎ
のステップ57へ進み、補正処理部21は着目画素の画
像データX(m,n)に前記加算値Nを加算することに
より補正処理を行い、補正後の画像データX´(m,
n)を2値化処理部15へ出力する。
【0099】
【発明の効果】この発明は上記のように、濃淡画像を構
成する各画素周辺の画像の濃度状態に相応したディザ処
理を行うようにしたから、処理対象の画像に濃度の偏り
があっても、階調性をもった画像を復元することができ
る。
【0100】また請求項2および請求項7の発明では、
あらかじめ複数のディザマトリクスを用意してディザ処
理を行うようにしたから、いずれかディザマトリクスを
選択するだけで着目画素周辺の画像の濃度状態に相応し
たディザ処理が可能である。
【0101】さらに請求項3および請求項8の発明で
は、その都度ディザマトリクスを算定するようにしたか
ら、複数種のディザマトリクスをあらかじめ用意してお
く必要がない。
【0102】さらにまた請求項4および請求項9の発明
では、着目画素周辺の濃度状態に基づき着目画素の画素
データを補正するようにしたから、規則的な周期性を有
する濃淡画像を取り込んだ場合でも、解像度を落とすこ
となく、モアレの発生を防いだ濃淡画像のディザ処理が
可能である。
【0103】さらにまた請求項5および請求項10の発
明では、あらかじめ複数種の濃淡画像補正用のマトリク
スを用意して濃淡画像の補正処理を行うようにしたか
ら、いずれかマトリクスを選択するだけで着目画素周辺
の画像の濃度状態に相応した補正処理が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のディザ処理方法の原理説明図であ
る。
【図2】着目画素と周辺の画素との位置関係を示す説明
図である。
【図3】ディザマトリクスを用いたディザ処理方法の原
理説明図である。
【図4】ディザマトリクスの具体例を示す説明図であ
る。
【図5】ディザ処理装置の第1実施例の構成を示すブロ
ック図である。
【図6】図5のディザ処理装置によるディザ処理の制御
手順を示すフローチャートである。
【図7】図5のディザ処理装置によるディザ処理の制御
手順を示すフローチャートである。
【図8】図6のステップ6の詳細な手順を示すフローチ
ャートである。
【図9】ディザ順序マトリクスを示す説明図である。
【図10】ディザマトリクスの具体例を示す説明図であ
る。
【図11】ディザ処理装置の第2実施例の構成を示すブ
ロック図である。
【図12】図11のディザ処理装置によるディザ処理の
制御手順を示すフローチャートである。
【図13】図11のディザ処理装置によるディザ処理の
制御手順を示すフローチャートである。
【図14】濃淡画像補正用のマトリクスの具体例を示す
説明図である。
【図15】ディザ処理装置の第3実施例の構成を示すブ
ロック図である。
【図16】図15のディザ処理装置によるディザ処理の
制御手順を示すフローチャートである。
【図17】図15のディザ処理装置によるディザ処理の
制御手順を示すフローチャートである。
【図18】図15のステップ6の詳細な手順を示すフロ
ーチャートである。
【図19】ディザ処理装置の第4実施例の構成を示すブ
ロック図である。
【図20】図19のディザ処理装置によるディザ処理の
制御手順を示すフローチャートである。
【図21】第4実施例における着目画素と周辺の画素と
の位置関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 濃淡画像 2 着目画素 3,4,5 周辺の画素 9 画像濃度入力センサ 10 ディザ処理装置 11 濃度状態検出部 13 しきい値メモリ 14 ディザマトリクス設定部 15 2値化処理部 18 配列順序メモリ 19 補正値メモリ 20 加算値設定部 21 補正処理部 D1,D2,D3,D ディザマトリクス M1,M2,M3 濃淡画像補正用のマトリクス

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された濃淡画像をディザ処理して2
    値画像を生成する濃淡画像のディザ処理方法において、 前記濃淡画像を構成する画素を順次着目してゆき、各着
    目画素の画像データに対し、その着目画素周辺の画像の
    濃度状態に相応したディザ処理を行って濃淡画像を2値
    化処理することを特徴とする濃淡画像のディザ処理方
    法。
  2. 【請求項2】 入力された濃淡画像をディザ処理して2
    値画像を生成する濃淡画像のディザ処理方法において、 前記濃淡画像を構成する画像を順次着目してゆき、各着
    目画素周辺の画像の濃度状態に相応したディザマトリク
    スを、あらかじめ用意した複数のディザマトリクスの中
    から選択した後、前記着目画素の画像データに対し、選
    択されたディザマトリクスによりディザ処理を行って濃
    淡画像を2値化処理することを特徴とする濃淡画像のデ
    ィザ処理方法。
  3. 【請求項3】 入力された濃淡画像をディザ処理して2
    値画像を生成する濃淡画像のディザ処理方法において、 前記濃淡画像を構成する画像を順次着目してゆき、各着
    目画素周辺の画像の濃度状態に基づきディザマトリクス
    を算定した後、前記着目画素の画像データに対し、算定
    されたディザマトリクスによりディザ処理を行って濃淡
    画像を2値化処理することを特徴とする濃淡画像のディ
    ザ処理方法。
  4. 【請求項4】 入力された濃淡画像をディザ処理して2
    値画像を生成する濃淡画像のディザ処理方法において、 前記濃淡画像を構成する画像を順次着目してゆき、各着
