JPH05284113A - 光多重化装置 - Google Patents
光多重化装置Info
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- JPH05284113A JPH05284113A JP4108448A JP10844892A JPH05284113A JP H05284113 A JPH05284113 A JP H05284113A JP 4108448 A JP4108448 A JP 4108448A JP 10844892 A JP10844892 A JP 10844892A JP H05284113 A JPH05284113 A JP H05284113A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 単一の光伝送路あたりの光信号の伝送量を増
大しかつ単一の光伝送路でも同時双方向通信ができるよ
うにする。 【構成】 光伝送路につながる主光路１１７中に配設さ
れそれぞれ異なる波長帯の光のみを選択的に反射または
透過させる単数または複数のダイクロイックミラー１１
９，１２１，１２３と、単数または複数系統の電気信号
を光信号に変換してそれぞれ前記いずれかのダイクロイ
ックミラーを介して主光路を導くための電気−光変換手
段１２５、そして前記単数または複数のダイクロイック
ミラーを介して分離抽出された波長帯の光を対応する電
気信号に変換する光−電気変換手段１２７，１２９，１
３１を具備する。
大しかつ単一の光伝送路でも同時双方向通信ができるよ
うにする。 【構成】 光伝送路につながる主光路１１７中に配設さ
れそれぞれ異なる波長帯の光のみを選択的に反射または
透過させる単数または複数のダイクロイックミラー１１
９，１２１，１２３と、単数または複数系統の電気信号
を光信号に変換してそれぞれ前記いずれかのダイクロイ
ックミラーを介して主光路を導くための電気−光変換手
段１２５、そして前記単数または複数のダイクロイック
ミラーを介して分離抽出された波長帯の光を対応する電
気信号に変換する光−電気変換手段１２７，１２９，１
３１を具備する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光多重化装置に関し、
特に光ファイバを利用した通信システム等において、簡
単な装置構成により複数の光信号の同時送信および／ま
たは受信を可能にする技術に関する。
特に光ファイバを利用した通信システム等において、簡
単な装置構成により複数の光信号の同時送信および／ま
たは受信を可能にする技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】最近、光ファイバを利用した光通信シス
テムが種々の分野で利用されてきている。光通信システ
ムは、単一の光ファイバで多量の情報の伝送が可能であ
り、かつ電磁誘導その他の影響を受けない等の特徴があ
る。このような光通信システムにおいては、従来、まず
電気領域でＰＣＭ（パルス符号変調）、ＦＭ（周波数変
調）、ＰＭ（位相変調）等によって変調された信号を、
例えば時分割多重した後に、電気−光変換器を構成する
光源をこの時分割多重信号により変調する。そして、こ
の光源からの光が光ファイバ等の伝送路により伝送され
る。
テムが種々の分野で利用されてきている。光通信システ
ムは、単一の光ファイバで多量の情報の伝送が可能であ
り、かつ電磁誘導その他の影響を受けない等の特徴があ
る。このような光通信システムにおいては、従来、まず
電気領域でＰＣＭ（パルス符号変調）、ＦＭ（周波数変
調）、ＰＭ（位相変調）等によって変調された信号を、
例えば時分割多重した後に、電気−光変換器を構成する
光源をこの時分割多重信号により変調する。そして、こ
の光源からの光が光ファイバ等の伝送路により伝送され
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の光通信システムにおいては、光ファイバ一本で一
系統の光信号の送受のみを行なうものであるため、多チ
ャネルの信号を伝送するためには予め電気領域で送信信
号の多重化を行なう必要があった。このため、従来の光
通信システムでは、多重化できるチャネルの数をある程
度以上に大きくすることは不可能であった。また、従来
の光通信システムにおいては、一本の光ファイバで伝送
される信号の方向は一方向のみであったため、一本の光
ファイバで同時に信号の送信および受信を行なうことは
不可能であった。
従来の光通信システムにおいては、光ファイバ一本で一
