JPH0528015Y2 - - Google Patents

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JPH0528015Y2
JPH0528015Y2 JP1985049039U JP4903985U JPH0528015Y2 JP H0528015 Y2 JPH0528015 Y2 JP H0528015Y2 JP 1985049039 U JP1985049039 U JP 1985049039U JP 4903985 U JP4903985 U JP 4903985U JP H0528015 Y2 JPH0528015 Y2 JP H0528015Y2
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tenter
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、合成樹脂フイルムの輻射加熱オーブ
ンに関する。更に詳しくは、合成樹脂フイルムを
延伸、熱固定、コーテイング、積層等の各種操作
によつて目的物とする際に用いられる輻射加熱オ
ーブンの改良に関するものである。
「従来の技術」 合成樹脂フイルムを、上記の各種操作によつて
目的物とするために、所定の温度に予熱、加熱ま
たは熱処理する際には、間接加熱方式が採用され
る。
間接加熱方式の一つに、熱風加熱方式がある。
この熱風加熱方式は、加熱した空気を合成樹脂フ
イルムに吹きつけてフイルムを加熱する方式であ
る(例えば特開昭51ー91973号公報、特公昭57ー
36851号公報等参照)。この方式によるときは、熱
風の温度とフイルムの温度とはごく近い温度にな
るので、温度調節は比較的容易で、加熱炉外の外
気温度の影響も少なく、温度精度も高い。しかし
ながら、この方式によるときはフイルムがハタメ
キやすく、樹脂の軟化温度近くに加熱されている
フイルムは局部的な歪を生じ、いわゆる「フレヤ
ー」となつて、製品を巻きほどいた時にフイルム
面に凹凸を生じ、製品の品質を低下させる。ま
た、フイルムが極めて薄い場合には、ハタメキが
原因で破断してしまうことがある。
間接加熱方式の他の一つに、赤外線、遠赤外線
の領域の電磁波を被加熱フイルムに照射すること
によつて加熱する方式がある(例えば特公昭57ー
39932号公報参照)。この方式は、(イ)加熱オーブン
が安くできる。(ロ)加熱オーブンの保守が容易であ
る、等の長所がある反面、(ハ)加熱オーブンをとり
まく外気の影響をうけやすい、(ニ)熱効率が悪い、
(ホ)テンタークリツプが異常に過熱しこの付近のフ
イルムに破れが生じやすい、等の欠点があつた。
すなわち、テンタークリツプを設置した加熱オ
ーブンにおいて、赤外線源により、フイルムを所
定の温度に予熱、加熱または熱処理する際には、
フイルムの加熱は、赤外線によるエネルギー輻射
のみで行なわれるのではなく、フイルムとその周
囲の空気との対流によつても行なわれるが、テン
タークリツプを設置した加熱オーブンにおいて
は、その内部構造などのために次のような問題が
る。
テンタークリツプがオーブン内を高速走行す
るために、外部の空気がオーブン内に引込ま
れ、フイルムの周囲の空気がかき乱される。そ
の結果、フイルムの温度に対する空気の対流に
よる影響が著しく大きい。更に、テンタークリ
ツプは、合成樹脂フイルムの被把持部分におけ
る軟化や破断を防止するために冷却されるた
め、高速走行するテンタークリツプによるフイ
ルムの温度に対する影響は更に助長される(因
に、テンタークリツプの冷却は、テンターレー
ルを水冷するか、フイルムを把持していないリ
ターン側でテンターレールを空冷するか或いは
その両者によつて行なわれる)。
輻射と対流の共存した加熱においては、赤外
線源の周辺部に近い部分のフイルムの温度は低
下し易い傾向にある。これは、空気の対流によ
るものである。そして、テンタークリツプを設
置した加熱オーブンにおいては、前記のよう
に、フイルムの温度に対する空気の対流による
影響が著しく大きいために、上記の温度低下の
傾向は、一層助長される。
特に(ホ)の欠点は、フイルムを連続的に加熱し、