    目画素周辺の画像の濃度状態に基づき前記着目画素の画
    像データを補正し、その補正された濃淡画像を2値化処
    理することを特徴とする濃淡画像のディザ処理方法。
  5. 【請求項5】 入力された濃淡画像をディザ処理して2
    値画像を生成する濃淡画像のディザ処理方法において、 前記濃淡画像を構成する画像を順次着目してゆき、各着
    目画素周辺の画像の濃度状態に相応した濃淡画像補正用
    のマトリクスを、あらかじめ用意した複数のマトリクス
    の中から選択した後、着目画素周辺の画像の濃度状態に
    応じて前記選択されたマトリクスを用いて前記着目画素
    の画像データを補正し、その補正された濃淡画像を2値
    化処理することを特徴とする濃淡画像のディザ処理方
    法。
  6. 【請求項6】 入力された濃淡画像をディザ処理して2
    値画像を生成する濃淡画像のディザ処理装置において、 前記濃淡画像上に局所的なマスクを設定して移動させつ
    つ各位置毎に前記マスク内の画像の濃度状態を検出する
    濃度状態検出手段と、 前記マスク内の着目画素の画像データに対し、前記濃度
    状態検出手段で検出された濃度状態に相応したディザ処
    理を行って濃淡画像を2値化処理する2値化処理手段と
    を備えて成る濃淡画像のディザ処理装置。
  7. 【請求項7】 入力された濃淡画像をディザ処理して2
    値画像を生成する濃淡画像のディザ処理装置において、 複数のディザマトリクスを記憶させる記憶手段と、 前記濃淡画像上に局所的なマスクを設定して移動させつ
    つ各位置毎に前記マスク内の画像の濃度状態を検出する
    濃度状態検出手段と、 前記濃度検出手段で検出された濃度状態に相応するディ
    ザマトリクスを選択して前記記憶手段より読み出す選択
    手段と、 前記マスク内の着目画素の画像データに対し、前記選択
    手段により読み出されたディザマトリクスによりディザ
    処理を行って濃淡画像を2値化処理する2値化処理手段
    とを備えて成る濃淡画像のディザ処理装置。
  8. 【請求項8】 入力された濃淡画像をディザ処理して2
    値画像を生成する濃淡画像のディザ処理装置において、 前記濃淡画像上に局所的なマスクを設定して移動させつ
    つ各位置毎に前記マスク内の画像の濃度状態を検出する
    濃度状態検出手段と、 前記濃度状態検出手段で検出された濃度状態に基づきデ
    ィザマトリクスを算定するディザマトリクス算定手段
    と、 前記マスク内の着目画素の画素データに対し、前記ディ
    ザマトリクス算定手段で算定されたディザマトリクスに
    よりディザ処理を行って濃淡画像を2値化処理する2値
    化処理手段とを備えて成る濃淡画像のディザ処理装置。
  9. 【請求項9】 入力された濃淡画像をディザ処理して2
    値画像を生成する濃淡画像のディザ処理装置において、 前記濃淡画像上に局所的なマスクを設定して移動させつ
    つ各位置毎に前記マスク内の画像の濃度状態を検出する
    濃度状態検出手段と、 前記濃度状態検出手段で検出された濃度状態に基づき前
    記マスク内の着目画素の画素データを補正する画像補正
    手段と、 前記画像補正手段により補正された濃淡画像を2値化処
    理する2値化処理手段とを備えて成る濃淡画像のディザ
    処理装置。
  10. 【請求項10】 入力された濃淡画像をディザ処理して
    2値画像を生成する濃淡画像のディザ処理装置におい
    て、 複数の濃淡画像補正用のマトリクスを記憶させる記憶手
    段と、 前記濃淡画像上に局所的なマスクを設定して移動させつ
    つ各位置毎に前記マスク内の画像の濃度状態を検出する
    濃度状態検出手段と、 前記濃度検出手段で検出された濃度状態に相応する濃淡
    画像補正用のマトリクスを選択して前記記憶手段より読
    み出す選択手段と、 前記濃度検出手段で検出された濃度状態に応じて前記選
    択手段により読み出されたマトリクスを用いて前記マス
    ク内の着目画素の画像データを補正する画像補正手段
    と、 前記画像補正手段により補正された濃淡画像を2値化処
    理する2値化処理手段とを備えて成る濃淡画像のディザ
    処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011188233A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Ricoh Co Ltd 擬似中間調処理装置、画像形成システム
US8559083B2 (en) 2010-04-12 2013-10-15 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus in which intermediate gradation reproducibility is enhanced
US8564839B2 (en) 2010-10-07 2013-10-22 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Electrophotographic image forming apparatus that selects a screen from a plurality of screens based on distance between toner adhesion or non-adhesion regions

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