JPH0531151A - 輸液入り容器 - Google Patents

輸液入り容器

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JPH0531151A
JPH0531151A JP3209944A JP20994491A JPH0531151A JP H0531151 A JPH0531151 A JP H0531151A JP 3209944 A JP3209944 A JP 3209944A JP 20994491 A JP20994491 A JP 20994491A JP H0531151 A JPH0531151 A JP H0531151A
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Yoshihito Nawa
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Ryoichiro Murashima
良一郎 村島
Shunichi Abe
俊一 阿部
Kazumasa Yokoyama
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 糖、アミノ酸、電解質及び脂肪乳剤を含有す
る輸液を調製する際に有用な輸液入り容器を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 隔離手段により2つの個室が形成された容器
であり、第1室には脂肪乳剤と糖を含有する輸液が収容
されており、第2室にはアミノ酸と電解質を含有する輸
液が収容されている容器からなる。用時に、隔離手段を
取り除き、第1室と第2室に収容されている輸液を混合
することにより、糖、アミノ酸、電解質及び脂肪乳剤を
含有する輸液を、容易且つ無菌的に調製することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は輸液入り容器に関する。
より詳細には、脂肪乳剤、糖、アミノ酸及び電解質を含
有する輸液を調製するための輸液入り容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、患者の生命の維持において、経口
栄養、経管栄養が不可能であったり、あるいは不十分な
状態であったり、又はそれらが可能ではあっても患者の
消化吸収機能が著しく不良であったり、更には食物が消
化管を通過するのが原疾患の悪化につながるような病態
の場合には、栄養補給のために、経静脈的に輸液の投与
が行われている。このような輸液製剤としては、還元糖
等を含有する糖輸液、必須アミノ酸等を含有するアミノ
酸輸液、ミネラル類を含有する電解質輸液、植物油乳剤
等を含有する脂肪乳剤、混合ビタミン剤等が市販されて
おり、これらの輸液製剤を患者の症状等に合わせて使用
時に適宜混合して用いられている。しかし、輸液製剤の
使用時における混合は作業従事者にとって煩雑な操作で
あり、なによりも混合時に菌汚染の問題がある。このよ
うな問題から、上記の各種輸液を事前に混合した輸液製
剤が提案されており、特に患者への栄養補給に必要な成
分である糖、アミノ酸、電解質及び脂肪乳剤を含有する
輸液製剤は、臨床上、極めて有用である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、糖輸
液、アミノ酸輸液、電解質輸液及び脂肪乳剤は安定に存
在し得る条件がそれぞれ異なり、これらを混合すると種
々の問題を生じ、輸液として使用できなくなる。例え
ば、脂肪乳剤は不安定な製剤であり、他の輸液と混合す
ると、油脂粒子の粗大化、相分離(クリーミング)を生じ
やすい。特に、電解質輸液に含有されている2価金属イ
オンは脂肪乳剤の凝集や粒子の崩壊を起こす。また、電
解質輸液は、電解質バランスを維持するために必要な成
分であるカルシウム及びリン酸を含んでいるが、リン酸
とカルシウムとが反応してリン酸カルシウムを形成し、
濁りや沈殿を生じやすい。この濁りや沈殿生成を防止す
るため、電解質輸液は通常低pH(pH5未満)に調整
されている。この電解質輸液とアミノ酸輸液とを混合す
ると、アミノ酸の強い緩衝作用によりアミノ酸側にpH
