JPH0529133A - 電磁石 - Google Patents

電磁石

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JPH0529133A
JPH0529133A JP3175153A JP17515391A JPH0529133A JP H0529133 A JPH0529133 A JP H0529133A JP 3175153 A JP3175153 A JP 3175153A JP 17515391 A JP17515391 A JP 17515391A JP H0529133 A JPH0529133 A JP H0529133A
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JP
Japan
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magnetic pole
mover
coil
yoke
pole piece
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Application number
JP3175153A
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English (en)
Inventor
Tsuneo Kamitsubara
常男 上津原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIC KOGYO KK
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
MIC KOGYO KK
Mitsubishi Materials Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by MIC KOGYO KK, Mitsubishi Materials Corp filed Critical MIC KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電磁石の反発作動特性を利用して電磁石の動作
特性を改善し、併せて永久磁石による磁束と、コイルに
通電したときの磁束の重畳効果を用いて、電磁石の高感
度化と小型・軽量化を図る。 【構成】円筒状ヨーク1・固定鉄心2・コイル3・ガイ
ドパイプ7を備えた固定子10と、永久磁石4・永久磁
石4の両磁極面に固着された磁極片5、6を備えた可動
子11とからなり、コイル3に通電したとき磁極片5に
発生する磁束を、磁極片5に発生している永久磁石4の
磁束と同相にして、固定鉄心2と磁極片5とを反発させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁弁、電磁リレー、
電磁操作機構等に利用される電磁石に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、従来の電磁石は、固定鉄心
に巻装したコイルに通電して、固定鉄心の磁極面と動作
間隙を介して配置した可動鉄心を、可動鉄心に作用させ
たスプリングに抗して吸引保持し、この保持状態をコイ
ルの通電を停止してスプリング力で解除し、動作間隙を
復帰させる構成と機能を持っている。即ち、通電によっ
て固定鉄心と可動鉄心間の磁気吸引力を利用するもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術は、次のような問題点がある。 (1)電磁石の磁気吸引、反発力は、磁極面間の距離
(動作間隔長)の増加によって指数函数的に急激に減少
する。すなわち、従来の磁気吸引力を利用する電磁石で
は、電磁石の吸引動作開始時に最大の動作間隙となって
おり、吸引動作終了時に最小の動作間隙長となる。従っ
て、従来技術の電磁石は、吸引動作開始時に所要電気入
力の増大を余儀なくされ、また、動作終了時に最大の吸
引力を発生するという欠点がある。
【0004】(2)従来の電磁石において、コイルの通
電を停止した場合、固定鉄心と可動鉄心の磁極面の密着
を開放する力は、すべて吸引動作時にスプリングに貯え
られる機械エネルギーによるので、吸引動作時の電気入
力は、スプリングの機械エネルギー分だけ大きくなる。 (3)直流電源で動作させる従来の電磁石は、使用する
