JPH05288419A - 冷凍機用サスペンションスプリングの保持構造 - Google Patents

冷凍機用サスペンションスプリングの保持構造

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JPH05288419A
JPH05288419A JP413593A JP413593A JPH05288419A JP H05288419 A JPH05288419 A JP H05288419A JP 413593 A JP413593 A JP 413593A JP 413593 A JP413593 A JP 413593A JP H05288419 A JPH05288419 A JP H05288419A
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displacer
piston
cylinder
suspension spring
spring
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Application number
JP413593A
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Inventor
Yoshihiro Katagishi
好弘 片岸
Hiroyuki Kiyota
浩之 清田
Nobuo Fujii
信生 藤井
Ken Oishi
建 大石
Kazumi Niitsu
和己 新津
Takeshi Miyazawa
武 宮澤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2309/00Gas cycle refrigeration machines
    • F25B2309/001Gas cycle refrigeration machines with a linear configuration or a linear motor

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  • Compressor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピストンやディスプレーサをサスペンション
スプリングによって支持したスターリング冷凍機におい
て、サスペンションスプリングの外側スリット端での応
力集中を抑制し疲労破壊を防ぐことによって、長寿命の
冷凍機を得る。 【構成】 ピストン支持用サスペンションスプリング2
7のスリットの外端付近から内側方向に伸びる突起を有
し、その突起にてサスペンションスプリング27の腕の
外端を挟み込むように押さえる複数のピストン用スプリ
ング外周押さえ28を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、赤外線検出
素子を極低温(例えば、77K前後)に冷却するスター
リング冷凍機に関し、より詳細には、斯かるスターリン
グ冷凍機を構成する圧縮機とコールドフィンガに夫々使
用されるピストンとディスプレーサを支持するサスペン
ションスプリングのその保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図14に従来のスターリング冷凍機の構
成例を示す。スターリング冷凍機は大きく分けて圧縮機
1と、コールドフィンガ2と、これらを結ぶ連結管3よ
り構成される。前記圧縮機1はシリンダ5と、前記シリ
ンダ5の内側を上下に往復運動するピストン6を備えて
おり、前記ピストン6は、前記シリンダ5と接触して摩
耗するのを防ぐため前記シリンダ5と非接触状態が保て
るように二箇所以上に分けた複数のピストン支持用サス
ペンションスプリング27により支えられる。前記ピス
トン支持用サスペンションスプリング27は、図15に
示すように、平板に1本または複数のスリット27bを
設ける事によって前記ピストン6が往復運動する際垂直
方向に自在にたわむ事のできる腕27aを有している。
図16及び図17に示すように前記ピストン支持用サス
ペンションスプリング27の外周は円形の内周を有する
リング状の複数のピストン用スプリング外周押さえ28
で挟み込むように押さえられ、前記ピストン用スプリン
グ外周押さえ28はハウジング7の内壁に固定される。
また、前記ピストン支持用サスペンションスプリング2
7は、前記ピストン支持用サスペンションスプリング2
7の中心部で、円形の外周を有するリング状の複数のピ
ストン用スプリング内周押さえ29で固定され、前記ピ
ストン用スプリング内周押さえ29は前記ピストン6の
固定されている。前記ピストン6には可動コイル8が取
り付けられ、前記可動コイル8は非磁性材料からなる円
筒状のボビン9に導電線10を巻き付けて形成されてい
る。前記可動コイル8の前記導電線10は一対のリード
線11と接続しており、リード線11は前記ハウジング
7に取り付けられた一対の電気端子12に接続される。
前記ハウジング7内には永久磁石13及びヨーク14が
設けられており、これらは磁気回路15を構成してい
る。前記可動コイル8は前記磁気回路15に設けられた
間隙16内で前記ピストン6の軸線方向に往復運動でき
る構造になっており、前記間隙16内には前記可動コイ
ル8の運動方向を横切る半径方向に永久磁界が存在す
る。前記圧縮機1全体には例えばヘリウムなどの高圧の
作動ガスが封入されている。前記シリンダ5内側の前記
ピストン上方の内部空間を圧縮室17と呼び、前記圧縮
