JPH05310607A - 芳香族炭化水素の製造方法 - Google Patents

芳香族炭化水素の製造方法

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JPH05310607A
JPH05310607A JP5013022A JP1302293A JPH05310607A JP H05310607 A JPH05310607 A JP H05310607A JP 5013022 A JP5013022 A JP 5013022A JP 1302293 A JP1302293 A JP 1302293A JP H05310607 A JPH05310607 A JP H05310607A
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crystalline galloaluminosilicate
galloaluminosilicate
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aromatic hydrocarbon
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JP5013022A
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Masahiko Sawa
正彦 澤
Kyoji Wakushima
恭司 涌嶋
Kozo Takatsu
幸三 高津
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Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G35/00Reforming naphtha
    • C10G35/04Catalytic reforming
    • C10G35/06Catalytic reforming characterised by the catalyst used
    • C10G35/095Catalytic reforming characterised by the catalyst used containing crystalline alumino-silicates, e.g. molecular sieves
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J29/00Catalysts comprising molecular sieves
    • B01J29/87Gallosilicates; Aluminogallosilicates; Galloborosilicates

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  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡便かつ汎用性があり、触媒調製コストが安
価であるとともに、触媒性能の優れた変性結晶性ガロア
ルミノシリケートを用いて、芳香族炭化水素を効率よく
製造する方法を開発すること。 【構成】 ガリウム及びアルミニウムを含有し、かつS
iO2 /(Ga23+Al2 3)(モル比)が5〜1,
000の組成比よりなる結晶性ガロアルミノシリケート
を硫黄含有物質で処理してなる変性結晶性ガロアルミノ
シリケートを触媒として用いて、原料炭化水素、特に鎖
状炭化水素から芳香族炭化水素を製造する方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芳香族炭化水素の製造
方法に関する。更に詳しくは、特定の処理を施して得ら
れる変性結晶性ガロアルミノシリケートを用いて、炭素
数2〜12の炭化水素、特に鎖状炭化水素から芳香族炭
化水素を効率良く製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】各種の
ゼオライト触媒は、有機化合物の接触転化反応に活性を
示すことから、従来より工業上きわめて有用な触媒であ
る。特に、ガリウムを含有する結晶性シリケートは、各
種の炭化水素原料、例えば、炭素数2〜12の炭化水素
より、芳香族炭化水素を製造するにあたって、優れた触
媒活性を示すことが知られている。そのため、近年、こ
の種の触媒の調製方法やその変性方法が盛んに提案され
てきている。例えば、炭素数2〜4の炭化水素原料より
芳香族炭化水素を製造する場合に、スチームにより変性
した結晶性ガロアルミノシリケートを触媒として使用す
る方法(特表昭60−501357号公報)があるが、
この方法は芳香族炭化水素の収率が低く、又触媒活性寿
命も短い欠点がある。
【0003】また、炭素数2〜4のパラフィンを50%
以上含有する脂肪族炭化水素原料より芳香族炭化水素を
製造するにあたり、触媒として、SiO2 /Ga23
=25〜250(モル比),Y2 3 /Ga2 3 <1
(モル比)(YはAl,Fe,Co,Crなどを示
す。)である結晶性珪質ガリウムを用い、これに0.1〜
5重量%のコークスを付着させた後、350〜700℃
の温度で、酸素含有ガスと接触させる処理を1回ないし
数回行ったものを用いる方法(特開昭59−98022
