JPH05328091A - 画像編集装置 - Google Patents

画像編集装置

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JPH05328091A
JPH05328091A JP4124426A JP12442692A JPH05328091A JP H05328091 A JPH05328091 A JP H05328091A JP 4124426 A JP4124426 A JP 4124426A JP 12442692 A JP12442692 A JP 12442692A JP H05328091 A JPH05328091 A JP H05328091A
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JP
Japan
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trimming
image
area
aspect ratio
film
Prior art date
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Pending
Application number
JP4124426A
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English (en)
Inventor
Shoji Imaizumi
祥二 今泉
Kenichi Muroki
賢一 室木
Keiji Kusumoto
啓二 楠本
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は写真フィルムの画像を読み取って画像
信号を出力するフィルムスキャナなどとして利用される
画像編集装置に関し、トリミング画像をハードコピーの
ために出力した場合に、出力用紙の印字可能領域に空白
部分ができてしまうことなく、出力用紙の印字可能領域
の全面にトリミング画像を形成すること目的とする。 【構成】入力画像に対するトリミング領域の設定が可能
であり、設定されたトリミング領域内の画像であるトリ
ミング画像を指定された出力用紙領域内に入るように変
倍して出力することが可能に構成された画像編集装置に
おいて、トリミング領域を示すトリミング枠TFDの縦
横比のデフォルト値を指定された出力用紙の印字可能領
域の縦横比と等しく設定するトリミング領域デフォルト
設定手段を有して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真フィルムの画像を
読み取って画像信号を出力するフィルムスキャナなどと
して利用される画像編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルムスキャナは、写真フィルム(以
下「フィルム」という)から原画像(以下フィルム画
像」という)を光学的に読み取って画像信号として出力
する装置であり、読み取ったフィルム画像に対して、ト
リミング(画像の一部の抽出)、拡大、又は縮小などの
画像編集が可能なように構成されている。
【0003】一般に、このようなフィルムスキャナはカ
ラープリンタと組み合わせて用いられ、フィルムスキャ
ナから出力される画像信号に基づいて、フィルム画像に
対応したハードコピー画像が形成される。
【0004】従来のフィルムスキャナにおいて、トリミ
ングを行う際の手順は次の通りである。つまり、まずト
リミング領域の設定を行うために、オペレータは、ディ
スプレイ装置の画面上にフィルム画像を表示させた状態
で操作パネル上のトリミングキーを押下する。そうする
と、トリミングモードが設定され、トリミング領域の輪
郭を示す一定のサイズの枠線(以下「トリミング枠」と
いう)が画面上の中央部にフィルム画像に重ねて表示さ
れる。
【0005】次に、オペレータは、必要に応じて、トリ
ミング領域の拡張又は縮小を指示するためのキー、及び
トリミング領域を上下左右の各方向に移動させるための
4個のキーを適宜用い、画面を見ながらトリミング領域
が所望の大きさ及び位置となるように設定変更する。
【0006】その後、オペレータが画像信号の出力を指
示するためのキーを押下すると、トリミング画像に変倍
処理を施した画像信号が出力され、これに基づいて出力
用紙上にハードコピー画像が形成される。
【0007】このように、従来のフィルムスキャナにお
いては、トリミングの操作中にフィルム画像とトリミン
グ枠とからなるトリミング編集用画面がディスプレイ装
置の画面上に表示されるので、この画面上でトリミング
領域を決定する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来におい
ては、トリミング領域の設定に当たり、トリミング領域
のサイズと出力用紙のサイズとの関係を示唆する表示が
無いため、トリミング領域が出力用紙のサイズとは何ら
の関係もなく設定されることとなる。
【0009】したがって、通常、トリミング領域と出力
用紙とが相似形とはならないので、トリミング画像の縦
又は横が出力用紙の印字可能領域いっぱいとなるように
変倍処理を施した場合であっても、出力用紙上に形成さ
れたハードコピー画像(トリミング画像)は出力用紙の
印字可能領域の全面に形成されず、出力用紙の縦又は横
に空白部分ができてしまうという問題があった。
【0010】特にフィルム画像にあっては、縦横比が1
対1.5、1対1.25などであり、これらは一般に用
いられる出力用紙(定型用紙)の縦横比である1対1.
41とは相違するため、上述のような空白部分の生じる
ことが避けられなかった。
【0011】本発明は、上述の問題に鑑み、トリミング
画像をハードコピーのために出力した場合に、出力用紙
の印字可能領域に空白部分ができてしまうことなく、出
力用紙の印字可能領域の全面にトリミング画像を形成す
ることを可能にすることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る装
置は、上述の課題を解決するため、入力画像に対するト
リミング領域の設定が可能であり、設定されたトリミン
グ領域内の画像であるトリミング画像を指定された出力
用紙領域内に入るように変倍して出力することが可能に
構成された画像編集装置において、前記トリミング領域
の縦横比のデフォルト値を前記指定された出力用紙の印
字可能領域の縦横比と等しく設定するトリミング領域デ
フォルト設定手段を有して構成される。
【0013】請求項2の発明に係る装置は、前記トリミ
ング領域デフォルト設定手段によって設定されたトリミ
ング領域の大きさをその縦横比を一定に保持した状態で
変更するためのトリミング領域変更手段を有して構成さ
れる。
【0014】請求項3の発明に係る装置は、前記入力画
像及び入力画像に対するトリミング領域表示とからなる
トリミング編集用画面を表示するディスプレイ装置を有
しており、前記トリミング編集用画面においてトリミン
グ領域の縦横比を数値で表示する縦横比表示手段が設け
られて構成される。
【0015】
【作用】トリミング領域デフォルト設定手段によって、
トリミング領域の縦横比のデフォルト値が指定された出
力用紙の印字可能領域の縦横比と等しく設定される。設
定されたトリミング領域は、トリミング領域変更手段に
よって、その縦横比を一定に保持した状態で大きさが変
更される。
【0016】また、ディスプレイ装置を有した場合にお
いて、その画面にはトリミング編集用画面が表示され、
そのトリミング編集用画面には、縦横比表示手段によっ
てトリミング領域の縦横比が数値で表示される。
【0017】
【実施例】図1は本発明に係るフィルムスキャナ1の概
観を示す正面図、図2はフィルムスキャナ1の本体11
