JPH0530422U - 内燃機関のクーリングフアン駆動装置 - Google Patents

内燃機関のクーリングフアン駆動装置

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Publication number
JPH0530422U
JPH0530422U JP8706691U JP8706691U JPH0530422U JP H0530422 U JPH0530422 U JP H0530422U JP 8706691 U JP8706691 U JP 8706691U JP 8706691 U JP8706691 U JP 8706691U JP H0530422 U JPH0530422 U JP H0530422U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling fan
bearing
fan
ball bearing
fitted
Prior art date
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Pending
Application number
JP8706691U
Other languages
English (en)
Inventor
清美 山下
竜司 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP8706691U priority Critical patent/JPH0530422U/ja
Publication of JPH0530422U publication Critical patent/JPH0530422U/ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クーリングファンとファンプーリとを支持す
るベアリングの定格荷重を大きくするとともに、経年変
化を小さくしてベアリングの寿命を長くすることを目的
とする。 【構成】 エンジンのチェーンカバーに突出部2を設
け、この突出部2にボールベアリング10の内輪11を嵌合
し、このボールベアリング10の外輪13にファンプーリ6
を嵌合させたものである。この構造により、ボールベア
リング10としては充分に大きなものを使用できることに
なるので、定格荷重も大きくある。したがってボールベ
アリング10の経年変化は小さくなり、寿命は長くなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内燃機関のクーリングファンの支持構造ならびに駆動装置の改良に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
水冷式のエンジンにおいては、エンジンの発生する回転力の一部をクーリング ファンに与えてこれを回転させ、または電動力により回転させて、冷却水が通る ラジエータに冷却風を導くようにしている(エンジンから回転力を与えるものの 例として実開昭58-123961 号公報参照)。エンジンでクーリングファンを回転さ せる形式の従来のクーリングファン駆動装置を図2を用いて説明する。1はエン ジンのチェーンカバーであり、図示しない右方部分に設けられたタイミングチェ ーンを覆うものである。このチェーンカバー1の一部には突出部2が形成されて おり、この突出部2の内部に装着されたベアリング3により、回転軸4が支持さ れている。回転軸4の一部は突出部2より前方に突出しており、この突出した部 分に、ボス5がスプライン嵌合等により取付けられている。これにより、ボス5 は回転軸4と一体に回転することになる。
【0003】 ボス5にはファンプーリ6の基部が、ボルト7によって固定されている。ファ ンプーリ6には図示しないがクランクプーリとの間にファンベルトが掛け渡され ており、エンジン作動時には回転して次に述べるクーリングファンを回転させる ようになっている。8はクーリングファンであり、回転することにより自動車走 行中に前方よりくる走行風を図示しないラジエータに効率よく案内してエンジン 冷却水の冷却を行なうものである。クーリングファン8の中心に設けられた取付 部9は、ボス5に圧入等(圧入の後、抜止めを施す)により取付けられる。
【0004】 このように構成された従来のクーリングファン駆動装置は、図示しないエンジ ンが始動してクランクシャフトが回転すると、クランクプーリとの間に掛け渡さ れたファンベルトによってファンプーリ6が回転する。このファンプーリ6の回 転は、ボス5を介して回転軸4に伝えられ、この回転軸4を中心にして行なわれ る。ボス5が回転することにより、このボス5に取付部9が取付けられたクーリ ングファン8が回転する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このようにクーリングファン8が回転するとき、チェーンカバー1の一部に設 けられた突出部2と回転軸4との間に介装されたベアリング3には、ファンプー リ6とボス5ならびにクーリングファン8の重量が負荷となって作用し、またフ ァンベルトの張りによるテンションも負荷として作用することになる。そしてこ の構造では外径の大きいベアリングは使用できないので、その定格荷重も小さい ものであることから、定期的に交換して寿命を長くする必要もある。なお、前掲 した公報のものは解決課題が相違するために、本考案におけるこの問題を解決す るのに適用することはできない。
