JPH0528446Y2 - - Google Patents

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JPH0528446Y2
JPH0528446Y2 JP3605190U JP3605190U JPH0528446Y2 JP H0528446 Y2 JPH0528446 Y2 JP H0528446Y2 JP 3605190 U JP3605190 U JP 3605190U JP 3605190 U JP3605190 U JP 3605190U JP H0528446 Y2 JPH0528446 Y2 JP H0528446Y2
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cooled
refrigerant
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container
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、飲料物、食品などの被冷却物を冷却
するのに用いる冷却器、及びそれを用いた被冷却
物収容容器に関する。
【従来の技術】 従来、飲料物、食品などの被冷
却物を冷却するのに電気冷蔵庫が広く用いられて
いる。 しかしながら、電気冷蔵庫の場合、電源を必要
とすることなどから、野外などへの携帯に不便で
あるなどの欠点を有していた。 また、被冷却物収容容器(その容器としては
缶、瓶などがある)内に収容されている飲料物、
食品などの被冷却物を冷却する場合、被冷却物収
容容器自体がその内に収容されている被冷却物を
冷却できる機能を有しないことから、上述した電
気冷蔵庫などの冷却手段を別途用意しなければな
らないなどの欠点を有していた。
【本考案の目的】 よつて、本考案は、上述した
欠点のない新規な冷却器、及びそれを用いた被冷
却物収容容器を提案せんとするものである。
【課題を解決するための手段】 本考案による冷
却器は、冷媒を収容している冷媒貯蔵筒と、一端
が上記冷媒貯蔵筒内に連通し、且つ上記冷媒貯蔵
筒の周りに巻装されている導熱性パイプと、上記
導熱性パイプの他端を、使用前においては封止状
態にしているが、使用時において上記封止状態が
解除される封止手段とを有する。 本考案による被冷却物収容容器は、被冷却物を
収容し且つふたを有する被冷却物収容容器本体
と、上記被冷却物収容容器本体内に配されている
冷却器とを有し、そして、上記冷却器が、冷媒を
収容している冷媒貯蔵筒と、一端が上記冷媒貯蔵
筒内に連通し、且つ上記冷媒貯蔵筒の周りに巻装
されている導熱性パイプとを有し、また、上記導
熱性パイプの他端が、上記被冷却物収容容器本体
のふたによつて封止されている。
【作用・効果】 本考案による冷却器によれば、
導熱性パイプを被冷却物に接触または近接して配
し、しかる後またはその前に、封止手段の封止状
態を解除すれば、冷媒貯蔵筒内に収容されている
冷媒が、導熱性パイプを通り、そして、そのと
き、冷媒と被冷却物との間で熱交換が行われる。
このため、被冷却物を冷却させることができる。 このように、本考案による冷却器によれば、被
冷却物の冷却を行うことができるが、そのための
構成が、冷媒貯蔵筒と、導熱性パイプと、封止手
段とを有する簡易であるとともに、携帯に便利な
構成を有する。 また、本考案による冷却器によれば、封止手段
をキヤツプを有するものとすることによつて、そ
のキヤツプを、随時、緩めたり締めたりして、被
冷却物の冷却を、随時、開始させたり終了させた
りさせることができる。 また、本考案による被冷却物収容容器によれ
ば、被冷却物収容容器本体のふたを開けることに
よつて、冷却器の冷媒貯蔵管内に収容されている
冷媒が、導熱性パイプを通り、そして、そのと
き、冷媒と被冷却物収容容器本体内に収容されて
いる被冷却物との間で熱交換が行われる。このた
め、被冷却物収容容器本体内に収容されている被
冷却物を冷却させることができる。 このように、本考案による被冷却物収容容器に
よれば、それ自体、その被冷却物収容容器本体内
に収容されている被冷却物を冷却させる機能を有
するので、被冷却物収容容器本体内に収容される
被冷却物を冷却させるために別途冷却手段を用意
する必要がない。
【実施例 1】 次に、第1図及び第2図を伴つ
て、本考案による冷却器の第1の実施例を述べよ
う。 本考案による冷却器の第1の実施例は、冷媒貯
蔵筒10と、パイプ20と、封止手段を有してい
る。 冷媒貯蔵筒10内には、加圧冷媒40が収容さ
れている。冷媒貯蔵筒10の底部には、1つの微
小な穴11が設けられている。冷媒40は、穴1
