JPH05273637A - カメラのモータ制御装置 - Google Patents

カメラのモータ制御装置

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Publication number
JPH05273637A
JPH05273637A JP6853092A JP6853092A JPH05273637A JP H05273637 A JPH05273637 A JP H05273637A JP 6853092 A JP6853092 A JP 6853092A JP 6853092 A JP6853092 A JP 6853092A JP H05273637 A JPH05273637 A JP H05273637A
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JP
Japan
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film
motor
frame
photographing
feeding
Prior art date
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Application number
JP6853092A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Wakabayashi
勤 若林
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電池の電圧降下を防止して連写時の撮影間隔
時間をより一層短縮可能とする。 【構成】 撮影終了に伴ってフィルム駒送りを開始し、
1駒分の給送が完了する前にフィルム給送速度を低下さ
せ、1駒分の給送が完了するとフィルム給送を停止させ
るべく駒送り用の第1のモータ501を制御する第1の
モータ制御手段502と、撮影開始指令に応答して撮影
準備動作を行うとともに、1駒の撮影終了に伴ってチャ
−ジ動作を行うべく第2のモータ504を制御する第2
のモータ制御手段505とを備え、連写が可能なカメラ
のモータ制御装置において、第2のモータ制御手段50
5は、連写時には、フィルム駒送りの開始後、フィルム
給送速度が低下してから駒送りが停止するまでの間に次
の駒の撮影準備動作を開始させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムの駒送りおよ
び撮影動作部材の駆動を第1,第2のモータでそれぞれ
行うカメラのモータ制御装置に関し、特に連写時の速写
性を向上させたものである。
【0002】
【従来の技術】この種のカメラのモータ制御装置とし
て、例えば特開昭61−183631号公報に開示され
たものが知られている。これは、複数駒の撮影を連続し
て行ういわゆる連写時において、各駒の撮影間隔時間を
短くするために、フィルム巻上げ用の第1のモータと、
撮影動作部材駆動用の第2のモータとを並行させて駆動
するようにしたものである。すなわちこのカメラは、任
意の駒の撮影完了後に第1のモータを駆動してフィルム
駒送りを開始するとともに、第2のモータを駆動して撮
影動作部材のチャ−ジ動作(例えば、シャッタチャ−
ジ,ミラーダウン,絞りの開放状態への復帰)を行い、
その後、フィルム駒送りが完了する前に第2のモータを
駆動して次の駒の撮影準備動作(絞りの絞り込み,ミラ
ーアップ)を行うものである。このようにフィルム駒送
りと次の駒の撮影準備動作を並行して行うことにより、
連写時の撮影間隔時間を短くすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常のカメ
ラは、上記第1,第2のモータを共通の電源(乾電池)
で駆動する構成となっており、このため、第1のモータ
が安定して回転しているときに第2のモータが回転され
ると、電池の電圧降下により第1のモータの回転速度が
不所望に低下し、フィルム給送速度が低下するといった
不都合がある。そして、上記特開昭61−183631
号公報に開示されたカメラでは、このような電池の電圧
降下による悪影響を何ら考慮していないため、上記電圧
降下によりフィルム給送速度が途中で低下するおそれが
多分にあり、連写時の撮影間隔時間短縮に関して十分な
効果を期待できない。