が支配され、輸液を低pHとするには多量の酸剤(例え
ば、塩酸、酢酸等)が必要となる。しかし、多量の酸剤
の使用は輸液成分のバランスを崩すので、酸剤の使用量
には制限があり、輸液を低pHにすることができず、電
解質輸液とアミノ酸輸液とを混合すると、加熱滅菌の
際、濁りや沈殿を生じやすい。更に、アミノ酸輸液と糖
輸液を混合し、加熱滅菌すると、メイラード反応によ
り、著しい着色を生ずることが知られている。上記のよ
うに、各種輸液を混合すると、沈殿生成、変質、着色な
ど種々の問題を生ずるため、糖、アミノ酸、電解質及び
脂肪乳剤を含有する輸液を事前に調製し、保存すること
は困難である。そのため、従来は脂肪乳剤、糖輸液、ア
ミノ酸輸液及び電解質輸液を使用時に混合して用いてお
り、糖、アミノ酸、電解質及び脂肪乳剤を含有し、かつ
安定な輸液製剤が切望されている。本発明者らは上記事
情に鑑み、糖、アミノ酸、電解質及び脂肪乳剤を含む安
定な輸液製剤の調製法を鋭意検討した結果、これら成分
を含む輸液の組合せを工夫することにより、保存性に優
れると共に用時に糖、アミノ酸、電解質及び脂肪乳剤を
含有する輸液が容易に得られ、しかも沈殿生成、変質、
着色など種々の問題を解消できることを見出して、本発
明を完成した。即ち、本発明は、糖、アミノ酸、電解質
及び脂肪乳剤を含有する輸液を調製する際に有用な輸液
入り容器を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の輸液入り容器は、隔離手段により
2つの個室が形成された容器であり、第1室には脂肪乳
剤と糖を含有する輸液が収容されており、第2室にはア
ミノ酸と電解質を含有する輸液が収容されていることか
らなる。特に、第1室に収容される脂肪乳剤の平均粒子
径は0.17μm以下とするのが好ましく、また第2室に収
容される輸液はリンの供給源として多価アルコール又は
糖のリン酸エステル又はその塩を配合するのが好まし
い。本発明は上記の構成からなり、用時に隔離手段を取
り除き、第1室と第2室を連通させ、第1室に収容され
ている輸液と第2室に収容されている輸液とを混合する
ことにより、脂肪乳剤、糖、アミノ酸及び電解質を含有
する輸液を調製することができる。
【0005】上記の構成からなる本発明において、第1
室には脂肪乳剤と糖を含有する輸液が収容される。脂肪
乳剤としては、油脂を乳化剤を用いて水に分散させて調
製された水中油型乳剤が用いられる。脂肪乳剤の調製は
常法に準じて行うことができ、例えば、水に油脂及び乳
化剤を加えた後、撹拌して粗乳化液を調製し、次いで粗
乳化液を高圧乳化法等の慣用の方法により乳化すること
により行うことができる。上記の油脂としては食用油で
あればいずれの油脂も使用でき、例えば、植物油(例え
ば、大豆油、綿実油、サフラワー油、トウモロコシ油、
ヤシ油、シソ油、エゴマ油等)、魚油(例えば、タラ肝
油等)、中鎖脂肪酸トリグリセリド[例えば、パナセー
ト(商品名)、ODO(商品名)等]及び化学合成トリグ
リセリド類[例えば、2-リノレオイル-1,3-ジオクタノ
イルグリセロール(8L8)、2-リノレオイル-1,3-ジデカノ
イルグリセロール(10L10)等のChemically defined trig
lycerides]から選ばれた1種又は2種以上の油脂が好
適に用いられる。また、乳化剤としては医薬製剤に使用
される乳化剤であればいずれの乳化剤も用いることがで
き、例えば、卵黄リン脂質、水素添加卵黄リン脂質、大
豆リン脂質、水素添加大豆リン脂質及び非イオン性界面
活性剤[例えば、プルロニックF68、HCO-60(いずれも
商品名)等]から選ばれた1種又は2種以上の乳化剤が
好適に用いられる。特に好ましくは、油脂として大豆
油、乳化剤として卵黄リン脂質を用いた脂肪乳剤が挙げ
られる。
【0006】本発明において、脂肪乳剤の平均粒子径は
0.17μm以下に調製するのが好ましい。この粒子径とす
ることにより、従来の脂肪乳剤(平均粒子径0.2〜0.3μ
m)に比べ、安定性が高められ、特に比重の相違に起因
する脂肪乳剤の相分離を効果的に抑制できる。平均粒子
径が0.17μm以下である脂肪乳剤は、脂肪乳剤の調製時
にグリセリン及びブドウ糖から選ばれた1種又は2種を
