JPH05302289A - 漂白剤組成物及び漂白方法 - Google Patents

漂白剤組成物及び漂白方法

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JPH05302289A
JPH05302289A JP4117727A JP11772792A JPH05302289A JP H05302289 A JPH05302289 A JP H05302289A JP 4117727 A JP4117727 A JP 4117727A JP 11772792 A JP11772792 A JP 11772792A JP H05302289 A JPH05302289 A JP H05302289A
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JP
Japan
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bleaching
water
acid
soluble polymer
salt
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JP4117727A
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English (en)
Inventor
Naotake Shioji
尚武 塩路
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Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 以下の式で表される構造を有する水溶性重合
体と過酸化物とを含む漂白剤組成物。及び上記水溶性重
合体を助剤とし、過酸化物を用いて漂白する漂白方法。 【化8】 【効果】 安価で貯蔵安定性及び漂白性が向上した組成
物が得られる。また、漂白方法によれば、少ない助剤量
で漂白性が向上すると共にケイ酸塩の生成及び沈着を抑
制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣類、木材パルプ、セ
ルロース系繊維等を漂白する際に用いられる漂白剤組成
物並びに漂白方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、セルロース系繊維は精錬工程後に
おいてもなお繊維中に天然色素が存在するため、この天
然色素や二次的に付着した着色物を除去するために漂白
が行なわれる。漂白剤としては、過酸化水素,過炭酸ナ
トリウム,過酸化ナトリウム,過酢酸等の過酸化物系の
薬剤や、塩素,さらし粉,二酸化塩素,亜塩素酸ナトリ
ウムなどの含塩素系の薬剤等が用いられてきた。
【0003】そして、含塩素系漂白剤は高価且つ漂白装
置を激しく腐食させるという欠点があるため、近年では
過酸化物系漂白剤が主流となっている。また、過酸化物
のなかでも、過酸化水素が繊維に損傷を与えることが少
ないため賞用されている。
【0004】一方、木材パルプ例えば機械パルプ(M
P),化学的機械パルプ(CGP)などのいわゆる高収
率パルプの漂白方法としては、上述した過酸化水素,過
炭酸ナトリウム,過酸化ナトリウム,過酢酸などを用い
る酸化漂白法やナトリウムハイドロサルファイト,ハイ
ドロサルファイト亜鉛などを用いる還元漂白法がある。
還元漂白法は比較的安価な漂白法としての特徴を有する
が、漂白性が充分でなく低白色度パルプに限定され、近
年還元漂白法は減少傾向にある。
【0005】脱墨パルプ(DIP)は近年大幅な増加を
示しており、漂白法としては主として過酸化水素を用い
る酸化漂白法が採用されている。また、ソーダパルプ
(AP)やクラフトパルプ(KP)などの化学パルプの
漂白は、塩素,さらし粉,二酸化塩素,亜塩素酸ナトリ
ウムなどの塩素系酸化漂白剤やチオ硫酸塩,亜硫酸塩,
重亜硫酸塩などの含イオウ系還元漂白剤などを組み合わ
せたいわゆる多段漂白法が採用されている。
【0006】しかし、塩素系酸化漂白剤は残留塩素の増
加や温度の上昇により、前述の繊維の場合と同様に、漂
白装置を激しく腐食させる。更にはダイオキシン発生の
問題もある。また、二酸化塩素は最も多用される塩素系
漂白剤の一つで優れた漂白性を示すものの、高価かつ排
水負荷が増加するという欠点を有している。これら塩素
系漂白剤の欠点を解消するため近年化学パルプの漂白に
おいても、過酸化物系漂白剤の使用が拡大してきてい
る。また、一般家庭における衣類等の漂白剤としては、
安全性の面から塩素系に代って過酸化物系漂白剤を主成
分とする漂白剤組成物が普及し始めている。
【0007】ところで、このような過酸化物を主成分と
する過酸化物系漂白剤組成物は、その組成物中の微量の
多価金属イオンの触媒作用により長期間貯蔵中に徐々に
過酸化物が分解されガスを発生させるため、製品容器は
特殊なものを必要とする場合がある。
【0008】また、過酸化物例えば過酸化水素はそれ単
独で用いても漂白効果が低いため、水酸化ナトリウムな
どのアルカリ剤を用いて高pH下での漂白が行なわれる
場合がある。
【0009】過酸化水素はアルカリ域で、 H2O2 + OH-
→ OOH- + H2O の如く、パーオキシヒドロキシイオン
を生成し、このパーオキシヒドロキシイオンが漂白効果
を示すことが知られている。しかし、この際用水中ある
いは被漂白物中に存在する鉄イオン、銅イオン及びマン
ガンイオンの各種多価金属イオンの触媒作用により、パ
ーオキシイオンを生成する上記反応は起こらず、
【0010】
【化5】
【0011】の如く過酸化水素が無駄に分解される。
【0012】これらの分解を抑制するために通常助剤が
使用される。この助剤としては安価なケイ酸ナトリウム
などのケイ酸系薬剤が多用されている。
【0013】ところが、ケイ酸系薬剤は、過酸化水素の
無駄な分解を抑制する機能が充分でないため、例えば漂
白後の繊維上にレザーカットマーク(カミソリで切った
ような傷)あるいはピンホールが発生するなどの問題点
があった。また、ケイ酸系薬剤を用いた場合のケイ酸や
重合ケイ酸が多金属イオン等と結合して、いわゆる不溶
性塩(スケール)を生じ、漂白工程中の被漂白物および
装置上に沈着する。被漂白物が繊維の場合は、スケール