鉄心の材質により、残留磁束の影響によって可動鉄心の
開放時の動作信頼性を損なう恐れがあり、その対策にも
電磁石の電気入力を増大させることが多い。
【0005】本発明は、上記問題点を解消し、高感度で
小型、軽量でしかも安価な反発力を発生させる電磁石を
提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解決するため、次の技術手段を採った。すなわち、 (a) 一方端を底板で閉じ他方端を開口した円筒状ヨ
ーク、ヨーク内に該ヨークと同軸に該底板に突設した固
定鉄心、固定鉄心に巻装したコイル及びヨークの開口部
近傍内側面に固着した非磁性ガイドパイプからなる固定
子と、ヨーク内の開口側に固定鉄心端面と対向してヨー
クと同軸に配設され、軸方向に磁化されると共に両磁極
面それぞれに磁極片を固着した円柱又は中空円柱状の永
久磁石からなる可動子を備え、固定子と可動子間の反発
力を用いることを特徴とする電磁石である。
【0007】(b) (a)の固定子2個を、それぞれ
の開口端面を一致させて同軸に連接すると共に、軸方向
に磁化されかつ両磁極面にそれぞれ第1及び第2の磁極
片を固着した円柱又は中空円柱状の永久磁石からなる可
動子を、両固定鉄心間に両固定鉄心と同軸に両固定鉄心
に交互に接離可能に配設し、各コイルに同時に所定極性
の電流を通電した時、吸着する一方の固定鉄心と第1の
磁極片間に反発力を、離間する他の固定鉄心と第2の磁
極片間に吸引力をそれぞれ発生させる、或は、離間する
一方の固定鉄心と第1の磁極片間に吸引力を、吸着する
他の固定鉄心と第2の磁極片間に反発力をそれぞれ発生
させるようにしてもよい。
【0008】(c) 一方端を同心円孔を有する底板で
閉じ他方端を開口した円筒状ヨーク及びヨーク内の円孔
側のヨーク内壁に同軸に配設した円筒状コイルからなる
固定子と、ヨークの開口側に配設され軸方向に磁化され
た円柱状永久磁石、永久磁石のヨーク開口側の磁極面に
固着された第1の磁極片、片面が永久磁石の他の磁極面
に固着され他の面がコイル端面に当接すると共に中心部
にコイル内及び円孔に挿通されるにプランジャーを固着
した第2の磁極片からなる可動子とによっても、固定子
と可動子間の反発力を用いることができる。
【0009】(d) (c)の固定子2個をそれぞれの
開口端面を一致させて同軸に連設すると共に、(c)の
可動子に替えて(c)の永久磁石の両磁極面に(c)の
第2磁極片を対称に固設した新可動子を挿着し、各コイ
ルに同時に所定極性の電流を通電した時、吸着する一方
のコイルと第1の磁極片間に反発力を、離間する他のコ
イルと第2の磁極片間に吸引力をそれぞれ発生させる、
或は、離間する一方のコイルと該第1の磁極片間に吸引
力を、吸着する他のコイルと第2の磁極片間に反発力を
それぞれ発生させるようにしてもよい。
【0010】(e) 円筒状ヨークの開口端面に、コイ
ルに通電し可動子を固定子から離間させたとき可動子を
ストップして可動子の一安定位置とすると共にコイルの
通電を停止したときも永久磁石の磁束で可動子をラッチ
するリング状磁極片を設け、コイルの通電電流の極性を
変更したとき可動子がリング状磁極片から固定子側へ変
位し双安定作動するようにすることもできる。
【0011】(f) 両端面を同心軸受孔を有する底板
で閉じた円筒状ヨーク、ヨーク軸方向中央部にヨーク内
面に内接して設けられたリング状磁極片、磁極片と両底
板間のヨーク内壁側に同軸に配設された一対のコイルか
らなる固定子と、両軸受孔に挿通されるプランジャー、
プランジャーを囲繞してプランジャーに固設された軸方
向に磁化された永久磁石、永久磁石を囲繞して永久磁石
に固着された円柱状磁性体からなる可動子を備え、各コ
イルに同時に所定極性の電流を通電した時、吸着する一
方の底板と可動子間に反発力を、離間する他の底板と可
動子間に吸引力をそれぞれ発生させるようにしてもよ
い。
【0012】(g) 固鉄心又は固定子と可動子との当
接面が相互に嵌合する凹凸の円錐台形状とすれば好適で
ある。 (h) 固鉄心又は固定子と可動子との間に所定スプリ
ング抗力を作用させてもよい。 (i) 永久磁石の磁極面と磁極片を、微少揺動可能に
弾性体を介して固着してもよい。
【0013】(j) 円筒状ヨークの円周面上軸方向
に、所定の間隔で切欠部を設けてもよい。
【0014】
【作用】まず、本発明の第1の実施例の作用を図2によ
