JPH05322535A - 物品の表面形状測定装置における測定ヘッドの追従方法 - Google Patents

物品の表面形状測定装置における測定ヘッドの追従方法

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JPH05322535A
JPH05322535A JP13283792A JP13283792A JPH05322535A JP H05322535 A JPH05322535 A JP H05322535A JP 13283792 A JP13283792 A JP 13283792A JP 13283792 A JP13283792 A JP 13283792A JP H05322535 A JPH05322535 A JP H05322535A
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Yoshikazu Kaizu
義和 海津
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定ヘッド設けたレーザー発振器から照射し
たレーザー光線の反射光を測定ヘッドに設けたカメラで
捕らえるようにした物品の表面形状測定装置において、
反射光の画像線をカメラの画面の基準点で捕らえるよう
に測定ヘッドの位置を調整する。 【構成】 カメラ10の画面を基準点0からの距離に応
じて4個の領域R1 〜R 4 に分割し、反射光の画像線a
0 を構成する各画素Sのx軸からの距離Δy0 を、x軸
から離れた領域が重く且つx軸に近い領域が軽くなるよ
うに重み付けして重み付け平均距離Δy1 を求める。そ
して画像線a0 が前記重み付け平均距離Δy1 だけx軸
に近付くように測定ヘッドを移動させ、前記画像線a0
を基準点0に近いa1 の位置に移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品の表面に測定ヘッ
ドに設けたレーザー発振器からレーザー光線を照射し、
その反射光を測定ヘッドに設けたカメラで捕らえること
により物品の表面形状を測定する物品の表面形状測定装
置において、前記測定ヘッドを物品の表面形状に倣って
追従させる測定ヘッドの追従方法に関する。
【0002】
【従来の技術】対をなすレーザー光線の送光器及び受光
器を直線上に多数対配列してなる測定ヘッドを三次元的
な形状を有する物品の表面に対向させ、各送光器から照
射したレーザー光線の反射光を対応する受光器で捕らえ
て測定ヘッドから物品の各点までの距離を測定するとと
もに、その測定ヘッドを物品に沿って所定距離ずつイン
デックスさせながら前記測定を繰り返すことにより、非
接触で三次元物品の表面形状を測定する方法が知られて
いる(例えば、特開昭60−190806号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
物品の表面形状測定方法は、レーザー光線の送光器及び
受光器を多数対必要とするため、その設備の構造が複雑
化してコストが嵩む問題がある。かかる問題を解決する
ために、X−Y平面上に載置した被測定物に対して、X
軸方向にインデックスされ、Y軸方向にスキャンされ、
且つZ軸方向に進退駆動される測定ヘッドと、この測定
ヘッドに設けられ、レーザー光線をY−Z平面内に拡散
させて被測定物に照射するレーザー発振器と、前記測定
ヘッドに設けられ、被測定物からの反射光をY−Z平面
から偏倚した位置において捕らえるカメラとを備えた物
品の表面形状測定装置を用いることが考えられる。
【0004】本発明は上記物品の表面形状測定装置にお
いて、測定ヘッドを被測定物の表面形状に倣って精密に
追従させることが可能な測定ヘッドの追従方法を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、カメラの画面に捕らえた前記反射光の画
像線が該画面上の基準点に接近するように前記測定ヘッ
ドをZ軸方向に進退させることにより、その測定ヘッド
を被測定物の表面形状に倣って追従させる測定ヘッドの
追従方法であって、前記画像線を構成する複数の画素の
前記基準点からの距離を重み付け平均して重み付け平均
距離を求め、この重み付け平均距離だけ画像線を基準点
に向けて移動させることを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0007】図1〜図8は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は表面形状測定装置の全体斜視図、図2は図1
