JPH0529628U - リーマ - Google Patents

リーマ

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Publication number
JPH0529628U
JPH0529628U JP7807191U JP7807191U JPH0529628U JP H0529628 U JPH0529628 U JP H0529628U JP 7807191 U JP7807191 U JP 7807191U JP 7807191 U JP7807191 U JP 7807191U JP H0529628 U JPH0529628 U JP H0529628U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
reamer
cutting
round land
cutting edge
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7807191U
Other languages
English (en)
Inventor
武司 小野
Original Assignee
三菱自動車工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三菱自動車工業株式会社 filed Critical 三菱自動車工業株式会社
Priority to JP7807191U priority Critical patent/JPH0529628U/ja
Publication of JPH0529628U publication Critical patent/JPH0529628U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工具としての寿命を向上させることができる
構造にする。 【構成】 丸ランド刃5の刃先当り部5aを切刃4の刃
先食付部4bよりも寸法tだけ後退させて設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車のシリンダヘッドバルブガイド穴等を仕上げ加工する ために使用されるリーマに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
シリンダヘッドバルブガイド穴等は、最初にドリルで小径の穴をあけておき、 次いで穴の内面をリーマで切削して精密に仕上げている。
【0003】 図3は、一般的なリーマ1の構成を示すもので、大きくは刃部2とシャンク3 とで一本の棒状に形成されている。 また、刃部2は、図4に図3のA−A線に沿う拡大縦断側面図として示すよう に、周面には複数の刃が略等間で設けられている。なお、この刃の数は、自由に 選択されるが、この実施例では6つ設けられている。このうち、4つの刃は切刃 4で、残りの2つの刃は丸ランド刃5として形成されており、この2つの丸ラン ド刃5は2つの切刃4を越える毎に設けられている。
【0004】 さらに詳述すると、上記切刃4は、切刃逃げ角θ1を略20度に設定して、刃 先4aを鋭利な状態にして形成されている。これに対して、丸ランド刃5は切刃 逃げ角を持たずに作られ、刃先当り部5aが周面の曲率に略一致して形成されて いる。 また、図5に示すように、切刃4の刃先食付部4bと丸ランド刃5の刃先当り 部5aとは、先端から略等しい寸法Tの位置に形成されている。
【0005】 図6および図7は、このように形成されたリーマ1の動作状態を概略的に示す ものである。 すなわち、このリーマ1は、ドリル等であけられた穴内をさらに切削して切り 上げるのに穴内に挿入されると、切刃4の刃先食付部4bが穴の内面6(図6参 照)に食い込みリードされ、次いで切刃4で切削が行われる。図6は、この状態 を示しており、符号7aは切刃4で切削された切りカスである。また、切刃4で 切削された後からは、図7に示すように、丸ランド刃5の刃先当り部5aが内 面6に当接し、次いで丸ランド刃5の刃先全体が内面6に圧接されて押し潰し加 工、すなわちバニシングされ、さらに面仕上げを行っている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
このように、リーマ1では、切刃4が仕上げ切削した後、この仕上げ切削され た面をさらに丸ランド刃5の圧接でバニシングして最終仕上げするように機能さ せている。しかしながら、切刃4の刃先食付部4bと丸ランド刃5の刃先当り部 5aとは、リーマ1の先端から距離をTとし、両方略等しく形成されているので 、実際には丸ランド刃5の刃先当り部5aが切刃としても使用されている。図7 は、その状態を示しており、符号7bで示す部分は切削された切りカスである。 このため、丸ランド刃5に対する摩擦負荷が大きくなり折損し易い。これは、例 えば直径5ミリメートル(mm)程度のシリンダヘッドバルブガイド穴を仕上げ加工 する場合に、一本のリーマ1では約360個程度の穴しか加工することができず 、工具寿命が短いと言う問題点があった。
【0007】 本考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は工具としての 寿命を向上させることができる構造にしたリーマを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案に係るリーマは、同一の刃部に複数の切刃と丸 ランド刃とを設けたものであって、前記丸ランド刃の刃先当り部を前記切刃の刃 先食付部よりも後退させて設けたものである。
【0009】
【作用】