号公報)が開示されているが、触媒製造の際に多段処理
を必要とし、操作が繁雑であり、又芳香族炭化水素の収
率も不十分であり、しかも触媒活性寿命も望ましいもの
ではない。更に、炭素数2〜12の炭化水素原料より、
芳香族炭化水素を製造するに際し、700〜1,000℃
の高温にて焼成した結晶性ガロアルミノシリケートを触
媒として使用する方法(特開平1−103916号公
報)も提案されているが、触媒製造に700℃以上の高
温を必要とするため、触媒製造コスト面から望ましいも
のではない。
【0004】そこで、本発明者らは、これらの従来方法
及び触媒の問題点を解消し、簡便な操作で得られる触媒
を用いて、原料炭化水素、特に鎖状炭化水素から芳香族
炭化水素を効率よく製造する方法を開発すべく鋭意研究
を重ねた。
【0005】
【課題を解決するための手段】その結果、一定の結晶性
ガロアルミノシリケートを硫黄含有物質で処理して変性
したものが、前述の目的にかなった触媒であることを見
出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明
は、炭素数2〜12の炭化水素を触媒と接触させて芳香
族炭化水素を製造するにあたり、該触媒として、SiO
2 /(Ga23 +Al2 3)(モル比) が5〜1,00
0の組成比よりなる結晶性ガロアルミノシリケートを、
硫黄含有物質で処理してなる変性結晶性ガロアルミノシ
リケートを用いることを特徴とする芳香族炭化水素の製
造方法を提供するものである。
【0006】本発明において用いる結晶性ガロアルミノ
シリケートは、ガリウム,アルミニウム及び珪素を必須
成分とするとともに、酸化物の形態で表わしたときに
は、SiO2 /(Ga23 +Al2 3)(モル比)
が、5〜1,000、好ましくは10〜500のものであ
る。ここで、SiO2 /(Ga23 +Al2 3)(モ
ル比)が5より小さい場合には、そのような結晶性ガロ
アルミノシリケートの合成が困難であり、また、合成で
きても、結晶構造が容易に崩壊するため、触媒として使
用することはできない。逆に、そのモル比が1,000よ
り大きい結晶性ガロアルミノシリケートは、活性が小さ
いため、触媒として不適当である。
【0007】前記した結晶性ガロアルミノシリケート
は、公知の方法により製造することができる。例えば、
珪素源(シリカ源),ガリウム源及びアルミニウム源,
アルカリ金属化合物や有機結晶化剤を含む混合物を用
い、水熱合成によって製造することができる。水熱合成
の条件は、特に制限はなく、結晶性ガロアルミノシリケ
ートが生成するに必要な温度,圧力および時間で加熱す
ればよい。また、反応系は通常攪拌下に、又、必要によ
り不活性ガスで置換した雰囲気としてもよい。ここで、
珪素源としては、様々なものが使用可能である。例え
ば、シリカ粉末,コロイド状シリカ,溶解シリカ又は水
ガラスなどの珪酸または、その縮合物あるいは珪酸塩な
どが使用可能である。一方、ガリウム源としても種々あ
るが、硝酸ガリウム,酸化ガリウムなどがある。そし
て、アルミニウム源としては、例えば、硫酸アルミニウ
ム,アルミン酸ナトリウム,コロイド状アルミナ,アル
ミナなどを用いることができる。さらに、アルカリ金属
源としては、塩化ナトリウム,塩化カリウム,塩化カル
シウム,塩化マグネシウムなどがある。
【0008】結晶性ガロアルミノシリケートの合成方法
としては、(1)無機化合物のみからなる原料混合物
(すなわち、有機結晶化剤の無添加原料混合物)を用い
て合成する方法と、(2)有機結晶化剤を含有させた原
料混合物を用いて合成する方法がある。ここで、有機結
晶化剤としては、従来よりZSM−5型結晶構造のゼオ
ライトの製造に使用されていた結晶化剤を用いれば良
く、特に種類に制限はない。即ち、各種の有機化合物が
使用されるが、第四級アルキルアンモニウム塩(臭化テ
トラメチルアンモニウム,臭化テトラエチルアンモニウ
ム,臭化モノエチルトリメチルアンモニウム,臭化テト
ラ−n−プロピルアンモニウム,臭化テトラ−i−プロ
ピルアンモニウム,臭化テトラブチルアンモニウム,臭
化モノベンジルトリエチルアンモニウムなど)をはじめ
として、第一級アルキルアミン類,第二級アルキルアミ
ン類,第三級アルキルアミン類,アルコールアミン類
(コリンなど),アルコール類,エーテル類,アミド類
などをあげることができる。これらのなかでは、特に、
第四級アルキルアンモニウム塩が好ましく用いられる。
水熱反応にあたっては、上記の各成分源および必要に応
じて結晶化剤を、水あるいは水を主成分とする水性媒体
に加えて水性混合物とし、水熱反応させることにより、
結晶性ガロアルミノシリケートを得ることができる。
【0009】本発明においては、前記結晶性ガロアルミ
ノシリケートを硫黄含有物質で処理するが、該硫黄含有
物質としては、様々なものが使用可能である。例えば、
硫酸,硫酸アンモニウム,硫化水素,硫化ジメチル,硫
化ジエチル,エチルメルカプタン,硫酸ジエチル,チオ
酢酸,チオフェンなどを好適に使用することができる。
【0010】結晶性ガロアルミノシリケートを前記硫黄
含有物質で処理するにあたっては、様々な手法によれば
よいが、好ましい手法としては上記結晶性ガロアルミノ
シリケートを、そのまま、あるいは予め400〜700
℃で焼成した後(有機化合物が消失した状態)に、硫黄
含有物質を少なくとも0.01モル、好ましくは0.1〜2.