系統の光信号の送受のみを行なうものであるため、多チ
ャネルの信号を伝送するためには予め電気領域で送信信
号の多重化を行なう必要があった。このため、従来の光
通信システムでは、多重化できるチャネルの数をある程
度以上に大きくすることは不可能であった。また、従来
の光通信システムにおいては、一本の光ファイバで伝送
される信号の方向は一方向のみであったため、一本の光
ファイバで同時に信号の送信および受信を行なうことは
不可能であった。
【０００４】本発明の目的は、このような従来の光通信
システムにおける問題点に鑑み、単一系統の光ファイバ
により複数系統の光信号の伝送を可能にし通信可能な信
号チャネルの数を大幅に増大させることにある。本発明
の他の目的は、単一の光ファイバケーブルでも同時に双
方向の通信を可能にすることにある。
システムにおける問題点に鑑み、単一系統の光ファイバ
により複数系統の光信号の伝送を可能にし通信可能な信
号チャネルの数を大幅に増大させることにある。本発明
の他の目的は、単一の光ファイバケーブルでも同時に双
方向の通信を可能にすることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第１の態様に係わる光多重化装置において
は、複数系統の電気信号をそれぞれ対応する光信号に変
換する複数の電気−光変換手段、および前記光信号を各
々異なる波長帯の光のみを選択的に反射または透過させ
る手段を介して合成する光合成手段を具備し、複数系統
の電気信号をそれぞれ異なる波長帯の光信号の集合体と
して多重化することを特徴とする。前記光合成手段は主
光路中に配設され、各電気−光変換手段からの光信号の
内の特定の波長帯のみを選択的に反射して前記主光路に
導く複数のダイクロイックミラーを備えると好都合であ
る。
め、本発明の第１の態様に係わる光多重化装置において
は、複数系統の電気信号をそれぞれ対応する光信号に変
換する複数の電気−光変換手段、および前記光信号を各
々異なる波長帯の光のみを選択的に反射または透過させ
る手段を介して合成する光合成手段を具備し、複数系統
の電気信号をそれぞれ異なる波長帯の光信号の集合体と
して多重化することを特徴とする。前記光合成手段は主
光路中に配設され、各電気−光変換手段からの光信号の
内の特定の波長帯のみを選択的に反射して前記主光路に
導く複数のダイクロイックミラーを備えると好都合であ
る。
【０００６】また、本発明によれば、異なる波長帯の光
信号の集合として多重化された光多重信号を受け、該光
多重信号を各々異なる波長帯の光のみを選択的に反射ま
たは透過させる手段を介して複数の異なる波長帯の光に
分離する波長分離手段、および該波長分離手段によって
分離された各波長帯の光をそれぞれ対応する電気信号に
変換する光−電気変換手段を具備することを特徴とする
光多重信号の復調装置が提供される。このような復調装
置において、前記波長分離手段は、光多重信号が導かれ
る主光路中に配設され、各々異なる波長帯の光のみを選
択的に反射する複数のダイクロイックミラーを備えると
好都合である。
信号の集合として多重化された光多重信号を受け、該光
多重信号を各々異なる波長帯の光のみを選択的に反射ま
たは透過させる手段を介して複数の異なる波長帯の光に
分離する波長分離手段、および該波長分離手段によって
分離された各波長帯の光をそれぞれ対応する電気信号に
変換する光−電気変換手段を具備することを特徴とする
光多重信号の復調装置が提供される。このような復調装
置において、前記波長分離手段は、光多重信号が導かれ
る主光路中に配設され、各々異なる波長帯の光のみを選
択的に反射する複数のダイクロイックミラーを備えると
好都合である。
【０００７】さらに本発明によれば、共通の光通信路に
よって同時に双方向に信号伝送を行なうための第２の態
様に係わる光多重化装置が提供され、該光多重化装置
は、単数または複数系統の電気信号をそれぞれ対応する
光信号に変換する単数または複数の電気−光変換手段、
前記光信号を各々異なる波長帯の光のみを選択的に反射
または透過させる手段を介して主光路に導く光結合手
段、前記主光路から各々異なりかつ前記波長帯とも異な
る単数または複数の波長帯の光を特定の波長帯の光のみ
を選択的に反射または透過させる手段を介して分離抽出
する波長分離手段、および該波長分離手段によって分離
抽出された波長帯の光をそれぞれ対応する電気信号に変
換する光−電気変換手段を具備することを特徴とする。
上記光多重化装置においても、前記光結合手段および波
長分離手段はそれぞれ前記主光路中に配設されそれぞれ