室17内の作動ガスが前記シリンダ5と前記ピストン6
の隙間を通過しにくくするために、前記シリンダ5と前
記ピストン6の隙間はできるだけ狭く作られている。
【0003】一方、前記コールドフィンガ2は、細長い
円筒状の低温シリンダ18を備えており、前記低温シリ
ンダ18内を上下に往復運動するディスプレーサ20を
有している。前記ディスプレーサ20は本体部20aと
その下方にのびるロッド20bで構成され、前記低温シ
リンダ18内部の空間は前記ディスプレーサ本体部20
aによって上下に2分割されており、前記ディスプレー
サ本体部20aより上方の空間を低温室21、下方の空
間を高温室22と呼ぶ。前記ディスプレーサ本体部20
a内部には再生器23とガス通過孔24が設けられ、前
記低温室21と前記高温室22は前記再生器23と前記
ガス通過孔24を介して連通しており、前記再生器23
内には例えば鋼の金網などの蓄冷材25が充填されてい
る。19は第1スリーブで、前記第1スリーブ19は前
記ディスプレーサ本体部20aの外周を囲むように前記
低温シリンダ18下部に固定されている。一方、前記デ
ィスプレーサ20のロッド20bは、前記高温室22下
方に固定された第2スリーブ16を突き抜け、スプリン
グ室33にまで延びている。以上のような前記コールド
フィンガ2の各室には前記圧縮機1と同様に例えばヘリ
ウムなどの高圧の作動ガスが封入されており、作動ガス
が前記第1スリーブ19と前記ディスプレーサ本体部2
0aの隙間を通過しにくくなるように、前記ディスプレ
ーサ本体部20aと前記第1スリーブ19の隙間はでき
るだけ狭く作られ、同様に前記第2スリーブ16と前記
ディスプレーサ20のロッド20bの隙間も、作動ガス
が通過しにくくなるようできるだけ狭く作られている。
前記ディスプレーサ20は、往復運動する際前記第1ス
リーブ19および前記第2スリーブ16と接触して摩耗
するのを防ぐため、前記第1スリーブ19および前記第
2スリーブ16と非接触状態が保てるように、前記スプ
リング室33内に二箇所以上に分けて設置された複数の
ディスプレーサ支持用サスペンションスプリング30に
より支えられる。前記ディスプレーサ支持用サスペンシ
ョンスプリング30は、図18に示すように、平板に1
本または複数のスリット30bを設ける事によって前記
ディスプレーサ20が往復運動する際垂直方向に自在に
たわむ事のできる腕30aを有している。図19及び図
20に示すように前記ディスプレーサ支持用サスペンシ
ョンスプリング30は外周を円形の内周を有するリング
状の複数のディスプレーサ用スプリング外周押さえ31
で挟み込むように押さえられ、前記ディスプレーサ用ス
プリング外周押さえ31は前記スプリング室33の内壁
に固定される。前記ディスプレーサ支持用サスペンショ
ンスプリング30は、前記ディスプレーサ支持用サスペ
ンションスプリング30の中心部で、円形の外周を有す
るリング状で複数のディスプレーサ用スプリング内周押
さえ32で固定され、前記ディスプレーサ用スプリング
内周押さえ32は前記ディスプレーサ20のロッド20
bに固定されている。
【0004】前記圧縮機1の前記圧縮室17と前記コー
ルドフィンガ2の前記高温室22は、前記連結管3を介
して連通している。また、前記圧縮室17、前記連結管
3内部の空間、前記低温室21、前記高温室22、前記
再生器23及び前記ガス通過孔24は互いに連通してお
り、これらの室全体を総合して作動室26と呼ぶ。
【0005】上記のように構成された従来の冷凍機の動
作について説明する。外部から電気端子12及びリード
線11を介して可動コイル8の導電線9に交流電流を印
加すると、導電線10には間隙16中の永久磁界と相互
作用により軸方向にローレンツ力が働く。その結果、可
動コイル8が取り付けられたピストン6は、ピストン支
持用サスペンションスプリング27のスプリング作用に
よって共振してシリンダ5の内部を往復運動することに
より、圧縮室17から低温室21に至る作動室26のガ
ス圧力に正弦状の波動を与える。一方、コールドフィン
ガ2の第2のスリーブ16とディスプレーサ20のロッ
ド20bとの隙間は上記のピストン6によって作られる
圧力波動ような短周期の圧力変化にたいしては充分な密
封性を有するが、長時間的に見れば密封は不完全である
ので、スプリング室33内の圧力は、ピストン6によっ
て作られる圧力波動のおよそ平均圧付近に保たれる。ピ
ストン6によって作られる圧力波動が高温室22に伝わ
ると、ディスプレーサ20には高温室22とスプリング
室33の圧力差にディスプレーサ20のロッド20bの
断面積を乗じた荷重がディスプレーサ20の上下方向に
作用する。この力とディスプレーサ支持用サスペンショ
ンスプリング30の相互作用によりディスプレーサ20
は上下方向に共振し、ピストン6と同じ周波数かつおよ
び90゜進んだ位相でコールドフィンガ2内を軸方向に
往復する。以上のようにピストン6及びディスプレーサ
20が運動するとき、以下に述べるような原理で冷凍を
発生することができる。
【0006】まずディスプレーサ20がコールドフィン
ガ2内の上部に位置しているときに、ピストン6が上方
に移動して作動室26内の作動ガス全体を圧縮する。圧
縮室17内の作動ガスは連結管3を経て、高温室22に
流れ込み、この間に圧縮時に発生する圧縮熱はハウジン
グ7、連結管3などを介して周囲空気に放熱される。次
にディスプレーサ20が下方に移動し、それとともに高
温室22の作動ガスは再生器23とガス通過孔24を通
って低温室21に移動する。このとき再生器23は半サ
イクル前に蓄えた冷熱で作動ガスを予冷する。次にピス
トン6が下方に移動することで作動室26内の作動ガス
