JPH0528485Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0528485Y2 JPH0528485Y2 JP1987073458U JP7345887U JPH0528485Y2 JP H0528485 Y2 JPH0528485 Y2 JP H0528485Y2 JP 1987073458 U JP1987073458 U JP 1987073458U JP 7345887 U JP7345887 U JP 7345887U JP H0528485 Y2 JPH0528485 Y2 JP H0528485Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- end mill
- taper angle
- gauge
- movable table
- detection means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 9
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 6
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000000691 measurement method Methods 0.000 description 1
- 238000007517 polishing process Methods 0.000 description 1
- 238000004441 surface measurement Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈技術分野〉
本考案はテーパ付のエンドミルのテーパ角度を
測定する装置に関する。
測定する装置に関する。
〈従来技術〉
テーパ付のエンドミルを工具研削盤で研削す
る。過程において、工具等の摩耗の影響等で寸法
誤差が生じないようにするため、エンドミルの仕
上り寸法状態を適宜確認しながら研削する必要が
ある。この場合特に測定しにくいのがエンドミル
のテーパ角度である。エンドミルを工具研削盤に
取り付けたままではラフな角度測定しかできない
ため、精度が悪くなる。従つて、従来はエンドミ
ルを一旦工具研削盤より取り外して投影機やマイ
クロメータを用いて測定していた。
る。過程において、工具等の摩耗の影響等で寸法
誤差が生じないようにするため、エンドミルの仕
上り寸法状態を適宜確認しながら研削する必要が
ある。この場合特に測定しにくいのがエンドミル
のテーパ角度である。エンドミルを工具研削盤に
取り付けたままではラフな角度測定しかできない
ため、精度が悪くなる。従つて、従来はエンドミ
ルを一旦工具研削盤より取り外して投影機やマイ
クロメータを用いて測定していた。
例えば、投影機を用いて測定する場合は、第5
図a,bに示すように、エンドミル1の支持部1
a側をVブロツク2で支持して投影し第6図に示
すようにエンドミル1の上面側を基準線に合わせ
る。次に、エンドミル1をVブロツク2に乗せた
まま回転移動させて、投影したエンドミル1の下
面を上記基準線に合わせるようにする。このよう
にした結果、エンドミル1の中心線の回転角度が
エンドミル1のテーパ角度として検出されること
になる。
図a,bに示すように、エンドミル1の支持部1
a側をVブロツク2で支持して投影し第6図に示
すようにエンドミル1の上面側を基準線に合わせ
る。次に、エンドミル1をVブロツク2に乗せた
まま回転移動させて、投影したエンドミル1の下
面を上記基準線に合わせるようにする。このよう
にした結果、エンドミル1の中心線の回転角度が
エンドミル1のテーパ角度として検出されること
になる。
又、一方エンドミル1の先端径を測定する場合
には、第7図に示すようにマイクロメータ3で測
定するようにしているが、先端まで一様にテーパ
状に形成されているため、正確に測りにくく、誤
差が生じやすい。又、エンドミル1先端が第8図
のように円弧状にカツトされている場合には、測
面の線を延長させた上で仮想的に先端径を求める
必要があり、非常に手間を要する。
には、第7図に示すようにマイクロメータ3で測
定するようにしているが、先端まで一様にテーパ
状に形成されているため、正確に測りにくく、誤
差が生じやすい。又、エンドミル1先端が第8図
のように円弧状にカツトされている場合には、測
