JPH0532191A - 自転車のグリツプ式変速操作装置 - Google Patents
自転車のグリツプ式変速操作装置Info
- Publication number
- JPH0532191A JPH0532191A JP41155290A JP41155290A JPH0532191A JP H0532191 A JPH0532191 A JP H0532191A JP 41155290 A JP41155290 A JP 41155290A JP 41155290 A JP41155290 A JP 41155290A JP H0532191 A JPH0532191 A JP H0532191A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grip
- bicycle
- cylinder
- thumb
- operation device
- Prior art date
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- Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 自転車のハンドルに装着して用いるグリップ
式変速操作装置に関するもので、握り部を二分割し、か
つその外形を夫々異形としたものであって、ハドルを確
実に支持することができると同時に、変速操作性を向上
させる自転車の変速操作装置を提供する。 【構成】 握り用の筒体２ａとワイヤ−巻き取りのため
のリ−ル２ｂを形成した操作筒２を、ハンドルパイプ１
に回動自在に支持してなる自転車のグリップ式変速操作
装置において、握り用の筒体部２ａを親指側の筒体と小
指側の筒体に二分割すると共に両筒体の外形を異形と
し、親指側の筒体とリ−ル２ｂを一体に成形してハンド
ルパイプ１に回動自在に支持し、小指側の筒体を前記親
指側の筒体と併置してハンドルパイプ１に固定したこと
を特徴とする自転車のグリップ式変速操作装置。
式変速操作装置に関するもので、握り部を二分割し、か
つその外形を夫々異形としたものであって、ハドルを確
実に支持することができると同時に、変速操作性を向上
させる自転車の変速操作装置を提供する。 【構成】 握り用の筒体２ａとワイヤ−巻き取りのため
のリ−ル２ｂを形成した操作筒２を、ハンドルパイプ１
に回動自在に支持してなる自転車のグリップ式変速操作
装置において、握り用の筒体部２ａを親指側の筒体と小
指側の筒体に二分割すると共に両筒体の外形を異形と
し、親指側の筒体とリ−ル２ｂを一体に成形してハンド
ルパイプ１に回動自在に支持し、小指側の筒体を前記親
指側の筒体と併置してハンドルパイプ１に固定したこと
を特徴とする自転車のグリップ式変速操作装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自転車のハンドルに装
着して用いるグリップ式変速操作装置に関するもので、
特にフラットハンドルやアップハンドルに好適なもので
ある。
着して用いるグリップ式変速操作装置に関するもので、
特にフラットハンドルやアップハンドルに好適なもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】自転車は不安定な乗り物であって、走行
中はハンドルを操りながらバランスを保たなければなら
ない。したがって、安定して走行するためには常にハン
ドルを両手で確実に支持しておく必要がある。ところ
が、変速のための操作レバ−の取付け位置は、ハンドル
の形状によって種々であるが、ドロップハンドルを装着
した自転車では下パイプの上部やハンドルステムであ
り、フラットハンドルやアップハンドルを装着した自転