が繊維上に沈着すると繊維の白色度が向上せず、風合い
も粗硬化して縫製性に問題が生じる。また漂白装置上に
長時間スケールが沈着し続けた場合には、スケールトラ
ブルという重大な事故のもとになることがあった。
【0014】ケイ酸系薬剤が有する上記問題点克服のた
め2つの方法が提案されている。1つはケイ酸系薬剤代
替物を用いる方法であり、もう1つの方法はケイ酸系薬
剤とその他の助剤とを併用することによりケイ酸塩の補
完を図る方法である。
【0015】ケイ酸系薬剤の代替物としては、亜硫酸塩
やポリα−ヒドロキシアクリル酸ナトリウム(特開昭5
2−103386号)が提案されている。亜硫酸塩は安
価な木材パルプ漂白助剤として用いられているが、木材
中の多価金属や助剤として添加されたアルカリ土類金属
化合物やアルミニウム化合物などと結合し不溶性塩を生
成するため、例えばリファイナープレート上に目詰まり
の部分ができるなどスケールトラブルを起こしやすい。
また、ポリα−ヒドロキシアクリル酸ナトリウムは極め
て高価であり、ケイ酸系薬剤の代替物と成り得ていない
のが実情である。
【0016】一方、ケイ酸系薬剤と併用される助剤とし
てはエチレンジアミンテトラ酢酸,ジエチレントリアミ
ンペンタ酢酸,ヒドロキシルエチレンジアミントリ酢
酸,ニトリロトリ酢酸などのアミノカルボン酸系(特開
昭49−52784号)や、トリポリリン酸,ヘキサメ
タリン酸,ピロリン酸などの縮合リン酸系の助剤が用い
られている(例えば、特公昭40−7774号)。
【0017】しかし、アミノカルボン酸系の助剤は、ス
ケールに対する乳化および分散力が極めて弱いため多量
の添加量を必要とする。また、縮合リン酸系の助剤は、
排水として河川等を通じ海に流出して赤潮などの原因物
質となる。また、漂白工程における高温高アルカリ条件
下ではリン酸へと加水分解され効果が低くなり、しかも
加水分解により生成したリン酸は各種多価金属イオンと
結合すればスケールを助長する原因物質となる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このようなアミノカル
ボン酸系および縮合リン酸系の助剤が有する欠点を解消
すべく、繊維漂白助剤として特開昭59−211673
号,特開昭59−216973号,特開昭60−146
076号などに(メタ)アクリル酸,マレイン酸などの
不飽和カルボン酸系単量体の1種または2種以上を用い
る(共)重合体の使用が提案されている。しかし、これ
らの(共)重合体はマンガンイオン,鉄イオン,銅イオ
ン等に対するキレート能が弱いため、過酸化水素が無駄
に分解される結果、被漂白物が充分に漂白されなかっ
た。しかもその(共)重合体自体が前記の多価金属イオ
ンとスケールを生成しやすく、抜本的な解決には至って
いないのが現状である。
【0019】また、特開昭61−289187号にオレ
フィンと不飽和ジカルボン酸系単量体との共重合体の使
用が提案されているが、この共重合体も特開昭59−2
11673号,特開昭59−216973号,特開昭6
0−146076号に記載されている共重合体と同程度
のものであった。
【0020】また、特開昭62−32195号に(メ
タ)アクリル酸、マレイン酸などの不飽和カルボン酸系
単量体の1種または2種以上を用いる(共)重合体とア
ルドン酸を併用することが提案されているが、幾分かは
改良されているもののなお問題点の多いものである。
【0021】また、マレイン酸にポリオキシアルキレン
モノアリルエーテル系単量体を反応させて得られた共重
合体を助剤として用いることが特開昭60−14607
6号に提案されている。しかし、このような助剤は、ス
ケールの乳化及び分散力が弱いために被漂白物あるいは
漂白装置へのスケール沈着を充分に抑制できず、なお問
題の残るものであった。
【0022】また、特開平1−250467号に特定の
不飽和カルボン酸系単量体と不飽和アルコール系単量体
との共重合体が提案されている。特開平1−25046
8号には、特定の不飽和カルボン酸単量体と不飽和(メ
タ)アリルエーテル系単量体との共重合体が提案されて
いる。これらのポリマーは比較的良好な評価を得てはい
るが、被漂白物から溶出してくる或いは用水中に存在す
るマンガンイオン,鉄イオン,銅イオンなど過酸化物を
無駄に分解させる多価金属イオン濃度が高い場合、充分
に漂白することができないという問題点を有している。
【0023】更に、木材パルプの漂白助剤として特開平
1−52892号,特開平1−148890号,特開平
1−148891号にポリアクリル酸ナトリウム,ポリ
マレイン酸ナトリウムなどのカルボン酸系ポリマーの使
用が提案されているが、なお問題の残るものであった。
また、液体漂白剤の助剤として特開平3−91597
号,特開平3−91598号,特開平3−188198
号,特開平3−285998号,特開平3−28599
9号及び特開平3−286000号に、ポリアクリル酸
ナトリウム,ポリマレイン酸ナトリウムなどのカルボン
酸系ポリマーの使用が提案されている。
【0024】また、固体漂白剤の助剤として特開昭62
−253697号,特開平3−215599号,特開平
3−215600号及び特開平4−1299号にポリア
クリル酸ナトリウム,ポリマレイン酸ナトリウムなどの
カルボン酸系ポリマーの使用が提案されている。
【0025】これらのカルボン酸系ポリマーを含有する
漂白剤組成物では漂白性が低いと共に貯蔵安定性が充分
でない。更に経時により過酸化物が分解されて漂白性能
が低下する上に、発生するガスのために特殊な保存容器
が必要であるという問題点をも有している。
【0026】本発明は上記問題点に鑑み、安価で貯蔵安
定性及び漂白性を向上させた漂白剤組成物及び漂白方法
を提供することを目的としている。また、多用されてい
る助剤であるケイ酸塩との併用時にスケール障害を起こ
さず漂白性を向上させた漂白助剤を用いる漂白方法を提
供することを目的としている。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明に係る漂白剤組成
物は、上記の課題を解決するために、過酸化物及び、以
下の式 A))からなるグループから選ばれ、X1 〜X11はそれぞ
れ独立に又は一緒に水素、1価金属、2価金属、無機又
は有機のアンモニウム基を表すと共に、a及びbは1〜
