JPH05283240A - 油入変圧器 - Google Patents
油入変圧器Info
- Publication number
- JPH05283240A JPH05283240A JP4079832A JP7983292A JPH05283240A JP H05283240 A JPH05283240 A JP H05283240A JP 4079832 A JP4079832 A JP 4079832A JP 7983292 A JP7983292 A JP 7983292A JP H05283240 A JPH05283240 A JP H05283240A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- temperature
- transformer
- abnormal
- oil level
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】変圧器の運転状態を連続監視し、異常信号の発
生時に監視装置の異常か、変圧器の異常かを確認できる
油入変圧器を提供する。 【構成】変圧器タンク１内の絶縁油の油面センサー６、
温度センサー５からの検出信号を記憶、演算、表示する
監視装置８と、その装置８からのデータにより異常信号
を出力する異常信号発生回路９と、前記監視装置８とは
独立に、絶縁油の油面、油温を検出、表示する装置とで
構成される。前記回路９の異常信号発生時、独立に油
面、油温を表示する装置のデータにより、監視装置８の
異常か、変圧器の異常を確認できる。また圧力センサー
７の併用により、タンク１内圧の上昇、分解ガスの蓄積
も検出可能となる。
生時に監視装置の異常か、変圧器の異常かを確認できる
油入変圧器を提供する。 【構成】変圧器タンク１内の絶縁油の油面センサー６、
温度センサー５からの検出信号を記憶、演算、表示する
監視装置８と、その装置８からのデータにより異常信号
を出力する異常信号発生回路９と、前記監視装置８とは
独立に、絶縁油の油面、油温を検出、表示する装置とで
構成される。前記回路９の異常信号発生時、独立に油
面、油温を表示する装置のデータにより、監視装置８の
異常か、変圧器の異常を確認できる。また圧力センサー
７の併用により、タンク１内圧の上昇、分解ガスの蓄積
も検出可能となる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、絶縁及び冷却媒体とし
て例えば鉱油のような絶縁油を用いた油入変圧器に関す
る。
て例えば鉱油のような絶縁油を用いた油入変圧器に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の油入変圧器を図２を参照して説明
する。同図に示すように、油入変圧器には種々の保護装
置が取付けられている。すなわち、変圧器タンク本体１
には絶縁油の温度を表示する油温計１１と内部アーク事
故などで急激にタンク内圧力が上昇した時，これを検出
して異常信号を発生させる衝撃油圧継電器１３が取付け
られている。また変圧器タンク本体１の上部に油配管１
５を介してコンサベータ２が取付けられている。このコ
ンサベータ２内には油温に伴って変化する油の体積を油
面位置で表示する油面計１２が、また、油配管１５の途
中には絶縁油中の分解ガスを蓄積し，このガス量が規定
量越えた時に異常信号を発生させるガス検出継電器１４
が取付けられている。
する。同図に示すように、油入変圧器には種々の保護装
置が取付けられている。すなわち、変圧器タンク本体１
には絶縁油の温度を表示する油温計１１と内部アーク事
故などで急激にタンク内圧力が上昇した時，これを検出
して異常信号を発生させる衝撃油圧継電器１３が取付け
られている。また変圧器タンク本体１の上部に油配管１
５を介してコンサベータ２が取付けられている。このコ
ンサベータ２内には油温に伴って変化する油の体積を油
面位置で表示する油面計１２が、また、油配管１５の途
中には絶縁油中の分解ガスを蓄積し，このガス量が規定
量越えた時に異常信号を発生させるガス検出継電器１４
が取付けられている。
【０００３】これらの保護装置のうち油面計１２や油温
計１１はフロートやブルドン管を利用して指針を動作さ
せ、油面位置や油温度を目盛板にダイヤル表示するダイ
ヤル式のものが一般的である。このような油面計１２や
油温計１１にはそれぞれ油面位置や油温度が規定の範囲
を越えた時に動作する接点が取付けられており、この接
点の信号は異常信号伝路１７を介して警報を発生させた
り、変圧器を停止させたりする外部シーケンスが組まれ
ている。
計１１はフロートやブルドン管を利用して指針を動作さ
せ、油面位置や油温度を目盛板にダイヤル表示するダイ
ヤル式のものが一般的である。このような油面計１２や
油温計１１にはそれぞれ油面位置や油温度が規定の範囲
を越えた時に動作する接点が取付けられており、この接
点の信号は異常信号伝路１７を介して警報を発生させた
り、変圧器を停止させたりする外部シーケンスが組まれ
ている。
【０００４】通常、ガス検出継電器１４はタンク本体１
