JPH0526653Y2 - - Google Patents

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JPH0526653Y2
JPH0526653Y2 JP3941087U JP3941087U JPH0526653Y2 JP H0526653 Y2 JPH0526653 Y2 JP H0526653Y2 JP 3941087 U JP3941087 U JP 3941087U JP 3941087 U JP3941087 U JP 3941087U JP H0526653 Y2 JPH0526653 Y2 JP H0526653Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、二段スイツチ、詳しくはカメラあ
るいは電気製品に用いられ、操作押釦の一回の押
動ストロークで2つの電気接点が順次閉成する二
段スイツチの構造に関するものである。
[従来の技術] 操作押釦の一回の押動ストローク中、最初のス
トロークにより第1接点が閉じ、続いての押動ス
トロークによつて第2接点が閉成する形式の二段
スイツチは従来、種々の構造のものが提供されて
いる。
その中でも最も一般的なものは、所謂リーフス
イツチと呼ばれるタイプの二段スイツチで、その
構成は2接点を形成するために、薄い弾性板を3
枚使用し、これらの相互間の間隔を正確に保つよ
うにモールデイングし、それぞれに信号線を接続
してカメラ等の本体に固定するようにしたもので
ある。また、導電ゴムを用いた二段スイツチも電
卓等によく使用されている。この二段スイツチは
基板上に金メツキパターンにより導電部を設け、
この上方より2接点を順次閉成するようにゴム形
状に工夫の施された導電ゴムからなる操作押釦を
押圧するようにしたものである。このほか摺動ス
イツチ構造やロータリスイツチ構造による二段ス
イツチも提供されている。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、上記従来の二段のリーフスイツチは
当然3枚の弾性薄板が必要であるが、その信頼性
を高めるためにこれを部組として性能を確保して
おり、インサート等のモールド工程が必要であ
る。従つて、このタイプのスイツチではコスト的
に問題があり、更にリーフスイツチの場合、その
弾性による撓みを必要とするため、押圧部に対し
て何れか一方に比較的大きくスペースをとらなけ
ればならず、また接点部が上下に並ぶので操作押
釦の下方に比較的大きくスペースが必要となる欠
点を有している。また、上記導電ゴムを用いた二
段スイツチは電流容量、即ち、流す電流に制限が
あり電気回路の自由度に制約が加わるという欠点
があり、カメラ等のレリーズ釦を操作押釦とする
スイツチとしては不向きである。またその他のス
ライド構造やロータリ構造のものも構成が複雑で
コストが高くなるという問題点を有している。
従つて、本考案の目的は、上記従来の二段スイ
ツチにおける欠点を除去し、部品点数を減らしコ
ストを下げ、信頼性を高めることができると共
に、可動接片の占めるスペースを少なくし、かつ
比較的大きな電流を流すことができ、更にカメラ
のレリーズ釦を操作押釦とするのに最適の二段ス
イツチを提供するにある。
[問題点を解決するための手段および作用] 本考案に係る二段スイツチを構成する場合に
は、第4図A,B,Cに示す電気回路のように、
常開性の2つの電気接点スイツチS1,S2が並列に
接続され、操作押釦の押下時には必ず1段目でス
イツチS1が閉成(第4図B参照)し、次いで2段
目のスイツチS2が閉成(第4図C参照)するよう
に、1段目のスイツチS1の閉成が2段目のスイツ
チS2の閉成よりも必ず先にならなくてはいけな
い。
本考案の二段スイツチではこの条件を満足さ
せ、前記問題点を解決するために、 一枚の弾性導電板からなり、一端を基端部とし
て固定し、他端を自由端部とし、その先端部の裏
面に第1接点部を、該第1接点部と基端部との間
の裏面に第2接点部を設けた可動接片と、 この可動接片の上記第1接点部に対向する位置