添加して乳化することにより得ることができる。従来か
ら脂肪乳剤の調製には、水に油脂及び乳化剤を加えた
後、撹拌して粗乳化液を調製し、次いで粗乳化液を高圧
乳化法等により乳化する方法が用いられているが、この
方法では平均粒子径が0.2μm以下の乳剤を容易に得るこ
とは困難である。しかしながら、発明者らはグリセリン
及びブドウ糖に微粒子化を促進する特異的な作用がある
ことを見出しており、上記の製造法によれば平均粒子径
が0.17μm以下である脂肪乳剤を容易に調製することが
できる。
【0007】上記の脂肪乳剤の製法をより具体的に説明
すため、その一例を挙げると、水に油脂及び乳化剤を加
えると共にグリセリン及びブドウ糖から選ばれた1種又
は2種を加えた後、撹拌して粗乳化液を調製し、次いで
粗乳化液を高圧乳化法等の慣用の方法により乳化するこ
とにより脂肪乳剤を調製することができる。上記の乳化
を高圧乳化法で行なう場合、例えば、マントンゴーリン
ホモジナイザー等の乳化機を用い、粗乳化液を20〜700K
g/cm2程度の条件下、5〜50回程度通過させることにより
行われる。なお、この方法において、グリセリン及び/
又はブドウ糖は乳化する際に存在すればよく、例えば、
油脂と乳化剤とで調製した粗乳化液にグリセリン及び/
又はブドウ糖を添加して乳化を行なってもよい。なお、
得られた乳剤の平均粒子径の測定は、光散乱法などの慣
用の測定法を用いることにより行なうことができる。
【0008】上記の製造法において、油脂、乳化剤並び
にグリセリン及び/又はブドウ糖の使用量としては、得
られた脂肪乳剤が、油脂0.1〜30W/V%(以下、特別な明示
のない限り、%はW/V%を示す)程度、好ましくは1〜20%程
度、乳化剤0.01〜10%程度、好ましくは0.05〜5%程度、
グリセリン及び/又はブドウ糖30〜70%程度、好ましく
は40〜60%程度及び適量の水とから構成されるように調
整して使用される。
【0009】第1室に収容される輸液に含有される糖と
しては、各種糖類を配合することができるが、還元糖が
好適に用いられる。還元糖としては、例えば、ブドウ
糖、果糖、マルトースなどが挙げられ、これらの還元糖
は2種以上を混合して用いてもよい。更に、これらの還
元糖にソルビトール、キシリトール、グリセリン等を加
えた混合物を用いてもよい。
【0010】第1室に収容される脂肪乳剤と糖を含有す
る輸液の調製は種々の方法により行うことができ、例え
ば、前記の方法により調製した脂肪乳剤に糖を添加して
もよく、脂肪乳剤の調製時に糖を予め添加しておいても
よい。脂肪乳剤と糖を含有する輸液の組成は、第2室に
収容される輸液(即ち、アミノ酸と電解質を含有する輸
液)の濃度、第1室と第2室に注入する輸液の容量比な
どにより適宜調整されるが、例えば、油脂0.1〜30%程
度、好ましくは1〜20%程度、より好ましくは2〜10%程
度、乳化剤0.01〜10%程度、好ましくは0.05〜5%程度、
より好ましくは0.1〜1%程度、糖5〜60%程度、好ましく
は7〜40%程度、より好ましくは10〜30%程度、及び適量
の水とからなる輸液が例示される。
【0011】第2室には、アミノ酸と電解質を含有する
輸液が収容される。アミノ酸としては、従来から生体へ
の栄養補給を目的とするアミノ酸輸液に含有されている
各種アミノ酸(必須アミノ酸、非必須アミノ酸)が挙げ
られ、例えば、L−イソロイシン、L−ロイシン、L−
バリン、L−リジン、L−メチオニン、L−フェニルア
ラニン、L−トレオニン、L−トリプトファン、L−ア
ルギニン、L−ヒスチジン、グリシン、L−アラニン、
L−プロリン、L−アスパラギン酸、L−セリン、L−
チロシン、L−グルタミン酸、L−システインなどが例
示される。これらのアミノ酸は、必ずしも遊離アミノ酸
の形態で用いられる必要はなく、無機酸塩(例えば、L
−リジン塩酸塩等)、有機酸塩(例えば、L−リジン酢
酸塩、L−リジンリンゴ酸塩等)、生体内で加水分解可
能なエステル体(例えば、L−チロシンメチルエステ
ル、L−メチオニンメチルエステル、L−メチオニンエ
チルエステル等)、N−置換体(例えば、N−アセチル
−L−トリプトファン、N−アセチル−L−システイ
ン、N−アセチル−L−プロリン等)、同種又は異種の
アミノ酸をペプチド結合させたジペプチド類(例えば、