とコンサベータ２を接続する油配管１５の途中に取付け
られており、当初はガス検出継電器１４のケース内に絶
縁油が満たされているが、分解ガスが発生すると、その
ガスがケース内の溜り油を押し下げる。この際ケース内
のフロートを押下げ、接点を作動させる。油面計１２の
油面位置は覗き窓で外部から観察できる。また、衝撃油
圧継電器１３には表示機能はなく、規定の範囲を越えた
時に動作する接点だけが取付けられている。
とコンサベータ２を接続する油配管１５の途中に取付け
られており、当初はガス検出継電器１４のケース内に絶
縁油が満たされているが、分解ガスが発生すると、その
ガスがケース内の溜り油を押し下げる。この際ケース内
のフロートを押下げ、接点を作動させる。油面計１２の
油面位置は覗き窓で外部から観察できる。また、衝撃油
圧継電器１３には表示機能はなく、規定の範囲を越えた
時に動作する接点だけが取付けられている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、すべての保
護装置に取付けられている接点としては、通常マイクロ
スイッチが使用されているが、マイクロスイッチは初期
に動作設定値を定めても、変圧器の運転時の振動などに
より位置ずれが生じ、誤動作する可能性があるため、定
期的な校正や交換が不可欠であった。
護装置に取付けられている接点としては、通常マイクロ
スイッチが使用されているが、マイクロスイッチは初期
に動作設定値を定めても、変圧器の運転時の振動などに
より位置ずれが生じ、誤動作する可能性があるため、定
期的な校正や交換が不可欠であった。
【０００６】また、一般に保護装置は変圧器のタンク本
体に直接に取付けるか、またはタンク本体近傍にある集
合端子箱の内部に取付られ、定期的な保守員の巡視の際
に目盛板の表示が保守員により記録されている。従っ
て、油面や油温の変化傾向などを見る連続監視は不可能
である上、仮に油漏れを調べようとする場合には油温度
の読取りデータから正規の油面レベルを計算で求め、油
面計の指示値と比較する必要がある。また、変圧器内部
の油温度は一定ではなく、正規の油面レベルを計算する
ためには通常油の最高温度を示す油温計の指示値から油
の平均温度を計算しなければならない等、データ処理も
繁雑であった。
体に直接に取付けるか、またはタンク本体近傍にある集
合端子箱の内部に取付られ、定期的な保守員の巡視の際
に目盛板の表示が保守員により記録されている。従っ
て、油面や油温の変化傾向などを見る連続監視は不可能
である上、仮に油漏れを調べようとする場合には油温度
の読取りデータから正規の油面レベルを計算で求め、油
面計の指示値と比較する必要がある。また、変圧器内部
の油温度は一定ではなく、正規の油面レベルを計算する
ためには通常油の最高温度を示す油温計の指示値から油
の平均温度を計算しなければならない等、データ処理も
繁雑であった。
【０００７】これらの解決策として油面レベルや油温度
を電気信号として検出し、連続監視を行う方法が提案さ
れている。しかしながら、現在センサによる監視は前記
の機械式の保護装置に対する補助的な役割しか与えてい
ない。例えば、ダイヤル式油温計を変圧器のタンク本体
に取付けた上にそれとは別に測温抵抗体の温度センサで
測定した温度を制御室の制御盤に取り込んで記録する程
度しか利用されておらず、異常時の警報発生や変圧器の
停止の情報は機械式保護装置のマイクロスイッチの動作
によっているのが現状である。また、油面は負荷や油温
により変化するため、油面の低下のみで油漏れを判断す
る方法は誤差が大きい。
を電気信号として検出し、連続監視を行う方法が提案さ
れている。しかしながら、現在センサによる監視は前記
の機械式の保護装置に対する補助的な役割しか与えてい
ない。例えば、ダイヤル式油温計を変圧器のタンク本体
に取付けた上にそれとは別に測温抵抗体の温度センサで
測定した温度を制御室の制御盤に取り込んで記録する程
度しか利用されておらず、異常時の警報発生や変圧器の
停止の情報は機械式保護装置のマイクロスイッチの動作
によっているのが現状である。また、油面は負荷や油温
により変化するため、油面の低下のみで油漏れを判断す
る方法は誤差が大きい。
【０００８】このような機械式保護装置とセンサ併用に
よる監視の２重化を避けるには、機械式の保護装置を用
いずセンサのみの監視に１本化する方法が考えられる。
しかしながら、変圧器が設置される変電所では高電圧の
機器が運転されており、これらの機器を回路から遮断す
る場合などにサージ電圧が発生し監視装置の電気信号に
影響を与え誤動作する可能性がないとは言えない。この
ような誤動作により異常信号発生回路が異常信号を出し
た時、センサのみの監視では正常か異常かの確認ができ
ないため、変圧器本体の異常ではない場合にも変圧器を
停止せざるを得ない場合が生じる恐れがあった。
よる監視の２重化を避けるには、機械式の保護装置を用
いずセンサのみの監視に１本化する方法が考えられる。
しかしながら、変圧器が設置される変電所では高電圧の
機器が運転されており、これらの機器を回路から遮断す