異なる波長帯の光のみを選択的に反射する単数または複
数のダイクロイックミラーを備えると好都合である。
よって同時に双方向に信号伝送を行なうための第２の態
様に係わる光多重化装置が提供され、該光多重化装置
は、単数または複数系統の電気信号をそれぞれ対応する
光信号に変換する単数または複数の電気−光変換手段、
前記光信号を各々異なる波長帯の光のみを選択的に反射
または透過させる手段を介して主光路に導く光結合手
段、前記主光路から各々異なりかつ前記波長帯とも異な
る単数または複数の波長帯の光を特定の波長帯の光のみ
を選択的に反射または透過させる手段を介して分離抽出
する波長分離手段、および該波長分離手段によって分離
抽出された波長帯の光をそれぞれ対応する電気信号に変
換する光−電気変換手段を具備することを特徴とする。
上記光多重化装置においても、前記光結合手段および波
長分離手段はそれぞれ前記主光路中に配設されそれぞれ
異なる波長帯の光のみを選択的に反射する単数または複
数のダイクロイックミラーを備えると好都合である。
【０００８】
【作用】上記第１の態様に係わる光多重化装置において
は、複数系統の電気信号がそれぞれ電気−光変換手段に
よって対応する光信号に変換される。そして、これらの
光信号が前記ダイクロイックミラーのような各々異なる
波長帯の光のみを選択的に反射または透過させる手段を
介することによって、それぞれ異なる波長帯の光信号と
なった後に合成される。従って、複数系統の電気信号を
それぞれ異なる波長帯の光信号の集合帯として多重化す
ることができ、単一の光ファイバでも複数系統の光信号
を伝送できる。従って、また、各波長帯の光信号をそれ
ぞれ予め電気領域で多重化した信号で変調することによ
りさらに多くのチャネルの信号の伝送を行なうことも可
能となる。
は、複数系統の電気信号がそれぞれ電気−光変換手段に
よって対応する光信号に変換される。そして、これらの
光信号が前記ダイクロイックミラーのような各々異なる
波長帯の光のみを選択的に反射または透過させる手段を
介することによって、それぞれ異なる波長帯の光信号と
なった後に合成される。従って、複数系統の電気信号を
それぞれ異なる波長帯の光信号の集合帯として多重化す
ることができ、単一の光ファイバでも複数系統の光信号
を伝送できる。従って、また、各波長帯の光信号をそれ
ぞれ予め電気領域で多重化した信号で変調することによ
りさらに多くのチャネルの信号の伝送を行なうことも可
能となる。
【０００９】また、このようにして生成された光多重化
信号は、前記復調装置において、前記波長分離手段によ
り例えばダイクロイックミラー等によって各々異なる波
長帯の光に分離された後、前記光−電気変換手段によっ
てそれぞれ対応する電気信号に変換される。即ち前記光
多重化装置と組合わせて光通信を行なうことができる。
信号は、前記復調装置において、前記波長分離手段によ
り例えばダイクロイックミラー等によって各々異なる波
長帯の光に分離された後、前記光−電気変換手段によっ
てそれぞれ対応する電気信号に変換される。即ち前記光
多重化装置と組合わせて光通信を行なうことができる。
【００１０】さらに、前記第２の態様に係わる光多重化
装置にあっては、前記電気−光変換手段により単数また
は複数系統の送信用電気信号が光信号に変換された後、
ダイクロイックミラーのような各々異なる波長帯の光の
みを選択的に反射または透過させる手段を介して主光路
に導かれ、該主光路につながる光ファイバケーブルのよ
うな光伝送路を介して送信される。一方、該光伝送路か
ら主光路に伝送されてきた単数または複数の別の波長帯
の光がダイクロイックミラーのような特定の波長帯の光
のみを選択的に反射または透過させる手段を介して前記
波長分離手段により分離抽出される。そして、このよう
にして分離抽出された波長帯の光を前記光−電気変換手
段によってそれぞれ対応する電気信号に変換することに
より信号の受信が行なわれる。
装置にあっては、前記電気−光変換手段により単数また
は複数系統の送信用電気信号が光信号に変換された後、
ダイクロイックミラーのような各々異なる波長帯の光の
みを選択的に反射または透過させる手段を介して主光路
に導かれ、該主光路につながる光ファイバケーブルのよ
うな光伝送路を介して送信される。一方、該光伝送路か
ら主光路に伝送されてきた単数または複数の別の波長帯
の光がダイクロイックミラーのような特定の波長帯の光
のみを選択的に反射または透過させる手段を介して前記
波長分離手段により分離抽出される。そして、このよう
にして分離抽出された波長帯の光を前記光−電気変換手