の2方向拡大矢視図、図3は表面形状測定装置の制御系
を示す図、図4は測定原理を示す図、図5は測定ヘッド
の高さとカメラで捕らえた画像の関係を示す図、図6は
ドアパネル用プレス金型の測定結果を示す図、図7はカ
メラの画像に基づいて測定ヘッドを昇降させる手法の説
明図、図8は測定の手順を示すフローチャートである。
【0008】図1に示すように、表面形状測定装置は、
被測定物Wが載置される水平な上面を有するテーブル1
を備える。テーブル1の一側に立設した2本の支柱2,
2の上端間にはY軸ガイドレール3が水平に架設され、
このY軸ガイドレール3に沿って図示せぬ駆動源で走行
するY軸走行体4にはX軸ガイドレール5が水平に支持
される。X軸ガイドレール5に沿って図示せぬ駆動源で
走行するX軸走行体6には、図示せぬ駆動源によって鉛
直方向に昇降するZ軸ガイドロッド7が支持され、その
Z軸ガイドロッド7の下端に測定ヘッド8が設けられ
る。従って、測定ヘッド8は水平面内でX軸方向及びY
軸方向に移動自在であるとともに、Z軸方向に鉛直に昇
降自在であり、その測定ヘッド8の座標及び移動量はエ
ンコーダ等の手段によって測定される。
【0009】図2を併せて参照すると明らかなように、
測定ヘッド8にはレーザー光線を被測定物Wに向けて照
射するレーザー発振器9と、被測定物Wから反射された
レーザー光線を捕らえるカメラ10とが設けられる。レ
ーザー発振器9及びカメラ10はZ軸方向に延びる回転
軸11回りに一体に回転自在であり、図示した回転位置
ではレーザー発振器9から照射されるレーザー光線はX
軸に直交する拡散面Iに沿って平面状に拡散する。一
方、カメラ10の光軸AはZ軸に対して角度θだけ傾斜
しており、従ってカメラ10の光軸Aはレーザー発振器
9からZ軸方向下向きに所定距離Hだけ離れたP点でレ
ーザー光線の拡散面Iに交差する。
【0010】前記測定ヘッド8をZ軸回りに90°回転
させればレーザー光線の拡散面IをX軸に沿わせること
ができ、これによりX軸とY軸の関係を任意に入れ換え
ることができる。
【0011】図3に示すように、表面形状測定装置はマ
イクロコンピュータ12に接続されており、このマイク
ロコンピュータ12は測定ヘッド8から位置情報を受け
取って測定ヘッド8の位置を制御する。またマイクロコ
ンピュータ12は測定ヘッド8から測定データを受け取
り、その測定データを集積した測定データファイルをC
AD13に供給するとともに、CAD13から表面形状
測定装置の作動を制御するためのティーチングデータを
受け取る。
【0012】次に、被測定物Wの表面形状測定方法の概
略を図4に基づいて説明する。
【0013】図4は、テーブル1上に載置した被測定物
Wにレーザー発振器9からレーザー光線を照射した状態
を示すもので、測定ヘッド8のY軸方向のスキャンによ
ってレーザー光線の拡散面Iとテーブル1及び被測定物
Wとの交線は曲線よりなる測定線Liを構成し、この測
定線Liからの反射光が測定ヘッド8に設けたカメラ1
0によって捕らえられる。
【0014】先ず、CAD13からマイクロコンピュー
タ12に入力されるティーチングデータに基づいて、測
定ヘッド8が被測定物Wの第1の測定線L1 上に予め設
定された測定点上に位置決めされ、そこから予め設定さ
れたピッチΔYでY軸方向にスキャンされる。Y軸方向
にスキャンされる測定ヘッド8は、第1の測定線L1
沿って設定された複数の測定点おいて被測定物Wの高さ
を順次測定する。第1の測定線L1 のスキャンが完了す
ると、測定ヘッド8はX軸方向に予め設定されたピッチ
ΔXだけインデックスされた後、今度は第2の測定線L
2 に沿ってY軸方向にスキャンされ、その間に第2の測
定線L2 に沿って所定ピッチΔYで設定された複数の測
定点において被測定物Wの高さを順次測定する。このよ
うにして、測定ヘッド8をX軸方向に測定線L1 →L2
→L3 …の順にインデックスしながら、各測定線Li上
をY軸方向にスキャンし、被測定物Wの表面の全域を覆
う多数の測定点において測定線Liの高さを検出するこ
とにより被測定物Wの表面形状を測定する。
【0015】各測定点における被測定物Wの高さの測定
は以下のようにして行われる。図4において、例えばレ
ーザー発振器9が第3の測定線L3 上の図示した測定点
にあり、レーザー発振器9の拡散面Iが前記第3の測定