る場合などにサージ電圧が発生し監視装置の電気信号に
影響を与え誤動作する可能性がないとは言えない。この
ような誤動作により異常信号発生回路が異常信号を出し
た時、センサのみの監視では正常か異常かの確認ができ
ないため、変圧器本体の異常ではない場合にも変圧器を
停止せざるを得ない場合が生じる恐れがあった。
【０００９】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は変圧器の運転状態を連続監視し、機械式
の保護装置に必要なマイクロスイッチなどの接点をなく
し、異常信号が発生した時にその信号が監視装置の異常
によるものか、変圧器の実際の異常かを簡単に確認でき
る油入変圧器を提供することにある。
で、その目的は変圧器の運転状態を連続監視し、機械式
の保護装置に必要なマイクロスイッチなどの接点をなく
し、異常信号が発生した時にその信号が監視装置の異常
によるものか、変圧器の実際の異常かを簡単に確認でき
る油入変圧器を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、変圧器のタンク本体内に収納された絶縁
油の油面レベルを検出する油面センサと、前記絶縁油の
温度を検出する温度センサと、前記各センサからの検出
信号を取込み，記憶，演算，表示する監視装置と、前記
監視装置からのデータを入力し，異常の場合に異常信号
を出力する異常信号発生回路と、前記監視装置とは独立
した機構により絶縁油の油面及び温度を検出してこの検
出値を表示するが，異常検出値に対して異常信号を発生
する機能を持たない表示装置とを備えたことを特徴とす
る。
成するために、変圧器のタンク本体内に収納された絶縁
油の油面レベルを検出する油面センサと、前記絶縁油の
温度を検出する温度センサと、前記各センサからの検出
信号を取込み，記憶，演算，表示する監視装置と、前記
監視装置からのデータを入力し，異常の場合に異常信号
を出力する異常信号発生回路と、前記監視装置とは独立
した機構により絶縁油の油面及び温度を検出してこの検
出値を表示するが，異常検出値に対して異常信号を発生
する機能を持たない表示装置とを備えたことを特徴とす
る。
【００１１】
【作用】本発明によると、油入変圧器の油面レベルの測
定値と油温から演算した正規の油面レベルとを比較する
ことにより、油漏れの連続監視が可能となる。また、圧
力センサを併用することにより内圧の急激な上昇も分解
ガスの蓄積も検出が可能なため、従来監視に用いていた
接点付きの油面計や油温計は全て不要となる。一方、接
点なしの油面計や油温計は取り付けているので、異常信
号などで監視装置が誤動作した場合でも、これらの油面
計や油温計との対比で誤動作か否かの確認が容易にでき
る。
定値と油温から演算した正規の油面レベルとを比較する
ことにより、油漏れの連続監視が可能となる。また、圧
力センサを併用することにより内圧の急激な上昇も分解
ガスの蓄積も検出が可能なため、従来監視に用いていた
接点付きの油面計や油温計は全て不要となる。一方、接
点なしの油面計や油温計は取り付けているので、異常信
号などで監視装置が誤動作した場合でも、これらの油面
計や油温計との対比で誤動作か否かの確認が容易にでき
る。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図１は、本発明の一実施例の構成図である。同図に
示すように、変圧器タンク本体１の上部に油配管１５を
介してコンサベータ２が取付けられている。この油配管
１５の途中にガス溜めケース１０を設け、このケース１
０内に分解ガスの蓄積を検出する圧力センサ７を取付け
る。さらにタンク内圧を検出する圧力センサ７をタンク
本体１の壁に取付ける。また、タンク本体１内の油温度
は温度センサ５により測定される。
る。図１は、本発明の一実施例の構成図である。同図に
示すように、変圧器タンク本体１の上部に油配管１５を
介してコンサベータ２が取付けられている。この油配管
１５の途中にガス溜めケース１０を設け、このケース１
０内に分解ガスの蓄積を検出する圧力センサ７を取付け
る。さらにタンク内圧を検出する圧力センサ７をタンク
本体１の壁に取付ける。また、タンク本体１内の油温度
は温度センサ５により測定される。
【００１３】温度センサ５はタンク本体１内の油温度が
最も高い上部と、最低となる下部の２箇所に取付ける。
このように上下２点で温度を測定すれば、それらの平均
値がほぼ絶縁油の平均温度となるため、負荷率や他の温
度情報を取り込まずに油面の適正位置が分かり、油面セ
ンサ４の値と比較できる。油面計４は、本実施例ではコ
ンサベータ２をタンク本体の上部に配置した構造である
ので、そのコンサベータ２の上部に取付ける。その他タ
ンク本体の上部に窒素を封入した窒素封入タイプではタ
ンクカバー上面に取付ける。
最も高い上部と、最低となる下部の２箇所に取付ける。
このように上下２点で温度を測定すれば、それらの平均
値がほぼ絶縁油の平均温度となるため、負荷率や他の温
度情報を取り込まずに油面の適正位置が分かり、油面セ
