JPH0528270U - マグネツト付きフツク - Google Patents
マグネツト付きフツクInfo
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- JPH0528270U JPH0528270U JP6625391U JP6625391U JPH0528270U JP H0528270 U JPH0528270 U JP H0528270U JP 6625391 U JP6625391 U JP 6625391U JP 6625391 U JP6625391 U JP 6625391U JP H0528270 U JPH0528270 U JP H0528270U
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- JP
- Japan
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- yoke
- hook
- magnet
- housing
- slip
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 最大吊り下げ荷重を増すとともに、ずれたと
きに被吸着面に傷が付かないようにする。 【構成】 フック7を備えたハウジング3と、ハウジン
グ3の一側の面に固説されたヨーク5と、このヨーク5
に磁気的に接合されたマグネット6とからなり、磁性体
にヨーク5を吸着させ、フック7で物品を吊り下げるよ
うに設定されたマグネット付きフック1において、磁性
体に接触する面に滑り止め加工、例えば凹凸14を設け
た薄く軟らかい滑り止めシート8をヨーク5の吸着側に
設けた。
きに被吸着面に傷が付かないようにする。 【構成】 フック7を備えたハウジング3と、ハウジン
グ3の一側の面に固説されたヨーク5と、このヨーク5
に磁気的に接合されたマグネット6とからなり、磁性体
にヨーク5を吸着させ、フック7で物品を吊り下げるよ
うに設定されたマグネット付きフック1において、磁性
体に接触する面に滑り止め加工、例えば凹凸14を設け
た薄く軟らかい滑り止めシート8をヨーク5の吸着側に
設けた。
Description
【0001】
この考案は、例えばスチール製のキャビネット、机、電気製品の筐体などの磁 性体でできたものにマグネットを吸着させ、マグネットを保持するハウジングに 設けたフックに物品を吊り下げて使用されるマグネット付きフックに関する。
【0002】
マグネット付きフックは、マグネットと、このマグネットと磁気的に連結され たヨークと、ヨークが背面側に取り付けられたハウジングと、ハウジングの一部 に取り付けられたフックとから基本的に構成されている。ヨークはスチールなど の磁性体の板体からなり、端部が立ち上がって断面コの字形に形成されている。 そして、ハウジングの背面から突出するように、立ち上がったヨークの端面を、 例えばスチール製の板から他の表面に吸着させて取り付け、フックに物を吊り下 げるようになっている。
【0003】 ところで、このようなヨークを使用したマグネット付きのフックでは、キャビ ネットや電気製品などの塗装した鉄製の側板にヨークを当接させて取り付けた場 合、フックに吊り下げた荷重が、使用したマグネットおよびヨークからなる磁気 回路の最大吸着荷重を超えると、吸着した状態でずれが生じる。そして、このよ うにずれが生じると、側板の塗装面に傷を付けてしまうことになる。
【0004】
このような塗装面に傷が付くと見苦しくなることから、例えば、ヨークの端面 に加傷防止用のテープを貼り、前述のようなずれが生じても傷が付かないように 構成したものがある。このような構成では、テープの表面が平滑であるため、ヨ ークの面に平行な方向(側板に吸着させたときには側板に平行な重力方向)の吊 り下げ荷重が小さくなってしまうという問題が生じる。
【0005】 この考案は、このような技術的背景に鑑みてなされたもので、その目的は、吸 着面に傷を付けるおそれがなく、しかも吊り下げ荷重を大きくすることができる マグネット付きフックを提供することにある。
【0006】
上記目的を達成するため、この考案は、フックを備えたハウジングと、ハウジ ングの一側の面に固説されたヨークと、このヨークに磁気的に接合されたマグネ ットとからなり、磁性体にヨークを吸着させ、フックで物品を吊り下げるように 設定されたマグネット付きフックにおいて、磁性体に接触する面に滑り止め加工 が施された薄く軟らかい滑り止めシートをヨークの吸着側に設けた構成になって いる。
【0007】
上記手段によれば、ヨークの吸着側の面に滑り止め加工が施されたシートを例 えば貼着などの方法によって設けているので、ヨークと吸着対象となる磁性体の 面とが直接的に接触することがなくなり、しかも、滑り止め加工によりヨークが 直接吸着する場合よりも最大静止摩擦計数が大きくなり、吊り下げ荷重が大きく なる。また、たとえずれたとしても軟らかい材質を介することによりヨークが前 述のように直接的に被吸着面に接触しないので、被吸着面に傷が付くことはない 。
【0008】
以下、この考案を図面に示す一実施例について説明する。
【0009】 図1は一実施例に係るマグネット付きフックの一部を断面した斜視図である。 同図において、マグネット付きフック1は、背面の中央部に凹部2が形成された 合成樹脂材からなるハウジング3と、この凹部2に固定され、上下端に立上り部 4が形成された断面コの字形の磁性体からなるヨーク5と、ヨーク5に面的に接 触し、吸着しているマグネット6と、ハウジング3の下方に突出したフック7と 、ヨーク5およびハウジング3の吸着側の面に貼着された滑り止めシート8とか らなっている。
【0010】 ハウジング3の背面の外周縁9およびヨーク5の立上り部4の端面10は図2 の要部断面図に示すように同一高さに設定され、マグネット6のヨーク5と接触 していない側の面11は、この外周縁9および端面10よりも若干後退するよう に設定されている。滑り止めシート8は、基体となるPETシート12の両面に それぞれ粘着層13と表面に滑り止めの凹凸14が形成されたアクリル発泡体層 15とが形成された磁気的に薄いもので、粘着層13を介して前記外周縁9およ び端面10に貼着されている。なお、滑り止めシート8の厚さは、PETシート 12が0.038mm程度、アクリル発泡体層15が0.15ないし0.17m m程度、粘着層13が0.02ないし0.03mm程度である。また、アクリル 発泡体層15に代えて同程度の厚さのウレタン発泡体層などを使用してもよい。