L−チロシル−L−チロシン、L−アラニル−L−チロ
シン、L−アルギニル−L−チロシン、L−チロシル−
L−アルギニン等)などの形態で用いてもよい。
【0012】また、電解質としては、従来から輸液に用
いられている各種水溶性塩が挙げられ、例えば、生体の
機能や体液の電解質バランスを維持する上で必要とされ
る各種無機成分(例えば、ナトリウム、カリウム、カル
シウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、銅、マンガン、ヨウ
素、リン等)の水溶性塩(例えば、塩化物、硫酸塩、酢
酸塩、グルコン酸塩、乳酸塩等)が挙げられる。これら
の水溶性塩は、水和物を配合してもよい。
【0013】上記の電解質成分において、リンの供給源
としては、多価アルコール又は糖のリン酸エステル又は
その塩が好適に用いられる。多価アルコールのリン酸エ
ルテルとしては、グリセロリン酸、マンニトール−1−
リン酸、ソルビトール−1−リン酸等が挙げられる。ま
た、糖のリン酸エステルとしてはグルコース−6−リン
酸、フルクトース−6−リン酸、マンノース−6−リン
酸等が挙げられる。これらのリン酸エステルの塩として
は、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩が好
適に用いられる。好ましいリン酸エステル塩としては、
グリセロリン酸のナトリウム塩又はカリウム塩が挙げら
れる。
【0014】電解質成分の好ましい態様としては、下記
の化合物が挙げられる。 ナトリウム:塩化ナトリウム、乳酸ナトリウム、酢酸ナ
トリウム、 硫酸ナトリウム、グリセロリン酸ナトリウム カリウム:塩化カリウム、グリセロリン酸カリウム、硫
酸カリウム、 酢酸カリウム、乳酸カリウム カルシウム:グルコン酸カルシウム、塩化カルシウム、 グリセロリン酸カルシウム、乳酸カルシウム、 パントテン酸カルシウム、酢酸カルシウム マグネシウム:硫酸マグネシウム、塩化マグネシウム、 グリセロリン酸マグネシウム、酢酸マグネシウム、乳酸
マグネシウム リン:グリセロリン酸カリウム、グリセロリン酸ナトリ
ウム、 グリセロリン酸マグネシウム、グリセロリン酸カルシウ
ム 亜鉛:硫酸亜鉛、塩化亜鉛、グルコン酸亜鉛、乳酸亜
鉛、酢酸亜鉛
【0015】また、第2室に収容されるアミノ酸と電解
質を含有する輸液の調製は種々の方法により行うことが
でき、例えば、注射用水などの精製水に、配合する各種
アミノ酸及び電解質を溶解することにより調製される。
アミノ酸と電解質を含有する輸液の組成は、第1室に収
容される輸液(即ち、脂肪乳剤と糖を含有する輸液)の
濃度、第1室と第2室に注入する輸液の容量比などによ
り適宜調整されるが、例えば、アミノ酸総量1〜15%程
度、好ましくは2〜13%程度、より好ましくは3〜12%程
度、電解質として、ナトリウム50〜180mEq/l程度、カリ
ウム40〜135mEq/l程度、カルシウム10〜50mEq/l程度、
マグネシウム5〜30mEq/l程度、塩素0〜225mEq/l程度、
リン3〜40mEq/l程度及び亜鉛0〜100μmol/l程度、並び
に適量の水とからなる輸液が例示される。
【0016】第1室及び第2室に収容する輸液の量、並
びに各輸液の脂肪乳剤、糖、アミノ酸及び電解質の種
類、配合割合及び濃度は、用途、投与する患者の疾患、
症状などに応じて適宜調整することができるが、好まし
くは、第1室及び第2室に収容された輸液を混合した際
に、下記の組成範囲からなるように調整される。 油脂 5 〜 50 g/l 乳化剤 0.5 〜 10 g/l 糖 50 〜250 g/l L−イソロイシン 0.5 〜 5 g/l L−ロイシン 0.5 〜 7 g/l L−バリン 0.5 〜 5 g/l L−リジン 0.5 〜 7 g/l L−メチオニン 0.1 〜 4 g/l L−フェニルアラニン 0.3 〜 5 g/l L−トレオニン 0.3 〜 5 g/l L−トリプトファン 0.1 〜 1 g/l L−アルギニン 0.3 〜 7 g/l L−ヒスチジン 0.2 〜 3 g/l グリシン 0.2 〜 3 g/l L−アラニン 0.3 〜 5 g/l L−プロリン 0.2 〜 5 g/l L−アスパラギン酸 0.03〜 2 g/l L−セリン 0.2 〜 3 g/l L−チロシン 0.03〜 0.5 g/l L−グルタミン酸 0.03〜 2 g/l L−システイン 0.03〜 1 g/l ナトリウム 15 〜 60 mEq/l カリウム 10 〜 50 mEq/l カルシウム 3 〜 15 mEq/l マグネシウム 2 〜 10 mEq/l 塩素 0 〜 80 mEq/l リン 1 〜 15 mEq/l 亜鉛 0 〜 30 μmol/l