全体を膨張させる。低温室21内においても作動ガスは
膨張し、低温室21内に冷熱を発生する。次にディスプ
レーサ20が上方に移動し、それとともに低温室21の
作動ガスは再生器23とガス通過孔24を通って高温室
22に移動する。このとき再生器23は作動ガスによっ
て予冷される。その後再びピストン6が上方に移動して
作動ガスの圧縮が始まり、同様のサイクルが繰返され
る。ここでの作動ガスの圧縮と膨張はそれぞれピストン
6から仕事をうけとったり、ピストン6への仕事を与え
たりしながら行われているので、作動ガスは圧縮時には
熱を出し、膨張時には外部から熱を吸収する。前述のよ
うにディスプレーサ20がコールドフィンガ2内の上部
に位置しているとき、すなわち低温室21の容積が小さ
くなっているときに作動ガスの圧縮がおこり、逆にディ
スプレーサ20がコールドフィンガ2内の下部に位置し
ているとき、すなわち低温室21の容積が大きくなって
いるときに作動ガスの膨張がおこるので、低温室21は
1サイクル全体で見ると膨張が主体であり、コールドフ
ィンガ2の先端外部から熱を奪い、被冷却体を冷却す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来装置
には以下に述べるような課題があった。ピストン6が往
復運動してピストン支持用サスペンションスプリング2
7の腕27aがたわみを繰り返す際、ピストン支持用サ
スペンションスプリング27の腕27aは、図17で示
すように、スリット27b外端27cや内端27dの極
近傍で腕27a全体のたわみ反力を集中的に支えなくて
はならないのでスリット27b外端27cや内端27d
の極近傍の腕27aに応力が集中し、長時間運転すると
この部分から疲労破壊を起こすため冷凍機の運転寿命が
短いという問題点があった。
【0008】また、ディスプレーサ20が往復運動して
ディスプレーサ支持用サスペンションスプリング30の
腕30aがたわみを繰り返す際、ディスプレーサ支持用
サスペンションスプリング30の腕30aは、図20で
示すように、スリット30b外端30cや内端30dの
極近傍で腕30a全体のたわみ反力を支えなくてはなら
ないので、スリット30b外端30cや内端30dの極
近傍の腕30aに応力が集中し、長時間運転するとこの
部分から疲労破壊を起こすため冷凍機の運転寿命が短い
という問題点があった。
【0009】この発明の目的は、上記問題を解決するた
めになされたもので、ピストンやディスプレーサを支持
するサスペンションスプリングのスリット外端や内端の
極近傍の腕部で変形が急にならず、同サスペンションス
プリングのスリット外端や内端の極近傍の腕部に応力が
集中するのを抑制し、その部分で疲労破壊が起きる事を
防ぎ、長寿命の冷凍機を得ることのできる、冷凍機用サ
スペンションスプリングの保持構造を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る冷凍機用
サスペンションスプリングの保持構造は、ピストン支持
用サスペンションスプリングのスリットの外端付近から
内側方向に、又は、内端付近から外側方向に伸びる突起
を有し、突起にてピストン支持用サスペンションスプリ
ング腕部の外端、又は、内端を挟み込むように押さえる
複数のピストン用スプリング押さえを設けたものであ
る。
【0011】また、ディスプレーサ支持用サスペンショ
ンスプリングのスリットの外端付近から内側方向に、又
は、内端付近から外側方向に伸びる突起を有し、前記突
起にて前記ディスプレーサ支持用サスペンションスプリ
ング腕部の外端、又は、内端を挟み込むように押さえる
複数のディスプレーサ用スプリング押さえを設けたもの
である。
【0012】さらに、この発明に係る冷凍機用サスペン
ションスプリングの保持構造は、ピストン支持用サスペ
ンションスプリングのスリットの外端及び内端の少なく
とも一方に、スリット外端ではスリットに外接し、内端
ではスリットに内接する円形の切欠きを設けたものであ
る。
【0013】また、ディスプレーサ支持用サスペンショ
ンスプリングのスリットの外端及び内端の少なくとも一
方に、スリット外端ではスリットに外接し、内端ではス
リットに内接する円形の切欠きを設けたものである。
【0014】
【作用】この発明では、ピストン支持用サスペンション
スプリングのスリットの外端付近から内側方向に、又
は、内端付近から外側方向に伸びる突起にてピストン支
持用サスペンションスプリング腕部の外端、又は、内端
を挟み込むように押さえる複数のピストン用スプリング
押さえを設けた事により、ピストン支持用サスペンショ
ンスプリングの腕は、ピストン用スプリング押さえの突
起の一辺で線状に押さえられるため、ピストンが往復運
動してピストン支持用サスペンションスプリングの腕が
たわみを繰り返しても、そのたわみ反力をピストン用ス
プリング押さえの突起の一辺全体で受け、ピストン支持
用サスペンションスプリングのスリット外端付近の腕部
に応力が集中するのを防ぎ、冷凍機が長時間運転しても
この部分から疲労破壊を起こす事はなく、長寿命の冷凍
機を得ることができる。
【0015】また、ディスプレーサ支持用サスペンショ
ンスプリングのスリットの外端付近から内側方向に、又
は、内端付近から外側方向に伸びる突起にて、ディスプ
レーサ支持用サスペンションスプリング腕部の外端、又
は、内端を挟み込むように押さえる複数のディスプレー
サ用スプリング押さえを設けたことにより、ディスプレ
ーサ用サスペンションスプリングの腕はディスプレーサ
用スプリング押さえの突起の一辺で線状に押さえられる
