JPH05295700A - エンボス紙の製造法 - Google Patents
エンボス紙の製造法Info
- Publication number
- JPH05295700A JPH05295700A JP12413292A JP12413292A JPH05295700A JP H05295700 A JPH05295700 A JP H05295700A JP 12413292 A JP12413292 A JP 12413292A JP 12413292 A JP12413292 A JP 12413292A JP H05295700 A JPH05295700 A JP H05295700A
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- JP
- Japan
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- paper
- roller
- embossing
- embossed
- backing
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- Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 凹凸が深く、鮮明で、壁等に貼っても凹凸が
変化しずらいエンボス紙を得る。 【構成】 長尺ロール状の表紙と長尺ロール状の裏紙と
を使用し、型押しローラによる型押し前に、表紙の下面
と裏紙の上面とのいずれか一方または双方に糊材を塗布
し、上記表紙と裏紙とを型押しローラにより貼り合わせ
ながら連続的に型押しして、次いで乾燥手段部内を通過
させて貼り合わせ用の糊材を急速乾燥するようになす。
変化しずらいエンボス紙を得る。 【構成】 長尺ロール状の表紙と長尺ロール状の裏紙と
を使用し、型押しローラによる型押し前に、表紙の下面
と裏紙の上面とのいずれか一方または双方に糊材を塗布
し、上記表紙と裏紙とを型押しローラにより貼り合わせ
ながら連続的に型押しして、次いで乾燥手段部内を通過
させて貼り合わせ用の糊材を急速乾燥するようになす。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はエンボス紙の製造法に関
する物で、特に壁紙、襖紙等の糊付けする目的に使用さ
れるのに適したエンボス紙の製造法も関するものであ
る。
する物で、特に壁紙、襖紙等の糊付けする目的に使用さ
れるのに適したエンボス紙の製造法も関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、長尺な紙を圧接回転する雄型ロー
ラと雌型ローラとからなる型押しローラの間を通して型
押しするようになしたエンボス紙の製造法が知られてい
る。
ラと雌型ローラとからなる型押しローラの間を通して型
押しするようになしたエンボス紙の製造法が知られてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来法
は、なかなか凹凸が鮮明に表すことが困難であるという
課題と、得られたエンボス紙を壁面等に貼付すると、貼
付用の糊材の性質にもよるが、一般的には貼付用の糊材
が乾燥する工程で形成した凹凸が伸びて平らになる傾向
を有し、貼付した後も鮮明で大きな凹凸を有するエンボ
ス紙を得ることが困難であるという課題を有していた。
は、なかなか凹凸が鮮明に表すことが困難であるという
課題と、得られたエンボス紙を壁面等に貼付すると、貼
付用の糊材の性質にもよるが、一般的には貼付用の糊材
が乾燥する工程で形成した凹凸が伸びて平らになる傾向
を有し、貼付した後も鮮明で大きな凹凸を有するエンボ
ス紙を得ることが困難であるという課題を有していた。
【０００４】そこで、本発明は上記課題を解決すべくな
されたもので、凹凸が大きく鮮明で、何かに貼付しても
凹凸が消えずらいエンボス紙を得ることができるエンボ
ス紙の製造法を提供することを目的としたものである。
されたもので、凹凸が大きく鮮明で、何かに貼付しても
凹凸が消えずらいエンボス紙を得ることができるエンボ
ス紙の製造法を提供することを目的としたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的に沿い、先述