【0017】第1室及び第2室に収容される輸液の液性
は特に限定されないが、生体に対する安全性の面からp
Hは5.0〜8.0好ましくは5.5〜7.0に調整するのがよい。
特に、第2室に収容される輸液に、リンの供給源として
多価アルコール又は糖のリン酸エステル又はその塩を用
いた場合には、比較的高いpHにおいても沈殿生成を効
果的に抑制することができる。上記各輸液のpH調整に
用いられるpH調整剤としては、生理的に許容できるも
のであれば特に限定されず、各種の酸剤を使用できる
が、好適には有機酸が用いられる。有機酸としては、例
えば、クエン酸、グルコン酸、乳酸、リンゴ酸、マレイ
ン酸、マロン酸等が挙げられ、特に2価金属イオンに対
してキレート力を有する有機酸が好ましく、好適にはク
エン酸が使用される。
【0018】また、第1室及び第2室に収容される輸液
には、滅菌時及び保存時の着色を防止するために着色防
止剤(例えば、チオグリセロール、ジチオスレイトール
等)を添加してもよく、着色防止剤の添加量は、通常、1
%程度以下とされる。着色防止剤は、第1室の輸液若し
くは第2室の輸液又はその両方に添加してもよい。更
に、第1室に収容される輸液には、L−ヒスチジン、ト
リス(ヒドロキシメチル)アミノメタン等の緩衝剤を添
加してもよく、これらの添加量は、通常、1%程度以下と
される。なお、第1室及び第2室に収容される輸液の一
方又は両方に、ビタミン類(例えば、ビタミンA、ビタ
ミンB類、ビタミンC、ビタミンD類、ビタミンE類、
ビタミンK類等)などを添加してもよい。
【0019】第1室及び第2室に収容される輸液は、加
熱滅菌などにより予め滅菌されたものを各室に無菌的に
充填・密封してもよいが、好ましくは、第1室及び第2
室にそれぞれ輸液を充填(好ましくは、不活性ガス存在
下にて)・密封し、次いで滅菌する方法が用いられる。
滅菌は、常法に準じて行なうことができ、例えば、高圧
蒸気滅菌、熱水浸漬滅菌、熱水シャワー滅菌等の加熱滅
菌法により行なうことができる。本発明に用いられる容
器としては、ガラス製容器、プラスチック(例えば、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、ポリ塩化ビニル等)製容器などが挙げられ、特
に加熱滅菌に耐え得る材料からなる容器が好ましい。
【0020】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
より詳細に説明するが、本発明はこれらの例に限定され
るものではない。図1は本発明の輸液入り容器の1実施
例を示す概略図である。同図において、容器1はプラス
チック材料などからなり、第1室2及び第2室3の2つ
の個室を有している。第1室2には脂肪乳剤と糖を含有
する輸液4が収容されており、また第2室3にはアミノ
酸と電解質を含有する輸液5が収容されているが、第1
室2に収容されている輸液4と第2室3に収容されてい
る輸液5が混合しないように、第1室2と第2室3はそ
れらを連通する連通部6に設けられたピンチコック7等
の隔離手段により隔離されている。また、容器1には、
第1室2に輸液4を注入するためのポート8、第2室3
に輸液5を注入するためのポート9、及び混合後の輸液
を取り出すためのポート10が設けられている。また必
要ならば、これらのポートから他剤の混入も可能であ
る。
【0021】上記の輸液入り容器は、次のようにして得
られる。まず、容器1の連通部6をピンチコック7など
の隔離手段で遮断して第1室2と第2室3とを隔離し、
次いでポート8を介して脂肪乳剤と糖を含有する輸液を
第1室2に注入し、またポート9を介してアミノ酸と電
解質を含有する輸液を第2室3に注入する。なお、第1