【0004】本発明の目的は、電池の電圧降下を防止し
て連写時の撮影間隔時間をより一層短縮可能なカメラの
モータ制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】クレーム対応図である図
1により説明すると、本発明は、フィルムの駒送りを行
う第1のモータ501と、撮影終了に伴ってフィルム駒
送りを開始し、1駒分の給送が完了する前にフィルム給
送速度を低下させ、その後、1駒分の給送が完了すると
駒送りを停止させるべく第1のモータ501を制御する
第1のモータ制御手段502と、第1のモータ501と
共通の電源により駆動され、撮影動作部材503を駆動
して撮影準備動作を行う第2のモータ504と、撮影開
始指令に応答して撮影準備動作を行うべく第2のモータ
504を制御する第2のモータ制御手段505とを備
え、連続して複数駒の撮影を行う連写が可能なカメラの
モータ制御装置に適用される。そして、第2のモータ制
御手段505を次のように構成することにより上記問題
点を解決する。すなわち第2のモータ制御手段505
は、連写時には、フィルム駒送りの開始後、フィルム給
送速度が低下してから駒送りが停止するまでの間に次の
駒の撮影準備動作を開始させるべく第2のモータ504
を駆動制御する。また、特に請求項2の発明は、各撮影
駒に対して第1および第2のパーフォレーションが所定
箇所に設けられたフィルムを使用するものに適用され、
フィルム駒送り開始後、第1のパーフォレーションが検
出されるとフィルム給送速度を低下させるとともに、そ
の後に第2のパーフォレーションが検出されると駒送り
を停止させるようにしたものである。
【0006】
【作用】連写時には、第1のモータ501によるフィル
ム駒送り開始後、フィルム給送速度が低下してから駒送
りが停止するまでの間に第2のモータ504を駆動して
次の駒の撮影準備動作を開始させる。すなわち、通常、
フィルム駒送りの後半には、フィルムを的確な位置で停
止させるために、例えば第1のモータ501のデューテ
ィ駆動、あるいはショートブレーキなどによりフィルム
給送速度を低下させる必要があるが、本発明では、この
フィルム給送速度を低下させてから第2のモータ504
の駆動を開始して撮影準備動作を行うようにしたので、
電池の電圧降下を防止することができ、フィルム給送速
度がそれ以上低下することはない。一方、撮影準備動作
に要する時間は、駒送りに要する時間と比べて十分に短
いから、フィルム給送速度が低下してから撮影準備動作
を開始させても時間的なロスはない。以上から、電池の
電圧降下が発生した場合と比べて撮影間隔時間を短縮す
ることができる。
【0007】
【実施例】
−第1の実施例− 図2〜図6により本発明を一眼レフカメラのモータ制御
装置に適用した場合の第1の実施例を説明する。図2は
本実施例のカメラに用いられるフィルムを示し、5はフ
ィルムカ−トリッジ、1はカ−トリッジ5から引出され
たフィルムである。フィルム1の各撮影駒4の駒番号
は、図示のようにフィルム1の先端側から1,2,・・
・,N−1,Nのように付されるものとする。このフィ
ルム1の上部には、各撮影駒4に対して2個づつのパー
フォレーション3a,3bが設けられている。図から分
かるように、一方のパーフォレーション3aは、各撮影
駒4に対してフィルム先端側に配置され、他方のパーフ
ォレーション3bは、フィルム終端側に配置される。
【0008】また、駒番号「1」の駒(先頭駒)のパー
フォレーション3aよりもフィルム先端側にパーフォレ
ーション3b’が1個設けられるとともに、駒番号
「N」の駒(最終駒)のパーフォレーション3bよりも
終端側にパーフォレーション3a’が1個設けられ、こ
のパーフォレーション3a’の更に終端側には、フィル
ム終端を明示するためのパーフォレーション3cが設け
られている。ここで、以下の説明では、上記各パーフォ
レーション3a,3b,3a’,3b’,3cを統括し
てパーフォレーション3で示すことがある。
【0009】なお、フィルム1の下部には、例えば特開
平2−136840号公報に開示されているものと同様
に、磁気記録媒体が塗布された磁気記録領域2がフィル
ム長手方向に延設されており、この磁気記録領域2に磁
気ヘッドで情報が記録可能となっている。
【0010】図3は本実施例に係る一眼レフカメラを後
方から見た図であり、背面を取り去った状態を示してい