って説明する。本実施例は、ヨーク1に固定鉄心2を突
設し、固定鉄心2にコイル3を巻装した固定子と、軸方
向に磁化した永久磁石4の両磁極面にそれぞれ磁極片5
と磁極片6を固着した可動子とから構成されている。各
磁極片5、6の側面はヨーク1の内面と微少間隔を介し
て対面している。図2(a)は、コイル3に通電してい
ない場合であり、実線矢印の永久磁石4による磁束のみ
が存在し、固定鉄心2への分流磁束φmaは、磁極片5
への分流磁束φmbより大きいので(φmb側は非磁性
ガイドパイプと摺動のための微少間隔があるために磁気
抵抗が大きい)、可動子の磁極片5は固定鉄心2に吸着
して安定している。この状態において、コイルに通電し
て図示の点線矢印のように、磁極片5に磁束を誘起すれ
ば、前述の永久磁石4による実線矢印の磁束との重畳の
作用によって、固定鉄心2と可動子間に反発力が発生
し、図2(b)に示す可動子の位置に移行しその位置に
保持する(この例では可動子の保持機能については限定
していない)。ここでコイル3の通電を停止すると、図
示φmaの磁束の作用、可動子の自重、あるいは図示を
略した本発明の他の実施例のスプリング力等によって、
可動子を図2(a)に示す位置に復帰させる磁気反発作
用の電磁石として機能することができる。
【0015】即ち、本実施例の電磁石は、可動子の動作
をコイル通電の有無によって操作する単安定動作で、し
かも可動子の反発動作当初に最大力を発生し、しかも永
久磁石の磁気エネルギーを効果的に利用する高感度特性
を発揮することができる。また、本発明の他の実施例に
見られるように、双安定作動するように構成することも
できる。
【0016】
【実施例】本発明の第1の実施例の説明図を図1に示
す。図1(a)は一部縦断面を示す図、図1(b)は図
1(a)のA−A矢視図である。本実施例は、一部上述
したように、ヨーク1、固定鉄心2、コイル3、ガイド
パイプ7を備えた固定子10と、軸方向に磁化した永久
磁石4の両磁極面に磁極片5、6を固着した可動子11
からなり、図1(a)の状態で、コイル3に通電し、磁
極片5に、電磁石による磁束と永久磁石4の磁束を同相
に作用させ、固定子10と可動子11間に反発力を発生
させるように構成されている。
【0017】図3は、本発明の第1の実施例の具体例を
示し、図3(a)は一部縦断面を示す図、図3(b)は
固定子10の構成部品、図3(c)は可動子11の構成
部品をそれぞれ分解して示したものである。さらに、図
1に示す実施例の他の実施例を図4に示すが、ヨーク1
の開口端面に、リング状磁極片9を設けておき、コイル
3に通電し可動子11を固定子から離間させたとき、可
動子11をストップして可動子11の一安定位置とする
と共に、コイル3の通電を停止したときも永久磁石4の
磁束で可動子11をラッチするようにし、コイル3の通
電電流の極性を変更したとき可動子11が固定子と吸着
する双安定作動するように構成することもできる。
【0018】図4に示す実施例の作用を図5を用いて説
明する。図5(b)に示すように、コイルの通電を停止
したとき、磁束φma<磁束φmbであれば、可動子は磁極
片9に吸着保持される。次いで、図5(b)に示すよう
にコイルに通電すれば、φi +φma>φmcの条件が成立
して可動子は図5(a)に示す位置に復帰する。
【0019】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
図6は、本発明の第2の実施例の説明図であり一部縦断
面を示す図である。図6は、図1の電磁石の固定子10
の1対を、それぞれの開口端面同士で同軸に連接し、両
固定鉄心2間に可動子11を配設したものである。なお
図6には単純化のため、可動子11の動作を外部に伝達
する機構は省略している。12は固定子10同士を固定
する固定金具である。
【0020】図7は図6に示す実施例の作用説明図であ
る。図示の実線矢印の永久磁石4による磁束と、点線矢
印のコイル3にパルス通電した時の磁束φi2を、第1の
磁極片5では同相に、第2の磁極片6では逆相に重畳さ
せることにより、可動子と左方向固定鉄心2の間に反発
力を又可動子と右方固定鉄心2の間に吸引力をそれぞれ
同時に作用させ、可動子を右方固定鉄心2側に吸着させ
る作用を持つものである。また各コイル3に逆極性の通
電を行うことによって、可動子を図示位置に復帰させる
ものでいわゆるパルス駆動、双安定の高感度電磁石とし
