JPH05293725A - フリーベアリングテーブルの組立システム - Google Patents

フリーベアリングテーブルの組立システム

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JPH05293725A
JPH05293725A JP531591A JP531591A JPH05293725A JP H05293725 A JPH05293725 A JP H05293725A JP 531591 A JP531591 A JP 531591A JP 531591 A JP531591 A JP 531591A JP H05293725 A JPH05293725 A JP H05293725A
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screw
free bearing
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robot
assembling
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JP531591A
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Hiroki Suzuki
弘樹 鈴木
Akihiro Hiuga
昭裕 日向
Masayuki Shimizu
雅雪 清水
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Amada Machinics Co Ltd
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Amada Sonoike Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フリーベアリング付のテーブルを効率的に組
立てるたのに好適な組立システムを提供する。 【構成】 フリーベアリングを一個づつ吸着しテーブル
面上の組立位置に対し所定のオフセットを与えた位置に
移送するロボットハンド3を設け、この位置で前記テー
ブル面上の組立位置を撮像し、この位置と予定の位置と
のずれを算出する画像処理装置9を設け、該装置で算出
された補正量を参照して前記ロボットハンド3を駆動す
るロボットコントローラ7を設け、ハンド3に備えたね
じ締め装置4の駆動により、前記フリーベアリングを所
定の組立位置に組付けると共に、ねじ締め装置4のねじ
締め状態を検査しつつ、多数のフリーベアリングに対し
繰り返しの組立て作業を実行させる管理コンピュータを
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面に多数のフリーベ
アリングを備えたフリーベアリングテーブルを効率良く
組立てる組立システムに関する。
【0002】
【従来の技術】各種加工機に用いられる固定式または移
動式のテーブルには、フリーベアリング付のものが多用
されている。これは、駆動機構を持たないベアリングの
球上を各種ワークが任意に移動できるようにしたもので
あり、一般にはテーブル面上に、格子状に多数のフリー
ベアリングが固定される。
【0003】従来、この種フリーベアリング付のテーブ
ル(フリーベアリングテーブル)は、手作業によりテー
ブル面上の各フリーベアリング組立位置に一個づつフリ
ーベアリングをねじで固定することで組立てられてい
た。
【0004】また、省力化のため、ロボットを用いて組
立てることも一部で行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ロボットによるフリーベアリングテーブルの組立作業で
は、あらかじめティーチングされた組立位置に位置決め
を行い、部品組付とボルト締め付けを行い、次にボルト
締め付けトルクを確認して組立良否の判定をするという
ようなものであったため、組立位置ずれが生じた場合ボ
ルトが入らず組立が行えなかったり、ボルトの締りが硬
い場合には締り切らないことを検出できず組立不良を発
生するという問題点があった。
【0006】そこで、本発明は、組立位置の正確な検出
により確実な組立ができると共に、ねじ締め状態検査装
置を一体化させて設けることにより組立不良をその場で
発見することができるフリーベアリングテーブルの組立
システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、特許請求の範囲に記載の通りのフリー
ベアリングテーブルの組立システムを構成した。
【0008】
【作用】本発明のフリーベアリングテーブルの組立シス
テムは、上記構成であるので、組立位置にずれがなく円
