JPH05268131A - 通信衛星ネットワーク及びその形成方法 - Google Patents

通信衛星ネットワーク及びその形成方法

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JPH05268131A
JPH05268131A JP4344359A JP34435992A JPH05268131A JP H05268131 A JPH05268131 A JP H05268131A JP 4344359 A JP4344359 A JP 4344359A JP 34435992 A JP34435992 A JP 34435992A JP H05268131 A JPH05268131 A JP H05268131A
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orbit
satellite
satellites
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hours
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JP4344359A
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English (en)
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Solari Giorgio
ソラリ ジョアジオ
Viola Roberto
ヴィオラ ロベルト
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Agence Spatiale Europeenne
Original Assignee
Agence Spatiale Europeenne
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Publication date
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    • B64G1/22Parts of, or equipment specially adapted for fitting in or to, cosmonautic vehicles
    • B64G1/24Guiding or controlling apparatus, e.g. for attitude control
    • B64G1/242Orbits and trajectories
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B64G1/10Artificial satellites; Systems of such satellites; Interplanetary vehicles
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信衛星ネットワークにより、広い領域をカ
バーする非常に大きい仰角と、モルニヤ型軌道の遠地点
よりはるかに低い遠地点と、地球の複数の地域に連続的
にサービスを提供する。 【構成】 地表上の軌跡が同じになる楕円軌道上に配置
された5又は6台の通信衛星1〜6を有する。軌道のそ
れぞれは8時間の周期を持ち、軌道には24時間ごとに
地球の所定の3地域上のほぼ高度27000kmに位置
する3つの遠地点が存在する。軌道は63.4度にほぼ
等しい傾斜角を持つ。衛星は270度の近地点引数と3
地域のそれぞれにおいて大きな仰角となるように選択さ
れた超楕円軌道とを持ち、衛星がそれらの軌道の内の使
用可能部分にある間は地球に対してほとんど静止したよ
うに振舞う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信衛星ネットワーク
を形成する方法、特に、放送衛星に関する。
【0002】
【従来の技術】直接放送衛星(DBS−R)は、極めて
興味深い展望を持つ。NASA(米国航空宇宙局)とV
OA(ボイス オブ アメリカ)を代表して行われた市
場調査は、この種のシステムは2000年までに5千万