段によってそれぞれ対応する電気信号に変換することに
より信号の受信が行なわれる。
【００１１】従って、このような光多重化装置を２組使
用し、一方の光多重化装置の送信側の光信号の波長帯と
他方の光多重化装置の受信側の波長帯とを一致させ、か
つ一方の受信側の波長帯と他方の送信側の光信号の波長
帯とを一致させておくことにより、単一の光伝送路によ
って同時に単数または複数の光信号の双方向通信が可能
になる。
用し、一方の光多重化装置の送信側の光信号の波長帯と
他方の光多重化装置の受信側の波長帯とを一致させ、か
つ一方の受信側の波長帯と他方の送信側の光信号の波長
帯とを一致させておくことにより、単一の光伝送路によ
って同時に単数または複数の光信号の双方向通信が可能
になる。
【００１２】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の１実施例につ
き説明する。図１は、本発明の１実施例に係わる光多重
化装置であるミラーシステムの概略の構成を示す。図１
には、２つのミラーシステム４７および４９が示されて
おり、これらの内、ミラーシステム４７は受信専用に構
成したものであり、ミラーシステム４９は送信専用に構
成したものを示す。ミラーシステム４７は、光ファイバ
ケーブル５１とレンズ５３を介して光学的につながる主
光路５５に沿って、該主光路５５に対し４５度傾斜して
配置された３つのダイクロイックミラー５７、５９、６
１を具備する。ダイクロイックミラーは一般に、特定の
波長域の光だけを反射し、それ以外の光の波長域は増加
する働きを有する。図１の例では、ダイクロイックミラ
ー５７は、例えば青色周辺の波長域の光のみを反射する
ものが選択され、ダイクロイックミラー５９は、例え
は、緑色の波長域近辺の光のみを反射するものが用いら
れ、かつダイクロイックミラー６１は、例えば、赤色の
波長域の光のみを反射するものが使用される。また、各
ダイクロイックミラー５７、５９、６１の反射光を収束
しかつ電気信号に変えるため、それぞれ、収束レンズ６
３、６５、６７およびフォトダイオード６９、７１、７
３が設けられている。
き説明する。図１は、本発明の１実施例に係わる光多重
化装置であるミラーシステムの概略の構成を示す。図１
には、２つのミラーシステム４７および４９が示されて
おり、これらの内、ミラーシステム４７は受信専用に構
成したものであり、ミラーシステム４９は送信専用に構
成したものを示す。ミラーシステム４７は、光ファイバ
ケーブル５１とレンズ５３を介して光学的につながる主
光路５５に沿って、該主光路５５に対し４５度傾斜して
配置された３つのダイクロイックミラー５７、５９、６
１を具備する。ダイクロイックミラーは一般に、特定の
波長域の光だけを反射し、それ以外の光の波長域は増加
する働きを有する。図１の例では、ダイクロイックミラ
ー５７は、例えば青色周辺の波長域の光のみを反射する
ものが選択され、ダイクロイックミラー５９は、例え
は、緑色の波長域近辺の光のみを反射するものが用いら
れ、かつダイクロイックミラー６１は、例えば、赤色の
波長域の光のみを反射するものが使用される。また、各
ダイクロイックミラー５７、５９、６１の反射光を収束
しかつ電気信号に変えるため、それぞれ、収束レンズ６
３、６５、６７およびフォトダイオード６９、７１、７
３が設けられている。
【００１３】従って、このようなミラーシステム４７に
おいては、光ファイバケーブル５１から入射した光は集
光レンズ５３を通り各々のダイクロイックミラー５７、
５９、６１により所定の波長域の光のみが反射されて各
フォトダイオード６９、７１、７３に入射し対応する電
気信号に変換される。なお、各ダイクロイックミラー５
７、５９、６１としては、それぞれ、例えば波長λ＝４
８０ｎｍ、５６０ｎｍ、６７０ｎｍの光の反射を行なう
ものなどが使用できる。従って、ミラーシステム４７を
用いることにより、異なる波長域の光によって多重化し
た光多重化信号から各々の波長域の成分を抽出すること
ができる。
おいては、光ファイバケーブル５１から入射した光は集
光レンズ５３を通り各々のダイクロイックミラー５７、
５９、６１により所定の波長域の光のみが反射されて各
フォトダイオード６９、７１、７３に入射し対応する電
気信号に変換される。なお、各ダイクロイックミラー５
７、５９、６１としては、それぞれ、例えば波長λ＝４
８０ｎｍ、５６０ｎｍ、６７０ｎｍの光の反射を行なう
ものなどが使用できる。従って、ミラーシステム４７を
用いることにより、異なる波長域の光によって多重化し
た光多重化信号から各々の波長域の成分を抽出すること