ため、ディスプレーサが往復運動してディスプレーサ支
持用サスペンションスプリングの腕がたわみを繰り返し
ても、そのたわみ反力をディスプレーサ用スプリング押
さえの突起の一辺全体で受けディスプレーサ支持用サス
ペンションスプリングのスリットの外端付近に応力が集
中するのを防ぎ、冷凍機が長時間運転してもこの部分か
ら疲労破壊を起こす事はなく、長寿命の冷凍機を得る事
ができる。
【0016】さらに、この発明では、ピストン支持用サ
スペンションスプリングのスリットの外端及び内端の少
なくとも一方に設けた円形の切欠きにより、ピストンが
往復運動してピストン支持用サスペンションスプリング
の腕がたわみを繰り返しても、ピストン支持用サスペン
ションスプリングのスリット端部の近傍の腕部に応力が
集中せず、円形の切欠きに沿って応力が分散されるの
で、冷凍機は長時間運転してもこの部分から疲労破壊を
起こす事はなく、長寿命の冷凍機を得る事ができる。
【0017】また、ディスプレーサ支持用サスペンショ
ンスプリングのスリットの外端及び内端の少なくとも一
方に設けた円形の切欠きにより、ディスプレーサが往復
運動してディスプレーサ支持用サスペンションスプリン
グの腕がたわみを繰り返しても、ディスプレーサ支持用
サスペンションスプリングのスリット端部の近傍の腕部
に応力が集中せず、円形の切欠きに沿って応力が分散さ
れるので、冷凍機は長時間運転してもこの部分から疲労
破壊を起こす事はなく、長寿命の冷凍機を得る事ができ
る。
【0018】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図1、図2、図
3によって説明する。図1において1〜27、29〜3
2は図14の従来装置と同一のものでありここでは説明
を省略する。図2、図3は、ピストン支持用サスペンシ
ョンスプリング27付近を部分的に詳細に示す図で、図
3は図2を上方から見た図である。図2、図3に示すよ
うに、この実施例では、ピストン支持用サスペンション
スプリング27のスリット27bの外端付近から内側方
向に伸びる突起128aを有し、前記突起128aにて
ピストン支持用サスペンションスプリング27の腕27
aの外端を挟み込むように押さえる複数のピストン用ス
プリング外周押さえ128を設けている。
【0019】次にこの実施例の装置の動作について説明
する。なお、本実施例に示した冷凍機の動作原理は図1
4の従来装置と全く同様であり、ここでは省略する。本
実施例では、図2、図3に示す通りピストン用スプリン
グ外周押さえ128は、ピストン支持用サスペンション
スプリング27の腕27aを、ピストン用支持用サスペ
ンションスプリング27のスリット27bの外端付近か
ら内側方向に伸びる突起128aにて押さえるような形
状にした物であるため、ピストン支持用サスペンション
スプリング27の腕27aを、前記ピストン用スプリン
グ押さえ128の突起128aの一辺で線状に押さえる
事ができ、ピストン6が往復運動してピストン支持用サ
スペンションスプリング27の腕27aがたわみを繰り
返しても、そのたわみ反力をピストン用スプリング外周
押さえ128の突起128aの一辺全体で受け、ピスト
ン用サスペンションスプリング27のスリット27b外
端付近の腕部27cに応力が集中せず、冷凍機器が長時
間運転してもこの部分から疲労破壊を起こす事はなく、
冷凍機の長寿命化が可能となる。
【0020】また図3ではピストン支持用サスペンショ
ンスプリング27のスリット27bの外端付近からピス
トン支持用サスペンションスプリング27の中心に向か
って伸びる突起128aを有するピストン用スプリング
押さえ128を示したが、前記突起128aは必ずしも
中心に向かって伸びる必要はなく、図4に示すような形
状(128’参照)でも、内側方向に伸びる突起は同様
の効果を得る事ができる。
【0021】実施例2.この発明の実施例2を図1、図
5、図6を用いて説明する。図1において1〜30、3
2は図14の従来装置と同一のものでありここでは説明
を省略する。図5、図6は、ディスプレーサ支持用サス
ペンションスプリング30付近を部分的に詳細に示す図
で、図6は図5を上方から見た図である。図5、図6に
示すように、この実施例では、ディスプレーサ支持用サ
スペンションスプリング30のスリット306の外端付
近から内側方向に伸びる突起131aを有し、前記突起
131aにてディスプレーサ支持用サスペンションスプ
リング30の腕30aの外端を挟み込むように押さえる
複数のディスプレーサ用スプリング外周押さえ131を
設けている。
【0022】次にこの実施例2の装置の動作について説
明する。なお、本実施例に示した冷凍機の動作原理は図
14の従来装置と全く同様であり、ここでは省略する。
本実施例では、図5、図6に示す通りディスプレーサ用
スプリング外周押さえ131は、ディスプレーサ支持用
サスペンションスプリング30の腕30aを、ディスプ
レーサ用支持用サスペンションスプリング30のスリッ
ト30bの外端付近から内側方向に伸びる突起131a
にて押さえるような形状にした物であるため、ディスプ
レーサ支持用サスペンションスプリング30の腕30a
を、前記ディスプレーサ用スプリング押さえ131の突
起131aの一辺で線状に押さえる事ができ、ディスプ
レーサ20が往復運動してディスプレーサ支持用サスペ
ンションスプリング30の腕30aがたわみを繰り返し
て、そのたわみ反力をディスプレーサ用スプリング外周
押さえ131の突起131aの辺全体で受け、ディスプ
レーサ用サスペンションスプリング30のスリット30
b外端付近の腕部30cに応力が集中せず、冷凍機器が
