JPH05311615A - アスファルトフィニッシャー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイドナーを調節自在に設けたアスファルト
フィニッシャーではワイドナースクリードが大量の合材
を抱え込んでワイドナー部の枠、油圧シリンダ、スクリ
ードを変形させ、ワイドナー部の寿命を短くしている。 【構成】 ねじ羽根２６の進行方向のすぐ後方でワイド
ナースクリード２１の前方にスクレーパー３１を設け
る。これにより、合材のワイドナー部分への抱え込み量
を減少させ、ワイドナー部への負荷を減少すると共に、
ワイドナー１７の補強を計った。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は道路の舗装に用いるアス
ファルトフィニッシャーの改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】図９，１０は従来例のアスファルトフィ
ニッシャーの平面図及び側面図である。シャーシー枠１
は４つの車輪２で支持され、搭載した不図示の内燃機関
で矢印イの方向へ進行するようになっている。シャーシ
ー枠１に根本をピン１３結合されたアーム４端にはスク
リード装置５が設けてある。両側のアーム４先端は横架
材で結合され両アーム間をわたって固定軸７が設けら
れ、固定軸７に中央スクリード枠８が回転自在に支持さ
れている。中央スクリード枠８上端にはナット９の両側
が枢着されており、該ナット９にねじ込まれたスクリー
ド角度調節ねじ１１がねじ込まれている。該調節ねじ１
１はアーム４間をわたる軸１２に揺動自在に支持された
軸受１４に軸方向移動しないように支持されている。ス
クリード角度調節ねじ１１には操作ハンドル１０が固定
してある。中央スクリード枠８の左右にわたる枠部材に
は中央スクリード１５が固定されている。中央スクリー
ド１５の進行方向の前端には供給される合材を押しなら
し中央スクリード１５下面と路盤との間に合材を送り込
むための中央スクリード押し板１５ａが立設してある。
中央スクリード枠８にはワイドナー支持枠１６が固定さ
れている。ワイドナー支持枠１６にはワイドナー枠１７
が左右両側の方向に伸縮自在に取付けられている。図８
はワイドナーの正面からみる縦断面図である。ワイドナ
ー支持枠１６には水平方向に案内として円孔１６ａが設
けられ、案内部材のガイドバー１８が出入り自在に摺動
するように嵌合しており、ガイドバー１８の先端にワイ
ドナー枠１７が固定されている。ワイドナー枠１７には
ワイドナー支持枠１６中に設けた油圧シリンダー１９の
ピストンロッドが固定されている。ワイドナー枠１７に
は一体的に中央スクリード１５と同様に合材を押しなら
し、ワイドナースクリード２１のアイロン部と路盤間に
合材を送り込むためのワイドナースクリード押し板２１
ａが設けられ、該押し板２１ａはワイドナー支持枠１６
に出入り自在に支持されている。中央スクリード１５は
車輛の進行方向に該ワイドナースクリード２１より前方
に有り、両者は端部が重なっている。ワイドナースクリ
ード２１と中央スクリード１５の下面は同一平面上に存
在する。図１０に示すようにシャーシー枠１とアーム４
に両端の枢着された上下方向のクレビス型油圧シリンダ
２２はアーム４をピン１３を中心に回動し、スクリード
装置５を上下動させる。スクリード装置５には不図示の
スクリード１５，２１の加振装置を備えている。作業時
は車輛を前進し、且つクレビス型の油圧シリンダ２２を
延ばしてアーム４をピン１３を中心に回転してスクリー
ド装置５を所要の舗装面となる位置まで下げ、ホッパー
２４にアスファルト乳材の合材（以下合材という）を投
入すると図示矢印ロの方向に移動するコンベヤ２５によ
りねじ羽根２６に送られ、進行方向に直角方向に配され
たねじ羽根２６により、左右両側へ送られ、路盤上に散
布され、アスファルトフィニッシャーの進行により中央
スクリード１５、ワイドナースクリード２１で押しなら
されこれらの下面により加振加熱押圧される。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ワイドナーを用いると
中央スクリードで押された合材は左右へ逃げ、ワイドナ
ースクリードの押し板前面に来る。ここでワイドナース
クリード押し板で押されてならされてワイドナースクリ
ードのアイロン部下へもぐり込む。処がワイドナーは舗
装の施工幅に合せて伸縮する。一方、ねじ羽根長さ、中
央スクリード幅は一定であり、ワイドナースクリードが
中央スクリードよりもアスファルトフィニッシャーの進
行に関し後退位置にあるため、ワイドナースクリードは
大量の合材を抱え込む。特に坂道のアスファルト施工す
る場合は、坂道を上る方向にアスファルトフィニッシャ
ーを進行させる（坂道を下るようにすると合材自身の重
力で合材分布が不均一になり、又アスファルトフィニッ
シャーの速度も不安定となるので進行方向の均一な舗装
は困難である）ため、一層合材はワイドナースクリード
前面に大量の合材を抱え込む。そのため （１）ワイドナースクリードの押し板前面に高く合材が
堆積しアスファルトフィニッシャーの進行により、あた
かもブルドーザのように大きな負荷がワイドナースクリ
ードへ加わり、ワイドナースクリードが後方へ傾くよう
に変形し、これにつれて図９に二点鎖線で示すようにワ
イドナー枠１７も同方向へ変形する。これらはガイドバ
ーで支持されるがガイドバーも先端部が後方へ傾くよう
に変形する。これに伴って、ワイドナー枠を駆動する油
圧シリンダーのピストンロッドも変形し、変形状態でワ
イドナーを伸縮することをくり返すため、ワイドナース
クリードの支持部、ガイドバーを支持するワイドナー支
持枠の案内孔、上記油圧シリンダーのピストンロッド等
が偏摩耗し、寿命４年位と非常に短い、これを修理する
にはワイドナーに関係する枠部材の変形があるため、ス
クリード装置全体を取替えねばならず極めて高価であ
る。 （２）ワイドナースクリードの押し板前面に合材が接す
る高さが大きく、大量の合材がアスファルトフィニッシ
ャーの進行につれてワイドナースクリードの押し板に圧
接するため、ワイドナースクリードの加振作用に制振作
用が働き、ワイドナースクリードを上下振動させてワイ
ドナースクリード下面のアイロン部で合材を路盤へ衝き
固める作用が低下するのみならず、ワイドナースクリー
ド押し板前面の合材が加振により固まってしまい恒常的
に不動となる傾向が生ずる。 （３）ワイドナースクリード前面に大量に合材が供給さ
れる傾向のため、中央スクリードとワイドナースクリー
ドの合材の分布量が異なり、舗装の均一性を損ねる。等
の課題がある。 （４）上記課題を避けるために、ねじ羽根両端に更に付
加して延長ねじ羽根を取付け、中央スクリードから左右
にプレートを延長することが行われているが、延長ねじ
羽根は極めて高価であり、中央スクリードとワイドナー
側板とワイドナースクリードで囲まれた部分に多くの合
材が送り込まれることを回避できず、且つワイドナーの
伸縮によって延長ねじ羽根を手作業で脱着しなければな
らなくなるという欠点がある。