目的物とする際に支承をきたすばかりでなく、目
的物の商品価値を著しく低下させることになるの
で、排除しなければならない。
「考案が解決しようとした問題点」 本考案は、合成樹脂フイルムを二軸延伸、熱固
定、熱弛緩、コーテイング、積層等の加工法によ
つて目的物とするために、所定の温度に予熱また
は加熱する際に、テンタークリツプが過熱され
ず、フイルムに破れが生じにくく、かつ、熱効率
に優れた加熱オーブンを提供することを目的とし
ている。
「問題を解決するための手段」 しかして本考案の要旨とするところは、合成樹
脂フイルムを輻射加熱方式で加熱するオーブンに
おいて、このオーブンには前記合成樹脂フイルム
を床面に対してほぼ平行に幅方向両端部を把持し
つつ、レールに案内されて走行するクリツプを設
置し、走行する合成樹脂フイルムの上側には赤外
線加熱ヒーターを走行する合成樹脂フイルムの幅
よりも幅広にして設置し、前記テンタークリツプ
を案内するテンターレールは走行する合成樹脂フ
イルムの走行方向中心線に対して接近・後退可能
に配置し、テンタークリツプを案内するテンター
レールにはテンタークリツプを覆い、一方の端部
が走行する合成樹脂フイルム近傍までのび、か
つ、前記赤外線加熱ヒーターの長さよりも長くし
たテンタークリツプ用カバーを設置したことを特
徴とする合成樹脂フイルムの輻射加熱オーブンに
存する。
本考案において合成樹脂とは、フイルム化でき
る全ての熱可塑性樹脂をいう。具体的には、スチ
レン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、オレフイン系樹
脂、ポリアミド類、ポリエステル類、アクリル系
樹脂、フツ素系樹脂、ケイ素樹脂、ポリカーボネ
ート、ポリビニルアルコール、ポリアセタール、
ポリスルホン、ポリフエニレンオキサイド等があ
げられるが、これら例示したものに限定されるも
のではない。フイルムとは厚さ0.5ミクロン以上
数ミリメートルまでのものをいう。
本考案に係る輻射加熱オーブンが適用できるの
は、合成樹脂フイルムを二軸延伸する際、結晶性
フイルムを延伸したあとに熱固定または熱弛緩を
与える際、フイルムに塗布液を塗布して乾燥する
際、フイルムに積層物を積層する際等に、フイル
ムを加熱する際である。
以下、本考案を図面にもとづいて詳細に説明す
るが、本考案はその要旨を超えない限り、以下の
例に限定されるものではない。
第1図は、本考案に係る輻射加熱オーブンの一
例の一部切欠き縦断正面図、第2図は、テンター
クリツプ部分の拡大縦断正面図、第3図は、本考
案に係る輻射加熱オーブンの他の例の縦断正面
図、第4図は、熱線反射板の固定状況、位置関係
等を示す一部切欠き斜視図である。
図において、1,31はそれぞれ合成樹脂フイ
ルム、2,32はそれぞれテンタークリツプ、
3,33はそれぞれ加熱ヒーター、4,34はそ
れぞれヒーター断熱壁、5,35はそれぞれテン
ターレール、6,36はそれぞれテンタークリツ
プ用カバー、7,37はそれぞれテンターレール
台、8,38はそれぞれテンターレール間隙調節
ネジ棒、9,39はそれぞれハンドル、10,4
0はそれぞれ連結軸受け、11,41はそれぞれ
固定脚、12,42はそれぞれ加熱オーブンカバ
ー、13はテンターチエイン、14は固定シユ
ー、15はテンタークリツプ用カバーの支棒、4
3,44はそれぞれ熱線反射板、45は支え具、
46は固定ボルト、aはテンター用カバーの端部
と合成樹脂フイルムとの間隙、b,cはそれぞれ
テンタークリツプ用カバー内側面とテンタークリ
ツプとの間隙、イは2枚の熱線反射板が重なりあ
つた部分を示す。
本考案に係る輻射加熱オーブンは、合成樹脂フ
イルム走行方向に長くされ、床面にほぼ平行にさ
れたほぼ直方体状を呈する。合成樹脂フイルム
は、床面に対してほぼ平行にして両端部をテンタ
ークリツプによつて把持し、直方体状の輻射加熱
オーブン長さ方向の一方の端部から入れ、輻射加
熱オーブン中を走行させ、この間に所望の温度に
加熱され、長さ方向の他方の端部から出される。
本考案に係る輻射加熱オーブンは、ほぼ直方体
状のオーブンの長さ方向に沿つた側面相当部分