る。カメラ本体10の一端側には、上記フィルムカ−ト
リッジ5が装填されるカ−トリッジ室11が設けられる
とともに、他端側にはフィルム巻取りスプール12を回
転可能に収容するスプール室13が設けられ、その間に
露光用開口を形成するアパ−チャ14が設けられてい
る。アパ−チャ14の上下には、フィルム通過通路を形
成する内レール15および外レール16がそれぞれ設け
られる。カ−トリッジ室11には、カ−トリッジ5のス
プール軸(フィルム1が巻回される)と係合してこのス
プール軸を駆動する不図示の駆動部材が突設され、この
駆動部材は、不図示の減速歯車機構を介して図4のカ−
トリッジ駆動モータ104に接続されている。そして、
このカ−トリッジ駆動モータ104の正転により上記駆
動部材が正転してカ−トリッジ5からフィルム1が送出
され、モータ104の逆転により駆動部材が逆転してカ
−トリッジ5へフィルム1が巻戻される。
【0011】巻取りスプール12は、不図示の減速歯車
機構を介して図4の巻上モータ107に接続され、この
巻上モータ107によって回転駆動される。すなわち、
上記カ−トリッジ5から送出されたフィルム1が巻取り
スプール12まで送出された状態で巻上モータ107が
正転されると、巻取りスプール12が正転し、不図示の
フィルムロ−ラにより巻取りスプール12に押し付けら
れたフィルム1がスプール12に巻上げられる。
【0012】また、アパ−チャ14の上方には、フィル
ム1のパーフォレーション3を検出するフォトインタラ
プタあるいはフォトリフレクタなどの光電素子17が配
置されている。ここで本実施例では、光電素子17が各
撮影駒4のパーフォレーション3aを検出するとき、そ
の駒4がアパ−チャ14と対向するようになっているも
のとする。
【0013】図4は上記カメラの制御系を示すブロック
図である。101は、後述するプログラムに従ってカメ
ラ内の動作を制御する制御回路であり、この制御回路1
01には以下に示す各回路や装置が接続されている。1
02は、フィルムカ−トリッジ5のDXコードなどに予
め記録されたフィルムの全撮影枚数を検出して制御回路
101に入力するフィルム枚数検出装置、103は、被
写体輝度や、上記DXコードに記録されているフィルム
感度などの露出演算に必要な情報を検出して制御回路1
01に入力する露出演算用パラメタ検出装置である。1
05は、上述したカ−トリッジ駆動モータ104のモー
タ駆動回路、106は上記光電素子17およびその駆動
回路から成る光電検出装置、108は、上記巻上モータ
107のモータ駆動回路である。
【0014】ここで、巻上モータ107は、上述したよ
うにカ−トリッジ5から送出されたフィルム1を巻取り
スプール12に巻き付ける際に使用されるとともに、撮
影後にフィルムを1駒分巻上げる、いわゆる駒送りの際
にも使用される。そして本実施例では、駒送りの後半に
巻上モータ107をデューティ駆動してフィルム給送速
度を低下させ、これによりフィルムを適正な位置で停止
できるようにしている。詳しくは、駒送り開始から上記
光電素子17により最初のパーフォレーション3(ここ
では3b)が検出されるまでは、巻上モータ107に連
続的に通電して巻上げを行い、パーフォレーション3b
が検出されると巻上モータ107への通電を断続的に行
う。すなわち、例えば50msだけ通電したら通電を断
ち、次いで50ms経過したら再び通電するといった動
作を繰り返す。これによりフィルム巻上げ速度が低下す
る。その後、パーフォレーション3aが検出されると次
の撮影駒4がアパ−チャ14と対向したと判断して巻上
モータ107の端子間を所定時間だけ短絡するいわゆる
ショートブレーキをかけてモータ107を停止させる。
なお、モータ107の停止方法はショートブレーキのみ
でなく逆転しない程度の時間だけモータの端子間に逆電
圧をかけるいわゆる逆通電ブレーキを組み合わせる様に
しても良い。
【0015】110はシーケンスモータ109のモータ
駆動回路である。シーケンスモータ109は、例えば特
開平1−298330号公報や特開平1−298331
号公報に開示されているものと同様に、減速機構を介し
て不図示のミラー・絞り駆動機構およびシャッタチャ−
ジ機構に接続されている。そして、後述するレリーズス
イッチSW3がオンされるとシーケンスモータ109が
正転され、これにより、まずミラー・絞り駆動機構によ