て作用させることができる。
【0021】図8は、本発明の第3の実施例である。図
8(a)は一部断面を含む説明図であり、図8(b)は
図8(a)のA−B−C−D矢視図、図8(c)は図8
(a)のE−F−G−H矢視図である。図8に示す実施
例は、図1の固定鉄心2が無く、可動子11は永久磁石
4、第1の磁極片5とプランジャーを備えた第2の磁極
片6から構成されている。図4に示すリング状磁極片9
がなければ単安定作動となり、リング状磁極片9を設け
ると双安定作動となる。
【0022】図8に示す実施例は、可動子11が移動し
てもプランジャーの作用で固定子と可動子11間の距離
(ギャップ)は一定であり、磁路の磁気抵抗は小さいの
で、図1の構成に比し所要ストローク長の大きい電磁石
に好適である。なお、図9は本第3の実施例の作用説明
図であり、図9(a)は可動子と固定子が吸着している
状態、図9(b)は離間している状態の各磁束を示して
いる。図9の作用は、図2と同様であるので説明は省略
する。
【0023】図10は、本発明の第4の実施例である。
すなわち、図10(a)は図8の固定子を円筒状ヨーク
1の開口端面を一致させて同軸に連設して固定子を形成
し、永久磁石4の両磁極面に、図8の第2の磁極片6を
それぞれ設けたものを可動子として双安定作動するよう
にしたものである。図11は作用説明図であり、図11
(a)、図11(b)はそれぞれの安定位置と、各磁束
分布を示している。
【0024】図12は、本発明の第5の実施例である。
両端面を同心軸受孔を有する底板1b、1cで閉じた円
筒状ヨーク1a、ヨークに軸方向中央部にヨーク内面に
内接して設けられたリング状磁極片9a、磁極片と両底
板間のヨーク内壁側に同軸に配設された一対のコイル3
からなる固定子と、両軸受孔に挿通されるプランジャー
13、プランジャー13を囲繞してプランジャー13に
固設された軸方向に磁化された永久磁石4、永久磁石4
を囲繞して固着された円柱状磁性体14からなる可動子
を備え、双安定作動するものである。本実施例の特徴は
各安定状態での吸着保持力を大きくすることができるこ
とである。
【0025】図13は図12の作用説明図であり、図1
3(a)、図13(b)はそれぞれの安定位置と、各磁
束分布を示している。図14は、本発明の電磁石におい
て、固定鉄心2と可動子11との当接部を、相互に嵌合
する凹凸の円錐台形状に構成した実施例であり、可動子
11のセンタリングを円滑に実施することができ、復帰
用のスプリングが不要となり、また、電磁石の高感度化
と、動作信頼性を向上させることができる。本実施例の
他の例として、図3(a)のように構成してもよい。
【0026】図15は、円筒状ヨーク1aの円周面上軸
方向に、所定の間隔で切欠部15を設けた実施例であ
り、円筒状ヨーク1aをこのような形状にすると、プレ
ス加工で製造可能となり、絞り加工よりも安価である。
図4は又本発明の他の実施例の説明図でもある。すなわ
ち、可動子11の永久磁石4と第1及び第2の磁極片
5、6とを微少揺動可能に、弾性体8を介して固着した
ものである。弾性体8を設けることによって、可動子1
1を構成する部品の加工精度等のバラツキに起因する電
磁石性能のバラツキを吸収し安定化させることができ、
さらに固定子と可動子11の吸着動作時の衝撃力や打撃
音を緩和することができる。
【0027】また、図示を省略したが、固定子と可動子
の間に所定のスプリング抗力を作用させることができ
る。例えば、図1の電磁石に適用すれば、単安定動作を
双安定動作とさせることができる。また、図6のような
双安定電磁石に適用すると、吸引力と反発力との間にス
プリングによるバイアス力を作用させることが可能とな
り、所要の吸引力特性を得ることができる。
【0028】本実施例では、ヨーク1、1aに円筒状の
ものを用いたが、このヨークは、必ずしもその断面が円
の必要はなく、上述のように一部欠けた形状でもよく、
永久磁石や非磁性ガイドパイプ、磁極片もまた、軸直交
断面形状にこだわる必要はない、また、非磁性ガイドパ
イプは可動子側に固定してもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明は、次のような優れた効果を奏す
る。 (イ)電磁反発力 一般に機械系運動は、運動開始時に大きな作用力を必要
とし、運動の経過とともに作用力を一定とするか、或は