【０００４】本発明は上記課題を解消し、ワイドナース
クリードの押し板の前面に合材の格別な堆積が生ずるこ
とをなくすことにより、ワイドナー支持部材及び駆動部
材の変形、偏摩耗をなくし、且つワイドナー使用時に施
工幅に一様に合材が供給され、均一な舗装が得られるア
スファルトフィニッシャーを提供することを目的とす
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の第１の発明は供
給された合材を車輛前部から後方へ給送する合材給送用
コンベヤと、前記コンベヤで送られた合材を左右へ配分
するねじ羽根と、上下方向に位置を調節可能なスクリー
ド装置と、車輪駆動用の内燃機関を担持した車輪付のシ
ャーシーを有するアスファルトフィニッシャーにおい
て、スクリード装置は、中央スクリードと、中央スクリ
ードを固定した中央スクリード枠と、中央スクリード枠
の進行方向後方に固定され中央スクリード枠とほぼ同幅
のワイドナー支持枠と、ワイドナー支持枠の案内に案内
される案内部材と、該案内部材に固定されたワイドナー
枠と、ワイドナー支持枠に設けられワイドナー枠を移動
する駆動装置と、ワイドナー枠に固定されワイドナー側
板付のワイドナースクリードと、ワイドナー側板に固定
されねじ羽根に沿って配設され中央スクリード又はその
枠に移動自在に支持されたスクレーパーを設けたことを
特徴とするアスファルトフィニッシャーである。