0モルを含む溶液に含浸し、この硫黄含有物質を含む状
態で300〜700℃、特に好ましくは350〜600
℃にて、少なくとも0.5時間、好ましくは1〜6時間焼
成して変性する方法がある。また、別の手法として、上
記結晶性ガロアルミノシリケートを、そのまま、あるい
は予め400〜700℃で焼成した後(有機化合物が消
失した状態)に、硫黄含有物質を含む気流中で処理した
後、更に、300〜700℃、特に好ましくは350〜
600℃にて、少なくとも0.5時間、好ましくは1〜6
時間焼成して変性する方法がある。
【0011】本発明の製造方法は、触媒として、前記変
性結晶ガロアルミノシリケートを用い、炭素数2〜12
の炭化水素と接触させて芳香族炭化水素を効率よく製造
する方法である。先ず、本発明の製造方法において、原
料としては炭素数2〜12の炭化水素が用いられるが、
この炭素数2〜12の炭化水素としては、様々なものが
ある。例えば、パラフィン系炭化水素,オレフィン系炭
化水素,アセチレン系炭化水素等の鎖状炭化水素や環状
パラフィン系炭化水素,環状オレフィン系炭化水素など
があり、これらは一種あるいは二種以上を混合して用い
られる。なお、この原料炭化水素は、炭素数2〜12の
炭化水素を主成分とするものであるが、他の炭化水素等
が少量混在していても差支えない。この炭素数2〜12
の炭化水素は、具体的には、エタン,プロパン,ブタ
ン,エチレン,プロピレン,ブテンなどを挙げることが
できる。
【0012】本発明の方法における反応条件は、一般的
には反応温度200〜800℃、好ましくは400〜6
50℃とし、反応圧力0〜30kg/cm2 G、好まし
くは0〜10kg/cm2 Gとする。また、反応形式は
回分式でもよいが、好ましくは連続式(流通式)であ
り、反応系の状態は液相でもよいが、気相が好ましい。
さらに、触媒の反応系における状態は、固定床,移動
床,流動床のいずれでもよい。反応形式が連続式の場
合、触媒の使用量は、通常は重量空間速度(WHSV)
0.1〜100hr-1、好ましくは1〜10hr-1であ
る。また、反応系には、希釈剤として水素ガスあるいは
不活性ガス(例えば、窒素ガスなど)を導入することも
できる。
【0013】
【実施例】更に、本発明を実施例及び比較例により、詳
しく説明する。 触媒調製例1 〔結晶性ガロアルミノシリケートIの調製〕水ガラス2
11gを水180gに溶解させてA液とし、硝酸ガリウ
ム4.6g,硫酸アルミニウム18.8g,濃硫酸9.1g及
びテトラプロピルアンモニウムブロマイド26.4gを水
320gに溶解させてB液とし、また、塩化ナトリウム
80gを水122gに溶解させてC液を得た。A液とB
液とを室温にてC液中に少量ずつ滴下混合した。滴下終
了後、濃硫酸を加えてpHを9.5に調整し、オートクレ
ーブにて170℃で46時間水熱反応させた。冷却後、
内容物をろ過,水洗し、120℃で12時間乾燥させ
た。得られた固体生成物のX線回析パターンを調べたと
ころ、ZSM−5型(MFI型)構造であることが確認
された。これを550℃で6時間焼成した後、1規定硝
酸アンモニウム水溶液で80℃、4時間イオン交換し、
ろ過,水洗後、120℃で乾燥した。その後、さらに、
上記焼成,イオン交換,乾燥を繰り返してアンモニウム
型結晶性ガロアルミノシリケートを得た。なお、この結
晶性ガロアルミノシリケートを分析したところ、成分組
成(酸化物表示)が、SiO2 :Al23 :Ga2
3 =90:2.5:0.5(モル比)であることがわかっ
た。
【0014】触媒調製例2 〔結晶性ガロアルミノシリケートIIの調製〕触媒調製例
1において、硫酸アルミニウムの量を9.7g、硝酸ガリ
ウムの量を6.1gに変更した以外は、触媒調製例1と同
