JPH05306970A - 電気車のフラット検出装置 - Google Patents
電気車のフラット検出装置Info
- Publication number
- JPH05306970A JPH05306970A JP4111531A JP11153192A JPH05306970A JP H05306970 A JPH05306970 A JP H05306970A JP 4111531 A JP4111531 A JP 4111531A JP 11153192 A JP11153192 A JP 11153192A JP H05306970 A JPH05306970 A JP H05306970A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flat
- acceleration
- electric vehicle
- wheel
- detector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電気車の走行時に車輪踏面の極めて微小なフ
ラットを自動的に検出する。 【構成】 電気車の駆動機構１１に取り付けられた加速
度検出器１２と、加速度検出器１２からの検出信号を増
幅する加速度検出信号増幅器１３と、加速度検出信号増
幅器１３からの信号に基づいて加速度の周期的な振動の
変化を車輪踏面のフラットとして判別するフラット判別
器１４とを備えている。
ラットを自動的に検出する。 【構成】 電気車の駆動機構１１に取り付けられた加速
度検出器１２と、加速度検出器１２からの検出信号を増
幅する加速度検出信号増幅器１３と、加速度検出信号増
幅器１３からの信号に基づいて加速度の周期的な振動の
変化を車輪踏面のフラットとして判別するフラット判別
器１４とを備えている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電気車の車輪の踏面に
摩耗等により発生した平坦部（フラット）を検出するフ
ラット検出装置に関する。
摩耗等により発生した平坦部（フラット）を検出するフ
ラット検出装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】電気車の車輪の踏面は本来真円でなけれ
ばならず、この踏面にフラットがあれば、電気車の運行
時にフラットに起因した振動が発生し、電気車の走行に
おける乗り心地が悪くなる。そのため従来は、作業員が
電気車の運行後に車輪の踏面を目視によってフラットを
確認したり、電気車の走行時の車体に異常振動を感じ取
ったりすることによってフラットを検出するようにして
いた。
ばならず、この踏面にフラットがあれば、電気車の運行
時にフラットに起因した振動が発生し、電気車の走行に
おける乗り心地が悪くなる。そのため従来は、作業員が
電気車の運行後に車輪の踏面を目視によってフラットを
確認したり、電気車の走行時の車体に異常振動を感じ取
ったりすることによってフラットを検出するようにして
いた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
人為的な方法では電気車の全ての車輪についてフラット
を検出することが困難であり、非常な労力を要するとい
う課題があった。尚、この種の技術として、電気車の走
行速度信号と台車の振動とから周期性のある振動をフラ
ットとして検出する車輪フラットの検出装置（特開昭５
９−１８７２４１号公報）及び振動発生周期と車輪回転
周期とが一致しかつ所定値以上である場合に車輪の偏摩
耗を検知する車輪偏摩耗検知装置（特開昭６４−５７１
１５号公報）が提案されている。
人為的な方法では電気車の全ての車輪についてフラット
を検出することが困難であり、非常な労力を要するとい
う課題があった。尚、この種の技術として、電気車の走
行速度信号と台車の振動とから周期性のある振動をフラ
ットとして検出する車輪フラットの検出装置（特開昭５
９−１８７２４１号公報）及び振動発生周期と車輪回転
周期とが一致しかつ所定値以上である場合に車輪の偏摩
耗を検知する車輪偏摩耗検知装置（特開昭６４−５７１
１５号公報）が提案されている。
【０００４】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、電気車の走行時に車輪踏面の極めて微小な
フラットの有無を自動的に判別することができる電気車
のフラット検出装置を提供することを目的としている。
れたもので、電気車の走行時に車輪踏面の極めて微小な
フラットの有無を自動的に判別することができる電気車
のフラット検出装置を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の電気車のフラッ
ト検出装置は、電気車の駆動機構に取り付けられた加速
度検出器と、加速度検出器からの検出信号を増幅する加
速度検出信号増幅器と、加速度検出信号増幅器からの信
号に基づいて加速度の周期的な変化を車輪踏面のフラッ
トとして判別するフラット判別器とを備えたものであ
る。
ト検出装置は、電気車の駆動機構に取り付けられた加速
度検出器と、加速度検出器からの検出信号を増幅する加
速度検出信号増幅器と、加速度検出信号増幅器からの信
号に基づいて加速度の周期的な変化を車輪踏面のフラッ
トとして判別するフラット判別器とを備えたものであ
る。
【０００６】
【作用】本発明によれば、電気車の車輪の踏面にフラッ
トがあれば、電気車の走行時に、フラットに起因して車
体が振動すると、その振動を加速度検出器が加速度とし
て検出して検出信号を加速度検出信号増幅器へ送信する
と、加速度検出信号増幅器は受信した信号を増幅してフ
ラット判別器へ送信すれば、フラット判別器がこの受信
信号に基づいて加速度の周期的な変化を車輪踏面のフラ
ットとして判別することができる。