に設けられたトロッコ22の正面図、図3は種々のフィ
ルムキャリアFCの正面図、図4は操作パネルOPの正
面図、図5は内部パネルIPの正面図、図6は画面HG
の表示例を示す図である。
【0018】フィルムスキャナ1は、フィルム画像を読
み取るための光学系及び画像データを処理するための制
御部などを内部に配した本体11と、読み取った画像を
画面HG上に表示するディスプレイ装置12とからな
る。本体11の上面には操作パネルOPが設けられてい
る。
【0019】本体11には、その上部に設けられたフィ
ルム装着部21に、トロッコ22が左右に移動可能に配
置されており、そのトロッコ22内にフィルムFを装着
したフィルムキャリアFCが挿入されている。
【0020】図2に示すように、トロッコ22には、フ
ィルムキャリアFCの有無を検出するためのキャリア検
出センサー51、フィルムキャリアFCの種類を検出す
るための種類検出センサー52a,52bが設けられて
いる。また、本体11には、トロッコ22に設けられた
穴を透過してフィルムキャリアFCの位置を検出するた
めの位置検出センサー53が設けられている。これらの
センサーは、例えば透過型のフォトセンサーが用いられ
る。
【0021】図3(a)〜(d)に示すように、フィル
ムキャリアFCには、4×5インチサイズのフィルムF
1のためのフィルムキャリアFC1、6センチサイズの
フィルムF2のためのフィルムキャリアFC2、35ミ
リサイズの連続フィルムF3のためのフィルムキャリア
FC3、及び35ミリサイズのマウントフィルムF4の
ためのフィルムキャリアFC4の4種類があり、それぞ
れ、その種類を検出するための種類検出穴55及び各フ
ィルムFの位置決めのための位置検出穴56などが設け
られている。
【0022】図4に示すように、操作パネルOPは、画
面HG上に表示されるカーソルを移動させるためのトラ
ックボール71、カーソルにより指示されたボタンZの
入力のためのエンターキー72、フィルム画像を読み取
って画面HGに表示させるための画像入力キー73、外
部のカラープリンタによるプリントアウトを指示するた
めのプリントキー74、及び、画像の読み取りやプリン
トアウトを中止させるためのストップキー75が配置さ
れている。
【0023】本体11の内部には、図示しないカバーを
開けることによって操作可能な内部パネルIPが設けら
れている。内部パネルIPは、図5に示すように、ユー
ザーチョイスモードの設定を指示するユーザーチョイス
キー81、サービスマンモードの設定を指示するサービ
スマンキー82、トータルプリント枚数の表示を指示す
るトータルチェックキー83、トラブル状態を解除する
トラブルリセットキー84、初期設定を行うイニシャル
キー85、CPUをリセットするCPUリセットキー8
6、及び、仕向けを表す仕向けコードキー87が設けら
れている。
【0024】ディスプレイ装置12の画面HGにも、操
作用の各種ボタンZが表示される。画面HGは、図6
(a)に示されるように、基本的には中央部の画像表示
領域E1とその周囲の操作用表示領域E2とからなる。
【0025】画像表示領域E1には、電源投入後の初期
状態では空白が表示され、画像入力キー73の押下(オ
ン)によってフィルム画像を読み取った後は、そのフィ
ルム画像又は編集された画像が表示される。操作用表示
領域E2には、各種のボタンZ及び表示部Yが表示され
る。図6(a)に示すボタンZ及び表示部Yの機能は次
のとおりである。
【0026】すなわち、画像調整ボタンZ1によりサブ
メニューが表示され、カラーバランスなどの画像調整が
設定可能となる。トリミングボタンZ2によりトリミン
グモードが設定される。拡大連写ボタンZ3により拡大
連写モードが設定され、サブメニューによって出力サイ
ズが設定可能となる。縮小連写ボタンZ4により縮小連
写モードが設定される。出力確認ボタンZ5により、プ
リントアウトされる画像と用紙との関係を確認するため
の確認画面が表示される。出力サイズボタンZ6により
プリンタの用紙サイズ(出力用紙サイズ)を設定するた
めのサブメニューが表示される。リセットボタンZ7に
より、設定されているモードを解除して初期化する。枚
数設定ボタンZ8によりプリント枚数(コピー枚数)を
設定する。
【0027】なお、拡大連写モードでは、1つのフィル
ム画像を拡大して複数枚の用紙に分けてプリントアウト
し、縮小連写モードでは、同一の複数個のフィルム画像
又はそのトリミング画像を1枚の用紙に並べてプリント
アウトする。
【0028】また、メッセージ表示部Y1には、装着さ
れているフィルムFの種類、プリントアウト用紙のサイ
ズ、及びその他のメッセージが表示される。枚数表示部
Y2にはプリント枚数が表示される。
【0029】さらに、操作用表示領域E2の右方の空い
た部分には、図6(b)に示されるようなサブメニュー
によるボタンZが表示されることがある。ボタンZ11
〜Z14については後述する。
【0030】画面HGには、画像やボタンZなどととも
にカーソルCUが表示される。オペレータは、操作パネ
ルOP上のトラックボール71によりカーソルCUを画
面HG上の任意の位置に移動させ、エンターキー72を
オンして位置を指定することにより、ボタンZの入力又
は画像に対する領域指定を行うことができる。
【0031】図示は省略したが、本体11に内蔵された
光学系は、ハロゲンランプを有したランプユニット、副
走査方向に移動してスキャンを行う複数のミラー、固定
ミラー、レンズ、光学フィルター、及び、フィルム画像
をR,G,Bの3色に色分解して読み取るためのCCD
アレイからなる1次元のイメージセンサーISなどから
構成されている。
【0032】図7はフィルムスキャナ1の制御部200
の構成を示すブロック図である。制御部200は、フィ
ルムスキャナ1の全体を制御するCPU201、及びデ
ィスプレイ装置12により表示される画像のための制御
を行う表示コントローラ(AGDC)231を有してい
る。
【0033】CPU201には、CPUデータバス20
4を介して、制御のプログラム及びテーブルTB2など
を格納したプログラムROM202、プログラムを実行
する上で必要な変数その他のデータを一時的に記憶する
RAM203、信号の入出力のための入出力インタフェ
ース210、プリンタとの通信のための通信ポート21
1、イメージセンサーISで読み取った画像信号の入力
処理を行うための画像入力部221、画像入力部221
で入力処理された画像データを記憶するための入力画像
メモリ212、及び、プリントアウトのための画像デー
タの編集処理を行う画像出力部222などが接続されて
いる。
【0034】入出力インタフェース210には、操作パ
ネルOP、内部パネルIP、各種センサー50の他、モ
ータ、フィルタ、レンズ、及びミラーに対する各駆動回
路、ランプ制御回路、その他の回路などが接続されてい
る。
【0035】表示コントローラ231には、AGDCデ
ータバス205を介して、漢字ROM232、VRAM
(ビデオRAM)240、及びVRAM240に記憶さ
れた画像データに対してディスプレイ装置12に表示す
るための編集処理を行う表示出力部250などが接続さ
れている。
【0036】VRAM240は、色分解されたR,G,
Bの各色の画像データのための3個のイメージプレー
ン、及び、ボタンZなどの固定表示要素及びカーソルや
トリミング枠などの移動表示要素のための2個のキャラ
クタプレーンC1,C2の合計5個のプレーンを有して
いる。
【0037】VRAM240のR,G,Bの各イメージ
プレーンには、入力画像メモリ212に記憶されている
画像データが表示コントローラ231の制御によって転
送されて記憶されるが、その際に、CPU201からの
指令に応じて、画像データの一部の切り出し、拡大、又
は縮小などが行われる。
【0038】図8は制御部200のうちの画像処理部3