特許請求の範囲を要旨とする本発明の構成は前述課題を
解決するために、長尺な紙を圧接回転する雄型ローラと
雌型ローラとからなる型押しローラの間を通して連続的
に型押しするようになしたエンボス紙の製造法におい
て、長尺ロール状の表紙と長尺ロール状の裏紙とを使用
し、上記型押しローラによる型押し前に、表紙の下面と
裏紙の上面とのいずれか一方または双方に糊材を塗布
し、上記表紙と裏紙とを型押しローラにより貼り合わせ
ながら連続的に型押しして、次いで乾燥手段部内を通過
させて貼り合わせ用の糊材を急速乾燥するようになした
ことを特徴とする技術的手段を講じたものである。
特許請求の範囲を要旨とする本発明の構成は前述課題を
解決するために、長尺な紙を圧接回転する雄型ローラと
雌型ローラとからなる型押しローラの間を通して連続的
に型押しするようになしたエンボス紙の製造法におい
て、長尺ロール状の表紙と長尺ロール状の裏紙とを使用
し、上記型押しローラによる型押し前に、表紙の下面と
裏紙の上面とのいずれか一方または双方に糊材を塗布
し、上記表紙と裏紙とを型押しローラにより貼り合わせ
ながら連続的に型押しして、次いで乾燥手段部内を通過
させて貼り合わせ用の糊材を急速乾燥するようになした
ことを特徴とする技術的手段を講じたものである。
【０００６】
【作用】それ故、本発明は、型押し前に紙（表紙または
裏紙）に糊材を塗布するので、紙が湿潤する作用を呈す
る。
裏紙）に糊材を塗布するので、紙が湿潤する作用を呈す
る。
【０００７】そして、糊材を塗布して湿潤した紙は、次
に表紙と裏紙とが貼り合わされ型押しローラで型押しさ
れるが、湿潤した紙は変形し易く、凹凸が大きい型押し
も、細かい型押しも可能となる作用を呈する。
に表紙と裏紙とが貼り合わされ型押しローラで型押しさ
れるが、湿潤した紙は変形し易く、凹凸が大きい型押し
も、細かい型押しも可能となる作用を呈する。
【０００８】なお、湿潤した紙は膨潤もして伸びてお
り、これが乾燥すると伸びていた分が縮小する性質を有
する。したがって、型押しによって形成した凹凸はこの
縮小でより誇張される。しかし、単に自然乾燥すると、
乾燥時に紙に加わる外力、たとえば引っ張り力や巻き取
った際の押し潰し力でかえって、湿潤したことによる変
形し易さに勝って、型押しによる凹凸は潰れることの方
が多くなるが、本発明は急速乾燥を行うため、この乾燥
により、紙の縮小による凹凸強調作用と、その固定作用
を利用できることになる。
り、これが乾燥すると伸びていた分が縮小する性質を有
する。したがって、型押しによって形成した凹凸はこの
縮小でより誇張される。しかし、単に自然乾燥すると、
乾燥時に紙に加わる外力、たとえば引っ張り力や巻き取
った際の押し潰し力でかえって、湿潤したことによる変
形し易さに勝って、型押しによる凹凸は潰れることの方
が多くなるが、本発明は急速乾燥を行うため、この乾燥
により、紙の縮小による凹凸強調作用と、その固定作用
を利用できることになる。
【０００９】また、本発明によって得られるエンボス紙
は、図２に示されるごとく表紙１と裏紙２との間に糊層
３が介在され、凸部４と凹部５とが形成されるため、こ
の糊層３が凹凸を保持する作用を呈するものである。
は、図２に示されるごとく表紙１と裏紙２との間に糊層
３が介在され、凸部４と凹部５とが形成されるため、こ
の糊層３が凹凸を保持する作用を呈するものである。
【００１０】
【実施例】次に、本発明を図を参照して詳細に説明す
る。まず、本発明は長尺な紙を圧接回転する雄型ローラ
と雌型ローラとからなる型押しローラの間を通して連続
的に型押しするのは従来と同じである。
る。まず、本発明は長尺な紙を圧接回転する雄型ローラ
と雌型ローラとからなる型押しローラの間を通して連続
的に型押しするのは従来と同じである。
【００１１】上記型押しローラとしては、「図１」に示
すごとき装置が使用でき、図中、１０が本発明法に使用
される型押しローラ、１１がその機枠で、この機枠１１
には雌型ローラ１２が回転可能に配設され、この雌型ロ
ーラ１２の上には雄型ローラ１３が垂直レール１４にそ
の軸受部１３ａが摺動可能に連結されて昇降可能に、か
つ平行状態に搭載され、この雌型ローラ１２と雄型ロー