【0006】 本考案は、従来のものが有する上記問題点に鑑みてなされたものであり、ベア リングの定格荷重を大きくとれるようにするとともに、経年変化を小さくしベア リングの寿命を長くすることができる、内燃機関のクーリングファン駆動装置を 提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するための手段として、エンジンのチェーンカバー に突出部を設け、該突出部にベアリングの内輪を嵌合し、該ベアリングの外輪に ファンプーリを嵌合させた構成としたものである。
【0008】
【作用】
このような構成とすれば、ファンプーリが回転することによりクーリングファ ンが回転するまでの動力伝達に大きな変化はないが、ベアリングの外径を充分に 大きくとることができるので定格荷重が大きくなる。
【0009】
【実施例】
次に、本考案の一実施例を図1について説明する。1はチェーンカバーであり 、図示しない右方部分に設けられたタイミングチェーンを覆うものである。この チェーンカバー1の一部には突出部2が形成されており、この突出部2の外周部 には、突出部2の先端部と基部近傍とに距離をおいて配設された2個のボールベ アリング10の内輪11が嵌合されている。
【0010】 本考案にあっては、ファンプーリ6には断面コ字状の取付部12が形成されてお り、この取付部12がボールベアリング10の外側を覆うようにして、その部分でフ ァンプーリ6はボールベアリング10の外輪13に嵌合している。ファンプーリ6に は取付部12の外側に、取付部12より小径の筒部14が一体に設けられており、この 筒部14に、クーリングファン8の中心に設けられた取付部9が圧入等(圧入の後 、抜止めを施す)により取付けられている。
【0011】 このように構成されたこのクーリングファン駆動装置は、図示しないエンジン が始動してクランクシャフトが回転すると、クランクプーリとの間に掛け渡され たファンベルトによってファンプーリ6が回転する。このファンプーリ6の回転 は、取付部12および筒部14を介してクーリングファン8に伝えられ、取付部12お よび筒部14の中心を回転中心にしてクーリングファン8が回転することになる。
【0012】 以上説明した実施例において、ファンプーリ6の取付部12を、ファンベルトが 掛けられる外周部に可及的に近接させて図示するものより大径にし、チェーンカ バー1の突出部2もこれに合わせて大径とすることにより、ボールベアリング10 をさらに大きいものにすることができる。このようにすればボールベアリング10 の定格荷重を充分なものとすることができる。なお、ベアリングとしては、ボー ルベアリング10以外の類似構造のものを使用することもできる。
【0013】
【考案の効果】 本考案は、上記構成からなるものであるから、ベアリングの外径を従来のもの より大きくすることができるので定格荷重が大きくなり、ベアリングの経年変化 は少なくなり寿命が長くなる。また、ベアリングの構造も簡素化できるのでコス トの低減となる。また従来のものにおいては必要であった回転軸が不要となるの で、回転部の重量が軽くなり、クーリングファン駆動装置全体の重量を軽量化で きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 チェーンカバー 2 突出部 6 ファンプーリ 8 クーリングファン 9 取付部 10 ボールベアリング 11 内輪 12 取付部 13 外輪 14 筒部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのチェーンカバーに突出部を設
    け、該突出部にベアリングの内輪を嵌合し、該ベアリン
    グの外輪にファンプーリを嵌合させたことを特徴とする
    内燃機関のクーリングファン駆動装置。
JP8706691U 1991-09-27 1991-09-27 内燃機関のクーリングフアン駆動装置 Pending JPH0530422U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8706691U JPH0530422U (ja) 1991-09-27 1991-09-27 内燃機関のクーリングフアン駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8706691U JPH0530422U (ja) 1991-09-27 1991-09-27 内燃機関のクーリングフアン駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0530422U true JPH0530422U (ja) 1993-04-23

Family

ID=13904572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8706691U Pending JPH0530422U (ja) 1991-09-27 1991-09-27 内燃機関のクーリングフアン駆動装置

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JP (1) JPH0530422U (ja)

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