JPH05261830A - 光学的造形法 - Google Patents

光学的造形法

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JPH05261830A
JPH05261830A JP6345692A JP6345692A JPH05261830A JP H05261830 A JPH05261830 A JP H05261830A JP 6345692 A JP6345692 A JP 6345692A JP 6345692 A JP6345692 A JP 6345692A JP H05261830 A JPH05261830 A JP H05261830A
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JP
Japan
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light
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hardened
energy
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Withdrawn
Application number
JP6345692A
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English (en)
Inventor
Yoshinao Hirano
義直 平野
Katsumi Sato
勝美 佐藤
Shigeru Nagamori
茂 永森
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd filed Critical Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 造形されるモデルの寸法精度を高める。 【構成】 側面又は底面に透光窓13を有する容器1
1、該透光窓13の容器11内側面に対して接離方向に
移動可能なベース21及び該透光窓13を通して容器1
1内へ光を照射する光照射装置を備えた光学的造形装置
を用い、該透光窓13を通して光を照射すると共に前記
ベース21を徐々に窓から離反方向へ移動させ、目的形
状体の一断面に相当する硬化層24を前記ベース21上
に積み重ねることにより目的形状体を造形する光学的造
形法において、最も最後に形成される最終硬化層24L
を形成する際に照射される光のエネルギー量をそれ以前
の硬化層24形成時に照射されるエネルギー量よりも大
きくする。 【効果】 反りが全く又は殆どない寸法精度のすぐれた
造形体を製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光硬化性樹脂に光を照射
して目的形状の硬化体を製造する光学的造形法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光硬化性樹脂に光束を照射して、該照射
部分を硬化させ、この硬化部分を水平方向に連続させる
と共に、さらにその上側又は下側に光硬化性樹脂を供給
して同様にして硬化させることにより上下方向にも硬化
体を連続させ、これを繰り返すことにより目的形状の硬
化体を製造する光学的造形法は特開昭60−24751
5号、62−35966号、62−101408号など
により公知である。光束を走査する代りにマスクを用い
る方法も公知である。
【0003】この光学的造形法の一例について第1、2
図を参照して説明する。
【0004】容器11内には光硬化性樹脂12が収容さ
れている。容器11の底面には、石英ガラス等の透光板
よりなる透光窓13が設けられており、該透光窓13に
向けて光束14を照射するように、レンズを内蔵した光
出射部15、光ファイバー16、光出射部15を水平面
内のX−Y方向(X,Yは直交する2方向)に移動させ
るX−Y移動装置17、光源20等よりなる光学系(照
射装置)が設けられている。
【0005】容器11内にはベース21が設置され、該
ベース21はエレベータ22により昇降可能とされてい
る。これら移動装置17、エレベータ22はコンピュー
タ23により制御される。
【0006】上記装置により硬化体を製造する場合、ま
ずベース21を透光窓13よりもわずか上方に位置さ
せ、光束14を目的形状物の水平断面に倣って走査させ
る。この走査はコンピュータ制御されたX−Y移動装置
により行なわれる。
【0007】目的形状物の一つの水平断面(この場合は
底面又は上面に相当する部分)のすべてに光を照射した
後、ベース21をわずかに上昇させ、硬化層24と透光
窓21との間に未硬化の光硬化性樹脂を流入させた後、
上記と同様の光照射を行なう。この手順を繰り返すこと
により、目的形状の硬化体が多層積層体として得られ
る。
【0008】目的形状体のすべての層を形成した後、硬
化物(多層積層体)30をベース21から取り外す。そ
して、必要に応じ、硬化体全体に対しランプ等で光を当
て、仕上げ処理(後硬化処理)を施して各硬化層24中
に残留する未硬化樹脂を硬化させる。これにより、十分
な強度を有した目的形状体を得ることができる。
【0009】第1、2図の装置では、透光窓13を容器
の底面に設け光を容器の下方から照射するようにしてい
るが、容器11の側面に透光窓を設け、該容器11の側
面から光を照射することもある。
【0010】第1、2図の装置では透光窓を通して光の
照射を行なっているが、容器11の上方から樹脂液面に
向って光を照射することもある。
【0011】第1、2図の装置では、X−Y移動装置1
7により光束14を走査しているが、光源からの光をミ
ラー(図示略)で反射させた後、レンズで収束させて光
硬化性樹脂に照射する光学系を採用することもある。こ
の場合はミラーを回転させることにより光束を走査す
る。
【0012】第1、2図の装置では光束14を走査する
ことにより硬化層24を創成しているが、例えば第3図
の如く目的形状物の断面に相当するスリット25を有し
たマスク26を用いても良い。符号27は平行光束を示
す。第3図のその他の符号は第1、2図と同一部材を示
している。
【0013】前記光硬化性樹脂としては、光照射により
硬化する種々の樹脂が用いられている。例えば、変性ポ
リウレタンメタクリレート、オリゴエステルアクリレー
ト、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート、感
光性ポリイミド、アミノアルキドなどである。
【0014】前記光としては、使用する光硬化性樹脂に
応じ、可視光、紫外光等種々の光が用いられる。該光と
して、レーザ光を採用することにより、エネルギーレベ
ルを高めて造形時間を短縮し、良好な集光性を利用して
造形精度を向上させ得る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このようにして得られ
た多層積層体は、造形直後にあっては未硬化樹脂を多少
なりとも含有している。そこで、前述の通り、未硬化樹