りミラーアップおよび絞りの絞り込み(これらが撮影準
備動作に相当する)が開始される。そして、絞り込みお
よびミラーアップの完了後にシーケンスモータ109が
停止されると、周知のカム機構等によりミラーアップ状
態が保持される。112は、例えば絞り係止用マグネッ
トを有する周知の絞り係止装置であり、上記ミラー・絞
り駆動機構により絞りが所定の絞り値まで絞り込まれる
と、その状態で絞りを係止する。
【0016】絞り込みおよびミラーアップ完了後、シャ
ッタ113の先幕,後幕が順に走行され、後幕走行完了
後、再度シーケンスモータ109が正転される。これに
より、ミラー・絞り駆動機構により絞り係止装置112
による絞り係止が解除されるとともに、ミラーダウンお
よび絞りの開放状態への復帰がなされ、引き続いてシャ
ッタチャ−ジ機構によりシャッタがチャ−ジされる。
【0017】111は絞り込み量検出装置であり、撮影
レンズの絞りレバーと係合するカメラの絞り込み駆動レ
バーの移動量、すなわち絞り込み量を検出する。具体的
には、例えば上記絞り込みレバーの移動量に応じて回転
するスリット板の回転をフォトインタラプタなどで検出
して波形整形して出力する。114はシャッタ駆動回路
であり、シャッタ113の先幕、後幕の走行開始を制御
する。
【0018】また制御回路101には、以下に示す各種
スイッチも接続されている。スイッチSW1は蓋スイッ
チであり、不図示のカ−トリッジ蓋を開放したときにオ
ンし、閉鎖するとオフする。スイッチSW2はカ−トリ
ッジスイッチであり、カ−トリッジ5がカ−トリッジ室
11に装填されるとオンし、カ−トリッジ5が取り出さ
れるとオフする。スイッチSW3はレリーズスイッチで
あり、不図示のレリーズ釦の押し下げによりオンし、押
し下げを解除するとオフする。スイッチSW4はミラー
アップスイッチであり、ミラーがアップしているときに
オンし、ミラーがダウンするとオフする。スイッチSW
5はチャ−ジ完了スイッチであり、上述したシャッタチ
ャ−ジ機構によるシャッタチャ−ジが完了するとオンす
る。スイッチSW6は走行完了スイッチであり、シャッ
タ113の後幕の走行が完了するとオンし、シャッタ1
13がチャージされることによりオフする。ここで、本
実施例のカメラは、上記レリーズスイッチSW3がオン
している間は連続して撮影を行う、いわゆる連写が可能
とされる。
【0019】次に、図5および図6のフローチャートに
基づいて制御回路101による制御の手順を説明する。
カメラに電池が装填されるとこのプログラムが起動さ
れ、まず図5のステップS1でカメラにカ−トリッジ5
が装填されているか否かをカ−トリッジスイッチSW2
の状態から判定する。スイッチSW2がオフであれば装
填されていないと判断してステップS1に留まり、スイ
ッチSW2がオンであれば装填されていると判断してス
テップS2に進む。ステップS2ではカ−トリッジ蓋の
開閉状態を蓋スイッチSW1の状態から判定し、スイッ
チSW1がオンであればカ−トリッジ蓋開放と判断して
ステップS1に戻り、スイッチSW1がオフであればカ
−トリッジ蓋閉鎖と判断してステップS3に進む。
【0020】ステップS3では、フィルム枚数検出装置
102によりフィルム全撮影枚数を読み込んで撮影枚数
を示す変数Nに格納し、次いでステップS4では、カ−
トリッジ駆動モータ104に通電してこれを正転させ、
カメラ側の駆動部材(不図示)を正転させる。これによ
りカ−トリッジ5からフィルム1が送出され、このフィ
ルム1はアパ−チャ14を通過して巻取りスプール12
側に送られる。次いでステップS5では、巻上モータ1
07を正転して巻取りスプール12を正転させ、フィル
ム1を巻取りスプール12に巻き付ける。その後、最初
のパーフォレーション3、すなわちパーフォレーション
3b’が光電検出装置106により検出されると巻上モ
ータ107のデューティ駆動を行ってフィルム給送速度
を低下させ、次のパーフォレーション3aが検出される
とショートブレーキをかけて巻上げを停止させる。これ
により先頭駒(駒番号「1」の撮影駒)4がアパ−チャ
14と対向する状態となる。
【0021】ステップS6では、露出演算用パラメタ検
出装置103により露出演算用の緒パラメタ(被写体輝
度やフィルム感度)を検出して露出演算を行い、絞り値
および露出時間(シャッタ秒時)を算出する。ステップ