ラ１３と後述する押圧ローラ１５とは図では省略した駆
動源により接動方向に回転するようになしている。な
お、図示例では下方を雌型ローラ１２、上方を雄型ロー
ラ１３としているが、この上下は逆にしても良いのは無
論である。
すごとき装置が使用でき、図中、１０が本発明法に使用
される型押しローラ、１１がその機枠で、この機枠１１
には雌型ローラ１２が回転可能に配設され、この雌型ロ
ーラ１２の上には雄型ローラ１３が垂直レール１４にそ
の軸受部１３ａが摺動可能に連結されて昇降可能に、か
つ平行状態に搭載され、この雌型ローラ１２と雄型ロー
ラ１３と後述する押圧ローラ１５とは図では省略した駆
動源により接動方向に回転するようになしている。な
お、図示例では下方を雌型ローラ１２、上方を雄型ロー
ラ１３としているが、この上下は逆にしても良いのは無
論である。
【００１２】上記雌型ローラ１２はローラ表面にエンボ
ス面を得るための凸部が形成され、雄型ローラ１３には
この凸部が適合する凹部が形成されているのも、さら
に、この雌型ローラ１２と雄型ローラ１３との間を紙が
連続的に進行して凹凸面を形成するのも従来と同じであ
る。
ス面を得るための凸部が形成され、雄型ローラ１３には
この凸部が適合する凹部が形成されているのも、さら
に、この雌型ローラ１２と雄型ローラ１３との間を紙が
連続的に進行して凹凸面を形成するのも従来と同じであ
る。
【００１３】なお、図示した型押しローラ１０は、雄型
ローラ１３の上に押圧ローラ１５が搭載されており、こ
の押圧ローラ１５の軸受部１５ａは雄型ローラ１３と同
様に垂直レール１４に摺動可能に連結されて昇降可能と
なしてあり、この軸受部１５ａより立設した押棒１６の
上端には中間部を軸１７で枢支したリンク１８の一端に
取付けた押え頃１８ａを乗せ、該リンク１８の他端は、
ハンドル５１によって回動する垂直螺子棒５２に螺合す
る螺進退駒５３に枢着され、該ハンドル５１を回動する
ことで雌型ローラ１２と雄型ローラ１３との押圧力を調
整可能となしてある。
ローラ１３の上に押圧ローラ１５が搭載されており、こ
の押圧ローラ１５の軸受部１５ａは雄型ローラ１３と同
様に垂直レール１４に摺動可能に連結されて昇降可能と
なしてあり、この軸受部１５ａより立設した押棒１６の
上端には中間部を軸１７で枢支したリンク１８の一端に
取付けた押え頃１８ａを乗せ、該リンク１８の他端は、
ハンドル５１によって回動する垂直螺子棒５２に螺合す
る螺進退駒５３に枢着され、該ハンドル５１を回動する
ことで雌型ローラ１２と雄型ローラ１３との押圧力を調
整可能となしてある。
【００１４】そして、従来は上記の型押しローラ１０に
一枚の紙を通していたが、本発明では長尺ロール状の表
紙１と長尺ロール状の裏紙２とを使用し、上記型押しロ
ーラ１０による型押し前に、表紙１の下面と裏紙２の上
面とのいずれか一方または双方に糊材３を塗布する。
一枚の紙を通していたが、本発明では長尺ロール状の表
紙１と長尺ロール状の裏紙２とを使用し、上記型押しロ
ーラ１０による型押し前に、表紙１の下面と裏紙２の上
面とのいずれか一方または双方に糊材３を塗布する。
【００１５】上記表紙１と裏紙２とは、その材質、およ
び性状を特に限定するものではないが、表紙１には繊維
が緻密で薄手の上質紙が、裏紙２には繊維が粗で比較的
厚手で後に他のものに糊付けする関係で吸湿性に富むも
のが適している。
び性状を特に限定するものではないが、表紙１には繊維
が緻密で薄手の上質紙が、裏紙２には繊維が粗で比較的
厚手で後に他のものに糊付けする関係で吸湿性に富むも
のが適している。
【００１６】そして、上記表紙１と裏紙２とはロール状
に巻いた長尺物として用意され、「図１」に示す支承台
２０に夫々保持され、先端か順次巻き戻すことができる
ようになしてある。
に巻いた長尺物として用意され、「図１」に示す支承台
２０に夫々保持され、先端か順次巻き戻すことができる
ようになしてある。
【００１７】また、上記糊材３も特にその材質を特定す
るものではないが、澱粉糊よりは合成糊、特に使用時は
水溶性で固化すると水溶性でなくなるものを使用すると
後に、壁等に張る際に凹凸部が伸びるのを最小にとどめ
ることができて、また、防火材として石灰や、吸水した
高吸水性合成樹脂などを該糊材３に混入して耐火性を高