7の整数を表す)で表される構造単位(I)を側鎖に有
する水溶性重合体を含有することを特徴としている。
【0028】また、本発明に係る漂白方法は、上記の水
溶性重合体を漂白助剤とし、過酸化物を用いて漂白する
方法である。
【0029】構造単位(I)を側鎖に有する上記水溶性
重合体を得る方法については特に制限はなく広い方法を
採用することができる。例えば、ポリ(メタ)アリルグ
リシジルエーテル,ポリグリシジル(メタ)アクリレー
ト等のエポキシ基を含む重合体及びポリ無水マレイン酸
等の酸無水物系重合体等をイミノジ酢酸(塩),イミノジ
プロピオン酸(塩),イミノジコハク酸(塩),カルボキシ
メチルイミノコハク酸(塩),ヒドロキシイミノジコハク
酸(塩),N−メチルグリシン(塩),ジチオカルバミン酸
(塩),チオ尿素等の第1級または第2級アミンを原料と
して用いて開環付加することにより得られる。
【0030】また、(メタ)アリルグリシジルエーテ
ル,グリシジル(メタ)アクリレート等のエポキシ基を
含む単量体及び無水マレイン酸等の酸無水物系単量体等
を上記第1級または第2級アミンで開環付加して得られ
た単量体を(共)重合することにより得ることも勿論可
能である。
【0031】 側鎖に有する重合体とホルマリン及び亜リン酸を原料と
して導くことができる。或いは−NH−を側鎖に有する
単量体と上記原料を用いて得られた単量体から導くこと
も勿論可能である。
【0032】その他、脱塩酸化反応、エステル化反応等
により重合体及び単量体より構造単位(I)を側鎖に有
する水溶性重合体を製造することができる。
【0033】構造単位(I)中のR1 及びR2 の少なく
とも1つが上記置換基群(A)の中 (置換基群(B))の中から選ぶことが、得られた水溶
性重合体の各種多価金属イオンに対するキレート力が高
くなる結果、漂白性が向上するため好ましい。
【0034】また、置換基群(B)は水溶性重合体中へ
容易に導入でき、従って安価な水溶性重合体を得るため
にも好ましい。そして、R1 及びR2 の両方を置換基群
(B)の中から選ぶことが得られた水溶性重合体のキレ
ート力が更に向上するため一層好ましいものである。
【0035】構造単位(I)を側鎖に有する上記水溶性
重合体としては、前述の如く種々のものがあるが、中で
も以下の式
【0036】
【化6】
【0037】 を表し、X1 〜X6 は前記意味を表す)で表される構造
単位(II)を含むことが好ましい。
【0038】中でもZ1 が水素でZ2 が−CH2 −であ
る水溶性重合体が、安価に製造できかつ極めて過酷(高
温、高アルカリ等)な条件下でも使用し得るため更に好
ましい。
【0039】水溶性重合体中の構造単位(II)の比率は
特に制限はないが、Z2 が−CH2 %が好ましい。この比率範囲を外れた水溶性重合体は漂
白性が低下する傾向がある。
【0040】構造単位(II)を含む水溶性重合体が共重
合体である場合、そのコモノマー成分としては特に制限
はなく、広い範囲のモノマーを使用することができる。
例えば、一般式 (式中、A1 及びA2 はそれぞれ独立に水素,メチル基
又は−COOX13を表し、且つA1 及びA2 は同時に−
COOX13となることはなく、A3 は水素,メチル基又
は−CH2 COOX14を表し且つA3 が−CH2 COO
14の場合にはA1 及びA2 はそれぞれ独立に水素又は
メチル基を表し、X12,X13およびX14はそれぞれ独立
に又は一緒に水素,1価金属,2価金属,アンモニウム
基又は有機アミン基を表す)で表される不飽和カルボン
酸系単量体 (III)〔このような不飽和カルボン酸系単量
体(III)としては、アクリル酸,メタクリル酸,クロト
ン酸あるいはこれらの1価金属,2価金属,アンモニ
ア,有機アミンによる部分中和物や完全中和物、(無
水)マレイン酸,イタコン酸,フマール酸,シトラコン
酸あるいはこれらの1価金属,2価金属,アンモニア,
有機アミンによる部分中和物や完全中和物などをあげる
ことができる。1価金属としてはナトリウム,カリウム
等があげられ、2価金属としては、カルシウム,マグネ
シウム等があげられる。また、有機アミンとしてはモノ
メチルアミン,ジメチルアミン,トリメチルアミン,モ
ノエチルアミン,ジエチルアミン,トリエチルアミン等
のアルキルアミン類、モノエタノールアミン,ジエタノ
ールアミン,トリエタノールアミン,モノイソプロパノ
ールアミン,ジメチルエタノールアミン等のアルカノー
ルアミン類、ピリジン等をあげることができる。なかで
も安価かつ工業的に入手しやすいナトリウムが最も好ま
しい〕;(メタ)アクリルアミド、t−ブチル(メタ)ア
クリルアミドなどのアミド系単量体;(メタ)アクリル酸
エステル、スチレン、2−メチルスチレン、酢酸ビニル
などの疎水性単量体;ビニルスルホン酸、アリルスルホ
ン酸、メタリルスルホン酸、スチレンスルホン酸、2−
アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、3−
アリロキシ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸、スル
ホエチル(メタ)アクリレート、スルホプロピル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシスルホプロピル(メ
タ)アクリレート、スルホエチルマレイミドあるいはそ
れらの1価金属、2価金属、アンモニア、有機アミンに
よる部分中和物や完全中和物などの不飽和スルホン酸系
単量体;3−メチル−3−ブテン−1−オール(イソプ
レノール)、3−メチル−2−ブテン−1−オール(プ
レノール)、2−メチル−3−ブテン−2−オール(イ
ソプレンアルコール)、2−ヒドロキシエチル(メタ)
アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)ア
クリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)ア
クリレート、ポリエチレングリコールモノイソプレノー
ルエーテル、ポリプロピレングリコールモノイソプレノ
ールエーテル、ポリエチレングリコールモノアリルエー
テル、ポリプロピレングリコールモノアリルエーテル、
グリセロールモノアリルエーテル、α−ヒドロキシアク
