JPH05322150A - 熱交換器の煤吹装置 - Google Patents

熱交換器の煤吹装置

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JPH05322150A
JPH05322150A JP15755092A JP15755092A JPH05322150A JP H05322150 A JPH05322150 A JP H05322150A JP 15755092 A JP15755092 A JP 15755092A JP 15755092 A JP15755092 A JP 15755092A JP H05322150 A JPH05322150 A JP H05322150A
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JP
Japan
Prior art keywords
injection pipe
injection
soot
heat exchanger
pipe
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP15755092A
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English (en)
Inventor
Makoto Ichikawa
誠 市川
Masaaki Miyamoto
昌明 宮本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05322150A publication Critical patent/JPH05322150A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘッドバルブの断面積によって規制される合
計断面積のノズルを有する噴射管を用いて、広い炉内に
配置されている多数の熱交換管に対して十分な除煤作用
を施すこと。 【構成】 噴射管4をモータ16及び歯車14,12を
介して回転させながら、そのノズルから噴射媒体9を噴
射するとともに、噴射管4をモータ35,動力伝達機構
34,ネジ棒33,移動台32、係子39、複数のリミ
ットスイッチ38a〜38d及び支持板11を介してそ
の軸方向へ所定距離移動させるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボイラ等の熱交換器の
本体内に収納されている多数の熱交換管の表面に付着し
ている煤類を除去するために使用される煤吹装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ボイラ等の熱交換器の本体内に
は煤吹装置が挿入されていて、熱交換器の本体内に収納
されている多数の熱交換管の表面に付着したり、堆積し
ている煤類を除去するのに使用されるようになってい
る。図6は、従来の定置回転式の煤吹装置の概略を示し
たものである。
【0003】図6において、熱交換器を構成するボイラ
等の炉壁1内には、多数の熱交換管2が配置されてい
る。そして、熱交換管2の間には、要所要所を多数のサ
ポート3で支持された噴射管4が炉壁1を貫通して挿入
されている。この噴射管4には適宜の数のノズル5が設
けられており、また、噴射管4は炉壁1外で回転機構6
を介してヘッドバルブ7に連結されている。このヘッド
バルブ7には、フレキシブルホース8を介して噴射媒体
9が供給されるようになっている。従って、噴射管4を
回転機構6により回転させながら、ヘッドバルブ7から
供給される噴射媒体9をノズル5から噴射させることに
より、熱交換管2の表面に付着したり、堆積している煤
類を除去するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の熱交換器の煤吹装置において、噴射管4に供給さ
れる噴射媒体9の供給量は、ヘッドバルブ7の弁座部の
噴射媒体通過断面積によって決まるものであり、噴射管
4に設けるノズル5の合計断面積は、このヘッドバルブ
7の噴射媒体通過断面積によって規制されることにな
る。すなわち、設置可能なノズル5の数が制限されるた
め、広い炉内に配置されている多数の熱交換管2に対し
て、十分な除煤作用を施すことが困難であるという問題
があった。また、ノズル5の数を増やすと、必然的にノ
ズル5の断面積の合計がヘッドバルブ7の弁座部の噴射
媒体通過断面積よりも大きくなり、個々のノズル5から
噴射される噴射媒体9の噴射流速が小さくなって、除煤
効率が低下してしまうという問題があった。
【0005】本発明は、このような従来技術の課題を解
決するためになされたもので、ヘッドバルブの断面積に
よって規制される合計断面積のノズルを有する噴射管を
用いて、広い炉内に配置されている多数の熱交換管に対
して十分な除煤作用を施すことができる熱交換器の煤吹
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、多数の熱交換管が収納されている熱交