線L3 の一部を照射している状態において、カメラ10
の光軸Aが前記測定線L3 と交差する場合、カメラ10
が測定線L3 からの反射光を捕らえることにより形成さ
れる前記測定線L3 の画像は、図5に示すようにカメラ
10の画面の中心を通ることになる。しかしながら、カ
メラ10の位置が高すぎて光軸Aが測定線L3 の上側を
通る場合、測定線L3 の画像はカメラ10の画面の中心
の下側を通ることになり、逆にカメラ10の位置が低す
ぎて光軸Aが測定線L3 の下側を通る場合、測定線L3
の画像はカメラ10の画面の中心の上側を通ることにな
る。従って、測定線L3 の画像が常にカメラ10の画面
の中心を通るように測定ヘッド8をZ軸に沿って昇降さ
せてやれば、測定ヘッド8は常に前記測定線L3 上のP
点からZ軸方向に高さHだけ上方に位置することにな
る。従って、各測定点において測定線Liがカメラ10
の画像の中心から所定範囲に収まるように測定ヘッド8
をZ軸方向に昇降させた後、その測定ヘッド8のZ座標
を読み取れば、被測定物Wの表面の高さを各測定点にお
いて測定することができる。
【0016】図6は被測定物Wとして自動車のドアパネ
ル用プレス金型を用いた場合の測定結果を示すもので、
図中のP1 〜P7 …は測定ヘッド8がY軸に沿ってスキ
ャンされる各測定点に対応しており、四角枠は各測定点
1 〜P7 …におけるカメラ10の画像を表している。
4つの測定点P1 〜P4 のピッチは比較的小さく(例え
ば15mm)設定されているのに対し、測定点P4 以降の
ピッチは比較的大きく(例えば30mm)設定されてお
り、これにより形状が急変する被測定物Wの周縁部の形
状を精密に測定している。
【0017】測定線L1 における第1の測定点P1 にお
ける測定ヘッド8の座標(X,Y,Z)は、CAD13
から送られて来る予め設定されたティーチングデータに
よって決定される。上記測定ヘッド8のスキャンの過程
において該測定ヘッド8のX座標は一定であり、Y座標
は測定ヘッド8がスキャンされるピッチΔYだけ順次変
化する。また測定ヘッド8のZ座標はカメラ10の画像
に基づく測定ヘッド8の昇降距離ΔZだけ順次変化す
る。従って、第2の測定点P2 における測定ヘッド8の
座標は(X,Y+ΔY,Z+ΔZ)で表される。このよ
うにして、第3の測定点P3 以降の測定ヘッド8の座標
も順次測定され、マイクロコンピュータ12のメモリー
に記憶される。
【0018】このようにして測定線L1 に沿う測定が完
了すると、前記ティーチングデータに基づいて測定ヘッ
ド8が次の測定線L2 の第1の測定点に移動し、その時
のX座標はX軸方向のインデックスのピッチΔXが加算
されたX+ΔXとなる。
【0019】次に、カメラ10の画像に基づいて測定ヘ
ッド8が所定の高さになるようにZ軸方向に昇降させる
手法を、図7に基づいて説明する。
【0020】この手法は所謂「重み付け平均」を用いた
もので、そのデータとしてカメラ10の画像をマイクロ
コンピュータ12の処理メモリに移したものが使用され
る。カメラ10の画像は横軸(x軸)と縦軸(y軸)よ
りなるx−y平面に表され、その原点0はカメラ10の
光軸Aの位置に対応する。図中の線a0 はレーザー光線
が被測定物Wを照射した測定線Liの画像である画像線
を示すものであって、その位置は原点0の下方にずれて
いる。従って、この場合には測定ヘッド8がZ軸の上方
にずれている場合に対応しており、測定ヘッド8をZ軸
に沿って所定距離だけ下降させて前記画像線a0 を原点
0に所定距離まで近付ける操作が行われる。
【0021】x−y平面は格子状に分割された多数の微
細な画素Sから構成されており、画像線a0 が通過する
各画素Sは、それぞれx軸から距離Δy0 だけ離れた位
置にあるとする。そして、x−y平面上の画像線a0
含まれる各画素Sのx軸から距離Δy0 の平均を、前述
の「重み付け平均」によって決定する。
【0022】即ち、x−y平面を、x軸に近い側からR
1 ,R2 ,R3 ,R4 の4つの領域に分割するととも
に、領域R1 では、そこを通過する画像線a0 に含まれ
る各画素Sの距離Δy0 を1倍にして足し合わせ、領域
2 では、そこを通過する画像線a0 に含まれる各画素
Sの距離Δy0 を2倍にして足し合わせ、領域R3
は、そこを通過する画像線a0 に含まれる各画素Sの距
離Δy0 を3倍にして足し合わせ、領域R4 では、そこ
を通過する画像線a0 に含まれる各画素Sの距離Δy0