リル酸、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、グリ
セロールモノ(メタ)アクリレート、ビニルアルコール
などの水酸基含有不飽和単量体;ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メ
タ)アクリルアミドなどのカチオン性単量体;(メタ)ア
クリロニトリルなどのニトリル系単量体;エチレン、プ
ロピレン、1−ブテン、イソブチレン、α−アミレン、
2−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ブテン(α
−イソアミレン)、1−ヘキセン、1−ヘプテンなどの
α−オレフィン系単量体などを挙げることができる。中
でも不飽和カルボン酸系単量体(III)の使用が好まし
い。
【0041】水溶性重合体の分子量については、特に制
限はないが、重量平均分子量として500〜10000
00が特に好ましい。重量平均分子量が500未満の場
合キレート力が低下する結果、漂白性が低下する傾向が
ある。また重量平均分子量が1000000を越えた場
合、多価金属イオンにより水溶性重合体がゲル化しやす
くなる結果、漂白性が低下する傾向がある。
【0042】本発明における水溶性重合体とは水に対す
る溶解度が1%以上の重合体であり、酸型, 塩型いずれ
も使用できる。塩型としては、1価金属塩, 2価金属
塩, 無機又は有機のアンモニウム塩を挙げることができ
る。
【0043】1価金属塩としては例えばナトリウム塩,
カリウム塩,リチウム塩等を挙げることができる。2価
金属塩としては例えばカルシウム塩,マグネシウム塩な
どを挙げることができる。無機又は有機のアンモニウム
塩としては、アンモニウム塩,モノメチルアミン塩,ジ
メチルアミン塩,トリメチルアミン塩,モノエチルアミ
ン塩,ジエチルアミン塩,トリエチルアミン塩等のアル
キルアミン塩類、モノエタノールアミン塩,ジエタノー
ルアミン塩,トリエタノールアミン塩,モノイソプロパ
ノールアミン塩,ジメチルエタノールアミン塩等のアル
カノールアミン塩類、ピリジン塩等をあげることができ
る。なかでも安価かつ工業的に入手しやすいナトリウム
塩が最も好ましい。
【0044】また、重合体を水溶性にするために、2価
金属塩は全カルボン酸基に対して10モル%以下である
ことが好ましい。
【0045】本発明の水溶性重合体を助剤として用いた
場合に優れた漂白性を示す理由は明らかではないが、例
えば木材パルプを漂白する場合では、次のように推察さ
れている。
【0046】すなわち、水溶性重合体を助剤として用い
ると、1)脱リグニンが促進される、 2)木材パルプから溶出してくる或いは用水中に存在する
Mn,Cu,Fe,Ni,Co等の多価金属イオンをキ
レート化し過酸化物の無駄な分解が抑制される、 3)木材中の色素団特にキノン類の自動酸化が抑制され
る、4)Fe,Cu,Niなどの有色金属水酸化物の不溶
性物質がスケールとして木材パルプへ(再)付着するの
を防止できる、などの作用が考えられる。
【0047】また、助剤として水溶性重合体とケイ酸塩
を併用した場合、シリカ系スケールが各種装置上へ付着
するのを防止する理由は明確ではないが、水溶性重合体
が特定構造を有するために、シリカ系スケールに対して
高い結晶成長抑制能および/または分散能を発揮するた
めと考えられる。
【0048】以上のような理由から水溶性重合体を使用
すれば、従来公知の助剤より漂白性が向上しかつスケー
ルトラブルを解消しているものと推察される。
【0049】上記過酸化物としては、過酸化水素、過炭
酸ナトリウム,過炭酸カリウム等の過炭酸塩、過酸化ナ
トリウム、過酢酸等が挙げられるが、中でも過酸化水素
及び過炭酸塩が特に好ましい。漂白剤組成物は過酸化水
素を含む場合は液体となり、過炭酸塩を含む場合は液体
又は固体の組成物となる。
【0050】漂白方法における被漂白物としては、衣
類、木材パルプや非木材パルプ、セルロース系繊維など
が挙げられる。好適に漂白することのできる木材パルプ
としては、機械パルプ(MP)や化学的機械パルプ(C
GP)などの高収率パルプ、脱墨パルプ(DIP)、ソ
ーダパルプ(AP)やクラフトパルプ(KP)などの化
学パルプを挙げることができる。
【0051】木材パルプを漂白する際の水溶性重合体の
使用量については特に制限はないが、通常絶乾パルプに
対して、0.04〜0.8重量%が賞用される。0.04重量
%未満量の使用量の場合、漂白性が低下する傾向があ
る。また0.8重量%を越えて用いても増量に見合った効
果は得られないものである。
【0052】また、好適に漂白することのできるセルロ
ース系繊維としては、例えば木綿,麻等のセルロース系
天然繊維やレーヨン,キュプラ等のセルロース系再生繊
維の他に、これらとナイロン,ポリエステル,アクリル
等の合成繊維との混合繊維、更にはアセテートなどの半
合成繊維との混合繊維などがあり、漂白する時の形態も
繊維,糸,チーズ,織物,編物,不織布,更には衣服,
寝装商品などの最終繊維製品などのいずれの形態であっ
ても差支えない。
【0053】水溶性重合体を用いたこれらの繊維の漂白
方法としては通常の方法が適用でき、パッド・スチーム
法,加圧煮沸法、煮沸法,浸漬法などが適宜選択でき
る。更に、水溶性重合体はこれまでに述べてきた漂白だ
けのみならず、精錬・漂白,のり抜き・精錬・漂白など
のように他の工程と同時に一浴で行なう漂白にも適用す
ることができる。
【0054】このような方法によりセルロース系繊維を
漂白する際の水溶性重合体の使用量については特に制限
はないが、通常漂白液1リットル当り0.5〜15gが賞
用される。使用量が0.5g/リットル未満量の場合、漂
白性が低下する傾向がある。また、15g/リットルを
越える量を用いても増量に見合った効果は得られないも
のである。
【0055】水溶性重合体を助剤として用いて漂白を行
なう場合は、従来使用されてきたアミノカルボン酸塩、
ケイ酸塩、亜硫酸塩、トリポリリン酸塩などの縮合リン
酸塩、マグネシウムやカルシウムなどのアルカリ土類金
属化合物、アルミニウム化合物、ポリアクリル酸塩など
のポリカルボン酸塩、ポリα−ヒドロキシアクリル酸塩
などの助剤を併用してもよい。
【0056】また、水溶性重合体は、本発明のように過
