JPH05317278A - 無線伝送式生体情報検出記録装置 - Google Patents
無線伝送式生体情報検出記録装置Info
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- JPH05317278A JPH05317278A JP4160308A JP16030892A JPH05317278A JP H05317278 A JPH05317278 A JP H05317278A JP 4160308 A JP4160308 A JP 4160308A JP 16030892 A JP16030892 A JP 16030892A JP H05317278 A JPH05317278 A JP H05317278A
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- 230000003321 amplification Effects 0.000 claims description 12
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 claims description 12
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 11
- 210000000038 chest Anatomy 0.000 description 6
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- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 230000009084 cardiovascular function Effects 0.000 description 1
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Classifications
-
- G06F19/00—
Landscapes
- Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
- Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 生体の皮膚から得られる生体情報を連続的に
記録するに際して、生体情報を電線を使わずに電波で送
信することにより、電線使用に起因する不具合を無くす
とともに、生体をアンテナとして使用することにより、
生体側に着接される送信ユニットを小型化、簡略化する
ことを目的とする。 【構成】 人体1の胸部には、心拍に伴って発生する心
電図信号を検出する3個の生体情報検出体(電極)2,
3,4が着接されるとともに、生体情報検出体(電極)
2,3,4で検出された心電図信号を人体1をアンテナ
として電波の形態で発信する送信ユニット5が着接され
ている。一方、人体1の腰部には、人体1をアンテナと
して送信ユニット5から発信された電波形態の心電図信
号を受信して復調し、復調された心電図信号を長時間記
録する受信記録ユニット6が装着されている。
記録するに際して、生体情報を電線を使わずに電波で送
信することにより、電線使用に起因する不具合を無くす
とともに、生体をアンテナとして使用することにより、
生体側に着接される送信ユニットを小型化、簡略化する
ことを目的とする。 【構成】 人体1の胸部には、心拍に伴って発生する心
電図信号を検出する3個の生体情報検出体(電極)2,
3,4が着接されるとともに、生体情報検出体(電極)
2,3,4で検出された心電図信号を人体1をアンテナ
として電波の形態で発信する送信ユニット5が着接され
ている。一方、人体1の腰部には、人体1をアンテナと
して送信ユニット5から発信された電波形態の心電図信
号を受信して復調し、復調された心電図信号を長時間記
録する受信記録ユニット6が装着されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体の皮膚から得られ
る生体の情報、例えば心電図等を検出してその生体情報
を電波の形態で受信記録部に送信し、記録するようにし
た生体情報検出記録装置に係り、詳しくは生体をアンテ
