JPH05324068A - 走行ロボットの駆動制御装置 - Google Patents

走行ロボットの駆動制御装置

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JPH05324068A
JPH05324068A JP3082306A JP8230691A JPH05324068A JP H05324068 A JPH05324068 A JP H05324068A JP 3082306 A JP3082306 A JP 3082306A JP 8230691 A JP8230691 A JP 8230691A JP H05324068 A JPH05324068 A JP H05324068A
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JP
Japan
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traveling
robot
tension
vehicle
speed
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JP3082306A
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English (en)
Inventor
Shozo Shioda
省三 潮田
Shinji Yoshioka
慎治 吉岡
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Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
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Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2552/00Input parameters relating to infrastructure
    • B60W2552/15Road slope, i.e. the inclination of a road segment in the longitudinal direction

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行状態に応じて走行車輪に適切な駆動力を
発生させて走行ロボットを良好な状態で走行させること
ができ、連結部等に加わる負荷を従来に較べて軽減する
ことのできる走行ロボットの駆動制御装置を提供する。 【構成】 張力検出器23の出力は、PI制御回路24
に入力され、PI制御回路24の出力は、加算器25に
よって、走行速度指令器20からの走行速度指令に加算
される。そして、この加算器25の出力が、補正速度指
令信号として、走行車両に搭載されたモータの駆動を制
御する走行速度制御回路26に入力され、走行車両の走
行速度が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、走行ロボットの駆動制
御装置に関する。
【0003】
【従来の技術】一般に、火力発電所や原子力発電所にお
いては、復水器を冷却する循環水配管内に、貝や海藻類
が多量に付着成長する。これらの貝や海藻類は、配管内
の有効面積を減少させ、冷却水の取水抵抗となり、復水
器の冷却効率を低下させるばかりでなく、自然に剥離し
て、復水器のスモ−クチュ−ブ群内に流入して、その機
能を阻害し、しかも、腐蝕発生の原因になる。このた
め、火力発電所や原子力発電所では、定期的に復水器を
冷却する循環水配管内の清掃および点検作業が行われて
いる。
【0004】また、原子力発電所は、耐震構造上の見地
から、発電所建屋を岩盤上に建設する手段を採ってお
り、特に、循環水ポンプの動力を省エネルギ−化するた
めに、循環水管の入口および出口をそれぞれ取水路と放
水路に水没させておく方式から、上記発電所建屋の約半
分近くが海面下に位置することが多くなり、上記発電所
建屋の最下部に配置されている復水器を冷却する循環水
配管(以下、配管と略記する)の配置は、屈曲部、急勾
配、垂直管部および分岐部等の複雑な流路を形成してい
る。
【0005】この様に、複雑な流路を形成した配管内の
清掃及び点検作業を配管内で行うには非常に危険を伴な
うので、従来は清掃・点検機材を搭載した走行ロボット
を遠隔操作にて運転し作業を行っていた。
【0006】図8にこのような従来の走行ロボットの一