滑にねじ締め作業をすることができ、かつねじ締め終了
後のねじ締め状態をその場で検査するので効率的であ
る。
【0009】ねじ締め検査は、例えば締付けトルクが一
定値以上であること、締付け時間が一定値内であるこ
と、締付けストロークが一定量であることで判別すれば
良い。この場合、ねじ締めを一定トルクが出るまで行う
と、一定ストロークが得られたことでねじ部がねじ込ま
れたことを知ることができ、また、一定時間内にねじ込
まれたことを条件化することでねじ部材自体に異常がな
かったことや不測の事故が生じていないこと等を総括的
に判別できるものである。
【0010】
【実施例】以下、添附図面を参照して本発明の実施例を
説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例に係る組立システ
ムの概要を示す説明図である。
【0012】図示のように、ロボットR/Bの本体1に
は多関節アーム2を介してハンド3が設けられ、このハ
ンド3には、組立工具としてのねじ締め装置4とCCD
カメラ5及び照明器具6から成る撮像装置が固定されて
いる。
【0013】前記ロボットR/B及び前記ねじ締め装置
4を制御するロボットコントローラ7は接続部材の作動
タイミングを制御する管理コンピュータ8と接続されて
いる。該管理コンピュータ8は、撮像装置と接続される
画像処理装置9と接続されている。
【0014】図2及び図3は、ねじ締め装置4及び撮像
装置(5,6)を持たせたハンド3の詳細を示す正面図
及び側面図である。但し、図2の正面図では撮像装置を
取り除いた状態で示している。
【0015】図2において、ハンド3には、組立工具と
しての一対のねじ締め装置4が設けられている。
【0016】本例での組立作業は、図2の下方に示すよ
うに、テーブルW1の裏面からフリーベアリングW2を
組付けるものであるとする。このフリーベアリングW2
は、中央部にベアリングボールを収納した楕円状の板に
一対の貫通孔を有し、この貫通孔にそれぞれボルトを挿
通して組立用に供されるものである。このボルトを前記
テーブルW1の対応するねじ穴(ナット穴)H1,H2
に螺入するのが前記ねじ締め装置4の役目である。
【0017】ねじ締め装置4は、ナットランナ本体10
と、ハンド3に対して上下動するナットランナソケット
11と、前記ナットランナ本体10に対しこのソケット
11を常時下方向に付勢するばね13と、前記ソケット
11の回転に伴って回転するレンチ14とを備えて成
る。
【0018】前記ナットランナ本体10に対し固定的に
設けられるブラケット15には、センサ取付板16が設
けられ、このセンサ取付板16には、前記ナットランナ
ソケット11の上端位置を締付け開始位置及び締付け終
了位置の2位置で検出するストローク検出用近接スイッ
チ17が設けられている。
【0019】また、両ナットランナソケット11の中間
部にはその下面をレンチ14の下面に略一致させてバキ
ュームパッド18が設けられ、ハンド3の上部に設けた
真空発生器19でその下面に位置するフリーベアリング
W2を吸着できるようになっている。各ナットランナ本
体10には一定トルク以上でオン作動するトルク検出用
のリミットスイッチ20が設けられている。
【0020】したがって、本例のハンド部によれば、レ
ベルL1の高さに位置するフリーベアリングW2に対し
ハンド3を移動させ、次いでばね13に抗してハンド3
を下降させ、フリーベアリングW2をバキュームパッド
18で吸着することにより、図3の右側に示す状態にて
フリーベアリングW2をハンド3の先端部に固定するこ
とができる。
【0021】また、その後、ハンド3を移動させ、後述
の位置補正動作を行ってのち、フリーベアリングW2を
テーブルW1の組立位置に移動させ、適宜下降させてフ
リーベアリングW2のボルト21をねじ穴H1,H2に
螺入すべくレンチ14を回転させることができる。レン
チ14を回転させると、ボルト21がねじ穴H1,H2
に螺入され、ナットランナ本体10に対しナットランナ
ソケット11が下降する。ボルト21の締付後は、図2
の左半分に示す状態からハンド3を次の作業に対して移
動させれば良い。
【0022】図3に示すように、前記ハンド3の前方
(図において右側)には、その下方にレンズ部22を備
えたCCDカメラ5が設けられている。CCDカメラ5
の両側面には、一対の照明器具6が設けられている。こ
の照明器具6の取付間隔は、前記テーブルW1のねじ穴
H1, H2の間隔と略一致される。
【0023】カメラ5は、図2のハンド部により、フリ
ーベアリングW2がバキュームパッド18で吸着された
後、テーブルW1の組立位置に移動されたとき作動され
る。ハンド3は、テーブルW1の組立位置の上位置にカ