00をデータの流れに沿って示したブロック図である。
画像処理部300は、上述の画像入力部221、画像出
力部222、表示出力部250、及びメモリ307から
構成されている。
【0039】画像入力部221は、R,G,Bの各色毎
の画像信号に対する増幅変換部301、位置補正部30
2、ルックアップテーブル303、ガンマ補正部304
を有している。
【0040】増幅変換部301は、DA変換器323か
ら出力される電圧信号によって増幅率が設定されるビデ
オアンプ321、量子化を行って画像データに変換する
AD変換器322、AD変換器322にリファレンス電
圧を与えるDA変換器325、DA変換器325に対し
てシェーディング補正用のデータを画素クロックに同期
して出力する補正用メモリ324を有している。
【0041】DA変換器323には、CPUデータバス
204を介してCPU201から増幅率に関するデータ
が入力されている。このデータとして、増幅率が所定値
に設定されている状態で、予備走査によって読み取った
所定数の画像データを基に、R,G,Bの各色成分毎の
最大値及び最小値が予め抽出され、その最大の値から、
最大値が所定値となるような増幅率が求められ、求めら
れた増幅率が設定される。ビデオアンプ321によっ
て、フィルムFの種類の相違によるR,G,B各色間の
感度及び露光条件の相違が補正可能となる。
【0042】位置補正部302は、イメージセンサーI
SのR,G,B間の位置の相違を補正する。つまり、イ
メージセンサーISは、R,G,Bの各色の1ライン分
の画素列が互いに所定の間隔で平行に配置されているの
で、その間隔に相当する分だけ画像データを遅延させる
ことによって位置合わせを行う。
【0043】ルックアップテーブル303には、CPU
データバス204を介してCPU201からデータが書
き込まれ、入力データに対する出力データの振幅を一定
にするような正規化処理が行われる。上述のビデオアン
プ321の動作と合わせることによって、フィルムFの
種類及び露光条件の相違の補正が特別のメモリを要する
ことなく可能となる。なお、これらの補正は、ポジフィ
ルムの場合には行われないよう、またネガフィルムであ
ってもR,G,Bの最大値及び最小値のバランスが所定
範囲を越える場合には行われないよう、CPU201に
よって制御されている。
【0044】ガンマ補正部304では、フィルムFのネ
ガポジの相違によるデータの補正処理、ガンマ補正処
理、及びネガポジ反転処理などが行われる。ガンマ補正
部304から出力される画像データVD4は画像出力部
222及びメモリ307に入力される。
【0045】画像出力部222においては、色調整部3
05によって、カラーCRTを利用した色調整処理のフ
ィードバック、及び出力する画像データをプリンタに合
わせるための補正処理が行われ、また、変倍移動部30
6によって、画像データの主走査方向の電気的変倍処
理、及び移動処理が行われる。
【0046】メモリ307は、図7に示す入力画像メモ
リ212、VRAM240、及びこれらの間のデータ転
送を行う表示コントローラ231が組み合わせられたも
のである。すなわち、画像入力部221から出力される
画像データVD4は、まず、そのまま入力画像メモリ2
12に記憶される。入力画像メモリ212に記憶された
画像データは、イメージセンサーISによって次の新し
い画像を読み取るまでそのまま保持される。そして、ト
リミング、変倍、移動などの編集処理の内容に応じて、
入力画像メモリ212に記憶された画像データの一部又
は全部が、適当な倍率に拡大又は縮小されてVRAM2
40に転送され、転送されたデータが必要に応じて読み
出され、画像データVD7として表示出力部250に出
力される。
【0047】表示出力部250においては、色調整部3
08によって、カラーCRTを利用した色調整処理のフ
ィードバック、及び出力する画像データをディスプレイ
装置12に合わせるための補正処理が行われ、合成部3
09によってVRAM240の各プレーンの画像データ
を合成する処理が行われ、DA変換器310によってア
ナログ信号に変換され、R,G,Bの各色の映像信号が
ディスプレイ装置12に出力される。
【0048】以上のように構成されたフィルムスキャナ
1の基本的な操作としては、単にフィルム画像のプリン
トアウトを行う場合には、フィルムFを装着した後にプ
リントキー74をオンする。これにより、フィルム画像
の読み取りが行われ、フィルム画像に対応した画像情報
が外部のプリンタへ出力される。この場合には読み取っ
た画像の表示は行われない。
【0049】また、プリントアウトに先立って出力画像
のモニタを行う場合、又はトリミング、拡大、縮小、又
は色調の調整などの画像編集を行う場合には、フィルム
Fを装着した後に画像入力キー73をオンする。これに
より、フィルム画像の読み取りが行われ、読み取った画
像がディスプレイ装置12の画面HG上に表示される。
表示された画像を見ながら画像編集の設定操作などを行
った後、プリントキー74をオンすると、改めてフィル
ム画像が読み取られるとともに、読み取られた画像デー
タに対して、設定された編集処理が行われてプリントア
ウトされる。
【0050】なお、本実施例のフィルムスキャナ1にお
いては、カーソルCUが画像表示領域E1内にあるとき
には、トリミングボタンZ2を入力したと同じ効果が生
じてトリミングモードが設定される。つまり、カーソル
CUを画像表示領域E1内に移動させるだけで、自動的
にトリミングモードが設定されてトリミング領域の指定
が可能な状態になり、カーソルCUを画像表示領域E1
の外(すなわち操作用表示領域E2)に移動させるとト
リミングモードが解除され、各ボタンZの選択が可能な
状態になる。
【0051】また、カーソルCUは、画像表示領域E1
内にあるときには十字形状などのトリミングモード用の
形状に表示され、操作用表示領域E2内にあるときには
モード選択用の矢印形状に表示される。これによって、
トリミングモードであるか否かをオペレータが容易に認
識可能である。
【0052】ここで、トリミングモードに係わる操作の
手順について説明する。オペレータは、フィルム画像に
対してトリミングを行いたい場合には、上述したように
画面HG上の画像表示領域E1にフィルム画像を表示さ
せた後、トラックボール71及びエンターキー72を用
い、2点を指定することによってトリミング領域を指定
する。
【0053】すなわち、まず、図9(a)に示すよう
に、トリミング領域の1つの頂点である点P1にカーソ
ルCUを移動させてエンターキー72をオンする。その
後、カーソルCUを移動させると、図9(b)に示すよ
うに、点P1とカーソル位置とを対角点とする四角形の
トリミング枠TFが表示される。トリミング枠TFはカ
ーソルCUの移動に応じて変形する。
【0054】そこで、トリミング枠TFをトリミングし
たい領域と一致させた状態でエンターキー72をオンす
る。これにより、トリミング枠TFで囲まれた領域をト
リミング領域として指定したことになる。
【0055】その後、トリミング領域の位置を変更した
い場合には、カーソルCUをトリミング枠TF内に表示
させた状態でエンターキー72をオンする。そうすると
トリミング枠TFの移動が可能な状態となるので、この
状態でトラックボール71を操作することにより、トリ
ミング枠TFは変形することなくカーソルCUに連動し
て移動する。オペレータは、トリミング枠TFを適宜移
動させ、これによってトリミング領域を任意の位置に決
定する。
【0056】トリミング領域を決定すると、トリミング
された画像(トリミング画像)を確認するために、出力
確認ボタンZ5の入力を行って出力確認モードとする。
そうすると、入力画像メモリ212に記憶された画像デ
ータのうち、トリミング領域に対応する部分のデータが