ナとして積極的に利用し、生体情報を電波の形態で送信
できるようにした無線伝送式生体情報検出記録装置に関
する。
る生体の情報、例えば心電図等を検出してその生体情報
を電波の形態で受信記録部に送信し、記録するようにし
た生体情報検出記録装置に係り、詳しくは生体をアンテ
ナとして積極的に利用し、生体情報を電波の形態で送信
できるようにした無線伝送式生体情報検出記録装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、生体の皮膚から得られる生体の情
報として、例えば人体の心電図を検出し、心電図を長時
間記録したあと、その記録された心電図を解析して循環
器機能検査をする場合、一般にホルタ−心電計が用いら
れる。このホルタ−心電計による心電図記録において、
人体の胸部に着接される心電図電極から腰部に装着され
るホルタ−心電計までは電線で接続されている。
報として、例えば人体の心電図を検出し、心電図を長時
間記録したあと、その記録された心電図を解析して循環
器機能検査をする場合、一般にホルタ−心電計が用いら
れる。このホルタ−心電計による心電図記録において、
人体の胸部に着接される心電図電極から腰部に装着され
るホルタ−心電計までは電線で接続されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般にホルタ−心電計
による心電図記録は、24時間の日常生活における心電
図記録を行うものである。しかしながら、上記のように
人体の胸部に着接される心電図電極から腰部等に装着さ
れるホルタ−心電計まで電線で接続されているため、被
検者にとってはその電線が大変煩わしく感じられる。ま
た、子供は頻繁に動くため、電線を切断することが多
く、大人でさえも脱衣や就寝時に電線を切断することが
あるため、長時間の心電図記録が正確に出来ないことが
ある。更に、電線と皮膚の接触摩擦により発生する静電
気により心電図デ−タにノイズが入り心電図記録が正確
に出来ないことがある。
による心電図記録は、24時間の日常生活における心電
図記録を行うものである。しかしながら、上記のように
人体の胸部に着接される心電図電極から腰部等に装着さ
れるホルタ−心電計まで電線で接続されているため、被
検者にとってはその電線が大変煩わしく感じられる。ま
た、子供は頻繁に動くため、電線を切断することが多
く、大人でさえも脱衣や就寝時に電線を切断することが
あるため、長時間の心電図記録が正確に出来ないことが
ある。更に、電線と皮膚の接触摩擦により発生する静電
気により心電図デ−タにノイズが入り心電図記録が正確
に出来ないことがある。
【0004】そこで本発明では、心電図に限らず様々な
生体情報を電波の形態で記録部に送信できるようにする
ことにより、電線使用による前記従来の問題を解決する
とともに、アンテナを特別に装備しなくても人体をアン
テナとして利用できるようにして生体着接ユニット(送
信ユニット)の小型化、簡略化を図ることを解決すべき
技術的課題とするものである。
生体情報を電波の形態で記録部に送信できるようにする
ことにより、電線使用による前記従来の問題を解決する
とともに、アンテナを特別に装備しなくても人体をアン
テナとして利用できるようにして生体着接ユニット(送
信ユニット)の小型化、簡略化を図ることを解決すべき
技術的課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のための技
術的手段は、無線伝送式生体情報検出記録装置を、生体
の皮膚に着接されて生体の情報に対応した電気信号を検
出する生体情報検出体と、その生体情報検出体で検出さ
れた前記電気信号を増幅する増幅部と、その増幅部で増
幅された電気信号を電波の形態で搬送する搬送波信号を
発振する発振部と、その発振部からの搬送波信号により
前記増幅部で増幅された前記電気信号を変調する変調部
と、その変調部で変調された電気信号を高周波電流に変
換したうえ、前記生体をアンテナとして生体から生体外
部に電波の形態で発信する送信部と、その生体から発信
された電波を受信して前記生体の情報に対応した電気信
号を復調したうえ、その復調した電気信号を連続的に記
録する受信記録部とを備えた構成にすることである。
