JPH0527499U - 低温タンクのメンブレン固定装置 - Google Patents
低温タンクのメンブレン固定装置Info
- Publication number
- JPH0527499U JPH0527499U JP7540991U JP7540991U JPH0527499U JP H0527499 U JPH0527499 U JP H0527499U JP 7540991 U JP7540991 U JP 7540991U JP 7540991 U JP7540991 U JP 7540991U JP H0527499 U JPH0527499 U JP H0527499U
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- Japan
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- membrane
- cylindrical body
- attached
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- low temperature
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- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 メンブレン取付部分の熱侵入路を遮断すると
共に熱収縮時の応力増加の防止を図った。 【構成】 円筒体６をその一端に固定される基板７上の
取付部材８を介してタンク躯体のコンクリート壁１に取
付け、該円筒体６の他端に抜止め嵌挿されるキヤツプ１
０の外面にメンブレン３を取付けたことを特徴としてい
る。
共に熱収縮時の応力増加の防止を図った。 【構成】 円筒体６をその一端に固定される基板７上の
取付部材８を介してタンク躯体のコンクリート壁１に取
付け、該円筒体６の他端に抜止め嵌挿されるキヤツプ１
０の外面にメンブレン３を取付けたことを特徴としてい
る。
Description
【０００１】
本考案はメンブレン方式の低温タンクに固定されるメンブレン固定装置に関す る。
【０００２】
この種装置の一例を図３に基づいて説明するとタンク躯体のコンクリート壁１ に保冷材２を介して固定されるメンブレン３はコンクリート壁１にアンカーボル ト４を介して取付けられる円盤５の外面に溶接して固定されている。
【０００３】
例示した従来技術では、メンブレン重量によって生じる曲げ力に耐えるために 、アンカーボルトの径を大きくする必要があるが、ボルト径が大きくなる程、次 の２点が問題となる。 （１）熱の良導体であるボルトを通じて熱侵入が増え保冷性能を低下させる。 （２）タンク内部の温度変動により、メンブレンの面内での回転が生じうるが、 この時、ボルトが捩れ変形できにくくなるため、メンブレンに過大な応力を生じ る。
【０００４】 本考案は、かかる問題点に対処するため開発されたものであって取付部材によ る熱侵入の遮断とメンブレンの回転を可能とすることを目的とする。
【０００５】
上記の目的を達成するための本考案の構成を実施例に対応する図１及び図２を 用いて説明すると本考案は円筒体１を、その一端に固定される基板７上の取付部 材８を介してタンク躯体のコンクリート壁１に取付け、該円筒体１の他端に抜止 め嵌挿されるキヤツプ１０の外面にメンブレン３を取付けたことを特徴とする。
【０００６】
そして本考案は上記の手段によりメンブレンを溶接したキヤツプは、メンブレ ンに圧力が加わると円筒体から離れるので熱侵入路を遮断することになり、更に メンブレンに熱収縮による回転変形が生じたとしてもキヤツプは円筒体内で自由 に回転できる。
【０００７】
以下本考案の一実施例を図１及び図２に基づいて説明すると１はタンク躯体の コンクリート壁、２は保冷材、３はメンブレンを示し、コンクリート壁１には円 筒体６を、その一端に固定される基板７上のボルトからなる取付部材８を介して 取付け、該円筒体６内には保冷材９を詰めて、その他端にキヤツプ１０を嵌挿し 、該キヤツプ１０は、その内周に設けた脱落防止用の鍔１１を円筒体６の端部に 設けたストツパー１２に係合させることにより抜止めされると共にその外周にメ ンブレン３を溶接にて取付けた。
【０００８】 かくてタンク内に液化ガス等の低温物が貯蔵されると図２に示すようにメンブ レン３に圧力ａが加わり、キヤツプ１０は外へ押され、円筒体６の内部に詰めた 保冷材９で支えられ、円筒体６に加わる圧縮力は軽微なものとなる。この時キヤ ツプ１０の鍔１１は円筒体６のストツパー１２から離れるので熱侵入路を遮断す ることになる。更にメンブレン３に熱収縮による回転変形が生じたとしてもキヤ ツプ１０は自由に回転できるため何ら不具合はない。
【０００９】 一方メンブレン３に引張力が生じる場合は鍔１１とストツパー１２が接触し円 筒体６へ力が伝達され、またメンブレン３等の重量はキヤツプ１０がストツパー １２に接触することで伝達されメンブレン３の固定装置としての機能は保持され る。 なお鍔１１の下部がメンブレン３の重さで円筒体６に接触し熱侵入が生じる可 能性がある場合は、鍔１１に断熱材を取り付けることができる。
【００１０】
このように本考案によるときは円筒体を、その一端に固定される基板上の取付 部材を介してタンク躯体のコンクリート壁に取付け、該円筒体の他端に抜止め嵌 挿されるキヤツプの外面にメンブレンを取付けたものであるからキヤツプは円筒 体内を摺動して内部に低温物が貯蔵されている時にはその圧力によってメンブレ ン取付部分の主要な熱侵入路が遮断されるため保冷性能が向上し、又メンブレン の熱収縮により回転変形が生じてもメンブレン取付部分が回転自由であるためメ ンブレン材の応力が増加することがなく、更にメンブレンに加わる圧力荷重をそ の取付部分においても一般部と同様に保冷材で支持しコンクリート壁へ伝達する ために取付部分近傍での局部応力の発生が低減される等の効果を有する。
【図１】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図２】図１の作用を説明する断面図である。
【図３】従来例を示す断面図である。
１ コンクリート壁 ２ 保冷材 ３ メンブレン ６ 円筒体 ７ 基板 ８ 取付部材 １０ キヤツプ
Claims (1)
- 【請求項１】 円筒体を、その一端に固定される基板上
の取付部材を介してタンク躯体のコンクリート壁に取付
け、該円筒体の他端に抜止め嵌挿されるキヤツプの外面
にメンブレンを取付けたことを特徴とする低温タンクの
メンブレン固定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7540991U JPH0527499U (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 低温タンクのメンブレン固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7540991U JPH0527499U (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 低温タンクのメンブレン固定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0527499U true JPH0527499U (ja) | 1993-04-09 |
Family
ID=13575349
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7540991U Withdrawn JPH0527499U (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 低温タンクのメンブレン固定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0527499U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006300319A (ja) * | 2005-04-15 | 2006-11-02 | Korea Gas Corp | アンカーを利用した液化天然ガスの保存タンク |
-
1991
- 1991-09-19 JP JP7540991U patent/JPH0527499U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006300319A (ja) * | 2005-04-15 | 2006-11-02 | Korea Gas Corp | アンカーを利用した液化天然ガスの保存タンク |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19951130 |