JPH05317317A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPH05317317A
JPH05317317A JP15612392A JP15612392A JPH05317317A JP H05317317 A JPH05317317 A JP H05317317A JP 15612392 A JP15612392 A JP 15612392A JP 15612392 A JP15612392 A JP 15612392A JP H05317317 A JPH05317317 A JP H05317317A
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JP
Japan
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black
color
white
scan
data
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Pending
Application number
JP15612392A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiya Shimada
田 義 也 島
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超音波診断装置において、1枚の画像内にて
動きの速い部分と遅い部分とが混在する場合でもそれら
の動きの速さに応じて相関係数を自動的に算出し、診断
部位の動きの速さに適合した相関処理を行う。 【構成】 カラースキャンコンバータ6の内部に、カラ
ー演算部4から新たに入力する1走査分の血流諸元のデ
ータ及びカラー相関処理部13a〜13cから出力され
た1走査前の血流諸元のデータを取り込んで差分をとる
と共にn×mのマトリクスで加算平均して相関処理の係
数を求め上記カラー相関処理部へ送出するカラー相関係
数演算部20a〜20cを設け、白黒スキャンコンバー
タ8の内部には、反射エコー検出部5から新たに入力す
る1走査分の白黒断層像データ及び白黒相関処理部16
から出力された1走査前の白黒断層像データを取り込ん
で差分をとると共にn×mのマトリクスで加算平均して
相関処理の係数を求め上記白黒相関処理部へ送出する白
黒相関係数演算部21を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波を利用して被検
体の診断部位について断層像を得ると共にこの断層像の
上にカラーの血流情報を重ねて表示する超音波診断装置
に関し、特に1枚の画像内において動きの速い部分と遅
い部分とが混在する場合でもそれらの動きの速さに応じ
て相関係数を自動的に算出し、診断部位の動きの速さに
適合した画像の相関処理を行うことができる超音波診断
装置に関する。
【0002】従来のこの種の超音波診断装置は、図4に
示すように、被検体に超音波を送受信する探触子1と、
この探触子1の走査による被検体内の血流情報からドプ
ラ信号を検波するドプラ検波部2と、このドプラ検波部
2からのドプラ信号をディジタル化した信号を入力し各
種血流諸元のカラードプラ量を演算するカラー演算部4
と、上記探触子1で受信した反射波の信号から反射エコ
ー信号を検出する反射エコー検出部5と、上記カラー演
算部4から順次入力する1走査分の血流諸元のデータと
それより1走査前の血流諸元のデータとの相関をとるカ
ラー相関処理部を有し且つこの相関がとられた1走査分
の血流情報を記憶する記憶装置を有するカラースキャン
コンバータ6と、上記反射エコー検出部5からの反射エ
コー信号をディジタル化して順次入力する1走査分の白
黒断層像データとそれより1走査前の白黒断層像データ
との相関をとる白黒相関処理部を有し且つこの相関がと
られた1走査分の画像データを記憶する記憶装置を有す
る白黒スキャンコンバータ8と、上記カラースキャンコ
ンバータ6及び白黒スキャンコンバータ8からそれぞれ
出力された画像データを合成して表示する画像表示部9
と、操作パネル10とを有して成っていた。
【0003】なお、上記カラー演算部4は、血流速度を
演算する速度演算部11aと、速度分散を演算する分散
演算部11bと、反射強度を演算する反射強度演算部1
1cとから成っている。また、カラースキャンコンバー
タ6は、上記三つの血流諸元に対応して、各血流諸元の
1走査分のデータを一時的に記憶するバッファメモリ1