術的手段は、無線伝送式生体情報検出記録装置を、生体
の皮膚に着接されて生体の情報に対応した電気信号を検
出する生体情報検出体と、その生体情報検出体で検出さ
れた前記電気信号を増幅する増幅部と、その増幅部で増
幅された電気信号を電波の形態で搬送する搬送波信号を
発振する発振部と、その発振部からの搬送波信号により
前記増幅部で増幅された前記電気信号を変調する変調部
と、その変調部で変調された電気信号を高周波電流に変
換したうえ、前記生体をアンテナとして生体から生体外
部に電波の形態で発信する送信部と、その生体から発信
された電波を受信して前記生体の情報に対応した電気信
号を復調したうえ、その復調した電気信号を連続的に記
録する受信記録部とを備えた構成にすることである。
【0006】
【作用】上記構成の無線伝送式生体情報検出記録装置に
よれば、生体情報を例えば心電図とした無線伝送式心電
図検出記録装置である場合、生体情報検出体が生体の胸
部に着接された状態で、心拍に伴う心電図信号が検出さ
れると、その心電図信号は増幅部で増幅されたあと変調
部で搬送波信号により変調され、送信部において高周波
電流に変換されて生体に通電されると、心電図信号は生
体をアンテナとして生体外部に電波の形態で発信され
る。生体から電波の形態で発信された心電図信号が受信
記録部で受信されると、その心電図信号は受信記録部に
おいて復調され、復調された電気信号は心電図として長
時間、連続的に記録される。
よれば、生体情報を例えば心電図とした無線伝送式心電
図検出記録装置である場合、生体情報検出体が生体の胸
部に着接された状態で、心拍に伴う心電図信号が検出さ
れると、その心電図信号は増幅部で増幅されたあと変調
部で搬送波信号により変調され、送信部において高周波
電流に変換されて生体に通電されると、心電図信号は生
体をアンテナとして生体外部に電波の形態で発信され
る。生体から電波の形態で発信された心電図信号が受信
記録部で受信されると、その心電図信号は受信記録部に
おいて復調され、復調された電気信号は心電図として長
時間、連続的に記録される。
【0007】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。尚、本実施例では生体情報を心電図とする無線
伝送式心電検出記録装置について説明する。図1は、本
実施例の全体的な構成を示した構成説明図である。図1
に示すように、生体(人体)1の胸部には、心拍に伴っ
て発生する心電図信号を検出する3個の生体情報検出体
(電極)2,3,4が着接されるとともに、生体情報検
出体(電極)2,3,4で検出された心電図信号を人体
1をアンテナとして電波の形態、即ち電波法で定められ
た許可及び届け出不要の弱電波で発信する送信ユニット
5が着接されている。また、人体1の腰部には、人体1
をアンテナとして発信された電波形態の心電図信号を受
信して復調し、その復調された心電図信号を長時間記録
する受信記録ユニット6が装着されている。尚、上記受
信記録ユニット6は脱衣時、あるいは就寝時などに腰部
から外して電波の届く人体1の近くに置いても心電図の
記録が可能である。
明する。尚、本実施例では生体情報を心電図とする無線
伝送式心電検出記録装置について説明する。図1は、本
実施例の全体的な構成を示した構成説明図である。図1
に示すように、生体(人体)1の胸部には、心拍に伴っ
て発生する心電図信号を検出する3個の生体情報検出体
(電極)2,3,4が着接されるとともに、生体情報検
出体(電極)2,3,4で検出された心電図信号を人体
1をアンテナとして電波の形態、即ち電波法で定められ
た許可及び届け出不要の弱電波で発信する送信ユニット
5が着接されている。また、人体1の腰部には、人体1
をアンテナとして発信された電波形態の心電図信号を受
信して復調し、その復調された心電図信号を長時間記録
する受信記録ユニット6が装着されている。尚、上記受
信記録ユニット6は脱衣時、あるいは就寝時などに腰部
から外して電波の届く人体1の近くに置いても心電図の
記録が可能である。
【0008】図2は、送信ユニット5の電気回路を示し
たものである。図2に示すように、送信ユニット5は、
3個の生体情報検出体(電極)2,3,4で検出された
心電図信号(電気信号)を電極端子ED1,ED2,E