車ではハンドルのグリップ近くであることが多い。これ
らのグリップから離れた操作レバ−を作動するために
は、ハンドルから手を外すか、あるいはグリップから指
を外して力を入れなければならなかった。このような不
安定なハンドルの状態では自転車の安定した走行に支障
をきたし、危険であることさえあった。
中はハンドルを操りながらバランスを保たなければなら
ない。したがって、安定して走行するためには常にハン
ドルを両手で確実に支持しておく必要がある。ところ
が、変速のための操作レバ−の取付け位置は、ハンドル
の形状によって種々であるが、ドロップハンドルを装着
した自転車では下パイプの上部やハンドルステムであ
り、フラットハンドルやアップハンドルを装着した自転
車ではハンドルのグリップ近くであることが多い。これ
らのグリップから離れた操作レバ−を作動するために
は、ハンドルから手を外すか、あるいはグリップから指
を外して力を入れなければならなかった。このような不
安定なハンドルの状態では自転車の安定した走行に支障
をきたし、危険であることさえあった。
【０００３】特に、近時多く使用されるようになったオ
フロ−ドを走行する用途のマウンテンバイクでは、凹凸
道や荒れ地を走行するため、ハンドル操作が一段と難し
くなる。したがって、さらにハンドルを確実に保持する
必要があるが、上記のグリップから離れた操作レバ−に
よる方法では変速する余裕がなくなって、変速タイミン
グを失うことが多かった。そこで両手で確実にハンドル
を支持したままで、変速できる操作方法が強く望まれて
いた。
フロ−ドを走行する用途のマウンテンバイクでは、凹凸
道や荒れ地を走行するため、ハンドル操作が一段と難し
くなる。したがって、さらにハンドルを確実に保持する
必要があるが、上記のグリップから離れた操作レバ−に
よる方法では変速する余裕がなくなって、変速タイミン
グを失うことが多かった。そこで両手で確実にハンドル
を支持したままで、変速できる操作方法が強く望まれて
いた。
【０００４】このような要望に答えるべく提案された変
速操作装置の従来例としては図５に示すものがある。こ
の図５はかかる従来例の一部切断側面図であって、ハン
ドル１の端部に、握り用の円筒２ａと操作ワイヤ−３の
一端を係止する巻き取り用のリ−ル２ｂを一体に成形し
た操作筒２を回動自在に支持し、握り用円筒２ａの外周
にはゴムや合成樹脂などの柔軟な材料でできたグリップ
４を嵌装し、操作筒２のリ−ル部２ｂはホルダ−５で回
動自在に支持し、かかるホルダ−５はハンドル１に固定
されている構造である。そして乗員がグリップ４全体を
握持してハンドル１の軸中心に回動し、リ−ル２ｂに巻
装したワイヤ−３を牽引したり緩めたりして変速操作を
するものである。
速操作装置の従来例としては図５に示すものがある。こ
の図５はかかる従来例の一部切断側面図であって、ハン
ドル１の端部に、握り用の円筒２ａと操作ワイヤ−３の
一端を係止する巻き取り用のリ−ル２ｂを一体に成形し
た操作筒２を回動自在に支持し、握り用円筒２ａの外周
にはゴムや合成樹脂などの柔軟な材料でできたグリップ
４を嵌装し、操作筒２のリ−ル部２ｂはホルダ−５で回
動自在に支持し、かかるホルダ−５はハンドル１に固定
されている構造である。そして乗員がグリップ４全体を
握持してハンドル１の軸中心に回動し、リ−ル２ｂに巻
装したワイヤ−３を牽引したり緩めたりして変速操作を
するものである。
【０００５】ところがこのような従来例では、ハンドル
１を確実に支持するには本来固定されているべきグリッ
プ４が可動となっているため、ハンドル１に力を入れる
方向が限定されて微妙な操作をすることができなかった
り、構造上避けることのできないガタによる違和感や不
安感があった。また、グリップの断面形状は、回転を伴
うため円形であることが必要で、握ったときに感触をよ