めておくのも実用的である。
るものではないが、澱粉糊よりは合成糊、特に使用時は
水溶性で固化すると水溶性でなくなるものを使用すると
後に、壁等に張る際に凹凸部が伸びるのを最小にとどめ
ることができて、また、防火材として石灰や、吸水した
高吸水性合成樹脂などを該糊材３に混入して耐火性を高
めておくのも実用的である。
【００１８】なお、この糊材３を塗布するには従来法が
使用でき、図示では３０が塗付装置で、糊槽３１内の糊
を順次ローラ３１ａ，３１ｂ，３１ｃ・・・に移し代え
最終のローラが裏紙２の上面（表紙１の下面、言い換え
ると表紙１の裏面でもよい）に接触しこの裏紙２の反対
側には受ローラ３２を設けてなり、進行する裏紙２に連
続して糊材３を塗布できるようになしてある。
使用でき、図示では３０が塗付装置で、糊槽３１内の糊
を順次ローラ３１ａ，３１ｂ，３１ｃ・・・に移し代え
最終のローラが裏紙２の上面（表紙１の下面、言い換え
ると表紙１の裏面でもよい）に接触しこの裏紙２の反対
側には受ローラ３２を設けてなり、進行する裏紙２に連
続して糊材３を塗布できるようになしてある。
【００１９】なお、図示実施例においては、裏紙２の上
面に糊材３を塗付したが、これは、裏紙２が繊維が粗で
吸水性が大きい紙を使用しているため、糊の付着がよ
く、均一に塗布し易いためであり、さらには、厚手の裏
紙２をまず湿潤させ湿潤による変形し易さ（エンボス加
工性）を向上するためで、表紙１の性状によっては逆に
表紙１の下面に糊材３を塗布したほうがよい場合もあ
り、さらには、糊材３の性状にもよるが双方に糊材３を
塗付して塗付の確実性を計る必要性を有する場合も想定
できる。
面に糊材３を塗付したが、これは、裏紙２が繊維が粗で
吸水性が大きい紙を使用しているため、糊の付着がよ
く、均一に塗布し易いためであり、さらには、厚手の裏
紙２をまず湿潤させ湿潤による変形し易さ（エンボス加
工性）を向上するためで、表紙１の性状によっては逆に
表紙１の下面に糊材３を塗布したほうがよい場合もあ
り、さらには、糊材３の性状にもよるが双方に糊材３を
塗付して塗付の確実性を計る必要性を有する場合も想定
できる。
【００２０】そして、上記表紙１と裏紙２とを型押しロ
ーラ１０により貼り合わせながら連続的に型押しして、
次いで乾燥手段４０部内を通過させて貼り合わせ用の糊
材３を急速乾燥するようになしている。
ーラ１０により貼り合わせながら連続的に型押しして、
次いで乾燥手段４０部内を通過させて貼り合わせ用の糊
材３を急速乾燥するようになしている。
【００２１】本願では、型押しローラ１０により貼り合
わせと型押しとを行うとし、図示例では雌型ローラ１２
と雄型ローラ１３とが該貼り合わせと型押しとを行うよ
うに記載してあるが、この貼り合わせと型押しとは別途
行ってもよく、図示例では案内ローラ１９ａ，１９ｂを
図示例とは異なり圧接してこの案内ローラ１９ａ，１９
ｂで貼り合わせのみを行い、雌型ローラ１２と雄型ロー
ラ１３とはエンボス加工のみを行うようになしてもよい
ばかりか、むしろ早い段階で貼り合わせをして吸湿状態
が均一化されるようになすことが雌型ローラ１２と雄型
ローラ１３で皺を生じないようになすことができて望ま
しいものである。
わせと型押しとを行うとし、図示例では雌型ローラ１２
と雄型ローラ１３とが該貼り合わせと型押しとを行うよ
うに記載してあるが、この貼り合わせと型押しとは別途
行ってもよく、図示例では案内ローラ１９ａ，１９ｂを
図示例とは異なり圧接してこの案内ローラ１９ａ，１９
ｂで貼り合わせのみを行い、雌型ローラ１２と雄型ロー
ラ１３とはエンボス加工のみを行うようになしてもよい
ばかりか、むしろ早い段階で貼り合わせをして吸湿状態
が均一化されるようになすことが雌型ローラ１２と雄型
ローラ１３で皺を生じないようになすことができて望ま
しいものである。
【００２２】また、上記乾燥手段４０は、所謂乾燥トン
ネルが使用でき、糊材３で貼り合わした表紙１と裏紙２
とが、熱源を有したトンネル内を一定の時間で通過する
ようになせばよいが、無論、トンネルを使用せず、直接
赤外線ランプで照射したり、熱風やバーナ火炎を噴射す
るようになしてもよいものである。
ネルが使用でき、糊材３で貼り合わした表紙１と裏紙２
とが、熱源を有したトンネル内を一定の時間で通過する