じ条件で水熱反応を行った。得られた固体生成物のX線
回折パターンを調べたところ、ZSM−5型(MFI
型)構造であることが確認された。これを550℃で6
時間焼成した後、1規定硝酸アンモニウム水溶液で80
℃,4時間イオン交換し、ろ過,水洗後、120℃で乾
燥した。その後、さらに、上記触媒調製例1と同様にし
て焼成,イオン交換,乾燥を繰り返してアンモニウム型
結晶性ガロアルミノシリケートを得た。なお、この結晶
性ガロアルミノシリケートを分析したところ、成分組成
(酸化物表示)が、SiO2 :Al23 :Ga23
=90:1.8:0.8(モル比)であることがわかった。
【0015】実施例1 (1)結晶性ガロアルミノシリケートIの変性 前記触媒調製例1で得られた結晶性ガロアルミノシリケ
ートIに、濃硫酸を滴下して含浸させ、120℃で12
時間乾燥した後、550℃で4時間、乾燥空気流通下で
焼成して、変性結晶性ガロアルミノシリケートを得た。 (2)触媒性能の評価 〔芳香族炭化水素の製造〕炭化水素の芳香族化反応に対
する触媒性能の評価を、n−ヘキサンの芳香族化反応を
例として行った。即ち、上記実施例1(1)で得られた
変性結晶性ガロアルミノシリケートを触媒とし、n−ヘ
キサンを原料として、等温反応器中で、温度500℃,
WHSV(重量空間速度)2.0hr-1,圧力1気圧の条
件で2時間反応させた。結果を第1表に示す。
【0016】実施例2 (1)結晶性ガロアルミノシリケートIの変性 前記触媒調製例1で得られた結晶性ガロアルミノシリケ
ートIに、1規定の硫酸アンモニウム水溶液を滴下して
含浸させ、120℃で12時間乾燥した後、550℃で
4時間、乾燥空気流通下で焼成して、変性結晶性ガロア
ルミノシリケートを得た。 (2)触媒性能の評価 〔芳香族炭化水素の製造〕上記実施例2(1)で得られ
た変性結晶性ガロアルミノシリケートを触媒とし、n−
ヘキサンを原料として、等温反応器中で、温度500
℃,WHSV2.0hr-1,圧力1気圧の条件で2時間反
応させた。結果を第1表に示す。
【0017】実施例3 (1)結晶性ガロアルミノシリケートIの変性 前記触媒調製例1で得られた結晶性ガロアルミノシリケ
ートIを、1規定の硫酸アンモニウム水溶液中で80
℃,4時間還流処理した後、ろ過のみ行い、その後12
0℃で12時間乾燥した後、550℃で4時間乾燥空気
流通下で焼成して、変性結晶性ガロアルミノシリケート
を得た。 (2)触媒性能の評価 〔芳香族炭化水素の製造〕上記実施例3(1)で得られ
た変性結晶性ガロアルミノシリケートを触媒とし、n−
ヘキサンを原料として、等温反応器中で、温度500
℃,WHSV2.0hr-1,圧力1気圧の条件で2時間反
応させた。結果を第1表に示す。
【0018】実施例4 (1)結晶性ガロアルミノシリケートIの変性 前記触媒調製例1で得られた結晶性ガロアルミノシリケ
ートIに、0.2容量%の硫化水素含有ガスを200℃で
6時間流通させた後、550℃で4時間、乾燥空気流通
下で焼成して、変性結晶性ガロアルミノシリケートを得
た。 (2)触媒性能の評価 〔芳香族炭化水素の製造〕上記実施例4(1)で得られ
た変性結晶性ガロアルミノシリケートを触媒とし、n−
ヘキサンを原料として、等温反応器中で、温度500
℃,WHSV2.0hr-1,圧力1気圧の条件で2時間反
応させた。結果を第1表に示す。
【0019】実施例5 (1)結晶性ガロアルミノシリケートIの変性 前記触媒調製例1で得られた結晶性ガロアルミノシリケ
ートIに、濃硫酸を滴下して含浸させ、120℃で12
時間乾燥した後、350℃で4時間、乾燥空気流通下で
焼成して、変性結晶性ガロアルミノシリケートを得た。 (2)触媒性能の評価 〔芳香族炭化水素の製造〕上記実施例5(1)で得られ