室2及び第2室3への輸液4及び5の注入は不活性ガス
(例えば、窒素ガス、アルゴンガス等)の気流下に行う
のが好ましい。第1室2及び第2室3への輸液4及び5
の注入が終了した後、ポート8及び9をそれぞれ封止
し、次いで滅菌することにより、図1に示される輸液入
り容器が得られる。なお、滅菌は、常法に準じて行なう
ことができ、例えば、高圧蒸気滅菌、熱水浸漬滅菌、熱
水シャワー滅菌等の加熱滅菌法により行なうことがで
き、本例のようにプラスチック容器を用いる場合には、
実質的に酸素を含まない雰囲気下で滅菌するのが好まし
い。
【0022】かくして得られた本発明の輸液入り容器は
その状態で保存することができ、用時にピンチコック7
を取り除いて第1室2と第2室3とを連通させ、それぞ
れに収容されている輸液4及び5を混合することによ
り、脂肪乳剤、糖、アミノ酸及び電解質を含有する輸液
を無菌的に調製することができる。次いで、ポート8か
らチューブ(図示せず)を介して上記の混合輸液を無菌
的に取り出し、生体に投与される。
【0023】図2は本発明の輸液入り容器の他の実施例
を示す概略図である。同図において、容器11は矩形の
プラスチック材料などからなり、大型のスクリューコッ
ク16で隔離することにより、第1室12及び第2室1
3の2つの個室が形成されている。第1室12には脂肪
乳剤と糖を含有する輸液14が収容されており、また第
2室13にはアミノ酸と電解質を含有する輸液15が収
容されているが、上記スクリューコック16で第1室1
2及び第2室13は隔離されているので、第1室12に
収容されている輸液14と第2室13に収容されている
輸液15が混合することはない。また、容器11には、
第1室12に輸液14を注入するためのポート17、第
2室13に輸液15を注入するためのポート18、及び
混合後の輸液を取り出すためのポート19が設けられて
いる。また必要ならば、これらのポートから他剤の混入
も可能である。なお、図2に示される輸液入り容器の製
造法及び使用法は、図1に示した輸液入り容器のそれら
と実質的に同様である。
【0024】図1及び図2に示した輸液入り容器は本発
明の一態様であって、これらに限定されるものではな
い。容器の形状、寸法等は適宜変更することができる。
また、隔離手段も上記の例に限定されるものではなく、
例えば、図1において、ピンチコック7の代りにクリッ
プなどを用いてもよく、更に連通部6内にボール栓を設
けて第1室2と第2室3を隔離してもよい。
【0025】本発明の輸液入り容器は、容器内の輸液の
変質を防止するために、酸素非透過性の膜材で包装して
もよい。酸素非透過性の膜材としては、例えば、エチレ
ン−ビニルアルコール共重合体フィルム、ポリビニルア
ルコールフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム等を中
間層として含む三層ラミネートフィルム(例えば、外層
がポリエステルフィルム、延伸ナイロンフィルム、延伸
ポリプロピレンフィルム等からなり、内層が未延伸ポリ
プロピレンフィルムからなるラミネートフィルム等)、
アルミニウム層を含むラミネートフィルム(例えば、ポ
リエステルフィルム−アルミニウム層−未延伸ポリプロ
ピレンフィルムからなるラミネートフィルム等)、無機
質蒸着フィルムを含むラミネートフィルム(例えば、ポ
リエステルフィルム−ケイ素蒸着フィルム−未延伸ポリ
プロピレンフィルム、延伸ナイロンフィルム−ケイ素蒸
着フィルム−未延伸ポリプロピレンフィルム、ポリエス
テルフィルム−アルミニウム蒸着フィルム−未延伸ポリ
プロピレンフィルム、アルミナ蒸着ポリエステルフィル
ム−ポリ塩化ビニリデンフィルム−未延伸ポリプロピレ
ンフィルムからなるラミネートフィルム等)などが挙げ
られる。また、外包装と容器との間に脱酸素剤(例え
ば、エージレス、商品名)を収容してもよく、更に常法
に準じて、真空包装、不活性ガス(例えば、窒素ガス
等)充填包装などとしてもよい。
【0026】第1室及び第2室に収容された輸液を混合
して得られた脂肪乳剤、糖、アミノ酸及び電解質を含有
する輸液は良好な保存性を有し、沈殿生成、変質、着色
等を生ずることなく、約1週間保存することができる。
当該輸液は、そのままで若しくは水で希釈して、又単独