ようになせばよいが、無論、トンネルを使用せず、直接
赤外線ランプで照射したり、熱風やバーナ火炎を噴射す
るようになしてもよいものである。
【００２３】以上により、本発明法はエンボス紙を得る
ことができるが、得られたエンボス紙は長尺状のままで
ある。そこで、図示実施例はワインダー６０で巻取って
いるが、このワインダーは省略して連続して枚葉切断機
で所定の大きさの枚葉シート状に切断してもよいもので
ある。
ことができるが、得られたエンボス紙は長尺状のままで
ある。そこで、図示実施例はワインダー６０で巻取って
いるが、このワインダーは省略して連続して枚葉切断機
で所定の大きさの枚葉シート状に切断してもよいもので
ある。
【００２４】
【発明の効果】本発明は上記のごときで、糊材３を塗布
することで、表紙１または裏紙２の一方または双方が湿
潤（通常、一方に糊材３を塗布しても張り合せの工程で
双方が湿潤する）し、変形し易くなり、凹凸が大きな、
鮮明なエンボス加工ができるエンボス紙の製造法を提供
することができるものである。
することで、表紙１または裏紙２の一方または双方が湿
潤（通常、一方に糊材３を塗布しても張り合せの工程で
双方が湿潤する）し、変形し易くなり、凹凸が大きな、
鮮明なエンボス加工ができるエンボス紙の製造法を提供
することができるものである。
【００２５】また、本発明は、表紙１と裏紙２とが湿潤
して伸びた状態でエンボス加工し、急速乾燥を行ってい
るので、この乾燥工程で伸びが縮み凹凸がなお一層誇張
されるエンボス紙の製造法を提供することができるもの
である。
して伸びた状態でエンボス加工し、急速乾燥を行ってい
るので、この乾燥工程で伸びが縮み凹凸がなお一層誇張
されるエンボス紙の製造法を提供することができるもの
である。
【００２７】また、本発明法により得られたエンボス紙
は、図２に示されるごとく表紙１と裏紙２との間に糊層
３が介在されるため、この糊層３が凹凸を保持し、後に
裏紙２の下面に糊を塗布して壁等に貼りつける場合、凹
凸が伸びることを最小にとどめるものである。前記にお
いて、糊材に水溶性を有し固化すると水溶性でなくなる
合成糊が望ましいとしたが、特殊な糊材を除き一般的に
程度の差こそあれこのような性質を有するもので、澱粉
糊でも確実に固化した後は難水溶性となり、裏紙２の下
面に糊を塗布して放置しても糊材３の接着性はほとんど
失われず、特にエンボス加工すると凹凸部の縦壁面には
貼り付け用糊が付着しずらいもので、一度固化した糊材
３が付け用糊によって溶けて接着性を低下することはな
く凹凸面を加工時のまま保持できるものである。
は、図２に示されるごとく表紙１と裏紙２との間に糊層
３が介在されるため、この糊層３が凹凸を保持し、後に
裏紙２の下面に糊を塗布して壁等に貼りつける場合、凹
凸が伸びることを最小にとどめるものである。前記にお
いて、糊材に水溶性を有し固化すると水溶性でなくなる
合成糊が望ましいとしたが、特殊な糊材を除き一般的に
程度の差こそあれこのような性質を有するもので、澱粉
糊でも確実に固化した後は難水溶性となり、裏紙２の下
面に糊を塗布して放置しても糊材３の接着性はほとんど
失われず、特にエンボス加工すると凹凸部の縦壁面には
貼り付け用糊が付着しずらいもので、一度固化した糊材
３が付け用糊によって溶けて接着性を低下することはな
く凹凸面を加工時のまま保持できるものである。
【図１】本発明方を実施する一装置例の正面図である。
【図２】本発明方によって得られるエンボス紙の部分拡
大断面図である。
大断面図である。
【符号の説明】 １ 表紙 ２ 裏紙 ３ 糊材 １０ 押しローラ １２ 雌型ローラ １３ 雄型ローラ ４０ 乾燥手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｄ２１Ｈ 27/20 // Ｂ２９Ｃ 59/04 Ｚ 9156−4Ｆ 7199−3Ｂ Ｄ２１Ｈ 5/00 Ａ 7199−3Ｂ Ｂ
Claims (1)
- 【請求項１】 長尺な紙を圧接回転する雄型ローラと雌
型ローラとからなる型押しローラの間を通して連続的に
型押しするようになしたエンボス紙の製造法において、 長尺ロール状の表紙と長尺ロール状の裏紙とを使用し、
上記型押しローラによる型押し前に、表紙の下面と裏紙