た変性結晶性ガロアルミノシリケートを触媒とし、n−
ヘキサンを原料として、等温反応器中で、温度500
℃,WHSV2.0hr-1,圧力1気圧の条件で2時間反
応させた。結果を第1表に示す。
【0020】実施例6 (1)結晶性ガロアルミノシリケートIの変性 前記触媒調製例1で得られた結晶性ガロアルミノシリケ
ートIに、1規定の硫酸アンモニウム水溶液を滴下して
含浸させ、120℃で12時間乾燥した後、350℃で
4時間、乾燥空気流通下で焼成して、変性結晶性ガロア
ルミノシリケートを得た。 (2)触媒性能の評価 〔芳香族炭化水素の製造〕上記実施例6(1)で得られ
た変性結晶性ガロアルミノシリケートを触媒とし、n−
ヘキサンを原料として、等温反応器中で、温度500
℃,WHSV2.0hr-1,圧力1気圧の条件で2時間反
応させた。結果を第1表に示す。
【0021】実施例7 (1)結晶性ガロアルミノシリケートIの変性 前記触媒調製例1で得られた結晶性ガロアルミノシリケ
ートIに、硫酸ジエチルを滴下して含浸させ、120℃
で12時間乾燥した後、550℃で4時間、乾燥空気流
通下で焼成して、変性結晶性ガロアルミノシリケートを
得た。 (2)触媒性能の評価 〔芳香族炭化水素の製造〕上記実施例7(1)で得られ
た変性結晶性ガロアルミノシリケートを触媒とし、n−
ヘキサンを原料として、等温反応器中で、温度500
℃,WHSV2.0hr-1,圧力1気圧の条件で2時間反
応させた。結果を第1表に示す。
【0022】実施例8 (1)結晶性ガロアルミノシリケートIの変性 前記触媒調製例1で得られた結晶性ガロアルミノシリケ
ートIに、硫化ジエチルを滴下して含浸させ、120℃
で12時間乾燥した後、550℃で4時間、乾燥空気流
通下で焼成して、変性結晶性ガロアルミノシリケートを
得た。 (2)触媒性能の評価 〔芳香族炭化水素の製造〕上記実施例8(1)で得られ
た変性結晶性ガロアルミノシリケートを触媒とし、n−
ヘキサンを原料として、等温反応器中で、温度500
℃,WHSV2.0hr-1,圧力1気圧の条件で2時間反
応させた。結果を第1表に示す。
【0023】実施例9 (1)結晶性ガロアルミノシリケートIの変性 前記触媒調製例1で得られた結晶性ガロアルミノシリケ
ートIに、チオフェンを滴下して含浸させ、120℃で
12時間乾燥した後、550℃で4時間、乾燥空気流通
下で焼成して、変性結晶性ガロアルミノシリケートを得
た。 (2)触媒性能の評価 〔芳香族炭化水素の製造〕上記実施例9(1)で得られ
た変性結晶性ガロアルミノシリケートを触媒とし、n−
ヘキサンを原料として、等温反応器中で、温度500
℃,WHSV2.0hr-1,圧力1気圧の条件で2時間反
応させた。結果を第1表に示す。
【0024】比較例1 (1)結晶性ガロアルミノシリケートIの変性 前記触媒調製例1で得られた結晶性ガロアルミノシリケ
ートIに、濃硝酸を滴下して含浸させ、120℃で12
時間乾燥した後、550℃で4時間、乾燥空気流通下で
焼成して、変性結晶性ガロアルミノシリケートを得た。 (2)触媒性能の評価 〔芳香族炭化水素の製造〕上記比較例1(1)で得られ
た変性結晶性ガロアルミノシリケートを触媒とし、n−
ヘキサンを原料として、等温反応器中で、温度500
℃,WHSV2.0hr-1,圧力1気圧の条件で2時間反
応させた。結果を第1表に示す。
【0025】参考例1 (1)結晶性ガロアルミノシリケートIの変性 前記触媒調製例1の結晶性ガロアルミノシリケートI
を、550℃で4時間、乾燥空気流通下で焼成して、変
性結晶性ガロアルミノシリケートを得た。 (2)触媒性能の評価 〔芳香族炭化水素の製造〕上記参考例1(1)で得られ
