JPH0529598Y2 - - Google Patents

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JPH0529598Y2
JPH0529598Y2 JP1987131851U JP13185187U JPH0529598Y2 JP H0529598 Y2 JPH0529598 Y2 JP H0529598Y2 JP 1987131851 U JP1987131851 U JP 1987131851U JP 13185187 U JP13185187 U JP 13185187U JP H0529598 Y2 JPH0529598 Y2 JP H0529598Y2
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JP
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pipe
joint
underwater sound
short
flange
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はポンプなどの流体機械によつて発生す
る水中音の消音器の改良に関する。
[従来の技術] ポンプなどの流体機械が水のごとき液体を対象
として使用する場合には、羽根車の回転やピスト
ンなどの往復動によつて生ずる脈動が水中音とし
て配管中の流体を伝わり、騒音問題を生ずること
が多い。
この水中音を低減するために、従来、種々の水
中音消音器が提案されている。例えば第1図はそ
うした消音器の一例であり、実公昭56−50090号
に開示されているものである。
この消音器は、配管7に該配管の口径より大き
な内径のゴム状弾性体からなる短管8を接続した
ものであるが、この場合、消音器の配管における
取り付け位置によつて消音効果が左右される問題
があつた。すなわち、消音器が水中音の定在波の
腹の位置にあるときは良好な消音効果が得られる
反面、消音器が定在波の節にあるときは消音効果
が全く得られぬため、配管の中の水中音を定在波
の分布状態により消音器の消音効果が左右される
という問題があつた。そのため十分な効果を得る
ためには、短管8の内径を配管7の内径の少なく
とも2倍以上とする必要があつた。そのため水中
消音器の寸法および重量が大きくなり、価格も高
く、施工も容易でなかつた。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は、消音器の内部の構造を改良すること
により、短管と配管との口径比が小さくとも安定
した消音効果を有し、寸法も小さく、価格も安い
水中消音器を提供することを技術的課題とするも
のである。
[問題点を解決するための手段] 空気音の消音器においては、膨張形消音器の消
音効果の周波数特性を改善するのに、第2図の如
く、膨張管9内部に外部配管10と同径の挿入管
11を設けることが有効であることが知られてい
る。
水中音においても膨張管による消音効果は空気
音と同様に現れるが、水中音の場合、水中音速は
管の材質に大きく依存し、剛性の高い鋼管中は音
速は大きく、ゴムなどの剛性の低い管中は音速は
小さい。この事実により、空気消音器の設計理論
をそのまま水中消音器に適用することはできな
い。
本考案者は、種々検討の結果、両端につば部を
有するゴム状弾性体からなる短管と、該短管の両
つば部のそれぞれに係合されるフランジと、該短
管の両端にそれぞれ当接される、外部配管との接
続手段を有する継手とからなり、該継手には該短
管中に挿入される、外部配管と同口径でかつ長さ
が該短管の長さの20〜30%の突出管を設け、該継
手と該フランジとの間に該短管のつば部を挟持し
ねじにより該継手と該フランジを緊結することに
より該短管を水密に固定してなる水中音消音器を
完成することによつて前記技術的課題を達成し
た。
[実施例] 以下、図面を用いて説明する。
第3図は本考案の第1の実施例を示す縦断面説
明図であるが、継手4の一面に一体に突出管5を
設け、継手4の他の面には、外部配管に固定する
ためのねじ穴12を有している。該継手4は、柔
軟な樹脂またはゴム状弾性体からなり両端につば
部1を有する短管2の両側に、該突出管5が対向
するように配置され、該短管2のつば部1に係合
されたフランジ3を介してねじ13により該短管
2と水密に固定される。また該突出管5の長さは
該短管2の長さのほぼ4分の1である。該継手4
は鋳鉄などで製作すれば極めて容易かつ安価に製
作できる。
また第4図は第2の実施例を示す縦断面説明図
であつて、継手4aの外面に、外部配管をねじこ
み固定するためのめねじ14を設けたものであ
る。
また第5図は第3の実施例を示す縦断面説明図
であつて、独立した突出管5bであつて、その一
端にはつば部15を有しており、これを継手4b
と短管2bの間にはさみこんで固定するものであ
る。この構造により継手4bとフランジ3bのね
じ13aを取り外すだけで短管2bを取り出すこ
とができるので、短管2bの点検や交換のための
分解が容易である。
また第6図は第4の実施例を示す縦断面説明図
であり、一端につば部15aを有する突出管5c
を継手4cにねじ16で固定するものである。
[考案の効果] 第7図は本考案の水中音消音器において、突出
管の長さを種々変えた時の効果を測定したもので