1から外部に噴出する。 パイプ20は、穴11の口に連結されている。
また、パイプ20は、冷媒貯蔵筒10の周りに折
曲げて巻きつけられ、長い実効長さを有する。 封止手段は、パイプ20の一端に設けられてい
る。この封止手段は、外周を柄状にすることがで
きる。 封止手段の封止状態を解除させれば、冷媒貯蔵
筒10内の冷媒40がパイプ30内を通り、この
時に、冷媒40と、パイプ20周囲の被冷却物5
0との間で熱交換を生じ、被冷却物50が冷却さ
れる。 パイプ20は、冷媒貯蔵筒10の周りに巻き付
けられているので、冷媒貯蔵筒10の強度を強め
ている。また、パイプ20の末端は、冷媒貯蔵筒
10の上部に一体に取付けられているので、その
強度を増しており、また、封止手段の封止状態で
も、手で持つのに便利なようになつている。 冷媒貯蔵筒10内に貯蔵されている冷媒40と
しては、二酸化炭素(CO2)類の冷媒物質を用い
得、この場合、その冷媒40(二酸化炭素)を加
圧して液体状(圧力は約70Kg/cm2)にして用い得
る。 冷媒40の放出は、冷媒貯蔵筒10の周りに巻
かれたパイプ20を経て排気口22に導かれて排
出される。 封止手段は、パイプ20の末端排気口22に対
するキヤツプ30を有している。このキヤツプ3
0はパイプ20の排気口22に対する栓32を内
装し、また、冷媒貯蔵筒10の上部に一体に設け
られた螺子12と螺合する母螺31を有する。 パイプ20は、冷媒貯蔵筒10の外側に巻きつ
けられ、その排気口22側は、冷媒貯蔵筒10の
上部に設けられた母螺12内に延長している。 第1図及び第2図に示す本考案による冷却器
を、第1図に示すように、被冷却物50としての
任意の飲料の容器60内に入れ、キヤツプ30を
開ければ、それだけで、冷媒貯蔵筒10内の冷媒
40が気化して放出し、短時間内に、容器60内
の被冷却物50としての飲料の温度を下降させ、
ある場合は、被冷却物を冷凍または結氷させるこ
とができる。 冷媒貯蔵筒10は、とくに、第2図とともに参
照してより明らかなように、高圧に耐え得る筒体
でなり、底部に1つの細小の穴11が設けられて
いる。 パイプ20は、その穴11の外側に連結され、
冷媒貯蔵筒10の周りに折曲げて巻きつけられて
いる。このため、パイプ20は、その実効長さが
長い。パイプ20の末端は、排気口22を形成
し、その排気口22は、キヤツプ30を締めた時
に、密閉される。 冷媒貯蔵筒10中の冷媒40は、***11を経
てパイプ20に入る。パイプ20の管内径が***
11の口径より大であるため、排気口22側のキ
ヤツプ30が開けられた時に、パイプ20内の圧
力が直ちに下降し、冷媒40が冷媒貯蔵筒10内
から、パイプ20側に噴出して膨脹し、気体41
となる。 冷媒40は、その気化の過程中において、外部
の熱を大量に吸収する。この気化の過程は、パイ
プ20の中で行われる。このため、パイプ20は
熱交換器となり、冷媒40は、容器60内の被冷
却物50から熱を吸収して気化の目的を達成す
る。 気化後の冷媒は、排気口22から大気中に排出
される。 本考案者などの実験によれば、冷媒40とし
て、20c.c.の加圧冷媒を用いるだけで、2分以内に
300c.c.の被冷却物50としての飲料を、15℃程度
下げることができた。なお、この時のパイプ20
の始端側の温度は約−16℃であり、一方、排気口
22側の温度は約0℃であつた。 第1図及び第2図に示す本考案による冷却器に
よれば、任意の容器(コツプ、缶または瓶)の中
に収容されている飲料などの被冷却物50を冷却
することができ、また、それによつて、アイスキ
ヤンデー(冷媒40の量が多く、あるいは被冷却
物50の量が少ない場合)を作ることもでき、し
かも、冷媒40の出口の穴11の大きさ及びパイ
プ20の長さによつて、被冷却物50の冷却時間
を設定することができる。 また、冷却が行われている段階において、冷却
器自体で被冷却物を攪拌すれば、アイスクリーム
類の氷食品を作ることができる。また、排気口2
2から排出される約0℃の気化冷媒(二酸化炭
素)を体に吹きつけて暑さを凌ぐことができる。
【実施例 2】 次に、第3図を伴つて、本考案
による冷却器の第2の実施例を述べよう。 第3図において、第1図及び第2図との対応部
分には同一符号を付し、詳細説明を省略する。 第3図に示す本考案による冷却器は、キヤツプ
30の制御によつて、被冷却物50を適当な冷た
さに調節することができる実施例を示している。 キヤツプ30に内装されている栓32のかたわ
らに気体を導く排気用溝穴33が、キヤツプ30
の外側にまで伸びている。 このため、キヤツプ30を回した時に、栓32
がかすかに排気口22から離れ、冷媒気体41