人の利用者を有することができるであろうし、その数は
2005年までに1億5千万人に増加しそうであること
を示している。この市場調査は、直接放送衛星が現行の
短波放送機関の有効な後継となり得るであろうこと、及
びより改善された品質を持ちより広いサービスエリア
(「カバレッジ(coverage)」又は「受信可能
地域」と同じ。)を確保できるであろうことを示してい
る。
【0003】直接放送衛星のもう一つの可能性は、通常
の地上波チャンネルを通して利用できない最高級のサー
ビスの利用者に的を当てたコンパクトディスク品質のデ
ジタル音声放送(DAB)である。欧州放送組合(Eu
ropean Broadcasting Unio
n)は、現在、DABサ−ビスの潜在的な利点を評価し
ている。
【0004】直接放送衛星の実現と成功は、小型携帯用
受信機又は移動受信機を利用するネットワークのすべて
の地点において衛星信号を受信することができる能力に
かかっている。直接放送衛星が商業的利益を得るかは、
本質的に、常に利用でき、しかも利用が容易にできる信
号を得ることができるかどうかにかかっている。
【0005】直接通信衛星と小型受信機とを利用するに
は、放送のサービスエリアにおいて大きな伝送電力束密
度(PFD)が要求される。このような大きな電力束密
度の要求は、衛星の仰角を大きくして、影となる領域で
サービス範囲外となる影響を最小にし、衛星の見通し線
(LOS)上のすべての障害物をなくするようにした場
合にのみ、単一の衛星によって達成され得る。静止(G
EO)衛星は、広い受信領域をカバーすることができる
が、30度を越える緯度において仰角が小さい。典型的
な静止衛星は、23.934時間の周期を持ち、0度の
傾斜角を持ち、高度35786kmの円形軌道上にあ
る。
【0006】静止衛星はインテルサット(INTELS
AT:国際商業衛星通信機構)の部門において非常に強
力な宇宙船を必要とし、大きく複雑なアンテナシステム
を必要とするので、北半球の国々に満足できるサービス
を与えることができなかった。このため、非静止軌道が
直接放送衛星用に及び移動衛星(MOB SAT)を介
した通信用に検討されなければならない。受信とサービ
ス目的は非常に似ている。
【0007】衛星ネットワークには超楕円軌道(HE
O)が用いられることが提案された。良く知られている
「ルーパス(LOOPUS)計画」、「シコモレス(S
YCOMORES)計画」、「アルキメデス(ARCH
IMEDES)計画」は、この分野において、北ヨーロ
ッパをカバーする関連する領域システムを計画してい
る。アルキメデス計画は、直接放送衛星サービスを考慮
している唯一のものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】アルキメデス計画にお
けるシステムの第一段階は、モルニヤ(MORNYA)
型軌道において12時間の公転周期を持つ4台の衛星の
ネットワークを用いることによって、大きな仰角で北ヨ
ーロッパをカバーすることを提案している。この種の軌
道は、39375kmの遠地点(apogee)と、1
000kmの近地点(perigee)と、63.4度
の傾斜角(angle of inclinatio
n)を持つ。遠地点を40000kmにすると非常に高
い打ち上げ費用がかかる。さらに、このサービスはヨー
ロッパのみをカバーするので、ヨーロッパ以外の領域に
他のサービスを提供することによって費用を賄うことは
できない。
【0009】アルキメデス計画におけけるシステムの第
二段階は、ツンドラ(TOUNDRA)型軌道を用いて
いる。それは、遠地点が47000kmにあるので、同
じ欠点を有し、より大きな打ち上げ力を必要とする。
【0010】本発明の目的は、以下の特徴を組み合わせ
て有する通信衛星ネットワークを形成する方法にある。
その特徴は、広い領域をカバーする非常に大きい仰角、
モルニヤ型軌道の遠地点よりはるかに低い遠地点、地球
の複数の地域の連続的なカバー(サービスの提供)であ
る。
【0011】
【発明の概要】ある態様において、本発明は、地表上の
軌跡が同じになる楕円軌道上に複数台の通信衛星を置く
工程を有する直接放送衛星等の通信衛星ネットワークの
形成方法からなる。その軌道のそれぞれは8時間の周期
を持ち、その軌道は24時間ごとに地球の所定の3地域