S7ではレリーズスイッチSW3のオン・オフにより不
図示のレリーズ釦が押し下げられたか否かを判定し、否
定されるとステップS6に戻り、肯定されるとステップ
S8に進む。ステップS8では、フィルム枚数Nをカウ
ントダウンし、次いでステップS9でシーケンスモータ
109の正転を開始する。これにより、上記ミラー・絞
り駆動機構(不図示)によりミラーアップ,絞りの絞り
込み、すなわち撮影準備動作が開始される。ここで、上
記レリーズスイッチSW3のオンが撮影準備指令に相当
する。
【0022】ステップS10では、絞り込み量検出装置
111により絞りの絞り込み量を逐次検出するととも
に、これを上記ステップS6で算出された絞り値と比較
し、検出値が演算値になるとステップS11に進む。ス
テップS11では、絞り係止装置112により絞りを係
止する。ステップS12では、ミラーアップスイッチS
W4がオンされるまで待ち、オンされるとミラーアップ
完了と判断してステップS13でシーケンスモータ10
9を停止させる。次いでステップS14ではシャッタ駆
動回路114によりシャッタ113の先幕を走行させ、
次いでステップS15において、上記ステップSステッ
プS6で算出されたで露出時間だけ待ってから、ステッ
プS16でシャッタ後幕を走行させる。ステップS17
では、走行完了スイッチSW6がオンされるまで、すな
わちシャッタ後幕の走行が完了するまで待ち、その後、
ステップS18に進む。ここで、上記シャッタ先幕,後
幕の駆動が撮影動作に相当する。
【0023】ステップS18では、再びシーケンスモー
タ109の正転を開始してミラー・絞り駆動機構を駆動
し、絞り係止装置112による絞り係止を解除するとと
もに、ミラーダウン,絞りの開放への復帰を行い、更に
チャ−ジ機構によるシャッタチャ−ジを行う。ステップ
S19では撮影枚数Nが零か否か、すなわち最終駒の撮
影か否かを判定し、肯定されるとステップS21に進
み、否定されるとステップS20で巻上モータ107を
正転してフィルム駒送りを開始してからステップS21
に進む。ステップS21では、チャ−ジ完了スイッチS
W5によりシャッタチャ−ジが完了するまで待ち、完了
するとステップS22でシーケンスモータ109を停止
させる。
【0024】次いでステップS23では、再び最終駒か
否かをフィルム枚数Nにより判定し、N=0であれば最
終駒と判断してステップS43に進み、カ−トリッジ駆
動モータ104を逆転させてフィルム巻戻しを行う。そ
の後、ステップS44でカ−トリッジ蓋が開放されるま
で、すなわち蓋スイッチSW1がオンされるまで待ち、
開放されるとステップS45に進む。ステップS45で
カ−トリッジ5が取り出されていない(カ−トリッジス
イッチSW2オン)と判定されるとステップS44に戻
り、カ−トリッジ5が取り出された(カ−トリッジスイ
ッチSW2オフ)と判定されるとステップS1に戻る。
【0025】一方、ステップS23でN≠0と判定され
ると、まだ最終駒でないと判断して図6のステップS2
4に進む。ステップS24では、光電検出装置106に
よりパーフォレーション3(ここでは3b)が検出され
るまで待ち、検出されるとステップS25で巻上モータ
107を断続的に駆動してデューティ駆動を開始する。
これによりフィルム1の巻上げ速度が低下する。次いで
ステップS26でレリーズスイッチSW3のオン・オフ
を判定し、オフであればステップS27に進み、パーフ
ォレーション3(ここでは3a)の検出の有無を判定す
る。パーフォレーション3aが検出されない場合にはス
テップS26に戻り、検出されるとステップS28でシ
ョートブレーキをかけることにより巻上モータ107を
停止させてフィルム1の巻上げを停止し、その後、図5
のステップS6に戻る。
【0026】一方、ステップS26でレリーズスイッチ
SW3がまだオンしていると判定されると、連写と判断
してステップS30に進み、撮影枚数Nをカウントダウ
ンする。ステップS31では、上記ステップS6と同様
に絞り値と露出時間を算出し、ステップS32ではシー
ケンスモータ109の駆動を開始してミラー・絞り駆動
機構によるミラーアップおよび絞り込み(撮影準備動
作)を開始する。ステップS33ではフラグS,Pを零
リセットする。ここで、フラグSは絞り係止完了時に1
にセットされるものであり、またフラグPは1駒分の巻
上完了時に1にセットされるものである。