メラ5を移動させ、この位置でねじ穴H1, H2を照明
してねじ穴H1, H2を含めてテーブルW1を撮像し、
後で詳述するように、画像処理装置9で撮像位置を予定
の位置と比較し、ハンド3に対するテーブルW1の被作
業位置のずれを演算し、補正量を算出し、ロボットコン
トローラ7に対して出力し、ロボットR/Bに位置補正
動作をさせる。
【0024】図4は、図1に示すシステム構成につき、
特に画像処理装置9の詳細を示したブロック図である。
【0025】図示のように、画像処理装置9は、前記管
理コンピュータ8と接続される通信部23と、カメラ5
及び照明装置6から成る撮像装置5,6と接続される撮
像指令信号出力部24及び撮像信号入力部25と、これ
らに接続される中央処理部26及び画像処理部27を有
して成る。画像処理部27には、2値化レベル調整部2
8とロボット補正量算出部29が接続されている。
【0026】画像処理部27は、フレームメモリに取込
んだ組立位置の前記ねじ穴H1, H2を含めた画像を処
理し、数値解析するものである。2値化レベル調整部2
8は、画像処理部27の形状認識に際し2値化レベルを
適正化するものである。ロボット補正量算出部29は、
画像処理部27の数値解析結果に応じ、ロボットR/B
の補正量を得るものである。
【0027】図5は、ロボットコントローラ7の構成を
示すブロック図である。
【0028】図において、ロボットコントローラ7は、
前記管理コンピュータ8とデータ通信するデータ通信部
30と、この通信部30と接続される中央処理部31と
を備えている。この中央処理部31は、ロボットR/B
を数値制御するためのいわゆるNC装置の中核をなすも
のである。
【0029】前記中央処理部31と接続されるシステム
バス32には、ロボットR/Bの各種サーボモータMi
を駆動するモータ駆動部33と、その他のアクチュエー
タ、例えば前記ねじ締め装置4が内蔵するナットランナ
や真空発生器19を駆動するアクチュエータ駆動部34
と、各種センサ信号、例えば前記ストローク検出用近接
スイッチ17やトルク検出用のリミットスイッチ20の
検出信号を入力するセンサ信号入力部35と、検査部3
6及び時計37が接続されている。検査部36はねじ締
め終了後にねじ締付け状態その場でを検査するためのも
のである。
【0030】上記構成のロボットコントローラ7におい
て、中央処理部31は、モータ駆動部33を介しロボッ
トR/Bを予め定めた目標位置に移動させ、ねじ締め装
置4のナットランナを駆動してのち、検査部36でねじ
締付け状態を検査させ、順次のねじ締め、組立作業を遂
行する。
【0031】図6は、組立作業の全体の流れを示すフロ
ーチャートである。
【0032】ステップ601で作業内容の条件設定を
し、ステップ602でバキュームパッド18でフリーベ
アリングW2を吸着した上で組立位置までロボットR/
Bを移動させ、カメラ5をねじ穴H1及びH2の中心位
置の直上に位置させた状態でステップ603で組立位置
としてのテーブルW1のねじ穴H1,H2を撮像する。
ステップ604ではロボットR/Bに補正動作をさせ、
ステップ605でねじ締め作業を実行させ、ステップ6
06でねじ締め状態を検査する。ねじ締め不良の場合に
はステップ608でアラーム処理をする。
【0033】図7に、撮像時のカメラ5とテーブルW1
の対応関係を示す。図中、部品取付穴H3は、ねじ穴H
1,H2の中央部に設けられ、フリーベアリングW2の
ボール部が配置される穴である。通常ロボットR/B
は、この穴H3の中心位置P3(図示せず)に対して移
動され、穴H1,H2の中心位置P1,P2(図示せ
ず)を通る直線でフリーベアリングW2の取付方向を定
める。
【0034】図8は、画像処理部27のフレームメモリ
FMの平面座標(XY)上に撮像された画像を示す説明
図である。図示のように、ある2値化レベルで白黒画素
を判定し形状認識すると、ねじ穴H1,H2及び取付穴
H3に対応して円H1´H2´H3´が現われる。各形
状の中心位置をP1´,P2´,P3´とする。
【0035】ここに、図8に示す形状H1´,H2´,
H3´は、照明により、またはねじ穴H1,H2のねじ
の性状、取付穴の破断面の状態等により、それぞれゆが
められて認識されている恐れがある。したがって、ある
2値化レベルで認識された形状H1´,H2´,H3´
により各穴H1,H2,H3位置をそのまま認識する
と、認識誤りを生じ、後で計算される補正値に大きな誤
差を発生し、取付失敗し、不良品を発生してしまう恐れ
がある。
【0036】そこで、本例では、図9に示す手順によ
り、2値化レベルを調整し形状H1´,H2´,H3´
を適正に認識した上でロボットR/Bに対して出力すべ
き補正量を演算する。
【0037】まず、ステップ901で撮像による画像を