上のほぼ高度27000kmに位置する3つの遠地点が
存在する。また、軌道は63.4度にほぼ等しい傾斜角
を持つ。衛星は、270度の近地点引数と上記3地域の
それぞれにおいて大きな仰角となるように選択された超
楕円軌道とを持ち、上記衛星がそれらの軌道の内の使用
可能部分にある間は地球に対してほとんど静止したよう
に振舞う。
【0012】衛星は、2台の隣り合う衛星が上記所定の
地域にある地上局から見通すことができる線上に常に存
在するように、上記軌道上に配置されており、近地点の
近くの定められた高度から動作状態となるように配置さ
れるのがよい。
【0013】第一の実施例では、それぞれの地域におい
て1日当たり連続して16時間のサービスを得るため
に、ほぼ4時間の時間差をもって軌道上に5台の衛星を
配置している。
【0014】好ましい実施例では、それぞれの地域にお
いて1日当たり連続して24時間のサービスを得るため
に、ほぼ4時間の時間差をもって軌道上に6台の衛星を
配置している。
【0015】遠地点高度は26800kmにほぼ等し
い。また、近地点高度は1000kmにほぼ等しい。
【0016】2つの衛星間のズーミング比は1.5より
小さく、好ましくは1.32にほぼ等しいのがよい。
【0017】軌道の近地点引数(perigee ar
gument)としてほぼ270度の角度を選択するこ
とによって、衛星のサービスエリアを最適化できる。
【0018】他の態様においては、本発明は、地表上の
軌跡が同じになる楕円軌道上に配置された5又は6台の
通信衛星を有する楕円軌道上にある直接放送衛星等の通
信衛星ネットワークを構成する。その軌道のそれぞれは
8時間の周期を持ち、その軌道は24時間ごとに地球の
所定の3地域上のほぼ高度27000kmに位置する3
つの遠地点が存在する。また、軌道は63.4度にほぼ
等しい傾斜角を持つ。衛星は、270度の近地点引数と
上記3地域のそれぞれにおいて大きな仰角となるように
選択された超楕円軌道とを持ち、上記衛星がそれらの軌
道の内の使用可能部分にある間は地球に対してほとんど
静止したように振舞う。
【0019】第一の実施例では、それぞれの地域におい
て1日当たり連続して16時間のサービスを得るため
に、ほぼ4時間の時間差をもって軌道上に5台の衛星を
配置している。
【0020】好ましい実施例では、それぞれの地域にお
いて1日当たり連続して24時間のサービスを得るため
に、ほぼ4時間の時間差をもって軌道上に6台の衛星を
配置している。
【0021】遠地点高度は26800kmにほぼ等し
い。
【0022】近地点高度は1000kmにほぼ等しい。
【0023】近地点引数は270度にほぼ等しい。
【0024】2つの衛星間のズーミング比は1.5より
小さく、好ましくは1.32にほぼ等しいのがよい。
【0025】本発明の他の特徴及び利点は、添付図面を
参照して非限定的な例としあげられた以下の説明から明
らかになるであろう。
【0026】
【実施例】本発明は通信衛星ネットワークに関し、この
衛星ネットワークは、既に要点を説明した達成されるべ
き結果を可能にするパラメーターを備えた8時間楕円軌
道上にある。本発明の衛星ネットワークでは、地上の観
測者から見て衛星が時間のずれを持って見かけ上同じ軌
道を進む。これら数種類の楕円軌道は地表上に同じ軌跡
を持つ。この8時間の周期を持つ超楕円軌道では、3つ
のサービスエリアを決める3つの遠地点ループ(apo
gee loops)が27000kmくらいの高度に
ある。この説明から明らかにされるように、3つの主要
な地域には50度を越える仰角が与えられる。3つの主
要な地域は、西ヨーロッパ、日本及び韓国、そして北ア
メリカの主要部分である。モルニヤ型軌道を用いるアル
キメデス計画と比較すると、本発明の衛星ネットワーク
は、4台ではなく5又は6台の衛星を使用するが、サー
ビスエリアが1つではなく3つある。本発明の衛星ネッ
トワークでは、遠地点高度がずっと低いので、要求され
る伝送力は2.5分の1に減少できる。衛星及び打ち上
げの費用はアルキメデス計画より安く、衛星を軌道に乗
せる費用は3つの主要なサービスエリアの間で分担でき
る。
【0027】非静止軌道を用いる複数衛星ネットワーク
の可能性の一般的研究は、衛星通信に関する第2回ヨー