脂を硬化させるべく、多層積層体(以下、モデルという
ことがある。)30に対し外面から光を当てる後硬化処
理を行うことがある。
【0016】本発明者らが種々の試作を行なったとこ
ろ、多層状積層体よりなるモデル30が、後硬化処理に
より第4図の如く反り返ることが認められた。第4図の
dは上面の反り変形量を示している。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の光学的造形法
は、光硬化性樹脂を収容する容器、移動可能なベース及
び該容器内へ光を照射する光照射装置を備えた光学的造
形装置を用い、該容器内の光硬化性樹脂に光を照射する
と共に前記ベースを徐々に移動させ、目的形状体の一断
面に相当する硬化層を前記ベース上に積み重ねることに
より目的形状体を造形する光学的造形法において、最も
最後に形成される最終硬化層を形成する際に照射される
光のエネルギー量を、それ以前の硬化層形成時に照射さ
れる光のエネルギー量よりも大きくすることを特徴とす
るものである。
【0018】
【作用】モデルの後硬化処理による反りの原因について
種々検討を重ねたところ、最終硬化層又はその近傍層に
おける光の照射エネルギー量がそれ以前の層に比べ不足
しており、それ故に最終硬化層及びその近傍層中には、
それ以前の層に比べ未硬化樹脂が多く含まれていること
が分った。
【0019】即ち、ある層(第n層)を形成すべく光を
照射する場合、その光の一部は、第n層形成予定域の未
硬化樹脂液を透過し、既に形成されている第(n−1)
層や第(n−2)層… …にも吸収され、該第(n−
1)層、第(n−2)層…中の未硬化樹脂を硬化反応さ
せる。
【0020】ところが、最終硬化層やその近傍層へは、
それに後続する硬化層が全く又は殆どない。そのため、
最終硬化層やその近傍層への照射光の総量がそれ以前の
層に比べ少なくなり、その結果として最終硬化層やその
近傍層中には未硬化樹脂が比較的多く残留するのであ
る。
【0021】未硬化樹脂を多く含むと、それだけ後硬化
処理時の硬化収縮量が多くなるから、第4図の如く、最
終硬化層24L側が凹む反り現象が生じる。
【0022】本発明方法によると、最終硬化層を形成す
るときに、それ以前の層形成時よりも多量の光エネルギ
ー量を照射する。このため、最終硬化層又はその近傍層
中における未硬化樹脂量がそれ以前の硬化層と同等程度
になり、後硬化処理時の各硬化層の収縮が均等化され
る。この結果、モデルの反りが防止される。
【0023】
【実施例】
実施例1 第1、2図に示した装置を用い、光硬化性樹脂として変
性ポリウレタンメタクリレートを用い、波長325nm
のレーザ光を照射することによりモデルを形成した。こ
のモデルの各硬化層は、20mm×100mmの長方形
状であり、厚さは0.2mmである。
【0024】第5図の如く、この硬化層を25層積層す
ることにより、20mm×100mm×5mmの直方体
形状のモデルを作成した。
【0025】光束14の走査速度は各硬化層とも共通と
し、レーザ出力を変えることにより最終硬化層及びその
近傍層への照射エネルギー量をそれ以前よりも増大させ
た。各硬化層を形成するときのレーザ出力は次の通りで
ある。
【0026】第1層〜第24層 10mw 第25層(最終層) 12.5mw その後、モデルに対し紫外線ランプによって紫外線を当
て、後硬化処理を行った。この処理後のモデル上面の反
り変形量d(第4図参照)は0.1mmと僅小であっ
た。
【0027】比較例1 実施例1において、第1層〜最終層まですべて同一レー
ザ出力(10mw)でモデルを作成し、同様に後硬化処
理した。この処理後のモデルの反り変形量dは2mmと
大きなものであった。
【0028】なお、実施例1ではレーザ出力の調節によ
り照射エネルギー量を調節したが、走査速度を変化させ
る;走査ピッチを変化させる;あるいは同一硬化層を複
数回走査する(走査回数を変化させる);等の手法によ
っても硬化層形成時の照射エネルギー量を調節でき、同
様に優れた結果を得ることができた。
【0029】
【発明の効果】以上の通り、本発明の光学的造形法によ
ると、反りが全く又は殆どない寸法精度のすぐれた造形
体を製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光学的造形装置の構成図である。
【図2】光学的造形装置の構成図である。
【図3】光学的造形装置の構成図である。
【図4】モデルの変形説明図である。
【図5】モデルの積層構成図である。
【符号の説明】
12 光硬化性樹脂 13 透光窓 16 光ファイバー 20 光源 21 ベース 22 エレベータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光硬化性樹脂を収容する容器、移動可能
    なベース及び該容器内へ光を照射する光照射装置を備え
    た光学的造形装置を用い、該容器内の光硬化性樹脂に光
    を照射すると共に前記ベースを徐々に移動させ、目的形
    状体の一断面に相当する硬化層を前記ベース上に積み重
    ねることにより目的形状体を造形する光学的造形法にお
    いて、 最も最後に形成される最終硬化層を形成する際に照射さ
    れる光のエネルギー量を、それ以前の硬化層形成時に照
    射される光のエネルギー量よりも大きくすることを特徴
    とする光学的造形法。
JP6345692A 1992-03-19 1992-03-19 光学的造形法 Withdrawn JPH05261830A (ja)

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JP6345692A JPH05261830A (ja) 1992-03-19 1992-03-19 光学的造形法

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JP6345692A JPH05261830A (ja) 1992-03-19 1992-03-19 光学的造形法

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JPH05261830A true JPH05261830A (ja) 1993-10-12

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JP (1) JPH05261830A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004351907A (ja) * 2003-03-28 2004-12-16 Fuji Photo Film Co Ltd 三次元造形物の製造方法
JP2008201127A (ja) * 2007-01-17 2008-09-04 Three D Syst Inc 立体造形装置及び方法

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Effective date: 19990608