2a,12b,12cと、前後のデータの相関をとるカ
ラー相関処理部13a,13b,13cと、この相関が
とられた血流情報を記憶するフレームメモリ14a,1
4b,14cとを有している。さらに、白黒スキャンコ
ンバータ8は、白黒断層像データを一時的に記憶するバ
ッファメモリ15と、前後のデータの相関をとる白黒相
関処理部16と、この相関がとられた白黒断層像を記憶
するフレームメモリ17とから成っている。そして、操
作パネル10には、上記カラー相関処理部13a〜13
c及び白黒相関処理部16における相関処理の係数を任
意に選択するためのキースイッチが設けられており、操
作者は、画像表示部9のテレビモニタ19に表示される
画像を見ながら、その画像に適すると思われる相関係数
のキースイッチを選択して、手動操作により入力してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の超音波診断装置においては、上記カラー相関処理部
13a〜13c及び白黒相関処理部16における相関処
理の係数を、操作者がテレビモニタ19に表示される画
像を見ながら、操作パネル10を用いてその画像に適す
ると思われる相関係数のキースイッチを手動で選択して
入力していたので、表示画像に適する相関係数を自動的
にセットすることができないと共に、1枚の画像内にお
いて動きの速い部分と遅い部分とが混在する場合にそれ
らの動きの速さに応じて相関係数を変えることはできな
かった。すなわち、例えば、心臓のように動きの速い弁
と動きの少ない心筋とが混在する部位の診断において、
動きの少ない心筋部位を良好に描出させようとして相関
係数の値が大きいキースイッチを選択すると、動きの速
い弁については残像現象が目立って画像が見にくくなる
ものであった。また、動きの速い弁を良好に描出させよ
うとして相関係数の値が小さいキースイッチを選択する
と、動きの少ない心筋部位については画像の黒ぬけが生
じて診断がほとんどできなくなるものであった。
【0005】そこで、本発明は、このような問題点に対
処し、1枚の画像内において動きの速い部分と遅い部分
とが混在する場合でもそれらの動きの速さに応じて相関
係数を自動的に算出し、診断部位の動きの速さに適合し
た画像の相関処理を行うことができる超音波診断装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による超音波診断装置は、被検体に超音波を
送受信する探触子と、この探触子の走査による被検体内
の血流情報からドプラ信号を検波するドプラ検波部と、
このドプラ検波部からのドプラ信号をディジタル化した
信号を入力し各種血流諸元のカラードプラ量を演算する
カラー演算部と、上記探触子で受信した反射波の信号か
ら反射エコー信号を検出する反射エコー検出部と、上記
カラー演算部から順次入力する1走査分の血流諸元のデ
ータとそれより1走査前の血流諸元のデータとの相関を
とるカラー相関処理部を有し且つこの相関がとられた1
走査分の血流情報を記憶する記憶装置を有するカラース
キャンコンバータと、上記反射エコー検出部からの反射
エコー信号をディジタル化して順次入力する1走査分の
白黒断層像データとそれより1走査前の白黒断層像デー
タとの相関をとる白黒相関処理部を有し且つこの相関が
とられた1走査分の画像データを記憶する記憶装置を有
する白黒スキャンコンバータと、上記カラースキャンコ
ンバータ及び白黒スキャンコンバータからそれぞれ出力
された画像データを合成して表示する画像表示部とを有
して成る超音波診断装置において、上記カラースキャン
コンバータの内部に、前記カラー演算部から新たに入力
する1走査分の血流諸元のデータ及びカラー相関処理部
から出力された1走査前の血流諸元のデータを取り込ん
で差分をとると共にn×mのマトリクスで加算平均して
相関処理の係数を求め上記カラー相関処理部へ送出する
カラー相関係数演算部を設け、上記白黒スキャンコンバ
ータの内部には、前記反射エコー検出部から新たに入力
する1走査分の白黒断層像データ及び白黒相関処理部か
ら出力された1走査前の白黒断層像データを取り込んで
差分をとると共にn×mのマトリクスで加算平均して相
関処理の係数を求め上記白黒相関処理部へ送出する白黒
相関係数演算部を設けたものである。
【0007】また、上記カラースキャンコンバータ内の
カラー相関処理部及び白黒スキャンコンバータ内の白黒
相関処理部に対して、それぞれに設けられたカラー相関
係数演算部及び白黒相関係数演算部で求めた相関係数に
任意の重み付け係数を手動操作で入力する操作パネルを
