JPH0528743Y2 - - Google Patents

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JPH0528743Y2
JPH0528743Y2 JP4458288U JP4458288U JPH0528743Y2 JP H0528743 Y2 JPH0528743 Y2 JP H0528743Y2 JP 4458288 U JP4458288 U JP 4458288U JP 4458288 U JP4458288 U JP 4458288U JP H0528743 Y2 JPH0528743 Y2 JP H0528743Y2
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coil
voltage
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secondary coil
heater
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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は主としてマグネトロン駆動用インバー
タ装置に用いられるインバータトランスに関する
ものである。
従来の技術 インバータトランスは、商用周波数電圧を高周
波電圧に変換するインバータ装置において、高周
波電圧の変換を行うトランスである。
このようなインバータ装置は、高効率で軽量で
あるところから、電子レンジ等に用いるマグネト
ロンの駆動用に用いられるようになつてきた。第
2図にマグネトロン駆動用インバータ装置の回路
側を示す。
第2図において、1は商用周波数電源、2は整
流ダイオード、3は平滑コンデンサ、4は発振制
御回路、5は共振用コンデンサ、6はスイツチン
グトランジスタ、7はフライバツクダイオード、
8はインバータトランス、9は1次コイル、10
は検出コイル、11は2次コイル、12はヒータ
コイル、13は高圧コンデンサ、14は高圧ダイ
オード、15はマグネトロン、16はチヨークコ
イルである。
動作の概略を説明すると、商用周波数電源1を
整流ダイオード2で整流し、インバータトランス
8の1次コイル9に印加するとともに、スイツチ
ングトランジスタ6でスイツチングして高周波交
流を得る。発振制御回路4は、所要の高周波にて
トランジスタ6をドライブすると共に、検出コイ
ル10から電圧を得て、周波数を可変することに
より、インバータトランス8の2次コイル11の
電圧制御を行う。
インバータトランス8の2次コイル11から
は、高圧コンデンサ13と高圧ダイオード14と
により、半波倍電圧整流して、マグネトロン15
のアノードとカソード間に、高電圧を印加する。
インバータトランス8からはさらに、ヒータコイ
ル12により、マグネトロン15のヒータに必要
な電流を流す。
ところで、マグネトロン15の特性として、ア
ノードカソード間に電圧を印加すると、あるしき
い値、例えば4KVを超すと急激に大きなアノー
ド電流が流れるという性質があり、このアノード
電流を一定の値におさえる必要がある。この方法
としてチヨークコイル16を挿入していた。
このようなインバータ装置に用いるトランスの
構造として、従来第3図に示すものがあつた。こ
こで21は1次コイル、22は検出コイル、23
は2次コイル、24はヒータコイル、25は日字
状の磁心である。2次コイル23の上に同軸上に
1次コイル21を巻装するとともに、1次コイル
21に隣接してヒータコイル24を巻装してい
る。
考案が解決しようとする課題 従来のインバータトランスの構造では、1次コ
イル21に隣接してヒータコイル24が設けられ
ているが、ヒータコイル24の電圧は、マグネト
ロン15のカソード電位であつて約4KVの電圧
が印加されており、そのため、ヒータコイル24
と1次コイル21との絶縁について十分配慮する
必要があり、絶縁材料の厚さを大きくし、絶縁距
離を十分大きくとる必要があつた。
また、1次コイル21の下に2次コイル23が
巻装されており、2次コイル23の高圧側は、約
2KVの高電圧となつているため、1次コイル2
1と2次コイル23の絶縁についても、十分な厚
さの絶縁物と、絶縁距離が必要であつた。
さらに検出コイル22は、2次コイル23に発
生する電圧と比例して検出する目的のものである
が、1次コイル21と隣接しているため、1次コ
イル21の影響を受けるという欠点があつた。
また従来の構造では、2次コイル23が1次コ
イル21の下にあるため、放熱効果が悪く、温度
上昇しやすい欠点があつた。
本考案のかかる課題を解決するためのもので、
インバータトランスの絶縁を容易にすると共に、
放熱効果が良く、性能性にも優れた特性とするこ
とを目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本考案は、1次コ