例を示す。同図に示す走行ロボットは、配管1内を互い
に連結された2 台の走行車両2、3により点検・清掃す
るもので、これらの走行車両2、3は、それぞれ走行モ
ータ4、5によって駆動される車輪6、7により走行す
るよう構成されている。そして、これらの走行車両2、
3を配管1内に配置した後、ワイヤロ−プ8で連結し、
それぞれの車輪6、7を同一速度で回転させ、走行車両
2、3を同一速度で前進・後退させて、点検・清掃を行
う。これらの作業は、作業員が地上に設置したテレビモ
ニタを見ながら行っている。
【0007】また、図9に示す走行ロボットは、点検・
清掃機材(図示せず)を搭載し、走行モ−タ10により
駆動される車輪11により走行する作業車両12と、こ
の作業車両12にワイヤ13により連結されたサポ−ト
車両14とから構成されており、ワイヤ13の片端はサ
ポ−ト車両14に搭載されたウィンチ15に接続されて
いる。このような走行ロボットでは、作業車両12が自
力走行できない急傾斜部においても、傾斜部上の平坦部
にサポ−ト車両14を固定し、ウィンチ15を操作する
ことにより、作業車両12の走行が可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示した従来の走行ロボットにおいて、水平走行時に、2
台の走行車両の走行速度を常に一致させるよう、作業員
がテレビモニタを見ながら操縦することは、非常な熟練
を必要とし、また、2 台の走行車両の走行速度指令が一
致していても、何らかの原因で車輪がスリップしたり、
障害物等により走行車両の走行速度の一致が破れると、
ワイヤロ−プに過大な張力が作用したり、たるみを生じ
ることから、ワイヤロ−プが破損したり、走行車両同士
が衝突して破損するという問題があった。
【0009】また、図9に示した従来の走行ロボットに
おいては、傾斜部走行する場合、この傾斜部の傾斜角度
にかかわらず、車輪が一定の駆動力で回転するため、車
輪に必要以上の駆動力が発生し、ワイヤロープ、サポ−
トロボット、ウィンチ等に過剰な力が加わることがあ
る。このため、これらの機器に破損が生じる危険性があ
り、また、破損を防止するためには、これらの機器を大
形化しなければならないという問題があった。
【0010】本発明は、かかる従来の事情に対処してな
されたもので、走行状態に応じて走行車輪に適切な駆動
力を発生させて走行ロボットを良好な状態で走行させる
ことができ、連結部等に加わる負荷を従来に較べて軽減
することのできる走行ロボットの駆動制御装置を提供し
ようとするものである。
【0011】[発明の構成]
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1記載
の走行ロボットの駆動制御装置は、連結機構により互い
に連結され、それぞれ走行モ−タにより自力走行を行う
第1および第2の走行車両を具備した走行ロボットの駆
動制御装置において、前記連結機構に加わる張力を検出
する張力検出手段と、前記第1の走行車両の走行速度
と、前記張力検出手段によって検出された張力と予め設
定された設定張力との偏差とから、前記連結機構を常に
設定張力に保持するように、前記第2の走行車両の走行
速度指令信号を生成する走行速度指令手段と、この走行
速度指令手段からの走行速度指令信号により、前記第2
の走行車両の走行速度を制御する走行速度制御手段とを
具備したことを特徴とする。
【0013】また、請求項2記載の走行ロボットの駆動
制御装置は、走行ロボットに搭載され、走行車輪を駆動
するための走行モ−タと、前記走行ロボットを外部から
サポ−トするウィンチの駆動モータとを協調させて制御
する走行ロボットの駆動制御装置において、前記走行ロ
ボットの前後傾斜角を検出する傾斜角検出手段と、前記
傾斜角検出手段によって検出される傾斜角に応じて走行
トルク指令値を発生する指令値発生手段と、前記指令値
発生手段からの走行トルク指令値に応じて前記走行モ−
タの駆動トルクを制御する走行モ−タ制御手段とを具備
したことを特徴とする。
【0014】
【作 用】上記構成の本発明の走行ロボットの駆動制御
装置では、走行状態に応じて走行車輪に適切な駆動力を
発生させて走行ロボットを良好な状態で走行させること
ができ、連結部等に加わる負荷を従来に較べて軽減する
ことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の走行ロボットの駆動制御装置
の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例の走行ロボットの
駆動制御装置の構成を示すもので、同図において符号2