ロッパ会議の議事録(ESA SP−32、1991年
10月)に見ることができる。これは、ジー ペロッタ
氏(G.PERROTTA)によって「小型衛星の利用
のための低高度円形軌道と傾斜楕円軌道との比較(Ac
omparision Between Low−Ci
rcular and Elliptical Inc
lined Orbits for Small Sa
tellites Applications)」の題
目で寄稿された。この寄稿は、8時間の周期を持つ楕円
軌道を用いることは利点がないであろうという内容を含
んでいる。
【0028】本発明の基本的アイデアは、特に、多数地
域の通信システムを提供する通信衛星ネットワークを形
成するために8時間の公転周期を持つ衛星を用いること
にある。そして、この多数地域の通信システムは、商業
的に実行可能であり、最少の衛星台数を用い、好ましい
衛星高度を持つ。
【0029】本発明によると、3つの地理上の地域にお
いて広い領域をカバーできるように、8時間の軌道周期
と見かけ上同じ軌道を持つ軌道の偏心が選択されてい
る。上記3つの地理上の地域の経度は120度の間隔を
持ち(ここでは、ヨーロッパ、極東、北アメリカであ
る。)、非常に高い仰角を持ち、連続的(1日当たり2
4時間)にサービスを提供し、軌道上に最少の数(5+
1)台(即ち、5又は6台)の衛星を持つ。
【0030】近地点高度は、遠地点にある衛星が大気の
上層によって影響を受けるのを避けるために1000k
m又はそれより高いことが好ましい。
【0031】図1に示されるように、それぞれの宇宙船
又は衛星は3つのサービスエリア上の3つの遠地点ルー
プのそれぞれにおいて4時間使用可能になる。それぞれ
の衛星は4時間の終りで、見かけ上同じ軌道上にある次
の衛星にサービス提供の役割を引き渡す。図1は種々の
軌道の地表上の軌跡を示している。それらは、1から6
までの番号を付けられた6台の衛星が置かれた単一の見
かけ上の軌道を構成する。衛星1はヨーロッパ上で遠地
点高度にあるように示され、衛星2は南アメリカの西方
の南太平洋上の近地点において4時間の間隔を明けて衛
星1を追っている。衛星3は極東上の遠地点にあり、衛
星4は南大西洋上の近地点にある。衛星5は北アメリカ
上の遠地点にあり、衛星6は南大西洋上の近地点にあ
る。
【0032】軌道の傾斜は、軌道制御に要する燃料を最
少にするように選ばれる。63.45度の安定した軌道
の傾斜が、この例では選ばれる。軌道の傾斜を僅かに減
少させることにより衛星によりサービスが与えられる地
域における仰角を大きくすることは可能である。しか
し、こうすると、地球の偏球形状による近地点引数へ影
響を与えるずれ(J効果)をなくするために非常に多
くの燃料が必要となる。
【0033】3つのサービス地域におけるサービス可能
エリアを最大にするために近地点引数の値が重要である
から、近地点引数に影響を与えるずれは避けられなけれ
ばならない。近地点引数の最適な値は270度である。
【0034】衛星ネットワークの最適なパラメーター
は、以下の通りである。
【0035】 衛星の数:6台((5+1)台、即ち、5又は6台) 遠地点高度:26800km 近地点高度: 1000km 軌道周期:8時間 軌道傾斜:63.435度 近地点引数:270度 軌道当たりの使用期間:4時間 高度20500kmにおける見通し線(LOS)におけ
る衛星の引継ぎ条件昇向点(ascendant no
de):±60度 平均近点角(mean anomaly):±180
度。
【0036】6台の衛星を利用したこの種の多地域衛星
ネットワークは、ヨーロッパ、東南アジア、及び北アメ
リカ大陸の主要部分において、50度よりも高い仰角に
おいて利用者に放送信号を受信させることができる。図
2乃至図5はこれらの領域における等しい仰角を示す曲
線を示している。
【0037】図2は衛星ネットワークによりサービスが
与えられる3つの地域において40度、50度、60度
の仰角を持つ地表上の領域の曲線を示している。
【0038】図3はヨーロッパにおいて50度、60
度、65度の仰角を示している。
【0039】図4は東南アジアにおいて40度、50
度、60度、65度の仰角を示している。
【0040】図5は北アメリカ大陸において40度、5
0度、60度の仰角を示している。