面の線を延長させた上で仮想的に先端径を求める
必要があり、非常に手間を要する。
このように、エンドミルの仕上がり寸法を調べ
るに当つて、いちいち研削盤より取り外さなけれ
ばならない上に、測定に際しても数々の手間が必
要となる他、再度取り付ける場合にも調整しなけ
ればならない等、エンドミルの研摩に当つて非常
に能率の悪い作業となつていた。
るに当つて、いちいち研削盤より取り外さなけれ
ばならない上に、測定に際しても数々の手間が必
要となる他、再度取り付ける場合にも調整しなけ
ればならない等、エンドミルの研摩に当つて非常
に能率の悪い作業となつていた。
〈目的〉
本考案はエンドミルを取り外すことなくエンド
ミルのテーパ角度測定を行えるようにするもので
ある。
ミルのテーパ角度測定を行えるようにするもので
ある。
〈手段〉
エンドミルの軸方向に軸と平行に移動する移動
テーブルと、この移動テーブル上に支持されエン
ドミルの径方向に移動する測定ゲージと、上記移
動テーブルの移動量を検出する移動テーブル移動
量検出手段と、上記測定ゲージの移動量を検出す
る測定ゲージ移動量検出手段と、上記両検出手段
の出力に基いてエンドミルの2点の径寸法及び先
端からの距離に基いてテーパ角度を演算する演算
手段と、からテーパ付エンドミルのテーパ角度測
定装置を構成する。
テーブルと、この移動テーブル上に支持されエン
ドミルの径方向に移動する測定ゲージと、上記移
動テーブルの移動量を検出する移動テーブル移動
量検出手段と、上記測定ゲージの移動量を検出す
る測定ゲージ移動量検出手段と、上記両検出手段
の出力に基いてエンドミルの2点の径寸法及び先
端からの距離に基いてテーパ角度を演算する演算
手段と、からテーパ付エンドミルのテーパ角度測
定装置を構成する。
〈作用〉
両検出手段により検出された寸法に基いて、テ
ーパ角度が演算される。
ーパ角度が演算される。
〈実施例〉
以下本考案の実施例を図面に従つて説明する。
第1図は本考案実施例の平面図、第2図は同側
面図である。この第1図において、1は取付台、
2はこの取付台に固定されている基準テーブルで
ある。この基準テーブル2上にはスライドバー
3,3に支持されたスライドテーブル4が設けら
れており、ハンドル5にて回転される送りねじバ
ー6にて左右方向に移動するようになつている。
7はこのスライドテーブル4に立設されている上
下調整バーであつて、このバー7に上下調整ベー
ス8が上下動自在に支持されており、その位置を
ロツクねじ9にて固定するようにしている。10
はこの上下調整ベース8に支持されている測定ゲ
ージであつて、このゲージ10は前・後方向に移
動する測定用ピン11を備えており、このピン1
1の移動量を電気信号に変換する機能を有する。
このピン11の移動量を電気信号に変換する手法
としては例えば周知の光電式リニヤエンコーダ方
式のものが市販されている。この他機械的な検出
手段でも検出可能である。尚、このピン11はば
ね等の付勢手段により前方へ押し出されるように
なつており、その先端は第3図に示すように左側
が半分カツトされて平面部12を形成している。
13は上記スライドテーブル4に支持されたスラ
イドテーブル移動量検出ゲージであつて、このゲ
ージ13は支持スライド13aに対するゲージ本
体13bの移動量を、上記光電式リニアエンコー
ダ方式などの手法で、電気信号として取り出すも
のである。14は上記両ゲージ10,13の検出
量に応じてテーパ角、先端径を演算するコンピユ
ータである。演算の手法については後述する。1
はチヤツク15に支持されたエンドミルである。
面図である。この第1図において、1は取付台、
2はこの取付台に固定されている基準テーブルで
ある。この基準テーブル2上にはスライドバー
3,3に支持されたスライドテーブル4が設けら
れており、ハンドル5にて回転される送りねじバ
ー6にて左右方向に移動するようになつている。
7はこのスライドテーブル4に立設されている上
下調整バーであつて、このバー7に上下調整ベー
ス8が上下動自在に支持されており、その位置を
ロツクねじ9にて固定するようにしている。10
はこの上下調整ベース8に支持されている測定ゲ
ージであつて、このゲージ10は前・後方向に移
動する測定用ピン11を備えており、このピン1
1の移動量を電気信号に変換する機能を有する。
このピン11の移動量を電気信号に変換する手法
としては例えば周知の光電式リニヤエンコーダ方
式のものが市販されている。この他機械的な検出
手段でも検出可能である。尚、このピン11はば