ができる。
【００１４】図１における他のミラーシステム４９は、
このような異なる波長域の光によって多重化された光信
号を生成するためのものである。該ミラーシステム４９
は、光ファイバケーブル５１と集光レンズ７７を介して
結合された主光路７９にそれぞれ同様にダイクロイック
ミラー８１、８３、８５が例えば４５度の角度に配置さ
れている。また、各ダイクロイックミラー８１、８３、
８５に向けて主光路７９と直角方向から光信号を入射す
るために、それぞれ収束レンズ８７、８９、９１および
発光ダイオード（ＬＥＤ）９３、９５、９７が設けてい
る。各ダイクロイックミラー８１、８３、８５は、それ
ぞれ、上に述べたダイクロイックミラー５７、５９、６
１と同じものが使用され、それぞれ青色の光、緑色の
光、赤色の光のみを反射する。
このような異なる波長域の光によって多重化された光信
号を生成するためのものである。該ミラーシステム４９
は、光ファイバケーブル５１と集光レンズ７７を介して
結合された主光路７９にそれぞれ同様にダイクロイック
ミラー８１、８３、８５が例えば４５度の角度に配置さ
れている。また、各ダイクロイックミラー８１、８３、
８５に向けて主光路７９と直角方向から光信号を入射す
るために、それぞれ収束レンズ８７、８９、９１および
発光ダイオード（ＬＥＤ）９３、９５、９７が設けてい
る。各ダイクロイックミラー８１、８３、８５は、それ
ぞれ、上に述べたダイクロイックミラー５７、５９、６
１と同じものが使用され、それぞれ青色の光、緑色の
光、赤色の光のみを反射する。
【００１５】このようなミラーシステム４９において
は、各発光ダイオード９３、９５、９７に入力された電
気信号がそれぞれ対応する光信号に変換され各ダイクロ
イックミラー８１、８３、８５に入射する。そして、各
ダイクロイックミラー８１、８３、８５においてそれぞ
れ異なる波長域の光のみが反射されて主光路７９上で合
成され光多重信号が生成され、集光レンズ７７を介して
光ファイバケーブル５１に送り出される。
は、各発光ダイオード９３、９５、９７に入力された電
気信号がそれぞれ対応する光信号に変換され各ダイクロ
イックミラー８１、８３、８５に入射する。そして、各
ダイクロイックミラー８１、８３、８５においてそれぞ
れ異なる波長域の光のみが反射されて主光路７９上で合
成され光多重信号が生成され、集光レンズ７７を介して
光ファイバケーブル５１に送り出される。
【００１６】以上のようなミラーアセンブリは、各アセ
ンブリ４７および４９がそれぞれ受信専用および送信専
用に構成されている。しかしながら、このようなミラー
システムは送受混合方式とすることができる。すなわ
ち、共通の主光路を利用して異なる波長域で互いに逆方
向に光信号を通信することが可能である。
ンブリ４７および４９がそれぞれ受信専用および送信専
用に構成されている。しかしながら、このようなミラー
システムは送受混合方式とすることができる。すなわ
ち、共通の主光路を利用して異なる波長域で互いに逆方
向に光信号を通信することが可能である。
【００１７】図２および図３は、それぞれこのような送
受混合方式を用いたミラーシステムの構成を示す。図２
および図３のミラーシステムは一対となって使用され異
なる波長域を利用して光信号の送受を行なうものであ
る。図２のミラーシステム１０１ａは、ミラーアセンブ
リ１０３とこのミラーアセンブリ１０３に電気的に接続
されたフォトアンプ回路１０５、１０７およびＬＥＤア
ンプ回路１０９、１１１を具備する。ミラーアセンブリ
１０３は、光ファイバケーブル１１３に収束レンズ１１
５を介して繋がる主光路１１７に沿って配置された３個
のダイクロイックミラー１１９、１２１、１２３、収束
レンズを介して主光路からの光を受けるフォトダイオー
ド１２５、ダイクロイックミラー１１９および収束レン
ズを介して主光路１１７からの光を受ける他のフォトダ
イオード１２７、それぞれダイクロイックミラー１２
１、１２３を介して主光路１１７に光を入射する発光ダ
イオード１２９、１３１を具備する。ダイクロイックミ
ラー１１９、１２１、１２３は、それぞれ、例えば青色
（λ＝４８０ｎｍ）、緑色（λ＝５６０ｎｍ）赤色（λ
＝６７０ｎｍ）付近の波長域の光のみを反射するものが
使用される。また、フォトダイオード１２５は赤外光
（λ＝８７０ｎｍ）に反応するものが用いられる。
受混合方式を用いたミラーシステムの構成を示す。図２
および図３のミラーシステムは一対となって使用され異
なる波長域を利用して光信号の送受を行なうものであ
る。図２のミラーシステム１０１ａは、ミラーアセンブ