【0041】図2乃至図5の曲線は、遠地点及び衛星引
継ぎ点における50度の仰角をカバーする曲線を重ねる
ことによって得られた。40度の曲線は台湾、香港、ア
メリカ合衆国の東海岸の主要な人口密集地域をカバーし
ている。
【0042】衛星1乃至6のそれぞれは、同じ地域時間
に3つのサービスエリアをカバーするが、この時間は恒
星のドリフトにより1年を通してゆっくりずれる。1年
のづれは、ほぼ4分である。これは、互いに関連しあう
衛星の交替計画とシステムの性能及び寿命に対して影響
を与える。
【0043】正確に同期された5台の衛星を用いること
もできる。この場合には、8時間のサービスを提供しな
い時間がある。4時間の4つ間隔を持つ衛星の列は、軌
道上における4時間のオフセットの関係(隣接する軌道
同士が4時間のずれを持つ位置にある関係)により決定
される。この場合には、現地時間の午前8時から深夜ま
で、3つの地域において連続してサービスを提供するこ
とができる。第5衛星と第一衛星との間の8時間の間隔
はサービスの中断が許される深夜の時間に一致させるよ
うに選択される。遠地点を横切る時の現地時刻がずれる
ので、ほぼ3カ月ごとに要求される現地時間にサービス
を一致させるために5台の衛星を再度同期させる必要が
ある。このような移動を実行するためには軌道上の宇宙
船に燃料を備えておく必要があるので、システムの寿命
は短くなる。
【0044】軌道上に4時間の間隔をあけて配置された
6台の衛星ネットワークを利用することにより、再度同
期させるための移動を必要としない一定の衛星の寿命の
間、不利益なく、1日に24時間の連続したサービスを
提供できる。また、このシステムは1台の衛星の故障を
容認できるようなある程度の余裕を持っている。
【0045】衛星の設計は打ち上げ手段の能力による。
遠地点高度が非常に低いので本発明のシステムは従来の
モルニヤ又はツンドラ型超楕円システムに比べて大きな
利点を持つ。衛星重量はほぼ150kgから300kg
減らすことができるという概算ができる。
【0046】本発明の遠地点高度が比較的低いので、衛
星の出力を減少させることができ、損失は、1.5GH
zの伝送においてモルニヤ型軌道上の衛星より4dB低
く、天底方向に沿うツンドラ型軌道上の衛星より5dB
低い。
【0047】それゆえ、本発明のシステムでは、衛星搭
載機器の節約と、満足できる条件下の放送に要求される
出力の節約とが可能になる。
【0048】それぞれのサービスエリアは、保証される
最低仰角(40度)、衛星アンテナの受信可能範囲、及
び宇宙船上で利用できる電力によって制限される。
【0049】サービスエリアと信号減衰の限界の最適な
兼ね合いにより、保証される最小仰角が常に50度より
小さくならないサービスエリアの選択が必要になる。上
記したように、50度の仰角は緯度が30度より低い低
緯度地域において静止衛星によって達成できるだけであ
る。50度の仰角は衛星の見通し線を邪魔するほとんど
の障害物を回避することができる。これにより衛星引継
ぎ時の信号減衰を小さくできる。
【0050】以上に述べたように、50度の仰角を示す
等高線はサービスエリア(衛星1のある地域)において
全ヨーロッパを含み、衛星2のある地域において極東を
含み、衛星3のある地域において北アメリカ大陸の主要
部を含む。
【0051】衛星アンテナの寸法は、50度の仰角の等
高線のバランスを採るための3つのサービスエリアの要
求により、及びより人口の密集した地域の範囲により決
められる。
【0052】システムを妥当な値段の宇宙船にする非常
に簡単なアンテナを衛星において使うことが可能であ
る。特に、3つのサービスエリアに提供するために同一
の単一ビーム反射面を使うことができる。
【0053】また、通信機能が必要とされたときのみ、
即ち、サービスエリアにおいてのみ、衛星を動作状態に
することができる。
【0054】しかしながら、より精巧なアンテナシステ
ムを用いることもできる。マルチビームアンテナによれ
ば、利用できるサービスエリアを衛星の見通し線は40
度の仰角を持つ地域まで広がる。これは、アメリカ合衆
国の東海岸について特に利益がある。
【0055】遠地点における等しい仰角の等高線とアン
テナ放射図の最適な関係は、2mの反射面と1.5GH
zで7度の半電力値ビーム広がりを持つを持つアンテナ