に配置された第1固定接点部材と、 上記可動接片の上記第2接点部に対向する位置
に配置された第2固定接点部材と、 上記可動接片の第1接点部と第2接点部とを結
ぶ直線上の位置に、スイツチ閉成用の押圧力を加
える押動手段と、 を具備し、上記押動手段による最初の押圧力によ
り第1接点部と第1固定接点部材が接触し、続く
押圧力によつて上記第1接点部と第1固定接点部
材の接触点を支点として上記第2接点部が移動し
て第2固定接点部材に接触するようにしたことを
特徴とする。
即ち、コストの低廉化を図るため弾性可動接片
を一つにし、これに2つの接点部を設けると共
に、この接点部に対し2つの固定接点部材を単
独、あるいは基板上にパターンとして形成し、上
記弾性可動接片を電気的に或る信号に接続してお
く。そして1段目が必ず先に接触しなくてはなら
ないので、弾性可動接片の固定端に対して作動押
圧部を挟んで1段目と2段目の接触部を設置す
る。また、1段目が接触後、1段目の接触点を支
点にして2段目が接触部に近ずいて行くように、
2段目接触部と固定部間の剛性を弱めに設定する
ことが望ましく、かつ1段目接触部−押圧部−2
段目接触部を結ぶ直線と、2段目接触部−固定部
を結ぶ直線を、略直角、あるいはそれ以上の角度
をつけることが好ましく、また角度をつけること
でスイツチ全体を小嵩にすることができる。
[実施例] 先ず、本案の実施例を説明するに先立ち、第1
図A,B,Cにより本考案の基本原理について述
べると、平面形状がコの字状、U字状あるいはV
字状等を呈する一枚の薄い弾性導電板からなり、
同導電板の一辺の段付端部を基端部1cとして固
定し、他辺を自由端部としその先端部の裏面を第
1接点部1a、屈曲部付近の裏面を第2接点部1
bとして形成した可動接片1に対して、第1固定
接点部材2を上記第1接点部1aに対向する位置
に配設すると共に、第2固定接点部材3を上記第
2接点部1bに対向する位置に配置する。そし
て、上記可動接片1の第1接点部1aと第2接点
部1bとを結ぶ直線上の上記第1接点部寄りの位
置を、スイツチ閉成用の押動力を加える押圧部4
とする。
すると、第1図Aにおいて押圧部4に力F1
加わると、押圧部4から第1接点部1aまでの距
離l1、押圧部4から他辺の屈曲部までの距離l2
基端部1cの段部からの一辺の屈曲部までの距離
l3とすれば、押圧部4に力F1が加わると、l1,l2
l3および可動接片1の剛性により異なるが、一般
的にl1<l2ならば、必ず先に第1接点部1aが降
下し第1固定接点部材2に接触し1段目のスイツ
チS1(第4図B参照)は閉じる。このとき、第1
図Bに示すように第2接点部1bは殆ど下らな
い。そして、このように1段目イツチS1が閉じた
状態のあと、更に押圧部4に力F1が加わると1
段目の閉接点、即ち、第1接点部1aと第1固定
接点部材2の接触点を支点としたモーメントMが
加わり、2段目の第2接点部1bが下り始める。
これと同時に押圧部4を押す力も、これまでより
大きな力を必要とし、力量差(F2≫F1)が生じ
る。そして最終的に第1図Cに示す如く、第2接
点部1bが第2固定接点部材3に接触し、1段目
スイツチS1および2段目スイツチS2が共に閉成状
態となる。
第2図および第3図は、本考案の一実施例を示
す二段スイツチ10の分解斜視図と要部断面図で
ある。この実施例では、可動接片11は平面形状
が略V字型に形成された一枚の弾性導電薄板で構
成されていて、固定接点部材はプリント回路基板
15上にプリントパターンによつて形成されてい
る。
上記可動接片11はその一辺の段付端部の基端
部11cを、上記基板15上に表面を金メツキさ
れて形成されたGパターン16上に重合され、同
基端部11cおよび上記Gパターン16と基板1
5を貫通して本体基板17に螺合される固定ビス
18により基板15上に配設される。この際、上
記本体基板17に植立された位置決めピン17a
に上記基端部11cおよび基板15に穿設された
位置決め孔11d,15aが嵌合されて可動接片
11の位置決めがなされる。そして他辺の先端部
の裏面には下方に向けてコーン状に突出するよう
に形成された第1接点部11aが形成され、屈曲
