JPH05302849A - 水中音響信号周波数変化検出装置 - Google Patents
水中音響信号周波数変化検出装置Info
- Publication number
- JPH05302849A JPH05302849A JP1966192A JP1966192A JPH05302849A JP H05302849 A JPH05302849 A JP H05302849A JP 1966192 A JP1966192 A JP 1966192A JP 1966192 A JP1966192 A JP 1966192A JP H05302849 A JPH05302849 A JP H05302849A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- underwater acoustic
- acoustic signal
- difference
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- Measuring Frequencies, Analyzing Spectra (AREA)
- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】パッシブソーナー装置における水中音響信号の
周波数変化を遅滞なく検出する。 【構成】ピーク検出回路３は周波数分析回路１からの新
たな周波数分析データとメモリ回路２からの直前の周波
数分析データとからそれぞれのピーク周波数を検出す
る。差分回路４はピーク周波数の差をとる。比較回路５
はピーク周波数の差が端子８からのスレッショルドより
大きければ、水中音響信号の周波数変化があったと判断
する。
周波数変化を遅滞なく検出する。 【構成】ピーク検出回路３は周波数分析回路１からの新
たな周波数分析データとメモリ回路２からの直前の周波
数分析データとからそれぞれのピーク周波数を検出す
る。差分回路４はピーク周波数の差をとる。比較回路５
はピーク周波数の差が端子８からのスレッショルドより
大きければ、水中音響信号の周波数変化があったと判断
する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は水中音響信号周波数変化
検出装置に関し、特にパッシブソーナーにおける水中音
響信号の周波数変化を検出する水中音響信号周波数変化
検出装置に関する。
検出装置に関し、特にパッシブソーナーにおける水中音
響信号の周波数変化を検出する水中音響信号周波数変化
検出装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】パッシブソーナー装置は、検出装置を用
いてハイドロホンから得られる水中音響信号の周波数変
化の検出を行っている。従来のこの種の検出装置は、一
定時間ごとに水中音響信号の周波数スペクトル分析を行
い、次々に得られる周波数スペクトルを複数の周波数セ
ルごとに積分している。そして、積分された複数の周波
数セルのうちの最大レベルを有するピーク周波数セルの
セル変化，即ちピーク周波数の変化と予め設定されてい
るスレッショルドとを比較し、上記スレッショルドを越
えるピーク周波数の変化があれば、水中音響信号の周波
数が変化したものとみなしていた。
いてハイドロホンから得られる水中音響信号の周波数変
化の検出を行っている。従来のこの種の検出装置は、一
定時間ごとに水中音響信号の周波数スペクトル分析を行
い、次々に得られる周波数スペクトルを複数の周波数セ
ルごとに積分している。そして、積分された複数の周波
数セルのうちの最大レベルを有するピーク周波数セルの
セル変化，即ちピーク周波数の変化と予め設定されてい
るスレッショルドとを比較し、上記スレッショルドを越
えるピーク周波数の変化があれば、水中音響信号の周波
数が変化したものとみなしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の検出装
置では、水中音響信号の信号対雑音比（Ｓ／Ｎ）がよい
場合でも、上記水中音響信号を周波数セル毎に積分した
あとからこの信号の周波数変化を検出している。従っ
て、実際に上記水中音響信号の周波数が変化してから、
変化した周波数セルの積分値がピーク周波数セルとして
検出されるまでに時間がかかり、上記水中音響信号の周
波数変化検出に遅れを生じるという問題があった。
置では、水中音響信号の信号対雑音比（Ｓ／Ｎ）がよい
場合でも、上記水中音響信号を周波数セル毎に積分した
あとからこの信号の周波数変化を検出している。従っ
て、実際に上記水中音響信号の周波数が変化してから、
変化した周波数セルの積分値がピーク周波数セルとして
検出されるまでに時間がかかり、上記水中音響信号の周
波数変化検出に遅れを生じるという問題があった。
【０００４】従って本発明の目的は、パッシブソーナー
装置において、水中音響信号の周波数変化を遅滞なく検