漸減させることが望ましい。本発明は、従来の吸引型電
磁石が動作間隙の介在のために、運動開始時に微少な作
用力を発生し、運動終了時に過大な作用力を発生すると
いう欠点を除去し、運動開始時に最大の作用力を発生す
る電磁反発力を利用して、電磁石の動作特性を大きく改
善することができる。
【0030】(ロ)永久磁石のエネルギー利用 コイルに通電して発生する電磁石のエネルギーに、永久
磁石のエネルギーを重畳することにより、高感度動作を
可能とする。 (ハ)多様な作動特性 通電作動型(コイル通電の有無による)、パルス作動型
(コイルに対するパルス通電の極性による作動)或は、
パルス歩進型(コイルに対するパルス通電回数で歩進す
る作動)など、単安定、双安定或は多安定作動の電磁石
の製造が可能である。
【0031】しかも、小型、軽量で単純・頑丈な構造の
電磁石の量産が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の説明図であり、図1
(a)は一部縦断面を示す図、図1(b)は図1(a)
のA−A矢視図である。
【図2】本発明の第1の実施例の作用説明図であり、図
2(a)はコイルに通電していない時の可動子の単安定
位置、図2(b)はコイルに通電した時の可動子の状態
を示す(可動子の保持機構については図示していな
い)。
【図3】本発明の第1の実施例を示し、図3(a)は一
部縦断面を示す図、図3(b)は固定子の構成部品、図
3(c)は可動子の構成部品を示す。
【図4】図1に示す実施例の他の実施例であり、図4
(a)は一部縦断面を示す図、図4(b)は図4(a)
のB−B矢視図である。図4(a)はまた、永久磁石の
磁極面と磁極片とを微少揺動可能に弾性体を介して固着
した実施例でもある。
【図5】図4の作用説明図であり、図5(a)は可動子
の一安定位置、図5(b)は可動子の他の安定位置を示
す。
【図6】本発明の第2の実施例の説明図であり、一部縦
断面を示す図である。
【図7】図6の作用説明図である。
【図8】本発明の第3の実施例の説明図であり、図8
(a)は一部縦断面を示す図、図8(b)は図8(a)
のA−B−C−D矢視図、は図8(c)は図8(a)の
E−F−G−H矢視図である。
【図9】図8の作用説明図であり、図9(a)は固定子
と可動子が吸着している状態、図9(b)は固定子と可
動子が離間している状態を示す。
【図10】本発明の第4の実施例の説明図であり、図1
0(a)は一部縦断面を示す図、図10(b)は図10
(a)のA−B−C−D矢視図、は図10(c)は図1
0(a)のE−F−G−H矢視図である。
【図11】図10の作用説明図であり、図11(a)は
固定子と可動子の一安定位置、図11(b)は固定子と
可動子の他の安定位置を示す。
【図12】本発明の第5の実施例の説明図であり、図1
2(a)は一部縦断面を示す図、図12(b)は図12
(a)のA−B−C−D矢視図である。
【図13】図12の作用説明図であり、図13(a)は
固定子と可動子の一安定位置、図13(b)は固定子と
可動子の他の安定位置を示す。
【図14】本発明の固定子と可動子との当接面の実施例
の説明図であり、図14(a)は吸着時、図14(b)
は離間時を示す。
【図15】本発明の円筒状ヨークの一実施例の説明図で
あり、図15(a)は外形図、図15(b)は図15
(a)のA−B−C−D矢視図である。
【符号の説明】
1、1a ヨーク 1b、1c 底板 2 固定鉄心 3 コイル 4 永久磁石 5 第1の磁極片 6 第2の磁極片 7 ガイドパイプ 8 弾性体 9、9a リング状磁極片 10 固定子 11 可動子 12 固定金具 13 プランジャー 14 円柱状磁性体 15 切欠部 φi 、φi2、φma、φmb、φmc…磁束

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方端を底板で閉じ他方端を開口した円
    筒状ヨーク、該ヨーク内に該ヨークと同軸に該底板に突
    設した固定鉄心、該固定鉄心に巻装したコイル及び該ヨ
    ークの開口部近傍内側面に固着した非磁性ガイドパイプ
    からなる固定子と、該ヨーク内の開口側に該固定鉄心端
    面と対向して該ヨークと同軸に配設され、軸方向に磁化
    されると共に両磁極面それぞれに磁極片を固着した円柱
    又は中空円柱状の永久磁石からなる可動子を備え、該固
    定子と該可動子間の反発力を用いることを特徴とする電