で若しくは必要に応じて薬剤等と混合して患者に経静脈
投与される。更に経口、経腸等の投与形態での投与にも
用いることができる。
【0027】以下、製造例に基づいて本発明をより詳細
に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるもので
はない。 製造例1(1)脂肪乳剤及び糖を含有する輸液の調製 大豆油66g及
び卵黄リン脂質9.5g及びブドウ糖500gを水に加えホモミ
キサーにより粗乳化した後、水を加えて全量を1000mlと
し、粗乳化液を得た。得られた粗乳化液を、マントンゴ
ーリンホモジナイザー(ゴーリン社製、15M-8TA型)によ
り平均粒子径が0.17μm以下になるまで乳化して乳剤を
得た。得られた乳剤500mlに水を加えて全量を1000mlと
した。得られた輸液の組成を表1に示す。
【0028】表1
【0029】(2)アミノ酸及び電解質を含有する輸液の
調製 約80℃に加温した注射用水に、窒素気流下、表2及び表
3に示されるアミノ酸及び電解質を各濃度となるように
添加し溶解させ、クエン酸を用いてpHを6.2に調整し
た。
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】(3)輸液入り容器の調製 図1に示される形状をしたポリプロピレン製の容器を用
いた。ピンチコック7で連通部6を遮断した後、第1室
2に前記(1)で得られた脂肪乳剤及び糖を含有する輸液6
00mlを窒素ガスを充填しながらポート8から注入し、注
入後、ポート8を封止した。一方、第2室3には、上記
で得られたアミノ酸及び電解質を含有する輸液300mlを
窒素ガスを充填しながらポート9から注入し、注入後、
ポート9を封止した。各輸液を収容した容器1に、高圧
蒸気滅菌(115℃、30分間)を施し、次いで室温まで冷却
し、本発明の輸液入り容器を得た。
【0033】(4)本発明の容器を用いて調製された輸液
の安定性試験 上記(3)で得られた輸液入り容器の連通部6のピンチコ
ック7を取り除き、連通部6を通じて第1室2の輸液と
第2室3の輸液とを十分に混合して、脂肪乳剤、糖、ア
ミノ酸及び電解質を含有する輸液を得た。かくして得ら
れた輸液の組成を表4に示す。上記で得られた輸液を25
℃で1週間保存し、その間の外観、脂肪乳剤の平均粒子
径及び濁度の変化を測定した。その結果を表5に示す。
なお、対照としては、第2室3に注射用水300mlを注入
し、同様に滅菌し、混合した輸液を用いた。脂肪乳剤の
平均粒子径は光散乱法により、濁度は620nm(1cmセル)の
吸光度により測定した。
【0034】
【表4】
【0035】表5
【0036】表5に示されるように、外観、粒子径及び
濁度に変化は認められず、本発明の容器を用いて調製さ
れた輸液は安定性が高いことが明らかとなった。
【0037】製造例2 製造例1の(1)に準じて、下記表6に示される組成からな
る輸液を調製した。製造例1で用いた表1の脂肪乳剤に
代えて表6の脂肪乳剤を用い、また表3の電解質に代え
て表7の電解質を用いる他は、製造例1と同様にして、
輸液入り容器を調製した。上記で得られた輸液入り容器
の連通部6のピンチコック7を取り除き、連通部6を通
じて第1室2の輸液と第2室3の輸液とを十分に混合し
て、脂肪乳剤、糖、アミノ酸及び電解質を含有する輸液
を得た。かくして得られた輸液の組成を表4に示す。ま
た、得られた輸液の安定性試験を製造例1と同様な方法
で行った。その結果、製造例1と同様に優れた安定性を
示した。
【0038】表6
【0039】
【表7】
【0040】製造例3 大豆油66g、卵黄リン脂質9.5gに適量の水を加えてホモ
ミキサーにより撹拌し、水で全量を1000mlとした。得ら
れた粗乳化液を、マントンゴーリンホモジナイザー(ゴ
ーリン社製、15M-8TA型)により乳化して脂肪乳剤を調製
した。この脂肪乳剤500mlにブドウ糖250gを添加し、水
を加えて全量を1000mlとした。得られた脂肪乳剤の組成
を表8に示す。製造例1で用いた表1の脂肪乳剤に代え
て表8の脂肪乳剤を用いる他は、製造例1と同様にし
て、輸液入り容器を調製した。上記で得られた輸液入り
容器の連通部6のピンチコック7を取り除き、連通部6
を通じて第1室2の輸液と第2室3の輸液とを十分に混