【0027】ステップS34でパーフォレーション3a
がまだ検出されていないと判定されるとステップS37
に進み、パーフォレーション3aが検出されたと判定さ
れるとステップS35に進む。ステップS35ではショ
ートブレーキをかけることにより巻上モータ107の駆
動を停止させ、次いでステップS36でフラグPを
「1」に設定してステップS37に進む。ステップS3
7でフラグSが「1」と判定されるとステップS41に
進み、フラグSが「0」と判定されるとステップS38
に進む。ステップS38では絞り込み量検出装置111
により絞り込み量を検出するとともに、これが上記ステ
ップS31で算出した値となったか否かを判定し、否定
されるとステップS42に進む。ステップS42ではフ
ラグPが「1」か否かを判定し、肯定されるとステップ
S38に戻り、否定されるとステップS34に戻る。
【0028】一方、ステップS38が肯定されるとステ
ップS39に進み、絞り係止装置112により絞りを係
止するとともに、ステップS40でフラグSを「1」と
してステップS41に進み、ステップS41でフラグP
が「1」と判定されると図5のステップS12に進み、
フラグPが「1」でないと判定されるとステップS34
に戻る。
【0029】以上が制御回路101による制御の手順で
ある。この手順によれば、カ−トリッジ装填時にレリー
ズ釦が押し下げ操作されると、まずシーケンスモータ1
09によるミラーアップおよび絞り込みといった撮影準
備動作が行われ、次いでシャッタレリーズ(撮影)が行
われる。その後、シーケンスモータ109によるチャ−
ジ動作(ミラーダウン,絞り復帰およびシャッタチャ−
ジ)が行われるとともに、巻上モータ107によるフィ
ルム駒送りが行われる。これによれば、フィルム駒送り
とチャ−ジ動作が並行して行われることになるが、チャ
−ジ動作に要する時間は駒送りに要する時間に比べて十
分短いから、チャ−ジ動作は、駒送り初期のまだ巻上モ
ータ107の回転が安定する前に完了し、電池の電圧降
下のおそれはない。
【0030】上記駒送り開始後、パーフォレーション3
bが検出されると巻上モータ107がデューティ駆動さ
れ、その直後にレリーズ釦がオンか否かの判定、すなわ
ち連写か否かの判定が行われ、連写であればシーケンス
モータ109による撮影準備動作が再び開始される。す
なわち連写時には、フィルム駒送り後半にフィルム給送
速度が低下してから撮影準備動作が開始され、以降は駒
送りと撮影準備動作が並行して行われることになる。こ
のように、フィルム給送速度が低下してから撮影準備動
作を開始させるようにしたので、電池の電圧降下はな
く、フィルム給送速度がそれ以上低下することはない。
また、撮影準備動作に要する時間は、駒送りに要する時
間と比べて十分に短いから、フィルム給送速度が低下し
てから撮影準備動作を開始させても時間的なロスはな
く、したがって撮影間隔時間を従来よりも短縮させるこ
とが可能となる。
【0031】また特に本実施例では、撮影後にその駒が
最終駒と判定された場合には、フィルム駒送りや連写か
否かの判定を行わず、直ちにフィルムの巻戻しを開始さ
せるようにしたので、最終駒の撮影後にミラーアップや
絞り込みを行うといった無駄な動作を省略することがで
きる。
【0032】以上の実施例の構成において、巻上モータ
107が第1のモータ501を、シーケンスモータ10
9が第2のモータ504を、ミラー,絞り,シャッタが
撮影動作部材503を、制御回路101が第1のモータ
制御手段502および第2のモータ制御手段505をそ
れぞれ構成する。
【0033】−第2の実施例− 次に、図7〜図10により本発明の第2の実施例を説明
する。本実施例では、各駒の撮影終了後に磁気ヘッドに
よりフィルムの磁気記録領域2(図2)に撮影関連情報
を記録するようにしたものである。ここで、撮影関連情
報とは、例えば、絞り値やシャッタ秒時、あるいは駒番
号などの情報である。図7は本実施例に係るカメラの構
成を示し、アパ−チャ14の下方に撮影関連情報を記録
するための磁気ヘッド18と、この磁気ヘッド18をフ
ィルム1に押圧する圧着パッド19が設けられている点
が上記図3と異なっている。これらの磁気ヘッド18と
圧着パッド19との間でフィルム1が圧接状態で挾み込
まれ、フィルム1の駒送り時にその撮影駒4に対して磁
気記録が適切に行えるようになっている。また図8は本