VRAM240に転送され、それが画面HGに表示され
る。
【0057】このとき、例えばノーマルコピー画像表示
のときには、画面HGの画像表示領域E1内に指定され
た出力用紙が白色で表示され、その用紙の中央にトリミ
ング画像が配置されて表示される。用紙が定型用紙であ
る場合には、トリミング画像が用紙内において最大とな
るように自動的に変倍されて表示される。したがって、
トリミング領域の大きさを変更した場合には、倍率(変
倍率)Mが自動的に変更される。また用紙サイズを変更
した場合には、倍率M及びトリミング画像のサイズがそ
れに連動して自動的に変更される。なお、トリミング画
像の出力サイズ又は倍率Mを指定した場合にはそれに応
じたサイズで表示される。
【0058】本実施例のフィルムスキャナ1において、
イメージセンサーISによって読み取られたフィルム画
像は、フィルムの種類に関係なく、縦(主走査方向)4
096ドット、横(副走査方向)6144ドットの画素
を有しており、その縦横比RSは1対1.5である。こ
れに対して、定型用紙の縦横比RSは1対1.41であ
るので、トリミングを行わない場合であっても、フィル
ム画像のうちの横方向の中央部の5776ドット分に対
応する部分のみがプリントされ、両端部の横方向のそれ
ぞれ184ドット分は削除される。
【0059】プリントアウト時における倍率Mは、読み
取られたフィルム画像の画素に対して電気的変倍を行う
ことなく、つまりフィルム画像の1画素をプリンタの1
ドットに対応させてプリントアウトしたときを等倍とし
ている。したがって、例えば400dpiのプリンタに
よってフィルム画像を等倍でプリントアウトすると、フ
ィルムの種類(大きさ)に関係なく約260×368m
mの画像となる。なお、フィルムFの種類に応じて、す
なわちフィルムFのサイズに応じて光学系の倍率は可変
される。
【0060】これに対して、画面HGへの表示用の倍率
(表示用倍率:Mdisp)は、用紙上のサイズ(m
m)に対する画面HG上の画素数(ドット)の比率(ド
ット/mm)で表される。
【0061】さて、トリミングモードにおいては、読み
取ったフィルム画像を画面HGに表示する際に、後述す
るトリミング枠デフォルト設定処理により初期設定され
たトリミング枠が同時に表示される。
【0062】この初期設定されるトリミング枠は、指定
された出力用紙の印字可能領域の縦横比RSと等しい縦
横比RSのトリミング領域をデフォルト値(初期値)と
して表示するものである。また、デフォルト値のトリミ
ング領域は、その縦横比RSを一定に保持した状態で、
その大きさを変更することが可能である。
【0063】これは、フィルム画像の縦横比RSと出力
用紙(定型用紙)上の印字可能領域の縦横比RSとが異
なるため、印字可能領域の全面を満たすようなトリミン
グを行って印字可能領域に画像が形成されない空白部分
が生じるのを防止するためである。
【0064】図10は種々の出力用紙に対するデフォル
ト値のトリミング枠TFDの設定状態を示す図、図11
は種々のフィルムと出力用紙とに対するデフォルト値の
トリミング枠TFD4〜9の設定状態を示す図である。
【0065】図10に示すように、35ミリサイズのフ
ィルムF3の画像が表示され、出力用紙としてA3Tが
指定されたときは、画像表示領域E1よりも副走査方向
(画面の横方向)に僅かに短くなって当該出力用紙に対
応したトリミング枠TFD1が表示される。また、出力
用紙としてA4T又はリーガルが指定されたときは、そ
れぞれの出力用紙に対応するトリミング枠TFD2,3
が表示される。
【0066】また、図11(a)(b)に示すように、
35ミリサイズのフィルムF3の画像が表示され、縦横
比RSが0.666よりも大きい出力用紙が指定された
場合にはデフォルト値のトリミング枠TFD4は副走査
方向に小さくなり、縦横比RSが0.666よりも小さ
い出力用紙が指定された場合にはデフォルト値のトリミ
ング枠TFD5は主走査方向(画面の縦方向)に小さく
なる。図11(c)〜(f)に示すように、6センチサ
イズ又は4×5インチサイズのフィルムF2,F1の画
像が表示された場合には、縦横比RSが1.33又は
0.8を境界として、主走査方向又は副走査方向に小さ
くなったデフォルト値のトリミング枠TFD6〜9が表
示される。
【0067】図12及び図13は画面HG1,2の表示
例を示す図である。図12の画面HG1では、表示され
ているトリミング枠TFの縦横比(トリミング比率)R
Sの数値が縦横比表示DRSとして操作用表示領域E2
に表示されている。縦横比表示DRSでは、縦(主走査
方向)を基準とした場合と横(副走査方向)を基準とし
た場合との2つの縦横比RSが表示されている。
【0068】図13の画面HG2では、出力サイズサブ
メニューMSが表示され、その中から指定された出力用
紙サイズSPがメッセージ表示部Y1に表示される。詳
細は後述する。
【0069】図14は種々の出力用紙についての印字可
能領域(有効サイズ)及び縦横比RSを示す図、図15
は種々の出力用紙についての縦横比RS及びフィルムサ
イズの組合せによる画面HG上のデフォルト値のトリミ
ング枠TFDの座標とフィルム上における画素アドレス
を示す図、図16は種々のフィルムFについての縦横比
RS及び表示領域(表示エリア)を示す図である。
【0070】なお、図14において、印字可能領域縦=
用紙サイズ縦−11、印字可能領域横=用紙サイズ横−
6、縦横比RS=印字可能領域縦/印字可能領域横であ
る。また、図15において、Xt1、Xt2、Yt1、
Yt2は、画面HG上でのデフォルト値のトリミング領
域(トリミング枠TFD)を示し、FXt1、FXt
2、FYt1、FYt2は、フィルム画像上でのデフォ
ルト値のトリミング領域を示す。図15に示すテーブル
TB2はROM202に格納されている。
【0071】また、図16において、 画面寸法比=主走査方向のフィルム画像寸法/副走査方
向のフィルム画像寸法 Yt1=(450−300/画面寸法比)/2+1 Yt2=(450+300/画面寸法比)/2 FYt1=(6144−4096/画面寸法比)/2+
1 FYt2=(6144+4096/画面寸法比)/2 である。
【0072】次に、これらの図をも参照しながら、フロ
ーチャートに基づいてCPU201による制御動作につ
いて説明する。図17はCPU201の概略の動作を示
すメインフローチャートである。
【0073】電源が投入されてプログラムがスタートす
ると、まず、メモリなどの状態を初期化する初期設定を
行い(ステップ#1)、ディスプレイ装置12の画面H
G上に初期画面を表示させ(ステップ#2)、画像入力
部221でのシェーディング補正のための処理を行う
(ステップ#3)。
【0074】次に、フィルム画像の読取り中であるか否
かをチェックし(ステップ#4)、読取り中であれば、
画像入力部221による信号処理を制御する画像読取り
処理(ステップ#5)、スキャンを行ってイメージセン
サーISによりフィルム画像を読み取るための副走査処
理(ステップ#6)、及び色補正処理(ステップ#7)
を順次実行する。
【0075】続けて、現時点の読取りがプリントアウト
のためのものか否かをチェックする(ステップ#8)。
つまり、プリントキー74のオンに呼応した読取りであ
るか否かをチェックする。
【0076】ステップ#8でイエスであれば、画像情報
をプリンタへ出力するための画像データ転送処理を実行
し(ステップ#9)、ステップ#8でノーであれば、読
み取った画像を表示するための画像表示処理を実行する
(ステップ#10)。
【0077】そして、ストップキー75のオンチェック
を行い(ステップ#11)、ストップキー75がオンさ
れた場合には、読取り中止処理を実行する(ステップ#
12)。その後、プリンタとの通信処理を行い(ステッ
プ#13)、ステップ#4へ戻る。