で得られる。衛星は、軌道の遠地点を通る動作円弧上を
移動するので、アンテナビームは常に地表の目的点に向
けるようにされる。アンテナ利得は、ほぼ25.5dB
iである。
【0056】非静止軌道システムの重要な特徴は、サー
ビスエリアにおける軌跡のズーミング(zoomin
g)を引き起こす原因となる変化する高度である。本発
明によるシステムは、遠地点で射程を決められおり、衛
星間の引継ぎがなされるより低い高度ではこのズーミン
グの影響との戦いが起こる。
【0057】図6は、ズーミング比(zooming
ratio)ZRの関数としてのズーミング損失(zo
oming loss)ZLを単位dBでプロットした
グラフである。ズーミング比ZRは、衛星を次の衛星に
引継ぐ点の高度で、遠地点高度を割って定義される。衛
星は4時間の軌道サービス周期を持つので、衛星を次の
衛星に引継ぐ点の高度は遠地点の前後2時間の高度であ
る。遠地点高度27000kmの8時間軌道では、ズー
ミング比が1.32になるように引継いでいる高度は2
0500kmである。このズーミング比1.32は、図
6において最大である。ズーミング効果がいかなる単一
のレベル損失も引き起こさず、開始点において曲線が0
dB点より僅かに上になることに注意して下さい。26
800kmの遠地点高度においてズーミング比は1.3
4である。これは最大値に非常に近い。もしズーミング
比ZRが1.5を越えていなければ、ズーミング損失は
大きくならず、ほぼ1dBのズーミング損失ZLを示し
ている。
【0058】図7は、ビーム半値幅(デポインティング
角(depointing angle)DEPを度の
単位で示す。)の関数としての衛星上のアンテナの利得
の損失AGLを示す。動作点Aは−3dBの利得損失に
相当し、3.5度のDEPに相当し、7度のビーム開口
角度を有する。−5dBの利得損失となる動作点Hは9
度のビーム開口角度に相当する。
【0059】図8乃至図10は、サービスエリアにおけ
る遠地点の−3dBの一定の利得曲線を示す。破線は、
2台の衛星の引継ぎ点において−5dBの一定の利得曲
線を示す。図8乃至図10は、遠地点における−3dB
の等高線と引継ぎ点における−5dBの等高線がほぼ一
致することを示している。このことは、共通のサービス
エリアで、遠地点の−3dBの一定の利得の等高線と−
5dBの一定の利得の等高線で定義することを可能にし
ている。遠地点近くの地表面の平均距離はおおよそ27
000kmであり、引継ぎ点においては21000km
であるから、2つの地点間にはほぼ6000kmの差が
あり、ほぼ2dBの差が現れる。これにより、引継ぎ点
における−5dBの一定の利得曲線と遠地点における−
3dBの一定の利得曲線とは、ほぼ等しいサービスエリ
アに相当し、伝送される電力束密度(PFD)がほぼ等
しくなる。言い換えれば、図8乃至図10には、衛星の
引継ぎ点における傾斜の平均値によるアンテナのズーミ
ング効果による利得損失は、衛星の引継ぎ点における衛
星高度が低いことによる信号損失が少ないことにより相
殺されることを示している。このことは図6に示された
曲線の傾向を説明している。
【0060】上記考察は、すべてのシステムの規格が一
般的な妥当性を失うことなく遠地点において決定され得
るという重要な利点を強調している。
【0061】それゆえ、6台の衛星の場合における衛星
の位置に関わりなく、利用者が1日に24時間の保証さ
れた最小電力束密度(PFD)を保証された最低高度で
受信できる領域としてのサービスエリアを決定するのに
十分である。これらの領域は、図8乃至図10において
連続線で示される。
【0062】利用者の観点から、受信機は、受信アンテ
ナ、RF部、ベースバンド復調、及び信号デコーダを有
する。受信アンテナは、簡素でなければならず、衛星追
跡システムを備えてはならず、衛星見通し基準に一致し
なければならない。それは小型で移動式の受信機にも容
易に装備されなければならない。
【0063】受信アンテナの仕様は、3つのサービスエ
リアの試験地点の包囲角と高さの変化を解析することに
よって得られる。
【0064】その結果は図11乃至図20に示される。
これらの図面はアンテナ面における地上の衛星軌跡の極
図面である。アンテナ面はその地域の水平面に一致する