0は、走行速度指令を発する走行速度指令器を示してい
る。この走行速度指令器20からの走行速度指令は、走
行速度制御回路21に入力され、この走行速度制御回路
21によって走行モータ4の駆動が制御される。この走
行モータ4は、図2に示すように走行車両2に搭載さ
れ、車輪6を駆動するものであり、上記走行速度指令器
20および走行速度制御回路21によって走行車両2の
走行速度が制御される。
【0017】また、走行速度指令器20からの走行速度
指令は、走行速度指令装置22に入力される。この走行
速度指令装置22は、張力検出器23、PI(比例積
分)制御回路24、加算器25等から構成されている。
張力検出器23は、図2に示すように、走行車両2と走
行車両3とを連結するワイヤロ−プ8の間に取付けられ
ており、ワイヤロ−プ8の張力が予め設定された設定張
力より上がると、その差に応じて+Tを出力し、設定張
力より下がるとその差に応じて−Tを出力するよう構成
されている。
【0018】この張力検出器23の出力は、PI制御回
路24に入力され、PI制御回路24の出力は、加算器
25によって、走行速度指令器20からの走行速度指令
に加算される。そして、この加算器25の出力が、補正
速度指令信号として、走行車両3に搭載されたモータ5
の駆動を制御する走行速度制御回路26に入力され、走
行車両3の走行速度が制御されるよう構成されている。
【0019】なお、図3に走行速度指令装置22の具体
的な回路構成の一例を示す。この例では、張力検出器2
3は、たとえばひずみゲ−ジ式変換器とされており、P
I制御回路24は、反転形演算増幅器OP1 、抵抗器R
1 、R2 およびコンデンサCからなり、抵抗器R2 の抵
抗値を調整することにより感度調整することができ、コ
ンデンサCにより安定した制御ができるように構成され
ている。また、加算器25は、反転形増幅器OP2 と抵
抗器R1 で構成されている。
【0020】図2に示すように、走行車両2、3が配管
1内を走行車両2を先頭として前進走行する場合、走行
車両3の前進走行速度が走行車両2の前進走行速度より
速くなると、ワイヤロ−プ8はゆるみその張力は設定張
力よりも小さくなる。このワイヤロ−プ8の張力は、ひ
ずみゲ−ジ式変換器等からなる張力検出器23により検
出され、張力偏差△T(−T)を出力する。
【0021】張力検出器23から検出された張力偏差△
Tは、PI制御回路24に入力され、比例積分されて加
算器25に入力され、走行速度指令器20からの走行速
度指令信号に加算されて、補正速度指令信号として出力
される。
【0022】この補正速度指令信号は、走行速度制御回
路26に入力され、走行速度制御回路26は走行車両3
の前進走行速度が、走行車両2の前進走行速度と一致す
るまで、すなわち張力偏差△T=0となるまで走行車両
3の前進走行速度を減速させる。
【0023】逆に、走行車両3の前進走行速度が走行車
両2の前進走行速度より遅くなると、ワイヤロ−プ8が
張り、その張力は設定張力より大きくなり、張力検出器
23から張力偏差△T(+T)が出力される。この張力
偏差△TがPI制御回路24に入力され、比例積分され
て加算器25に入力され,走行速度指令器20からの走
行速度指令信号に加算されて,補正速度指令信号として
出力される。この補正速度指令信号は、走行速度制御回
路26に入力され、走行速度制御回路26は走行車両3
の前進走行速度が走行車両2の前進走行速度と一致する
まで、すなわち張力偏差△T=0となるまで走行車両3
の前進走行速度を増速させる。
【0024】また、走行車両2、3が配管1内を後進走
行する場合は、上述の前進走行する場合と同様にして、
走行車両2の後進走行速度と走行車両3の後進走行速度
が自動的に一致するように制御される。
【0025】なお、走行車両2の走行車輪6に速度検出
器27を取り付けて走行車両2の実走行速度を検出する
ようにし、図4に示すように、走行速度指令信号に代え
て、この速度検出器27の速度検出信号を走行速度指令
装置22の加算器25に入力し、PI制御回路24の出
力と加算し補正速度指令信号を出力しても、上述した実
施例と同様の効果を得ることができる。
【0026】以上のように、本実施例によれば、前後の
走行車両2、3の走行速度の不一致により生ずる設定張
力と実張力との張力偏差△Tを検出し、この検出された
張力偏差△Tが零になるように走行速度を制御して、前
後の走行車両2、3の走行速度を一致させ、連結機構を
常に設定張力に保持しながら連動走行させことができ
る。したがって、連結機構としてワイヤロ−プ8等を使
用した場合においてもワイヤロ−プ8の張力は常に一定
