JPH0528972U - 可動磁石式計器 - Google Patents

可動磁石式計器

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JPH0528972U
JPH0528972U JP8700391U JP8700391U JPH0528972U JP H0528972 U JPH0528972 U JP H0528972U JP 8700391 U JP8700391 U JP 8700391U JP 8700391 U JP8700391 U JP 8700391U JP H0528972 U JPH0528972 U JP H0528972U
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JP
Japan
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magnet
zero
terminal
bobbin
reset
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Application number
JP8700391U
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English (en)
Inventor
優 岩崎
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Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 上フレーム1aと下フレーム1bとから構成
されるボビン1内に指針軸2を固定した可動磁石3を設
ける。指針軸2の両端をボビン1に回転可能に軸支す
る。ボビン1にコイル5を巻回する。ボビン1周囲にコ
イル5端部が接続された端子6を圧入固定用の複数の端
子取付部7,7bを設ける。端子取付部7bには可動磁
石3と対向する位置に帰零用磁石9を配設可能な収納部
11を形成する。帰零用磁石9にはこの帰零用磁石9を端
子6により保持可能な保持部としての貫通孔9bを設け
る。収納部11と貫通孔9bとで帰零用磁石9を保持す
る。 【効果】 帰零用磁石9は指針4の指示特性に悪影響を
及ぼすことのない所望位置に保持部としての貫通孔9b
を介して端子6とともに配設可能となり、組み付け作業
性の向上と帰零作用の安定化を得ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は可動磁石式計器に関し、特に帰零用磁石の保持構造に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
一般にこの種の可動磁石式計器は図4に示すように、上フレーム1aと下フレ ーム1bに分割形成された合成樹脂製のボビン1内に、指針軸2に固定された可 動磁石3が内蔵され、指針軸2の上端を上フレーム1aの上端から突出し、この 先端に指針4が固定されているとともに、指針軸2の下端を下フレーム1bの底 部で軸受され、ボビン1にはコイル5が交差して巻回されている。またボビン1 周縁の対角線上の側端部には、コイル5に接続され、このコイル5から外部へ引 き廻し形成する細長い円柱状の各端子6を装着用の端子取付部7が複数個形成さ れ、この各端子取付部7に形成された取付孔8に端子6を圧入固定して端子6を ボビン1に装着して構成されている。
【0003】 そしてこのような可動磁石式計器の帰零装置としては、たとえば実開昭59− 116861号公報に開示されているように、複数個形成した端子取付部7のう ち、少なくとも1個を端子6を装着しない端子取付部7aとして設け、この端子 取付部7aを形成する上フレーム1aと下フレーム1bの接合部箇所の近傍に、 可動磁石3と相互に磁気的な作用をもたせて帰零を行う帰零用磁石9の収納部10 を形成し、この収納部10に帰零用磁石9を配設することによって、帰零用磁石9 を可動磁石3と対向した所望位置で安定的に収納保持し、しかも組み付け作業性 の向上も考慮したものが知られている。
【0004】 なお本従来例の場合、帰零用磁石9を配設する収納部10は、上フレーム1a側 に形成された凹部10aと下フレーム1b側に形成された凹部10bとから成ってお り、下フレーム1b側に形成された凹部10bの底面部分はこの部分に位置する取 付孔8部分を塞いで底壁部10cを有しているとともに、帰零用磁石9の上フレー ム1a側部分には突部9aが形成されている。
【0005】 ところで、このような可動磁石式計器の種類によっては、複数個形成した端子 取付部7のうち、全ての端子取付部7に端子6を装着する場合があり、このため 端子取付部7に収納部10を形成してこの部分に帰零用磁石9を配設することがで きない場合があった。
