JPH0528721Y2 - - Google Patents

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JPH0528721Y2
JPH0528721Y2 JP10469789U JP10469789U JPH0528721Y2 JP H0528721 Y2 JPH0528721 Y2 JP H0528721Y2 JP 10469789 U JP10469789 U JP 10469789U JP 10469789 U JP10469789 U JP 10469789U JP H0528721 Y2 JPH0528721 Y2 JP H0528721Y2
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resistor
heat dissipation
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heat
dissipation fin
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、車両用送風機の速度制御用抵抗器
に関する。
(従来の技術) 従来の車両用送風機の速度制御用抵抗器として
は、絶縁基板上に設けられ、過電流が流れると溶
断する抵抗体と、この抵抗体の所定個所にそれぞ
れ接続してある複数の端子と、前記抵抗体に生じ
た熱を放出する放熱フインとを備え、前記絶縁基
板上に放熱板を固定し、この放熱板上に前記放熱
フインをはんだ等の接着材料を用いて固定してな
るものがある(特開昭62−140705号公報)。
この速度制御用抵抗器を送風機モータに直列に
接続し、その抵抗値を切換タツプで切り換えて送
風機モータの回転数を変え、そのモータの速度制
御を行つている。
この速度制御用抵抗器によれば、送風機モータ
のロツクや短絡等の異常事態が生じた場合、送風
機の運転が停止して放熱フインの放熱量が大幅に
減少し、抵抗体の熱が蓄積して速度制御用抵抗器
が高温に熱せられ、接着材料のはんだが溶融して
接着力を失い、放熱フインが放熱板から外れる。
その結果、急速に温度上昇した抵抗体が溶断し、
電源から送風機モータへの通電が断たれる。
また、従来の他の速度制御用抵抗器としては、
絶縁基板上に設けられ、過電流が流れると溶断す
る抵抗体と、この抵抗体の所定個所にそれぞれ接
続してある複数の端子と、前記抵抗体に生じた熱
を放出する放熱フインとを備え、絶縁基板上に固
定した放熱板と、この放熱板に面接触している放
熱フインとを、所定の高い温度になると伸長する
形状記憶合金製のばねを介して連結してなるもの
がある(実開昭62−147303号公報)。
この速度制御用抵抗器によれば、異常事態が生
じた場合、抵抗器の温度上昇により形状記憶合金
製のばねが伸長し、放熱フインが放熱板から離
れ、その結果急速に温度上昇した抵抗体が溶断す
る。したがつて、上述した速度制御用抵抗器の場
合と同様に、電源から送風機モータへの通電が断
たれる。
(考案が解決しようとする課題) ところが、絶縁基板上に放熱板を固定し、その
放熱板上に放熱フインをはんだ等の接着材料を用
いて固定してなる速度制御用抵抗器は、異常事態
発生時に放熱フインを離脱させようとするもので
あるから、放熱フインの離脱後著しく高い温度に
なつた放熱板の表面が通風ダクト内に露出するこ
とになるので、その放熱板に通風ダクト内のゴミ
や枯葉などが付着すると、発火することがあると
ともに、抵抗器交換の際、離脱した放熱フインを
通風ダクトから見つけ出し、回収する作業が煩雑
であるという問題があつた。
また、放熱板と放熱フインとを形状記憶合金製
のばねを介して連結してなる速度制御用抵抗器
は、異常事態発生時に放熱フインが離脱すること
はないが、伸長すべき所定温度に達したにも拘ら
ず、予め記憶させておいた形状(伸長状態)に変
化しないことがあり、信頼性若しくは安定性に問
題があるとともに、形状記憶合金製のばねは高価
であり、コストアツプの一因にもなつていた。
この考案が解決しようとする技術的課題は、放
熱フインを離脱させずに抵抗体を溶断させるとと
もに、コストを抑制しつつ高い信頼性と安定性と
を確保するという2つの要請に同時に応えること
ができる車両用送風機の速度制御用抵抗器を提供
することである。
(課題を解決するための手段) 上述の課題を解決するためこの考案は、絶縁基
板の表面に設けられ、過電流が流れると溶断する
抵抗体と、この抵抗体の所定個所にそれぞれ接続
してある複数の抵抗値可変端子と、前記抵抗体に
生じた熱を放出する放熱フインとを備えた車両用
送風機の速度制御用抵抗器において、前記放熱フ
インを前記絶縁基板の表面に所定の隙間をもたせ
て固定し、前記隙間に低融点物質を充填した。
(作用) 上述のように前記放熱フインを前記絶縁基板の
表面に所定の隙間をもたせて固定し、前記隙間に
低融点物質を充填したので、放熱フインによる放
熱量が減少して抵抗器全体の温度が上昇すると、
低融点物質が溶融して流出し、放熱フインと絶縁
基板の表面とに隙間が生じるが、依然として放熱
フインは絶縁基板に固定されており、放熱フイン
は離脱せず、その結果絶縁基板の表面は露出しな
い。
また、隙間が生じる結果、抵抗体から放熱フイ
ンに伝わる熱の量が減り、放熱量は一層減少する
ので、過電流によりジユール熱が発生して高温状
態にある抵抗体は更に温度が上昇して溶断する。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
第2図は速度制御用抵抗器1の取付位置を示