ね等の付勢手段により前方へ押し出されるように
なつており、その先端は第3図に示すように左側
が半分カツトされて平面部12を形成している。
13は上記スライドテーブル4に支持されたスラ
イドテーブル移動量検出ゲージであつて、このゲ
ージ13は支持スライド13aに対するゲージ本
体13bの移動量を、上記光電式リニアエンコー
ダ方式などの手法で、電気信号として取り出すも
のである。14は上記両ゲージ10,13の検出
量に応じてテーパ角、先端径を演算するコンピユ
ータである。演算の手法については後述する。1
はチヤツク15に支持されたエンドミルである。
次に測定方法及び演算の手法について説明す
る。
る。
先ず、前・後方向のゲージ10の0点調整につ
いて説明すると、例えば真円度、真直度が出され
ている所定径の棒材をチヤツク15に装着してゲ
ージ10のピン11をこの棒材に当接させる。こ
の時点で棒材の径が予じめわかつているので、例
えば半径10mmのものを用いれば、当接した位置が
中心から10mmの位置にあると認識させることがで
きる。これにより中心のOの位置を認識できる。
このO点調整を行つた後にエンドミル1をチヤツ
ク15に装着する。
いて説明すると、例えば真円度、真直度が出され
ている所定径の棒材をチヤツク15に装着してゲ
ージ10のピン11をこの棒材に当接させる。こ
の時点で棒材の径が予じめわかつているので、例
えば半径10mmのものを用いれば、当接した位置が
中心から10mmの位置にあると認識させることがで
きる。これにより中心のOの位置を認識できる。
このO点調整を行つた後にエンドミル1をチヤツ
ク15に装着する。
エンドミル1をチヤツク15に取り付けた状態
で先ず左右方向のO点調整を行う。これにはゲー
ジ10のピン11を前進させた状態で上記平面部
12をエンドミル1の先端に当接する。エンドミ
ル1の刃先は平面度が出ているので平面部12が
エンドミル1先端に当接したところが左右方向の
基準(O点)となる。
で先ず左右方向のO点調整を行う。これにはゲー
ジ10のピン11を前進させた状態で上記平面部
12をエンドミル1の先端に当接する。エンドミ
ル1の刃先は平面度が出ているので平面部12が
エンドミル1先端に当接したところが左右方向の
基準(O点)となる。
さてこのようにして前・後方向及び左右方向の
基準が設定できれば、第4図に示すように、基準
から長さL1の点P1での半径R1を測定すると共に、
長さL2の点P2での半径R2を測定する。これには、
ピン10を若干後退させた状態でR1の位置まで
ハンドル5を回わしながらスライドベース4を移
動する。この間ゲージ13は基準からの移動が検
出されてコンピユータ14に検出量が入力され
る。次にピン11をばねの付勢力に従つて前方へ
スライドさせてP1の位置でエンドミル1の側面
に当接させる。これにより、P1の位置でのピン
11のスライド量がゲージ10で検出されてコン
ピユータ14に入力される。同様にしてP2での
長さL2、半径R2がコンピユータ14に入力され
る。
基準が設定できれば、第4図に示すように、基準
から長さL1の点P1での半径R1を測定すると共に、
長さL2の点P2での半径R2を測定する。これには、
ピン10を若干後退させた状態でR1の位置まで
ハンドル5を回わしながらスライドベース4を移
動する。この間ゲージ13は基準からの移動が検
出されてコンピユータ14に検出量が入力され
る。次にピン11をばねの付勢力に従つて前方へ
スライドさせてP1の位置でエンドミル1の側面
に当接させる。これにより、P1の位置でのピン
11のスライド量がゲージ10で検出されてコン
ピユータ14に入力される。同様にしてP2での
長さL2、半径R2がコンピユータ14に入力され
る。
さて、演算の手法について説明する。測定結果
が下記のようになつたとする。
が下記のようになつたとする。
R1=10.50(mm) L1=10(mm)
R2=11.53(mm) L2=40(mm)
次に差を求める。
R2−R1=11.53−10.50=1.03(mm)
L2−L1=40−10=30(mm)
これらからtanθを求めると、
tanθ=1.03/30=0.034333
従つて、θ=1.9663807°となる。
このθがテーパ角度である。
次に先端径を求める。
第3図より明らかなように、
tanθ=A/L1である。
従つて、
A=L1×tanθであるから数値を代入して
A=10×0.034333=0.34333