ンサ４の値と比較できる。油面計４は、本実施例ではコ
ンサベータ２をタンク本体の上部に配置した構造である
ので、そのコンサベータ２の上部に取付ける。その他タ
ンク本体の上部に窒素を封入した窒素封入タイプではタ
ンクカバー上面に取付ける。
【００１４】これら温度センサ５、油面センサ６及び圧
力センサ７の各センサからの出力信号は監視装置８へ送
られる。監視装置８は、一般に変圧器とは離れた場所の
例えば制御室などに設置される。一方、変圧器のタンク
本体１には機械式の油面計４やダイヤル温度計３を取付
けるが、これらの計器は通常の監視には使用せず、監視
装置８自体が誤動作した時の確認用に使用する。従っ
て、変圧器自体の異常発生時に異常信号を出力する接点
は取付けない。９は異常信号発生回路、１６は油面レベ
ル、１７は異常信号伝路である。
力センサ７の各センサからの出力信号は監視装置８へ送
られる。監視装置８は、一般に変圧器とは離れた場所の
例えば制御室などに設置される。一方、変圧器のタンク
本体１には機械式の油面計４やダイヤル温度計３を取付
けるが、これらの計器は通常の監視には使用せず、監視
装置８自体が誤動作した時の確認用に使用する。従っ
て、変圧器自体の異常発生時に異常信号を出力する接点
は取付けない。９は異常信号発生回路、１６は油面レベ
ル、１７は異常信号伝路である。
【００１５】ところで、温度センサ５としては、例えば
温度に対応して変化する抵抗素子の抵抗値により温度を
測定する測温抵抗体などを用いる。油面センサ６として
は、例えば超音波が油面位置で反射される性質を利用
し、反射時間から位置を求めるものがある。圧力センサ
７としては、例えば歪みゲージを用いたものや差動イン
ダクタンス方式がある。
温度に対応して変化する抵抗素子の抵抗値により温度を
測定する測温抵抗体などを用いる。油面センサ６として
は、例えば超音波が油面位置で反射される性質を利用
し、反射時間から位置を求めるものがある。圧力センサ
７としては、例えば歪みゲージを用いたものや差動イン
ダクタンス方式がある。
【００１６】次に、本実施例の作用について説明する。
温度センサ５、油面センサ６及び圧力センサ７の各セン
サからの出力信号は、電気ケーブルか変換器を介して光
ケーブル等で監視装置８へ送られる。監視装置８はこれ
らの信号を入力とし、油面温度、油面レベルあるいは圧
力値として記録する他、必要な情報を演算し記録する。
例えば、油面の適正レベルは油温度を平均温度で補正し
て求める。しかしながら、温度センサ５で測定した温度
は最高油温であるためその儘では使えない。この場合、
変圧器の負荷及び絶縁冷却媒体である絶縁油を冷却する
空気あるいは水の温度が分かれば、油の平均温度が計算
でき、次に正常な油面レベル１６を計算で求め、油面セ
ンサ６の検出値と比較することができる。また、圧力セ
ンサ７からの信号を１００ms単位のピッチで取り込めば
変圧器内部でアーク事故が生じ、ガスが発生して内部の
圧力が急激に上昇した場合の事故検出が可能となる。
温度センサ５、油面センサ６及び圧力センサ７の各セン
サからの出力信号は、電気ケーブルか変換器を介して光
ケーブル等で監視装置８へ送られる。監視装置８はこれ
らの信号を入力とし、油面温度、油面レベルあるいは圧
力値として記録する他、必要な情報を演算し記録する。
例えば、油面の適正レベルは油温度を平均温度で補正し
て求める。しかしながら、温度センサ５で測定した温度
は最高油温であるためその儘では使えない。この場合、
変圧器の負荷及び絶縁冷却媒体である絶縁油を冷却する
空気あるいは水の温度が分かれば、油の平均温度が計算
でき、次に正常な油面レベル１６を計算で求め、油面セ
ンサ６の検出値と比較することができる。また、圧力セ
ンサ７からの信号を１００ms単位のピッチで取り込めば
変圧器内部でアーク事故が生じ、ガスが発生して内部の
圧力が急激に上昇した場合の事故検出が可能となる。
【００１７】このように監視装置８は変圧器の負荷率や
油を冷却する媒体の温度情報を与えれば、従来変圧器に
取付けていた温度計や油面計の他、衝撃油圧継電器など
が持つ機能を全て満たす他、データの記録、油漏れの有
無の表示、精度の向上など、従来形の保護装置より優れ
た機能も付加できる。
油を冷却する媒体の温度情報を与えれば、従来変圧器に
取付けていた温度計や油面計の他、衝撃油圧継電器など
が持つ機能を全て満たす他、データの記録、油漏れの有
無の表示、精度の向上など、従来形の保護装置より優れ
た機能も付加できる。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
油入変圧器のタンク内に油面位置と油温度をセンサによ
り電気信号として検出し、監視装置へ入力することによ
り従来接点付き保護装置によっていた監視項目を全て行
える上、記録などの追加機能も付加できる。さらに、変
圧器本体に接点なしの温度計や油面計を設けることによ
り、監視装置が誤動作した時でもその確認が容易とな
る。
油入変圧器のタンク内に油面位置と油温度をセンサによ
り電気信号として検出し、監視装置へ入力することによ
り従来接点付き保護装置によっていた監視項目を全て行