【0078】ステップ#4でノーの場合には、フィルム
Fの装着の有無やフィルムの種類の検知などを行うフィ
ルムキャリア処理(ステップ#14)、カーソルCUに
よる位置指定に関連したカーソル入力処理(ステップ#
15)、及び操作パネルOP上のキー操作を受け付ける
パネルキー入力処理(ステップ#16)を順次実行した
後、上述のステップ#13へ進む。
【0079】図18及び図19はカーソル入力処理のフ
ローチャートである。まずカーソル位置検知処理が行わ
れる(ステップ#20)。カーソル位置検知処理では、
その時点におけるカーソルCUの画面HG上の座標位置
を検知する。検知結果に基づいて、カーソルCUの位置
が画像表示領域E1内か否かをチェックする(ステップ
#21)。
【0080】ステップ#21でイエスであれば、トリミ
ングモードを設定(セット)し、カーソルCUをトリミ
ングモード用の形状とする(ステップ#22、ステップ
#23)。また、ステップ#21でノーであれば、トリ
ミングモードを解除(リセット)し、カーソルCUをモ
ード選択用の形状とする(ステップ#24、ステップ#
25)。
【0081】次に、エンターキー72のオンチェックを
行う(ステップ#26)。エンターキー72がオンされ
た場合は、その時点のカーソルCUの位置に対応した座
標値(カーソルポインタ)を取り込む(ステップ#2
7)。出力確認フラグをチェックすることにより、出力
確認ボタンZ5がオンされた後か否か、すなわち出力確
認後であるか否かを判定する(ステップ#28)。
【0082】出力確認前であれば(ステップ#28でイ
エス)、トリミングモードが設定されているか否かをチ
ェックし(ステップ#29)、トリミングモードであれ
ばトリミング領域設定処理を実行し(ステップ#3
0)、トリミングモードでなければ、上述の各ボタンZ
の選択に対応した動作モードの設定を行うコピーモード
設定処理を実行する(ステップ#31)。
【0083】出力確認後であれば(ステップ#28でノ
ー)、トリミングモードが設定されているか否かをチェ
ックし(ステップ#32)、トリミングモードであれば
トリミング領域を再設定するための再トリミング処理を
実行する(ステップ#33)。
【0084】トリミングモードでなければ、エンターキ
ー72をオンしたときのカーソルCUの位置、すなわち
取り込んだカーソルポインタの値が画像表示領域E1内
か否かを判定する(ステップ#34)。画像表示領域E
1内であれば、画像移動処理を行う(ステップ#3
6)。画像表示領域E1外であればコピーモード設定処
理を行う(ステップ#37)。
【0085】図20及び図21はコピーモード設定処理
を示すフローチャートである。カーソルポインタの領域
を判別することによっていずれのボタンZの入力である
かを判断し(ステップ#41,42)、それぞれのボタ
ンZに応じたコピーモードを設定するとともに必要な処
理を行う(ステップ#43〜72)。
【0086】なお、画像調整サブメニュー処理(ステッ
プ#44)では、画像濃度設定又はカラーバランス調整
などを行う。トリミング枠デフォルト設定処理(ステッ
プ#47)ではトリミング枠のデフォルト値を設定し、
トリミング領域設定処理(ステップ#48)ではトリミ
ング領域の設定を行う。縮小連写モードリセット処理
(ステップ#52)では両立しない他方のモードをリセ
ットし、拡大連写サブメニュー処理(ステップ#53)
では拡大連写のサイズを指定する。拡大連写モードリセ
ット処理で両立しない他方のモードをリセットし(ステ
ップ#56)、縮小連写モード設定処理を行う(ステッ
プ#57)。
【0087】出力確認モード処理(ステップ#62)で
は、プリントアウトされる画像と用紙との関係を画面H
Gに表示する。出力サイズサブメニュー処理(ステップ
#65)では、出力用紙のサイズを設定(指定)する。
全フラグリセット処理(ステップ#69)では現在設定
されている全てのモードをリセットし、初期画面表示処
理(ステップ#70)では初期画面を表示する。ユーザ
設定処理(ステップ#72)では、リセット時の初期モ
ード又はモードメモリなどの作業環境をユーザによって
設定する。ボタンZの入力がない場合には処理を行わず
にリターンする。
【0088】図22はトリミング領域設定処理のフロー
チャートである。最初に、領域設定フラグがセットされ
ているか否かをチェックする(ステップ#81)。ステ
ップ#81でイエスの場合は、既にトリミング領域が設
定されている場合であり、この場合には、トリミング領
域の移動に係わる以下の処理を実行する。
【0089】すなわち、カーソルポインタの領域判別を
行い(ステップ#82)、カーソルポインタがトリミン
グ領域の内部に対応する場合には、画面HG上でトリミ
ング枠TFをトラックボール71の操作に応じて移動さ
せるトリミング枠移動処理をエンターキー72がオンさ
れるまで繰り返し実行する(ステップ#83〜85)。
【0090】エンターキー72がオンされると、トリミ
ング枠移動のための操作が終了したことになるので、ス
テップ#87へ進み、トリミング領域の位置に応じて用
紙の所定位置にプリントアウトするための画像の移動量
を設定する。
【0091】ステップ#81でノーの場合は、トリミン
グ領域の新規の設定に係わる以下の処理を実行する。ま
ず、画像表示領域E1内の指定された第1点とカーソル
位置である第2点とを対角点とする四角形をトリミング
枠TFとして表示する処理を行う(ステップ#88)。
このとき、トリミング枠TFは、上述したようにカーソ
ル移動操作に伴う第2点の移動に対応して変形すること
になる。
【0092】そして、表示されているトリミング枠の座
標をもとに倍率を計算して表示し(ステップ#89)、
表示されているトリミング枠の座標をもとにトリミング
枠の縦横比RSを計算して表示する(ステップ#9
0)。これらの処理はエンターキー72が押されるま
で、つまりトリミング枠TFが確定するまで行われる。
【0093】第2点を確定するためにエンターキー72
がオンされると、領域設定フラグをセットし、その時点
のトリミング枠TFの四隅の座標を退避するためにそれ
らのポインタを取り込む(ステップ#91〜93)。こ
れらのデータはプリンタ装置に送信される。
【0094】ここで、トリミング枠(トリミング領域)
の四隅の座標は、 Xt1=トリミング枠の左端のX座標 Xt2=トリミング枠の右端のX座標 Yt1=トリミング枠の上端のY座標 Yt2=トリミング枠の下端のY座標 によって示され、これらは、 Xt1=min(Xo,Xp) Xt2=max(Xo,Xp) Yt1=min(Yo,Yp) Yt2=max(Yo,Yp) として取り込まれる。
【0095】なお、 Xp=現在のポインタの位置のX座標 Yp=現在のポインタの位置のY座標 Xo=前回退避したポインタの位置のX座標 Yo=前回退避したポインタの位置のY座標 である。
【0096】図23はトリミング比率表示処理のフロー
チャートである。まず、現時点がトリミング枠の設定前
か設定後かを領域設定フラグによって判別し(ステップ
#101)、トリミング枠の設定後であれば(ステップ
#101でイエス)、トリミング枠のX座標とY座標か
らX方向のトリミング幅Xt及びY方向のトリミング幅
Ytを求める(ステップ#102、103)。
【0097】トリミング枠の設定前であれば(ステップ
#101でノー)、前回退避したポインタの位置とトリ
ミング枠設定中のX座標及びY座標とからX方向のトリ
ミング幅Xt及びY方向のトリミング幅Ytを求める
(ステップ#104、105)。
【0098】次に、主走査方向基準のトリミング比率
(縦横比)RSx及び副走査方向基準のトリミング比率
RSyを求め(ステップ#106、107)、求めたト
リミング比率(縦横比)RSx,RSyを表示する(ス
テップ#108)。
