JPH05272145A - 鉄骨柱脚 - Google Patents

鉄骨柱脚

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Publication number
JPH05272145A
JPH05272145A JP4066690A JP6669092A JPH05272145A JP H05272145 A JPH05272145 A JP H05272145A JP 4066690 A JP4066690 A JP 4066690A JP 6669092 A JP6669092 A JP 6669092A JP H05272145 A JPH05272145 A JP H05272145A
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JP
Japan
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anchor
steel column
concrete
bolt
steel
Prior art date
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Pending
Application number
JP4066690A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Sawada
実 澤田
Yasuo Hayashi
靖男 林
Etsurou Nishikawa
越朗 西川
Nobushi Yamamoto
信史 山本
Yorito Tsushima
頼人 津島
Hiromichi Matsumura
弘道 松村
Shinpachi Sasaki
新八 佐々木
Haruhito Okamoto
晴仁 岡本
Nobuyuki Nakamura
信行 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉄骨柱脚の本柱の柱脚嵌合部が鉄骨柱を強力
に固着して、固定度と耐力が高いと共に精度が高く施工
できる鉄骨柱脚を提供することを目的とする。 【構成】 腕木が直交するスティフナー金物8と、該腕
木の先端部に設けられたボルト孔に端部が嵌合したアン
カー筋18と、アンカー筋18の端部に設けられた螺子
溝に螺合したナット17とによって柱脚と本柱を強力に
固着した鉄骨柱脚。 【効果】 鉄骨柱脚の本柱の柱脚嵌合部の本柱の埋め込
み長さが短くて済み、精度も高く施工できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビルの鉄骨等の柱脚と呼
ばれるコンクリート基礎梁の鉄骨の柱を固着させる構造
になっている部分の、柱の付け根に掛かる力を基礎梁に
伝える鉄骨柱脚に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術における箱抜き型埋め込み柱
脚部の構造は、特開昭63−165626号公報に提案
されている通り、箱抜き型枠として角型鋼管等を用い、
この角型鋼管等を介して基礎梁に鉄骨柱に掛かる全ての
力を直接伝えるように上記基礎梁の主筋またはアンカー
筋と上記型枠の角型鋼管等とを溶接等によって連結した
ものであった。
【0003】図5は上記提案の技術を説明する竪断面図
である。図6は上記提案の技術を説明する平面図であ
る。図5及び図6において51は鉄骨柱である。53は
充填剤からなる後打ちコンクリートである。55はアン
カー取付板である。56は建方用アンカーボルトであ
る。57は型枠鋼管であり、この上端部に前記建方用ア
ンカーボルト56が溶接されている。58は基礎梁主筋
である。59はアンカー筋である。鉄骨柱51を建てる
ときに鉄骨柱51に溶接されているアンカー取付板55
を介して鉄骨柱51は建方用アンカーボルト56に仮止
めされる。建方用アンカーボルト56は型枠鋼管57に
溶接されているのでこれを介して基礎梁に鉄骨柱51が
仮止めされることとなる。
【0004】つぎに、上記の構成に基づく工法について
説明する。基礎梁を形成するための型枠内に基礎梁主筋
58、アンカー筋59及び帯筋を配するとともに、柱脚
を埋め込む位置に型枠鋼管57からなる箱抜き型枠を配
置し、これに基礎梁主筋58を溶接によって連結する
か、あるいは型枠鋼管57の外周を取り巻くようにU字
型に配筋をしてコンクリートを打設して、基礎梁を完成
する。次に基礎梁完成後建方用アンカーボルト56によ
って、アンカー取付板55を介して鉄骨柱51が建方用
アンカーボルト56に仮止めされる。この仮止め作業
後、即ち建方後、型枠鋼管57の空間部に基礎梁用コン
クリートよりも高強度の充填剤からなる後打ちコンクリ
ート53を打設する。
【0005】しかしながら上記の特開昭63−1656