長時間運転してもこの部分から疲労破壊を起こす事はな
く冷凍機の長寿命化が可能となる。
【0023】また、図6ではディスプレーサ支持用サス
ペンションスプリング30のスリット30b外端付近か
らディスプレーサ支持用サスペンションスプリング30
の中心に向かって伸びる突起を有するディスプレーサ用
スプリング押さえ131を示したが、前記突起は必ずし
も中心に向かって伸びる必要ななく、図7に示すような
形状(131a’参照)でも、内側方向に伸びる突起は
同様の効果を得る事ができる。
【0024】実施例3.この発明の実施例3を図1、図
8によって説明する。図1において1〜28、30〜3
2は図14の従来装置と同一のものでありここでは説明
を省略する。図8は、ピストン支持用サスペンションス
プリング27付近を部分的に詳細に示す図で、同図に示
すように、この実施例3では、ピストン支持用サスペン
ションスプリング27のスリット27bの内端付近から
外側方向に伸びる突起129aを有し、前記突起129
aにてピストン支持用サスペンションスプリング27の
腕27aの内端を挟み込むように押さえる複数のピスト
ン用スプリング内周押さえ129を設けている。
【0025】次にこの実施例3の装置の動作について説
明する。なお、本実施例に示した冷凍機の動作原理は図
14の従来装置と全く同様であり、ここでは省略する。
本実施例では、図8に示す通りピストン用スプリング内
周押さえ129は、ピストン支持用サスペンションスプ
リング27の腕27aを、ピストン用支持用サスペンシ
ョンスプリング27のスリット27bの内端付近から外
側方向に伸びる突起129aにて押さえるような形状に
したものであるため、ピストン支持用サスペンションス
プリング27の腕27aを、前記ピストン用スプリング
内周押さえ129の突起129aの一辺で線状に押さえ
る事ができ、ピストン6が往復運動してピストン支持用
サスペンションスプリング27の腕27aがたわみを繰
り返しても、そのたわみ反力をピストン用内周押さえ1
29の突起129aの一辺全体で受け、ピストン用サス
ペンションスプリング27のスリット27b内端付近の
腕部27dに応力が集中せず、冷凍機器が長時間運転し
てもこの部分から疲労破壊を起こす事はなく、冷凍機の
長寿命化が可能となる。また、図8ではピストン用サス
ペンションスプリング27のスリット27bの内端付近
からピストン用サスペンションスプリング27の半径方
向の外側に伸びる突起129aを有するピストン用スプ
リング内周押さえ129を示したが、前記突起は必ずし
も半径方向に伸びる必要はなく、図9に示すような形状
(129a’参照)でも、外側方向に伸びる突起は同様
の効果を得る事ができる。
【0026】実施例4.この発明の実施例4を図1を用
いて説明する。図1において1〜31は図14の従来装
置と同一のものでありここでは説明を省略する。図10
は、ディスプレーサ支持用サスペンションスプリング3
0付近を部分的に詳細に示す図で、同図に示すように、
この実施例4では、ディスプレーサ支持用サスペンショ
ンスプリング30のスリット30bの内端付近から外側
方向に伸びる突起132aを有し、前記突起132aに
てディスプレーサ支持用サスペンションスプリング30
の腕30aの内端を挟み込むように押さえる複数のディ
スプレーサ用スプリング内周押さえ132を設けてい
る。
【0027】次にこの実施例4の装置の動作について説
明する。なお、本実施例に示した冷凍機の動作原理は図
14の従来装置と全く同様であり、ここでは省略する。
本実施例では、図10に示す通りディスプレーサ用スプ
リング内周押さえ132は、ディスプレーサ支持用サス
ペンションスプリング30の腕30aを、ディスプレー
サ用支持用サスペンションスプリング30のスリット3
0bの内端付近から外側方向に伸びる突起にて押さえる
ような形状にした物であるため、ディスプレーサ支持用
サスペンションスプリング30の腕30aを、前記ディ
スプレーサ用スプリング内周押さえ132の突起132
aの一辺で線状に押さえる事ができ、ディスプレーサ2
0が往復運動してディスプレーサ支持用サスペンション
スプリング30の腕30aがたわみを繰り返しても、そ
のたわみ反力をディスプレーサ用スプリング内周押さえ
132の突起132aの一辺全体で受け、ディスプレー
サ用サスペンションスプリング30のスリット30b内
端付近の腕部30dに応力が集中せず、冷凍機器が長時
間運転してもこの部分から疲労破壊を起こす事はなく、
冷凍機の長寿命化が可能となる。また、図10ではディ
スプレーサ用サスペンションスプリング30のスリット
30bの内端付近からディスプレーサ用サスペンション
スプリング30の半径方向の外側に伸びる突起132a
を有するディスプレーサ用スプリング内周押さえ132
を示したが、前記突起132aは必ずしも半径方向に伸
びる必要はなく、図11に示すような形状(132a’
参照)でも、外側方向に伸びる突起は同様の効果を得る
事ができる。
【0028】実施例5.この発明の実施例5を図1、図
12によって説明する。図1において1〜26、28〜
32は図14の従来装置と同一のものでありここでは説
明を省略する。図12は、ピストン支持用サスペンショ
ンスプリング127の詳細を示す図である。図12に示
すように、この実施例5では、ピストン支持用サスペン
ションスプリング127のスリット127bの外端12
7cまたは内端127dもしくは両端に、スリット12
7b外端127cではスリット127bに外接し内端1
27dではスリット127bに内接する円形の切欠き1
27eを設けている。
【0029】次にこの実施例5の装置の動作について説