出する水中音響信号周波数変化検出装置を提供すること
にある。
装置において、水中音響信号の周波数変化を遅滞なく検
出する水中音響信号周波数変化検出装置を提供すること
にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の水中音響信号周
波数変化検出装置は、ハイドロホンからの水中音響信号
を単位時間ごとに複数の周波数セル成分に分解して周波
数分析データを生じる周波数分析手段と、前記周波数分
析手段が生じる新たな前記周波数分析データを記憶する
とともに直前に記憶した前記周波数分析データを出力す
る記憶手段と、前記周波数分析手段および前記記憶手段
からの前記周波数分析データそれぞれから最大レベルの
前記周波数セルを代表するピーク周波数を検出するピー
ク周波数検出手段と、前記２つのピーク周波数の差を演
算して差周波数信号を生じる差分手段と、予め設定され
たスレッショルド値と前記差周波数信号とを比較し前記
差周波数信号が前記スレッショルド値を上回ったときに
前記水中音響信号の周波数変化があると判断する比較手
段とを含んでいる。
波数変化検出装置は、ハイドロホンからの水中音響信号
を単位時間ごとに複数の周波数セル成分に分解して周波
数分析データを生じる周波数分析手段と、前記周波数分
析手段が生じる新たな前記周波数分析データを記憶する
とともに直前に記憶した前記周波数分析データを出力す
る記憶手段と、前記周波数分析手段および前記記憶手段
からの前記周波数分析データそれぞれから最大レベルの
前記周波数セルを代表するピーク周波数を検出するピー
ク周波数検出手段と、前記２つのピーク周波数の差を演
算して差周波数信号を生じる差分手段と、予め設定され
たスレッショルド値と前記差周波数信号とを比較し前記
差周波数信号が前記スレッショルド値を上回ったときに
前記水中音響信号の周波数変化があると判断する比較手
段とを含んでいる。
【０００６】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【０００７】図１は本発明の一実施例のブロック図であ
る。この水中音響信号周波数変化検出装置はパッシブソ
ーナー装置の一部である。図２は図１の実施例における
一部の信号波形図である。
る。この水中音響信号周波数変化検出装置はパッシブソ
ーナー装置の一部である。図２は図１の実施例における
一部の信号波形図である。
【０００８】図１および図２を併せて参照すると、水中
音響信号周波数変化検出装置は、ハイドロホン（図示せ
ず）が水中目標物から得た水中音響信号Ｓ１（図１参
照、時刻ｔ０において信号Ｓ１に周波数変化が生じてい
る）を入力端子６から周波数分析回路１に入力する。周
波数分析回路１は、単位時間Δｔごとに水中音響信号Ｓ
１を周波数スペクトル分析し、即ちこの水中音響信号Ｓ
１を複数の周波数セルの成分に分解し、この成分分解結
果である周波数分析データＳ２をピーク検出回路３に供
給する。この周波数分析データＳ２はピーク検出回路３
への供給と同時にメモリ回路２にも供給される。する
と、メモリ回路２は、新たに供給された周波数分析デー
タＳ２を記憶すると同時に前回記憶した周波数分析デー
タＳ３をピーク検出回路３に出力する。ピーク検出回路
３は、周波数分析データＳ２およびＳ３それぞれについ
て最大の（ピークの）レベルを持つ周波数セルを検出
し、時刻（ｔ＋Δｔ）における最大レベルの周波数セル
を代表する周波数Ｆ（ｔ＋Δｔ）のピーク周波数信号Ｓ
４、および時刻（ｔ＋Δｔ）より１回前の周波数スペク
トル分析時刻ｔで得られた周波数Ｆ（ｔ）のピーク周波
数信号Ｓ５を差分回路４に供給する。差分回路４は、ピ
ーク周波数信号Ｓ４およびＳ５に応答して両者の差をと
り、差周波数ΔＦ＝Ｆ（ｔ＋Δｔ）−Ｆ（ｔ）を計算
し、この差周波数ΔＦを表わす差周波数信号Ｓ６を生じ
る。比較回路５は、この差周波数信号Ｓ６とスレッショ
ルド入力端子８に供給されるスレッショルドＳ７のレベ
ルとを比較し（図２参照、水中音響信号Ｓ１の周波数変
化中の時刻ｔ１＝ｔ０＋Δｔにおいて早くも差周波数信
号Ｓ６のレベルがスレッショルドＳ７を上回ってい
る）、差周波数信号Ｓ６がスレッショルドＳ７を上回っ
ていると、水中音響信号Ｓ１の周波数変化を検出した旨
の出力信号Ｓ８を出力端子７に生じる。
音響信号周波数変化検出装置は、ハイドロホン（図示せ
ず）が水中目標物から得た水中音響信号Ｓ１（図１参
照、時刻ｔ０において信号Ｓ１に周波数変化が生じてい
る）を入力端子６から周波数分析回路１に入力する。周
波数分析回路１は、単位時間Δｔごとに水中音響信号Ｓ
１を周波数スペクトル分析し、即ちこの水中音響信号Ｓ
１を複数の周波数セルの成分に分解し、この成分分解結
果である周波数分析データＳ２をピーク検出回路３に供
給する。この周波数分析データＳ２はピーク検出回路３
への供給と同時にメモリ回路２にも供給される。する
と、メモリ回路２は、新たに供給された周波数分析デー