リ１０３とこのミラーアセンブリ１０３に電気的に接続
されたフォトアンプ回路１０５、１０７およびＬＥＤア
ンプ回路１０９、１１１を具備する。ミラーアセンブリ
１０３は、光ファイバケーブル１１３に収束レンズ１１
５を介して繋がる主光路１１７に沿って配置された３個
のダイクロイックミラー１１９、１２１、１２３、収束
レンズを介して主光路からの光を受けるフォトダイオー
ド１２５、ダイクロイックミラー１１９および収束レン
ズを介して主光路１１７からの光を受ける他のフォトダ
イオード１２７、それぞれダイクロイックミラー１２
１、１２３を介して主光路１１７に光を入射する発光ダ
イオード１２９、１３１を具備する。ダイクロイックミ
ラー１１９、１２１、１２３は、それぞれ、例えば青色
（λ＝４８０ｎｍ）、緑色（λ＝５６０ｎｍ）赤色（λ
＝６７０ｎｍ）付近の波長域の光のみを反射するものが
使用される。また、フォトダイオード１２５は赤外光
（λ＝８７０ｎｍ）に反応するものが用いられる。
【００１８】以上のようなミラーシステムにおいては、
ＬＥＤアンプ回路１０９および１１１にそれぞれ入力さ
れた電気信号が、それぞれ、ＬＥＤ１３１および１２９
で光信号に変換され、各々のダイクロイックミラー１２
３および１２１でそれぞれ赤色および緑色の光のみが反
射されて主光路１１７に導かれる。一方、各フォトダイ
オード１２５および１２７で受光したそれぞれ赤外光お
よび青色光はフォトアンプ回路１０５および１０７で増
幅されて取出される。すなわち、図２のミラーシステム
１０１によれば、光ファイバケーブル１１３によって２
つの波長域を利用して２系統の電気信号の送信が可能で
あり、かつ同じ光ファイバケーブル１１３を介して異な
る２つの波長域により２系統の電気信号の受信が可能と
なる。
ＬＥＤアンプ回路１０９および１１１にそれぞれ入力さ
れた電気信号が、それぞれ、ＬＥＤ１３１および１２９
で光信号に変換され、各々のダイクロイックミラー１２
３および１２１でそれぞれ赤色および緑色の光のみが反
射されて主光路１１７に導かれる。一方、各フォトダイ
オード１２５および１２７で受光したそれぞれ赤外光お
よび青色光はフォトアンプ回路１０５および１０７で増
幅されて取出される。すなわち、図２のミラーシステム
１０１によれば、光ファイバケーブル１１３によって２
つの波長域を利用して２系統の電気信号の送信が可能で
あり、かつ同じ光ファイバケーブル１１３を介して異な
る２つの波長域により２系統の電気信号の受信が可能と
なる。
【００１９】図３は、図２のミラーシステムと組合わせ
て使用されるミラーシステム１０１ｂの構成を示す。こ
のミラーシステム１０１ｂは、ミラーアセンブリ１３３
と２つのＬＥＤアンプ回路１３５、１３７と、２つのフ
ォトアンプ回路１３９、１４１を具備する。ミラーアセ
ンブリ１３３は、前記図２のミラーアセンブリ１０３の
ものと同じダイクロイックミラー１１９、１２１、１２
３が主光路１４３に沿って配設されている。また、主光
路１４３の端部には赤外光を放射できる発光ダイオード
１４５が設けられており、かつダイクロイックミラー１
１９を介して主光路１４３に光を入射すべく発光ダイオ
ード１４７が設けられている。さらに、各ダイクロイッ
クミラー１２１、１２３を介し光信号を受信するための
フォトダイオード１４９、１５１がそれぞれ設けられて
いる。
て使用されるミラーシステム１０１ｂの構成を示す。こ
のミラーシステム１０１ｂは、ミラーアセンブリ１３３
と２つのＬＥＤアンプ回路１３５、１３７と、２つのフ
ォトアンプ回路１３９、１４１を具備する。ミラーアセ
ンブリ１３３は、前記図２のミラーアセンブリ１０３の
ものと同じダイクロイックミラー１１９、１２１、１２
３が主光路１４３に沿って配設されている。また、主光
路１４３の端部には赤外光を放射できる発光ダイオード
１４５が設けられており、かつダイクロイックミラー１
１９を介して主光路１４３に光を入射すべく発光ダイオ
ード１４７が設けられている。さらに、各ダイクロイッ
クミラー１２１、１２３を介し光信号を受信するための
フォトダイオード１４９、１５１がそれぞれ設けられて
いる。
【００２０】このようなミラーシステム１０１ｂにおい
ては、ＬＥＤアンプ回路１３５および１３７からの２系
統の電気信号の送信、およびフォトアンプ回路１３９、
１４１への２系統の電気信号の受信が可能であり、前記
図２のミラーシステム１０１ａと対になってそれぞれ２
系統ずつの信号の双方向通信を行なうことができる。
ては、ＬＥＤアンプ回路１３５および１３７からの２系
統の電気信号の送信、およびフォトアンプ回路１３９、