に、合成樹脂フイルムの両端部を把持するテンタ
ークリツプを、テンターレールに案内されて走行
しうるように設置する。
テンタークリツプは、第1図に縦断正面図とし
て示したように、合成樹脂フイルム1の幅方向両
端部を把持しつつ、テンターレール5に案内され
て走行する間に、合成樹脂フイルムを延伸した
り、弛緩を与えるために活用される。
このテンタークリツプの構造は、合成樹脂フイ
ルム端部を把持しつつ、テンターチエインによつ
てテンターレールに沿つて案内され走行しうる構
造であればよく、例えば実公昭46ー19426号公報
の第8図および第11図、特公昭55ー30977号公
報の第1図および第3図、特公昭56ー32089号公
報の第2図および第3図、特公昭57ー36853号公
報の第12図等に記載されたものが使用される。
テンタークリツプを案内するテンターチエイン
は、実公昭46ー19426号公報の第1図、特公昭57
ー36853号公報の第12図に例示された構造のも
のが好ましく使用される。
テンターレールは、第1図に示したように、ほ
ぼ直方体状のオーブンの長さ方向に沿つた両側面
部分に配置する。テンターレールの構造は、第1
図、第2図に5として示されているような断面を
有するのがよい。このテンターレールの配置は、
輻射加熱オーブンの使用目的にもよるが、合成樹
脂フイルムを二軸にまたは横方向に延伸する場合
には、実公昭46ー19426号公報の第1図、特公昭
55ー30977号公報の第11図、特公昭56ー32089号
公報の第1図に示されているようにするのがよ
い。合成樹脂フイルムを熱固定する場合は一対の
テンターレールの間隔を平行に配置するのがよ
く、弛緩熱処理する場合は合成樹脂フイルム走行
入口側を広くし、出口側を狭くして配置するのが
よい。
一対のテンターレールの間隔を、使用目的に応
じて変えるにはテンターレールを走行する合成樹
脂フイルムの走行中心線に対して接近・後退可能
に配置する。テンターレールの間隔は、テンター
レール5をテンターレール台7に載せ、このテン
ターレール台7に設置したテンターレール間隙調
節ネジ棒8を、テンターレール5の下部に連結軸
受け10に螺合させ、ハンドル9を回すことによ
り変えられるようにするのがよい。このようにす
るには、テンターレール5を例えば実公昭46ー
19426号公報の第1図に示されているように、複
数個に分割して継手によつて連結するのがよい。
本考案に係る輻射加熱オーブンは、走行する合
成樹脂フイルムの上側に加熱ヒーターが配置され
ている。この加熱ヒーターは、オーブン中を走行
する合成樹脂フイルムを加熱する機能を果たす。
そして、この加熱ヒーターの上部には、後述する
ように、加熱ヒーターを覆う箱状のヒーター断面
壁が配置され、このヒーター断熱壁の両端部は、
後述するように、テンタークリツプカバーの天板
の上に微小間隙を設けて位置されている。
加熱ヒーターは、長尺のものを合成樹脂フイル
ムの走行方向に平行に配置するとか、短いものを
複数本合成樹脂フイルムの走行方向に平行とし、
複数本によつて走行方向に対して直角に一列を形
成し、この列を走行方向に複数列並べて全体とし
て長尺をなすように配置する、等いずれの方式で
あつてもよい。いずれの場合も、加熱ヒーターを
配置した部分の幅は、走行する合成樹脂フイルム
の幅よりも大きくなるようにする。
そして、上記のように、加熱ヒータを走行する
合成樹脂フイルムの幅よりも幅広に設置すること
により、対流による冷却効果の著しいフイルム周
辺部をより広範囲に亙つて加熱することができ、
しかも、テンターレールをフイルムの走行方向中
心線に対して接近、後退させた場合においても、
加熱ヒータと後述のテンタークリツプカバーとの
間に微小間隙を形成し、ヒータ、テンターくリツ
プカバー及びフイルムとの間の空気を半密閉状態
に維持出来、フイルムの温度の安定化を図ること
ができる。
加熱ヒーターとしては、赤外線ランプ、赤外線
ヒーター等があげられる。加熱ヒーターを、走行
する合成樹脂フイルムの上側に設けるのは、合成
樹脂フイルムが過熱により破断したりたれ下がつ
たような場合に、焼けるとか燃えるというような
