JPH0531623A - 植物切断用バンドソーブレード - Google Patents

植物切断用バンドソーブレード

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JPH0531623A
JPH0531623A JP18760991A JP18760991A JPH0531623A JP H0531623 A JPH0531623 A JP H0531623A JP 18760991 A JP18760991 A JP 18760991A JP 18760991 A JP18760991 A JP 18760991A JP H0531623 A JPH0531623 A JP H0531623A
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band saw
blade
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JP18760991A
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Sumio Yoshida
純生 吉田
Katsumasa Yoshida
勝正 吉田
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Amada Co Ltd
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Amada Co Ltd
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Publication date
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D61/00Tools for sawing machines or sawing devices; Clamping devices for these tools
    • B23D61/12Straight saw blades; Strap saw blades
    • B23D61/126Straight saw blades; Strap saw blades having cutting teeth along both edges
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23D61/12Straight saw blades; Strap saw blades
    • B23D61/14Straight saw blades; Strap saw blades with inserted saw teeth, i.e. the teeth being individually inserted

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ランド歯形に形成したバンドソーブレードに
て植物切断を行なうことにより、重労働の軽減と、刈取
り精度と安全性の向上とを図る。 【構成】 植物切断用バンドソーブレード1は、環状の
胴部3に多数の歯先5を備えた切刃部7を設けて形成さ
れ、歯形の歯角θは、すくい角γと背面第1逃げ角aと
第2逃げ角a´をもち、第1逃げ角のaは逃げ角度をつ
けず、第2逃げ角a´でガレットgを形成したランド歯
形としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、農作業用の植物切断
用として例えば草刈に用いられる植物切断用バンドソー
ブレードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、農作業に使用される植物切断用と
して、例えば、草刈用の機械は刈払機と称される背負式
あるいは肩掛式にして、エンジン動力で刈刃を回転させ
草を刈る方式であり、刈刃は丸鋸刃が主流となってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の草刈用の刈払機においては、草刈作業は簡便に扱え
る反面、回転刃を振り廻して刈るため、手首に回転部の
動力が振動として伝わり、疲労が伴うため長時間の連続
作業は困難で、特に腕力の弱い婦女子には扱い難く、重