換器の本体内に挿入された複数のノズルを有する噴射管
と、この噴射管を回転させる回転駆動装置とを備え、前
記噴射管を回転させながらそのノズルから噴射媒体を噴
射して、前記熱交換管の表面に付着している煤類を除去
するようにした熱交換器の煤吹装置において、前記噴射
管をその軸方向へ所定距離移動させる移動手段と、この
移動手段による移動動作を制御する制御手段とを備えた
ものである。
【0007】
【作 用】上記の手段によれば、煤吹装置の噴射管をそ
の軸方向へ移動させることができるので、噴射ノズルの
数を増やさなくとも、広い範囲の熱交換管に対して煤類
を除去することができる。また、噴射管に限られた数の
噴射ノズルを高密度に形成し、この噴射管を前進あるい
は後退させることにより、噴射媒体を熱交換管の表面に
当てて、煤類を効果的に除去することも可能となる。
【0008】
【実施例】以下、図1〜図5を参照して本発明の好適な
一実施例について詳細に説明する。なお、これらの図に
おいて、図6と同一部分には同一符号を付してあるの
で、その部分の詳細な説明は省略する。
【0009】図1は本発明の一実施例に係る熱交換器の
煤吹装置の要部を示したものであり、図2は熱交換器を
構成するボイラ等の炉壁内に挿入された噴射管の様子を
示したもので、図6と同様の図である。図2に示すよう
に、多数の熱交換管2が配置された炉壁1内に、要所要
所を多数のサポート3で支持されかつ適宜の数のノズル
5を有する噴射管4が、炉壁1を貫通して挿入されてい
る。
【0010】図3は噴射管4に形成したノズル5の一例
を示したものである。また、噴射管4を支持するサポー
ト3は、炉壁1の幅や挿入される噴射管4の長さに応じ
て、適宜の間隔で設置されるが、例えば、図4に示すよ
うに、水平状態の熱交換管2にサポート3を直立させて
設けたり、又は図5(図2のA−A線方向の矢視図)に
示すように、垂直状態で隣合う熱交換管2の間にサポー
ト3を溶接して設けたりして、そのサポート3の円形の
開口部3aに噴射管4を挿通させて支持している。
【0011】さて、本発明によれば、煤吹装置の噴射管
4は、図1に示すように、炉壁1外で支持板11に支持
されているとともに、基部が支持板11で支持されてい
るヘッドバルブ7に連結されている。そして、噴射管4
には回転機構が連結されている。この回転機構は、噴射
管4に同軸的に嵌合された歯車12と、この歯車12に
噛合った軸13を有する歯車14と、軸13を減速器1
5を介して回転させるモータ16とから成っており、噴
射管4を回転駆動させるものである。
【0012】また、噴射管4にはこの噴射管4とともに
回転する係子17が取付けられ、この係子17は支持板
11に取付けられたリミットスイッチ18と接触・離脱
するようになっていて、これによりモータ16を回転制
御するものである。
【0013】さらに、噴射管4には開閉カム19が同軸
的に嵌合されており、この開閉カム19の外周面にカム
フォロワー20が接触している。そして、噴射管4とと
もに回転する開閉カム19の或る回転範囲において、カ
ムフォロワー20がその支点21を中心に回動し、係子
22によってバネ23を介してヘッドバルブ7を開閉す
ることにより、噴射媒体を噴射管4へ供給したり停止し
たりするような制御をおこなっている。
【0014】一方、炉壁1の外側には、水平方向に梁3
1が延出されており、この梁31をガイドとして移動可
能なように、移動台32が設けられている。そして、こ
の移動台32に、上記したヘッドバルブ7や支持板11
が固定されている。また、梁31と平行にネジ棒33が
設けられていて、このネジ棒33は移動台32にネジ嵌
合している。ネジ棒33の端部には、例えばチェンや爪
車などから成る動力伝達機構34が連結されている。さ
らに、梁31にはモータ35とこれに直結された減速器
36が設けられており、減速器36の出力軸37が動力
伝達機構34に連結されている。
【0015】従って、モータ35の回転によってネジ棒
33が回転し、このネジ棒33の回転によって、移動台
32が移動する。そして、移動台32にはヘッドバルブ
7や支持板11が固定されているので、これらと一緒に
噴射管4が軸方向へ移動することになる。すなわち、ネ
ジ棒33の回転方向によって、移動台32を前進させた
り後退させたりすることができ、これにより、噴射管4
を炉壁1内で前進させたり後退させたりすることができ
ることになる。
【0016】そして、この噴射管4の炉壁1内での前進
・後退を制御するために、梁31に沿って複数のリミッ
トスイツチ38a、38b、38c、38dが所定間隔
aを隔てて設けられており、これらに適宜接触、離脱す
る係子39が移動台32に設けられている。
【0017】次に、このように構成された本発明の煤吹
装置の動作を説明する。図1および図2は初期状態を示
しており、噴射管4の先端が先方の炉壁1よりも若干手
前に位置するように置かれている。この状態で、先ず、
噴射管4を回転させるためのモータ16を起動すると、
減速器15を介して軸13が回転し、さらに歯車14、