得ると、ステップ902で、各ねじ穴形状H1´,H2
´について、実測面積Si(i=1,2)と基準の面積
Sioの差△Siを求める。
【0038】△Si=Si−Sio 次いで、ステップ903、904で、この差△Siが許容
値△Sio以下であるか否か、また許容値以上である場合
はその方向(正,負)を判別する。
【0039】差△Siが許容値内であればステップ90
5以下の処理へ移行するが、差△Siが許容値外の場合
には、その正負に応じ、ステップ906またはステップ
907へ移行し、図10に示すように2値化レベル(明
るさ)を△Lだけ減少または増加させ、ステップ902
へ返る。
【0040】したがって、本例では、各形状H1´,H
2´の面積がSi基準値Sioとなるよう、2値化レベル
が調整されるので、図11に示すように図10に示すレ
ベル変化に応じて得られる2値化画像から正規の形状H
1´,H2´が得られる。
【0041】そこで、本例では、ステップ905でねじ
穴H1,H2の中心座標P1´(X1,Y1),P2´
(X2,Y2)を算出し、その中心座標P3´(X3,
Y3) X3=(X1+X2)/2 Y3=(Y1+Y2)/2 を取付穴H3の中心座標として求め、ねじ穴中心座標P
1,P2を結ぶ直線mを求め、ステップ906で補正量
を算出する。
【0042】補正量は、取付穴H3の中心座標P3´と
正規の値との差△P3と、直線mの正規の直線に対する
ずれ角△Aとで算出される。かくして算出された補正量
は管理コンピュータ8を介してロボットコントローラ7
に出力され、ロボットR/Bは補正量を加味して移動位
置及び回転角度を求め、図6及び図4に示した関係でレ
ンチ14を回転させ、ねじ締め作業を行う。
【0043】ねじ締め時には、トルク検出が行われ、ま
たストローク検出用近接スイッチ17によってレンチ1
4のストローク量が検出され、確実にねじ締めされたこ
とを確認してのち、次の動作に移る。もしアラーム発生
した場合には発生アラーム内容を記憶した上で、そのと
きの作業を中断して次のフリーベアリングW2について
組立作業を続行する。アラーム発生確率は例えば数千分
の1以下の如く小さな値である。
【0044】図12は、アクチュエータ駆動部34及び
検査部36が行うねじ締め方式を示すフローチャートで
ある。
【0045】ステップ1201で上側近接スイッチ17
(LS1)のオフ作動によりねじ締め開始位置を確認す
ると、ステップ1202へ移行し、ねじ締め装置4のナ
ットランナを、ステップ1203で駆動トルクTが所定
値Toに達したことが確認されるまで駆動する。ただ
し、駆動時間には上限が設けられており、何時までたっ
ても駆動トルクが上昇しないような場合には、その設定
時間経過後に駆動を停止する。本例では、駆動トルクT
が一定トルクTo以上になったらリミットスイッチ20
がオンするよう構成されているので、ステップ1203
では、実際にはリミットスイッチ20のオンの判別によ
る。
【0046】ステップ1204でねじ締め装置4が停止
されると、ステップ1205で駆動時間tが一定値to
以内であったか否かを判別し、またステップ1206で
下側近接スイッチ17(LS2)のオン作動によりねじ
締め終了位置を判別し、両ステップ1205,1206
で適(Yes)の場合には、締付け良としてステップ1
207へ移行し、良品処理、即ち、これで次のねじ締め
作業へ移行する。
【0047】一方、ステップ1205または1206で
否(No)が判別された場合には、ステップ1208へ
移行し、不良処理、即ちこの状態を記憶して次のねじ締
め作業へ移行する。ここでの状態記憶は、その場所と、
不良の原因(時間オーバ、またはストローク不足)であ
る。
【0048】以上により、本例では、バキュームパッド
18で吸着したねじ部材としてのボルト21をナットラ
ンナの駆動にて一定トルクでねじ締めすることができ、
時計37とリミットスイッチ等による位置検出とで一定
時間内に締付け終了したこと及び所定のストロークを得
たことを検出し締付け状態を確実に判別することができ
る。
【0049】ここに、ねじ締めを一定トルクが出るまで
行うと、一定ストロークが得られたことでねじ部がねじ
込まれたことを知ることができ、また、一定時間内にね
じ込まれたことを条件化することでねじ部材自体に異常
がなかったことや不測の事故が生じていないこと等を総
括的に判別できるものである。
【0050】因みに、ねじ締め失敗の生ずる要因を想定
すると、 ねじが合わない ねじに異物が付いている 位置合わせ不良 その他不測の要因 等が考えられるが、の要因はトルクが出ないまたはス
トロークが出ないことで判別できる。の要因は一定ト
ルクを与えてもストロークが出ないことで判別できる。
の要因はと同様にトルクやストロークが出ないこと