酸化物漂白時の助剤としてだけでなく、効果はやや劣る
ものの塩素,さらし粉,二酸化塩素,亜塩素酸塩などの
塩素系酸化漂白剤や、ナトリウムハイドロサルファイ
ト,ハイドロサルファイト亜鉛,チオ硫酸塩,亜硫酸
塩,重亜硫酸塩などの含イオウ系還元漂白剤の助剤とし
ても有効である。
【0057】一方、漂白剤組成物中の水溶性重合体の配
合量については特に制限はないが、通常0.05〜20重
量%が賞用される。0.05重量%未満量の使用量の場
合、漂白性が低下する傾向がある。また20重量%を越
えて用いても増量に見合った効果は得られないものであ
る。
【0058】漂白剤組成物中の過酸化物の配合量につい
ては特に制限はないが、0.5〜60重量%が賞用され
る。
【0059】また、衣料用などの家庭用漂白剤組成物に
は界面活性剤が含まれることが好ましく、界面活性剤と
しては特に制限はなく広い範囲のものが使用できる。例
えば、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩,ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル硫酸塩,α−オレフィンスル
ホン酸塩,アルキル硫酸塩等のアニオン性界面活性剤;
ポリオキシエチレンアルキルエーテル,ポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテル等のノニオン性界面活性
剤;ベタイン型等の両性界面活性剤などを挙げることが
できる。また、組成物中の界面活性剤の配合量について
は特に制限はないが、0.1〜20重量%が賞用される。
【0060】本発明の漂白剤組成物は、過酸化物として
過酸化水素を用いた液体漂白剤組成物の場合、水溶性重
合体の他に通常水及びpH調整剤が配合される。pH調
整剤としては特に制限はないが、塩酸,硫酸等の無機
酸、クエン酸,リンゴ酸,グルコン酸等の有機酸、水酸
化ナトリウム,水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化
物、炭酸ナトリウム,炭酸カリウム等のアルカリ金属炭
酸塩などが用いられる。
【0061】pH調整剤は組成物のpHが1〜7の範囲
となるように配合されるのが好ましく、2〜6.5の範囲
となるように配合されるのが特に好ましい。pHが上記
範囲より低い場合皮膚刺激性が強くなり、またpHが上
記範囲を越えると組成物の貯蔵安定性が充分でなくなる
ことがある。
【0062】上記の衣料用などの家庭用漂白剤組成物に
従来より使用されてきた助剤を配合することは勿論可能
である。このような助剤としては、例えば、トリポリリ
ン酸ナトリウム,ピロリン酸カリウムなどの縮合リン酸
系助剤、エチレンジアミン4酢酸(塩),ジエチレント
リアミン5酢酸(塩),ニトリロ3酢酸(塩)などのアミ
ノカルボン酸(塩)、アルキリデンジホスホン酸(塩),
ニトリロトリメチレンホスホン酸(塩)などの有機ホス
ホン酸(塩)、ポリα−ヒドロキシアクリル酸(塩),ポ
リアクリル酸ナトリウム,ポリマレイン酸ナトリウムな
どのカルボン酸系ポリマーを挙げることができる。
【0063】また必要に応じて色味付けのため顔料、染
料等の着色剤を配合するのも可能である。
【0064】顔料としては例えば、カラーインデックス
バットブルー4,カラーインデックスバットブルー6,
カラーインデックスピグメントブルー22,カラーイン
デックスバットレッド23,カラーインデックスピグメ
ントブルー15,カラーインデックスピグメントブルー
17,カラーインデックスピグメントグリーン36等の
有機顔料;紺青,群青又はコバルト系顔料,カドミウム
系顔料,酸化鉄,二酸化チタン等の無機顔料を挙げるこ
とができる。
【0065】また染料としては、カラーインデックスア
シッドブルー229 ,カラーインデックスアシッドブルー
9,カラーインデックスアシッドブルー112 ,Alizarin
e Fast Blue ERL(山田化学社製), Alizarine Fast Blue
3GL( 山田化学社製), Fastogen Blue 5380(大日本イン
キ社製)等の酸性染料、カラーインデックスアシッドレ
ッド198,カラーインデックスアシッドブルー158,カラー
インデックスアシッドグリーン35, カラーインデックス
ダイレクトブルー86, カラーインデックスダイレクトブ
ルー199 等の含金属系染料などを挙げることができる。
【0066】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明を具体
的に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるもの
ではない。また、例中特にことわりのない限り、部は重
量部、%は重量%を示す。
【0067】〔実施例1〕水溶性重合体1の製造方法 攪拌機及びコンデンサーを備えた容量2リットルのガラ
ス製反応器にイオン交換水433.8部、48%水酸化ナ
トリウム429.6部及びイミノジ酢酸342.9部を仕込
んだ。攪拌下65℃を保ちながら、アリルグリシジルエ
ーテル293.7部を滴下ノズルより60分で滴下した。
滴下終了後、同温度に30分間保ち反応を完結させた。
【0068】主として濃度50%の化学式 で表わされるイミノジ構造を有するモノマー(D)を得
た。
【0069】撹拌機及びコンデンサーを備えた容量2リ
ットルのガラス製反応器に、上記のモノマー(D)50
%水溶液573部及びイオン交換水449.5部を仕込み
95℃まで昇温した。攪拌下80%アクリル酸水溶液3
54.4部及び20%過硫酸ナトリウム水溶液123.1部
を各々別々の滴下ノズルより60分間で滴下し、同温度
に10分間保持することにより重合を完結した。
【0070】主としてモノマー(D)/アクリル酸=2
/8(モル比)共重合体からなる水溶性重合体1を得
た。水溶性重合体1の全重合率は99モル%であった。
また、水系GPCにより重量平均分子量を測定し、その
結果を表1に示した。
【0071】水溶性重合体2〜25 水溶性重合体1と同様の方法により水溶性重合体2〜2
5を得た。
【0072】
【表1】
【0073】
【表2】
【0074】
【表3】
【0075】
【表4】
【0076】
【表5】
【0077】
【表6】
【0078】〔実験例1〕容量600mlのポリエチレン