【０００６】本発明の第２の発明はスクレーパーは中央
スクリードに対して上下方向に位置を調節可能に取付け
られたことを特徴とする第１の発明に記載のアスファル
トフィニッシャーである。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。本発明においてアスファルトフィニッシャーはスク
リード装置の部分のみが従来例と異なるので従来例と同
一部分は説明を省略し、異なる部分について説明する。

【０００８】図１は平面図、図２は図１の側面図、図３
は要部を示す斜視図、図７はスクレーパーの正面図であ
る。ワイドナー枠１７の側板部１７Ｓの先端には上下方
向の案内１７Ｇが設けられ、ワイドナースクリード２１
に平行にスクレーパー３１の端部が該案内１７Ｇに摺動
自在に嵌合している。スクレーパー３１はスクレーパー
用ガイドバー３７に固定され垂下した板材のスクレーパ
ー支持部材３２に上下方向に相対的に位置を調節可能に
固定されている。このため、スクレーパー３１とその支
持部材３２には夫々ブラケット３４，３５が上下位置に
溶着され、これらブラケット３４，３５を挿通する調節
ボルトナット３６により、該ブラケット間間隔を調節可
能に固定してあると共にスクレーパー３１の上縁の上下
方向の長溝３１ａを挿通して締結ボルト３３がスクレー
パー支持部材３２にねじ込んである。

【０００９】図４は図３の側板部１７Ｓの他の例の裏側
を下方から斜め上方に向って見た斜視図、図５は延長側
板４０を取外してみる斜視図である。前述した側板部１
７Ｓに設ける案内１７Ｇは側板部１７Ｓに溶着した案内
部材４４でもって溝形状に形成されている。図６は案内
部材４４の部分における水平断面図である。案内部材４
４のフランジ４４ａ，４４ｂ間にはスクレーパー３１を
含めて六角ボルト４５が挿通している。六角ボルト４５
はフランジ４４ａ，４４ｂの丸穴を挿通し、スクレーパ
ー３１の上下方向の長孔４４ｃをゆるく挿通している。
フランジ４４ｂ側でナット４６がねじ込まれている。従
ってスクレーパー３１を後方へ押圧する力に対してスク
レーパー３１は案内部材４４を通じて側板部１７Ｓに支
持されるようになっている。

【００１０】フランジ４４ｂには突片４４ｄが出てお
り、突片４４ｄの先端にはばね座支持部材４７が溶接に
より、一体になっている。ばね座支持部材４７には垂直
方向におねじ部材４８が固定されており、おねじ部材４
８にはばね座４９がねじ込まれている。この実施例では
ばね座４９は六角ナットが用いられている。ばね座４９
に対向するばね座５１がスクレーパー支持部材３２に固
定されている。ばね座４９，５１間には圧縮コイルばね
５２が縮設してある。前記ねじ部材４８は圧縮コイルば
ね５２中を挿通している。

【００１１】スクレーパー用ガイドバー３７は、下部が
スクレーパー支持部材３２が入り得る幅の母線に沿う欠
落部を有する欠円筒形ガイド３８に滑合している。欠円
筒形ガイド３８は中央スクリード枠８又は中央スクリー
ド１５に固定されている。これによってスクレーパー３
１は中央スクリード１５の押し板１５ａ（図１０参照）
とほぼ同一面上のくい違った位置に位置する。ワイドナ
ー枠１７の側板部１７Ｓの進行方向前端には竪方向のヒ
ンジ３９でもって延長側板４０が枢着してある。延長側
板４０はワイドナー枠側板部１７Ｓと端部を衝き合せ同
一面上に並列した位置と、ヒンジ３９を中心に外側へ回
転して、ワイドナー枠側板部１７Ｓと延長側板４０を重
ねることが出来るようになっており、図のように同一面
上の位置においては、この面に平行で水平なロックバー
４１を延長側板４０のリブ４０ａ間において該リブ４０
ａに取付けたピン４２により枢着し、ワイドナー枠側板
部１７Ｓに設けたリブ１７ａに脱着自在に取付けたピン
４３を該ロックバー４１に挿通させてある。ただし、ワ
イドナー枠側板部と延長側板は一体でもよい。又、延長
側板を有しない機種もあり、必ずしも延長側板がないと
作業が出来ない訳ではない。上記においてスクレーパー
３１下縁はワイドナースクリード２１下面のアイロン部
よりも若干上方に有る。