で判別できる。の要因も一定トルクを与えてのちの一
定時間内であること及び一定ストロークが得られるとい
う条件から外れることでほとんど100%判別できるも
のである。
【0051】また、本例では、めったに生じない不良に
対し、このように不良箇所及び内容を記憶して次の処理
へ移行するので、不良発生によって組立作業に遅延を生
じることがない。不良箇所に対しては、その部分のみを
後で修理すれば良い。
【0052】以上により、本例のフリーベアリングテー
ブルの組立システムによれば、テーブルW1面へのフリ
ーベアリングW2の組立作業に関し、一対のボルト21
を一対のねじ穴H1,H2に対し同時的に組付けて行く
ことができる。
【0053】組立手順は、フリーベアリングW1をバキ
ュームパッド18で吸着した上で、レンチ14を回転さ
せ、レンチ14の回転に行ってナットランナソケット1
1をナットランナ本体10に対してスライドさせてゆく
だけのものであるので、装置構成が簡単で、かつロボッ
トR/Bの制御手順に無理が無い。
【0054】さらに、本例では、画像処理装置9を設
け、テーブルW1のねじ穴H1,H2を撮像した上で、
撮像された一対の穴H1,H2に対して一対のボルト2
1を螺入するので取付失敗の恐れが少なく、アラーム発
生機会を少なくする。また、特に2値化レベル調整部2
8により図8〜図10に示す方式で面積Siが正規の面
積Sioとなるよう2値化レベルの調整が為されるので、
ねじ穴H1,H2の画像に多少の乱れがあっても正規の
中心位置を正確に求めることができ、高精度の組立て作
業を行うことができる。
【0055】本発明は上記実施例に限定されるものはな
く、適宜の設計的変更を行うことにより、適宜態様で実
施し得るものである。
【0056】
【発明の効果】以上の通り、本発明は特許請求の範囲に
記載の通りのフリーベアリングテーブルの組立システム
であるので、組立位置にずれがなく円滑にねじ締め作業
することができ、かつねじ締め終了後のねじ締め状態を
その場で検査するので効率的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例に係る組立システム
の概要を示す説明図である。
【図2】図2は、ねじ締め装置をロボットハンドに一体
的に取付けた状態を示す正面図である。
【図3】図3は、上記ねじ締め装置の側面図である。
【図4】図4は、組立ロボットの制御システムの構成を
示すブロック図である。
【図5】図5は、ロボットコントローラの詳細を示すブ
ロック図である。
【図6】図6は、上記ロボットの組立方式を示すフロー
チャートである。
【図7】図7は、撮像位置と組立位置との配置関係を示
す説明図である。
【図8】図8は、画像の説明図である。
【図9】図9は、画像処理方式を示すフローチャートで
ある。
【図10】図10は、X軸に沿った画像信号(ビデオ信
号)の説明図である。
【図11】図11は、図10のビデオ信号を2値化処理
した信号の説明図である。
【図12】図12は、ねじ締め方式を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
3 ロボットハンド 4 ねじ締め装置 17 ストローク検出用近接スイッチ 20 トルク検出用のリミットスイッチ 36 検査部 W1 テーブル W2 フリーベアリング H1,H2 ねじ穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブル面に対し多数のフリーベアリン
    グを順次ねじ止めすることによりフリーベアリングテー
    ブルを組立てる組立システムにおいて、 前記フリーベアリングを一個づつ吸着し、吸着されたフ
    リーベアリングを前記テーブル面上の組立位置に対し所
    定のオフセットを与えた位置に移送するロボットハンド
    を設け、 この位置で前記テーブル面上の組立位置を撮像し、この
    位置と予定の位置とのずれを算出し、前記ロボットハン
    ドに与えるための補正量を算出する画像処理装置を設
    け、 該装置で算出された補正量を参照して前記ロボットハン
    ドを駆動し、前記フリーベアリングを前記組立位置に合
    せるロボットコントローラを設け、 前記ロボットハンドに備えたねじ締め装置の駆動によ
    り、前記フリーベアリングを所定の組立位置に組付ける
    と共に、前記ねじ締め装置のねじ締め状態を検査しつ
    つ、多数のフリーベアリングに対し繰り返しの組立て作
    業を実行させる管理コンピュータを設けたことを特徴と
    するフリーベアリングテーブルの組立システム。
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