を4倍にして足し合わせる。このように各領域R1 〜R
4 毎に1倍乃至4倍に重み付けされた距離Δy0 の総和
を、画像線a0 に含まれる全ての画素Sの総数で割る
と、画像線a0 における各画素Sの重み付けされた平均
距離Δy1 が求められる。尚、図示例では画像線a0
領域R2 〜R4 のみを通過しているため、上記操作は実
質的に3つの領域R2 〜R4 における実効範囲において
のみ行われる。
【0023】上述のようにして画像線a0 における各画
素Sの重み付けされた平均距離Δy 1 が求められると、
測定ヘッド8をZ軸に沿って下降させることにより、前
記求められた平均距離Δy1 だけ画像線a0 を上方に移
動させる。その結果、移動後の画像線a1 を原点0に極
めて近い位置に接近させることができる。ここで、若し
も前述の「重み付け平均」を用いずに「単純平均」によ
って各画素Sの平均距離Δy1 ′を求めたとすると、そ
の平均距離Δy1 ′は重み付けされた平均距離Δy1
りもx軸に近づいたものとなる。従って、単純な平均距
離Δy1 ′に基づいて修正された画像線a1 ′は原点0
に充分に接近せず、結果として測定ヘッド8のZ軸に沿
う昇降制御を精密に行えないことになる。
【0024】尚、「重み付け平均」による画像線a0
移動操作を、前述と同様にしてx軸方向についても行え
ば、画像線a1 を図7の矢印方向に移動させて原点0に
一層接近させることができる。
【0025】上述のようにして、被測定物Wの各測定線
1 ,L2 …の測定点P1 ,P2 …に対応するデータが
マイクロコンピュータ12に採取されると、そのデータ
は測定データファイルとしてCAD13に送られて処理
され、被測定物Wの形状を各測定線L1 ,L2 …に対応
する断面形状の集合として縞模様(三次元ワイヤーフレ
ーム)でグラフィック表示することができる。このと
き、各測定点P1 ,P2…に対応する離散的なデータ
は、周知の最小二乗法を用いて滑らかな曲線に変換され
る。また前記測定データファイルをCAD13で処理す
ることにより基準データと比較し、そのプラス方向のズ
レとマイナス方向のズレを異なる色でグラフィック表示
することができる。その他、CAD13において、被測
定物Wの形状を視覚的に表現するゼブラ評価、被測定物
Wの凹凸を等高線で表示するマスター比較、被測定物W
の面の歪み状態を表示する曲率評価等を行うことができ
る。
【0026】而して、実際の金型の形状と金型データと
のズレを正確に把握し、金型のどの部分をどれだけ切削
或いは肉盛りべきかの修正データを容易に得ることが可
能となる。
【0027】図8は上記作用をフローチャートで示した
もので、ステップ1で測定ヘッド8を所定の測定点に移
動させた後、ステップ2でレーザー発振器9から被測定
物Wに照射したレーザー光線の反射光をカメラ10で捕
らえることにより画像データを取り込む。ステップ3で
前記画像データをA/D変換した後、ステップ4で各画
素に対応する画像データを白から黒までの256段階に
分類する。続くステップ5で各画素の画像データを白又
は黒に2値化してレーザー光線の画像を抽出し、更にス
テップ6で前記レーザー光線の画像に基づいて測定ヘッ
ド8の上下位置を判別する。ステップ6で測定ヘッド8
の上下位置が所定の許容範囲にあればステップ7に移行
し、ステップ6で測定ヘッド8の上下位置が所定の許容
範囲になければステップ8に移行して測定ヘッド8の上
下位置のズレを修正すべく測定ヘッド8をZ軸方向に昇
降駆動する。そして、ステップ8で測定ヘッド8のZ軸
方向の移動量ΔZと、測定ヘッド8のインデックスによ
るX軸方向の移動量ΔXとスキャンによるY軸方向の移
動量ΔYとを取り込む。
【0028】1つの測定点における測定が終了すると、
測定ヘッド8を次の測定点に移動させて上記ステップ1
〜ステップ8を繰り返し、ステップ9で全ての測定点に
おける測定が終了すると、ステップ10に移行する。ス
テップ10で測定ヘッド8の移動量(ΔX,ΔY,Δ
Z)を基準点の座標に(X,Y,Z)に加算し、測定ヘ
ッド8の絶対座標(X+ΔX,Y+ΔY,Z+ΔZ)を
算出して被測定物Wの各測定ポイントP1 ,P2 …に対
応する離散的なデータを求める。
【0029】続いて、ステップ11以降で前記離散的な
データのスムージングが行われる。即ち、ステップ11
で各測定ポイントP1 ,P2 …に対応する離散的なデー
タを最小二乗処理して三次元曲線を求め、ステップ12