明する。なお、本実施例に示した冷凍機の動作原理は図
14の従来装置と全く同様であり、ここでは省略する。
本実施例では、図12に示す通りピストン用支持用サス
ペンションスプリング127のスリット127bの外端
127cや内端127dに設けた円形の切欠き127e
により、ピストン6が往復運動してピストン支持用サス
ペンションスプリング127の腕127aがたわみを繰
り返しても、ピストン用サスペンションスプリング12
7のスリット127b外端127cの極近傍や内端12
7dの極近傍の腕127a部に応力が集中せず、円形の
切欠き127eに沿って応力が分散されるので、冷凍機
が長時間運転してもこの部分から疲労破壊を起こす事は
なく、冷凍機の長寿命が可能となる。
【0030】実施例6.この発明の実施例6を図1、図
13を用いて説明する。図1において1〜29、31、
32は図14の従来装置と同一のものでありここでは説
明を省略する。図13は、ディスプレーサ支持用サスペ
ンションスプリング130の詳細を示す図である。図1
3に示すように、この実施例6では、ディスプレーサ支
持用サスペンションスプリング130のスリット130
bの外端130cまたは内端130dもしくは両端に、
スリット130b外端130cではスリット130bに
外接し内端130dではスリット130bに内接する円
形の切欠き130eを設けている。
【0031】次にこの実施例6の装置の動作について説
明する。なお、本実施例に示した冷凍機の動作原理は図
14の従来装置と全く同様であり、ここでは省略する。
本実施例では、図13に示す通り、ディスプレーサ支持
用サスペンションスプリング130のスリット130b
の外端130cや内端130dに設けた円形の切欠き1
30eにより、ディスプレーサ20が往復運動してディ
スプレーサ支持用サスペンションスプリング130の腕
130aがたわみを繰り返しても、ディスプレーサ用サ
スペンションスプリング130のスリット130b外端
130cの極近傍や内端130dの極近傍の腕130a
部に応力が集中せず、円形の切欠き130eに沿って応
力が分散されるので、冷凍機が長時間運転してもこの部
分から疲労破壊を起こす事はなく、冷凍機の長寿命化が
可能となる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、ピストン用サスペンショ
ンスプリングのスリットの外端付近から内側方向又は内
端付近から外側方向に伸びる突起を有し、その突起にて
ピストン支持用サスペンションスプリングの外端又は内
端を挟み込むように押さえる複数のピストン用スプリン
グ外周押さえ又は内周押さえを設けた事により、ピスト
ン支持用サスペンションスプリングのスリットの外端又
は内端の腕部に応力が集中するのを抑制し、この部分か
ら疲労破壊するのを防ぐことにより、長寿命の冷凍機が
得られるという効果がある。
【0033】また、ディスプレーサ用サスペンションス
プリングのスリットの外端付近から内側方向又は内端付
近から外側方向に伸びる突起を有し、その突起にてディ
スプレーサ支持用サスペンションスプリングの腕部の外
端又は内端を挟み込むように押さえる複数のディスプレ
ーサ用スプリング外周押さえ又内周押さえを設けた事に
より、ディスプレーサ支持用サスペンションスプリング
のスリットの外端又は内端の腕部に応力が集中するのを
抑制し、この部分から疲労破壊するのを防ぐことによ
り、長寿命の冷凍機を得られるという効果がある。
【0034】さらに、ピストン用サスペンションスプリ
ングのスリットの外端または内端もしくは両端に、スリ
ット外端ではスリットに外接し内端ではスリットに内接
する円形の切欠きを設けた事により、ピストン支持用サ
スペンションスプリングのスリットの外端や内端の腕部
に応力が集中するのを抑制し、この部分から疲労破壊す
るのを防ぐことにより、長寿命の冷凍機が得られるとい
う効果がある。
【0035】また、ディスプレーサ用サスペンションス
プリングのスリットの外端または内端もしくは両端に、
スリット外端ではスリットに外接し内端ではスリットに
内接する円形の切欠きを設けた事により、ディスプレー
サ支持用サスペンションスプリングのスリットの外端や
内端の腕部に応力が集中するのを抑制し、この部分から
疲労破壊するのを防ぐことにより、長寿命の冷凍機を得
られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサスペンションスプリング保持構
造を備える冷凍機の断面図である。
【図2】本発明の実施例1によるサスペンションスプリ
ング保持構造を構成するピストン用スプリング外周押さ
えの拡大図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】ピストン用スプリング外周押さえの変形例を示
す図3に類似の図。
【図5】本発明の実施例2によるサスペンションスプリ
ング保持構造を構成するディスプレーサ用スプリング外
周押さえの拡大図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】ディスプレーサ用スプリング外周押さえの変形
例を示す図である。
【図8】本発明の実施例3によるサスペンションスプリ
ング保持構造を構成するピストン用スプリング内周押さ
えの拡大図である。
【図9】ピストン用スプリング内周押さえの変形例を示
す図である。
【図10】本発明の実施例4によるサスペンションスプ
リング保持構造を構成するディスプレーサ用スプリング
内周押さえの拡大図である。
【図11】ディスプレーサ用スプリング内周押さえの変