26号公報に提案されている技術は型枠鋼管が正確にセ
ットし難く又引き抜き耐力が低く引張荷重に弱いと言う
問題点があった。更に箱抜き型埋め込み柱脚による工事
が行われる以前の旧来の工事は図7に示す如くの構造で
あったので、鉄骨柱72のモーメントの接合耐力を建方
用アンカーボルト71によってのみ負担するので、固定
度が不足なので埋め込み長さの長い且つ太いボルトを建
方用アンカーボルト71に使用する必要があり、さらに
鉄骨柱72の断面二次モーメントも極めて大きくする必
要があると言う問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点の
解決を図ったものであり、箱抜き型埋め込み柱脚部の柱
の柱脚嵌合が柱脚に更に強力に固定し固定度と接合耐力
が高く、埋め込み長さを更に短くしてもよく、引張り荷
重にも高い性能を維持できる、且つ工期が短い、スティ
フナー金物を有する鉄骨柱脚を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る鉄骨柱脚
は、ビルの鉄骨の柱を固定する箱抜き型埋め込み形式の
基礎コンクリートにおいて、腕木が直交する−鋼板製ス
ティフナー金物と、該腕木の先端部に設けられたボルト
孔に端部が嵌合したアンカー筋と、アンカー筋の端部に
設けられた螺子溝に螺合したナットとを具備したことを
特徴とする。
【0008】
【作用】上記の様に構成された直交型の厚鋼板製スティ
フナー金物を具備した鉄骨柱脚は、基礎梁主筋をスティ
フナー金物によって張力が極めて正確に鉄骨柱脚からつ
たえられ、且つ鉄骨柱脚部の寸法を極めて正確に作り上
げる事が可能となったので、剛性と固定度と耐力が共に
高い鉄骨柱脚が得られる。
【0009】
【実施例】本発明の直交型の厚鋼板製スティフナー金物
を具備した鉄骨柱脚の一実施例を添付した図面を参照し
て詳細に説明する。図1は本発明に係る鉄骨柱脚の竪断
面図である。図2は本発明に係る鉄骨柱脚の平面図であ
る。この例の鉄骨柱はビルの側柱の場合である。
【0010】図1及び図2の鉄骨柱脚の工法は次の通り
である。先ず捨てコンクリート11を捨てコンクリート
アンカー10と共に打設する。次いで捨てコンクリート
11の上部表面に鉄骨柱の中心線を地墨打ちする。次い
で捨てコンクリートアンカー10上の前記地墨中心線上
に、建方用アンカーボルト6を配置し取り付ける。取り
付け方法は捨てコンクリートアンカー10をタッピング
加工して建方用アンカーボルト6をねじ込む方法でも、
又捨てコンクリートアンカー10と建方用アンカーボル
ト6とを溶接してもよい。予め型枠2には上部スティフ
ナー金物8及び下部スティフナー金物9とが製作工場に
おいて溶接によって取り付ける。この型枠2、上部ステ
ィフナー金物8及び下部スティフナー金物9を一体とし
て組み立てたものを建方用アンカーボルト6に嵌め合わ
せてナットで固定する。
【0011】次いで基礎梁主筋18を上部スティフナー
金物8及び下部スティフナー金物9の腕木の先端に設け
られた孔に通してその先端に切り込まれた螺子溝に定着
ナット17をねじ込み、これにより基礎梁主筋18を適
正にピント張りを与える。次いで基礎梁7のコンクリー
トを打設する。この際型枠2の内部にはコンクリートは
打設しないで後に高強度の充填剤を打設する。この後基
礎梁7のコンクリートが完全に固まってから、定着ナッ
ト17を増し締めして適正な張力を与える。
【0012】一方これとは別に鉄骨柱1にアンカー取付
板5を製作工場において溶接によって取り付ける。この
鉄骨柱1にアンカー取付板5を取り付けたものを型枠2
の内部に挿入し、アンカー取付板5を建方用アンカーボ
ルト6に嵌め合わせてナットで固定する。この際嵌合せ
のみによって鉄骨柱1の位置を正確に据付けすることが
可能である。次いで高強度の充填剤からなる後打ちコン
クリート3を型枠2の内部に打設する。
【0013】図3は本発明に係る他の実施例の鉄骨柱脚
の平面図である。この例の鉄骨柱はビルの中心柱の場合
である。図中の符号1乃至18は図1の場合と同様であ
る。図4は本発明に係る他の実施例の鉄骨柱脚の竪断面
図である。この例の鉄骨柱はビルの側柱の場合である。
図中の符号1乃至18は図1の場合と同様である。図1
の場合とは、切断面が90°ずれている。図3の例も図
4の例も工法は図1及び図2の場合と同様で、上述の通
りである。
【0014】ここに鉄骨柱1を基礎梁7に強力に固着さ
れ、基礎梁主筋18が支える張力が極めて正確に鉄骨柱
脚につたえられ、剛性と固定度と耐力が共に高い鉄骨柱
脚が得られる。又工事現場での作業が簡略化される。
【0015】
【発明の効果】スティフナー金物8及9が正確に基礎梁
主筋18に正確な張力を与えることと、鉄骨柱脚部の寸
法が極めて正確に作り上げる事が可能となったので、鉄
骨柱脚の剛性と固定度と耐力が共に高くなった。かつ事