実施例における制御系を示し、制御回路101’には、
上記磁気ヘッド18を駆動して磁気記録を行う記録回路
115が接続されている。その他の構成要素は図4と同
様であるので図示を省略する。
【0034】図9および図10は、制御回路101’の
制御手順を示し、図5および図6と同様のステップには
同一のステップ番号を付し、相違点を主に説明する。上
述したステップS1〜S6の処理の後、ステップS10
1では記録するための撮影関連情報を設定する。また、
ステップS18の後、ステップS102で巻上モータ1
07を正転駆動してフィルム駒送りを開始し、ステップ
S103で記録回路115を介して磁気ヘッド18を駆
動してフィルム1の磁気記録領域2に撮影駒4に関する
撮影関連情報を記録する。ステップS104でチャ−ジ
完了が判定されるまでステップS103を繰返し、チャ
−ジが完了するとステップS105でシーケンスモータ
109を停止する。ステップS106では上述と同様に
情報記録を行い、ステップS107でパーフォレーショ
ン3bが検出されるとステップS25に進む。なお、ス
テップS19を省略したのは、本実施例では最終駒の撮
影の後でも磁気記録のためにフィルム1の駒送りを行う
必要があるからである。
【0035】さらに、図10において、上述したステッ
プS28の後にステップS108に進み、撮影枚数Nに
基づいて最終駒の判定を行う。ステップS108が否定
されると図9のステップS6に戻り、肯定されるとステ
ップS43に進み、ステップS43〜S45の後、ステ
ップS1に戻る。またステップS26が肯定された場
合、すなわち連写の場合にはステップS109に進み、
N=0、すなわち最終駒と判定されるとステップS27
に進み、N≠0、すなわち最終駒でないと判定されると
ステップS30に進む。ステップS31の後、ステップ
S110で記録情報を設定してステップS32に進む。
【0036】以上によっても、駒送り開始後、パーフォ
レーション3bが検出されると巻上モータ107がデュ
ーティ駆動され、その直後に連写か否かの判定が行わ
れ、連写であればシーケンスモータ109による撮影準
備動作が再び開始される。したがって上述と同様に電池
の電圧降下はなく、撮影間隔時間を従来よりも短縮させ
ることが可能となる。また本実施例では、連写と判定さ
れた直後に最終駒か否かの判定を行い、最終駒の場合に
は駒送りの完了を待ってフィルムを巻戻すようにしたの
で、上述と同様に最終駒の撮影後にミラーアップや絞り
込みを行うといった無駄な動作を省略することができ
る。
【0037】なお以上では、巻上モータをデューティ駆
動することによりフィルム給送速度を低下するようにし
たが、例えば巻上モータへの印加電圧を低減したり、い
わゆるショートブレーキをかけるなどしてフィルム給送
速度を低下させるようにしてもよい。また、フィルム給
送速度が高速の場合には、逆転をしない程度の時間だけ
巻上モータに逆方向の電圧をかける逆通電ブレーキによ
り減速させるようにしてもよい。さらに、各駒に対して
2つのパーフォレーションが設けられたフィルムを用い
たが、各駒に対して1つあるいは3つ以上のパーフォレ
ーションが設けられたフィルムを用いてもよい。したが
って、フィルム給送速度を減速させる時期の検出も実施
例に限定されず、例えば駒送り開始から所定時間が経過
すると減速するような構成でもよい。
【0038】さらにまた、レリーズ釦が押下されている
間は連写が行われる例を示したが、レリーズ釦を1回押
下すれば、その後にレリーズ釦から手を離しても所定駒
数の連写が行われるものにも本発明を適用できる。ま
た、カ−トリッジのスプール軸を回転させてフィルムを
送出すタイプのカ−トリッジを用いたが、通常の135
型カ−トリッジのように、カ−トリッジ装填時にフィル
ムをある程度引出して先端を巻取りスプールに巻き付け
るタイプのカ−トリッジでもよい。さらに、フィルムの
先端側から終端側にかけて撮影を行うノーマルワインド
タイプのカメラにて説明したが、フィルムをいったん終
端まで巻上げ、終端から先端にかけて撮影を行うプリワ
インドタイプのカメラにも本発明を適用できる。この場
合には、フィルムを巻戻して駒送りを行うことになる。
【0039】また、撮影準備動作としてミラーアップお
よび絞り込みを行う例を示したが、例えばレンズシャッ
タカメラのように、レリーズ釦の押し下げ(レリーズ操
作)に連動してAFモータにより撮影レンズをフォ−カ