製のボトルに35%過酸化水素水71.4g、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル(アルキル基の炭素数12、
エチレンオキサイド付加モル数10)15g、直鎖アル
キルベンゼンスルホン酸ナトリウム(アルキル基炭素数
12)35g、前記のようにして得られた水溶性重合体
1を10g(固型分換算)及び水道水300gを入れ均
一に溶解した。
【0079】次いで希硫酸を用いてpHを4.5に調整し
た後、水道水を加えて全量を500gとし、漂白剤組成
物(a)を得た。ボトルに密栓をし、55℃で14日間
放置後のボトルの状態を肉眼で観察することによって貯
蔵安定性を評価した。その結果を表7に示した。
【0080】次にFe3+イオンを10ppm 含有する水道
水1リットルに漂白剤組成物(a)を有効酸素濃度が
0.05%となるように溶解し、温度を30℃にした。こ
こへ下記のように作成した紅茶汚染布を5枚、30分間
浸漬した後、水道水ですすぎ乾燥し、次式によって漂白
率を算出した。得られた漂白率の結果を表7に併せて示
した。
【0081】
【数1】
【0082】紅茶汚染布の作成方法 紅茶80gを3リットルのイオン交換水にて15分間煮
沸後、糊抜きしたサラシ木綿でこし、この液に木綿金布
#2003布を浸し15分間煮沸する。そのまま火より
おろし、2時間放置後、自然乾燥させ洗液に色がつかな
くなるまで水洗し、脱水、プレス後、8cm×8cmの試験
片とする。
【0083】〔実験例2〜36〕実験例1における水溶
性重合体1をそれぞれ表1〜表6に示した水溶性重合体
2〜36に変えた以外は同様の操作を繰り返して漂白剤
組成物を得た。得られた漂白剤組成物を用いて、それぞ
れ実験例1と同様の方法で貯蔵安定性及び漂白性を評価
した。その結果を表7及び表8に示した。
【0084】〔実験例37〕実験例1において組成物の
pHを5.5とすると共に、水溶性重合体1を表8に示し
た水溶性重合体に変えた他は実験例1と同様の操作を繰
り返して漂白剤組成物を得た。得られた漂白剤組成物の
貯蔵安定性及び漂白性を評価した。結果を表8に示し
た。
【0085】
【表7】
【0086】
【表8】
【0087】〔比較例1〜6〕実験例1において水溶性
重合体1に代えて、表9に示した助剤を用いた他は実験
例1と同様にし比較用漂白剤組成物を得た。得られた比
較用漂白剤組成物の貯蔵安定性及び漂白性を評価した。
結果を表9に併せて示した。
【0088】
【表9】
【0089】〔実験例38〕以下に示した配合量に従っ
て、漂白剤組成物(b)を得た。 C14-18 α−オレフィンスルホン酸ナトリウム 10% 連鎖アルキル(C12)ベンゼンスルホン酸ナトリウム 10% ソフタノールEP12050((株) 日本触媒製) 5% C18脂肪酸ナトリウム 5% 炭酸ナトリウム 20% 過炭酸ナトリウム 20% テトラアセチルエチレンジアミン 6% ゼオライト 8% 水溶性重合体1 3% 硫酸ナトリウム 6% 水分 7% 容量225mlのガラス製マヨネーズびんに漂白剤組成物
(b)を150ml入れ、45℃←→25℃のリサイクル
条件下に1ヶ月間貯蔵した。その後、漂白剤組成物
(b)を5g採取し50%酢酸水溶液50ml添加後、ヨ
ードメトリーで有効酸素量を求め、次式により有効酸素
残存率を算出した。
【0090】
【数2】
【0091】得られた結果を、表10に示した。
【0092】〔実験例39〜73〕実験例38において
水溶性重合体1に代えてそれぞれ水溶性重合体2〜36
を用いた他は実験例38と同様の操作を繰り返して漂白
剤組成物を得た。得られた漂白剤組成物をそれぞれ用い
て有効酸素残存率(%)を測定した。結果を表10及び
表11に示した。
【0093】
【表10】
【0094】
【表11】
【0095】〔比較例7〜10〕実験例38において水
溶性重合体1に代えて表12に示した助剤を用いた他は
実験例38と同様に行い比較用漂白剤組成物を得た。得
られた比較用漂白剤組成物をそれぞれ用いて有効酸素残
存率(%)を測定した。結果を併せて表12に示した。
【0096】
【表12】
【0097】〔実験例74〕以下に示した配合量に従っ
て、漂白剤組成物(c)を得た。 ポリオキシエチレンアルキルエーテル 15% (アルキル炭素数12,エチレンオキサイド付加モル数8) 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(C14) 3% 石鹸(牛脂) 1% 合成ゼオライト(4A型) 35% 1号ケイ酸ナトリウム 10% 炭酸ナトリウム 5% ポリオキシエチレングリコール(分子量14000) 2% 酵素(プロテアーゼ) 1% 過炭酸ナトリウム 8% 硫酸ナトリウム 残量 アシル化合物(注i) 3% 水溶性重合体1 2% 蛍光染料 微量 香料 微量 水分 4%
【0098】
【化7】
【0099】漂白剤組成物(c)の漂白洗浄性を以下に
示した処方に従って評価した。 被漂白洗浄物 赤ワイン汚染布(注ii) 漂白剤組成物(c)濃度 0.08% 浴比 1/60 水温 20℃ 水質 Fe3+10ppm 含有水道水 洗浄機 ターゴトメーター 洗浄時間 10分 (注ii) 赤ワイン汚染布 赤ワイン(R10JA"Siglo")をバットに入れ、8×50
cmの布を表裏10秒ずつ浸漬し、ローラを通した後風乾
して得た。洗浄した汚染布の520nmでの反射率を測定
し、次式に従って漂白洗浄率を算出した。
【0100】
【数3】
【0101】得られた結果を表13に示した。
【0102】〔実験例75〜109〕実験例74におい
て水溶性重合体1に代えてそれぞれ水溶性重合体2〜3
6を用いた他は実験例74と同様の操作を繰り返して漂
白剤組成物を得た。得られた漂白剤組成物をそれぞれ用
いて漂白洗浄率を算出した。得られた結果を表13及び
表14に示した。
【0103】
【表13】
【0104】
【表14】
【0105】〔比較例11〜14〕実験例74において
水溶性重合体1に代えて、表15に示した助剤を用いた
他は実験例74と同様にし比較用漂白剤組成物を得た。
得られた比較用漂白剤組成物の漂白洗浄率(%)をそれ
ぞれ算出し、結果を表15に併せて示した。
【0106】
【表15】
【0107】〔実施例2〕実施例1において製造した水
溶性重合体1〜36を用いて、セルロース系繊維の漂白
