JPH05318531A - 射出成形機の計量方法 - Google Patents

射出成形機の計量方法

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JPH05318531A
JPH05318531A JP15002492A JP15002492A JPH05318531A JP H05318531 A JPH05318531 A JP H05318531A JP 15002492 A JP15002492 A JP 15002492A JP 15002492 A JP15002492 A JP 15002492A JP H05318531 A JPH05318531 A JP H05318531A
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
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    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 計量・混練り作業を適確に反復できる計量方
法を提供すること。 【構成】 射出スクリュー1の回転を妨げる反力に比例
して出力されるサーボ回路101のトルク指令αの現在
値を所定周期毎に検出し、ペレットフィーダ5の送り速
度を規定する基準値α0とモータM3の駆動制御に必要
とされる増幅率Bの値に基いてA=(α0−α)・Bの
算術式でモータM3への速度指令Aを算出し、ペレット
フィーダ5の羽根付ロータ7の回転速度を制御する。ペ
レットの供給が過多となると射出スクリュー1に作用す
る反力が増大してαの値が増大し速度指令Aの値が減少
するのでペレットフィーダ5の送り速度が自動的に減少
してペレットの供給が抑制され、また、ペレットの供給
が不足気味になると射出スクリュー1に作用する反力が
減少してαの値が減少し速度指令Aの値が増大するので
ペレットフィーダ5の送り速度が自動的に増大してペレ
ットの不足を補う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形機の計量方法
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】成形材料となるペレットを射出成形機の
射出シリンダに供給するための方法として、射出シリン
ダに連設した供給ホッパにペレットを貯溜し、その自重
を利用してペレットを射出シリンダに送り込むもの、お
よび、射出成形機の供給ホッパに替えてオプションの計
量ホッパを装着すると共に、ペレットを大量に貯溜した
調温調湿機からのエクステンションチューブを計量ホッ
パに接続し、計量ホッパに配備したセンサで調温調湿機
によるペレットの送出量を制御して計量ホッパ内のペレ
ットの貯留量を一定に保ち、その自重による一定の押圧
力で該計量ホッパから射出シリンダにペレットを投入す
るものが公知である。
【0003】しかし、射出シリンダに連設した供給ホッ
パにペレットを貯溜して送り込む方法では、ペレットの
消費による貯留量の変化、即ち、成形材料全体の自重の
変化によってペレットの送り込み状態が変化するため、
これを一定に保つためにホッパ側シャッタの手動開閉操
作等を頻繁に行わなければならないという問題があり、
また、送り込みの調整作業がうまくゆかずにスクリュー
の可塑化能力を越えたペレットが送り込まれたりする
と、完全に溶融していない樹脂がそのまま射出された
り、スクリューの回転が不能となって非常停止機能が作
動し、成形作業の継続が不能となる場合がある。
【0004】また、オプションの計量ホッパを利用した
場合でも、計量ホッパのセンサはペレットの貯溜水準を
光学センサで検出するのが一般的であるため、ランナー
等の廃材をクラッシュした再生ペレット等を利用する
と、ペレットの形状が不安定となって成形材料全体とし
ての密度が様々に変化し、計量ホッパの貯溜水準(嵩)
を一定に保っても送り込みの押圧力が一定となる保証は
なく、計量・混練り時における成形材料の巻き込みを一
定に保持することは困難であり、やはり前述と同様の問