D3から入力して増幅する増幅部5Aと、増幅部5Aで
増幅された心電図信号を電波の形態で搬送する搬送波信
号を発振する発振部5Bと、発振部5Bからの搬送波信
号により心電図信号を変調する変調部5Cと、変調部5
Cで変調された心電図信号を高周波電流に変換したうえ
人体1に通電し、人体1をアンテナとして変調された心
電図信号を人体1から微弱電波の形態で発信する送信部
5Dと、電池Bの電圧を安定化して+3vと−3vとの
それぞれの電圧を出力する電源素子PWを設けた電源回
路等を内蔵している。
たものである。図2に示すように、送信ユニット5は、
3個の生体情報検出体(電極)2,3,4で検出された
心電図信号(電気信号)を電極端子ED1,ED2,E
D3から入力して増幅する増幅部5Aと、増幅部5Aで
増幅された心電図信号を電波の形態で搬送する搬送波信
号を発振する発振部5Bと、発振部5Bからの搬送波信
号により心電図信号を変調する変調部5Cと、変調部5
Cで変調された心電図信号を高周波電流に変換したうえ
人体1に通電し、人体1をアンテナとして変調された心
電図信号を人体1から微弱電波の形態で発信する送信部
5Dと、電池Bの電圧を安定化して+3vと−3vとの
それぞれの電圧を出力する電源素子PWを設けた電源回
路等を内蔵している。
【0009】前記増幅部5Aは、オペアンプOP1,O
P2,OP3を備え、3個の生体情報検出体(電極)
2,3,4で検出された心電図信号を差動増幅し、数1
00mV程度まで増幅する。尚、オペアンプOP3の出
力端子に接続されたV/Fコンバ−タVFCは、心電図
信号のような周波数の低い信号の場合に、アナログ信号
を周波数に変換する方が望ましいため、オペアンプOP
3の出力信号をV/F変換する。一方、筋電図等のよう
に比較的高い周波数の信号はV/F変換しなくてもよい
ため、V/Fコンバ−タVFCを使用しないことがあ
る。また、発振部5Bは、トランジスタTr回路を主と
して、容量可変キャパシタVC等からなるコルピッツ発
振回路を構成しており、82.8MHzの搬送波信号を
発振する。また、変調部5Cは、オペアンプOP3から
出力された心電図信号を82.8MHzの搬送波信号で
変調する。更に、送信部5Dは、変調された心電図信号
を高周波電流に変換したうえ、高周波トランスHFTか
ら出力するもので、その高周波電流は、人体1に接触さ
れたアンテナ電極ATから人体1に通電される。
P2,OP3を備え、3個の生体情報検出体(電極)
2,3,4で検出された心電図信号を差動増幅し、数1
00mV程度まで増幅する。尚、オペアンプOP3の出
力端子に接続されたV/Fコンバ−タVFCは、心電図
信号のような周波数の低い信号の場合に、アナログ信号
を周波数に変換する方が望ましいため、オペアンプOP
3の出力信号をV/F変換する。一方、筋電図等のよう
に比較的高い周波数の信号はV/F変換しなくてもよい
ため、V/Fコンバ−タVFCを使用しないことがあ
る。また、発振部5Bは、トランジスタTr回路を主と
して、容量可変キャパシタVC等からなるコルピッツ発
振回路を構成しており、82.8MHzの搬送波信号を
発振する。また、変調部5Cは、オペアンプOP3から
出力された心電図信号を82.8MHzの搬送波信号で
変調する。更に、送信部5Dは、変調された心電図信号
を高周波電流に変換したうえ、高周波トランスHFTか
ら出力するもので、その高周波電流は、人体1に接触さ
れたアンテナ電極ATから人体1に通電される。
【0010】尚、上記82.8MHzの搬送波の波長は
3.62mであり、その半波長がほぼ人体1の身長に等
しいため、人体1をアンテナとして積極的に利用するこ
とができる。
3.62mであり、その半波長がほぼ人体1の身長に等
しいため、人体1をアンテナとして積極的に利用するこ
とができる。
【0011】図3は、受信記録ユニット6の構成を示し
たブロック図である。図3に示すように受信記録ユニッ
ト6には、人体1から電波の形態で発信された心電図信
号を受信して増幅する高周波増幅部6Aと、高周波増幅
部6Aで増幅された高周波増幅信号から前記心電図信号
を復調して出力する復調部6Bと、復調部6Bから出力
された心電図信号をF/V変換するF/Vコンバ−タ6
Cと、F/Vコンバ−タ6Cから出力された電圧信号を