ある。すなわち、第8図のごとく、鉛直に立てた
鋼管17に水を満たし、底部に水中スピーカー1
8を置き白色雑音を発生せしめ、水面近傍に水中
マイクロホン19を置いて、消音器20より音響
的下流側の水中音を測定したものである。第7図
aは消音器を取り付けない時の水中音スペクトラ
ム、第7図bは突出管のない消音器を取り付けた
時の水中音スペクトラム、第7図cは音響的上流
側に短管長さの4分の1、音響的下流側に短管長
さの4分の1の突出管をそれぞれ設けた場合の水
中音スペクトラム、第7図dは音響的上流側に短
管長さの2分の1、音響的下流側に短管長さの4
分の1の突出管をそれぞれ設けた場合の水中音ス
ペクトラムである。これらの結果より短管長さの
4分の1の長さの突出管を両側に有するものが最
も消音性能が優れていることがわかる。その他の
場合は透過する周波数帯域が現れている。これは
鋼管17内の水柱に生ずる定在波による共鳴現象
によるものである。鋼管の中に満たされた水の中
では、水中スピーカーから発生した水中音は、消
音器を通過して水面に達し、反射されて管内に定
在波が生ずる。このときの水中音は白色雑音なの
で、幅広い周波数成分と幅広い波長成分を含んで
いるため、消音器の位置に水中音の定在波の節が
一致する周波数が存在する。従来の消音器の場合
は、その周波数では消音効果が無いので、水中音
が透過するのである。一方、短管長さの4分の1
の突出管を両側に設けた本考案の水中音消音器で
は、透過する有害な周波数帯域がなく、したがつ
て水中消音器の取り付け位置に関わりなく消音効
果を有することがわかる。
本測定に用いた本考案の水中音消音器の外部配
管と短管の口径比は1.4倍程度であり、従来に比
べて小形でありながら十分な効果が得られてい
る。
また短管は柔軟な樹脂またはゴム状弾性体から
なるので、配管の振動も吸収することができ、防
振継手としても使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の水中音消音器の構造を示した縦
断面説明図。第2図は従来の空気音用膨張形消音
器の構造を示した縦断面説明図。第3図から第6
図は本考案の実施例を示す縦断面説明図である。
第7図a〜dは本考案の効果を説明するための水
中音スペクトラム図であり、第8図は水中音測定
に用いた試験装置の概略説明図である。 第1図から第6図および第8図において、2は
短管、3はフランジ、4は継手、5は突出管、1
3はねじ、15は突出管のつば部、16はねじ、
18は水中スピーカー、19は水中マイクロホ
ン、20は消音器、21は雑音発生器、22は周
波数分析器である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 両端につば部を有するゴム状弾性体からなる
    短管と、該短管の両つば部のそれぞれに係合さ
    れるフランジと、該短管の両端にそれぞれ当接
    される、外部配管との接続手段を有する継手と
    からなり、該継手には該短管中に挿入される、
    外部配管と同口径でかつ長さが該短管の長さの
    20〜30%の突出管を設け、該継手と該フランジ
    との間に該短管のつば部を挟持し、ねじにより
    該継手と該フランジを緊結することにより該短
    管を水密に固定してなる水中音消音器。 (2) 前記突出管が前記継手と一体に設けられてい
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の水中音
    消音器。 (3) 前記突出管が端部につば部を有し、前記継手
    と前記短管の間に挾持されて固定されている実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の水中音消音
    器。 (4) 前記突出管が端部につば部を有し、前記継手
    にねじ固定されている実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の水中音消音器。
JP1987131851U 1987-08-29 1987-08-29 Expired - Lifetime JPH0529598Y2 (ja)

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JPS6436792U JPS6436792U (ja) 1989-03-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014190569A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Noritz Corp 温水装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59174489U (ja) * 1983-05-10 1984-11-21 豊田工機株式会社 圧力流体供給ホ−ス

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JP2014190569A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Noritz Corp 温水装置

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