シング駆動するAF動作を行うカメラにあっては、この
AF動作も撮影準備動作と考えることができる。この場
合には、上記AFモータが第2のモータに、撮影レンズ
のフォ−カシング光学系が撮影動作部材にそれぞれ相当
する。なお、レンズシャッタカメラの場合は、当然の如
くミラーアップは撮影準備動作に含まれない。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、連写時には、フィルム
駒送りの開始後、フィルム給送速度が低下してから駒送
りが停止するまでの間に次の駒の撮影準備動作を開始さ
せるようにしたので、電池の電圧降下を最小限に抑制し
て、撮影間隔時間を従来よりも短縮させることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クレーム対応図である。
【図2】フィルムの一例を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係るカメラを後方から
見た図である。
【図4】カメラの制御系を示すブロック図である。
【図5】第1の実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【図6】図5に続くフローチャートである。
【図7】第2の実施例に係るカメラを後方から見た図で
ある。
【図8】上記カメラの制御系を示すブロック図である。
【図9】第2の実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【図10】図9に続くフローチャートである。
【符号の説明】
1 フィルム 2 磁気記録領域 3a,3b,3a’3b’,3c パーフォレーション 4 撮影駒 5 フィルムカ−トリッジ 10 カメラ本体 14 アパ−チャ 17 光電素子 18 磁気ヘッド 19 圧着パッド 101 制御回路 104 カ−トリッジ駆動モータ 106 光電検出装置 107 巻上モータ 109 シーケンスモータ 113 シャッタ 501 第1のモータ 502 第1のモータ制御手段 503 撮影動作部材 504 第2のモータ 505 第2のモータ制御手段 SW3 レリーズスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムの駒送りを行う第1のモータ
    と、 撮影終了に伴ってフィルム駒送りを開始し、1駒分フィ
    ルムの給送が完了する前にフィルム給送速度を低下さ
    せ、その後、1駒分の給送が完了すると駒送りを停止さ
    せるべく前記第1のモータを制御する第1のモータ制御
    手段と、 前記第1のモータと共通の電源により駆動され、撮影動
    作部材を駆動して撮影準備動作を行う第2のモータと、 撮影開始指令に応答して前記撮影準備動作を行うべく前
    記第2のモータを制御する第2のモータ制御手段とを備
    え、 連続して複数駒の撮影を行う連写が可能なカメラのモー
    タ制御装置において、 前記第2のモータ制御手段は、前記連写時には、前記フ
    ィルム駒送りの開始後、前記フィルム給送速度が低下し
    てから駒送りが停止するまでの間に次の駒の撮影準備動
    作を開始させるべく前記第2のモータを駆動制御するこ
    とを特徴とするカメラのモータ制御装置。
  2. 【請求項2】 各撮影駒に対して第1および第2のパー
    フォレーションが所定箇所に設けられたフィルムが使用
    可能とされ、 前記第1のモータ制御手段は、前記フィルム駒送り開始
    後、前記第1のパーフォレーションが検出されるとフィ
    ルム給送速度を低下させるとともに、その後に前記第2
    のパーフォレーションが検出されると駒送りを停止させ
    ることを特徴とする請求項1に記載のカメラのモータ制
    御装置。
JP6853092A 1992-03-26 1992-03-26 カメラのモータ制御装置 Pending JPH05273637A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102006404A (zh) * 2009-08-27 2011-04-06 佳能株式会社 摄像设备

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