を行なった。
【0108】〔実験例110〕助剤として水溶性重合体
1を2g/リットル用い、精錬した綿天竺編ニットを以下
の条件にて漂白した。結果を表16に示した。
【0109】 使用水 姫路市水にCu2+,Fe3+及び Mn2+を各10ppm 添加した水 浴比 1対25 温度 85℃ 時間 30分 使用薬剤 過酸化水素 10g/l 水酸化ナトリウム 2g/l 3号ケイ酸ナトリウム 5g/l 評価方法 処理した布の風合いは、官能検査法により判定した。白
色度は、3MカラーコンピューターSM−3型(スガ試
験機(株)製)を用いて測色し、Lab系の白色度式
【0110】
【数4】
【0111】によって白色度(W)を求め評価した。縫
製性は、布を4枚重ねにし本縫ミシンで針#11Sを用
いて30cm空縫いした場合の地糸切れ箇所数で評価し
た。
【0112】〔実験例111〜145〕助剤として水溶
性重合体2〜36を用いた他は実験例110と同様にし
てそれぞれ漂白を行なった。得られた結果を表16及び
表17に示した。
【0113】〔実験例146〕3号ケイ酸ナトリウムを
使用せずに水溶性重合体1を7g/リットル用いた他は実
験例110と同様にして漂白を行なった。得られた結果
を表17に示した。
【0114】
【表16】
【0115】
【表17】
【0116】〔比較例15〜23〕助剤として表18に
示した化合物を用いた他は実験例110と同様にして漂
白を行なった。得られた結果を表18に併せて示した。
【0117】〔比較例24〕水溶性重合体1に代えて、
ポリα−ヒドロキシアクリル酸ナトリウムを用いた他
は、実験例146と同様にして漂白を行なった。得られ
た結果を表18に示した。
【0118】
【表18】
【0119】〔実施例3〕実施例1において製造した水
溶性重合体1〜36を用いて、パルプの漂白を行なっ
た。
【0120】〔実験例147〕容量500mlのビーカー
に高収率パルプの一種である未晒リファイナーグランド
パルプを絶乾重量として30部仕込んだ後、Fe3+,C
2+,Mn2+を各々20ppm 含有する水を最終的にパル
プ濃度が14%になるのに必要な量を加えた。これに低
速撹拌下、助剤として水溶性重合体1を固型分換算で
0.06部(対パルプ0.2%),過酸化物として35%過
酸化水素水3.43部(対パルプ4%)および3号ケイ酸
ナトリウム0.9部(対パルプ3%)を加えた後、水酸化
ナトリウムを用いて、系のpHを11.0とした。
【0121】これをポリエチレン袋に移し替え、水分が
蒸発しないように入口を折返した後、予め65℃に調整
されたウォーターバスにて5時間熱処理した。こうして
漂白されたパルプスラリーを脱水した後、イオン交換水
1000部を用いて洗浄した。このようにして得られた
パルプの一部を3%に希釈し、亜硫酸溶液を用いてpH
4.5に調整した。この希釈・pH調整されたパルプスラ
リーを用いて、TAPPI標準法により2枚の手抄きシ
ートを作成し、風乾後、ハンター白色度計により白色度
を測定した。得られた結果を表19に示した。
【0122】〔実験例148〜182〕水溶性重合体2
〜36を用いた他は実験例147と同様にして、手抄き
シートの白色度を測定した。得られた結果を表19及び
表20に示した。
【0123】
【表19】
【0124】
【表20】
【0125】〔比較例25〜31〕表21に示した助剤
を用いた他は実験例147と同様にして、手抄きシート
の白色度を測定した。得られた結果を表21に併せて示
した。
【0126】
【表21】
【0127】〔実験例183〕JIS P−8209に
記載の標準離解機に、Fe3+,Cu2+,Mn2+をそれぞ
れ8ppm 含有する温度65℃の水1500部及び2cm×
2cmに細断された新聞故紙75部を仕込み、1〜2分間
軽く離解した。プロペラ及び内壁に付着している試料を
かき落として得た故紙パルプスラリーに、助剤としての
水溶性重合体1を固型分換算で0.1%(対パルプ), 過
酸化水素1.5%(対パルプ), 水酸化ナトリウム1.5%
(対パルプ), 3号ケイ酸ナトリウム3%(対パルプ)
および脱インキ剤(オレイン酸ナトリウム)0.2%(対
パルプ)を加え、60℃にて20分間離解した。離解後
に故紙パルプスラリーをポリエチレン袋に移し替え、水
分が蒸発しないように入口を折り返した後、予め60℃
に調整されたウォーターバスにて2時間熟成した。熟成
後の離解故紙パルプスラリーを1%に希釈し、30℃で
フローテーションを10分間行った後、標準網ふるいで
ろ過し10%濃度まで脱水した。次に、パルプスラリー
の濃度1%まで希釈し、硫酸アルミニウムを用いてpH
5.3に調整した。
【0128】このpH調整した脱墨パルプスラリーを用
いて、タッピーシートマシンにより坪量100g/m2
手抄きシートを作成し、風乾後ハンター白度計により白
色度を測定した。得られた結果を表22に示した。
【0129】〔実験例184〜218〕水溶性重合体2
〜36を用いた他は、実験例183と同様にして手抄き
シートを作成しその白色度を測定した。得られた結果を
表22及び表23に示した。
【0130】〔実験例219〕表23に示した所定量の
助剤を用いた他は実験例183と同様にして、手抄きシ
ートを作成しその白色度を測定した。得られた結果を表
23に併せて示した。
【0131】〔実験例220〕過酸化水素1.5%(対パ
ルプ)の代りに過酸化ナトリウム1.5%(対パルプ)を
用いた他は、実験例183と同様にして手抄きシートを
作成し、その白色度を測定した。得られた結果を表23
に示した。
【0132】〔実験例221〕過酸化水素1.5%(対パ
ルプ)の代りに過酸化水素0.5%(対パルプ)と過酢酸
1.0%(対パルプ)を用いた他は、実験例183と同様
にして手抄きシートを作成し、その白色度を測定した。
得られた結果を表23に示した。
【0133】〔実験例222〕水溶性重合体1及び水溶
性重合体8を同量併用した他は、実験例183と同様に
して手抄きシートを作成しその白色度を測定した。得ら
れた結果を表23に示した。
【0134】
【表22】
【0135】
【表23】
【0136】〔比較例32〜38〕表24に示した助剤
を用いた他は実験例183と同様にして手抄きシートを
作成し、その白色度を測定した。得られた結果を表24
に併せて示した。
【0137】