【0099】例えば、図12において、トリミング枠T
Fのサイズが、Xo=50、Xp=90、Yo=18
0、Yp=250であった場合には、 Xt=90−50=40 Yt=250−180=70 となり、したがって、 RSx=70/40=1.750 RSy=40/70=0.571 となるので、縦横比RSは、1.000対1.750、
又は0.571:1.000と表示される。
【0100】図24はトリミング枠デフォルト設定処理
のフローチャートである。トリミング枠デフォルト設定
処理は、出力用紙の印字可能領域(印字有効領域)の縦
横比RSに合わせてトリミング枠TFDを自動設定する
ためのものである。
【0101】まず、現在選択されている出力用紙のサイ
ズを検出し、ROM202に記憶されているテーブルT
B2(図15参照)により、該当する出力用紙サイズに
応じたトリミング枠の座標(Xt1、Xt2、Yt1、
Yt2)を求めてトリミング枠を設定し(ステップ#1
22)、設定したトリミング枠を表示する(ステップ#
123) これらの処理は、出力用紙サイズが分かっていれば予め
決められた計算式により求めてもよいが、選択される出
力用紙の種類は限られているので、計算結果をROM2
02に記憶しておいてもよい。
【0102】そして、領域設定フラグをセットし(ステ
ップ#124)、トリミング比率表示処理によって縦横
比(トリミング比率)RSを表示する(ステップ#12
5)。
【0103】ここで、図10、11、14〜16を参照
して、デフォルト値のトリミング枠TFDの設定の具体
例を示す。なお、図16において、副走査方向の制御を
35ミリサイズのフィルムF3を基準に行っているた
め、6センチサイズ及び4×5インチサイズのフィルム
F1,2では、フィルム画像の先端は副走査方向アドレ
スの1番地とはなっていない。
【0104】また、画面HGの画像表示領域E1のサイ
ズは、 主方向画像表示サイズ=Dx=300(ドット) 副方向画像表示サイズ=Dy=450(ドット) とする。まず、フィルムサイズと出力用紙の印字可能領
域とからトリミング枠のデフォルト値を計算する。 〔35ミリサイズのフィルムF3,F4〕 35mmフィルムの主方向画像表示幅 =Dx35=3
00 35mmフィルムの副方向画像表示幅 =Dy35=4
50 35mmフィルムの主方向読取り画素数=Px35=4
096 35mmフィルムの副方向読取り画素数=Py35=6
145 画面HG上のトリミング領域について 縦横比RS>0.666のとき Xt1=1 Xt2=Dx35 Yt1=(Dy−Dx35/縦横比)/2 Yt2=(Dy+Dx35/縦横比)/2 縦横比RS≦0.666のとき Xt1=(Dx−Dy35×縦横比)/2 Xt2=(Dx+Dy35×縦横比)/2 Yt1=1 Yt2=Dy35 フィルム上での画素アドレスについて Fxt1=(Xt1−1)×(Px35−1)/(Dx35−1)+1 Fxt2=(Xt2−1)×(Px35−1)/(Dx35−1)+1 Fyt1=(Yt1−1)×(Py35−1)/(Dy35−1)+1 Fyt2=(Yt2−1)×(Py35−1)/(Dy35−1)+1 〔6センチサイズのフィルムF2〕 6×4.5cmフィルムの主方向画像表示幅 =Dx6
45=300 6×4.5cmフィルムの副方向画像表示幅 =Dy6
45=225 6×4.5cmフィルムの主方向読取り画素数=Px6
45=4096 6×4.5cmフィルムの副方向読取り画素数=Py6
45=3072 画面HG上のトリミング領域について 縦横比RS<1.33のとき Xt1=(Dx−(Yt2−Yt1)×縦横比)/2 Xt2=(Dx+(Yt2−Yt1)×縦横比)/2 Yt1=(Dy−Dy645)/2 Yt2=(Dy+Dy645)/2 縦横比RS≧1.33のとき Xt1=1 Xt2=Dx645 Yt1=(Dy−Dx645/縦横比)/2 Yt2=(Dy+Dx645/縦横比)/2 フィルム上での画素アドレスについて Fxt1=(Xt1−1)×(Px645−1)/(Dx645−1)+1 Fxt2=(Xt2−1)×(Px645−1)/(Dx645−1)+1 Fyt1=(Yt1−1)×(Py645−1)/(Dy645−1)+1 Fyt2=(Yt2−1)×(Py645−1)/(Dy645−1)+1 〔4×5インチサイズのフィルムF1〕 4×5インチフィルムの主方向画像表示幅 =Dx45
=300 4×5インチフィルムの副方向画像表示幅 =Dy45
=375 4×5インチフィルムの主方向読取り画素数=Px45
=4096 4×5インチフィルムの副方向読取り画素数=Py45
=5120 画面HG上のトリミング領域について 縦横比RS<0.8のとき Xt1=(300−(Yt2−Yt1)×縦横比)/2 Xt2=(300+(Yt2−Yt1)×縦横比)/2 Yt1=(450−Dy45)/2 Yt2=(450+Dy45)/2 縦横比RS≧0.8のとき Xt1=1 Xt2=Dx45 Yt1=(450−Dx45/縦横比)/2 Yt2=(450+Dx45/縦横比)/2 フィルム上での画素アドレスについて Fxt1=(Xt1−1)×(Px45−1)/(Dx45−1)+1 Fxt2=(Xt2−1)×(Px45−1)/(Dx45−1)+1 Fyt1=(Yt1−1)×(Py45−1)/(Dy45−1)+1 Fyt2=(Yt2−1)×(Py45−1)/(Dy45−1)+1 ところで、上述したようにフィルムFには種々のサイズ
が存在し、それぞれのサイズの縦横比RSは異なる。し
たがって、フィルム画像を読み取って画面HG上に表示
する場合に、当然その表示領域が異なってくる。フィル
ムFのサイズとそのときの表示領域が図16に示されて
いる。
【0105】本実施例においては、トリミング領域の計
算を容易にするため、フィルム画像の読取り制御は、最
も画面寸法比の小さな35ミリサイズのフィルムF3に
合わせて、4096×6144ドットで読み取るが、縦
横比RSの小さなフィルムについては、図16に示すよ
うに、副走査方向は中央部のみの画像データを読取りデ
ータとするように制御される。すなわち、縦横比RSの
小さなフィルムの場合は、副走査方向では、読み始めと
終了前はフィルムキャリアFCの部分を読み取っている
こととなる。
【0106】このように設定したことにより、さらにト
リミングなどを行う場合に画面HG上で設定されたトリ
ミング領域の座標を13.65(=4096/300)
倍にすることで、フィルム画像上のトリミング領域の座
標を容易に求めることができる。
【0107】また、上述した実施例では、プリンタ装置
の性質上の問題として、出力用紙のサイズに関係なく副
走査方向に11mm(先端7mm、後端4mm)、主走
査方向に6mm(左右各3mm)の部分にはプリント
(印字)が不可能な構成となり、空白領域が発生する。
これは、転写ドラムへの用紙のチャッキングのため、ま
た転写ドラムへトナーが付着しないように余白を設ける
ようにしているためなどによる。
【0108】なお、通常使用されている出力用紙は、そ
のサイズに関係なく縦横比RSが0.707又は1.4
14となっているが、上述の事情によりサイズに応じて
縦横比RSが微妙に変化する。そのような空白領域を考
慮した縦横比RSが図14のG欄に示されている。
【0109】そして、図14に示す縦横比RSと図16
に示す画面寸法比との関係から、デフォルト値のトリミ
ング領域(トリミング枠TFD)が設定される。以下
に、これらから画面HG上のトリミング領域、及びフィ
ルム画像上のトリミング領域を求める式を示す。