労働となっていた。また、回転刃と刈部の位置決めがで
きない機構のため、刈取り精度に難点があり、丸鋸刃で
は、板厚が厚くて直径も限定されるところから、たわみ
による逃げができず、刃のピッチが粗いため直接喰い込
む作用をなし、切刃数も少ないため切味も悪く切断抵抗
も大きい。
【0004】このため、障害物の接触により破壊と衝撃
をうけやすく、砂利、小石などを飛ばしたり、固いもの
に当って割れたり刈刃の金属片が飛散し、作業者の足元
で草刈に作業が行なわれているので、砂利、小石、破壊
した金属片を直接うけて人身事故となり易く、安全性に
欠けるという問題があった。
【0005】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ため、ランド歯形を形成した環状バンドソーブレードに
て草刈りを行なうことにより、作業中の振り廻し、振動
等を減少させ、小石および刈刃が割れて飛散する等の事
故をなくし安全性の向上と、重労働の軽減を図ると共
に、刈取り精度の向上とを図った植物切断用バンドソー
ブレードを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、歯先がランド幅を有し、このランド幅
の逃げ角をもたない一方向の刃部の歯形を形成して植物
切断用バンドソーブレードを構成した。
【0007】また、前記植物切断用バンドソーブレード
において、環状にして等ピッチの歯形、環状にして不等
ピッチの歯形、刃部とガレット部が対称的に形成された
両刃に等ピッチの歯形、刃部とガレット部が対称的に形
成された両刃に大小等ピッチの歯形、刃部とガレット部
が対称的に形成された両刃に不等ピッチの歯形、刃部と
ガレット部が対称的に形成された両刃に不等大小ピッチ
あるいは、刃部とガレット部が対称的に形成された両刃
に等ピッチと不等ピッチの歯形を形成して前記植物切断
用バンドソーブレードを構成した。
【0008】更に、この発明は、歯先がランド幅を有
し、このランド幅の逃げ角をもたず、左右対称形のガレ
ットで二方向の切刃部の歯形を形成して植物切断用バン
ドソーブレードを構成した。
【0009】また、前記植物切断用バンドソーブレード
において、環状にして等ピッチの歯形、環状にして不等
ピッチの歯形、刃部とガレット部かが対称的に形成され
た両刃に等ピッチの歯形、大小等ピッチ、不等ピッチ、
不等大小ピッチおよび等ピッチと不等ピッチを形成して
前記植物切断用バンドソーブレードを構成した。
【0010】なお更に、この発明は、前記各歯形で、ア
サリ有りの歯形を、ブレードの刃先切刃部と胴部を一鋼
種にて一体化して、ブレードの刃先切刃部をハイスバイ
メタル製として、ブレードの刃先切刃部を超硬チップ製
として、超硬グリッド溶着製として植物切断用バンドソ
ーブレードを構成した。
【0011】なお更に、この発明は、切刃部のすくい面
がナイフエッジに形成され、また、前記ナイフエッジが
一定方向に形成されて、あるいは、チドリ状に形成され
て植物切断用バンドソーブレードを構成した。
【0012】
【作用】この発明の植物切断用バンドソーブレードを採
用することにより、バンドソーブレードとしてランド幅
を有し、ランド幅の逃げ角をもたない一方向の切刃部の
歯形を形成するか、あるいは、ランド幅の逃げ角をもた
ず、左右対称のガレットで二方向の切刃部の歯形を形成
した。このため。刈草の種類と切断難易性によって使い
分けができ、効率的な草刈りが可能となる。
【0013】また、ブレードの刃先刃部と胴部の鋼種の
組合せは、刈草の種類と切断難易性および刃部、胴部の
切味と耐久性、経済性を考えて選択される。
【0014】更に、切刃部のすくい面がナイフエッジに
形成されたことにより、植物切断の切味と切断精度の向
とが図られる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0016】まず、理解を容易とし、本実施例の優位性
を知るため、従来金属素材の切断に使用されているバン
ドソーブレードの基本的な歯形について説明する。
【0017】図45を参照するに、バンドソーブレード
101は環状の胴部103に多数の刃先105を備えた
切刃部107で形成され、歯形の歯角θは、すくい角γ
と背面第1逃げ面aで設定され、歯先105は剣先状に
形成されている。なお、この歯形はバンドソーブレード