形例を示す図である。
【図12】本発明の実施例5によるサスペンションスプ
リング保持構造を構成するピストン支持用サスペンショ
ンスプリングの拡大図である。
【図13】本発明の実施例6によるサスペンションスプ
リング保持構造を構成するディスプレーサ支持用サスペ
ンションスプリングの拡大図である。
【図14】従来の冷凍機の断面図である。
【図15】図14の冷凍機に用いられているピストン支
持用サスペンションスプリングの拡大平面図である。
【図16】図14の冷凍機に用いられているピストン用
スプリング外周押さえと内周押さえを示す拡大図であ
る。
【図17】図16の平面図である。
【図18】図14の冷凍機に用いられているディスプレ
ーサ支持用サスペンションスプリングの拡大平面図であ
る。
【図19】図14の冷凍機に用いられているディスプレ
ーサ用スプリング外周押さえと内周押さえを示す拡大図
である。
【図20】図19の平面図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 コールドフィンガ 3 連結管 5 シリンダ 6 ピストン 17 圧縮室 18 低温シリンダ 20 ディスプレーサ 20a 本体 20b ロッド 21 低温室 22 高温室 23 再生器 27 ピストン支持用サスペンションスプリング 27a 腕 27b スリット 27c 腕部 28 ピストン用スプリング外周押さえ 29 ピストン用スプリング内周押さえ 30 ディスプレーサ支持用サスペンションスプリング 30a 腕 30b スリット 31 ディスプレーサ用スプリング外周押さえ 32 ディスプレーサ用スプリング内周押さえ 127 ピストン支持用サスペンションスプリング 127a 腕 127b スリット 127e 切欠き 128 ピストン用スプリング外周押さえ 128’ ピストン用スプリング外周押さえ 128a 突起 128a’ 突起 129 ピストン用スプリング内周押さえ 129’ ピストン用スプリング内周押さえ 129a 突起 129a’ 突起 130 ディスプレーサ支持用サスペンションスプリン
グ 130a 腕 130b スリット 130e 切欠き 131 ディスプレーサ用スプリング外周押さえ 131’ ディスプレーサ用スプリング外周押さえ 131a 突起 131a’ 突起 132 ディスプレーサ用スプリング内周押さえ 132’ ディスプレーサ用スプリング内周押さえ 132a 突起 132a’ 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大石 建 鎌倉市上町屋325番地 三菱電機株式会社 鎌倉製作所内 (72)発明者 新津 和己 鎌倉市上町屋730番地 三菱スペース・ソ フトウエア株式会社鎌倉事業所内 (72)発明者 宮澤 武 鎌倉市上町屋730番地 三菱電機エンジニ アリング株式会社鎌倉事業所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の内周面を有するシリンダと、平板
    に少なくとも一本の渦状のスリットを設ける事によって
    垂直方向に自在にたわむ事のできる腕を有するピストン
    支持用サスペンションスプリングと、前記ピストン支持
    用サスペンションスプリングに支持され、前記シリンダ
    内を往復運動するピストンと、前記ピストンが往復運動
    することによって容積が変化する圧縮室とを含んで成る
    圧縮機と、筒状の低温シリンダと、前記低温シリンダ内
    部を低温室と高温室とに分け、かつ前記低温シリンダ内
    を往復運動するディスプレーサと、前記ディスプレーサ
    内部に設けられた再生器とを含んで成るコールドフィン
    ガと、前記圧縮室と前記高温室をつなぐ連結管とを備え
    た冷凍機において、前記ピストン支持用サスペンション
    スプリングのスリットの外端付近から内側方向に、伸び
    る突起を有し、前記突起にて前記ピストン支持用サスペ
    ンションスプリング腕部の外端を挟み込むように押さえ
    る複数のピストン用スプリング押さえを設けた事を特徴
    とする冷凍機用サスペンションスプリングの保持構造。
  2. 【請求項2】 筒状の内周面を有するシリンダと、平板
    に少なくとも一本の渦状のスリットを設ける事によって
    垂直方向に自在にたわむ事のできる腕を有するピストン
    支持用サスペンションスプリングと、前記ピストン支持
    用サスペンションスプリングに支持され、前記シリンダ
    内を往復運動するピストンと、前記ピストンが往復運動
    することによって容積が変化する圧縮室とを含んで成る
    圧縮機と、筒状の低温シリンダと、前記低温シリンダ内
    部を低温室と高温室とに分け、かつ前記低温シリンダ内
    を往復運動するディスプレーサと、前記ディスプレーサ
    内部に設けられた再生器とを含んで成るコールドフィン
    ガと、前記圧縮室と前記高温室をつなぐ連結管とを備え
    た冷凍機において、前記ピストン支持用サスペンション
    スプリングのスリットの内端付近から外側方向に伸びる
    突起を有し、前記突起にて前記ピストン支持用サスペン
    ションスプリング腕部の内端を挟み込むように押さえる
    複数のピストン用スプリング押さえを設けた事を特徴と
    する冷凍機用サスペンションスプリングの保持構造。
  3. 【請求項3】 筒状の低温シリンダと、平板に少なくと
    も一本の渦状のスリットを設ける事によって垂直方向に
    自在にたわむ事のできる腕を有するディスプレーサ支持