現場での作業が簡略化されるので、工期の短縮とコスト
ダウンが図れるという効果がえられた。又これらの結果
固定度と耐力が共に高い鉄骨柱脚が得られるので、大き
な引抜き力が作用するビル等にも適用が可能となったと
いう効果がえられた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鉄骨柱脚の竪断面図である。
【図2】本発明に係る鉄骨柱脚の平面図である。
【図3】本発明に係る鉄骨柱脚の平面図である。
【図4】本発明に係る鉄骨柱脚の竪断面図である。
【図5】従来の技術に係る鉄骨柱脚の竪断面図である。
【図6】従来の技術係る鉄骨柱脚の平面図である。
【図7】従来の技術に係る鉄骨柱脚の竪断面図である。
【符号の説明】
1 鉄骨柱 2 型枠 3 後打ちコンクリート 5 アンカー取付板 6 建方用アンカーボルト 7 基礎梁 8 上部スティフナー金物 9 下部スティフナー金物 10 捨てコンクリートアンカー 11 捨てコンクリート 14 床コンクリート 17 定着ナット 51 鉄骨柱 53 後打ちコンクリート 55 アンカー取付板 56 建方用アンカーボルト 57 型枠鋼管 58 基礎梁主筋 59 アンカー筋 71 建方用アンカーボルト 72 鉄骨柱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 信史 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 津島 頼人 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 松村 弘道 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 佐々木 新八 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 岡本 晴仁 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 中村 信行 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビルの鉄骨の柱を固定する箱抜き型埋め
    込み形式の基礎コンクリートにおいて、腕木が直交する
    厚鋼板製スティフナー金物と、該腕木の先端部に設けら
    れたボルト孔に端部が嵌合したアンカー筋と、アンカー
    筋の端部に設けられた螺子溝に螺合したナットとを具備
    したことを特徴とする鉄骨柱脚。
JP4066690A 1992-03-25 1992-03-25 鉄骨柱脚 Pending JPH05272145A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4066690A JPH05272145A (ja) 1992-03-25 1992-03-25 鉄骨柱脚

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JP4066690A JPH05272145A (ja) 1992-03-25 1992-03-25 鉄骨柱脚

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Publication Number Publication Date
JPH05272145A true JPH05272145A (ja) 1993-10-19

Family

ID=13323190

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JP4066690A Pending JPH05272145A (ja) 1992-03-25 1992-03-25 鉄骨柱脚

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JP (1) JPH05272145A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1061103A (ja) * 1996-08-21 1998-03-03 Matsuo Kensetsu Kk 柱脚構造
JP2010150782A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Hitachi Metals Techno Ltd 鉄骨柱の設置構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1061103A (ja) * 1996-08-21 1998-03-03 Matsuo Kensetsu Kk 柱脚構造
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