設けると効果的である。
【0008】
【作用】このように構成された超音波診断装置は、カラ
ースキャンコンバータの内部に設けられたカラー相関係
数演算部により、カラー演算部から新たに入力する1走
査分の血流諸元のデータ及びカラー相関処理部から出力
された1走査前の血流諸元のデータを取り込んで差分を
とると共にn×mのマトリクスで加算平均して相関処理
の係数を求め上記カラー相関処理部へ送出すると共に、
白黒スキャンコンバータの内部に設けられた白黒相関係
数演算部で、反射エコー検出部から新たに入力する1走
査分の白黒断層像データ及び白黒相関処理部から出力さ
れた1走査前の白黒断層像データを取り込んで差分をと
ると共にn×mのマトリクスで加算平均して相関処理の
係数を求め上記白黒相関処理部へ送出するように動作す
る。これにより、1枚の画像内において動きの速い部分
と遅い部分とが混在する場合でもそれらの動きの速さに
応じて相関係数を自動的に算出して、画像の相関処理を
行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明による超音波診断装置の
実施例を示すブロック図である。この超音波診断装置
は、超音波を利用して被検体の診断部位についてBモー
ド断層像またはカラードプラ量を表示するもので、探触
子1と、ドプラ検波部2と、A/D変換器3と、カラー
演算部4と、反射エコー検出部5と、カラースキャンコ
ンバータ6と、A/D変換器7と、白黒スキャンコンバ
ータ8と、画像表示部9とを有して成る。
【0010】上記探触子1は、機械的または電子的に走
査を行って被検体に超音波を送受信するもので、図示省
略したがその中には超音波の発生源であると共に反射波
を受信する振動子が内蔵されている。ドプラ検波部2
は、上記探触子1の走査による被検体内の血流情報から
ドプラ効果を利用してドプラ信号を検波するものであ
る。
【0011】A/D変換器3は、上記ドプラ検波部2か
ら出力されるドプラ信号を入力してディジタル信号に変
換するものである。カラー演算部4は、上記A/D変換
器3から出力されるディジタル信号を入力し血流速度、
速度分散、反射強度等の血流諸元のカラードプラ量を演
算するもので、その内部には血流速度を演算する速度演
算部11aと、速度分散を演算する分散演算部11b
と、反射強度を演算する反射強度演算部11cとを有し
ている。
【0012】カラースキャンコンバータ6は、上記カラ
ー演算部4から順次入力する1走査分の血流諸元のデー
タとそれより1走査前の血流諸元のデータとの相関をと
ると共にこの相関がとられた1走査分の血流情報を記憶
するもので、その内部には上記三つの血流諸元に対応し
て、各血流諸元の1走査分のデータを一時的に記憶する
バッファメモリ12a,12b,12cと、前後のデー
タの相関をとるカラー相関処理部13a,13b,13
cと、この相関がとられた血流情報を記憶するフレーム
メモリ14a,14b,14cとを有している。
【0013】一方、反射エコー検出部5は、上記探触子
1を制御して超音波を発生させると共に受信した反射波
の電気信号を増幅するもので、図示省略したが、その内
部にはパルス発生器及び受信増幅器並びにそれらの制御
回路を有している。A/D変換器7は、上記反射エコー
検出部5から出力された反射エコー信号を入力してディ
ジタル信号に変換するものである。そして、白黒スキャ
ンコンバータ8は、上記A/D変換器7から順次入力す
る1走査分の白黒断層像データとそれより1走査前の白
黒断層像データとの相関をとると共にこの相関がとられ
た1走査分の画像データを記憶するもので、その内部に
は1走査分の白黒断層像データを一時的に記憶するバッ
ファメモリ15と、前後のデータの相関をとる白黒相関
処理部16と、この相関がとられた白黒断層像を記憶す
るフレームメモリ17とを有している。
【0014】さらに、画像表示部9は、上記カラースキ
ャンコンバータ6の各フレームメモリ14a〜14c及
び白黒スキャンコンバータ8のフレームメモリ17から
それぞれ読み出した画像データを合成すると共にテレビ
信号に変換して表示するもので、上記各フレームメモリ
14a〜14c及び17からの血流諸元のデータと白黒
断層像データとを合成しカラーディジタル信号に変換す
るカラーエンコーダ回路、及びこのカラーエンコーダ回
路から出力される赤、緑、青の三原色のデータをアナロ
グのテレビ信号に変換するD/A変換器、及びテレビ用
信号変換部等を有する表示回路18と、カラーで画像を
表示するテレビモニタ19とで構成されている。