事態が生じないようにするためである。また、フ
イルムを含めた上記のような半密閉構造の中で空
気の自然対流を極力少なくし得るようにするため
である。
上記加熱ヒーターは、下向きにした箱型状のヒ
ーター断熱壁の下側に配置され、ヒーター断熱壁
内表面は、熱線を反射するように平滑にしておく
のがよい。また、ヒーター断熱壁の走行する合成
樹脂フイルムの走行方向に平行な側面の端部が、
テンタークリツプ用カバーの上部に達するように
配置される。こうすると、輻射加熱オーブンの熱
の放出を防ぐことができ、熱効率を向上させるこ
とができる。
本考案に係る輻射加熱オーブンは、テンターク
リツプの過熱を防ぐために、床面にほぼ平行な天
板を有するテンタークリツプ用カバーが設置され
ている。このテンタークリツプ用カバーは、テン
タークリツプを覆い、加熱ヒーターからの熱、合
成樹脂フイルムからの反射熱、熱線反射板を設け
たときはこれからの反射熱等によつて、温度が上
昇するのを防ぐ機能を果す。
テンタークリツプ用カバーは、テンターレール
の往路、復路ともが加熱オーブンの中に入る場合
には、長さ方向に対して直角に切断した切断面が
第1図に6として示したような型のものとするの
がよい。テンターレールの往路のみが加熱オーブ
ン中に入る場合には、第3図に36として示した
ような型とすることができる。テンタークリツプ
用カバーの上側が床面にほぼ平行であるため、テ
ンターレールの間隙を変えたときにも、ヒーター
断熱壁の側面の端部とテンタークリツプ用カバー
上側とで形成する隙間が変わらないので、オーブ
ンからの熱の放出防止に役立つことになる。
テンタークリツプ用カバーは一方の端部が走行
する合成樹脂フイルム近傍までのばし、かつ、前
記加熱ヒーターの長さより長くして、テンターレ
ールに固定して設置する。テンタークリツプ用カ
バー端部と合成樹脂フイルムとの間隙a(第2図
参照)は1〜2cmの範囲とするのがよく、またテ
ンタークリツプ用カバー内表面とテンタークリツ
プとの間隙b,c(第2図参照)はそれぞれ1〜
2cmの範囲とするのがよい。
テンタークリツプ用カバーは、テンターレール
が複数個に分割されているのに合わせて同数に分
割し、長さ方向の端部を隣り合う他の部分と重ね
合わせ、テンターレールに支柱で固定し、テンタ
ーレールの間隙を部分的に変えても、テンターク
リツプ用カバーの長さ方向端部の重なり合つた部
分には隙間が生じないように組み合わせるのがよ
い。
テンタークリツプ用カバーは、熱線を反射し、
高温下でも形状を維持しうる材料から選ぶのがよ
く、具体的には、ステンレススチール板、アルミ
ニウム板等があげられる。テンタークリツプ用カ
バーは、内側に断熱材をはさんだ複合材であつて
もよく、金属板に断熱材を貼り合わせ、この面を
カバーの内側に位置させたものであつてもよい。
本考案に係る輻射加熱オーブンは、以上のとお
りであるが、熱効率を向上させるために、走行す
る合成樹脂フイルムの下側に熱線反射板を配置す
ることができる。この熱線反射板は、合成樹脂フ
イルムを透過した熱線を反射し、再び合成樹脂フ
イルムを照射し、かつ、輻射加熱オーブンの気密
性を保つのに役立つ。
熱線反射板は、長尺の金属板より構成し、走行
する合成樹脂フイルム面に対して平行に、かつ、
合成樹脂フイルムの走行中心線に対してほぼ平行
に分割可能とし、分割端同士は隙間をあけずに重
ね合わせて配置するのがよい。
第3図および第4図は、熱線反射板の縦断面部
分の2枚の板が表われている状態を示す。熱線反
射板43,44は、第3図および第4図に示した
ように、それぞれ対向するレール35に支え具4
5と固定ボルト46とによつて固定されており、
それぞれの分割端同士は隙間をあけずにイ部分で
重ね合わされている。熱線反射板43,44はそ
れぞれ1枚の板で形成せずに、テンターレール3
5の分割態様に応じて合成樹脂フイルム走行方向
に沿つて複数枚に分割し、合成樹脂フイルムの走
行方向に沿つた端部同士を重ね合わせた構造とす
るのがよい。
熱線反射板は、熱線を反射し、平面状の形状を
維持する剛性をもつたものがよく、例えばアルミ
ニウム板、ステンレス板、金属蒸着鋼板等があげ
られ、いずれも鏡面状に平滑にしたものが好まし