心電図信号として連続的に記録する記録部6Dなどが内
蔵されている。尚、記録部6Dは一般にホルタ−心電計
が用いられる。
たブロック図である。図3に示すように受信記録ユニッ
ト6には、人体1から電波の形態で発信された心電図信
号を受信して増幅する高周波増幅部6Aと、高周波増幅
部6Aで増幅された高周波増幅信号から前記心電図信号
を復調して出力する復調部6Bと、復調部6Bから出力
された心電図信号をF/V変換するF/Vコンバ−タ6
Cと、F/Vコンバ−タ6Cから出力された電圧信号を
心電図信号として連続的に記録する記録部6Dなどが内
蔵されている。尚、記録部6Dは一般にホルタ−心電計
が用いられる。
【0012】以上のように無線伝送式心電検出記録装置
が構成されると、生体(人体)1の胸部に着接された3
個の生体情報検出体(電極)2,3,4において心電図
信号が検出され、その心電図信号が送信ユニット5の増
幅部5Aで差動増幅される。その差動増幅された心電図
信号は、発振部5Bにおいて発振された82.8MHz
の搬送波信号により変調部5Cで変調され、その変調さ
れた心電図信号が送信部5Dで高周波電流に変換された
あと、人体1に通電されると、人体1の身長が82.8
MHz搬送波の半波長にほぼ等しいため、人体1が有効
なアンテナとして機能することから、変調された心電図
信号は82.8MHz搬送波により人体1から発信され
る。電波の形態で人体1から発信された心電図信号は、
人体1の腰部に装着されたり、あるいは入浴時、就寝時
には人体1の近くに置かれた受信記録ユニット6の高周
波増幅部6Aで受信され、増幅される。高周波増幅部6
Aで増幅された高周波増幅信号が復調部6Bに入力され
ると、その高周波増幅信号から心電図信号が復調され
る。復調された心電図信号はF/Vコンバ−タ6Cで直
流の電圧に変換され、心電図信号に対応した直流電圧が
記録部6Dに入力されるため、記録部(ホルタ−心電
計)6Dは、その直流電圧を心電図信号として長時間記
録する。
が構成されると、生体(人体)1の胸部に着接された3
個の生体情報検出体(電極)2,3,4において心電図
信号が検出され、その心電図信号が送信ユニット5の増
幅部5Aで差動増幅される。その差動増幅された心電図
信号は、発振部5Bにおいて発振された82.8MHz
の搬送波信号により変調部5Cで変調され、その変調さ
れた心電図信号が送信部5Dで高周波電流に変換された
あと、人体1に通電されると、人体1の身長が82.8
MHz搬送波の半波長にほぼ等しいため、人体1が有効
なアンテナとして機能することから、変調された心電図
信号は82.8MHz搬送波により人体1から発信され
る。電波の形態で人体1から発信された心電図信号は、
人体1の腰部に装着されたり、あるいは入浴時、就寝時
には人体1の近くに置かれた受信記録ユニット6の高周
波増幅部6Aで受信され、増幅される。高周波増幅部6
Aで増幅された高周波増幅信号が復調部6Bに入力され
ると、その高周波増幅信号から心電図信号が復調され
る。復調された心電図信号はF/Vコンバ−タ6Cで直
流の電圧に変換され、心電図信号に対応した直流電圧が
記録部6Dに入力されるため、記録部(ホルタ−心電
計)6Dは、その直流電圧を心電図信号として長時間記
録する。
【0013】尚、上記実施例は、1チャネル方式の無線
伝送式心電検出記録装置について説明したが、人体1の
複数の部分で生体情報を同時に検出し、それを記録する
必要がある場合がある。その場合は複数組の送信ユニッ
ト5と受信記録ユニット6を用いるため、各組の搬送波
の周波数を変えるか、各組固有のコ−ドデ−タを入れる
ことにより他の組の信号が混入しないようにする必要が
ある。また、上記実施例のように生体情報は心電図に限
ることなく、生体の皮膚から検出される生体情報であれ
ば連続的な記録が可能である。
伝送式心電検出記録装置について説明したが、人体1の
複数の部分で生体情報を同時に検出し、それを記録する
必要がある場合がある。その場合は複数組の送信ユニッ
ト5と受信記録ユニット6を用いるため、各組の搬送波
の周波数を変えるか、各組固有のコ−ドデ−タを入れる
ことにより他の組の信号が混入しないようにする必要が
ある。また、上記実施例のように生体情報は心電図に限
ることなく、生体の皮膚から検出される生体情報であれ