【0015】なお、図示は省略したが、カラースキャン
コンバータ6及び白黒スキャンコンバータ8は、それぞ
れ各フレームメモリ14a〜14c及び17へのデータ
の書込みのためのX,Yアドレスやそれらのデータの書
込み制御信号を作成する書込み制御部を有すると共に、
各フレームメモリ14a〜14c及び17からのデータ
の読出しのためのX,Yアドレスやそれらのデータの読
出し制御信号を作成する読出し制御部を有している。
【0016】ここで、本発明においては、上記カラース
キャンコンバータ6の内部に前記三つの血流諸元に対応
してカラー相関係数演算部20a,20b,20cが設
けられると共に、白黒スキャンコンバータ8の内部には
白黒相関係数演算部21が設けられている。上記カラー
相関係数演算部20a〜20cは、前記カラー演算部4
からバッファメモリ12a〜12cを介して新たに入力
する1走査分の血流諸元のデータ及びカラー相関処理部
13a〜13cから出力された1走査前の血流諸元のデ
ータを取り込んで差分をとると共にn×mのマトリクス
で加算平均して相関処理の係数を求め上記カラー相関処
理部13a〜13cへ送出するもので、それぞれバッフ
ァメモリ12a,12b,12cとカラー相関処理部1
3a,13b,13cの間に設けられている。また、白
黒相関係数演算部21は、前記反射エコー検出部5から
バッファメモリ15を介して新たに入力する1走査分の
白黒断層像データ及び白黒相関処理部16から出力され
た1走査前の白黒断層像データを取り込んで差分をとる
と共にn×mのマトリクスで加算平均して相関処理の係
数を求め上記白黒相関処理部16へ送出するもので、バ
ッファメモリ15と白黒相関処理部16の間に設けられ
ている。
【0017】上記カラー相関係数演算部20a〜20c
の内部構成を、三つの血流諸元のうち血流速度に対応す
る第一のカラー相関係数演算部20aを例として図2に
示す。図2においては、例えば3×3のマトリクスで加
算平均する場合を示しており、第一のバッファメモリ1
2aから新たに入力する1走査分の血流速度のデータD
nと第一のカラー相関処理部13aから出力された1走
査前の血流速度のデータDoを取り込んで差分をとる引
算器22と、この引算器22で演算された差分データを
入力し1走査線分だけ遅延させる第一のラインメモリ2
3a及びこのラインメモリ23aからの出力データを取
り込んで2走査線分だけ遅延させる第二のラインメモリ
23b並びにこのラインメモリ23bからの出力データ
を取り込んで3走査線分だけ遅延させる第三のラインメ
モリ23cと、上記第一〜第三のラインメモリ23a,
23b,23cから出力されるデータのそれぞれについ
て深さ方向に1ピクセル分だけ遅延させる各行の第一の
ラッチ24a1,24b1,24c1及びこれらのラッチ
24a1〜24c1からの出力データをそれぞれ取り込ん
で深さ方向に2ピクセル分だけ遅延させる各行の第二の
ラッチ24a2,24b2,24c2並びにこれらのラッ
チ24a2〜24c2からの出力データをそれぞれ取り込
んで深さ方向に3ピクセル分だけ遅延させる各行の第三
のラッチ24a3,24b3,24c3と、上記3×3の
9個のラッチ24a1〜24c3からの出力データを入力
しそれらの総てを加算して平均し相関係数αを算出する
加算平均回路25とから成る。そして、この求められた
相関係数αは、前記第一のカラー相関処理部13aに送
出されるようになっている。
【0018】次に、このように構成されたカラー相関係
数演算部20aの動作について説明する。まず、第一の
バッファメモリ12aから新たに出力された現在の血流
速度のデータDnと、第一のカラー相関処理部13aか
ら出力された1走査前の血流速度のデータDoは、引算
器22へ入力する。すると、この引算器22は、現在の
血流速度のデータDnと1走査前の血流速度のデータDo
との差分をとり、|Dn−Do|を求める。次に、上記引
算器22で演算された差分データは、第一のラインメモ
リ23aに入力し、ここで1走査線分だけ遅延される。
この第一のラインメモリ23aからの出力データは、次
の第二のラインメモリ23bに入力し、更に1走査線分
だけ遅延されて合計で2走査線分遅延される。さらに、
この第二のラインメモリ23bからの出力データは、次
の第三のラインメモリ23cに入力し、更に1走査線分
だけ遅延されて合計で3走査線分遅延される。
【0019】この状態で、上記の第一のラインメモリ2
3aからの出力データは、第1行の第一〜第三のラッチ
24a1〜24a3に順次入力し、それぞれのラッチで深
さ方向に1ピクセル分、2ピクセル分、3ピクセル分だ