題を生じる。
【0005】更に、射出スクリューと並列に計量専用ス
クリューを設けてペレットフィーダと成し、該計量専用
スクリューの回転によって所定量のペレットを計量して
射出シリンダ内に供給するようにした射出成形機も昔か
ら知られているが、この場合、ペレットの送り込み量の
制御は計量専用スクリューの駆動時間(通電時間)や該
スクリューの回転速度の設定操作に依存しているため、
適確な計量を得るためにはオペレータが一定の熟練を備
えている必要があり、この設定操作が不適当であれば、
やはり、可塑化不良や計量不足といった問題が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、前述の従来技術の欠点を解消し、繁雑な手動操作を
必要とせず、また、ペレットの性状やオペレータの熟練
程度にも関わりなく、適確な計量・混練り作業を反復し
て行うことのできる射出成形機の計量方法を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による射出成形機
の計量方法は、ペレットの供給源と射出シリンダとの間
にペレットフィーダを設け、計量・混練り作業中に射出
スクリューの回転を妨げる反力を逐次検出し、該反力の
増大に対しペレットフィーダの送り速度を減少させる一
方、前記反力の減少に対しペレットフィーダの送り速度
を増大させてペレットの供給速度を制御することにより
前記目的を達成した。
【0008】また、ペレットフィーダの最大送り速度を
規定する基準値とペレットフィーダの駆動制御のための
増幅率を予め設定しておき、計量・混練り作業中に射出
スクリューの回転を妨げる反力を基準値から減じた値に
増幅率を乗じてペレットフィーダの送り速度を算出する
と共に、この送り速度に基いてペレットフィーダを駆動
制御することにより、射出スクリューの回転を妨げる反
力の増大に対応してペレットフィーダの送り速度を減少
させる一方、反力の減少に対応してペレットフィーダの
送り速度を増大させる。
【0009】サーボモータによって射出スクリューを回
転駆動する射出成形機においては、サーボモータへのト
ルク指令値、または、サーボモータにおける速度偏差、
もしくは、位置偏差を介して射出スクリューの回転を妨
げる反力を検出するようにする。
【0010】
【作用】計量・混練り作業中にペレットの供給が過多と
なると射出シリンダに過充填されたペレットの干渉によ
り射出スクリューの回転を妨げる反力が増大し、また、
ペレットの供給が不足気味になって計量が不十分になる
と射出スクリューの回転を妨げる反力が減少する。射出
スクリューの回転を妨げる反力が増大するとペレットフ
ィーダの送り速度が自動的に減少してペレットの供給を
抑制し、また、射出スクリューの回転を妨げる反力が減
少するとペレットフィーダの送り速度が自動的に増大し
てペレットの供給不足を補うので、射出シリンダ内にお
ける樹脂の滞留量やスクリューの回転力が安定し、計量
・混練り作業を常に一定の条件で行うことができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の計量方法を適用した一実施例
の電動式射出成形機の要部断面とその制御装置を示すブ
ロック図である。図中の符号1は射出成形機の射出スク
リューで、射出シリンダ2に摺動および回転自在に内嵌
され、射出用サーボモータM1およびスクリュー回転用
サーボモータM2により軸方向の射出動作と軸回りのス
クリュー回転とが独立して行われるようになっいる。符
号3は射出用サーボモータM1を駆動源として射出スク
リュー1に射出動作を行わせるための動力伝達機構であ
り、射出シリンダ2には、バンドヒータ等からなる図示
しない加熱手段が設けられている。
【0012】また、射出シリンダ2の基部上面には成形
材料となるぺレットを投入するためのホッパ4が配備さ
れ、ペレットの供給源となるホッパ4と射出シリンダ2
との間には、ホッパ4内のペレットを射出シリンダ2に
供給するためのペレットフィーダ5が設けられている。
ペレットフィーダ5は、ホッパ4と射出シリンダ2との