【0110】縦横比RS=画面寸法比のとき 画面HG上のトリミング領域 Xt1=1 Xt2=300 Yt1=Y1 Yt2=Y2 フィルム画像上のトリミング領域 Fxt1=1 Fxt2=4096 Fyt1=Fy1 Fyt2=Fy2 縦横比RS>画面寸法比のとき 画面HG上のトリミング領域 Xt1=1 Xt2=300 Yt1=(450−300/縦横比)/2 Yt2=450−Yt1 フィルム画像上のトリミング領域 Fxt1=1 Fxt2=4096 Fyt1=(6144−4096/縦横比)/2 Fyt2=6144−Fyt1 縦横比RS<画面寸法比のとき 画面HG上のトリミング領域 Xt1=〔300−(300×縦横比/画面寸法比)〕
/2+1 Xt2=301−Xt1 Yt1=Y1 Yt2=Y2 フィルム画像上のトリミング領域 Fxt1=〔4096−(4096×縦横比/画面寸法
比)〕/2+1 Fxt2=4097−Fxt1 Fyt1=Fy1 Fyt2=Fy2 トリミング領域の決定については、図15に示したよう
に、フィルムサイズ別及び出力用紙サイズ別にデフォル
ト値のトリミング領域のテーブルTB2を作成してRO
M202に記憶させておいてもよいし、フィルムサイズ
と出力用紙サイズから、上述の式を使用して計算により
求めるようにしてもよい。
【0111】なお、上述した実施例では、画像の画面H
G上での見栄えをよくするために、画面HGの中央部に
画像を表示するように画像表示領域を設定しており、計
算を簡単にするために、スキャナの画像読取り領域とし
ても、フィルム画像の副走査方向の中央に合わせて、画
面寸法比が大きなフィルムについては、副走査方向の始
めと終わりは画像の無い部分を読み取ることとしたが、
スキャナの読み取り開始位置を、常にフィルム画像の先
端としてもよい。
【0112】その場合には、デフォルト値のトリミング
領域の計算式は次の通りとなる。 Fx1=1 Fy1=1 Fx2=4096 Fy2=4096/画面
寸法比 縦横比RS=画面寸法比のとき Fxt1=1 Fyt1=1 Fxt2=4096 Fyt2=4096/画
面寸法比 縦横比RS>画面寸法比のとき Fxt1=1 Fyt1=1 Fxt2=4096 Fyt2=4096/縦
横比 縦横比RS<画面寸法比のとき Fxt1=〔4096−(4096×縦横比/画面寸法
比)〕/2+1 Fxt2=4097−Fxt1 Fyt1=1 Fyt2=4096/画面寸法比 さて、フローチャートの説明に戻る。
【0113】図25は再トリミング処理のフローチャー
トである。再トリミング処理は、出力確認後にトリミン
グ領域を変更する場合に行われる。まず、フィルム画像
の全部を画面HGに表示し(ステップ#141)、その
画像に重ねて前回設定されていたトリミング枠TFを表
示する(ステップ#142)。
【0114】表示されているトリミング枠TFを基にし
て、トリミング枠修正処理を行う(ステップ#14
3)。トリミング枠修正フラグをチェックし、トリミン
グ枠修正処理が終了するまでトリミング枠修正処理を繰
り返す(ステップ#144)。トリミング枠の修正中は
図6(b)に示すトリミングメニューMTが画面HGに
表示される。
【0115】図26はトリミング枠修正処理のフローチ
ャートである。まず、トリミング枠修正中であることを
示すトリミング枠修正フラグをセットする(ステップ#
161)。カーソルポインタの領域判別を行い、エンタ
ーキー72をオンしたときのカーソルCUの位置を判断
する(ステップ#162)。
【0116】カーソルポインタがボタンZ11〜14の
位置であれば、その種類に応じた処理を行う。すなわ
ち、拡大ボタンZ11であればトリミング枠TFを拡大
する処理を行い(ステップ#165)、縮小ボタンZ1
2であればトリミング枠TFを縮小する処理を行い(ス
テップ#166)、取り消しボタンZ13であれば、ト
リミング枠TFを非表示とするとともに、トリミング枠
TFの座標をリセットして領域設定フラグをリセットす
る処理を行い(ステップ#167)、終了ボタンZ14
であればトリミング枠修正フラグをリセットする(ステ
ップ#168)。トリミング枠を変更する処理を行った
場合には倍率Mが変更されるため、演算により倍率Mを
求める倍率設定処理を行う(ステップ#169)。
【0117】カーソルポインタがボタンZ11〜14で
なければ、トリミング枠TF内か否かを判断し(ステッ
プ#171)、トリミング枠TF内であればトリミング
枠移動処理を行う(ステップ#172)。
【0118】ここでのトリミング枠TFの拡大処理及び
縮小処理は、トリミング枠TFの縦横比RSを一定に保
持したままで拡大又は縮小を行うものである。すなわ
ち、拡大処理の場合には、次の式にしたがってトリミン
グ枠TFの座標が変化する。
【0119】 Xt1=Xt1−(Xt2−Xt1)〔M(t)−1〕/2 Xt2=Xt2+(Xt2−Xt1)〔M(t)−1〕/2 Yt1=Yt1−(Yt2−Yt1)〔M(t)−1〕/2 Yt2=Yt2−(Yt2−Yt1)〔M(t)−1〕/2 但し、M(t)は拡大ボタンZ11を押している時間に
比例して増加する倍率である。
【0120】また、縮小処理の場合には、上述の拡大処
理の場合と同じ式によって座標が変化するが、M(t)
が縮小ボタンZ12を押している時間に比例して減少す
る倍率となる。
【0121】図27は出力サイズサブメニュー処理のフ
ローチャートである。まず、出力サイズサブメニューM
S(図13参照)の表示を行う(ステップ#181)。
次に、出力サイズサブメニューMS上のいずれのボタン
Zが押されたかを判別し(ステップ#182)、押され
たボタンZに応じた処理を行う。
【0122】A3TボタンZ21が押された場合には出
力用紙をA3Tに設定し(ステップ#187)、A4T
ボタンZ22が押された場合には出力用紙をA4Tに設
定し(ステップ#189)、A4YボタンZ23が押さ
れた場合には出力用紙をA4Yに設定する(ステップ#
190)。メインルーチンのプリンタとの通信処理によ
ってそれぞれ設定に応じた信号がプリンタ装置に送ら
れ、設定されたサイズの出力用紙が選択される。
【0123】手差し用紙ボタンZ24が押された場合に
は、手差し用紙サイズを設定するためのサブメニュー処
理を行い(ステップ#191)、長さ指定ボタンZ25
が押された場合には、出力画像のサイズを直接指定する
ための長さ指定サブメニュー処理を行う(ステップ#1
92)。設定された出力用紙サイズSPはメッセージ表
示部Y1に表示される(ステップ#188)。
【0124】取消しボタンZ26が押された場合には、
出力サイズサブメニューMSを非表示とし(ステップ#
183)、出力用紙サイズをユーザー設定モードで設定
されている優先用紙サイズに設定し(ステップ#18
4)、その用紙サイズを表示する(ステップ#18
5)。
【0125】終了ボタンZ27が押された場合には、出
力サイズサブメニューMSを非表示とし(ステップ#1
86)、処理を終了する。上述の実施例によると、トリ
ミングモードにおいて、指定された出力用紙の印字可能
領域の縦横比RSと等しい縦横比RSがデフォルト値と
して設定されたトリミング枠TFDが表示され、そのト
リミング枠TFDは、その縦横比RSを一定に保持した
状態で大きさを変更することが可能であるので、出力用
紙の印字可能領域の全面に画像を形成するようにトリミ
ングを行うことが極めて容易である。
【0126】また、画面HGには縦横比表示DRSによ
って縦横比RSが数値で表示されるので、デフォルト値
のトリミング枠TFDでなくオペレータがトリミング枠
TFを設定した場合であっても、縦横比表示DRSによ
ってトリミング枠TFの縦横比RSを正確に知ることが
でき、出力用紙の印字可能領域に合わせて適切なトリミ
ング領域を設定することができる。さらに、縦横比表示
DRSには基準の異なる2種類の縦横比RSが表示され
るから、出力用紙の印字可能領域のサイズに合わせるこ
とが容易である。
【0127】上述の実施例において、制御部200の構
成、動作タイミング、処理内容、フローチャートの内容
及び順序、画面HGの構成、その他フィルムスキャナ1