に保持され、2 台の走行車両2、3は一定間隔、等速度
で走行することができ、ワイヤロ−プ8の張り過ぎによ
るワイヤロ−プ8の破損およびワイヤロ−プ8のたるみ
による2 台の走行車両2、3の衝突を防止することがで
きる。また、遠隔操縦も容易に行うことができ、作業員
も走行車両2、3の操作に熟練を必要としない等の効果
を得ることができる。なお、以上の実施例においては、
配管1内を走行車両2、3が走行する場合について説明
したが、本発明は、これに限定されるものではなく、走
行車両2、3が走行可能ないかなる構造物の場合にも適
用できる。
【0027】次に、他の実施例の走行ロボットの駆動制
御装置について説明するが、まず、本実施例における駆
動制御の原理について説明する。
【0028】図5に示すように、走行ロボット30が平
坦部を走行する状態から除々に自力走行不可能な傾斜部
へと進行する場合において各部において要求される走行
車輪31の駆動力は以下の式で求められる。
【0029】ここでは単純化の為に、走行は加速度0 で
行なわれるものとし、ワイヤ32の重量及び走行時のこ
ろがり摩擦、傾斜部でのすべり摩擦以外の抵抗は無視
し、外力は全て走行ロボット30の重心に加えられるも
のとして計算を行なう。
【0030】平坦部では、 F=μr (G+T・sin φ)+Tcos φ …(1) 自力走行可能な傾斜部では、 F=μr (G・cos θ+T・sin φ)−G・sin θ+T・cos θ …(2) 自力走行不可能な傾斜部では、 F=−μs (G・cos θ+T・sin φ) …(3) ここで、 F :走行車輪の駆動力 μr :ころがり摩擦系数 μs :すべり摩擦系数 G :走行ロボットの重量 T :ワイヤ張力 θ : 走行ロボットの前後傾斜角 φ : ワイヤ張力とロボット進行方向のなす角 で表わされる。
【0031】これらは全て走行ロボット30の前後傾斜
角に依り変化する値であり、ワイヤロープ、ウインチ等
のサポ−ト機構に過剰な力が加わらないようにするため
には走行ロボット30の前後傾斜角をもとに走行車輪3
1の駆動力を制御すれば良いことがわかる。
【0032】図6は、本実施例の全体構成を示すもの
で、走行ロボット30には、走行モ−タ33により駆動
される走行車輪31と、走行モ−タ制御装置34と、前
後傾斜角センサ35と、ワイヤロープ32の張力検出用
の張力センサ36が設けられている。これらの前後傾斜
角センサ35および張力センサ36出力は、別置の走行
制御装置37に伝送される。また、ワイヤロープ32の
片端はサポ−ト用のウィンチ38に接続され、これらは
ウィンチモ−タ39およびウィンチモ−タ制御装置40
により駆動されるよう構成されている。
【0033】図7は、走行制御装置37の構成を示すも
ので、走行制御装置37には、前後傾斜角センサ35に
より検出される走行ロボット30の前後傾斜角信号10
0が入力される。入力された前後傾斜角信号100は、
関数発生器50によって走行モ−タ33およびびウィン
チモ−タ39に対する駆動トルク指令値101、102
に変換される。一方、制御装置37には、走行ロボット
30の走行速度を設定するための速度設定器51が設け
られており、走行モ−タ33およびウィンチモ−タ39
に対する速度指令値103、104を出力する。
【0034】走行ロボット30の前後傾斜角が小さく、
自力走行が可能な間は車輪31を速度制御することで走
行ロボット30の走行速度を制御することが可能であ
り、この間のウィンチモ−タ39の駆動トルク指令値1
02は必要以上に大きくならないようにするため、予め
設定した低い値を出力する。
【0035】一方、前後傾斜角が大きく、走行ロボット
30の速度制御をウィンチ38を用いて行う状態では、
関数発生器50は前後傾斜角信号100を基に走行モ−
タ33の駆動トルクを制御する為の駆動トルク指令値1
01を出力する。走行モ−タ制御装置34およびウィン
チモ−タ制御装置40に対する速度制御とトルク制御の
切替えは、前後傾斜角信号100をコンパレ−タ52に
よって予め設定した設定値と比較することにより判定す
る。制御方式の切替えは以下のようになる。
【0036】前後傾斜角<設定値の場合 走行モ−タ33速度制御 ウィンチモ−タ39定トルク制御 前後傾斜角>設定値の場合 走行モ−タ33関数発生器50を用いたトルク制御 ウィンチモ−タ39速度制御 このように制御することで、本実施例では、走行ロボッ
ト30が自力走行不可能な傾斜部を走行する際に、一定
駆動力で走行車輪31を駆動する従来方式に較べ、ワイ
ヤロープ32、ウィンチ38等のサポ−ト機構に加わる
力を低減することが可能となる。したがって、サポ−ト