トがあれば、電気車の走行時に、フラットに起因して車
体が振動すると、その振動を加速度検出器が加速度とし
て検出して検出信号を加速度検出信号増幅器へ送信する
と、加速度検出信号増幅器は受信した信号を増幅してフ
ラット判別器へ送信すれば、フラット判別器がこの受信
信号に基づいて加速度の周期的な変化を車輪踏面のフラ
ットとして判別することができる。
【０００７】
【実施例】以下、図１〜図３に示す実施例に基づいて本
発明を説明する。尚、各図中、図１は本発明の電気車の
フラット検出装置の構成を示すブロック図、図２は図１
に示すフラット検出装置を備えた電気車の台車部を示す
側面図、図３は図２に示す電気車の車輪の軸受器及び加
速度検出器を示す正面図である。
発明を説明する。尚、各図中、図１は本発明の電気車の
フラット検出装置の構成を示すブロック図、図２は図１
に示すフラット検出装置を備えた電気車の台車部を示す
側面図、図３は図２に示す電気車の車輪の軸受器及び加
速度検出器を示す正面図である。
【０００８】本実施例の電気車のフラット検出装置は、
図１に示すように、電気車の駆動機構１１に取り付けら
れた加速度検出器１２と、加速度検出器１２からの検出
信号を増幅する加速度検出信号増幅器１３と、加速度検
出信号増幅器１３からの信号に基づいて加速度の周期的
な振動の変化を車輪踏面のフラットとして判別するフラ
ット判別器１４とを備えている。
図１に示すように、電気車の駆動機構１１に取り付けら
れた加速度検出器１２と、加速度検出器１２からの検出
信号を増幅する加速度検出信号増幅器１３と、加速度検
出信号増幅器１３からの信号に基づいて加速度の周期的
な振動の変化を車輪踏面のフラットとして判別するフラ
ット判別器１４とを備えている。
【０００９】また、上記駆動機構１１は、図２、図３に
示すように、図示しない動力源からの動力を伝達する車
軸１１Ａと、車軸１１Ａに軸支された車輪１１Ｂと、車
輪１１Ｂの軸端部にベアリング１１Ｃを介して設けられ
た軸受１１Ｄとを備えている。また、上記車輪１１Ｂ
は、車軸１１Ａの水平方向両側に設けられたバネ受け１
１Ｅ、１１Ｅを介して台車枠１１Ｆを支持している。そ
して、上記加速度検出器１２は、図３に示すように、上
記軸受１１Ｄの外面に、上記車軸１１Ａの端部を覆うよ
うに取り付けられ、走行時における車輪１１Ｂの振動を
検出するようになっている。尚、１５はレールである。
示すように、図示しない動力源からの動力を伝達する車
軸１１Ａと、車軸１１Ａに軸支された車輪１１Ｂと、車
輪１１Ｂの軸端部にベアリング１１Ｃを介して設けられ
た軸受１１Ｄとを備えている。また、上記車輪１１Ｂ
は、車軸１１Ａの水平方向両側に設けられたバネ受け１
１Ｅ、１１Ｅを介して台車枠１１Ｆを支持している。そ
して、上記加速度検出器１２は、図３に示すように、上
記軸受１１Ｄの外面に、上記車軸１１Ａの端部を覆うよ
うに取り付けられ、走行時における車輪１１Ｂの振動を
検出するようになっている。尚、１５はレールである。
【００１０】而して、上記加速度検出器１２によって検
出される加速度は、フラットの大きさ及び電気車の走行
速度の大きさによって周期的に変動し、また、電気車の
速度と車輪１１Ｂの踏面の１個のフラットによる衝撃発
生の周期は逆比例する。従って、上記加速度検出器１２
で衝撃周期を一定時間計測、判定することによって、電
気車が一定時間略等速走行する時に運行時間帯でフラッ
トを検出することができる。
出される加速度は、フラットの大きさ及び電気車の走行
速度の大きさによって周期的に変動し、また、電気車の
速度と車輪１１Ｂの踏面の１個のフラットによる衝撃発
生の周期は逆比例する。従って、上記加速度検出器１２
で衝撃周期を一定時間計測、判定することによって、電
気車が一定時間略等速走行する時に運行時間帯でフラッ
トを検出することができる。
【００１１】次に、動作について説明する。車輪１１Ｂ
のレール１５との接触面、即ち、車輪１１Ｂの踏面にフ
ラットがなければ、電気車の走行時に車輪１１Ｂがレー
ル１５上を円滑に転動して、電気車に振動は発生しな
い。しかし、車輪１１Ｂの踏面にフラットがあれば、こ
のフラットに起因して車輪１１Ｂがレール１５を転動し
ている時に、衝撃振動が発生し、車軸１１Ａが振動し、
この振動を車軸１１Ａの端部に接した加速度検出器１２
で検出する。加速度検出器１２の検出信号は加速度検出
信号増幅器１３によって増幅されてフラット判別器１４
へ送信される。フラット判別器１４では、この受信信号
の周期的な変動によってフラットの状態を判別し、判別
結果を図示しない従来公知の列車モニタリング装置等の
記憶装置へ送信して、フラットデータとして蓄積する。
のレール１５との接触面、即ち、車輪１１Ｂの踏面にフ
ラットがなければ、電気車の走行時に車輪１１Ｂがレー
ル１５上を円滑に転動して、電気車に振動は発生しな
い。しかし、車輪１１Ｂの踏面にフラットがあれば、こ
のフラットに起因して車輪１１Ｂがレール１５を転動し
ている時に、衝撃振動が発生し、車軸１１Ａが振動し、
この振動を車軸１１Ａの端部に接した加速度検出器１２
で検出する。加速度検出器１２の検出信号は加速度検出
信号増幅器１３によって増幅されてフラット判別器１４
へ送信される。フラット判別器１４では、この受信信号
の周期的な変動によってフラットの状態を判別し、判別
結果を図示しない従来公知の列車モニタリング装置等の
記憶装置へ送信して、フラットデータとして蓄積する。
【００１２】以上説明したように本実施例によれば、加
速度の変動を加速度検出器１２で検出することによって
フラットを検出することができ、延いては電気車の運行
終了後に上記検出結果の基づいてフラットを修理するこ
とができる。
速度の変動を加速度検出器１２で検出することによって
フラットを検出することができ、延いては電気車の運行