【0006】 そこで、帰零用磁石9をコイル5の巻線スペース付近となるボビン1表面部分 すなわち図4中、上フレーム1aの外部表面側上面か、あるいは下フレーム1b の外部表面側下面に配設することも考えられるが、この場合同図中、上下方向に 帰零用磁石9が位置するため、可動磁石3が所定の回動ポイントにくると、帰零 用磁石9による引力や斥力で可動磁石3が上下方向に動いてしまい、これによっ て指針4の指示特性に悪影響を与えてしまう場合があった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
これらの点を考慮して例えば実公平2−47501号公報に開示されているよ うに、ボビンの端子取付部に外部から帰零用磁石を挿入可能な嵌合部を形成して 帰零用磁石を可動磁石と対向する位置で端子取付部に保持させる構造が提案され ているが、この場合、端子取付部外面に形成した溝に沿って帰零用磁石をスライ ドさせていき前記嵌合部にはめ込む構造であることから、組み付け作業性の点で 難点があるばかりか、可動磁石と帰零用磁石との距離が遠くなるため、十分な帰 零効果を得ることが難しく、また、この部分に端子を装着してしまうと十分な帰 零効果を得ることがさらに難しくなるという問題が考えられる。
【0008】 本考案はこれらの問題点に着目してなされたもので、簡単な組み付けにより、 指針の指示特性に悪影響を与えることのない所望位置に帰零用磁石を端子ととも に配設可能で、なおかつ可動磁石と近い位置で安定的に帰零用磁石を保持して十 分な帰零効果を得ることが可能な帰零用磁石の保持構造を提案することを目的と する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記目的を達成するため、指針軸を貫設した可動磁石を上フレーム と下フレームとから成るボビン内に設けるとともに、指針軸両端をボビンに回転 可能に軸支し、前記ボビンにコイルを巻回してコイルに生じる磁界変化で指針軸 を回転可動とし、ボビン周囲に指針軸方向の複数の端子取付部を設け、これらの 端子取付部に前記コイル端を接続する端子を装着した可動磁石式計器において、 前記複数の端子取付部のうち少なくとも1つには前記可動磁石の側面と対向する 位置に帰零用磁石を配設可能な収納部を形成するとともに、前記帰零用磁石には この帰零用磁石の少なくとも一部を前記端子により保持可能な保持部を形成し、 この保持部と前記収納部によって前記帰零用磁石を保持したことにより構成され る。
【0010】
【作用】
本考案によれば、帰零用磁石は可動磁石の側面と対向する端子取付部位置で、 この端子取付部に形成した収納部によってだけでなく、帰零用磁石に形成した保 持部により端子によっても保持される。
【0011】
【実施例】
図1と図2は本考案の実施例を示している。 なお、前記図4従来例と同一もしくは相等個所には同符号を付している。 本実施例では、ボビン1に形成された各端子取付部7のすべてに端子6を圧入 固定してボビン1に端子6を装着する場合を示しており、これら各端子取付部7 のうち、ひとつを端子6とともに帰零用磁石9配設用の端子取付部7bとして設 けている。またこの端子取付部7bの、可動磁石3の側面3aと近接して対向す る上フレーム1aと下フレーム1bとの接合部位置には、端子6を挿通可能に形 成して保持部としての貫通孔9bを設けることによりドーナツ状に形成した帰零 用磁石9をボビン1外側から挿入可能に、上フレーム1aと下フレーム1bの双 方を切り欠いて収納部11を形成しているとともに、この収納部11の可動磁石3側 には帰零用磁石9を位置決め可能に位置決め部12を形成している。
【0012】 そして端子取付部7bを組み付けの際は、帰零用磁石9を収納部11に外部から 挿入後、位置決め部12に位置決めし取付孔8上方から端子6を圧入することによ り端子6は端子取付部7bに装着されるとともに、端子6は帰零用磁石9の貫通 孔9bに挿通され、したがって帰零用磁石9はその外周部を収納部11によってだ けでなく貫通孔9bを介して端子6によっても保持されている。
【0013】 このように本実施例では貫通孔9bを形成してドーナツ形状に設けた帰零用磁 石9を収納部11に挿入して位置決めし、端子6を貫通孔9bに挿通することで帰 零用磁石9を所望位置である可動磁石3の側面3aと対向する端子取付部7b位 置に簡単な組み付けにより端子6と一緒に収納配設できるとともに、帰零用磁石 9が収納部11によってだけでなく端子6によっても保持されるため、安定的に帰 零用磁石9を保持可能であり、これにより十分な帰零効果を得ることができる。
【0014】 なお本実施例では帰零用磁石9の形状をドーナツ形状に形成しているが、帰零 用磁石9の形状は端子取付部7bの形状、あるいは端子6の形状に応じて変更が 可能であり、可動磁石3の側面3aと対向する端子取付部7b位置に帰零用磁石 9を収納配設可能で十分な帰零効果を得ることができ、帰零用磁石9の少なくと も一部を端子6により保持可能に形成して安定的に帰零用磁石9を保持すること ができ、なおかつ組み付け作業性を考慮していれば、帰零用磁石9の形状は適宜 設定が可能である。