機構の小形軽量化を実現することができる。
【0037】なお、一定駆動力F0 で走行車輪31を駆
動した場合のワイヤロープ32の張力T1 は次式で表さ
れる。
【0038】 T1 =(1 /cos φ)(F0 +Gsin θ) また、前述の(3)式を用いて上記の制御を用いた場合
のワイヤロープ32の張力T2 を求めると次のようにな
る。
【0039】 T2 =[1 /{(cos φ)+μs sin φ}][(Gsin θ)−μs Gcos θ] ここで、μs ≧0 、sin φ≧0 、cos θ≧0 であること
から、明らかにT1 >T2 となりサポ−ト機構に加わる
力が低減されていることがわかる。
【0040】なお、上記実施例においては、速度制御と
トルク制御の切替えを走行ロボット30の前後傾斜角信
号100を基にして行ったが、走行モ−タ33に対する
速度指令値103により算出されるウィンチ速度とフィ
−ドバックされるウィンチ速度の偏差を基に切替タイミ
ングを得ることができる。つまり、予想されるウィンチ
速度に対し実測値が上回る場合は、走行ロボット30が
自力走行不可能な傾斜に達したことによる滑落が生じて
いる状態であり、この検出が行われた場合にウィンチモ
ータ39を速度制御に切替えると同時に走行モ−タ33
をトルク制御に切替えることが可能となり、前後傾斜角
信号100を基にした切替えタイミングの検出方法に代
えることができる。
【0041】また、上記実施例では、走行ロボット30
が傾斜を下降する場合について説明したが、傾斜を上昇
する場合においても同様にしてサポ−ト機構への負荷低
減を目的とした制御を実現することが可能である。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明の走行ロボットの
駆動制御装置によれば、走行状態に応じて走行車輪に適
切な駆動力を発生させて走行ロボットを良好な状態で走
行させることができ、連結部等に加わる負荷を従来に較
べて軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の走行ロボットの駆動制御装
置の構成を示す図。
【図2】走行ロボットの構成を示す図。
【図3】走行速度指令装置の構成を示す図。
【図4】図1の走行ロボットの駆動制御装置の変形例の
構成を示す図。
【図5】他の実施例における制御原理を説明するための
図。
【図6】他の実施例における全体構成を示す図。
【図7】他の実施例の走行ロボットの駆動制御装置の構
成を示す図。
【図8】従来の走行ロボットの構成を示す図。
【図9】従来の走行ロボットの構成を示す図。
【符号の説明】
4,5 走行モ−タ 20 走行速度指令器 21,26 走行速度制御回路 22 走行速度指令装置 23 張力検出器 24 PI制御回路 25 加算器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結機構により互いに連結され、それぞ
    れ走行モ−タにより自力走行を行う第1および第2の走
    行車両を具備した走行ロボットの駆動制御装置におい
    て、 前記連結機構に加わる張力を検出する張力検出手段と、 前記第1の走行車両の走行速度と、前記張力検出手段に
    よって検出された張力と予め設定された設定張力との偏
    差とから、前記連結機構を常に設定張力に保持するよう
    に、前記第2の走行車両の走行速度指令信号を生成する
    走行速度指令手段と、 この走行速度指令手段からの走行速度指令信号により、
    前記第2の走行車両の走行速度を制御する走行速度制御
    手段とを具備したことを特徴とする走行ロボットの駆動
    制御装置。
  2. 【請求項2】 走行ロボットに搭載され、走行車輪を駆
    動するための走行モ−タと、前記走行ロボットを外部か
    らサポ−トするウィンチの駆動モータとを協調させて制
    御する走行ロボットの駆動制御装置において、 前記走行ロボットの前後傾斜角を検出する傾斜角検出手
    段と、 前記傾斜角検出手段によって検出される傾斜角に応じて
    走行トルク指令値を発生する指令値発生手段と、 前記指令値発生手段からの走行トルク指令値に応じて前
    記走行モ−タの駆動トルクを制御する走行モ−タ制御手
    段とを具備したことを特徴とする走行ロボットの駆動制
    御装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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