と仮定される。極図面の中心は90度の仰角を表す。同
心円は同じ仰角を持つ点を表す。
【0065】それぞれの図は、地上における衛星の軌跡
の利用できる領域、即ち、2つの引継ぎ点の間の領域を
示す。マドリッド(図11)では仰角はほぼ55度と7
5度の間であり、オスロ(図12)では仰角はほぼ50
度と80度の間であり、アテネ(図13)では仰角はほ
ぼ55度と70度より僅かに高い値の間であり、アムス
テルダム(図14)では仰角はほぼ65度と78度の間
であり、東京(図15)では高度はほぼ55度と68度
の間であり、ソウル(図16)では仰角は58度と65
度の間であり、北京(図17)では仰角はほぼ55度と
73度の間であり、バンクーバー(図18)では仰角は
ほぼ60度と85度の間であり、サンフランシスコ(図
19)では仰角はほぼ58度と65度の間であり、ニュ
ーヨーク(図20)では仰角はほぼ45度と72度の間
である。
【0066】図11乃至図20は、北半球のサービスエ
リアを与えるアテネが無指向性の方位角図とほぼ90度
の−3dBの開口を持つことができ、3つのサービスエ
リアのそれぞれにおいて用いられることができる。3つ
のサービスエリアのそれぞれは、衛星線が低い仰角(4
0度)にあるものを含んでいる。
【0067】上記仕様を持つアンテナは、1.5GHz
で5.5dBiの最大利得を達成できる。方位角と開口
幅が対称なので、アンテナは、水平タイプの典型的な移
動式で小型のアンテナによって移動させることもでき
る。その面における衛星アンテナの移動による損失は、
ほぼ2.5dBの付加的損失となるものと考えられる。
3dBのシェーディング効果(shading eff
ect)による損失で見積もると、これは、40度を越
える仰角の地域におけるカバレッジ(サービスの提供)
を99.9%可能にできることを示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施例において6台の衛星ネ
ットワークの全地球を覆う地表上の軌跡を示す。
【図2】3つの地域、即ち、北アメリカ、ヨーロッパ、
及び極東における図1の衛星通信ネットワークの等仰角
線を示す。
【図3】ヨーロッパの等仰角線を示す。
【図4】極東の等仰角線を示す。
【図5】北アメリカの等仰角線を示す。
【図6】ズーム比の機能としてのズーム損失を示す。
【図7】サービスエリアの機能としてデシベル(dB)
で表された衛星アンテナの利得を示す。
【図8】ヨーロッパの遠地点において利得が−3dBと
−5dBの等PFD曲線を示す。
【図9】極東の遠地点において利得が−3dBと−5d
Bの等PFD曲線を示す。
【図10】北アメリカの遠地点において利得が−3dB
と−5dBの等PFD曲線を示す。
【図11】マドリッドにおける平面偏波受信アンテナの
ための4時間の受信可能周期の間の衛星による地表上の
軌跡を示す。
【図12】オスロにおける平面偏波受信アンテナのため
の4時間の受信可能周期の間の衛星による地表上の軌跡
を示す。
【図13】アテネにおける平面偏波受信アンテナのため
の4時間の受信可能周期の間の衛星による地表上の軌跡
を示す。
【図14】アムステルダムにおける平面偏波受信アンテ
ナのための4時間の受信可能周期の間の衛星による地表
上の軌跡を示す。
【図15】東京における平面偏波受信アンテナのための
4時間の受信可能周期の間の衛星による地表上の軌跡を
示す。
【図16】ソウルにおける平面偏波受信アンテナのため
の4時間の受信可能周期の間の衛星による地表上の軌跡
を示す。
【図17】北京における平面偏波受信アンテナのための
4時間の受信可能周期の間の衛星による地表上の軌跡を
示す。
【図18】バンクーバーにおける平面偏波受信アンテナ
のための4時間の受信可能周期の間の衛星による地表上
の軌跡を示す。
【図19】サンフランシスコにおける平面偏波受信アン
テナのための4時間の受信可能周期の間の衛星による地
表上の軌跡を示す。
【図20】ニューヨークにおける平面偏波受信アンテナ
のための4時間の受信可能周期の間の衛星による地表上
の軌跡を示す。
【符号の説明】
1,3,5 衛星(遠地点にあるもの) 2,4,6 衛星(近地点にあるもの)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地表上の軌跡が同じになる楕円軌道上に