12を介して噴射管4が回転する。同時に開閉カム19
も回転し、その所定回転角範囲だけカムフォロワー20
の係子22によってヘッドバルブ7が開くので、噴射媒
体9が噴射管4へ供給されて、ノズル5から噴射媒体9
が熱交換管2の表面に噴射され、除煤が行われる。
【0018】そして、噴射管4が一回転すると、噴射管
4に設けた係子17がリミットスイッチ18に接触して
これを動作させる。従って、この信号によって、モータ
16を停止させ、噴射管4の回転も停止し、ヘッドバル
ブ7が閉じるので噴射媒体9の供給も停止される。同時
に、リミットスイッチ18の動作信号によって、支持台
32を移動させるためのモータ35を動作させる。すな
わち、モータ35が動作すると、減速器36、動力伝達
機構34を介してネジ棒33が回転し、支持台32を梁
31に沿って図1の右側へ移動させる。従って、ヘッド
バルブ7や支持板11と一緒に噴射管4が炉壁1内の奥
へと進む。
【0019】そして、噴射管4すなわち支持台32が距
離aだけ前進すると、支持台32に設けた係子39がリ
ミットスイッチ38bに接触し、これを動作させてその
信号によってモータ35を停止させる。同時にこの信号
で噴射管4を回転させるためのモータ16を起動させ、
噴射管4を回転させながら噴射媒体9をノズル5から噴
射させる。これにより、先ほどとは違った位置の熱交換
管2の表面に噴射媒体9が噴射されて除煤が行われる。
【0020】以下同様の動作を繰返して、除煤作業が実
施されるが、リミットスイッチ38d位置で炉内全域の
除煤作業が終了して、リミットスイッチ18が動作する
と、その信号によってモータ35が逆回転駆動される。
従って、移動台32が後退して、係子39がリミットス
イッチ38aに接触すると、その信号でモータ35を停
止させる。これによって噴射管4は元の位置まで戻さ
れ、1往復動作が完了する。
【0021】なお、移動台32や噴射管4の後退動作時
にも、噴射管4をリミットスイッチ38c、38bなど
の位置で停止させて、前進移動時と同様に噴射媒体9を
噴射して、除煤動作を行わせるようにしてもよい。ま
た、噴射媒体9を噴射しながら噴射管4を一気に元の位
置まで後退させるようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
熱交換器を構成するボイラ等の炉内に、煤吹装置の噴射
管をその軸方向へ移動させて噴射媒体を噴射するように
したので、多数の熱交換管を有する熱交換器に対して
も、噴射管に供給する噴射媒体の供給量を増加させた
り、ノズルの数を増加させることなく、広い範囲にわた
って効果的に除煤作用を施すことができるという、極め
て有用な熱交換器の煤吹装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱交換器の煤吹装置の一実施例を
示す構成説明図である。
【図2】本発明の煤吹装置に使用される噴射管の、ボイ
ラ等の炉内への設置状態を示す図である。
【図3】噴射管に設けられたノズルの一例を示す断面図
である。
【図4】噴射管を支持するサポートの一例を示す図であ
る。
【図5】噴射管を支持するサポートを説明するための、
図2のA−A線方向矢視図である。
【図6】従来の熱交換器の煤吹装置を説明するための、
噴射管のボイラ等の炉内への設置状態を示す図である。
【符号の説明】
1 炉壁 2 熱交換管 4 噴射管 5 ノズル 9 噴射媒体 11 支持板 12,14 歯車 16 モータ 32 移動台 33 ネジ棒 34 動力伝達機構 35 モータ 38a〜38d リミットスイッチ 39 係子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の熱交換管が収納されている熱交換器
    の本体内に挿入された複数のノズルを有する噴射管と、
    この噴射管を回転させる回転駆動装置とを備え、前記噴
    射管を回転させながらそのノズルから噴射媒体を噴射し
    て、前記熱交換管の表面に付着している煤類を除去する
    ようにした熱交換器の煤吹装置において、前記噴射管を
    その軸方向へ所定距離移動させる移動手段と、この移動
    手段による移動動作を制御する制御手段とを備えたこと
    を特徴とする熱交換器の煤吹装置。
JP15755092A 1992-05-25 1992-05-25 熱交換器の煤吹装置 Withdrawn JPH05322150A (ja)

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JP15755092A JPH05322150A (ja) 1992-05-25 1992-05-25 熱交換器の煤吹装置

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Cited By (3)

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Effective date: 19990803