JPH05325459A - 磁気ディスクヘッド - Google Patents

磁気ディスクヘッド

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JPH05325459A
JPH05325459A JP12498892A JP12498892A JPH05325459A JP H05325459 A JPH05325459 A JP H05325459A JP 12498892 A JP12498892 A JP 12498892A JP 12498892 A JP12498892 A JP 12498892A JP H05325459 A JPH05325459 A JP H05325459A
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JP
Japan
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magnetic disk
spring arm
disk head
vibration
spacer
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP12498892A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Miyake
正彦 三宅
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05325459A publication Critical patent/JPH05325459A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はシーク時における残留振動の抑制を図
りうる磁気ディスクヘッドに関し、残留振動を確実に抑
制することを目的とする。 【構成】キャリッジに配設されたアームにスペーサ22
を介して積層状態に固定されるスプリングアーム21の
一端に、ジンバル24を介してコアスライダ23を取り
付けた構成の磁気ディスクヘッドにおいて、上記スプリ
ングアーム21とスペーサ22との接合部又はその近傍
に振動吸収材26を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスクヘッドに係
り、特にシーク時における残留振動の抑制を図りうる磁
気ディスクヘッドに関する。
【0002】磁気ディスク装置は、スピンドルに保持さ
れたディスク円盤が回転され、更に、磁気ディスクヘッ
ドがキャリッジに支持され、ディスク円盤に対向配置さ
れる構造とされている。
【0003】シーク時には、磁気ディスクヘッドがディ
スク円盤上のトラック間を移動し、リード/ライト処理
が実行される。シーク時に磁気ディスクヘッドの位置決
めに要する時間は、最近、特に高速化が要求されてお
り、高速化を達成する要素の一つとして、磁気ディスク
ヘッドの残留振動を抑制する必要があった。
【0004】
【従来の技術】従来の磁気ディスクヘッドの一例を図4
に、また磁気ディスク装置の概略を図5に示す。
【0005】図5に示すように、ベース1上に保持され
たスピンドル2には、複数のディスク円盤3が積層さ
れ、更にこのディスク円盤3を回転させるスピンドルモ
ータ(図に現れず)を有する。また、ディスク円盤3に
記録された情報をリード/ライトするコアスライダ5
が、積層されたディスク円盤3間で上下の各ディスク円
盤3に対向して配設されている。コアスライダ5は、ス
プリングアーム6を介してアーム7に固定され、このア
ーム7はキャリッジ8に固定される構成とされている。
また、上記各構成物は、カバー13内に密閉状態で収納
され、塵埃の侵入を防止している。
【0006】また、従来の磁気ディスクヘッド9は、図
4に示すように、コアスライダ5,スプリングアーム
6,ジンバル10,ダンピングシート11,スペーサ1
2等により構成されている。そして、ジンバル10,ス
プリングアーム6,スペーサ12は各々溶接により結合
され、更にジンバル10上にコアスライダ5を接着する
ことにより磁気ディスクヘッド9が構成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記したように近年磁
気ディスク装置は高速化が要求されており、このため磁
気ディスクヘッドの残留振動を抑制する必要がある。こ
の残留振動は、シーク時に生じるスプリングアーム6が
主な原因であり、残留振動を抑制するためにはスプリン
グアーム6の剛性を適宜高くする必要がある。ダンピン
グシート11はこのために配設されたものであり、スプ
リングアーム6の上面に所定の範囲に渡って貼着されて
いる。尚、ダンピングシート11は、樹脂シート等が適
用されていた。
【0008】しかるに、スプリングアーム6にダンピン
グシート11を配設することにより、ある程度の効果は
みられたものの、磁気ディスク装置の高速化を十分に満
足させるまでは残留振動を抑制することができないとい
う問題点があった。
【0009】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、残留振動を確実に抑制しうる磁気ディスクヘッド
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、キャリッ
ジに配設されたアームにスペーサを介して積層状態に固
定されるスプリングアームの一端に、ジンバルを介して
コアスライダを取り付けた構成の磁気ディスクヘッドに
おいて、上記スプリングアームとスペーサとの接合部又
は該接合部近傍に振動吸収材を配設したことを特徴とす
る磁気ディスクヘッドにより解決することができる。
【0011】また、上記振動吸収材をポリイミド系の接
着材とすることにより、また上記振動吸収材と共にスプ
リングアーム上に制振材として機能するダンピングシー
トを配設することにより、更に効果的に解決することが
できる。
【0012】
【作用】磁気ディスクヘッドを上記構成とすることによ
り、スプリングアームの特にアームに配設される位置に
おける剛性を向上させることができ、残留振動の発生を
抑制することができる。
【0013】残留振動は、スプリングアームが振動する
ことにより発生するものであり、片持ち梁状のスプリン
グアームにおいては、その固定位置に微細な振動が発生
しても、スプリングアームの自由端(先端)ではその微
細な振動は大きな振動に増幅されてしまう。よって、ア
ームに固定される近傍位置であるスプリングアームとス
ペーサとの接合部又はその近傍に振動吸収材を配設して
剛性を高めることにより、残留振動の発生を有効に抑制
することができる。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例について図面と共に説明
する。