に限らず、一般的な切削工具はすべてこのような歯形で
形成されていて、刃先105の先端で切削を営む工具の
基本である。また、被削材、被削条件(切削条件)が一
定条件に設定できるところから、剣先状の歯先105を
維持しながら切削(切断)作用をなすことができる。
【0018】上述した従来の歯形に対し、本実施例にて
採用した歯形と歯の配列と切刃部の材質、形状について
次に説明する。なお、図中に示されている記号で、
(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は上部平面
図、(D)は下部平面図を示している。
【0019】図1を参照するに、図1は第1の実施例を
示し、植物切断用バンドソーブレード1は、環状の胴部
3に多数の歯先5を備えた切刃部7を設けて形成され、
歯形の歯角θは、すくい角γと背面第1逃げ角aと第2
逃げ角a´をもち、第1逃げ角aは逃げ角度をつけず、
第2逃げ角a´でガレットgを形成している。この歯形
をランド歯形と称す。
【0020】この歯形の切削工具(切断工具)の相違と
して、植物(草)の切断は、剣先の歯先で切断作用をす
るのではなく、ガレットgに草を巻き込んで、すくい面
γ´で切断する作用にある。植物の切断条件は、軟らか
い草木ばかりでなく、絶えず地面との接触状態にあり、
土、硬い砂利、小石等の接触状態で切断作業が行なわれ
ているので、切刃部7の歯先5が剣先状で形成されてい
ると、刃先5が早期摩耗を起し、ガレット部gまで摩耗
で消失し実用に耐えないことになる。
【0021】したがって、刃先5に逃げ角度をつけない
第1逃げ角aをもたせることによって、歯先5の耐強
度、耐摩耗性を向上させることができる。また、環状の
胴部3の厚みtをうすくすることにより、切味が良く、
長寿命で且つ刈幅の広い効率的な植物切断作業である例
えば草刈作業を行なうことができる。なお、図3に示さ
れているように、切刃部7の歯先5に若干の角度θ´を
付けても良い。
【0022】前記第1の実施例として説明した歯形を備
えた植物切断用バンドソーブレードとして、図5乃至図
18に実施例を示す。
【0023】すなわち、図5と図6は、切刃が等ピッチ
片刃の実施例で、図5はアサリ有り、図6はアサリ無し
の実施例である。図7と図8は、切刃が等ピッチ両刃の
実施例で、図7はアサリ有り、図8はアサリ無しの実施
例である。図9と図10は、切刃が大小等ピッチ両刃の
実施例で、図9はアサリ有り、図10はアサリ無しの実
施例である。
【0024】図11と図12は、切刃が不等ピッチ片刃
の実施例で、図11はアサリ有り、図12はアサリ無し
の実施例である。図13と図14は、切刃が不等ピッチ
両刃の実施例で、図13はアサリ有り、図14はアサリ
無しの実施例である。図15と図16は、切刃が不等大
小ピツチ両刃の実施例で、図15はアサリ有り、図16
はアサリ無しの実施例である。図17と図18は、切刃
が等ピッチ、不等ピッチ両刃の実施例で、図17はアサ
リ有り、図18はアサリ無しの実施例である。
【0025】上述した各実施例のバンドソーブレード1
は、刈草の種類と切断難易性によって使い分けができ、
効率的に草刈りを行なうことができる。
【0026】次に、図2を参照するに、図2は第2の実
施例を示し、植物切断用バンドソーブレード1は、環状
の胴部3に多数の歯先5を備えた切刃部7を設けて形成
されている。そし、ランド歯形を左右対称に形成したも
ので、無方向性の切刃角をも、ガレット部gを広くとれ
るので、切断性能を向上させることができる。なお、耐
摩耗性はランド幅lを長くすることによって抑制するこ
とができる。なお更に、図4に示されているように、切
刃部7の歯先5に若干量のくぼみ9を形成しても良い。
【0027】前記第2の実施例として説明した歯形を備
えた植物切断用バンドソーブレードとして、図19乃至
図32に実施例を示す。
【0028】すなわち、図19と図20は、切刃が等ピ
ッチ片刃の実施例で、図19はアサリ有り、図20はア
サリ無しの実施例である。図21と図22は、切刃が等
ピッチ両刃の実施例で、図21はアサリ有り、図22は
アサリ無しの実施例である。図23と図24は、切刃が
大小等ピッチ両刃の実施例で、図23はアサリ有り、図
24はアサリ無しの実施例である。
【0029】図25と図26は、切刃が不等ピッチ片刃
の実施例で、図25はアサリ有り、図26はアサリ無し