    複数台の通信衛星を置く工程を有し、 上記軌道のそれぞれは、8時間の周期を持ち、 上記軌道には、24時間ごとに地球の所定の3地域上の
    ほぼ高度27000kmに位置する3つの遠地点が存在
    し、 上記軌道は、63.4度にほぼ等しい傾斜角を持ち、 上記衛星は、270度の近地点引数と上記3地域のそれ
    ぞれにおいて大きな仰角となるように選択された超楕円
    軌道とを持ち、上記衛星がそれらの軌道の内の使用可能
    部分にある間は地球に対してほとんど静止したように振
    舞う直接放送衛星等の通信衛星ネットワークの形成方
    法。
  2. 【請求項2】 2台の隣り合う衛星が上記所定の地域に
    ある地上局から見通すことができる線上に常に存在する
    ように、上記衛星は上記軌道上に配置されており、 上記衛星は、近地点の近くの定められた高度から動作状
    態となる請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 上記それぞれの地域において1日当たり
    連続して16時間のサービスを得るために、ほぼ4時間
    の時間差をもって上記軌道上に5台の衛星を配置した請
    求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 上記それぞれの地域において1日当たり
    連続して24時間のサービスを得るために、ほぼ4時間
    の時間差をもって上記軌道上に6台の衛星を配置した請
    求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】 上記遠地点高度が26800kmにほぼ
    等しい請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 上記近地点高度が1000kmにほぼ等
    しい請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 2つの衛星間のズーミング比は1.5よ
    り小さく、好ましくは1.32にほぼ等しい請求項1記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 上記軌道の近地点引数が270度にほぼ
    等しい請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 地表上の軌跡が同じになる楕円軌道上に
    配置された5又は6台の通信衛星を有し、 上記軌道のそれぞれは、8時間の周期を持ち、 上記軌道には、24時間ごとに地球の所定の3地域上の
    ほぼ高度27000kmに位置する3つの遠地点が存在
    し、 上記軌道は、63.4度にほぼ等しい傾斜角を持ち、 上記衛星は、270度の近地点引数と上記3地域のそれ
    ぞれにおいて大きな仰角となるように選択された超楕円
    軌道とを持ち、上記衛星がそれらの軌道の内の使用可能
    部分にある間は地球に対してほとんど静止したように振
    舞う直接放送衛星等の通信衛星ネットワーク。
  10. 【請求項10】 上記それぞれの地域において1日当た
    り連続して16時間のサービスを得るように上記楕円軌
    道上に5台の衛星を配置した請求項9記載の衛星ネット
    ワーク。
  11. 【請求項11】 上記それぞれの地域において連続した
    サービスを得るようにほぼ4時間の時間差をもって上記
    楕円軌道上に6台の衛星を配置した請求項9記載の衛星
    ネットワーク。
  12. 【請求項12】 上記遠地点高度が26800kmにほ
    ぼ等しい請求項9記載の衛星ネットワーク。
  13. 【請求項13】 上記近地点高度が1000kmにほぼ
    等しい請求項9記載の衛星ネットワーク。
  14. 【請求項14】 上記軌道の近地点引数が270度にほ
    ぼ等しい請求項9記載の衛星ネットワーク。
  15. 【請求項15】 2つの衛星間のズーム比は1.5より
    小さく、好ましくは1.32にほぼ等しい請求項9記載
    の衛星ネットワーク。
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