【００１２】以上の構成の作用をのべる。先ず各部の調
節作用をのべる。ワイドナー枠１７の伸縮用の油圧シリ
ンダー１９を付勢してそのピストンロッドを伸縮すると
ワイドナー枠１７もガイドバー１８がワイドナー支持枠
１６の円孔１６ａを滑動し左右へ伸縮する。その際ワイ
ドナー枠側板部１７Ｓはスクレーパー３１が案内部材４
４と六角ボルト４５により連結されているのでスクレー
パー３１は共に移動し、スクレーパー用ガイドバー３７
は欠円筒形ガイド３８中を滑動する。従って、スクレー
パー３１はワイドナー枠１７と共に左右両側方向へ運動
するものである。その際、スクレーパー３１はガイドバ
ー３７に上下方向を支持されているので、側方へのばす
と先端部が下ろうとするがばね座５１、圧縮コイルばね
５２、ばね座４９、ねじ部材４８、ばね座支持部材４
７、案内部材４４を介してスクレーパー支持部材３２が
側板部１７Ｓに支持され、垂れ下る量が抑制される。中
央スクリード１５とワイドナースクリード２１の下面
は、通常同一平面上にあるが、図示されないが中央スク
リード枠８とワイドナー支持枠１６従ってワイドナー枠
１７は中央スクリード１５、ワイドナースクリード２１
を同一平面にしたり、中央スクリード１５を中心部で分
割して枢着し、更に端部で左右のワイドナースクリード
２１と枢着して傾斜の小さな二つの山を連山としたＭ形
状とすることが行われている。そのような場合にはスク
レーパー３１とスクレーパー支持部材３２を締結してい
る締結ボルト３３をゆるめ、調節ボルトナット３６でス
クレーパー３１とスクレーパー支持部材３２間の上下位
置或は傾きを加減して調節する。調整後締結ボルト３３
を締め付ける。又、スクレーパー３１の側板部１７Ｓか
らの支持力はばね座４９をねじ部材４８に対して回転し
て調節する。スクレーパー３１は六角ボルト４５が長孔
４４ｃ中をゆるく挿通しているので、垂直面内で傾ける
ことが出来るものであり、Ｍ形状のスクリードの傾きの
変更に対応できる。

【００１３】次に施工時の作用をのべる。アスファルト
フィニッシャーが前進し、ホッパー２４中の合材がコン
ベヤ２５で後方へ送られ、スクリュー羽根２６が回転し
て中央スクリード１５の押し板１５ａの前面の合材は中
央スクリード押し板１５ａ下縁から中央スクリード１５
下のアイロン部へ巻き込まれると共に中央スクリード押
し板１５ａの左右に送られ、スクレーパー３１の前面を
外方へ移動し乍ら、順次スクレーパー３１の下縁で合材
の層厚を整えられワイドナースクリード２１がその上へ
進んでくる。このように層厚の整った合材上に進んでく
るワイドナースクリード２１は合材を巻き込み、ワイド
ナースクリード２１下面のアイロン部でもって加熱加圧
加振により、合材をつき固め路盤に固定する。合材はス
クレーパー３１がねじ羽根２６に沿って配設されている
ので左右へはよく分散されてスクレーパー３１前面前方
へ合材が堆積することがない。そしてスクレーパー３１
でならされた合材をワイドナースクリード２１でもって
仕上げるため、ワイドナースクリード押し板２１ａ前面
には大量に合材がたまることがなく、ワイドナースクリ
ード２１が前進方向へ進む際の大きな抵抗力となること
がない。従ってワイドナー枠１７には大きな力が加わら
なくなる。更に加えて、ワイドナー枠側板部１７Ｓ先端
部がスクレーパー３１、同支持部材３２、スクレーパー
用ガイドバー３７、欠円筒形ガイド３８で中央スクリー
ド枠８又は中央スクリード１５にアスファルトフィニッ
シャー前進方向に関し、剛結に近い状態で結合されてい
るので、ワイドナー枠１７は片持梁として荷重を加えら
れる方向の厚さを大きくしたのと同じく強化されるので
ワイドナー枠１７の変形は荷重減少と補強の効果により
解消するものである。