け遅延される。同様にして、上記第二及び第三のライン
メモリ23b,23cからの出力データも、対応する行
の第一〜第三のラッチ24b1〜24b3,24c1〜2
4c3に順次入力し、それぞれのラッチで深さ方向に1
ピクセル分、2ピクセル分、3ピクセル分だけ遅延され
る。この結果、3×3のマトリクスで血流速度の差分デ
ータが収集される。
【0020】その後、上記3×3の9個のラッチ24a
1〜24c3からの出力データは、加算平均回路25へ総
て入力し、この加算平均回路25で加算して平均化さ
れ、相関係数αが算出される。そして、この求められた
相関係数αは、第一のカラー相関処理部13aに送出さ
れる。
【0021】このとき、上記第一のカラー相関処理部1
3aは、前記第一のバッファメモリ12aから出力され
た現在の血流速度のデータDnと、自らの記憶部から読
み出した1走査前の血流速度のデータDoとを入力する
と共に、上記カラー相関係数演算部20aから出力され
た相関係数αを入力し、次式を用いて相関処理を行う。 この式(1)による相関処理の演算を施すことにより、
前フレームと現フレームとの差分により抽出された診断
部位の動きに適応した相関処理を行うことができる。
【0022】なお、図2は、血流速度に対応する第一の
カラー相関係数演算部20aについてその内部構成例を
示したが、速度分散に対応する第二のカラー相関係数演
算部20b、及び反射強度に対応する第三のカラー相関
係数演算部20c、並びに白黒スキャンコンバータ8内
の白黒相関係数演算部21についても全く同様の構成と
されている。そして、その動作も上述と同様に行われ、
図1に示すように、第二のカラー相関係数演算部20b
からは速度分散に対応する相関係数βが出力され、第三
のカラー相関係数演算部20cからは反射強度に対応す
る相関係数γが出力され、白黒相関係数演算部21から
は白黒の断層像に対応する相関係数θが出力される。そ
して、第二のカラー相関処理部13b及び第三のカラー
相関処理部13c並びに白黒相関処理部16における相
関処理は、上記の式(1)と同様の演算式で行われれ
る。
【0023】また、図2においては、計測データを3×
3のマトリクスで加算平均する場合を例として示した
が、本発明はこれに限らず、各々の血流諸元のデータや
白黒の断層像データの分解能に応じて、例えば2×4の
マトリクスあるいは3×6のマトリクスなどで加算平均
するように、ラインメモリ及びラッチの個数を適宜増減
させてもよい。このとき、マトリクスが大きくなりす
ぎ、中心がずれて画像に歪みを生じる場合には、フレー
ムメモリ14a〜14c,17の書込みアドレスを補正
する必要があり、図示省略したが、フレームメモリの書
込みアドレスX,Yを作成する書込み制御部でその補正
分(X+補正値,Y+補正値)を加算すればよい。
【0024】図3は本発明の第二の実施例を示すブロッ
ク図である。この実施例は、上記カラースキャンコンバ
ータ6内のカラー相関処理部13a〜13c及び白黒ス
キャンコンバータ8内の白黒相関処理部16に対して、
それぞれに設けられたカラー相関係数演算部20a〜2
0c及び白黒相関係数演算部21で求めた相関係数α,
β,γ,θに任意の重み付け係数c1,c2,c3,c4
手動操作で入力する操作パネル10を設けたものであ
る。この場合は、操作者がそれぞれの血流諸元のデータ
や白黒の断層像データの特性を考慮して、上記各相関処
理部における相関係数にある重み付けを与えて相関処理
を行うことができる。例えば、第一のカラー相関処理部
13aに対して操作パネル10のキースイッチを操作し
て重み付け係数c1を入力したとすると、上記第一のカ
ラー相関処理部13aにおいては、次式に従って相関処
理が行われる。 この結果、より見易い画像が得られる。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されたので、
カラースキャンコンバータの内部に設けられたカラー相
関係数演算部により、カラー演算部から新たに入力する
1走査分の血流諸元のデータ及びカラー相関処理部から
出力された1走査前の血流諸元のデータを取り込んで差
分をとると共にn×mのマトリクスで加算平均して相関
処理の係数を求め上記カラー相関処理部へ送出すると共
に、白黒スキャンコンバータの内部に設けられた白黒相
関係数演算部で、反射エコー検出部から新たに入力する
1走査分の白黒断層像データ及び白黒相関処理部から出
力された1走査前の白黒断層像データを取り込んで差分
をとると共にn×mのマトリクスで加算平均して相関処