の実施例である。図27と図28は、切刃が不等ピッチ
両刃の実施例で、図27はアサリ有り、図28はアサリ
無しの実施例である。図29と図30は、切刃が不等大
小ピッチ両刃の実施例で、図29はアサリ有り、図30
はアサリ無しの実施例である。図31と図32は、切刃
が等ピッチ、不等ピッチ両刃の実施例で31はアサリ有
り、図32はアサリ無しの実施例である。
【0030】上述した各実施例のバンドソーブレード1
は、刈草の種類と切断難易性によって使い分けができ、
効率的に草刈りを行なうことができる。なお、前述した
第1の実施例を含め第2の実施例にて採用されている両
刃は、切刃部7とガレット部が対称形に形成されている
が、両刃と同じ形状で良く、一方の歯が摩耗すると反転
して他方の歯を使用することも可能である。
【0031】更に、前記第1の実施例と第2の実施例に
て説明した植物切断用バンドソーブレード1の、歯先5
を形成した切刃部7と胴部3の鋼種の組合せとして、図
33乃至図38に実施例が示されている。
【0032】すなわち、図33と図34は、切刃部と胴
部3が一鋼種により一体的に形成されたソリッド製のも
のであり、図33は、アサリ有り、図34はアサリ無し
の実施例である。図35と図36は、胴部3にハイスバ
イメタル11の切刃部7を設けたものであり、図35は
アサリ有り、図36はアサリ無しの実施例である。図3
7は胴部3に超硬チップ13を設けて切刃部7を形成し
たものである。図38は、胴部3に超硬グリッド15を
溶着して切刃部7を形成したものである。
【0033】上述した各実施例は、刈草の種類と切断難
易性より最適なものを選択使い分けることにより、刃
部、胴部の切味と耐久性、経済性の向上を図ることがで
きる。
【0034】なお更に、前記第1の実施例と第2の実施
例にて説明した植物切断用バンドソーブレード1の、切
刃部7のすくい面γ´がナイフエッジに形成された実施
例が、図39乃至図42に示されている。
【0035】すなわち、図39は、前記第1の実施例に
て説明した歯形の切刃部7のすくい面γ´が、一定方向
(図39の(A)図にて図面に直交、手前より後側に向
かう方向)のナイフエッジeに形成された実施例であ
る。図40は、前記第2の実施例にて説明した歯形の切
刃部7のすくい面γ´が、一定方向のナイフエッジeに
形成された実施例である。
【0036】また、図41は、前記第1の実施例にて説
明した歯形の切刃部7のすくい面γ´が、チドリ状(図
41の(A)図にて図面に直交した前側と後側より交互
に向った方向)のナイフエッジeに形成された実施例で
ある。図42は、前記第2の実施例にて説明した歯形の
切刃部7のすくい面γ´が、チドリ状のナイフエッジe
に形成された実施例である。
【0037】上記の各実施例では切刃部7にナイフエッ
ジeを形成したことにより、植物切断の切味と切断精度
の向上を図ることができる。図43は、植物切断用バン
ドソーブレードを装着した状態図を示していて、両ホィ
ール17間に植物切断用バンドソーブレード1は掛回さ
れ、図示を省略したが電動機等により駆動される。な
お、符号19はカバーである。
【0038】図44は、草刈機21の作業状態を示して
いて、両ホィール17の中心間距離Lが切断面となるの
で、丸鋸刃のように振り廻しがなく、一度に中心間距離
L(本実施例では500mm)の幅の切断作業(草刈)
ができるので効率的である。
【0039】上述したごとき構成により、その作用とし
ては、厚みがうすく多刃式の環状をした植物切断用バン
ドソーブレード1を、回転自在な両ホィール17間に掛
回し一定張力で装着させて、ホィール17を回転させる
ことにより草刈機21にて植物の切断作業が行われる。
【0040】切味と耐久性については、植物切断用バン
ドソーブレード1の厚みは、従来使用されている丸鋸刃
より格段に薄く、多刃式であるので、切味および刃持ち
が良い。すなわち、切味については、すくい面γ´がブ
レード厚みtのままでも薄いため、十分な切断作用をな
すが、草の種類によっては切断の難易性もあるので、す
くい面γ´を図39乃至図42に示されているナイフエ
ッジeにすると、切味を一層向上させることができる。
【0041】耐久性については、図33乃至図38に示
されているごとく、切刃7と胴部3の鋼種、処理、形状
を用途に合わせて組合せできるので、効果的な作用をな