える上、記録などの追加機能も付加できる。さらに、変
圧器本体に接点なしの温度計や油面計を設けることによ
り、監視装置が誤動作した時でもその確認が容易とな
る。
【図１】本発明の一実施例の油入変圧器の構成図。
【図２】従来の油入変圧器の構成図。
１…変圧器タンク、２…コンサベータ、３…油温計、４
…油面計、５…温度センサ、６…油面センサ、７…圧力
センサ、８…監視装置、９…異常信号発生回路、１０…
ガス溜めケース、１１…接点付油温計、１２…接点付油
面計、１３…衝撃油圧継電器、１４…ガス検出継電器、
１５…油配管、１６…油面レベル、１７…異常信号伝
路。
…油面計、５…温度センサ、６…油面センサ、７…圧力
センサ、８…監視装置、９…異常信号発生回路、１０…
ガス溜めケース、１１…接点付油温計、１２…接点付油
面計、１３…衝撃油圧継電器、１４…ガス検出継電器、
１５…油配管、１６…油面レベル、１７…異常信号伝
路。
Claims (1)
- 【請求項１】 変圧器のタンク本体内に収納された絶縁
油の油面レベルを検出する油面センサと、前記絶縁油の
温度を検出する温度センサと、前記各センサからの検出
信号を取込み，記憶，演算，表示する監視装置と、前記
監視装置からのデータを入力し，異常の場合に異常信号
を出力する異常信号発生回路と、前記監視装置とは独立
した機構により絶縁油の油面及び温度を検出してこの検
出値を表示するが，異常検出値に対して異常信号を発生
する機能を持たない表示装置とを備えたことを特徴とす
る油入変圧器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4079832A JPH05283240A (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | 油入変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4079832A JPH05283240A (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | 油入変圧器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05283240A true JPH05283240A (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=13701185
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4079832A Pending JPH05283240A (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | 油入変圧器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05283240A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08279417A (ja) * | 1995-04-05 | 1996-10-22 | Takaoka Electric Mfg Co Ltd | ガス絶縁電気機器の故障検出装置 |
| JPH09306743A (ja) * | 1996-05-10 | 1997-11-28 | Mitsubishi Electric Corp | 油入電気機器の油温検出装置 |
| WO2008113143A3 (en) * | 2007-03-20 | 2008-11-06 | Eduardo Pedrosa Santos | Temperature monitoring system for power transformers submerged in oil |
| US20110156918A1 (en) * | 2009-12-30 | 2011-06-30 | Eduardo Pedrosa Santos | System for monitoring oil level and detecting leaks in power transformers, reactors, current and potential transformers, high voltage bushings and the like |
| CN105244144A (zh) * | 2015-11-20 | 2016-01-13 | 济南清河电气有限公司 | 一种全密封油浸式变压器用微型复合式储油柜 |
| CN106768031A (zh) * | 2016-12-06 | 2017-05-31 | 广东电网有限责任公司东莞供电局 | 变压器油位油温监控***和方法 |
| CN110108423A (zh) * | 2019-06-06 | 2019-08-09 | 中国启源工程设计研究院有限公司 | 一种变压器油箱漏油检测方法 |
| CN112432682A (zh) * | 2020-11-09 | 2021-03-02 | 国网山东省电力公司德州供电公司 | 一种变压器本体储油柜油位智能在线监测***及方法 |