終了後に上記検出結果の基づいてフラットを修理するこ
とができる。
【００１３】尚、上記実施例では、加速度検出器１２を
駆動機構１１の軸受１１Ｄに取り付けた場合について説
明したが、加速度検出器１２は駆動機構１１に取り付け
てあれば、軸受１１Ｄ以外の部位であっても好い。
駆動機構１１の軸受１１Ｄに取り付けた場合について説
明したが、加速度検出器１２は駆動機構１１に取り付け
てあれば、軸受１１Ｄ以外の部位であっても好い。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
気車の走行時に車輪踏面の極めて微小なフラットの有無
を自動的に判別することができる電気車のフラット検出
装置を提供することができる。
気車の走行時に車輪踏面の極めて微小なフラットの有無
を自動的に判別することができる電気車のフラット検出
装置を提供することができる。
【図１】本発明の電気車のフラット検出装置の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図２】図１に示すフラット検出装置を備えた電気車の
台車部を示す側面図である。
台車部を示す側面図である。
【図３】図２に示す電気車の車輪の軸受器及び加速度検
出器を示す正面図である。
出器を示す正面図である。
１０ 電気車 １１ 駆動機構 １２ 加速度検出器 １３ 加速度検出信号増幅器 １４ フラット判別器
Claims (1)
- 【請求項１】 電気車の駆動機構に取り付けられた加速
度検出器と、加速度検出器からの検出信号を増幅する加
速度検出信号増幅器と、加速度検出信号増幅器からの信
号に基づいて加速度の周期的な変化を車輪踏面のフラッ
トとして判別するフラット判別器とを備えたことを特徴
とする電気車のフラット検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4111531A JPH05306970A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 電気車のフラット検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4111531A JPH05306970A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 電気車のフラット検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05306970A true JPH05306970A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=14563708
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4111531A Pending JPH05306970A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 電気車のフラット検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05306970A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2602168A1 (en) * | 2011-12-07 | 2013-06-12 | Railway Metrics and Dynamics Sweden AB | Method and system for detection and analysis of railway bogie operational problems |
| JP2020008364A (ja) * | 2018-07-05 | 2020-01-16 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 車輪偏摩耗判定方法および判定プログラム |
-
1992
- 1992-04-30 JP JP4111531A patent/JPH05306970A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2602168A1 (en) * | 2011-12-07 | 2013-06-12 | Railway Metrics and Dynamics Sweden AB | Method and system for detection and analysis of railway bogie operational problems |
| WO2013083786A1 (en) * | 2011-12-07 | 2013-06-13 | Railway Metrics And Dynamics Sweden Ab | Method and system for detection and analysis of railway bogie operational problems |
| US9395276B2 (en) | 2011-12-07 | 2016-07-19 | Railway Metrics And Dynamics Sweden Ab | Method and system for detection and analysis of railway bogie operational problems |
| JP2020008364A (ja) * | 2018-07-05 | 2020-01-16 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 車輪偏摩耗判定方法および判定プログラム |
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