くし安定させるための指型は、方向性を有しているため
に施すことができなかった。さらに、乗員がハンドルを
握る手に不用意に力を入れたときなどに、誤って変速操
作をしてしまうことがあり、バランスを失って自転車が
ふらついたり、転倒することがあった。
１を確実に支持するには本来固定されているべきグリッ
プ４が可動となっているため、ハンドル１に力を入れる
方向が限定されて微妙な操作をすることができなかった
り、構造上避けることのできないガタによる違和感や不
安感があった。また、グリップの断面形状は、回転を伴
うため円形であることが必要で、握ったときに感触をよ
くし安定させるための指型は、方向性を有しているため
に施すことができなかった。さらに、乗員がハンドルを
握る手に不用意に力を入れたときなどに、誤って変速操
作をしてしまうことがあり、バランスを失って自転車が
ふらついたり、転倒することがあった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の課題
を解決するためになされたもので、ハンドルを確実に支
持することができると同時に、変速操作性を向上させる
自転車のグリップ式変速操作装置を提供することを目的
とする。
を解決するためになされたもので、ハンドルを確実に支
持することができると同時に、変速操作性を向上させる
自転車のグリップ式変速操作装置を提供することを目的
とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明では、グリップ式
変速操作装置の握り部を、図５で示すような一体型から
横二分割型に変更し、ハンドルパイプに対して握り部の
一部を可動、残部を固定としたものであり、また可動握
り部は回転に相応しい形状とし、固定握り部は握持に相
応しい形状としたものである。そのため、握り用の筒体
とワイヤ−巻き取りのためのリ−ルを形成した操作筒
を、ハンドルパイプに回動自在に支持してなる自転車の
グリップ式変速操作装置において、握り用の筒体部を親
指側の筒体と小指側の筒体に二分割すると共に両筒体の
外形を異形とし、親指側の筒体とリ−ルを一体に成形し
てハンドルパイプに回動自在に支持し、小指側の筒体を
前記親指側の筒体と併置してハンドルパイプに固定する
よう構成したものである。
変速操作装置の握り部を、図５で示すような一体型から
横二分割型に変更し、ハンドルパイプに対して握り部の
一部を可動、残部を固定としたものであり、また可動握
り部は回転に相応しい形状とし、固定握り部は握持に相
応しい形状としたものである。そのため、握り用の筒体
とワイヤ−巻き取りのためのリ−ルを形成した操作筒
を、ハンドルパイプに回動自在に支持してなる自転車の
グリップ式変速操作装置において、握り用の筒体部を親
指側の筒体と小指側の筒体に二分割すると共に両筒体の
外形を異形とし、親指側の筒体とリ−ルを一体に成形し
てハンドルパイプに回動自在に支持し、小指側の筒体を
前記親指側の筒体と併置してハンドルパイプに固定する
よう構成したものである。
【０００８】特に、握り部の回動操作性を向上するた
め、握り用の筒体を二分割し、その外形を夫々異形とす
るものであって、親指側の筒体の外径を小指側の筒体の
外径より大きくしたり、親指側の筒体の断面形状を多角
形としたり、さらには親指側の筒体の外周に回動のため
の凹凸部を形成するものである。また、握り部の握り易
さと固定安定性を増すために、小指側の筒体の外周に握
り手に合致するような波状の指型を形成することが好ま
しい。勿論、握り用の筒体は、ゴムや合成樹脂による柔
軟な材料でその外側が覆われているのが一般的で、前記
した握り用筒体の外形とはこの柔軟材料の外形を含むも
のである。
め、握り用の筒体を二分割し、その外形を夫々異形とす