この構成によれば、丸ランド刃の刃先当り部は、切刃の刃先食付部よりも後退 させて設けているので、丸ランド刃は切刃が削り取った後をバニシングするだけ で切削としてはほとんど使用されることがない。このため、丸ランド刃に加わる 全体の摩擦負荷が小さくなる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を用いて詳細に説明する。 図1は本考案の一実施例に係るリーマの要部構造を示すもので、図3に示した リーマ1の刃部2に相当する部分を示している。また、この実施例におけるリー マ11は、刃部2とシャンク(不図示)とでなり、基本構造は図3乃至図7に示 した従来のリーマ1と同じである。また、刃部2の周面に複数(本実施例では6 つ)の刃が略等間で設けられている点や、このうち4つの刃は切刃4で、残りの 2つの刃は丸ランド刃5として形成されていて、この2つの丸ランド刃5は2つ の切刃4を越えた毎に設けられている点も同じである。したがって、図3乃至図 7に示した従来のリーマ1と対応する部分は同じ符号を付けて重複説明は省略す る。
【0011】 そして、図3乃至図7に示した従来のリーマ1と、図1に示す本考案のリーマ 11とで大きく異なる点は、丸ランド刃5の刃先当り部5aを切刃4の刃先食付 部4bより後退させて設けたことにある。すなわち、図2に示すように、リーマ 11の先端から切刃4の刃先食付部4bまでの寸法をTとすると、リーマ11の 先端から丸ランド刃5の刃先当り部5aまでの寸法は(T+t)で形成されてい る。なお、図2中の角度θは、リーマ11の先端から切刃4の刃先食付部4b、 およびリーマ11の先端から刃先当り部5aまでの逃げとして形成された傾きで あり、この角度θは切刃4および丸ランド刃5と共に同じで、約45度に設定し ている。
【0012】 したがって、このように形成されたリーマ11では、ドリル等であけられた穴 内をさらに切削して仕上げるために穴内に挿入されると、丸ランド刃5の刃先当 り部5aは切刃4の刃先食付部4bよりも寸法tだけ後退しているので、刃先食 付部4bが穴の内面を削り取った後から圧接されてバニシングするだけになる。 このため、丸ランド刃5に加わる全体の摩擦負荷が小さくなり、丸ランド刃5の 折損を少なくし、工具としての寿命を向上させることができる。
【0013】 なお、本件出願人の実験によれば、上記直径5ミリメートル程度のシリンダヘ ッドバルブガイド穴を仕上げ加工する場合に、切刃4の刃先食付部4bに対して 丸ランド刃5の刃先当り部5aを約0.2ミリメートル程後退させた構造では、一 本のリーマ11で穴を約900個程度加工しても折損を生ずることなく使用する ことができ、従来のリーマ1が約360個程度であったのに対して約3倍程寿命 を延ばすことができた。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したとおり、本考案に係るリーマは、丸ランド刃の刃先当り部は切刃 の刃先食付部よりも後退させて設けているので、丸ランド刃は切刃が削り取った 後をバニシングするだけで切削としてはほとんど使用されることがない。このた め、丸ランド刃に加わる全体の摩擦負荷が小さくなり、折損を防止し、寿命を向 上させることができる等の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るリーマの要部構造斜視図である。
【図2】図1に示した同上リーマにおける切刃の刃先食
付部と丸ランド刃の刃先当り部との関係を説明するため
の図である。
【図3】一般的なリーマの概略全体構成図である。
【図4】図3のA−A線に沿う縦断拡大側面図である。
【図5】従来のリーマの要部構成斜視図である。
【図6】従来のリーマにおける切刃の動作説明図であ
る。
【図7】従来のリーマにおける丸ランド刃の動作説明図
である。
【符号の説明】
1 リーマ 2 刃部 3 シャンク 4 切刃 4b 刃先食付部 5 丸ランド刃 5a 刃先当り部 11 リーマ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一の刃部に複数の切刃と丸ランド刃とを
    設けたリーマにおいて、前記丸ランド刃の刃先当り部を
    前記切刃の刃先食付部よりも後退させて設けてなること
    を特徴とするリーマ。
JP7807191U 1991-09-26 1991-09-26 リーマ Withdrawn JPH0529628U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7807191U JPH0529628U (ja) 1991-09-26 1991-09-26 リーマ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7807191U JPH0529628U (ja) 1991-09-26 1991-09-26 リーマ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0529628U true JPH0529628U (ja) 1993-04-20

Family

ID=13651615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7807191U Withdrawn JPH0529628U (ja) 1991-09-26 1991-09-26 リーマ

Country Status (1)

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JP (1) JPH0529628U (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19951130