い。
本考案に係る輻射加熱オーブンは、以上説明し
たとおりであり、更に外気温度の影響を少なくす
るために、輻射加熱オーブン全体を加熱炉カバー
で覆つておくのがよい。
「考案の効果」 本考案は、以上のとおりであり、次のように特
別に顕著な効果を奏し、その実用的利用価値は極
めて大である。
(1) 本考案に係る輻射加熱オーブンは、走行させ
る合成樹脂フイルムの加熱目的、幅に応じて、
テンターレール間の間隔を容易に調節すること
ができる。この際、加熱ヒーター部分の幅は走
行させる合成樹脂フイルムの幅よりも幅広にさ
れているので、多目的に使用可能である。
(2) 本考案に係る輻射加熱オーブンは、加熱ヒー
ターが走行する合成樹脂フイルムの上側に配置
されているので、フイルムが過熱によりたれ下
がつても、焼けるとか燃えるという事態は生じ
ない。
(3) 本考案に係る輻射加熱オーブンは、テンター
クリツプがテンタークリツプ用カバーで覆われ
ているので、テンタークリツプが異常に過熱す
ることがなく、テンタークリツプ付近のフイル
ムに破れは生じにくい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る輻射加熱オーブンの一
例の一部切欠き縦断正面図、第2図は、テンター
クリツプ部分の拡大縦断正面図、第3図は、本考
案に係る輻射加熱オーブンの他の例の縦断正面
図、第4図は、熱線反射板の固定状況、位置関係
等を示す一部切欠き斜視図である。 図において、1,31はそれぞれ合成樹脂フイ
ルム、2,32はそれぞれテンタークリツプ、
3,33はそれぞれ加熱ヒーター、4,34はそ
れぞれヒーター断熱壁、5,35はそれぞれテン
ターレール、6,36はそれぞれテンタークリツ
プ用カバー、7,37はそれぞれテンターレール
台、8,38はそれぞれテンターレール間隙調節
ネジ棒、9,39はそれぞれハンドル、10,4
0はそれぞれ連結軸受け、11,41はそれぞれ
固定脚、12,42はそれぞれ加熱オーブンカバ
ー、13はテンターチエイン、14は固定シユ
ー、15はテンタークリツプ用カバーの支棒、4
3,44はそれぞれ熱線反射板、45は支え具、
46は固定ボルト、aはテンター用カバーの端部
と合成樹脂フイルムとの間隙、b,cはそれぞれ
テンタークリツプ用カバー内側面とテンタークリ
ツプとの間隙、イは2枚の熱線反射板が重なりあ
つた部分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 合成樹脂フイルムを輻射加熱方式で加熱する
    オーブンにおいて、このオーブンには前記合成
    樹脂フイルムを床面に対してほぼ平行に両端部
    を把持しつつ、テンターレールに案内されて走
    行するテンタークリツプを配置し、床面にほぼ
    平行な天板を有するテンタークリツプ用カバー
    で上記のテンタークリツプを覆い、走行する合
    成樹脂フイルムの上側には加熱ヒーターを走行
    する合成樹脂フイルム幅よりも幅広にして設置
    し、この加熱ヒータの上部には加熱ヒータを覆
    う箱状のヒーター断熱壁を配置し、このヒータ
    ー断熱壁の両端部は前記のテンタークリツプ用
    カバーの天板の上に微小間隙を設けて位置さ
    せ、前記テンタークリツプを案内するテンター
    レールは走行する合成樹脂フイルムの走行方向
    中心に対して接近、後退可能に配置したことを
    特徴とする合成樹脂フイルムの輻射加熱オーブ
    ン。 (2) テンタークリツプ用カバーとの内側面とテン
    タークリツプとの間隙を1〜2cmとし、テンタ
    ークリツプ用カバーの一方の端部と走行する合
    成樹脂フイルムとの間隙を1〜2cmとしたこと
    を特徴とする、実用新案登録請求の範囲第(1)項
    記載の輻射加熱オーブン。
JP1985049039U 1985-04-02 1985-04-02 Expired - Lifetime JPH0528015Y2 (ja)

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