るものであって、親指側の筒体の外径を小指側の筒体の
外径より大きくしたり、親指側の筒体の断面形状を多角
形としたり、さらには親指側の筒体の外周に回動のため
の凹凸部を形成するものである。また、握り部の握り易
さと固定安定性を増すために、小指側の筒体の外周に握
り手に合致するような波状の指型を形成することが好ま
しい。勿論、握り用の筒体は、ゴムや合成樹脂による柔
軟な材料でその外側が覆われているのが一般的で、前記
した握り用筒体の外形とはこの柔軟材料の外形を含むも
のである。
【０００９】
【作用】上述のように、握り用の筒体を親指側の筒体と
小指側の筒体に二分割することによって、握り手の幅内
に可動握り部と固定握り部が両方存在するようにしたも
のであって、ハンドル操作のためグリップを確実に握る
時は、可動握り部と固定握り部の全体を同時に握ること
によって容易に固定状態が得られ、また変速操作をする
時は握りの位置はそのままで握力の配分を親指、人差指
側に移動し、薬指、小指側をやや緩め気味にして回転す
ることによって変速操作をすることができる。
小指側の筒体に二分割することによって、握り手の幅内
に可動握り部と固定握り部が両方存在するようにしたも
のであって、ハンドル操作のためグリップを確実に握る
時は、可動握り部と固定握り部の全体を同時に握ること
によって容易に固定状態が得られ、また変速操作をする
時は握りの位置はそのままで握力の配分を親指、人差指
側に移動し、薬指、小指側をやや緩め気味にして回転す
ることによって変速操作をすることができる。
【００１０】この握り部の筒体の外形については夫々異
形とするものであるが、例えば円筒体にあっては親指側
の円筒の外径を小指側の円筒の外径より大きくして、変
速操作をする時に親指、人差指に力を入れやすく、しか
も薬指、小指を緩めやすくしてグリップの可動と固定の
切り替え操作性を向上するようにしたものである。
形とするものであるが、例えば円筒体にあっては親指側
の円筒の外径を小指側の円筒の外径より大きくして、変
速操作をする時に親指、人差指に力を入れやすく、しか
も薬指、小指を緩めやすくしてグリップの可動と固定の
切り替え操作性を向上するようにしたものである。
【００１１】また握り部の筒体の異形に関していえば、
筒体の断面形状が関与し、可動握り部では親指側の筒体
の断面形状を多角形としたり、あるいは親指側の筒体の
外周に回転のための突部を形成し、回転に適した形状と
することもよい。さらに親指側の筒体の外周に回転のた
めの突部を形成し、握りの感覚でグリップの方向を感じ
取ることができるなど、いちいち手元の段数表示を見な
くても変速位置を知ることができるものがよい。また、
一方の固定握り部では小指側の筒体の外周に握り手に合
致するような突部を形成し、握り易さと固定安定性を増
すようにして固定支持に適した形状とするのがよい。
筒体の断面形状が関与し、可動握り部では親指側の筒体
の断面形状を多角形としたり、あるいは親指側の筒体の
外周に回転のための突部を形成し、回転に適した形状と
することもよい。さらに親指側の筒体の外周に回転のた
めの突部を形成し、握りの感覚でグリップの方向を感じ
取ることができるなど、いちいち手元の段数表示を見な
くても変速位置を知ることができるものがよい。また、
一方の固定握り部では小指側の筒体の外周に握り手に合
致するような突部を形成し、握り易さと固定安定性を増
すようにして固定支持に適した形状とするのがよい。
【００１２】
【実施例】以下本発明の実施例を図面について説明す
る。図１は本発明の実施例の一部切断側面図であり、図
２は前からの一部切断正面図である。図において、握り
部全体幅の約１／３の円筒部２ａと、リ−ル２ｂを形成
した合成樹脂製の操作筒２を、ハンドルパイプ１に右端