イル、2次コイル、ヒータコイル、検出コイル
を、この順に並設した構造としたものである。し
かも、2次コイルは2分割以上のスリツトに巻
き、アース側を1次コイルの側とし高電圧側をヒ
ータコイル側としたものである。
作 用 上記構成とすることにより、1次コイルに隣接
して2次コイルのアース側が設けられており、そ
の間の電圧は約150Vとなり、絶縁厚さ、絶縁距
離は従来の2KVに耐える絶縁よりも少ない値と
することができる。
また、ヒータコイルは、1次コイルから十分離
れるため、ヒータコイルと1次コイルの絶縁は、
その間の印加電圧4KVに対して、十分なものと
なる。
検出コイルは、ヒータコイルに隣接するため、
4KVに対する絶縁は必要であるが、1次コイル
から離れているため、1次コイルの影響を受ける
ことなく、2次コイルの電圧を検出することがで
きる。
さらに、上記構成とすることにより、1次コイ
ルと2次コイルとの磁気的結合が低下して、リケ
ージインダクタンスが増えるため、アノード電流
をおさえる効果が増すため、従来例に示すチヨー
クコイルを省略することも可能である。
また上記構成では、すべてのコイルが、外部に
露出しているため、放熱効果が良く、特にフアン
等で空冷する場合その効果は大きいものとなる。
実施例 次に実施例をあげて説明する。
第1図は本考案の実施例を示す側面図である。
31が1次コイルであり、これに隣接して2次コ
イル32を設けている。2次コイル32は分割ボ
ビンのつば36a,36b,36c,36d,3
6eによつて分割されており、各つば36a〜3
6eの間のスリツトに、2次コイル32が32
a,32b,32c,32dのように分割されて
巻装されている。32aがアース側の電位となつ
ており、32dが高圧側である。ここでは4分割
としているが、2分割、3分割でもよい。
2次コイル32の高圧側コイル32dに隣接し
てヒータコイル33が巻装される。
ヒータコイル33に隣接して検出コイル34を
巻装する。この場合、ヒータコイル33と検出コ
イル34との絶縁性を高めるため、スリツト37
を設けている。35はロ字状コアである。
以上のように各コイルは並設されているため、
それぞれが露出しており、しかもロ字状コア35
に巻装してあるため、露出面積も大きく、放熱効
果にすぐれている。
このインバータトランスは第2図で示した電子
レンジのマグネトロン駆動用インバータ装置に利
用でき、第2図におけるチヨークコイル16を不
要とし、放熱効果にも優れ、フアン等での冷却も
簡単なものを用いたり、不必要となり、電子レン
ジとしての構成の簡素化も図れることになる。
考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、絶縁が
簡単で、放熱効果にすぐれたインバータトランス
を構成でき、電子レンジとして利用しても構成の
簡素化が図れるなど工業的価値の大なるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のインバータトランスの一実施
例の側面図、第2図はマグネトロン駆動用インバ
ータ装置の回路側を示す回路図、第3図は従来の
インバータトランスを示す断面図である。 31……1次コイル、32……2次コイル、3
2a,32b,32c,32d……分割巻きされ
た2次コイル、33……ヒータコイル、34……
検出コイル、35……ロ字状コア、36a,36
b,36c,36d,36e……分割ボビンのつ
ば。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ロ字状コアを用い、1次コイル、2次コイ
    ル、ヒータコイル、検出コイルを上記の順に並
    設してロ字状コアの磁脚に装着するとともに、
    2次コイルは、2つ以上の分割スリツトボビン
    に巻装し、そのアース側を1次コイルの順とし
    たインバータトランス。 (2) 請求項1記載のインバータトランスを用い
    て、マグネトロンを駆動することを特徴とする
    電子レンジ装置。
JP4458288U 1988-03-31 1988-03-31 Expired - Lifetime JPH0528743Y2 (ja)

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JPH01153624U JPH01153624U (ja) 1989-10-23
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JPH10163044A (ja) * 1996-12-02 1998-06-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd コンバータトランス

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