【００１４】

【発明の効果】本発明は以上のようにワイドナースクリ
ードの前方に平行してスクレーパーをねじ羽根に沿って
配したので （１）左右ワイドナーへの合材送りが円滑になった。 （２）ワイドナースクリードの合材抱え量が軽減したた
め、加振装置がワイドナースクリードを効果的に上下振
動させ、合材の衝き固めの効果が低下しない。 （３）スクレーパーとワイドナースクリード間は合材層
圧が一定となり走行抵抗が減少し、ワイドナー枠に加わ
る荷重が減少し、ワイドナー枠の永久変形がなくなる。 （４）中央スクリード、ワイドナースクリードの合材抱
え量が均一かつ少ない為、合材厚さの調節その他の調節
に対する反応も早く、最良の平坦度を舗装路面を容易に
得るのが容易である。 （５）従来、ワイドナーを最大幅まで移動した場合に合
材を左右に送るために用いていた延長ねじ羽根及びガイ
ド板は必要がなく、非常に高価な延長ねじ羽根を用いな
くてよく安価である。又、延長ねじ羽根を取りつけるた
めの作業時間がなくなり、実動時間を増加できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例の平面図である。

【図２】図１の側面図である。

【図３】実施例を示し、図１の要部斜視図である。

【図４】図３の反対側背面の斜視図である。

【図５】図３の延長側板を外してみる斜視図である。

【図６】ワイドナー枠の側板部に設けたガイド部の水平
断面図である。

【図７】スクレーパー部分の正面図である。

【図８】ワイドナー部分の正面断面図である。

【図９】従来例の平面図である。

【図１０】図９の側面図である。

【符号の説明】

５ スクリード装置 １５ 中央スクリード １６ ワイドナー支持枠 １７ ワイドナー枠 １８ ガイドバー １９ 油圧シリンダー ２１ ワイドナースクリード ２２ シリンダ ３１ スクレーパー ３２ スクレーパー支持部材 ３４，３５ ブラケット ３６ ボルトナット ３７ スクレーパー用ガイドバー ３８ 欠円筒形ガイド

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 供給された合材を車輛前部から後方へ給
   送する合材給送用コンベヤと、前記コンベヤで送られた
   合材を左右へ配分するねじ羽根と、上下方向に位置を調
   節可能なスクリード装置と、車輪駆動用の内燃機関を担
   持した車輪付のシャーシーを有するアスファルトフィニ
   ッシャーにおいて、スクリード装置は、中央スクリード
   と、中央スクリードを固定した中央スクリード枠と、中
   央スクリード枠の進行方向後方に固定され中央スクリー
   ド枠とほぼ同幅のワイドナー支持枠と、ワイドナー支持
   枠の案内に案内される案内部材と、該案内部材に固定さ
   れたワイドナー枠と、ワイドナー支持枠に設けられワイ
   ドナー枠を移動する駆動装置と、ワイドナー枠に固定さ
   れワイドナー側板付のワイドナースクリードと、ワイド
   ナー側板に固定されねじ羽根に沿って配設され中央スク
   リード又はその枠に移動自在に支持されたスクレーパを
   設けたことを特徴とするアスファルトフィニッシャー。
2. 【請求項２】 スクレーパーは中央スクリードに対して
   上下方向に位置を調節可能に取付けられたことを特徴と
   する請求項１に記載のアスファルトフィニッシャー。