すことができる。
【0042】すなわち、切刃部7は第1逃げ角aを有す
歯形(ランド歯形)で、このランドの維持と摩耗を抑制
するため、図33,図34のソリッド製より、図35,
図36の高硬度、高靭性のハイスバイメタル製、図37
の硬質チップ製、図38の超硬グリッド製にすることに
よって、耐摩耗性、耐衝撃性を向上させることができ
る。また、胴部3は、回転、曲げ、引張りの繰返し疲労
に強い強靭鋼を組合せすることができるので、切味、耐
摩耗、耐久性を兼ね備えることができる。
【0043】切断効率と経済性については、図44に示
されているように、両ホィール17の芯間距離Lは寸法
が切断幅となるので、従来の丸鋸刃式のように振り廻し
がなく、例えば、芯間距離Lを500mmに設定すれ
ば、一度に500mmの切断作業(草刈)ができ効率的
である。バンドソーブレード1は両刃に形成することに
より、1本で2倍の切断作業を行なうことができ経済的
である。更に、歯形はランド波形であり、交互の歯向き
(図7,図8参照)に形成することによって、機械ホィ
ール17の鍔部v(図43参照)に接触してもホィール
17部の鍔部vを切込み損傷することなく有効である。
【0044】なお更に、両刃の特徴は、草の種類による
切断難易性をピッチの組合せによって使い分けし改善を
図ることができる。すなわち、等ピッチの両刃とした
り、等ピッチの大小の両刃にしたり、不等ピッチの両刃
としたり、不等ピッチの大小の両刃としたり、等ピッチ
と不等ピッチの両刃として、草の種類によって歯形を使
い分けることによって、効率的に精度の良いきれいな切
断(草刈)作業を行なうことができる。
【0045】次に、安全性については、従来使用されて
いる刈払機の丸鋸刃のように、作業者の足元で切断作業
が行なわれているのと違い、切断位置から距離を長くと
れて、且つ、作業者の入り込む余地がないので、全く危
険性がないことである。切断刃(バンドソーブレード)
も、ブレード厚みが薄くて、少ピッチの多刃式であり、
砂利、小石を飛散させることもない。また、ブレードの
破壊も、刈幅間に固定のインサートがなく、フリーの状
態であるので、有害な障害物(大石、木片等)の接触に
対しても、ブレードがフリーであるため撓みと傾斜によ
る逃げが生じ易く、ブレードの変形、破壊が生じ難いの
で安全性の向上とを図ることができる。
【0046】なお、この発明は前述した各実施例限定さ
れることなく、適宜の変更を行なうことにより、その他
の態様で実施し得るものである。
【0047】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、ランド幅の逃げ角をもた
ない一方向の切刃部の歯形を備えた環状にして片刃と両
刃のバンドソーブレードの切刃ピッチを等ピッチ、不等
ピッチ、大小等ピッチ、不等大小ピッチ、等ピッチと不
等ピッチ等として歯形を形成した。また、ランド幅の逃
げ角をもたず、左右対称のガレットで二方向の切刃部の
歯形を備えた環状にして片刃と両刃のバンドソーブレー
ドの切刃ピッチを等ピッチ、不等ピッチ、大小等ピッ
チ、不等大小ピッチ、等ピッチと不等ピッチ等として歯
形を形成した。
【0048】また、ブレードと歯先切刃部と胴部の鋼種
の組合せを、一鋼種にて一対化したものと、歯先切刃部
をハイスバイメタル製、超硬チップ製、超硬グリッド溶
着製等にてバンドソーブレードを形成した。更に、切刃
部のすくい面をナイフエッジに形成した。
【0049】而して、上記バンドソーブレードを両ホィ
ール間に掛回した草刈機にて作業する際、振り廻すこと
なく、振動も少ないので重労働の軽減を図り、小石およ
び刈刃が割れて飛散する等の事故をなくし、安全性の向
上と刈取り精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す歯形正面図と側面
図である。
【図2】この発明の第2実施例を示す歯形正面図と側面
図である。
【図3】図1における他の実施例を示す歯形部分説明図
である。
【図4】図2における他の実施例を示す歯形部分説明図
である。
【図5】図1における歯形にして、等ピッチ、アサリ有
りの片刃のバンドソーブレードの正面図、側面図、上部
平面図である。
【図6】図1における歯形にして、等ピッチ、アサリ無
しの片刃のバンドソーブレードの正面図、側面図、上部
平面図である。