| CN114001836A (zh) * | 2021-11-04 | 2022-02-01 | 合肥鑫伟电力设备有限公司 | 一种变压器高温预警*** |
| WO2023026578A1 (ja) | 2021-08-23 | 2023-03-02 | 株式会社日立産機システム | 変圧器の診断システム |
| CN116067428A (zh) * | 2023-02-06 | 2023-05-05 | 国网上海市电力公司 | 一种瓦斯波动预警记录装置和预警方法 |
| CN116165535A (zh) * | 2023-04-19 | 2023-05-26 | 国网山西省电力公司电力科学研究院 | 防重瓦斯误动的气体继电器检测装置及其智能感知方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62229908A (ja) * | 1986-03-31 | 1987-10-08 | Toshiba Corp | 油入電器の油漏れ検出装置 |
-
1992
- 1992-04-01 JP JP4079832A patent/JPH05283240A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62229908A (ja) * | 1986-03-31 | 1987-10-08 | Toshiba Corp | 油入電器の油漏れ検出装置 |
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08279417A (ja) * | 1995-04-05 | 1996-10-22 | Takaoka Electric Mfg Co Ltd | ガス絶縁電気機器の故障検出装置 |
| JPH09306743A (ja) * | 1996-05-10 | 1997-11-28 | Mitsubishi Electric Corp | 油入電気機器の油温検出装置 |
| WO2008113143A3 (en) * | 2007-03-20 | 2008-11-06 | Eduardo Pedrosa Santos | Temperature monitoring system for power transformers submerged in oil |
| EP2132755A2 (en) * | 2007-03-20 | 2009-12-16 | Eduardo Pedrosa Santos | Temperature monitoring system for power transformers submerged in oil |
| EP2132755A4 (en) * | 2007-03-20 | 2013-05-01 | Eduardo Pedrosa Santos | TEMPERATURE MONITORING SYSTEM FOR POWER TRANSFORMERS SUBMERGED IN OIL |
| EP2519957B1 (en) * | 2009-12-30 | 2017-07-26 | Eduardo Pedrosa Santos | System for monitoring oil level and detecting leaks in power transformers, reactors, current and potential transformers, high voltage bushings and similar. |
| US20110156918A1 (en) * | 2009-12-30 | 2011-06-30 | Eduardo Pedrosa Santos | System for monitoring oil level and detecting leaks in power transformers, reactors, current and potential transformers, high voltage bushings and the like |
| US8400320B2 (en) * | 2009-12-30 | 2013-03-19 | Eduardo Pedrosa Santos | System for monitoring oil level and detecting leaks in power transformers, reactors, current and potential transformers, high voltage bushings and the like |
| CN105244144A (zh) * | 2015-11-20 | 2016-01-13 | 济南清河电气有限公司 | 一种全密封油浸式变压器用微型复合式储油柜 |
| CN106768031A (zh) * | 2016-12-06 | 2017-05-31 | 广东电网有限责任公司东莞供电局 | 变压器油位油温监控***和方法 |