で前記三次元曲線に対してZ値が所定範囲を越えて逸脱
するデータを除外した後、ステップ13で更に2回目の
最小二乗処理を行ってスムージングされた三次元曲線を
得る。そしてステップ14で前記三次元曲線から等間隔
で複数のポイントを選択し、それらのポイントを直線で
接続して最終的な三次元曲線を求めることができる。
【0030】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の小設計
変更を行うことが可能である。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、カメラの
画面に捕らえたレーザー光線の反射光の画像線を構成す
る複数の画素の前記基準点からの距離を重み付け平均し
て重み付け平均距離を求め、この重み付け平均距離だけ
画像線を基準点に向けて移動させているので、画像線を
カメラの画面の基準点に自動的に接近させて測定ヘッド
を被測定物の表面形状に倣って追従させ、その表面形状
を精密に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表面形状測定装置の全体斜視図
【図2】図1の2方向拡大矢視図
【図3】表面形状測定装置の制御系を示す図
【図4】測定原理を示す図
【図5】測定ヘッドの高さとカメラで捕らえた画像の関
係を示す図
【図6】ドアパネル用プレス金型の測定結果を示す図
【図7】カメラの画像に基づいて測定ヘッドを昇降させ
る手法の説明図
【図8】測定の手順を示すフローチャート
【符号の説明】
8 測定ヘッド 9 レーザー発振器 10 カメラ S 画素 W 被測定物 a0 画像線 Δy0 平均距離 Δy1 重み付け平均距離
フロントページの続き (72)発明者 海津 義和 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 児玉 彰 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X−Y平面上に載置した被測定物(W)
    に対して、X軸方向にインデックスされ、Y軸方向にス
    キャンされ、且つZ軸方向に進退駆動される測定ヘッド
    (8)と、この測定ヘッド(8)に設けられ、レーザー
    光線をY−Z平面内に拡散させて被測定物(W)に照射
    するレーザー発振器(9)と、前記測定ヘッド(8)に
    設けられ、被測定物(W)からの反射光をY−Z平面か
    ら偏倚した位置において捕らえるカメラ(10)とを備
    えた物品の表面形状測定装置において、カメラ(10)
    の画面に捕らえた前記反射光の画像線(a0 )が該画面
    上の基準点に接近するように前記測定ヘッド(8)をZ
    軸方向に進退させることにより、その測定ヘッド(8)
    を被測定物(W)の表面形状に倣って追従させる測定ヘ
    ッドの追従方法であって、 前記画像線(a0 )を構成する複数の画素(S)の前記
    基準点からの距離(Δy0 )を重み付け平均して重み付
    け平均距離(Δy1 )を求め、この重み付け平均距離
    (Δy1 )だけ画像線(a0 )を基準点に向けて移動さ
    せることを特徴とする、物品の表面形状測定装置におけ
    る測定ヘッドの追従方法。
JP13283792A 1992-05-25 1992-05-25 物品の表面形状測定装置における測定ヘッドの追従方法 Expired - Lifetime JP2612794B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5844801A (en) * 1994-12-08 1998-12-01 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Method of inspecting and manufacturing vehicle body
JP2005315838A (ja) * 2004-03-31 2005-11-10 Nitto Denko Corp 表面形状測定装置および表面形状測定方法
JP2012073094A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Toyota Motor Corp 膜厚測定装置

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