【表24】
【0138】〔実施例4〕助剤の被漂白物あるいは漂白
装置上へのケイ酸塩スケールの沈着抑制能を評価するた
め以下の試験を行なった。
【0139】〔実験例223〕容量225mlのガラス製
マヨネーズびんにイオン交換水150部、水溶性重合体
1の0.4%水溶液3部(60ppm ) 、炭酸水素ナトリウ
ム0.84%水溶液10部、メタケイ酸ナトリウム(9水
和物)1.99%水溶液10部及び硫酸マグネシウム(7
水和物)0.986%水溶液10部を加えた後、希塩酸で
pH9.0に調整した。次いで、全量が200部になるよ
うにイオン交換水を加え密栓をし、70℃で40時間熱
処理した。熱処理終了後、0.2μmメンブランフィルタ
でろ過し、ろ液中のSi分をICP分析することにより
ケイ酸系スケール抑制能を評価した。その結果を表25
に示した。
【0140】また、水溶性重合体1の添加量を30ppm,
100ppm,200ppm,400ppm と変えて評価した。結
果を表25に併せて示した。
【0141】〔実験例224〜258〕水溶性重合体2
〜36を用いた他は実験例223と同様にして、ケイ酸
系スケール抑制能を評価した。結果を表25及び表26
に示した。
【0142】
【表25】
【0143】
【表26】
【0144】〔比較例39〜49〕表27に示した助剤
を用いた他は実験例223と同様にして、ケイ酸系スケ
ール抑制能を評価した。結果を表27に併せて示した。
【0145】
【表27】
【0146】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る漂白剤組成
物は、過酸化物の無駄な分解を抑えることから貯蔵安定
性が向上する上に、安価で従来より漂白性が向上すると
いう効果を奏する。
【0147】また、本発明の漂白方法によれば、少ない
助剤の量で漂白性が著しく向上するという効果を奏す
る。更に、過酸化物の安定剤としてケイ酸塩が使用され
る場合には、不溶性塩(スケール)であるケイ酸系多価
金属塩が漂白工程中に生成することがないか、あるいは
生成しても被漂白物や各種漂白装置上に沈着して、漂白
性を低下させたりスケールトラブルをおこしたりするこ
とを抑制することができるという効果も併せて奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 3/395 7/54 D06L 3/00 7199−3B D21C 9/10 Z 7199−3B 9/153 7199−3B

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】過酸化物及び、以下の式 れぞれ独立に又は一緒に水素、1価金属、2価金属、無
    機又は有機のアンモニウム基を表すと共に、a及びbは
    1〜7の整数を表す)で表される構造を側鎖に有する水
    溶性重合体を含有することを特徴とする漂白剤組成物。
  2. 【請求項2】上記水溶性重合体が、以下の式 【化1】 共に、R1 及びR2 は前記意味を表す)で表される構造
    単位を含むことを特徴とする請求項1に記載の漂白剤組
    成物。
  3. 【請求項3】上記水溶性重合体の式におけるR1,R2
    うち少なくとも1つが、 ばれることを特徴とする請求項1又は2に記載の漂白剤
    組成物。
  4. 【請求項4】上記水溶性重合体の式におけるR1,R2
    それぞれ独立に又は一緒に、 ばれることを特徴とする請求項3に記載の漂白剤組成
    物。
  5. 【請求項5】上記水溶性重合体の式において、Z1 が水
    素でZ2 が−CH2 −であることを特徴とする請求項4
    に記載の漂白剤組成物。
  6. 【請求項6】水溶性重合体が以下の式 【化2】 (式中、A1 及びA2 はそれぞれ独立に水素、メチル基
    又は−COOX13を表し、且つA1 及びA2 は同時に−
    COOX13となることはなく、A3 は水素、メチル基又
    は−CH2 COOX14を表し且つA3 が−CH2 COO
    14の場合にはA1 及びA2 はそれぞれ独立に水素又は
    メチル基を表し、X12、X13及びX14はそれぞれ独立に
    又は一緒に水素、1価金属、2価金属、無機又は有機の
    アンモニウム基を表すとともに、R1,R2 は請求項5に
    記載の意味を表し、n/mは20/80〜98/2であ
    る)で表される共重合体であることを特徴とする請求項
    5に記載の漂白剤組成物。
  7. 【請求項7】界面活性剤を含むことを特徴とする請求項
    1〜6のいずれか1項に記載の漂白剤組成物。
  8. 【請求項8】 れぞれ独立に又は一緒に水素、1価金属、2価金属、無
    機又は有機のアンモニウム基を表すと共に、a及びbは
    1〜7の整数を表す)で表される構造を側鎖に有する水
    溶性重合体を漂白助剤とし、過酸化物を用いて漂白する
    ことを特徴とする漂白方法。
  9. 【請求項9】上記水溶性重合体が、以下の式 【化3】 で表される構造単位を含む水溶性重合体であることを特
    徴とする請求項8に記載の漂白方法。
  10. 【請求項10】上記水溶性重合体が、以下の式 【化4】 (式中、A1 及びA2 はそれぞれ独立に水素、メチル基
    又は−COOX13を表し、且つA1 及びA2 は同時に−
    COOX13となることはなく、A3 は水素、メチル基又
    は−CH2 COOX14を表し且つA3 が−CH2 COO
    14の場合にはA1 及びA2 はそれぞれ独立に水素又は
    メチル基を表し、X12、X13及びX14はそれぞれ独立に
    又は一緒に水素、1価金属、2価金属、無機又は有機の
    アンモニウム基を表すとともに、R1,R2 は前記の意味
    を表し、n/mは20/80〜98/2である)で表さ
    れる共重合体であることを特徴とする請求項9に記載の
    漂白方法。
  11. 【請求項11】漂白助剤がケイ酸系薬剤を含むことを特
    徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載の漂白方
    法。
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