| CN110108423A (zh) * | 2019-06-06 | 2019-08-09 | 中国启源工程设计研究院有限公司 | 一种变压器油箱漏油检测方法 |
| CN112432682A (zh) * | 2020-11-09 | 2021-03-02 | 国网山东省电力公司德州供电公司 | 一种变压器本体储油柜油位智能在线监测***及方法 |
| WO2023026578A1 (ja) | 2021-08-23 | 2023-03-02 | 株式会社日立産機システム | 変圧器の診断システム |
| CN114001836A (zh) * | 2021-11-04 | 2022-02-01 | 合肥鑫伟电力设备有限公司 | 一种变压器高温预警*** |
| CN116067428A (zh) * | 2023-02-06 | 2023-05-05 | 国网上海市电力公司 | 一种瓦斯波动预警记录装置和预警方法 |
| CN116165535A (zh) * | 2023-04-19 | 2023-05-26 | 国网山西省电力公司电力科学研究院 | 防重瓦斯误动的气体继电器检测装置及其智能感知方法 |
| CN116165535B (zh) * | 2023-04-19 | 2023-09-08 | 国网山西省电力公司电力科学研究院 | 防重瓦斯误动的气体继电器检测装置及其智能感知方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP2519957B1 (en) | System for monitoring oil level and detecting leaks in power transformers, reactors, current and potential transformers, high voltage bushings and similar. | |
| KR101865086B1 (ko) | 사고데이터 분석과 내부 이상상태 감시 및 진단 기능을 구비한 고장감시진단장치 내장형 수배전반 | |
| JPH05283240A (ja) | 油入変圧器 | |
| KR101231815B1 (ko) | 가스절연 개폐장치용 차단기의 동작상태 감시진단장치 | |
| US9263212B2 (en) | High voltage gas circuit breaker gas density monitoring system | |
| KR20150043162A (ko) | 실시간 육불화황 가스 모니터링 장치 및 방법 | |
| CN105609368B (zh) | 一种带气体密度水平指示器的气体密度继电器 | |
| US5537858A (en) | System for the nonintrusive monitoring of electrical circuit breaker vessel pressure | |
| KR20110059479A (ko) | 전기기기 이상 감시장치 | |
| US8737775B2 (en) | System and method for monitoring displacement within energized tap changer compartments | |
| US20230349787A1 (en) | Method for determining a gas quantity in an insulated switchgear | |
| JP2853370B2 (ja) | 圧力異常検出装置 | |
| KR100754991B1 (ko) | 초고압변압기용 디지털 온도 검출기 | |
| KR100796328B1 (ko) | 순간 상승압력 경보 압력계 | |
| JP2836768B2 (ja) | ガス絶縁電気機器のガス漏れ監視装置 | |
| KR20010093015A (ko) | 전기누전 경보기 | |
| CN112504397A (zh) | 一种变压器油位状态的判别方法及*** | |
| JPH0536543A (ja) | ガス絶縁変圧器 | |
| JP2000114055A (ja) | ガス絶縁機器のガス漏れ判断装置 | |
| JPH1183653A (ja) | Ｓｆ６ガスの状態監視装置及びｓｆ６ガスの状態監視装置の制御方法 | |
| WO1998045673A1 (en) | Multiple sensor plate assembly | |
| AU610669B2 (en) | A leak indicator | |
| WO2021063473A1 (en) | Instrument transformer with bellow and method for pressure compensation during fluid volume changes | |
| JPS6046422A (ja) | 油入電器用保護計器 | |
| JPS6016736B2 (ja) | 油入電器の異常監視方法 |