た変性結晶性ガロアルミノシリケートを触媒とし、n−
ヘキサンを原料として、等温反応器中で、温度500
℃,WHSV2.0hr-1,圧力1気圧の条件で2時間反
応させた。結果を第1表に示す。
【0026】
【表1】
【0027】実施例10 (1)結晶性ガロアルミノシリケートIIの変性 前記触媒調製例2で得られた結晶性ガロアルミノシリケ
ートIIに、1規定の硫酸アンモニウム水溶液を滴下して
含浸させ、120℃で12時間乾燥した後、550℃で
4時間、乾燥空気流通下で焼成して、変性結晶性ガロア
ルミノシリケートを得た。 (2)触媒性能の評価 〔芳香族炭化水素の製造〕上記実施例10(1)で得ら
れた変性結晶性ガロアルミノシリケートを触媒とし、n
−ヘキサンを原料として、等温反応器中で、温度500
℃,WHSV2.0hr-1,圧力1気圧の条件で2時間反
応させた。結果を第2表に示す。
【0028】実施例11 (1)結晶性ガロアルミノシリケートIIの変性 前記触媒調製例2で得られた結晶性ガロアルミノシリケ
ートIIを、1規定の硫酸アンモニウム水溶液中で80
℃,4時間還流処理した後、ろ過のみ行い、その後12
0℃で12時間乾燥した後、550℃で4時間、乾燥空
気流通下で焼成して、変性結晶性ガロアルミノシリケー
トを得た。 (2)触媒性能の評価 〔芳香族炭化水素の製造〕上記実施例11(1)で得ら
れた変性結晶性ガロアルミノシリケートを触媒とし、n
−ヘキサンを原料として、等温反応器中で、温度500
℃,WHSV2.0hr-1,圧力1気圧の条件で2時間反
応させた。結果を第2表に示す。
【0029】実施例12 (1)結晶性ガロアルミノシリケートIIの変性 前記触媒調製例2で得られた結晶性ガロアルミノシリケ
ートIIを、濃硫酸を滴下して含浸させ、120℃で12
時間乾燥した後、550℃で4時間、乾燥空気流通下で
焼成して、変性結晶性ガロアルミノシリケートを得た。 (2)触媒性能の評価 〔芳香族炭化水素の製造〕上記実施例12(1)で得ら
れた変性結晶性ガロアルミノシリケートを触媒とし、n
−ヘキサンを原料として、等温反応器中で、温度500
℃,WHSV2.0hr-1,圧力1気圧の条件で2時間反
応させた。結果を第2表に示す。
【0030】実施例13 (1)結晶性ガロアルミノシリケートIIの変性 前記触媒調製例2で得られた結晶性ガロアルミノシリケ
ートIIに、0.2容量%の硫化水素含有ガスを200℃で
6時間流通させた後、550℃で4時間、乾燥空気流通
下で焼成して、変性結晶性ガロアルミノシリケートを得
た。 (2)触媒性能の評価 〔芳香族炭化水素の製造〕上記実施例13(1)で得ら
れた変性結晶性ガロアルミノシリケートを触媒とし、n
−ヘキサンを原料として、等温反応器中で、温度500
℃,WHSV2.0hr-1,圧力1気圧の条件で2時間反
応させた。結果を第2表に示す。
【0031】実施例14 (1)結晶性ガロアルミノシリケートIIの変性 前記触媒調製例2で得られた結晶性ガロアルミノシリケ
ートIIに、硫酸ジエチルを滴下して含浸させ、120℃
で12時間乾燥した後、550℃で4時間、乾燥空気流
通下で焼成して、変性結晶性ガロアルミノシリケートを
得た。 (2)触媒性能の評価 〔芳香族炭化水素の製造〕上記実施例14(1)で得ら
れた変性結晶性ガロアルミノシリケートを触媒とし、n
−ヘキサンを原料として、等温反応器中で、温度500
℃,WHSV2.0hr-1,圧力1気圧の条件で2時間反
応させた。結果を第2表に示す。
【0032】比較例2 (1)結晶性ガロアルミノシリケートIIの変性 前記触媒調製例2で得られた結晶性ガロアルミノシリケ
ートIIに、濃硝酸を滴下して含浸させ、120℃で12