１４１への２系統の電気信号の受信が可能であり、前記
図２のミラーシステム１０１ａと対になってそれぞれ２
系統ずつの信号の双方向通信を行なうことができる。
【００２１】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、共通の
光ファイバケーブルのような光伝送路により、異なる波
長帯の光、例えば赤色、緑色、青色、および赤外光等を
利用し、複数系統の光信号の通信が可能になり、単一の
光ファイバケーブルで通信できる光信号の容量が増大す
る。また、各系統の光信号をそれぞれ電気領域で多重化
した信号で変調することにより、極めて多数のチャネル
の信号の通信が可能となる。さらに、本発明によれば、
共通の光伝送路を用いて波長帯を異ならせることにより
信号の送信および受信を行なうことが可能になり、単一
の光ファイバケーブルによっても簡単な装置構成で同時
双方向通信が可能になる。
光ファイバケーブルのような光伝送路により、異なる波
長帯の光、例えば赤色、緑色、青色、および赤外光等を
利用し、複数系統の光信号の通信が可能になり、単一の
光ファイバケーブルで通信できる光信号の容量が増大す
る。また、各系統の光信号をそれぞれ電気領域で多重化
した信号で変調することにより、極めて多数のチャネル
の信号の通信が可能となる。さらに、本発明によれば、
共通の光伝送路を用いて波長帯を異ならせることにより
信号の送信および受信を行なうことが可能になり、単一
の光ファイバケーブルによっても簡単な装置構成で同時
双方向通信が可能になる。
【図１】本発明の１実施例に係わる光多重化装置および
復調装置を含む光通信システムの概略の構成を示す説明
図である。
復調装置を含む光通信システムの概略の構成を示す説明
図である。
【図２】本発明の別の実施例に係わる光多重化装置の概
略の構成を示す説明図である。
略の構成を示す説明図である。
【図３】図２の光多重化装置と対になって用いられ双方
向通信を可能にする光多重化装置の概略の構成を示す説
明図である。
向通信を可能にする光多重化装置の概略の構成を示す説
明図である。
４７，４９ ミラーシステム ５１ 光ファイバケーブル ５３，６３，６５，６７，７７，８７，８９，９１ 収
束レンズ ５５，７９ 主光路 ５７，５９，６１，８１，８３，８５ ダイクロイック
ミラー ６９，７１，７３ フォトダイオード ９３，９５，９７ 発光ダイオード １０３，１３３ ミラーアセンブリ １１９，１２１，１２３ ダイクロイックミラー １２５，１２７，１４９，１５１ フォトダイオード １２９，１３１，１４５，１４７ 発光ダイオード １０５，１０７，１３９，１４１ フォトアンプ回路 １０９，１１１，１３５，１３７ ＬＥＤアンプ回路
束レンズ ５５，７９ 主光路 ５７，５９，６１，８１，８３，８５ ダイクロイック
ミラー ６９，７１，７３ フォトダイオード ９３，９５，９７ 発光ダイオード １０３，１３３ ミラーアセンブリ １１９，１２１，１２３ ダイクロイックミラー １２５，１２７，１４９，１５１ フォトダイオード １２９，１３１，１４５，１４７ 発光ダイオード １０５，１０７，１３９，１４１ フォトアンプ回路 １０９，１１１，１３５，１３７ ＬＥＤアンプ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０４Ｂ 10/24 8426−5Ｋ Ｈ０４Ｂ 9/00 Ｇ
Claims (6)
- 【請求項１】 複数系統の電気信号をそれぞれ対応する
光信号に変換する複数の電気−光変換手段、および前記
光信号を各々異なる波長帯の光のみを選択的に反射また
は透過させる手段を介して合成する光合成手段、 を具備し、前記複数系統の電気信号をそれぞれ異なる波
長帯の光信号の集合体として多重化することを特徴とす
る光多重化装置。 - 【請求項２】 前記光合成手段が主光路中に配設され、
前記各電気−光変換手段からの光信号の内の特定の波長
帯のみを選択的に反射して前記主光路に導く複数のダイ
クロイックミラーを備えていることを特徴とする請求項
１に記載の光多重化装置。 - 【請求項３】 異なる波長帯の光信号の集合として多重
化された光多重信号を受け、該光多重信号を各々異なる
波長帯の光のみを選択的に反射または透過させる手段を
介して複数の異なる波長帯の光に分離する波長分離手
段、および該波長分離手段によって分離された各波長帯
の光をそれぞれ対応する電気信号に変換する光−電気変
換手段、 を具備することを特徴とする光多重信号の復調装置。 - 【請求項４】 前記波長分離手段が、前記光多重信号が