ば連続的な記録が可能である。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、生体の皮
膚に着接された生体情報検出体で生体の情報に対応した
電気信号が検出されると、その電気信号を増幅し、変調
したあと、生体をアンテナとして生体から電波の形態で
発信し、その電波を生体または生体の近くに置いた受信
記録部で受信し、電気信号を復調したあと連続的に記憶
するように構成したため、例えば、前記従来の心電検出
記録装置では必要であった生体情報検出体(心電電極)
と記録装置間の電線が不要になることから、電線による
被検者の動作限定や、電線の断線、あるいは電線に起因
する検出記録阻害要因を除去することができる。また、
生体をアンテナとして積極的に利用することができるた
め、送信側の構成が簡単になり、小型化できる。尚、こ
の発明は心電図検査を始めとする診療医学はもとより、
スポ−ツ医学、精神医学などにも適用することができ
る。
膚に着接された生体情報検出体で生体の情報に対応した
電気信号が検出されると、その電気信号を増幅し、変調
したあと、生体をアンテナとして生体から電波の形態で
発信し、その電波を生体または生体の近くに置いた受信
記録部で受信し、電気信号を復調したあと連続的に記憶
するように構成したため、例えば、前記従来の心電検出
記録装置では必要であった生体情報検出体(心電電極)
と記録装置間の電線が不要になることから、電線による
被検者の動作限定や、電線の断線、あるいは電線に起因
する検出記録阻害要因を除去することができる。また、
生体をアンテナとして積極的に利用することができるた
め、送信側の構成が簡単になり、小型化できる。尚、こ
の発明は心電図検査を始めとする診療医学はもとより、
スポ−ツ医学、精神医学などにも適用することができ
る。
【図1】本発明の一実施例の全体的な構成を示した構成
説明図である。
説明図である。
【図2】送信ユニットの電気回路図である。
【図3】受信記録ユニットのブロック図である。
1 生体 2 生体情報検出体(電極) 3 生体情報検出体(電極) 4 生体情報検出体(電極) 5 送信ユニット 5A 増幅部 5B 発振部 5C 変調部 5D 送信部 6 受信記録ユニット 6A 高周波増幅部 6B 復調部 6C F/Vコンバ−タ 6D 記録部 AT アンテナ電極 ED1 電極端子 ED2 電極端子 ED3 電極端子
Claims (2)
- 【請求項1】 生体の皮膚に着接されて生体の情報に対
応した電気信号を検出する生体情報検出体と、その生体
情報検出体で検出された前記電気信号を増幅する増幅部
と、その増幅部で増幅された電気信号を電波の形態で搬
送する搬送波信号を発振する発振部と、その発振部から
の搬送波信号により前記増幅部で増幅された前記電気信
号を変調する変調部と、その変調部で変調された電気信
号を高周波電流に変換したうえ前記生体をアンテナとし
て生体から生体外部に電波の形態で発信する送信部と、
その生体から発信された電波を受信して前記生体の情報
に対応した電気信号を復調したうえ、その復調した電気
信号を連続的に記録する受信記録部とを備えたことを特
徴とする無線伝送式生体情報検出記録装置。 - 【請求項2】 前記生体の情報を心電図とし、前記受信
記録部に心電計を備えたことを特徴とする請求項1の無
線伝送式生体情報検出記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4160308A JPH05317278A (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 無線伝送式生体情報検出記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4160308A JPH05317278A (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 無線伝送式生体情報検出記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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