部の裏面には同じく下方に向けてコーン状に突出
するように形成された第2接点部11bが形成さ
れていて、この両接点部11a,11bに対向す
る基板15上には、露出面が金メツキされたプリ
ントパターンで第1固定接点部材12,13が形
成されている。また上記両接点部11a,11b
を結ぶ直線上の中程の位置は押圧部14として上
方に向けて、ゆるやかに傾斜して盛り上つてい
る。そして、この押圧部14の直上にはゴム等の
弾性材で形成された操作押釦20が外装壁19に
押下自在に取り付けられている。
本実施例における二段スイツチ10は、カメラ
に組み込まれた場合を示しており、上記操作押釦
20はカメラのゴム製のレリーズ釦となつてい
て、カメラ外装壁19に接着されて取り付けられ
ている。
このように構成された本実施例では、操作押釦
20を押下すると、押圧部14が押動されて前記
原理図で説明したように第1接点部11aが先に
第1固定接点部材12に接触し、次に更に押圧さ
れる押圧部14によつて第2接点部11bが第2
固定接点部材13に接触し、1段目スイツチS1
2段目スイツチS2とが順次閉成する。この場合、
1段目スイツチS1のパターン(固定接点部材1
2)を第1レリーズ、2段目スイツチS2のパター
ン(固定接点部材13)を第2レリーズの各信号
ラインとすると、上記動作で2段のレリーズのス
イツチ動作が行なわれたことになる。
[考案の効果] 以上述べたように本考案によれば、 部品点数が削減されるためコストが安価とな
る。
第1、第2のスイツチの閉成タイミングの順
序が正確に確保できる。
従来の導電ゴムを用いたスイツチに較べて大
きな電流を流すことができる。
可動接片の占有部を小嵩にできるため、スイ
ツチ全体をコンパクトに纏めることができる。
等の顕著な効果を発揮し、この種従来のスイツチ
における欠点を除去した二段スイツチを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図A,B,Cは、本考案の二段スイツチの
作動原理を説明するための斜視図、第2図は、本
考案の一実施例を示す二段スイツチの分解斜視
図、第3図は、上記第2図の二段スイツチの要部
断面図、第4図A,B,Cは、二段スイツチの動
作順序を示す電気回路である。 1,11……可動接片、1a,11a……第1
接点部、1b,11b……第2接点部、1c,1
1c……基端部、2,12……第1固定接点部
材、3,13……第2固定接点部材、4,14…
…押圧部、10……二段スイツチ、S1……1段目
スイツチ、S2……2段目スイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 略同一平面上にてコ字、U字、あるいはV字状
    に屈曲形成され、その一端が基端部として固定さ
    れると共に、屈曲部を挟んだ他端が自由端部とさ
    れた弾性を有する薄板状の可動接片と、 上記自由端部に設けられた第1可動接点と、 上記屈曲部もしくは、その近傍に設けられた第
    2可動接点と、 上記第1可動接点に対向する位置に設けられた
    第1固定接点と、 上記第2可動接点に対向する位置に設けられた
    第2固定接点と、 上記第1可動接点と第2可動接点との間の位置
    において、上記可動接片に、上記平面に対し略垂
    直な方向から押圧力を加える押圧手段と、 を具備しており、上記押圧手段による押圧の初期
    に、上記第1可動接点を移動させてこれを第1固
    定接点に接触させると共に、引き続く押圧によ
    り、該第1可動接点と第1固定接点との接触点を
    支点として、上記第2可動接点を移動させてこれ
    を第2固定接点に接触させるようにしたことを特
    徴とする二段スイツチ。
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JPS63146927U JPS63146927U (ja) 1988-09-28
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