導かれる主光路中に配設され、各々異なる波長帯の光の
みを選択的に反射する複数のダイクロイックミラーを備
えていることを特徴とする請求項３に記載の光多重信号
の復調装置。 - 【請求項５】 単数または複数系統の電気信号をそれぞ
れ対応する光信号に変換する単数または複数の電気−光
変換手段、 前記光信号を各々異なる波長帯の光のみを選択的に反射
または透過させる手段を介して主光路に導く光結合手
段、 前記主光路から、各々異なりかつ前記波長帯とも異なる
単数または複数の波長帯の光を特定の波長帯の光のみを
選択的に反射または透過させる手段を介して分離抽出す
る波長分離手段、および該波長分離手段によって分離抽
出された波長帯の光をそれぞれ対応する電気信号に変換
する光−電気変換手段、 を具備することを特徴とする光多重化装置。 - 【請求項６】 前記光結合手段および波長分離手段がそ
れぞれ前記主光路中に配設されそれぞれ異なる波長帯の
光のみを選択的に反射する単数または複数のダイクロイ
ックミラーを備えることを特徴とする請求項５に記載の
光多重化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4108448A JPH05284113A (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | 光多重化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4108448A JPH05284113A (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | 光多重化装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05284113A true JPH05284113A (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=14485045
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4108448A Pending JPH05284113A (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | 光多重化装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05284113A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6751373B2 (en) * | 2001-04-10 | 2004-06-15 | Gazillion Bits, Inc. | Wavelength division multiplexing with narrow band reflective filters |
| JP2006261923A (ja) * | 2005-03-16 | 2006-09-28 | Hitachi Cable Ltd | 光送信器 |
| CN117129450A (zh) * | 2023-08-10 | 2023-11-28 | 飞秒激光研究中心（广州）有限公司 | 光信号探测***及其配置方法、飞秒激光影像*** |
-
1992
- 1992-04-02 JP JP4108448A patent/JPH05284113A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6751373B2 (en) * | 2001-04-10 | 2004-06-15 | Gazillion Bits, Inc. | Wavelength division multiplexing with narrow band reflective filters |
| JP2006261923A (ja) * | 2005-03-16 | 2006-09-28 | Hitachi Cable Ltd | 光送信器 |
| JP4617938B2 (ja) * | 2005-03-16 | 2011-01-26 | 日立電線株式会社 | 光送信器 |
| CN117129450A (zh) * | 2023-08-10 | 2023-11-28 | 飞秒激光研究中心（广州）有限公司 | 光信号探测***及其配置方法、飞秒激光影像*** |
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