の上面とのいずれか一方または双方に糊材を塗布し、 上記表紙と裏紙とを型押しローラにより貼り合わせなが
ら連続的に型押しして、次いで乾燥手段部内を通過させ
て貼り合わせ用の糊材を急速乾燥するようになしたこと
を特徴とするエンボス紙の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12413292A JPH0791800B2 (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | エンボス紙の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12413292A JPH0791800B2 (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | エンボス紙の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05295700A true JPH05295700A (ja) | 1993-11-09 |
| JPH0791800B2 JPH0791800B2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=14877716
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12413292A Expired - Lifetime JPH0791800B2 (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | エンボス紙の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0791800B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000226798A (ja) * | 1999-02-02 | 2000-08-15 | Achilles Corp | 紙壁紙 |
| KR100402415B1 (ko) * | 2000-12-14 | 2003-10-30 | 정래옥 | 교체 페이퍼롤이 장착된 엠보싱필름 제조장치 |
| CN105538784A (zh) * | 2016-01-29 | 2016-05-04 | 苏州华尔美特装饰材料股份有限公司 | 一种易更换的墙纸压花裁切装置 |
| CN105538787A (zh) * | 2016-01-29 | 2016-05-04 | 苏州华尔美特装饰材料股份有限公司 | 一种清洁型墙纸压花裁切装置 |
| CN109334125A (zh) * | 2018-10-23 | 2019-02-15 | 李佳乐 | 一种造纸用涂布、烫金、压纹连续性生产加工工艺 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109760464B (zh) * | 2018-12-29 | 2021-05-07 | 广东博智林机器人有限公司 | 一种墙纸铺贴机器人及墙纸铺贴方法 |
-
1992
- 1992-04-17 JP JP12413292A patent/JPH0791800B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN105538784A (zh) * | 2016-01-29 | 2016-05-04 | 苏州华尔美特装饰材料股份有限公司 | 一种易更换的墙纸压花裁切装置 |
| CN105538787A (zh) * | 2016-01-29 | 2016-05-04 | 苏州华尔美特装饰材料股份有限公司 | 一种清洁型墙纸压花裁切装置 |
| CN109334125A (zh) * | 2018-10-23 | 2019-02-15 | 李佳乐 | 一种造纸用涂布、烫金、压纹连续性生产加工工艺 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0791800B2 (ja) | 1995-10-04 |
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