合して、脂肪乳剤、糖、アミノ酸及び電解質を含有する
輸液を得た。かくして得られた輸液の安定性試験を製造
例1と同様な方法で行った。その結果、製造例1と同様
に優れた安定性を示した。
【0041】表8
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、隔離
された2つの室内に、脂肪乳剤と糖を含有する輸液及び
アミノ酸と電解質を含有する輸液が予め充填されてお
り、使用時に隔離手段を取り除くだけで、糖、アミノ
酸、電解質及び脂肪乳剤を含有する輸液を調製すること
ができ、しかも、得られた輸液はこれらの各成分を含有
するにもかかわらず、沈殿、相分離、変質などを生ずる
ことがなく、高い安定性を示す。従って、本発明によれ
ば、安定性及び安全性に優れた輸液を得ることができ、
更に脂肪乳剤、糖、アミノ酸及び電解質を混合する操作
を必要としないので、操作が簡便化されると共に混合時
の菌汚染を防止できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の輸液入り容器の一実施例を示す概略図
である。
【図2】本発明の輸液入り容器の他の実施例を示す概略
図である。
【符号の説明】
1、11 容器 2、12 第1室 3、13 第2室 4、14 脂肪乳剤と糖を含有する輸液 5、15 アミノ酸と電解質を含有する輸液 6 連通部 7、16 隔離手段 8、9、10、17、18、19 ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村島 良一郎 枚方市招提大谷二丁目25番1号 株式会社 ミドリ十字中央研究所内 (72)発明者 阿部 俊一 枚方市招提大谷二丁目25番1号 株式会社 ミドリ十字中央研究所内 (72)発明者 横山 和正 枚方市招提大谷二丁目25番1号 株式会社 ミドリ十字中央研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隔離手段により2つの個室が形成され
    た容器であり、第1室には脂肪乳剤と糖を含有する輸液
    が収容されており、第2室にはアミノ酸と電解質を含有
    する輸液が収容されていることを特徴とする輸液入り容
    器。
  2. 【請求項2】 第1室に収容されている輸液が、油脂
    0.1〜30(W/V)%、乳化剤0.01〜10(W/V)%及び糖5〜60(W/
    V)%を含有する輸液である請求項1記載の輸液入り容
    器。
  3. 【請求項3】 第2室に収容されている輸液が、アミ
    ノ酸総量1〜15(W/V)%並びに電解質として、ナトリウム5
    0〜180mEq/l、カリウム40〜135mEq/l、カルシウム10〜5
    0mEq/l、マグネシウム5〜30mEq/l、塩素0〜225mEq/l、
    リン3〜40mEq/l及び亜鉛0〜100μmol/lを含有する輸液
    である請求項1又は2記載の輸液入り容器。
  4. 【請求項4】 リンの供給源として多価アルコール又
    は糖のリン酸エステル又はその塩が配合されている請求
    項3記載の輸液入り容器。
  5. 【請求項5】 第1室に収容されている輸液に含有さ
    れている脂肪乳剤の平均粒子径が、0.17μm以下である
    請求項1から4の何れかに記載の輸液入り容器。
  6. 【請求項6】 第1室及び第2室に収容されている輸
    液の一方又は両方が、有機酸を用いてpHが5.0から
    8.0に調整されている請求項1から5の何れかに記載
    の輸液入り容器。
  7. 【請求項7】 有機酸がクエン酸である請求項6記載
    の輸液入り容器。
  8. 【請求項8】 第1室及び第2室に収容されている輸
    液の一方又は両方が、着色防止剤としてチオグリセロー
    ル及びジチオスレイトールの少なくとも一方を含有する
    請求項1から7の何れかに記載の輸液入り容器。
  9. 【請求項9】 加熱滅菌された輸液入り容器である請
    求項1から8の何れかに記載の輸液入り容器。
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