し、2は車両用空調装置の樹脂製の通風ダクト、
3は送風機、4は送風機を作動させる送風機モー
タである。速度制御用抵抗器1は通風ダクト2内
に取り付けてあり、送風機4からの風により強制
的に冷却されるようにしてある。
前記速度制御用抵抗器1は第1図に示すように
例えばセラミツク等の耐熱性の絶縁基板5を備え
ており、この絶縁基板5の表面には、第3図に示
すように、過電流により生ずるジユール熱で溶断
する合金を抵抗体20として蒸着し、この抵抗体
には溶断し易いようにくびれた溶断部20aが形
成してある。
前記絶縁基板5上にはセンメト収容部8aを有
する放熱板8が取り付けてあり、この放熱板8と
絶縁基板5との空間には図示しないセメントが充
填してある。放熱板8と絶縁基板5とはスペーサ
10を介してボルト11で取付板12に固定して
ある。また、抵抗体20の所定個所にそれぞれ接
続された抵抗値可変端子13を絶縁基板5から垂
下させ、それらの抵抗値可変端子13の中間屈曲
部13aをビス14により取付板12に固定して
ある。端子先端部13bを取付板12の図示しな
い端子貫通孔から逃がす。また、端子貫通孔から
突き出た端子先端部13bは取付板12に固定し
たコネクタハウジング7で覆われている。
前記放熱板8上には放熱フイン15が取り付け
てある。放熱フイン15の底面16にはつめ部1
7が突き出ている。これらのつめ部17により放
熱フイン15の底面16と放熱板8の表面6との
間にはつめ部17の高さに相当する隙間が生じ
る。この隙間には低融点物質18として例えば
200度で溶融するはんだなどの低融点合金や鉛な
どの低融点金属が充填してある。
また、放熱フイン15は絶縁基板5にボルト1
9で固定してある。
上述のように構成された抵抗器は通風ダクト2
内に装着され、また送風機モータ4と図示しない
電源との間に直列に接続されて回路素子の1つを
構成する。
次に、送風機モータ4のロツクや短絡等の異常
事態が生じたときの速度制御用抵抗器1の作用に
ついて述べる。
速度制御用抵抗器1への送風が停止され、放熱
量が減少するので、速度制御用抵抗器1が温度上
昇し、所定の高い温度(例えば200度)に達した
とき、低融点物質18のはんだが溶融して流出
し、放熱フイン15の底面16と放熱板8の表面
6との間につめ部17の高さに相当する隙間が生
じる。したがつて、抵抗体20の熱が放熱フイン
15側にほとんど伝わらなくなるので、放熱量が
更に減少し、過電流により生じるジユール熱のた
めに高温状態にある抵抗体20は更に温度が上昇
して溶断部20aで溶断する。その結果、電源か
ら送風機モータ4への通電が断たれる。
なお、上述の実施例においては放熱フイン15
を放熱板8を介して絶縁基板5の表面に固定した
場合について述べたが、これに代え、放熱フイン
15を絶縁基板5の表面に直接固定するようにし
ても、上述の実施例の場合と同様の作用効果を得
ることができる。
また、上述の実施例においてはつめ部17を放
熱フイン15に設けた場合について述べたが、こ
れに代え、放熱板8側に設けるようにしてもよい
し、放熱板8を使用しないときは、絶縁基板5の
表面に設けるようにしてもよい。
(考案の効果) 以上説明したように本考案の車両用送風機の速
度制御用抵抗器によれば、放熱フインを絶縁基板
の表面に所定の隙間をもたせて固定し、前記隙間
に低融点物質を充填したので、放熱フインによる
放熱量が減少して抵抗器全体の温度が上昇する
と、低融点物質が溶融して流出し、放熱フインと
絶縁基板の表面に隙間が生じるが、依然として放
熱フインは絶縁基板に固定されており、放熱フイ
ンは離脱せず、その結果絶縁基板の表面は露出し
ない。したがつて、通風ダクト内のゴミや枯葉な
どが抵抗体に付着して発火することがないととも
に、放熱フインの回収が不要になり、抵抗器の交
換作業が容易になる。
また、低融点物質を溶融させて放熱フインと絶
縁基板上の表面との間に隙間を生じさせ、抵抗体
から放熱フインに伝わる熱の量を減らし、過電流
により高温状態にある抵抗体の温度を更に上昇さ
せて溶断させる。したがつて、抵抗体が所定温度
に達した時点で、確実に放熱フインを絶縁基板の
表面から遠ざけることができ、抵抗器の信頼性若
しくは安定性が向上し、しかもコストの抑制に資
する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの本考案の一実施例に係る車両用送
風機の速度制御用抵抗器の一部を破砕した拡大正
面図、第2図はその速度制御用抵抗器の取付位置
を示す説明図、第3図は第1図の−線矢視断
面図である。 5……絶縁基板、13……抵抗値可変端子、1
5……放熱フイン、18……低融点物質、20…
…抵抗体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁基板の表面に設けられ、過電流が流れると
    溶断する抵抗体と、この抵抗体の所定個所にそれ
    ぞれ接続してある複数の抵抗値可変端子と、前記
    抵抗体に生じた熱を放出する放熱フインとを備え
    た車両用送風機の速度制御用抵抗器において、前
    記放熱フインを前記絶縁基板の表面に所定の隙間
    をもたせて固定し、前記隙間に低融点物質を充填
    したことを特徴とする車両用送風機の速度制御用
    抵抗器。
JP10469789U 1989-09-06 1989-09-06 Expired - Lifetime JPH0528721Y2 (ja)

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