【0011】 このように構成されたマグネット付きフック1は、アクリル発泡体層15の滑 り止めの凹凸14形成面をスチール製の側板などの被吸着面に当て、ヨーク5と マグネット6との間に磁気回路を形成させて被吸着面に吸着させる。これにより 、フック7に物をぶら下げた場合、滑り止めの凹凸14により、ヨーク5と側板 の塗装面との間の最大静止摩擦係数よりも滑り止めの凹凸14と側板の塗装面と の間の最大静止摩擦係数の方が大きくなるので、滑り止めシート8を使用しない 場合よりも去り下げ最大荷重は大きくなる。また、たとえ荷重が大きくなり過ぎ てずれたとしても、アクリル発泡体層15は弾性を有し、軟らかいものなので、 塗装面に傷が付くおそれはない。
【0012】 なお、滑り止め加工は、この実施例では、発泡性を有する材質により表面に凹 凸を形成しているが、機械的に吸着面に加工を施して摩擦係数を大きくしたよう なものでもよい。ただし、材質的に塗装面よりも軟らかいものを選択することが 肝要である。
【0013】
これまでの説明で明らかなように、被吸着面に接触する面に滑り止め加工が施 された薄い滑り止めシートをヨークの吸着側に設けたこの考案によれば、最大静 止摩擦係数を大きくすることができるので最大吊り下げ荷重が大きくなるばかり でなく、軟らかいシートを介してヨークが被吸着面に隣接することになるので、 ずれが生じたとしても被吸着面に傷が付くおそれはない。
【図1】この考案の一実施例に係るマグネット付きフッ
クの全体的な構造を一部切断して示す斜視図である。
クの全体的な構造を一部切断して示す斜視図である。
【図2】この実施例に係るマグネット付きフックの要部
を拡大して示す断面図である。
を拡大して示す断面図である。
1 マグネット付きフック 3 ハウジング 5 ヨーク 6 マグネット 7 フック 8 滑り止めシート 9 外周縁 10 端面 14 滑り止めの凹凸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 橋詰 好弘 東京都港区東新橋一丁目1番2号 秀和レ ジデンスビル内 株式会社ニトムズ内 (72)考案者 井上 晃造 東京都港区東新橋一丁目1番2号 秀和レ ジデンスビル内 株式会社ニトムズ内
Claims (1)
- 【請求項1】 フックを備えたハウジングと、ハウジン
グの一側の面に固設されたヨークと、このヨークに磁気
的に接合されたマグネットとからなり、磁性体にヨーク
を吸着させ、フックで物品を吊り下げるように設定され
たマグネットト付きフックにおいて、前記磁性体に接触
する面に滑り止め加工が施された薄く軟らかい滑り止め
シートを前記ヨークの吸着側に設けたことを特徴とする
マグネット付きフック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991066253U JP2572340Y2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | マグネット付きフック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991066253U JP2572340Y2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | マグネット付きフック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0528270U true JPH0528270U (ja) | 1993-04-16 |
JP2572340Y2 JP2572340Y2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=13310517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991066253U Expired - Fee Related JP2572340Y2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | マグネット付きフック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2572340Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05226210A (ja) * | 1992-02-17 | 1993-09-03 | Sanyo Electric Co Ltd | パターン形成方法 |
JP2002168211A (ja) * | 2000-12-01 | 2002-06-14 | Miwa Lock Co Ltd | 棚、容器などの取付構造 |
JP2018114008A (ja) * | 2017-01-16 | 2018-07-26 | アスベル株式会社 | 壁面取付部材 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20050103618A (ko) * | 2004-04-27 | 2005-11-01 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 후열 시트의 싱킹 구조 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60136110U (ja) * | 1984-02-20 | 1985-09-10 | 浅野 幸悦 | 滑り止め付磁石 |
-
1991
- 1991-07-26 JP JP1991066253U patent/JP2572340Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH05226210A (ja) * | 1992-02-17 | 1993-09-03 | Sanyo Electric Co Ltd | パターン形成方法 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2572340Y2 (ja) | 1998-05-20 |
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Legal Events
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