の構成などは、本発明の主旨に沿って上述した以外に種
々変更することができる。
【0128】
【発明の効果】本発明によると、トリミング画像をハー
ドコピーのために出力した場合に、出力用紙の印字可能
領域に空白部分ができてしまうことなく、出力用紙の印
字可能領域の全面にトリミング画像を形成することが可
能となる。
【0129】請求項3の発明によると、オペレータがト
リミング領域を任意に設定する場合であっても、その縦
横比を正確に知ることができ、出力用紙の印字可能領域
に合わせて適切なトリミング領域を設定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフィルムスキャナの概観を示す正
面図である。
【図2】フィルムスキャナの本体に設けられたトロッコ
の正面図である。
【図3】種々のフィルムキャリアの正面図である。
【図4】操作パネルの正面図である。
【図5】内部パネルの正面図である。
【図6】画面の表示例を示す図である。
【図7】フィルムスキャナの制御部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】制御部のうちの画像処理部をデータの流れに沿
って示したブロック図である。
【図9】トリミング枠の指定の手順を示す図である。
【図10】種々の出力用紙に対するデフォルト値のトリ
ミング枠の設定状態を示す図である。
【図11】種々のフィルムと出力用紙とに対するデフォ
ルト値のトリミング枠の設定状態を示す図である。
【図12】画面の表示例を示す図である。
【図13】画面の表示例を示す図である。
【図14】種々の出力用紙についての印字可能領域及び
縦横比を示す図である。
【図15】種々の出力用紙についての縦横比を示す図で
ある。
【図16】種々のフィルムについての縦横比及び表示領
域を示す図である。
【図17】CPUの概略の動作を示すメインフローチャ
ートである。
【図18】カーソル入力処理のフローチャートである。
【図19】カーソル入力処理のフローチャートである。
【図20】モード設定処理を示すフローチャートであ
る。
【図21】モード設定処理を示すフローチャートであ
る。
【図22】トリミング領域設定処理のフローチャートで
ある。
【図23】トリミング比率表示処理のフローチャートで
ある。
【図24】トリミング枠デフォルト設定処理のフローチ
ャートである。
【図25】再トリミング処理のフローチャートである。
【図26】トリミング枠修正処理のフローチャートであ
る。
【図27】出力サイズサブメニュー処理のフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 フィルムスキャナ(画像編集装置) 200 制御部(トリミング領域デフォルト設定手段、
トリミング領域変更手段、縦横比表示手段) HG1 画面(トリミング編集用画面) RS 縦横比
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 楠本 啓二 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社 内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力画像に対するトリミング領域の設定が
    可能であり、設定されたトリミング領域内の画像である
    トリミング画像を指定された出力用紙領域内に入るよう
    に変倍して出力することが可能に構成された画像編集装
    置において、 前記トリミング領域の縦横比のデフォルト値を前記指定
    された出力用紙の印字可能領域の縦横比と等しく設定す
    るトリミング領域デフォルト設定手段を有してなること
    を特徴とする画像編集装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像編集装置において、 前記トリミング領域デフォルト設定手段によって設定さ
    れたトリミング領域の大きさをその縦横比を一定に保持
    した状態で変更するためのトリミング領域変更手段を有
    してなることを特徴とする画像編集装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2記載の画像編集装置
    において、 前記入力画像及び入力画像に対するトリミング領域表示
    とからなるトリミング編集用画面を表示するディスプレ
    イ装置を有しており、 前記トリミング編集用画面においてトリミング領域の縦
    横比を数値で表示する縦横比表示手段が設けられてなる
    ことを特徴とする画像編集装置。
JP4124426A 1991-11-20 1992-05-18 画像編集装置 Pending JPH05328091A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4124426A JPH05328091A (ja) 1992-05-18 1992-05-18 画像編集装置
US07/978,287 US5430832A (en) 1991-11-20 1992-11-18 Image editing apparatus making a function of trimming an area from an image displayed on a screen

Applications Claiming Priority (1)

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JP4124426A JPH05328091A (ja) 1992-05-18 1992-05-18 画像編集装置

Publications (1)

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JPH05328091A true JPH05328091A (ja) 1993-12-10

Family

ID=14885197

Family Applications (1)

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JP4124426A Pending JPH05328091A (ja) 1991-11-20 1992-05-18 画像編集装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0837591A (ja) * 1994-07-25 1996-02-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像編集装置
JPH11327850A (ja) * 1998-03-16 1999-11-30 Seiko Epson Corp 印刷処理方法、それを使用するためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体及びプリンタ
JP2019022082A (ja) * 2017-07-18 2019-02-07 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置及びプログラム

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US11012583B2 (en) 2017-07-18 2021-05-18 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing apparatus and non-transitory computer readable medium
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