間に形成された連通路6を横切るようにして配備された
図2に示すような羽根付ロータ7と該ロータ7の回転駆
動手段であるモータM3および該モータM3の回転速度
を制御するモータ駆動回路8によって構成され、羽根付
ロータ7の回転速度を制御することにより、ホッパ4か
ら射出シリンダ2に送り込まれるペレットの移送速度が
調整されるようになっている。なお、ペレットフィーダ
5の主要部を構成する羽根付ロータ7に替えて従来と同
様の計量専用スクリューおよびその周辺部の構成を適用
し、モータM3で計量専用スクリューを回転駆動して射
出シリンダ2にペレットを送り込むようにしても良い。
【0013】射出用サーボモータM1およびスクリユー
回転用サーボモータM2の各々にはパルスコーダP1お
よびP2の各々が装着され、射出スクリュー1の現在位
置(軸方向)や回転位置(軸回り)等が検出されるよう
になっている。
【0014】射出成形機の制御装置100は数値制御用
のマイクロプロセッサ(以下、NCCPUという)11
1とプログラマブルマシンコントローラ用のマイクロプ
ロセッサ(以下、PMCCPUという)113を有し、
PMCCPU113には射出成形機のシーケンス動作や
ペレットフィーダ5を制御するシーケンスプログラム等
を記憶したROM116、および、不揮発性のPMC用
RAM109や現在値記憶RAM108が接続されてい
る。NCCPU111は射出成形機の各部を全体的に制
御するためのものであって、クランプ用(図示せず),
エジェクタ用(図示せず),スクリュー回転用,射出用
等の各軸のサーボモータを駆動制御するサーボ回路がサ
ーボインターフェイス110を介して接続されている。
なお、図1では射出用サーボモータM1のためのサーボ
回路102とスクリュー回転用サーボモータM2のため
のサーボ回路101のみを図示している。
【0015】104はバブルメモリやCMOSメモリ等
で構成される不揮発性の共有RAMで、射出成形機の各
動作を制御するNCプログラム等を記憶するメモリ部と
各種設定値,パラメータ,マクロ変数等を記憶する設定
メモリ部とを有し、該設定メモリ部には、CRT表示装
置付手動データ入力装置117およびオペレータパネル
コントローラ115を介してオペレータが設定入力した
各種の成形条件および計量条件等が記憶される。112
はバスアービターコントローラ(以下、BACという)
で、該BAC112にはNCCPU111およびPMC
CPU113,共有RAM104,入力回路105,出
力回路106の各バスが接続され、該BAC112によ
って使用するバスが制御されるようになっている。ま
た、射出用サーボモータM1はサーボ回路102に接続
され、出力回路106からのトルクリミット値とパルス
コーダP1からの検出出力がサーボ回路102に入力さ
れており、サーボインターフェイス110内の現在位置
記憶レジスタにより、射出スクリュー1の現在位置(軸
方向)が常時検出されるようになっている。また、スク
リュー回転用サーボモータM2はサーボ回路101に接
続され、パルスコーダP2からの検出出力がサーボ回路
101に入力され、位置,速度の制御が行われる。RA
M103はNCCPU111のための演算データ記憶メ
モリである。
【0016】そして、制御装置100の出力回路106
にはD/A変換器9を介してモータ駆動回路8が接続さ
れ、D/A変換器9でD/A変換された制御装置100
からの速度指令によりモータ駆動回路8がモータM3を
駆動制御して、ペレットフィーダ5の羽根付ロータ7が
制御装置100からの速度指令に対応する送り速度でホ
ッパ4内のペレットを射出シリンダ2に供給するように
なっている。
【0017】以上のような構成において、NC用ROM
114に格納されたNCプログラムや共有RAM104
に格納された各種成形条件およびPMC用ROM116
に格納されたシーケンスプログラム等により、PMCC
PU113がシーケンス制御を行いながら、NCCPU
111が射出成形機の各軸のサーボ回路へサーボインタ
ーフェイス110を介してパルス分配して射出成形機を
駆動制御するものであり、射出成形機本体に関する限