    磁石。
  2. 【請求項2】 前記固定子2個を、それぞれの開口端面
    を一致させて同軸に連接すると共に、軸方向に磁化され
    かつ両磁極面にそれぞれ第1及び第2の磁極片を固着し
    た円柱又は中空円柱状の永久磁石からなる可動子を、該
    両固定鉄心間に該両固定鉄心と同軸に該両固定鉄心に交
    互に接離可能に配設し、前記各コイルに同時に所定極性
    の電流を通電した時、吸着する一方の固定鉄心と該第1
    の磁極片間に反発力を、離間する他の固定鉄心と該第2
    の磁極片間に吸引力をそれぞれ発生させる、或は、離間
    する一方の固定鉄心と該第1の磁極片間に吸引力を、吸
    着する他の固定鉄心と該第2の磁極片間に反発力をそれ
    ぞれ発生させる請求項1記載の電磁石。
  3. 【請求項3】 一方端を同心円孔を有する底板で閉じ他
    方端を開口した円筒状ヨーク及び該ヨーク内の該円孔側
    の該ヨーク内壁に同軸に配設した円筒状コイルからなる
    固定子と、該ヨークの開口側に配設され軸方向に磁化さ
    れた円柱状永久磁石、該永久磁石の該ヨーク開口側の磁
    極面に固着された第1の磁極片、片面が該永久磁石の他
    の磁極面に固着され他の面が該コイル端面に当接すると
    共に中心部に該コイル内及び該円孔に挿通されるにプラ
    ンジャーを固着した第2の磁極片からなる可動子を備
    え、該固定子と該可動子間の反発力を用いることを特徴
    とする電磁石。
  4. 【請求項4】 前記固定子2個をそれぞれの開口端面を
    一致させて同軸に連設すると共に、前記可動子に替えて
    前記永久磁石の両磁極面に前記第2磁極片を対称に固設
    した新可動子を挿着し、前記各コイルに同時に所定極性
    の電流を通電した時、吸着する一方のコイルと該第1の
    磁極片間に反発力を、離間する他のコイルと該第2の磁
    極片間に吸引力をそれぞれ発生させる、或は、離間する
    一方のコイルと該第1の磁極片間に吸引力を、吸着する
    他のコイルと該第2の磁極片間に反発力をそれぞれ発生
    させる請求項3記載の電磁石。
  5. 【請求項5】 前記円筒状ヨークの開口端面に、前記コ
    イルに通電し前記可動子を前記固定子から離間させたと
    き該可動子をストップして該可動子の一安定位置とする
    と共に該コイルの通電を停止したときも該永久磁石の磁
    束で該可動子をラッチするリング状磁極片を設け、該コ
    イルの通電電流の極性を変更したとき該可動子が該リン
    グ状磁極片から該固定子側へ変位し双安定作動する請求
    項1又は3記載の電磁石。
  6. 【請求項6】 両端面を同心軸受孔を有する底板で閉じ
    た円筒状ヨーク、該ヨーク軸方向中央部に該ヨーク内面
    に内接して設けられたリング状磁極片、該磁極片と該両
    底板間の該ヨーク内壁側に同軸に配設された一対のコイ
    ルからなる固定子と、該両軸受孔に挿通されるプランジ
    ャー、該プランジャーを囲繞して該プランジャーに固設
    された軸方向に磁化された永久磁石、該永久磁石を囲繞
    して該永久磁石に固着された円柱状磁性体からなる可動
    子を備え、該各コイルに同時に所定極性の電流を通電し
    た時、吸着する一方の該底板と該可動子間に反発力を、
    離間する他の該底板と該可動子間に吸引力をそれぞれ発
    生させることを特徴とする電磁石。
  7. 【請求項7】 前記固鉄心又は固定子と前記可動子との
    当接面が相互に嵌合する凹凸の円錐台形状である請求項
    1から6の何れか一つの項記載の電磁石。
  8. 【請求項8】 前記固鉄心又は固定子と前記可動子との
    間に所定スプリング抗力を作用させた請求項1から6の
    何れか一つの項記載の電磁石。
  9. 【請求項9】 前記永久磁石の磁極面と前記磁極片を、
    微少揺動可能に弾性体を介して固着した請求項1から6
    の何れか一つの項記載の電磁石。
  10. 【請求項10】 前記円筒状ヨークの円周面上軸方向
    に、所定の間隔で切欠部を設けた請求項1から6の何れ
    か一つの項記載の電磁石。
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