時間乾燥した後、550℃で4時間、乾燥空気流通下で
焼成して、変性結晶性ガロアルミノシリケートを得た。 (2)触媒性能の評価 〔芳香族炭化水素の製造〕上記比較例2(1)で得られ
た変性結晶性ガロアルミノシリケートを触媒とし、n−
ヘキサンを原料として、等温反応器中で、温度500
℃,WHSV2.0hr-1,圧力1気圧の条件で2時間反
応させた。結果を第2表に示す。
【0033】参考例2 (1)結晶性ガロアルミノシリケートIIの変性 前記触媒調製例2で得られた結晶性ガロアルミノシリケ
ートIIを、550℃で4時間乾燥空気流通下で焼成し
て、変性結晶性ガロアルミノシリケートを得た。 (2)触媒性能の評価 〔芳香族炭化水素の製造〕上記参考例2(1)で得られ
た変性結晶性ガロアルミノシリケートを触媒とし、n−
ヘキサンを原料として、等温反応器中で、温度500
℃,WHSV2.0hr-1,圧力1気圧の条件で2時間反
応させた。結果を第2表に示す。
【0034】
【表2】
【0035】
【発明の効果】本発明の方法は、簡便かつ汎用性のある
方法であるため、触媒調製コストが安価であるととも
に、触媒性能に優れた変性結晶性ガロアルミノシリケー
トを用いて、芳香族炭化水素を効率よく製造することが
できる。したがって、本発明の方法は、石油精製,石油
化学、さらには化学工業一般に幅広くかつ有効な利用が
期待される。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素数2〜12の炭化水素を触媒と接触
    させて芳香族炭化水素を製造するにあたり、該触媒とし
    て、SiO2 /(Ga23 +Al2 3)(モル比) が
    5〜1,000の組成比よりなる結晶性ガロアルミノシリ
    ケートを、硫黄含有物質で処理してなる変性結晶性ガロ
    アルミノシリケートを用いることを特徴とする芳香族炭
    化水素の製造方法。
  2. 【請求項2】 触媒として、結晶性ガロアルミノシリケ
    ートを硫黄含有物質を含有したまま300〜700℃で
    焼成した変性結晶性ガロアルミノシリケートを用いるこ
    とを特徴とする請求項1記載の芳香族炭化水素の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 触媒として、結晶性ガロアルミノシリケ
    ートを硫黄含有物質を含む気流中で処理した後、300
    〜700℃で焼成した変性結晶性ガロアルミノシリケー
    トを用いることを特徴とする請求項1記載の芳香族炭化
    水素の製造方法。
JP5013022A 1992-03-11 1993-01-29 芳香族炭化水素の製造方法 Pending JPH05310607A (ja)

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JP4-52590 1992-03-11
JP5259092 1992-03-11

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EP (1) EP0560240A1 (ja)
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EP0560240A1 (en) 1993-09-15
AU654765B2 (en) 1994-11-17
KR930019594A (ko) 1993-10-18
US5436380A (en) 1995-07-25
AU3398293A (en) 1993-09-16

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