から握り部全体幅の約２／３を余して回転自在に支持す
る。そしてこの円筒部２ａの外周にはゴムなどの柔軟な
材料で、親指側に鍔８ａを形成した外形が円形の可動握
り部８を外装する。このリ−ル部２ｂは操作ワイヤ−３
を巻き取るための溝付きの円板で、円筒部２ａの親指側
外周に一体に成形してあり、円板の円周の一部に操作ワ
イヤ−３のエンドを嵌入するための係止孔２ｃを穿設す
る。
る。図１は本発明の実施例の一部切断側面図であり、図
２は前からの一部切断正面図である。図において、握り
部全体幅の約１／３の円筒部２ａと、リ−ル２ｂを形成
した合成樹脂製の操作筒２を、ハンドルパイプ１に右端
から握り部全体幅の約２／３を余して回転自在に支持す
る。そしてこの円筒部２ａの外周にはゴムなどの柔軟な
材料で、親指側に鍔８ａを形成した外形が円形の可動握
り部８を外装する。このリ−ル部２ｂは操作ワイヤ−３
を巻き取るための溝付きの円板で、円筒部２ａの親指側
外周に一体に成形してあり、円板の円周の一部に操作ワ
イヤ−３のエンドを嵌入するための係止孔２ｃを穿設す
る。
【００１３】前記リ−ル部２ｂを外包するホルダ−５は
上半円からなる上側ホルダ−６と下半円からなる下側ホ
ルダ−７で構成する。上側ホルダ−６の外側には変速段
表示６ａがなされ、先方の両側に取付けねじ９が貫通す
る孔６ｂを穿設する。内側には前記リ−ル部２ｂを外包
し、回動自在に支持するためのリ−ル２ｂよりひとまわ
り大きい半円状の空間６ｃと、ハンドル１に固定するた
めのハンドル径と同じ内径の半円固定部６ｄを形成す
る。
上半円からなる上側ホルダ−６と下半円からなる下側ホ
ルダ−７で構成する。上側ホルダ−６の外側には変速段
表示６ａがなされ、先方の両側に取付けねじ９が貫通す
る孔６ｂを穿設する。内側には前記リ−ル部２ｂを外包
し、回動自在に支持するためのリ−ル２ｂよりひとまわ
り大きい半円状の空間６ｃと、ハンドル１に固定するた
めのハンドル径と同じ内径の半円固定部６ｄを形成す
る。
【００１４】下側ホルダ−７の外側下方にはブレ−キレ
バ−１０を挟持するためのブラケット１１を形成し、ブ
ラケット１１の基部にはブレ−キレバ−１０を軸止する
ためのねじ用孔１１ａを穿設する。ブラケット１１の先
方にはブレ−キワイヤ−１２のアウタ−受け１１ｂを設
ける。かかるブラケット１１の側方には操作ワイヤ−３
のアウタ−受け１１ｃを設ける。また上面の両側には取
付けねじ９用のねじ孔７ａを設ける。そして内側には、
上側ホルダ−６と同様に、前記リ−ル部２ｂを外包し、
回動自在に支持するためのリ−ル２ｂよりひとまわり大
きい半円状の空間７ｂと、ハンドル１に固定するための
ハンドル径と同じ半径の半円固定部７ｃを形成する。
バ−１０を挟持するためのブラケット１１を形成し、ブ
ラケット１１の基部にはブレ−キレバ−１０を軸止する
ためのねじ用孔１１ａを穿設する。ブラケット１１の先
方にはブレ−キワイヤ−１２のアウタ−受け１１ｂを設
ける。かかるブラケット１１の側方には操作ワイヤ−３
のアウタ−受け１１ｃを設ける。また上面の両側には取
付けねじ９用のねじ孔７ａを設ける。そして内側には、
上側ホルダ−６と同様に、前記リ−ル部２ｂを外包し、
回動自在に支持するためのリ−ル２ｂよりひとまわり大
きい半円状の空間７ｂと、ハンドル１に固定するための
ハンドル径と同じ半径の半円固定部７ｃを形成する。
【００１５】ブレ−キレバ−１０は、Ｌ字形で基部にブ
レ−キワイヤ−１２のエンドを嵌入するための係止孔１
０ａと短腕の先端に軸止孔１０ｂを穿設し、この短腕部
を前記下側ホルダ−７のブラケット１１間に嵌入し、ね
じ１３で軸止する。
レ−キワイヤ−１２のエンドを嵌入するための係止孔１
０ａと短腕の先端に軸止孔１０ｂを穿設し、この短腕部