り、各部の駆動制御方式は従来のものと全く同様であ
る。
【0018】即ち、計量・混練りの工程においては、共
有RAM104に予め設定された背圧に基いて従来と同
様に射出用サーボモータM1が駆動制御され、また、P
MCCPU113からの計量開始信号を受けたNCCP
U111が、共有RAM104に予め設定されたスクリ
ュー回転速度に応じてサーボインターフェイス110を
介して所定周期毎のパルス分配を開始し、エラーレジス
タやF/V変換器および誤差増幅器や電力増幅器等を備
えたサーボ回路101がNCCPU111からの分配パ
ルスとパルスコーダP2からのフィードバックパルスに
基いて位置,速度,電流ループの各処理を行ってトルク
指令を出力し、射出スクリュー1の回転速度が設定速度
となるようにスクリュー回転用サーボモータM2を制御
する。
【0019】なお、図1ではアナログ式のサーボ回路1
01を備えた射出成形機について示しているので、スク
リュー回転用サーボモータM2へのトルク指令やスクリ
ュー回転用サーボモータM2の速度偏差を介して射出ス
クリュー1の回転を妨げる反力を検出するような場合で
は、サーボ回路101から検出されたトルク指令や速度
偏差の値をA/D変換して所定周期毎に現在値記憶RA
M108に更新記憶させるためのA/D変換器107が
必要となるが、サーボ回路101のエラーレジスタから
スクリュー回転用サーボモータM2の位置偏差を介して
射出スクリュー1の回転を妨げる反力を検出する場合
や、専用のプロセッサを備えて位置,速度,電流ループ
の各処理を行うテジタル式のサーボ回路101を用いた
場合では、サーボインターフェイス110を介してサー
ボ回路101から位置偏差,速度偏差,トルク指令の値
を直に読み出すことができるので、A/D変換器107
は不要である。
【0020】以下、アナログ式のサーボ回路101から
A/D変換器107を介してスクリュー回転用サーボモ
ータM2へのトルク指令を検出することによってペレッ
トフィーダ5の送り速度を調整するようにした場合を例
にとって、本実施例の計量方法に関わる処理動作を説明
する。図3はPMC用ROM116に格納された「送り
速度調整処理」の概略を示すフローチャートであり、こ
の処理は、保圧が完了して計量工程に移行した段階でP
MCCPU113が実施する処理である。
【0021】「送り速度調整処理」を開始したPMCC
PU113は、まず、ペレットフィーダ5の最大送り速
度を規制するための基準値α0の値を不揮発性のPMC
用RAM109から読み出して汎用レジスタR0に格納
し(ステップS1)、NCCPU111に計量開始信号
を出力して(ステップS2)、NCCPU111および
サーボ回路101によるスクリュー回転用サーボモータ
M2の回転速度制御を開始させ、共有RAM104に成
形条件として予め設定された計量回転速度で射出スクリ
ュー1を回転させる。
【0022】このとき射出スクリュー1の回転を妨げる
反力が大きく作用していれば、スクリュー回転用サーボ
モータM2はNCCPU111からの移動指令である分
配パルスに追従して回転することができず、サーボ回路
101におけるエラーレジスタの値、即ち、スクリュー
回転用サーボモータM2の位置偏差が増大し、エラーレ
ジスタの値をD/A変換して得られる速度指令の値も増
大する。また、射出スクリュー1の回転を妨げる反力が
大きければスクリュー回転用サーボモータM2は速度指
令の増大に追従して加速することもできず、実際の回転
速度と速度指令との差、即ち、パルスコーダP2からの
フィードバックパルスをF/V変換して得た実測度検出
電圧と速度指令電圧との差である速度偏差が増大し、速
度偏差に比例して出力されるトルク指令の値αも大きく
なり、スクリュー回転用サーボモータM2が強力に駆動
して、予め設定された計量回転速度で射出スクリュー1
を回転させる。また、射出スクリュー1の回転を妨げる
反力が小さければ、スクリュー回転用サーボモータM2
はNCCPU111からの移動指令である分配パルスに
追従して容易に回転することができ、サーボ回路101
における位置偏差の値,速度偏差の値およびトルク指令