タＳ２を記憶すると同時に前回記憶した周波数分析デー
タＳ３をピーク検出回路３に出力する。ピーク検出回路
３は、周波数分析データＳ２およびＳ３それぞれについ
て最大の（ピークの）レベルを持つ周波数セルを検出
し、時刻（ｔ＋Δｔ）における最大レベルの周波数セル
を代表する周波数Ｆ（ｔ＋Δｔ）のピーク周波数信号Ｓ
４、および時刻（ｔ＋Δｔ）より１回前の周波数スペク
トル分析時刻ｔで得られた周波数Ｆ（ｔ）のピーク周波
数信号Ｓ５を差分回路４に供給する。差分回路４は、ピ
ーク周波数信号Ｓ４およびＳ５に応答して両者の差をと
り、差周波数ΔＦ＝Ｆ（ｔ＋Δｔ）−Ｆ（ｔ）を計算
し、この差周波数ΔＦを表わす差周波数信号Ｓ６を生じ
る。比較回路５は、この差周波数信号Ｓ６とスレッショ
ルド入力端子８に供給されるスレッショルドＳ７のレベ
ルとを比較し（図２参照、水中音響信号Ｓ１の周波数変
化中の時刻ｔ１＝ｔ０＋Δｔにおいて早くも差周波数信
号Ｓ６のレベルがスレッショルドＳ７を上回ってい
る）、差周波数信号Ｓ６がスレッショルドＳ７を上回っ
ていると、水中音響信号Ｓ１の周波数変化を検出した旨
の出力信号Ｓ８を出力端子７に生じる。
【０００９】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、水中音響
信号の周波数スペクトル分析ごとに、前回の周波数スペ
クトル分析で得られたピーク周波数と新たな周波数スペ
クトル分析で得られたピーク周波数とを比較して上記水
中音響信号の周波数変化を検出するので、上記周波数変
化を遅滞なく検出できるという効果がある。
信号の周波数スペクトル分析ごとに、前回の周波数スペ
クトル分析で得られたピーク周波数と新たな周波数スペ
クトル分析で得られたピーク周波数とを比較して上記水
中音響信号の周波数変化を検出するので、上記周波数変
化を遅滞なく検出できるという効果がある。
【図１】本発明の一実施例のブロック図である。
【図２】図２は図１の実施例における一部の信号波形図
である。
である。
【符号の説明】 １ 周波数分析回路 ２ メモリ回路 ３ ピーク検出回路 ４ 差分回路 ５ 比較回路 ６ 入力端子 ７ 出力端子 ８ スレッショルド入力端子 Ｓ１ 水中音響信号 Ｓ２，Ｓ３ 周波数分析データ Ｓ４，Ｓ５ ピーク周波数信号 Ｓ６ 差周波数信号 Ｓ７ スレッショルド Ｓ８ 出力信号
Claims (1)
- 【請求項１】 ハイドロホンからの水中音響信号を単位
時間ごとに複数の周波数セル成分に分解して周波数分析
データを生じる周波数分析手段と、前記周波数分析手段
が生じる新たな前記周波数分析データを記憶するととも
に直前に記憶した前記周波数分析データを出力する記憶
手段と、前記周波数分析手段および前記記憶手段からの
前記周波数分析データそれぞれから最大レベルの前記周
波数セルを代表するピーク周波数を検出するピーク周波
数検出手段と、前記２つのピーク周波数の差を演算して
差周波数信号を生じる差分手段と、予め設定されたスレ
ッショルド値と前記差周波数信号とを比較し前記差周波
数信号が前記スレッショルド値を上回ったときに前記水
中音響信号の周波数変化があると判断する比較手段とを
含むことを特徴とする水中音響信号周波数変化検出装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1966192A JPH05302849A (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | 水中音響信号周波数変化検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1966192A JPH05302849A (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | 水中音響信号周波数変化検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05302849A true JPH05302849A (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=12005433
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1966192A Withdrawn JPH05302849A (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | 水中音響信号周波数変化検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05302849A (ja) |
-
1992
- 1992-02-05 JP JP1966192A patent/JPH05302849A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |