JPH05301651A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH05301651A
JPH05301651A JP4130211A JP13021192A JPH05301651A JP H05301651 A JPH05301651 A JP H05301651A JP 4130211 A JP4130211 A JP 4130211A JP 13021192 A JP13021192 A JP 13021192A JP H05301651 A JPH05301651 A JP H05301651A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
meandering
meandering correction
intermediate transfer
transfer belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4130211A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Asanuma
哲 浅沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP4130211A priority Critical patent/JPH05301651A/ja
Publication of JPH05301651A publication Critical patent/JPH05301651A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00135Handling of parts of the apparatus
    • G03G2215/00139Belt
    • G03G2215/00143Meandering prevention
    • G03G2215/00156Meandering prevention by controlling drive mechanism

Landscapes

  • Color Electrophotography (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 中間転写ベルトの蛇行修正時において、ベル
トの張力変化を抑え、色ずれの発生を防止できるように
する。 【構成】 感光体ドラムに像を形成し、この像を中間転
写ベルト12に転写し、さらにこの像を用紙に転写する
画像形成装置において、中間転写ベルト12を蛇行修正
ローラ40により一定範囲内で蛇行させる。蛇行修正ロ
ーラ40の動きを楕円カム76により規制し、その中心
が、前後のローラ32、38の各中心を楕円の焦点とす
る楕円軌跡をトレースするように変化させる。これによ
り蛇行修正時において、中間転写ベルト12の張力変化
をなくし、ベルト移動方向における色ずれの発生を防止
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無端ベルトを用いて画像
の形成を行う画像形成装置に係り、特に無端ベルトの蛇
行状態を修正する手段を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として、たとえば特
開昭63−11967号公報に開示されるような、無端
ベルトからなる中間転写体を用いて多色(カラー)画像
を形成するカラー画像形成装置がある。このカラー画像
形成装置は、中間転写ベルト(無端ベルト)上に、イエ
ロー、マゼンダ、シアンの各色の画像形成部をそれぞれ
一列に配設させている。
【0003】この従来のカラー画像形成装置では、各色
それぞれに対応して画像形成ユニットを備えているた
め、画像形成の高速化を図ることができ、中間転写ベル
トの利用により転写機構が単純化されるため、記録媒体
を幅広く使える、定形サイズ以上の長尺の複写を行うこ
とができる等の長所を有している。中間転写ベルトの材
質としては色ずれを防止する目的からフィルム等で機械
的伸びの少ない材質のものが選択される。
【0004】ところで、このような中間転写ベルトを用
いた場合、一般に、ベルトの駆動に伴い蛇行を生じ、こ
の蛇行を修正する手段が必要となる。従来、この蛇行修
正方法としては、つば付きローラと補助圧接ローラによ
りベルトの蛇行を押さえ込む方法(特開昭59−184
379号公報)や、ローラに設けた案内溝とベルトに設
けた誘導リブにより蛇行を押さえ込む方法(特開平2−
27383号公報)がある。しかしながら、これらの方
法はいずれも、蛇行しようとする力によりベルトの端部
あるいはリブに無理な力がかかり、そのためベルトの寿
命に悪影響を与えるという問題があった。
【0005】このようなことから、中間転写ベルトの両
端部にそれぞれベルト端部検知センサを配設し、一方向
に移動しようとするベルトの端部を検知したとき、ベル
トが張架されたローラのうち1本以上のローラ(蛇行修
正ローラ)を揺動させて、そのアライメント(位置)を
変化させて反対方向にベルトを移動させ、他方のベルト
端部が検知された場合には上記ローラの位置を反対方向
に変化させる方法が考えられている。この動作を繰り返
すことにより、一定範囲で中間転写ベルトを蛇行させな
がら、画像形成を行うものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな蛇行修正手段を用いた場合、中間転写ベルトの蛇行
方向を変更するため、蛇行修正ローラのアライメントを
変化させるときに、ベルトの張力が急激に変化し、ベル
トに瞬間的に伸縮が生じる。そのため、画像に色ずれが
発生するという問題があった。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、蛇行修正時における無端ベルトに生
じる張力変化を抑制し、色ずれ等の発生を防止できる画
像形成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による画像形成装
置は、無端ベルトと、この無端ベルトに所定の張力を付
与して回転駆動させる回転駆動手段と、前記無端ベルト
の蛇行状態を修正する蛇行修正手段と、この蛇行修正手
段による蛇行修正時に前記無端ベルトにおける張力変化
の発生を防止する張力変化防止手段とを備えている。
【0009】この画像形成装置では、無端ベルトは回転
駆動手段により所定の張力が付与されながら回転駆動さ
れ、これに伴い画像形成等の処理が行われる。この無端
ベルトの回転時に生ずる蛇行状態は蛇行修正手段により
修正される。このとき無端ベルトに張力の変化が発生し
ようとするが、張力変化防止手段が作動することにより
その変化が抑制され、これにより画像の色ずれ等の発生
が防止される。
【0010】本発明による画像形成装置は、より具体的
には、無端ベルトと、第1のローラおよびこの第1ロー
ラと同じ外径を有する第2のローラを含み、前記無端ベ
ルトに所定の張力を付与して回転駆動させる回転駆動手
段と、前記第1のローラと第2のローラとの間に配設さ
れるとともにこれらローラと同じ外径を有する蛇行修正
ローラ、およびこの蛇行修正ローラを前記無端ベルトの
蛇行状態に応じて揺動駆動させる揺動駆動機構を有する
蛇行修正手段と、前記蛇行修正ローラの移動を前記第1
のローラおよび第2のローラの各中心部を楕円の焦点と
する軌跡を描くように規制し、前記蛇行修正手段による
蛇行修正時に前記無端ベルトにおける張力変化の発生を
防止する張力変化防止手段とを備えている。
【0011】この画像形成装置では、無端ベルトは第1
ローラおよび第2ローラを含む回転駆動手段により所定
の張力が付与されながら回転駆動され、これに伴い画像
の形成等の処理が行われる。この無端ベルトの回転時に
生ずる蛇行状態は蛇行修正ローラにより修正される。こ
のとき無端ベルトに張力の変化が発生しようとするが、
蛇行修正ローラの移動が前記第1のローラおよび第2の
ローラの各中心部を楕円の焦点とする軌跡を描くように
規制されるため、その張力の変化が抑制され、これによ
り画像の色ずれ等の発生が防止される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0013】図6は本発明の一実施例に係る画像形成装
置の構成を表すものである。この画像形成装置11は中
間転写法を用いて、ゼログラフィープロセスにより4色
カラー画像を形成するものであり、その中央部に中間転
写ベルト12が配設されている。この中間転写ベルト1
2は無端ベルトにより形成され、図において右側を頂点
とし、図の左側を底辺とする略二等辺三角形状に張られ
ている。中間転写ベルト12の上部の傾斜面12aには
2つの画像形成部13、14がそれぞれ並設され、一方
下部の傾斜面12bには2つの画像形成部15、16が
それぞれ並設されている。画像形成部13はイエロー、
画像形成部14はマゼンダ、画像形成部15はシアン、
画像形成部16はブラックの色画像をそれぞれ形成する
ものである。
【0014】画像形成部13〜16はそれぞれ、図示し
ないハウジングに回転自在に取り付けられた感光体ドラ
ム19Y、19M、19C、19Bを有している。これ
ら感光体ドラム19Y、19M、19C、19Bはそれ
ぞれ矢印で示す方向に所定の速度で回転するもので、そ
れぞれの周囲には、図において反時計廻り方向に、帯電
コロトロン20Y、20M、20C、20B、画像書込
部21Y、21M、21C、21B、現像器22Y、2
2M、22C、22B、転写コロトロン23Y、23
M、23C、23B、クリーニング装置24Y、24
M、24C、24Bが配設されている。
【0015】帯電コロトロン20Y、20M、20C、
20Bはそれぞれ感光体ドラム19Y、19M、19
C、19Bの表面を一様に帯電させるものである。画像
書込部21Y、21M、21C、21Bはたとえば画像
バー、画像スキャナ等により構成され、帯電コロトロン
20Y、20M、20C、20Bにより帯電された感光
体ドラム19Y、19M、19C、19Bの表面に静電
潜像を形成するようになっている。現像器22Y、22
M、22C、22Bは各々画像書込部21Y、21M、
21C、21Bにより形成された静電潜像をトナーによ
り現像して可視像化するものである。転写コロトロン2
3Y、23M、23C、23Bは、各々現像器22Y、
22M、22C、22Bにより可視像化された画像を中
間転写ベルト12に静電的に転写するものである。クリ
ーニング装置24Y、24M、24C、24Bは、転写
後の感光体ドラム19Y、19M、19C、19Bの表
面に残存したトナーを取り除くものである。
【0016】上部の画像形成部13、14は転写コロト
ロン23Y、23Mを除いてフレーム17、また画像形
成部15、16は転写コロトロン23C、23Bを除い
てフレーム18により支持されており、それぞれユニッ
ト化されている。フレーム17、18は本体に設けられ
たレール25、26に沿って図において右側(矢印A方
向)に引出し可能となっている。中間転写ベルト12
は、図示しない駆動モータに連結された軸部27を中心
に回転する駆動ローラ28により、図において時計廻り
方向に一定の速度で回転するようになっている。軸部2
7にはさらに3つのフレーム29〜31の端部が支持さ
れている。中央フレーム29は軸54、55によりその
位置が固定されている。上側フレーム30および下側フ
レーム31はそれぞれ、その端部がベアリングを介して
軸部27に支持され回動可能となっている。上側フレー
ム30にはそれぞれローラ32、34、35が取り付け
られている。下側フレーム31にはそれぞれローラ3
3、35、36が取り付けられている。また、中央フレ
ーム29の先端部にはローラ38が取り付けられてい
る。これらローラ32〜38および駆動ローラ28間に
中間転写ベルト12が張架されている。さらに中間転写
ベルト12の内部には張力付与ローラ39が配設され、
これにより中間転写ベルト12に適当な張力が付与され
ている。
【0017】第1のローラとしてのローラ38と、第2
のローラとしてのローラ32との間には蛇行修正ローラ
40が配設され、後述のように回転に伴って生じる中間
転写ベルト12の蛇行状態を修正するようになってい
る。また、ローラ38に対向して中間転写ベルト12の
外側には中間転写ベルトクリーニング部41が配設され
ており、転写後の中間転写ベルト12表面を清掃するよ
うになっている。なお、上側フレーム30には、前述の
感光体ドラム19Y、19Mの装着時の位置に対応させ
て転写コロトロン23Y、23Mが取り付けられてい
る。一方、下側フレーム31には、前述の感光体ドラム
19C、19Bの装着時の位置に対応させて転写コロト
ロン23C、23Bが取り付けられている。
【0018】画像形成部15、16の下部には給紙トレ
イ42が配設され、記録用の用紙43が積層されてい
る。用紙43は給紙ローラ44により一枚一枚取り出さ
れた後、搬送路45に沿って搬送ローラ46により搬送
される。搬送ローラ46により搬送された用紙43はレ
ジストローラ47の位置に到達すると、一旦その進行が
停止され、中間転写ベルト12の回転と同期をとるよう
に搬送タイミングが調整される。下側フレーム31に取
付られたローラ33に対向して中間転写ベルト12の下
端部には転写コロトロン48が配設されている。用紙4
3はこの転写コロトロン48と中間転写ベルト12との
間に送り込まれる。そして、この用紙53に対して、感
光体ドラム19Y、19M、19C、19Bにより中間
転写ベルト12に転写された画像が転写コロトロン48
により転写されるようになっている。画像が転写された
用紙43は搬送部49により定着部50に送り込まれ
る。この定着部50は加熱ローラ51および押圧ローラ
52により構成されており、転写された画像を用紙43
に熱定着するようになっている。画像が定着された用紙
43は排出ローラ53により図示しない排出部に排出さ
れるようになっている。
【0019】次に、この画像形成装置11の動作につい
て説明する。
【0020】この画像形成装置11においては、図示し
ない駆動モータの回転力により駆動ローラ28が回転
し、これに伴い中間転写ベルト12が図において時計廻
り方向に所定の速度で回転する。一方、画像形成部13
においては、画像書込部21Yにより感光体ドラム19
Yの表面に画像が形成され、この画像が現像器22Yに
おいてイエロー色のトナーにより現像された後、さらに
この現像された画像が転写コロトロン22Yにより中間
転写ベルト12に転写される。以下、同様に画像形成部
14においてはマゼンダ、画像形成部15においてはシ
アン、画像形成部16においてはブラックの各色の画像
が中間転写ベルト12に順次転写される。この中間転写
ベルト12への画像の転写に並行して、給紙トレイ42
からは給紙ローラ44により用紙43が搬送路45に送
り込まれ、レジストローラ47により転写部への到達タ
イミングが調整される。タイミングが調整された用紙4
3は、転写コロトロン48と中間転写ベルト12との間
に送り込まれて、前述の4色のカラー画像が転写され
る。この画像が転写された用紙43は搬送装置49によ
り定着部50へ搬送され、この定着部50において加熱
ローラ51と押圧ローラ52との間を通過することによ
り画像が熱定着される。画像が定着された用紙43は排
出ローラ53により図示しない排出トレイに排出され
る。一方、画像を用紙43に転写した後の中間転写ベル
ト12は中間転写ベルトクリーニング部41により表面
の残留トナーがかき落とされる。
【0021】図1は上記蛇行修正ローラ40を含む蛇行
修正機構60の具体的な構成を表すものである。
【0022】蛇行修正ローラ40の軸40aの一端はロ
ーラ支点61において回動自在に支持されている。一
方、蛇行修正ローラ40の軸40aの他端にはカムフォ
ロア62、63が取り付けられている。一方のカムフォ
ロア62は蛇行修正カム64の回転に従動するようにな
っている。蛇行修正カム64は蛇行修正軸65に取り付
けられている。蛇行修正軸65の一端には、検知スイッ
チ用のカム73a、73bが取り付けられている。カム
73a、73bにはそれぞれ互いに180度異なる位置
に凸部が設けられ、これらカム73a、73bに対向す
る位置には検知スイッチ74a、74bが配設されてい
る。本実施例では、図に示すように蛇行修正ローラ40
が上死点の位置に移動したときにはカム73bの凸部が
上方に移動し、その結果検知スイッチ74bがオンする
ようになっている。。一方、蛇行修正ローラ40が図の
状態から180度回転し、下死点の位置になったときに
はカム73aの凸部が上方に移動し、その結果検知スイ
ッチ74aがオンするようになっている。
【0023】蛇行修正軸65の他端にはスプリングクラ
ッチ66を介してギヤ67が取り付けられている。ギヤ
67にはカム駆動モータ69の回転力がギヤ68を介し
て伝達されるようになっている。このカム駆動モータ6
9の回転に応じて蛇行修正カム64が回転し、それによ
りカムフォロア62とともに蛇行修正ローラ40がロー
ラ支点61を中心に揺動し、これにより中間転写ベルト
12の蛇行修正を行うものである。
【0024】スプリングクラッチ66はこの蛇行修正動
作の切替制御を行うためのものである。このスプリング
クラッチ66には上下に対向してストッパ66a、66
bが設けられている。ストッパ66aまたはストッパ6
6bに対向する位置にはアクチュエータ70の一端が対
向している。アクチュエータ70は軸部70aを中心に
回動可能となっている。アクチュエータ70の他端はク
ラッチ駆動ソレノイド72に連結されるとともに、スプ
リング71によりソレノイド72とは反対方向に弾性的
に付勢されている。クラッチ駆動ソレノイド72がオフ
状態のときにはアクチュエータ70はスプリング71の
弾性力により初期位置に設定され、その一端がストッパ
66aまたはストッパ66bに当接する。この状態では
スプリングクラッチ66がオフ(断)状態となり、カム
駆動モータ69の回転力は蛇行修正軸65には伝達され
ない。一方、クラッチ駆動ソレノイド72がオン状態の
ときにはスプリング71の弾性力に抗してアクチュエー
タ70が図において時計回り方向に回動し、その一端が
ストッパ66a、66bに当接する位置から退避する。
この状態ではスプリングクラッチ66がオン(継)状態
となり、その結果カム駆動モータ69の回転力が蛇行修
正軸65に伝達され、カム64およびカムフォロア62
による蛇行修正動作が行われる。
【0025】中間転写ベルト12のラテラル方向(幅方
向)の両側部にはそれぞれ用紙端部検知センサ75a、
75bが配設され、これら用紙端部検知センサ75a、
75bにより蛇行時における中間転写ベルト12のいず
れか一方の端部を検知するようになっている。
【0026】他方のカムフォロア63は張力変化防止用
の楕円カム76によりその動きが規制されている。楕円
カム76は図3に表すような楕円状のカム面76aを有
し、カムフォロア63はこのカム面76の楕円の一部に
沿って移動し、これにより蛇行修正時における中間転写
ベルト12の張力変化を防止するようになっている。
【0027】図2はこの楕円カム76により中間転写ベ
ルト12の張力変化を防止できる原理について説明する
ためのものである。今、蛇行修正ローラ40の中心をf
1 、ローラ38の中心をf2 、ローラ32の中心をf3
とする。ここで、蛇行修正ローラ40の中心f1 の軌跡
Sを中心f2 、f3 を焦点とする楕円の一部とすること
により、数学的定義から中心f1 、f2 間の距離l1
中心f1 、f3 間の距離l2 との和l3 (=l1
2 )は一定となる。ここで、蛇行修正ローラ40の外
径をd1 、ローラ39の外径をd2 、ローラ32の外径
をd3 とし、d1 =d2 =d3 と設定することにより、
3 (=l1 +l2 )の変化量は、蛇行修正ローラ40
による中間転写ベルト12の蛇行修正時においても零と
なる。したがって中間転写ベルト12に張力変化が生ず
ることがなく、伸縮の発生を防止できる。
【0028】図4はこの画像形成装置11における蛇行
修正制御部の構成を表すものである。
【0029】この蛇行修正制御部はCPU(中央処理装
置)80を備えている。このCPU80はバスライン8
1を介して装置の各部と接続されている。このうちRO
M(リード・オンリ・メモリ)82には後述の蛇行修正
動作を制御するためのプログラムが格納されている。入
力ポート83は、検知スイッチ74a、74bおよび用
紙端部検知センサ75a、75bから出力される検知信
号をバスライン81を通じてCPU80へ送るインタフ
ェースである。CPU80はこれら検知信号を受けて、
ROM82に格納されたプログラムに基づきバスライン
81へ各種制御信号を送出する。出力ポート84は、こ
のCPU80から送出された制御信号をカム駆動モータ
69およびクラッチ駆動ソレノイド72へ送るインタフ
ェースである。
【0030】次に、この蛇行修正制御部による制御動作
について説明する。前述のような画像形成動作に伴い、
図1に示すように蛇行修正カム64が上死点の位置にな
るとともにカム73bの凸部が上になり、中間転写ベル
ト12がB方向に一定量寄っていった場合には、検知ス
イッチ74bがオンするとともにベルト端部検知センサ
75bがオンし、それらの検知信号がCPU80へ送ら
れる。CPU80はこれらの検知信号を受けると、クラ
ッチ駆動ソレノイド72をオンさせる。クラッチ駆動ソ
レノイド72がオンすると、アクチュエータ70が初期
位置から回動してその先端がスプリングクラッチ66の
ストッパ66a、66bから離間する。これによりスプ
リングクラッチ66がオン状態となる。その結果、カム
駆動モータ69の回転力が蛇行修正軸65に伝達され、
蛇行修正カム64が180度回転して上死点から下死点
へ移動する。ここで、蛇行修正カム64が上死点からわ
ずかに移動したときには検知スイッチ74bおよび用紙
端部検知センサ75bがそれぞれオフする。CPU80
はこれらオフ信号を受けると、クラッチ駆動ソレノイド
72に対してオフ信号を送り、停止させる。これにより
アクチュエータ70がスプリング71の弾性力により復
帰し、スプリングクラッチ66がオフ(断)の状態とな
る。以上の動作に伴い中間転写ベルト12はB方向とは
逆方向に方向転換される。この方向転換時において蛇行
修正ローラ40の一端はカムフォロア62により蛇行修
正カム64のカム面に沿って移動しようとするが、蛇行
修正ローラ40の中心f1 は楕円カム76の楕円状のカ
ム面76aにより動きが規制されるため、前述のように
楕円軌跡を描く。このため中間転写ベルト12の張力は
変化せず、伸縮が生ずることはない。
【0031】続いて、蛇行修正カム64が下死点の位置
になると、カム73aの凸部が上方に移動して検知スイ
ッチ74aがオンするとともに、用紙端部検知センサ7
5aがオンし、それらの検知信号がCPU80へ送られ
る。これら検知信号を受けるとCPU80はクラッチ駆
動ソレノイド72を再びオンさせ、スプリングクラッチ
66をオン状態とする。その結果、カム駆動モータ69
の回転力が蛇行修正軸65に伝達され、蛇行修正カム6
4が下死点から上死点へ移動する。ここで、上記と同様
に、蛇行修正カム64が下死点からわずかに移動したと
きには検知スイッチ74aおよび用紙端部検知センサ7
5aがオフする。CPU80はこれらオフ信号を受ける
と、クラッチ駆動ソレノイド72に対してオフ信号を送
り、停止させる。これによりアクチュエータ70がスプ
リング71の弾性力により復帰し、スプリングクラッチ
66がオフ(断)の状態となる。以上の動作に伴い中間
転写ベルト12は再び図に示すB方向に方向転換され
る。この方向転換時においても、蛇行修正ローラ40の
中心f1 は楕円カム76のカム面76aにより動きが規
制されるため、前述のように楕円軌跡を描く。このため
中間転写ベルト12の張力は変化せず、伸縮が生ずるこ
とはない。
【0032】以下、同様の動作を繰り返すが、蛇行方向
が転換されるときには、いずれの方向に転換される場合
にも中間転写ベルト12が伸縮することがなく、色ずれ
が生ずることがなくなる。
【0033】なお、上記実施例においては中間転写ベル
ト12の蛇行制御をCPU80による制御で行うように
したが、図5に表すようなリレー回路より構成してもよ
い。すなわち、直流電源90の正側端子と負側端子との
間に、用紙端部検知センサ75aとリレーK1と検知ス
イッチ74aとの直列回路を接続するとともに、用紙端
部検知センサ75aに対して並列にリレーK1の接点
(常開接点)K1−1Aを接続する。同じく、直流電源
90の正側端子と負側端子との間に用紙端部検知センサ
75bとリレーK2と検知スイッチ74bとの直列回路
を接続するとともに、用紙端部検知センサ75bに対し
て並列にリレーK2の接点(常開接点)K2−1Aを接
続する。さらに、直流電源90の正側端子と負側端子と
の間に、リレーK1の接点(常開接点)K1−2Aおよ
びリレーK2の接点(常開接点)K2−2Aとの並列回
路とクラッチ駆動ソレノイド72とを直列に接続する。
【0034】このリレー回路では、中間転写ベルト12
が図1においてB方向に一定量寄りベルト端部検知セン
サ75bがオンすると、検知スイッチ74bはすでにオ
ン状態になっているので、リレーK2が励磁され、接点
K2−1A、K2−2Aがそれぞれ閉状態となり、自己
保持回路を形成するとともにクラッチ駆動ソレノイド7
2がオンする。クラッチ駆動ソレノイド72がオンする
と、前述のようにアクチュエータ70が回動し、これに
よりスプリングクラッチ66が作動してカム駆動モータ
69の回転力が蛇行修正軸65に伝達され、蛇行修正カ
ム64が上死点から下死点へ移動する。蛇行修正カム6
4が上死点からわずかに移動したときには、検知スイッ
チ74bがオフすることにより上記自己保持回路は解除
され、クラッチ駆動ソレノイド72がオフするととも
に、アクチュエータ70が初期位置に戻る。蛇行修正カ
ム64が下死点になると、カム73aの凸部が上方に移
動して検知スイッチ74aがオンとなり、ベルト端部検
知センサ75aがオンでリレーK1励磁の準備が整う。
次に、ベルトがBと反対方向に移動して75aをオンす
るとリレーK1が励磁され、リレーK2の場合と同様の
動作を行いカム64は下死点へ回動する。以後、の動作
が繰り返され、ベルトの蛇行は一定の範囲内に収まる。
これによりリレーK1が励磁され、接点K1−1A、K
1−2Aがそれぞれ閉状態となり、自己保持回路を形成
するとともにクラッチ駆動ソレノイド72がオンする。
これによりアクチュエータ70が回動し、スプリングク
ラッチ66がオンする。したがってカム駆動モータ69
の回転力が蛇行修正軸65に伝達され、蛇行修正カム6
4が下死点から上死点へ移動する。以下、同様の動作を
繰り返すが、この回路においても、蛇行補正ローラ40
の中心f1 は楕円カム76の楕円状のカム面76aによ
り動きが規制されるため、楕円軌跡を描く。このため中
間転写ベルト12の張力は変化がなく、伸縮が生ずるこ
とはない。
【0035】以上実施例を挙げて本発明を説明したが、
本発明は上記実施例に限定するものではなく、その要旨
を変更しない範囲で種々変更可能である。たとえば上記
実施例においては、無端ベルトを中間転写ベルトとして
説明したが、その他定着器に用いられる定着ベルトや、
感光体ベルト、用紙の静電吸着ベルト等にも適用できる
ことは勿論である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像形成装
置によれば、蛇行修正手段による蛇行修正時において無
端ベルトの張力変化の発生を防止するための張力変化防
止手段を設けるようにしたので、無端ベルトの伸縮を防
止し色ずれ等の弊害を防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る画像形成装置の蛇行
修正部の構成を表す斜視図である。
【図2】 図1の画像形成装置における張力変化を防止
するための原理について説明するための図である。
【図3】 楕円カムの形状を表す正面図である。
【図4】 図1の画像形成装置における制御部の構成を
表すブロック図である。
【図5】 本発明の他の実施例に係る制御回路の構成図
である。
【図6】 画像形成装置全体の構成を表す図である。
【符号の説明】
11…画像形成装置、12…中間転写ベルト、32、3
8…ローラ、40…蛇行修正ローラ、60…蛇行修正機
構、62、63…カムフォロア、64…蛇行修正カム、
65…蛇行修正軸、66…スプリングクラッチ、69…
カム駆動モータ、72…クラッチ駆動ソレノイド、74
a、74b…検知スイッチ、75a、75b…用紙端部
検知センサ、76…楕円カム
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/20 21/00 119

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端ベルトと、 この無端ベルトに所定の張力を付与して回転駆動させる
    回転駆動手段と、 前記無端ベルトの蛇行状態を修正する蛇行修正手段と、 この蛇行修正手段による蛇行修正時に前記無端ベルトに
    おける張力変化の発生を防止する張力変化防止手段とを
    備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 無端ベルトと、 第1のローラおよびこの第1ローラと同じ外径を有する
    第2のローラを含み、 前記無端ベルトに所定の張力を付与して回転駆動させる
    回転駆動手段と、 前記第1のローラと第2のローラとの間に配設されると
    ともにこれらローラと同じ外径を有する蛇行修正ロー
    ラ、およびこの蛇行修正ローラを前記無端ベルトの蛇行
    状態に応じて揺動駆動させる揺動駆動機構を有する蛇行
    修正手段と、 前記蛇行修正ローラの移動を前記第1のローラおよび第
    2のローラの各中心部を楕円の焦点とする軌跡を描くよ
    うに規制し、前記蛇行修正手段による蛇行修正時に前記
    無端ベルトにおける張力変化の発生を防止する張力変化
    防止手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP4130211A 1992-04-23 1992-04-23 画像形成装置 Pending JPH05301651A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4130211A JPH05301651A (ja) 1992-04-23 1992-04-23 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4130211A JPH05301651A (ja) 1992-04-23 1992-04-23 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05301651A true JPH05301651A (ja) 1993-11-16

Family

ID=15028751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4130211A Pending JPH05301651A (ja) 1992-04-23 1992-04-23 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05301651A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002020273A1 (fr) * 2000-09-04 2002-03-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de formation d'images et gabarit de montage pour courroie intermediaire d'impression
JP2007017757A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Ricoh Printing Systems Ltd フィルム駆動装置ならびにそれを用いた画像形成装置
EP1890198A1 (en) 2006-08-18 2008-02-20 Konica Minolta Holdings, Inc. Belt Conveying Device, Image Forming Apparatus Provided Therewith And Adjustment Method Of Belt Skew Controller In Belt Conveyance Device
JP2008158084A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Sharp Corp ベルト転写装置
US8023872B2 (en) 2007-04-27 2011-09-20 Ricoh Company, Ltd. Belt device and image forming apparatus
JP2014211612A (ja) * 2012-09-27 2014-11-13 株式会社リコー ベルト制御装置、ローラユニット、および画像形成装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002020273A1 (fr) * 2000-09-04 2002-03-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de formation d'images et gabarit de montage pour courroie intermediaire d'impression
US6937259B2 (en) 2000-09-04 2005-08-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image forming device and recording intermediate belt mounting jig
JP2007017757A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Ricoh Printing Systems Ltd フィルム駆動装置ならびにそれを用いた画像形成装置
DE102006030181B4 (de) * 2005-07-08 2012-12-27 Ricoh Co., Ltd. Bandantriebsvorrichtung für eine Bilderzeugungsvorrichtung und Bilderzeugungsvorrichtung, die diese verwendet
EP1890198A1 (en) 2006-08-18 2008-02-20 Konica Minolta Holdings, Inc. Belt Conveying Device, Image Forming Apparatus Provided Therewith And Adjustment Method Of Belt Skew Controller In Belt Conveyance Device
US7416074B2 (en) 2006-08-18 2008-08-26 Konica Minolta Holdings, Inc. Belt conveying device, image forming apparatus provided therewith and adjustment method of belt skew controller in belt conveyance device
JP2008158084A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Sharp Corp ベルト転写装置
US8023872B2 (en) 2007-04-27 2011-09-20 Ricoh Company, Ltd. Belt device and image forming apparatus
JP2014211612A (ja) * 2012-09-27 2014-11-13 株式会社リコー ベルト制御装置、ローラユニット、および画像形成装置
US9561912B2 (en) 2012-09-27 2017-02-07 Ricoh Company, Ltd. Belt tracking system, multi-roller assembly and image forming apparatus employing same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5933697A (en) Image forming apparatus with curl generating means
JP3805269B2 (ja) シート案内装置及び該装置を備えた画像形成装置
JP4820737B2 (ja) 画像形成装置
CN101968617A (zh) 环状部件驱动装置及图像形成装置
JP2008064891A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
US8577269B2 (en) Image forming apparatus
JP4125409B2 (ja) 画像形成装置およびベルト搬送装置
JPH05301651A (ja) 画像形成装置
JP3919589B2 (ja) ベルト蛇行補正装置及び画像形成装置
US6539194B2 (en) Image forming apparatus including transfer belt having first and second image transfer surface planes arranged at an angle, and plural image bearing members facing same
JP2000066475A (ja) 画像形成装置
JPH07140740A (ja) 画像形成装置
JP2001312154A (ja) 画像形成装置
JP2004054120A (ja) 画像形成装置
JPH05301652A (ja) 画像形成装置
JP4343499B2 (ja) 多色画像形成装置および多色画像形成方法
US6356733B1 (en) Image forming apparatus, image forming method and paper transferring apparatus
JP2019174737A (ja) 画像形成装置
JP2006072102A (ja) 画像形成装置
JP2000321838A (ja) 画像形成装置
JP2010169921A (ja) ベルト搬送装置およびそれを用いた画像形成装置
JP3877258B2 (ja) 画像形成装置
JP4018887B2 (ja) 両面印刷記録装置
JP2002287561A (ja) べルト定着装置
JP2007015857A (ja) 画像形成装置