の値αとも小さな値に保持されたままの状態で予め設定
された計量回転速度で射出スクリュー1を回転させるこ
とができる。この間、サーボ回路101からスクリュー
回転用サーボモータM2へのトルク指令の値αはA/D
変換器107により所定周期毎にデジタル変換されて現
在値記憶RAM108に逐次更新記憶され、また、パル
スコーダP2からのフィードバックパルスを積算記憶す
る現在位置記憶レジスタの値は、NCCPU111によ
る所定周期毎の処理でサーボ回路101から読み込ま
れ、射出スクリュー1の現在位置(軸方向)として共有
RAM104に逐次更新記憶される。
【0023】そこで、ステップS2の処理でNCCPU
111およびサーボ回路101によるスクリュー回転用
サーボモータM2の回転速度制御を開始させたPMCC
PU113は、RAM108に記憶されているトルク指
令の現在値αを所定周期毎に検出して汎用レジスタR1
に更新記憶すると共に(ステップS3)、共有RAM1
04に記憶されている射出スクリュー1の現在位置(軸
方向)を読み出し、射出スクリュー1の計量回転により
射出シリンダ2の先端部に送り込まれる溶融樹脂の増加
に応じて一定の設定背圧を保持したまま後退する射出ス
クリュー1が共有RAM104に成形条件として予め設
定された計量完了位置にまで後退しているか否か、即
ち、NCCPU111からの計量完了信号が入力されて
いるか否かを判別する(ステップS4)。
【0024】射出スクリュー1が計量完了位置まで後退
していない場合、即ち、ステップS4の判別結果が偽で
あって、計量・混練り作業を更に継続して行う必要のあ
る場合、PMCCPU113は、次いで、汎用レジスタ
R0に格納された基準値α0から汎用レジスタR1に記
憶されているトルク指令の現在値αを減じた値にPMC
用RAM109に予め設定されている増幅率の値Bを乗
じ、ペレットフィーダ5の羽根付ロータ7を回転するモ
ータM3への速度指令値Aの値を求め(ステップS
5)、該速度指令値Aを出力回路106およびD/A変
換器9を介してモータ駆動回路8に出力し(ステップS
6)、モータ駆動回路8によりモータM3の回転速度を
制御して指令回転速度で羽根付ロータ7を回転し、ホッ
パ4内のペレットを射出シリンダ2に送り込む。
【0025】以下、射出スクリュー1が計量完了位置に
後退して計量・混練り作業の完了が検出されるまでの
間、PMCCPU113は所定周期毎にステップS3〜
ステップS6の処理を繰り返し実行し、汎用レジスタR
1に保存されている基準値α0と現在値記憶RAM10
8から読み出されたスクリュー回転用サーボモータM2
のトルク指令の現在値αおよびPMC用RAM109に
保存されている増幅率Bの各値に基いてA=(α0−
α)・Bの算術式でモータM3への速度指令値Aの値を
逐次算出し、モータ駆動回路8を介してペレットフィー
ダ5の羽根付ロータ7の回転速度を制御し、ホッパ4内
のペレットを射出シリンダ2に送り込む。
【0026】この間、射出シリンダ2に送り込まれるペ
レットの量が必要以上に増大すると計量回転する射出ス
クリュー1の回転運動を妨げる反力が増大し、スクリュ
ー回転用サーボモータM2へのトルク指令の値αが大き
くなって(α0−α)の値が減少するので、羽根付ロー
タ7の回転速度が自動的に減速してペレットの供給が抑
制され、また、射出シリンダ2に送り込まれるペレット
の量に不足が生じると射出スクリュー1の回転運動を妨
げる反力が減少してスクリュー回転用サーボモータM2
へのトルク指令の値αが小さくなるので(α0−α)の
値が増大し、羽根付ロータ7の回転速度が自動的に加速
してペレットの供給速度を増大させる。
【0027】また、どのような場合であってもモータM
3への速度指令値Aの値は基準値α0の値で上限を規制
されており、速度指令値Aの値がα0・Bを越えて出力
されることはないので、射出スクリュー1や射出シリン
ダ2および加熱手段を構成するバンドヒータ等によって
決まる射出成形機の可塑化能力の限界を越えてペレット
が送り込まれることはなく、計量・混練り時の可塑化不
良によって生じる成形不良等は確実に防止される。即
ち、基準値α0および増幅率Bの値はモータM3への速