理の係数を求め上記白黒相関処理部へ送出することがで
きる。これにより、1枚の画像内において動きの速い部
分と遅い部分とが混在する場合でもそれらの動きの速さ
に応じて相関係数を自動的に算出して、画像の相関処理
を行うことができる。従って、診断部位の動きの速さに
適合した画像の相関処理が行え、見易い画像を提供する
ことができ、診断能を向上することができる。
【0026】また、図3に示す第二の実施例によれば、
操作者がそれぞれの血流諸元のデータや白黒の断層像デ
ータの特性を考慮して、操作パネルを操作することによ
り、各相関処理部における相関係数にある重み付けを与
えて相関処理を行うことができる。従って、より見易い
画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による超音波診断装置の実施例を示す
ブロック図、
【図2】 カラー相関係数演算部の内部構成例を示すブ
ロック図、
【図3】 本発明の第二の実施例を示すブロック図、
【図4】 従来の超音波診断装置を示すブロック図。
【符号の説明】
1…探触子、 2…ドプラ検波部、 3,7…A/D変
換器、 4…カラー演算部、 5…反射エコー検出部、
6…カラースキャンコンバータ、 8…白黒スキャン
コンバータ、 9…画像表示部、 10…操作パネル、
12a〜12c,15…バッファメモリ、 13a〜
13c…カラー相関処理部、 14a〜14c,17…
フレームメモリ、 16…白黒相関処理部、 20a〜
20c…カラー相関係数演算部、 21…白黒相関係数
演算部、 α,β,γ,θ…相関係数、 c1〜c4…重
み付け係数。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体に超音波を送受信する探触子と、
    この探触子の走査による被検体内の血流情報からドプラ
    信号を検波するドプラ検波部と、このドプラ検波部から
    のドプラ信号をディジタル化した信号を入力し各種血流
    諸元のカラードプラ量を演算するカラー演算部と、上記
    探触子で受信した反射波の信号から反射エコー信号を検
    出する反射エコー検出部と、上記カラー演算部から順次
    入力する1走査分の血流諸元のデータとそれより1走査
    前の血流諸元のデータとの相関をとるカラー相関処理部
    を有し且つこの相関がとられた1走査分の血流情報を記
    憶する記憶装置を有するカラースキャンコンバータと、
    上記反射エコー検出部からの反射エコー信号をディジタ
    ル化して順次入力する1走査分の白黒断層像データとそ
    れより1走査前の白黒断層像データとの相関をとる白黒
    相関処理部を有し且つこの相関がとられた1走査分の画
    像データを記憶する記憶装置を有する白黒スキャンコン
    バータと、上記カラースキャンコンバータ及び白黒スキ
    ャンコンバータからそれぞれ出力された画像データを合
    成して表示する画像表示部とを有して成る超音波診断装
    置において、上記カラースキャンコンバータの内部に、
    前記カラー演算部から新たに入力する1走査分の血流諸
    元のデータ及びカラー相関処理部から出力された1走査
    前の血流諸元のデータを取り込んで差分をとると共にn
    ×mのマトリクスで加算平均して相関処理の係数を求め
    上記カラー相関処理部へ送出するカラー相関係数演算部
    を設け、上記白黒スキャンコンバータの内部には、前記
    反射エコー検出部から新たに入力する1走査分の白黒断
    層像データ及び白黒相関処理部から出力された1走査前
    の白黒断層像データを取り込んで差分をとると共にn×
    mのマトリクスで加算平均して相関処理の係数を求め上
    記白黒相関処理部へ送出する白黒相関係数演算部を設け
    たことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 上記カラースキャンコンバータ内のカラ
    ー相関処理部及び白黒スキャンコンバータ内の白黒相関
    処理部に対して、それぞれに設けられたカラー相関係数
    演算部及び白黒相関係数演算部で求めた相関係数に任意
    の重み付け係数を手動操作で入力する操作パネルを設け
    たことを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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