【0015】図1は本発明の一実施例である磁気ディス
クヘッド20を示している。尚、本発明の要部は磁気デ
ィスクヘッド20の構造に有り、この磁気ディスクヘッ
ド20が配設される磁気ディスク装置は図4を用いて説
明した構造と変わるところがないため、磁気ディスク装
置の説明は省略する(説明の便宜上、以下の説明におい
て磁気ディスク装置の構成を述べる必要がある場合は、
図5に附した符号を添記する)。
【0016】同図において、21はスプリングアーム
で、キャリッジ8に固定されたアーム7の上面及び下面
にスペーサ22を介して取り付けられる。このスプリン
グアーム21は可撓性を有するバネ板材により構成され
ている。
【0017】コアスライダー23は、ジンバル24を介
してスプリングアーム21に保持される。このコアスラ
イダー23は、リード/ライト処理を行う磁気ヘッド部
とこの磁気ヘッド部を浮動させるスライダ部により構成
されており、ディスク円盤3が回転することにより生じ
るカバー13内の流体の流れによりコアスライダヘ23
は浮動し、所謂浮動磁気ヘッドを構成する。また、コア
スライダヘ23はジンバル24が可撓変形することによ
り、フレキシブルにその傾きを変化できる構成とされて
いる。
【0018】また図中、25はダンピングシートであ
り、スプリングアーム21上に貼着されている。このダ
ンピングシート25は、VEMと称される樹脂にSUS
(ステンレス)を張り合わせた構造を有しており制振材
として機能する。従って、シーク時に磁気ディスクヘッ
ド20に発生する振動は、このダンピングシート25に
よりある程度は低減されるが、このダンピングシート2
5だけではまだ十分な振動抑制を実現することができな
いことは前記した通りである。
【0019】更に、図中26は本発明の要部となる振動
吸収材であり、若干の可撓性を有する例えばエポキシ系
の接着剤により構成されている。この振動吸収材26
は、スプリングアーム21とスペーサ22との接合部分
に配設されている。振動吸収材26の配設方法は、単に
接着剤を上記接合部分に塗布するだけでよく、容易に行
うことができる。
【0020】前記したように、残留振動はシーク時にス
プリングアーム21が振動することにより発生するもの
である。そして、片持ち梁状のスプリングアーム21に
おいては、その固定位置(即ち、スペーサ22の配設位
置)に微細な振動が発生しても、スプリングアーム21
のコアスライダー23が配設される先端ではその微細な
振動は大きな振動に増幅されてしまう。また、図2に拡
大して示すように、スプリングアーム21とスペーサ2
2との接合部分には若干の間隙部27が有り、この間隙
部27の存在によってもシーク時の振動は助長されてし
まう。
【0021】よって、アーム7に固定される位置である
スプリングアーム21とスペーサ22との接合部に振動
吸収材26を配設してこの接合部の剛性を高めると共
に、間隙部27を振動吸収材26で埋める構成とするこ
とにより、残留振動の発生を有効に抑制することができ
る。
【0022】図3は、本発明の効果を説明するための図
であり、磁気ディスクヘッド20のシーク時における振
動特性を示している。同図において、縦軸はゲインを、
横軸は周波数を示している。また、同図において、実線
で示すのが本発明に係る磁気ディスクヘッド20の特性
であり、破線で示すのが従来の磁気ディスクヘッドの特
性である。同図に示すように、共振点(図中、矢印Aで
示す)におけるゲインは従来略−40dBであったものが、
本発明に係る磁気ディスクヘッド20では−50dBとなっ
ており、残留振動の発生が有効に抑制されていることが
判る。
【0023】尚、上記実施例では振動吸収材26として
ポリイミド系の接着材を用いた例を示したが、振動吸収
材はこれに限定されるものではなく、スプリングアーム
21とスペーサ22との接合部の剛性を高めると共に間
隙部27を埋める機能を有する物であれば、他の材料を
用いることは可能である。
【0024】また、上記した実施例では、スプリングア
ーム21とスペーサ22との接合部に振動吸収材26を
配設したが、振動吸収材26の配設位置は上記接合部近
傍としても効果を実現できる。
【0025】また、上記した実施例では、残留振動を抑
制するためにダンピングシート25と振動吸収材26と
を共にスプリングアーム21に配設した構成を示した
が、振動吸収材26のみを配設した構成としても残留振
動を抑制を低減することができる。しかるに、ダンピン
グシート25と振動吸収材26とを共に用いることによ
り、シーク時における残留振動を確実に抑制することが
可能となる。
【0026】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、スプリング
アームの特にアームに配設される位置における剛性を向
上させることができ、残留振動の発生を抑制することが
できる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である磁気ディスクヘッドを
示す斜視図である。
【図2】スプリングアームとスペーサとの接合部を拡大
して示す図である。
【図3】本発明の効果を説明するための図である。
【図4】従来の磁気ディスクヘッドの一例を示す斜視図
である。
【図5】磁気ディスク装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
20 磁気ディスクヘッド 21 スプリングアーム 22 スペーサ 23 コアスライダー 24 ジンバル 25 ダンピングシート 26 振動吸収材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリッジ(8)に配設されたアーム
    (7)にスペーサ(22)を介して積層状態に固定され
    るスプリングアーム(21)の一端に、ジンバル(2
    4)を介してコアスライダ(23)を取り付けた構成の
    磁気ディスクヘッドにおいて、 該スプリングアーム(21)と該スペーサ(22)との
    接合部又は該接合部近傍に振動吸収材(26)を配設し
    たことを特徴とする磁気ディスクヘッド。
  2. 【請求項2】 該振動吸収材(26)は、ポリイミド系
    の接着材であることを特徴とする請求項1の磁気ディス
    クヘッド。
  3. 【請求項3】 該振動吸収材(26)と共に、該スプリ
    ングアーム(21)上に、制振材として機能するダンピ
    ングシート(25)を配設したことを特徴とする請求項
    1または2の磁気ディスクヘッド。
JP12498892A 1992-05-18 1992-05-18 磁気ディスクヘッド Withdrawn JPH05325459A (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990803