度指令値Aの値がα0・Bとなった時に羽根付ロータ7
によって射出シリンダ2に送りこまれるペレットの量が
射出成形機の可塑化能力の限界を越えないように予め決
められた値である。
【0028】このようにして、NCCPU111および
サーボ回路102による背圧の一定制御とNCCPU1
11による射出スクリュー1の定速回転制御、並びに、
PMCCPU113およびモータ駆動回路8によるペレ
ットフィーダ5の適応制御が行われる間に、共有RAM
104に成形条件として予め設定された計量完了位置ま
で射出スクリュー1が後退したことがステップS4の判
別処理で検出されると、PMCCPU113はモータM
3への速度指令値の出力を零出力とし、モータM3の回
転を停止して羽根付ロータ7によるペレットの送り込み
を中止すると共に(ステップS7)、スクリュー回転用
サーボモータM2の駆動を停止して当該1成形サイクル
の計量・混練り工程のためのスクリュー回転を停止し
(ステップS8)、NCCPU111に型開き開始信号
を出力して型開き工程への移行を許可する(ステップS
8)。
【0029】以下、PMCCPU113はPMC用RO
M116に記憶されているシーケンスプログラムに従っ
て射出成形機のシーケンス動作を制御し、次の1成形サ
イクル以降の保圧工程が完了する毎に前述の「送り速度
調整処理」を繰り返し実行することとなる。なお、計量
・混練り工程以外のシーケンス制御に関しては従来の射
出成形機の場合と全く同様であるから、ここでは特に説
明しない。
【0030】以上、アナログ式のサーボ回路101から
A/D変換器107を介してスクリュー回転用サーボモ
ータM2へのトルク指令(サーボモータM2の実質的な
駆動電流でも可)を検出することによってペレットフィ
ーダ5の送り速度を調整するようにした場合を例にとっ
て説明したが、計量・混練り工程で射出スクリュー1の
回転を妨げる反力は、スクリュー回転用サーボモータM
2に生じる位置偏差の値や速度偏差の値を介して検出す
ることもできるので、前述の実施例におけるステップS
3の処理でトルク指令の現在値αの替わりにスクリュー
回転用サーボモータM2における位置偏差の値α′や速
度偏差の値α″を検出し、前記と同様の処理で羽根付ロ
ータ7を回転するモータM3への速度指令値Aの値を算
出するようにしても良い。
【0031】この場合、位置偏差の値α′の値に基いて
速度指令値Aを算出するための基準値α0′や増幅率
B′、および、速度偏差の値α″の値に基いて速度指令
値Aを算出するための基準値α0″や増幅率B″の値
は、モータM3への速度指令値Aの値がα0′・B′ま
たはα0″・B″となった時に羽根付ロータ7によって
射出シリンダ2に送りこまれるペレットの量が射出成形
機の可塑化能力の限界を越えないような値に定めて、予
め制御装置100に保存しておく。なお、既に説明した
ように、アナログ式のサーボ回路101を備えた射出成
形機において速度偏差α″を検出して前述の処理を行わ
せる場合にはスクリュー回転用サーボモータM2の速度
偏差α″をサーボ回路101およびA/D変換器107
を介して現在値記憶RAM108に逐次更新記憶させる
ようにするが、位置偏差α′をアナログ式のサーボ回路
101を介して読み込む場合と、テジタル式のサーボ回
路101を用いてトルク指令値α,位置偏差α′,速度
偏差α″を読み込む場合にはA/D変換器107は不要
である。この場合、NCCPU111の所定周期毎の処
理でこれらの値をサーボ回路101から検出して共有R
AM104に逐次更新記憶させ、「送り速度調整処理」
におけるステップS3の処理で現在値記憶RAM108
もしくは共有RAM104からこれらの値を読み込んで
前述と同様の処理を行わせるようにする。
【0032】更に、モータM3への速度指令値Aの値を
求めるための算術式はステップS5に示されるようなも
のに限定されるものではなく、トルク指令値α,位置偏
差α′,速度偏差α″の増大に応じて速度指令値Aの値
を減少させ、かつ、トルク指令値α,位置偏差α′,速
度偏差α″の減少に応じて速度指令値Aの値を増大させ