一方、図よりR0=R1−Aであるから
R0=10.50−0.34333=10.15667 となる。
このようにしてテーパ角θ及び先端径R0が演
算される。この演算はR1,R2,L1,L2の入力に
より自動的に演算されるようにコンピユータ14
にてプログラミングされている。
算される。この演算はR1,R2,L1,L2の入力に
より自動的に演算されるようにコンピユータ14
にてプログラミングされている。
尚、スライドベース4は移動自在であるから、
研削を行う時は移動させておき、研削の邪魔にな
らないようにする。仕上がつたところでスライド
ベース4を移動させて上述のような寸法測定を行
い、テーパ角θ、先端径R0を演算する。狂いが
あれば、再度研摩し、再測定する。このような作
業を繰り返しながらエンドミルを取り外すことな
く研削、測定する。
研削を行う時は移動させておき、研削の邪魔にな
らないようにする。仕上がつたところでスライド
ベース4を移動させて上述のような寸法測定を行
い、テーパ角θ、先端径R0を演算する。狂いが
あれば、再度研摩し、再測定する。このような作
業を繰り返しながらエンドミルを取り外すことな
く研削、測定する。
〈効果〉
以上本考案によれば、エンドミルを外すことな
くテーパ角を検知することができる。
くテーパ角を検知することができる。
第1図は本考案実施例の平面図、第2図は同側
面図、第3図は同例に用いられるピンの平面図、
第4図は演算手法の説明図、第5図、第6図及び
第7図は従来の測定装置の説明図、第8図はエン
ドミル先端の拡大図。 1……エンドミル、4……スライドテーブル、
8……上下調整ベース、10……測定ゲージ、1
1……ピン、13……スライドテーブル移動量検
出ゲージ、14……コンピユータ、15……チヤ
ツク。
面図、第3図は同例に用いられるピンの平面図、
第4図は演算手法の説明図、第5図、第6図及び
第7図は従来の測定装置の説明図、第8図はエン
ドミル先端の拡大図。 1……エンドミル、4……スライドテーブル、
8……上下調整ベース、10……測定ゲージ、1
1……ピン、13……スライドテーブル移動量検
出ゲージ、14……コンピユータ、15……チヤ
ツク。
Claims (1)
- エンドミルの軸方向に軸と平行に移動する移動
テーブルと、この移動テーブル上に支持されエン
ドミルの径方向に移動する測定ゲージと、上記移
動テーブルの移動量を検出する移動テーブル移動
量検出手段と、上記測定ゲージの移動量を検出す
る測定ゲージ移動量検出手段と、上記両検出手段
の出力に基いてエンドミルの2点の径寸法及び先
端からの距離に基いてテーパ角度を演算する演算
手段と、から成るテーパ付エンドミルのテーパ角
度測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987073458U JPH0528485Y2 (ja) | 1987-05-15 | 1987-05-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987073458U JPH0528485Y2 (ja) | 1987-05-15 | 1987-05-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63181908U JPS63181908U (ja) | 1988-11-24 |
JPH0528485Y2 true JPH0528485Y2 (ja) | 1993-07-22 |
Family
ID=30917807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987073458U Expired - Lifetime JPH0528485Y2 (ja) | 1987-05-15 | 1987-05-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0528485Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-05-15 JP JP1987073458U patent/JPH0528485Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63181908U (ja) | 1988-11-24 |
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