を前記下側ホルダ−７のブラケット１１間に嵌入し、ね
じ１３で軸止する。
【００１６】ハンドルパイプ１に右側から握り部全体幅
の約２／３を余した部分に、ゴムなどの柔軟な材料で形
成した固定握り部１４を外装するが、これは全体の外形
として可動握り部８よりはやや小径の円筒体であって、
その下方に波状の指型１４ａを形成してある。
の約２／３を余した部分に、ゴムなどの柔軟な材料で形
成した固定握り部１４を外装するが、これは全体の外形
として可動握り部８よりはやや小径の円筒体であって、
その下方に波状の指型１４ａを形成してある。
【００１７】このように構成したグリップ式変速操作装
置のリ−ル２ｂの係止部にインナ−ワイヤ−３ａのエン
ドを嵌入し、リ−ル２ｂの溝にそって這わせ、アウタ−
受け１１ｃから外に導きだしアウタ−ケ−ブル３ｂに挿
通する。インナ−ワイヤ−３ａの端部は変速装置（図示
せず）の操作部に係止する。
置のリ−ル２ｂの係止部にインナ−ワイヤ−３ａのエン
ドを嵌入し、リ−ル２ｂの溝にそって這わせ、アウタ−
受け１１ｃから外に導きだしアウタ−ケ−ブル３ｂに挿
通する。インナ−ワイヤ−３ａの端部は変速装置（図示
せず）の操作部に係止する。
【００１８】本発明はかかる構造であって、リ−ル２ｂ
と一体である握り用円筒２ａを矢印Ａの方向に回転する
ことによって、インナ−ワイヤ−３ａを牽引し変速装置
を操作する。また矢印Ａと反対の方向に回転すると、イ
ンナ−ワイヤ−３ａが緩み、変速装置に内蔵したばねで
復帰する。
と一体である握り用円筒２ａを矢印Ａの方向に回転する
ことによって、インナ−ワイヤ−３ａを牽引し変速装置
を操作する。また矢印Ａと反対の方向に回転すると、イ
ンナ−ワイヤ−３ａが緩み、変速装置に内蔵したばねで
復帰する。
【００１９】図３は、本発明による変速装置の他の実施
例の正面図であって、可動握り部８の断面外形を略三角
形状となし、一方固定握り部１４を円筒体としたもの
で、握り手の感覚で直感的に変速操作に移ることができ
るものである。
例の正面図であって、可動握り部８の断面外形を略三角
形状となし、一方固定握り部１４を円筒体としたもの
で、握り手の感覚で直感的に変速操作に移ることができ
るものである。
【００２０】図４は、本発明による変速装置のさらに他
の実施例の正面図であって、可動握り部８の断面外形を
変則的な卵形となし、一方固定握り部１４を円筒体とし
たものである。これも前例と同じく握り手の感覚で直感
的に変速操作に移ることができるものである。
の実施例の正面図であって、可動握り部８の断面外形を
変則的な卵形となし、一方固定握り部１４を円筒体とし
たものである。これも前例と同じく握り手の感覚で直感
的に変速操作に移ることができるものである。
【００２１】
【発明の効果】上記のように、握り用の筒体を親指側の
筒体と小指側の筒体に二分割することによって、握り手
の幅内に可動握り部と固定握り部が両方存在するように
したので、ハンドルを固定するときと、変速操作をする
ときの握りの位置はそのままで移動する必要は全くなく
なる。したがって、ハンドルから手を離さずに変速操作
ができ、しかもハンドルを常に確実に支持することがで
きるので変速操作に気を取られずに安定した走行ができ
る。
筒体と小指側の筒体に二分割することによって、握り手
の幅内に可動握り部と固定握り部が両方存在するように
したので、ハンドルを固定するときと、変速操作をする
ときの握りの位置はそのままで移動する必要は全くなく
なる。したがって、ハンドルから手を離さずに変速操作
ができ、しかもハンドルを常に確実に支持することがで
きるので変速操作に気を取られずに安定した走行ができ
る。
【００２２】また、握り部の外形に関し、親指側の筒体
の外形と小指側の筒体の外形とを異形としたことによっ