【図7】図1における歯形にして、等ピッチ、アサリ有
りの両刃のバンドソーブレードの正面図、側面図、上部
平面図、下部平面図である。
【図8】図1における歯形にして、等ピッチ、アサリ無
しの両刃のバンドソーブレードの正面図、側面図、上部
平面図、下部平面図である。
【図9】図1における歯形にして、大小等ピッチ、アサ
リ有りの両刃のバンドソーブレードの正面図、側面図、
上部平面図、下部平面図である。
【図10】図1における歯形にして、大小等ピッチ、ア
サリ無しの両刃のバンドソーブレードの正面図、側面
図、上部平面図、下部平面図である。
【図11】図1における歯形にして、大小等ピッチ、ア
サリ有りの片刃のバンドソーブレードの正面図、側面
図、上部平面図である。
【図12】図1における歯形にして、不等ピッチ、アサ
リ無しの片刃のバンドソーブレードの正面図、側面図、
上部平面図である。
【図13】図1における歯形にして、不等ピッチ、アサ
リ有りの両刃のバンドソーブレードの正面図、側面図、
上部平面図、下部平面図である。
【図14】図1における歯形にして、不等ピッチ、アサ
リ無しの両刃のバンドソーブレードの正面図、側面図、
上部平面図、下部平面図である。
【図15】図1における歯形にして、不等大小ピッチ、
アサリ有りの両刃のバンドソーブレードの正面図、側面
図、上部平面図、下部平面図である。
【図16】図1における歯形にして、不等大小ピッチ、
アサリ無しの両刃のバンドソーブレードの正面図、側面
図、上部平面図、下部平面図である。
【図17】図1における歯形にして、等ピッチ、不等ピ
ッチ、アサリ有りの両刃のバンドソーブレードの正面
図、側面図、上部平面図、下部平面図である。
【図18】図1における歯形にして、等ピッチ、不等ピ
ッチ、アサリ無しの両刃のバンドソーブレードの正面
図、側面図、上部平面図、下部平面図である。
【図19】図2における歯形にして、等ピッチ、アサリ
有りの片刃のバンドソーブレードの正面図、側面図、上
部平面図である。
【図20】図2における歯形にして、等ピッチ、アサリ
無しの片刃のバンドソーブレードの正面図、側面図、上
部平面図である。
【図21】図2における歯形にして、等ピッチ、アサリ
有りの両刃のバンドソーブレードの正面図、側面図、上
部平面図、下部平面図である。
【図22】図2における歯形にして、等ピッチ、アサリ
無しの両刃のバンドソーブレードの正面図、側面図、上
部平面図、下部平面図である。
【図23】図2における歯形にして、大小等ピッチ、ア
サリ有りの両刃のバンドソーブレードの正面図、側面
図、上部平面図、下部平面図である。
【図24】図2における歯形にして、大小等ピッチ、ア
サリ無しの両刃のバンドソーブレードの正面図、側面
図、上部平面図、下部平面図である。
【図25】図2における歯形にして、不等ピッチ、アサ
リ有りの片刃のバンドソーブレードの正面図、側面図、
上部平面図である。
【図26】図2における歯形にして、不等ピッチ、アサ
リ無しの片刃のバンドソーブレードの正面図、側面図、
上部平面図である。
【図27】図2における歯形にして、不等ピッチ、アサ
リ有りの両刃のバンドソーブレードの正面図、側面図、
上部平面図、下部平面図である。
【図28】図2における歯形にして、不等ピッチ、アサ
リ無しの両刃のバンドソーブレードの正面図、側面図、
上部平面図、下部平面図である。
【図29】図2における歯形にして、不等大小ピッチ、
アサリ有りの両刃のバンドソーブレードの正面図、側面
図、上部平面図、下部平面図である。
【図30】図2における歯形にして、不等大小ピッチ、
アサリ無しの両刃のバンドソーブレードの正面図、側面
図、上部平面図、下部平面図である。
【図31】図2における歯形にして、等ピッチ、不等ピ
ッチ、アサリ有りの両刃のバンドソーブレードの正面
図、側面図、上部平面図、下部平面図である。
【図32】図2における歯形にして、等ピッチ、不等ピ
ッチ、アサリ無しの両刃のバンドソーブレードの正面
図、側面図、上部平面図、下部平面図である。
【図33】図1、図2における歯形にして、刃部と胴部
の鋼種組合せを一鋼種ソリッド製としたアサリ有りのバ
ンドソーブレードの正面図、側面図、上部平面図であ
る。
【図34】図1、図2における歯形にして、刃部と胴部
の鋼種組合せを一鋼種ソリッド製としたアサリ無しのバ
ンドソーブレードの正面図、側面図、上部平面図であ
る。