るようなものであれば、他の式を代替して用いることも
可能である。また、スクリュー回転用サーボモータM2
におけるトルク指令値α,位置偏差α′,速度偏差α″
の値が常に一定となるように速度指令値Aの値を算出し
てモータM3の回転速度を制御するようにしても良い。
【0033】
【発明の効果】本発明の射出成形機の計量方法によれ
ば、計量・混練り作業中にペレットの供給が過多となる
とペレットフィーダの送り速度が自動的に減少してペレ
ットの供給が抑制され、また、ペレットの供給が不足気
味になるとペレットフィーダの送り速度が自動的に増大
してペレットの供給不足を補うので、射出シリンダ内に
おける樹脂の滞留量やスクリューの回転力が安定し、繁
雑な手動操作が不要となり、しかも、ペレットの性状や
オペレータの熟練程度に関わりなく、計量・混練り作業
を常に一定の条件で行うことができる。また、最大送り
速度を規定する基準値を予め設定しておくことによりペ
レットフィーダの送り速度に上限を設定することができ
るので、射出成形機の可塑化能力の限界を越えてペレッ
トが射出シリンダに送り込まれることはなく、計量・混
練り時の可塑化不良によって生じる成形不良等を確実に
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の計量方法を適用した一実施例の電動式
射出成形機の要部断面とその制御装置を示すブロック図
である。
【図2】同実施例の電動式射出成形機に配備したペレッ
トフィーダの要部を示す断面図である。
【図3】同実施例の電動式射出成形機の制御装置による
「送り速度調整処理」の概略を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 射出スクリュー 2 射出シリンダ 4 ホッパ 5 ペレットフィーダ 6 連通路 7 羽根付ロータ 100 制御装置 M3 モータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出スクリューを設定速度で回転させ、
    加熱された射出シリンダに供給されるペレットを可塑化
    して計量・混練り作業を行う射出成形機において、ペレ
    ットの供給源と射出シリンダとの間にペレットフィーダ
    を設け、計量・混練り作業中に前記射出スクリューの回
    転を妨げる反力を逐次検出し、該反力の増大に対しペレ
    ットフィーダの送り速度を減少させる一方、前記反力の
    減少に対しペレットフィーダの送り速度を増大させてペ
    レットの供給速度を制御するようにした射出成形機の計
    量方法。
  2. 【請求項2】 前記ペレットフィーダの最大送り速度を
    規定する基準値と前記ペレットフィーダの駆動制御のた
    めの増幅率を予め設定しておき、計量・混練り作業中に
    検出された反力を基準値から減じた値に増幅率を乗じて
    ペレットフィーダの送り速度を算出し、該送り速度に基
    いてペレットフィーダを駆動制御するようにした請求項
    1記載の射出成形機の計量方法。
  3. 【請求項3】 射出スクリューを回転する駆動源にサー
    ボモータを使用し、該サーボモータへのトルク指令値に
    より射出スクリューの回転を妨げる反力を検出するよう
    にした請求項1または2記載の射出成形機の計量方法。
  4. 【請求項4】 射出スクリューを回転する駆動源にサー
    ボモータを使用し、該サーボモータへの速度指令と該サ
    ーボモータから検出される現在速度との偏差により射出
    スクリューの回転を妨げる反力を検出するようにした請
    求項1または2記載の射出成形機の計量方法。
  5. 【請求項5】 射出スクリューを回転する駆動源にサー
    ボモータを使用し、該サーボモータへの移動指令と該サ
    ーボモータから検出される現在位置との偏差により射出
    スクリューの回転を妨げる反力を検出するようにした請
    求項1または2記載の射出成形機の計量方法。
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