が、気体を導く排気用溝穴33に沿つて外部に排
出される。 使用者が、被冷却物50の温度が適当だと感じ
た時に、すぐに、キヤツプ30を逆に回せば、栓
32を排気口22に密着させることができ、よつ
て未排出の冷媒40が外部に排出されるのを止め
るとができる。 第3図に示す本考案による冷却器によれば、被
冷却物50を適当な冷たさに調節することができ
る。 その他、詳細説明は省略するが、第1図及び第
2図で前述した本考案による冷却器の場合と同様
の優れた作用効果が得られる。
【実施例 3】 次に、第4図を伴つて、本考案
による被冷却物収容容器の実施例を述べよう。 第4図において、第1図及び第2図との対応部
分には同一符号を付して詳細説明を省略する。 第4図に示す本考案による被冷却物収容容器の
実施例は、第1図及び第2図で前述した本考案に
よる冷却器が、飲料物収容瓶、飲料物収容缶など
の被冷却物収容容器本体60内に、被冷却物50
中に浸されるように直接設置されている構成を有
する。 そして、この場合、冷却器のパイプ20の排気
口22が被冷却物収容容器本体60のふた62に
よつて封止されている。このため、冷却器が、被
冷却物収容容器本体60のふた62を開けた時
に、直接急速冷却器として機能する。 第4図に示す本考案による被冷却物収容容器
は、被冷却物収容容器本体60が引き抜き缶の構
成を有し、その内に、第1図及び第2図で前述し
たと同様の冷却器が設置されている。 ただし、この場合、冷媒貯蔵筒10は、パイプ
20とともに、被冷却物50内にほとんど浸され
ている。 また、パイプ20の排気口22側の末端が、被
冷却物収容容器本体60の上ぶた61の下方に付
着されている。 被冷却物収容容器本体60の引き抜き輪を有す
るふたの引き抜きは、引き抜き輪の2段引き抜き
によつて完成される。 その第1段は、冷媒気体41が放出されるよう
に排気口22を外部に開口させる。 第2段は、被冷却物50を外部に流させること
ができる状態(被冷却物50が飲料である場合、
それを飲用することができる状態)に、ふた62
を開口させる。 第4図に示す本考案による被冷却物収容容器に
よれば、それ自体で、被冷却物収容容器本体60
内の被冷却物50を冷却させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による冷却器の第1の実施例
をその使用例とともに示す略線図である。第2図
は、その縦断面図である。第3図は、本考案によ
る冷却器の第2の実施例を示す略線的縦断面図で
ある。第4図は、本考案による被冷却物収容容器
の実施例を示す略線図である。 10……冷媒貯蔵筒、11……穴、12……螺
子、20……パイプ、21……パイプ20の端
部、22……パイプ20の排気口、30……キヤ
ツプ、31……キヤツプ30の母螺、32……キ
ヤツプ30に内装されている栓、33……排気用
溝穴、40……冷媒、41……気化冷媒、50…
…被冷却物、60……容器、61……上ぶた、6
2……引き抜き輪付きのふた。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 冷媒を収容している冷媒貯蔵筒
    と、 一端が上記冷媒貯蔵筒内に連通し、且つ上記冷
    媒貯蔵筒の周りに巻装されている導熱性パイプ
    と、 上記導熱性パイプの他端を、使用前においては
    封止状態にしているが、使用時において上記封止
    状態が解除される封止手段とを有することを特徴
    とする冷却器。 【請求項2】 【請求項1】記載の冷却器におい
    て、 上記封止手段が、キヤツプを有することを特徴
    とする冷却器。 【請求項3】 被冷却物を収容し且つふたを有す
    る被冷却物収容容器本体と、 上記被冷却物収容容器本体内に配されている冷
    却器とを有し、 上記冷却器が、冷媒を収容している冷媒貯蔵筒
    と、一端が上記冷媒貯蔵筒内に連通し、且つ上記
    冷媒貯蔵筒の周りに巻装されている導熱性パイプ
    とを有し、 上記導熱性パイプの他端が、上記被冷却物収容
    容器本体のふたによつて封止されていることを特
    徴とする被冷却物収容容器。
JP3605190U 1990-04-03 1990-04-03 Expired - Lifetime JPH0528446Y2 (ja)

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JPH03127179U JPH03127179U (ja) 1991-12-20
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