【図35】図1、図2における歯形にして、刃部と胴部
の鋼種組合せを刃部をハイスバイメタル製としたアサリ
有りのバンドソーブレードの正面図、側面図、上部平面
図である。
【図36】図1、図2における歯形にして、刃部と胴部
の鋼種組合せを刃部をハイスバイメタル製としたアサリ
無しのバンドソーブレードの正面図、側面図、上部平面
図である。
【図37】図1、図2における歯形にして、刃部と胴部
の鋼種組合せを刃部を超硬チップ製としたバンドソーブ
レードの正面図、側面図、上部平面図である。
【図38】図1、図2における歯形にして、刃部と胴部
の鋼種組合せを刃部を超硬グリッド製としたバンドソー
ブレードの正面図、側面図、上部平面図である。
【図39】図1における歯形にして、すくい面にナイフ
エッジを一定方向に形成したバンドソーブレードの正面
図、側面図、上部平面図である。
【図40】図2における歯形にして、すくい面にナイフ
エッジを一定方向に形成したバンドソーブレードの正面
図、側面図、上部平面図である。
【図41】図1における歯形にして、すくい面にナイフ
エッジをチドリ状に形成したバンドソーブレードの正面
図、側面図、上部平面図である。
【図42】図2における歯形にして、すくい面にナイフ
エッジをチドリ状に形成したバンドソーブレードの正面
図、側面図、上部平面図である。
【図43】こ発明のバンドソーブレードを装着した機械
の斜視説明図である。
【図44】この発明のバンドソーブレードを装備した草
刈機の作用説明図である。
【図45】従来のバンドソーブレードの剣先歯形の正面
図である。
【符号の説明】
1 植物切断用バンドソーブレード 3 胴部 5 刃先 7 切刃部 11 ハイスバイメタル 13 超硬チップ 15 超硬グリッド a 背面第1逃げ角 b 背面第2逃げ角 e ナイフエッジ g ガレット部 l ランド幅

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯先がランド幅を有し、このランド幅逃
    げ角をもたない一方向の切刃部の歯形を形成してなるこ
    とを特徴とする植物切断用バンドソーブレード。
  2. 【請求項2】 歯先がランド幅を有し、このランド幅の
    逃げ角をもたず、左右対称形のガレットで二方向の切刃
    部の歯形を形成してなることを特徴とする植物切断用バ
    ンドソーブレード。
  3. 【請求項3】 前記歯形が環状にして等ピッチ、または
    不等ピッチに形成してなることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の植物切断用バンドソーブレード。
  4. 【請求項4】 前記刃部とガレット部が対称的に形成さ
    れた両刃の歯形が等ピッチ、大小等ピッチ、不等ピッ
    チ、不等大小ピッチ、あるいは等ピッチと不等ピッチに
    形成してなることを特徴とする請求項1または2記載の
    植物切断用バンドソーブレード。
  5. 【請求項5】 前記各歯形で、アサリ有りの歯形で形成
    されていることを特徴とする請求項3または4記載の植
    物切断用バンドソーブレード。
  6. 【請求項6】 ブレードの歯先切刃部と胴部を一鋼種に
    て一体化してなることを特徴とする請求項1または2記
    載の植物切断用バンドソーブレード。
  7. 【請求項7】 ブレードの歯先切刃部をハイスバイメタ
    ル製、超硬チップ製、あるいは超硬グリップ溶着性とし
    てなることを特徴とする請求項1または2記載の植物切
    断用バンドソーブレード。
  8. 【請求項8】 切刃部のすくい面がナイフエッジに形成
    されていることを特徴とする請求項1または2記載の植
    物切断用バンドソーブレード。
  9. 【請求項9】 前記ナイフエッジが一定方向に形成され
    ていることを特徴とする請求項8記載の植物切断用バン
    ドソーブレード。
  10. 【請求項10】 前記ナイフエッジがチドリ状に形成さ
    れていることを特徴とする請求項8記載の植物切断用バ
    ンドソーブレード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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