    用サスペンションスプリングと、前記ディスプレーサ支
    持用サスペンションスプリングに支持され、前記低温シ
    リンダ内を低温室と高温室とに分け、かつ前記低温シリ
    ンダ内を往復運動するディスプレーサと、前記ディスプ
    レーサ内部に設けられた再生器とを含んで成るコールド
    フィンガと、筒状の内周面を有するシリンダと、前記シ
    リンダ内を往復運動するピストンと、前記ピストンが往
    復運動することによって容積が変化する圧縮室とを含ん
    で成る圧縮機と、前記圧縮室と前記高温室をつなぐ連結
    管とを備えた冷凍機において、前記ディスプレーサ支持
    用サスペンションスプリングのスリットの外端付近から
    内側方向に伸びる突起を有し、前記突起にて前記ディス
    プレーサ支持用サスペンションスプリング腕部の外端を
    挟み込むように押さえる複数のディスプレーサ用スプリ
    ング押さえを設けた事を特徴とする冷凍機用サスペンシ
    ョンスプリングの保持構造。
  4. 【請求項4】 筒状の低温シリンダと、平板に少なくと
    も一本の渦状のスリットを設ける事によって垂直方向に
    自在にたわむ事のできる腕を有するディスプレーサ支持
    用サスペンションスプリングと、前記ディスプレーサ支
    持用サスペンションスプリングに支持され、前記低温シ
    リンダ内を低温室と高温室とに分け、かつ前記低温シリ
    ンダ内を往復運動するディスプレーサと、前記ディスプ
    レーサ内部に設けられた再生器とを含んで成るコールド
    フィンガと、筒状の内周面を有するシリンダと、前記シ
    リンダ内を往復運動するピストンと、前記ピストンが往
    復運動することによって容積が変化する圧縮室とを含ん
    で成る圧縮機と、前記圧縮室と前記高温室をつなぐ連結
    管とを備えた冷凍機において、前記ディスプレーサ支持
    用サスペンションスプリングのスリットの内端付近から
    外側方向に伸びる突起を有し、前記突起にて前記ディス
    プレーサ支持用サスペンションスプリング腕部の内端を
    挟み込むように押さえる複数のディスプレーサ用スプリ
    ング押さえを設けた事を特徴とする冷凍機用サスペンシ
    ョンスプリングの保持構造。
  5. 【請求項5】 筒状の内周面を有するシリンダと、平板
    に少なくとも一本の渦状のスリットを設ける事によって
    垂直方向に自在にたわむ事のできる腕を有するピストン
    支持用サスペンションスプリングと、前記ピストン支持
    用サスペンションスプリングに支持され、前記シリンダ
    内を往復運動するピストンと、前記ピストンが往復運動
    することによって容積が変化する圧縮室とを含んで成る
    圧縮機と、筒状の低温シリンダと、前記低温シリンダ内
    部を低温室と高温室とに分け、かつ前記低温シリンダ内
    を往復運動するディスプレーサと、前記ディスプレーサ
    内部に設けられた再生器とを含んで成るコールドフィン
    ガと、前記圧縮室と前記高温室をつなぐ連結管とを備え
    た冷凍機において、前記ピストン支持用サスペンション
    スプリングのスリットの外端及び内端の少なくとも一方
    に、スリット外端ではスリットに外接し、内端ではスリ
    ットに内接する円形の切欠きを設けた事を特徴とする冷
    凍機用サスペンションスプリングの保持構造。
  6. 【請求項6】 筒状の低温シリンダと、平板に少なくと
    も一本の渦状のスリットを設ける事によって垂直方向に
    自在にたわむ事のできる腕を有するディスプレーサ支持
    用サスペンションスプリングと、前記ディスプレーサ支
    持用サスペンションスプリングに支持され、前記低温シ
    リンダ内を低温室と高温室とに分け、かつ前記低温シリ
    ンダ内を往復運動するディスプレーサと、前記ディスプ
    レーサ内部に設けられた再生器とを含んで成るコールド
    フィンガと、筒状の内周面を有するシリンダと、前記シ
    リンダ内を往復運動するピストンと、前記ピストンが往
    復運動することによって容積が変化する圧縮室とを含ん
    で成る圧縮機と、前記圧縮室と前記高温室をつなぐ連結
    管とを備えた冷凍機において、前記ディスプレーサ支持
    用サスペンションスプリングのスリットの外端及び内端
    の少なくとも一方に、スリット外端ではスリットに外接
    し、内端ではスリットに内接する円形の切欠きを設けた
    事を特徴とする冷凍機用サスペンションスプリングの保
    持構造。
JP413593A 1992-01-31 1993-01-13 冷凍機用サスペンションスプリングの保持構造 Pending JPH05288419A (ja)

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US08/010,273 US5351490A (en) 1992-01-31 1993-01-28 Piston/displacer support means for a cryogenic refrigerator
EP93101318A EP0553818B1 (en) 1992-01-31 1993-01-28 Piston/displacer support means for a cryogenic refrigerator

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