【0015】 また本実施例では帰零用磁石9を挿入可能な収納部11を上フレーム1aと下フ レーム1bとの接合部に上フレーム1aと下フレーム1bとの双方を切り欠いて 形成しているが、収納部11を形成する位置は、端子取付部7aの可動磁石3と対 向する位置であれば適宜設定が可能であり、例えば上フレーム1aと下フレーム 1bのいずれか一方側に形成してもよい。
【0016】 図3は本考案の他の実施例を示しており前記実施例と同一もしくは相等箇所に は同符号を付している。 本実施例では帰零用磁石9を配設する収納部11を端子取付部7bの下フレーム 1b側に形成しており、この場合、収納部11は下フレーム1b側の上フレーム1 aとの接合面を帰零用磁石9の形状に応じて環状溝形状に切り欠いて形成したこ とにより内側環状壁11aと外側環状壁11bを有しているとともに、内側環状壁11 a内には端子6装着用の取付孔8が形成されている。
【0017】 そして収納部11に帰零用磁石9を配設する際は、内側環状壁11aと外側環状壁 11bとの間に形成された溝に帰零用磁石9を嵌入することにより帰零用磁石9の 貫通孔9bに内側環状壁11aが挿入状態で設けられ、端子6を端子取付部7bの 取付孔8に圧入することにより帰零用磁石9は内側環状壁11aを介して端子6に 挿通状態で配設されている。
【0018】 これにより帰零用磁石9は、その外周部側面を収納部11を構成する外側環状壁 11bにより保持され、貫通孔9b内周部側面を内側環状壁11aにより保持される とともに、内側環状壁11a内に形成された取付孔8に端子6を圧入することによ り端子6によっても保持されるため、前記実施例とほぼ同様の効果を得ることが できる。
【0019】
【考案の効果】
本考案は指針軸を貫設した可動磁石を上フレームと下フレームとから成るボビ ン内に設けるとともに、指針軸両端をボビンに回転可能に軸支し、前記ボビンに コイルを巻回してコイルに生じる磁界変化で指針軸を回転可動とし、ボビン周囲 に指針軸方向の複数の端子取付部を設け、これらの端子取付部に前記コイル端を 接続する端子を装着した可動磁石式計器において、前記複数の端子取付部のうち 少なくとも1つには、前記可動磁石の側面と対向する位置に帰零用磁石を配設可 能な収納部を形成するとともに、前記帰零用磁石にはこの帰零用磁石の少なくと も一部を前記端子により保持可能な保持部を形成し、この保持部と前記収納部に よって前記帰零用磁石を保持したから、前記指針の指示特性に悪影響を与えるこ とのない所望位置である前記可動磁石の側面と対向する前記端子取付部位置に前 記帰零用磁石を簡単な組み付けにより前記端子とともに配設可能で、なおかつ前 記帰零用磁石は前記端子取付部に形成された前記収納部だけでなく、前記帰零用 磁石に形成された前記保持部を介して前記端子によっても保持されるため、前記 帰零用磁石は前記可動磁石と近い位置で安定的に保持され、これによって十分な 帰零作用を得ることが可能な帰零用磁石の保持構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】図1の要部を示す分解斜視図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す分解斜視図である。
【図4】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ボビン 1a 上フレーム 1b 下フレーム 2 指針軸 3 可動磁石 3a 側面 4 指針 5 コイル 6 端子 7,7b 端子取付部 8 取付孔 9 帰零用磁石 9b 貫通孔(保持部) 11 収納部 11a 内側環状壁 11b 外側環状壁 12 位置決め部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指針軸を貫設した可動磁石を上フレーム
    と下フレームとから成るボビン内に設けるとともに、指
    針軸両端をボビンに回転可能に軸支し、前記ボビンにコ
    イルを巻回してコイルに生じる磁界変化で指針軸を回転
    可動とし、ボビン周囲に指針軸方向の複数の端子取付部
    を設け、これらの端子取付部に前記コイル端を接続する
    端子を装着した可動磁石式計器において、前記複数の端
    子取付部のうち少なくとも1つには前記可動磁石の側面
    と対向する位置に帰零用磁石を配設可能な収納部を形成
    するとともに、前記帰零用磁石にはこの帰零用磁石の少
    なくとも一部を前記端子により保持可能な保持部を形成
    し、この保持部と前記収納部によって前記帰零用磁石を
    保持したことを特徴とする可動磁石式計器。
JP8700391U 1991-09-27 1991-09-27 可動磁石式計器 Pending JPH0528972U (ja)

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