て、可動と固定の切り替え操作性が向上し、握りの感覚
でグリップの方向を感じ取ることができ、いちいち手元
の段数表示を見なくても変速位置を知り、他方握り易さ
と固定の確実性を増すようにして安定性を向上したもの
である。
の外形と小指側の筒体の外形とを異形としたことによっ
て、可動と固定の切り替え操作性が向上し、握りの感覚
でグリップの方向を感じ取ることができ、いちいち手元
の段数表示を見なくても変速位置を知り、他方握り易さ
と固定の確実性を増すようにして安定性を向上したもの
である。
【００２３】このようにして本発明によれば一つのグリ
ップによって固定支持機能と変速操作機能を同時に兼ね
備え、ハンドルを確実に支持することができると共に変
速操作性を向上させることができる安全性の高い自転車
のグリップ式変速操作装置を提供することができた。
ップによって固定支持機能と変速操作機能を同時に兼ね
備え、ハンドルを確実に支持することができると共に変
速操作性を向上させることができる安全性の高い自転車
のグリップ式変速操作装置を提供することができた。
【図１】図１は本発明による変速装置の実施例の側面図
である。
である。
【図２】図２は図１における変速装置の前からの正面図
である。
である。
【図３】図３は本発明による変速装置の他の実施例の正
面図である。
面図である。
【図４】図４は本発明による変速装置の更に他の実施例
の正面図である。
の正面図である。
【図５】図５は従来からある変速装置の側面図である。
１‥‥ハンドル
２‥‥操作筒
２ａ‥‥握り用円筒
２ｂ‥‥リ−ル
２ｃ‥‥係止孔
３‥‥操作ワイヤ−
３ａ‥‥インナ−ワイヤ−
３ｂ‥‥アウタ−ケ−ブル
４‥‥握り部
５‥‥ホルダ−
６‥‥上側ホルダ−
６ａ‥‥変速段表示
６ｂ‥‥ねじ貫通孔
６ｃ‥‥半円空間部
６ｄ‥‥半円固定部
７‥‥下側ホルダ−
７ａ‥‥ねじ孔
７ｂ‥‥半円空間部
７ｃ‥‥半円固定部
８‥‥可動握り部
８ａ‥‥鍔
９‥‥取付けねじ
１０‥‥ブレ−キレバ−
１０ａ‥‥係止孔
１０ｂ‥‥軸止孔
１１‥‥ブラケット
１１ａ‥‥ねじ孔
１１ｂ‥‥アウタ−受け（ブレ−キワイヤ−用）
１１ｃ‥‥アウタ−受け（操作ワイヤ−用）
１２‥‥ブレ−キワイヤ−
１３‥‥ねじ
１４‥‥固定握り部
１４ａ‥‥指型
Claims (5)
- 【請求項１】 握り用の筒体とワイヤ−巻き取りのため
のリ−ルを形成した操作筒を、ハンドルパイプに回動自
在に支持してなる自転車のグリップ式変速操作装置にお
いて、握り用の筒体部を親指側の筒体と小指側の筒体に
二分割すると共に両筒体の外形を異形とし、親指側の筒
体とリ−ルを一体に成形してハンドルパイプに回動自在
に支持し、小指側の筒体を前記親指側の筒体と併置して
ハンドルパイプに固定したことを特徴とする自転車のグ
リップ式変速操作装置。 - 【請求項２】 親指側の筒体の外径を小指側の筒体の外
径より大きい筒体とした請求項１記載の自転車のグリッ
プ式変速操作装置。 - 【請求項３】 親指側の筒体の断面形状を多角形とした
請求項１記載の自転車のグリップ式変速操作装置。 - 【請求項４】 親指側の筒体の外周に回動のための凹凸
部を形成した請求項１記載の自転車のグリップ式変速操
作装置。 - 【請求項５】 小指側の筒体の外周に握持固定のための
指型を形成した請求項１記載の自転車のグリップ式変速
操作装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2411552A JP2581996B2 (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | 自転車のグリップ式変速操作装置 |
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