JPH0525982B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0525982B2
JPH0525982B2 JP62175418A JP17541887A JPH0525982B2 JP H0525982 B2 JPH0525982 B2 JP H0525982B2 JP 62175418 A JP62175418 A JP 62175418A JP 17541887 A JP17541887 A JP 17541887A JP H0525982 B2 JPH0525982 B2 JP H0525982B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vertical
members
frame member
wall panel
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62175418A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6417957A (en
Inventor
Tsuguo Yoneda
Koji Yamaguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National House Industrial Co Ltd
Original Assignee
National House Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National House Industrial Co Ltd filed Critical National House Industrial Co Ltd
Priority to JP62175418A priority Critical patent/JPS6417957A/ja
Publication of JPS6417957A publication Critical patent/JPS6417957A/ja
Publication of JPH0525982B2 publication Critical patent/JPH0525982B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、軸力を円滑に伝達できかつ曲げ剛さ
に優れるラチス梁に関する。
〔背景技術〕
壁、床、屋根等をパネル体を用いて形成する乾
式工法の建築物が多用されている。又このような
建築物は、通常80〜100cmの間で定まるモジユー
ルを基準ピツチとして各部の寸法が定められてい
る。
しかしながら、従来、このようなパネル体、例
えば家屋の外壁を形成する外壁パネルは、比較的
小巾、例えば1基準ピツチ巾ないしは2基準ピツ
チ巾のものが多用されれている。
他方、このような小巾の外壁パネルを用いて、
家屋の外壁を形成するには、従来、柱、梁等を用
いて骨組体を形成した上、この骨組体に外壁パネ
ルを組立てるか、又は骨組体に外壁パネルを組立
てるか、又は骨組前を用いることなく、接合金具
によつて直線、外壁パネルを組立てていた。
しかしながら、接合金具を用いるものは、従
来、第20図に、階上、階下の外壁パネルPA,
PBを接続する接合金具SAを例示するごとく、コ
字型の基体SBに上下2段に、外壁パネルPA,
PBを支持する翼片SC,SDを側出していた。そ
の結果、基体SBは、翼片SC,SD間において、
解放されており、階上、階下の外壁パネルPA,
PBはその間で連結されないこととなつていた。
翻つて、生産設備、運送のための道路等の整備
に伴い、施工能率を高めかつ品質を向上するべ
く、巾寸度を基準ピツチの3倍以上とした大型の
外壁パネルが使用されつつある。
しかし前記した接合金具SAは、小幅の外壁パ
ネルPA,PBでは使用しうるとはいえ、重量の大
な大型の外壁パネルの場合には、接合金具SAに
作用する力が過大となり、又外壁パネルPA,PB
には、屋根等からの軸力によつて大きな曲げ応力
が作用することとなるなど、このような大型のパ
ネルのときには使用しえないこととる。
さらに大型の外壁パネルを用いる場合におい
て、天井とその上方の床パネルとの間の寸法を、
騒音防止、天井裏換気等のために大とするべく外
壁パネル間の高さが大きくなる場合がある。この
ようなときには、前記問題点が増巾し、従来のも
のでは使用し難いこととなる。
他方、前記した骨組体を用いるものでは、外壁
パネルを支持する梁材は、従来、断面同形で連続
する重量形鋼材を用いており、従つてこのような
ものでは経済性に劣る他、前記のごとく、外壁パ
ネル間の間隙高さが大となるときには、さらに大
型の形鋼材を用いなければならず、経済性をさら
に低下する。
(発明の目的) 本発明は外壁パネルを支持できかつ外壁パネル
の縦枠材と略同一垂直線上に位置する竪材を上弦
材、下弦材間に架け渡すことによつて、外壁パネ
ルに作用する軸力を下方に円滑に伝達しうるとと
もに、ラチスを具えることによつて、曲げ剛性を
も向上しうるラチス梁の提供を目的としている。
〔発明の開示) 本発明は、上枠材2、下枠材3間に、該上枠材
2、下枠材3の両端を含んで複数本の縦枠材4,
5,9を架け渡した矩形の枠組Fを有する外壁パ
ネルPを支持するラチス梁であつて、前記下枠材
3と同長の下弦材13、および前記下枠材3と同
長かつ下枠材3が接して載置されるとともに下枠
材3を前記縦枠材4,5,9の位置でボルト止め
する上弦材12の間に前記外壁パネルPの縦枠材
4,5,9と略同一垂直線上の位置で、該上弦材
12、下弦材13を継ぐ竪材14,15を架け渡
すとともに、隣り合う竪材14,15間に、一端
が一方の竪材の上端に向きかつ他端が他方の竪材
の下端に向くラチチス16を設け、かつ両端の縦
枠材4,4を除く前記縦枠材5,9と略同一垂直
線上に位置する竪材15は、前記ボルト止めのた
めの間〓を隔てる2本の竪片51,51を用いた
ことを特徴とするラチス梁である。
以下、第1,2図に示すように、外壁パネルP
と、本発明に係るラチスRと、外壁パネルの接合
金具Sを用いて、布基礎B上に家屋の外壁体を形
成した場合を例にとり、本発明の一実例を図面に
基づき説明する。
なお第1図は外壁体の外観を示し、又第2図
は、外壁パネルPを、面材等が添設されない枠組
Fの状態で示している。
ラチス梁Rは、上弦材12、下弦材13間に、
外壁パネルPの縦枠材4,5,9と略同一垂直線
上の位置で竪材14…、15…を架け渡すととも
に、隣り合う堅材14,15間にラチス16…を
架設している。
前記外壁パネルPは、本例では、コーナ部C1
側に位置して階上の窓付きの壁部分を形成しかつ
枠組F1を有する外壁パネルP1と、ラチス梁R
を挟んでその下方に位置し開口部を有しない壁部
分を形成しかつ枠組F2を有する外壁パネルP2
と、他のコーナ部C2側に位置して開口部のない
壁部分を形成しかつ枠組F3を有する外壁パネル
P3と、その下方の窓付きの壁部分を形成しかつ
枠組F4を有する外壁パネルP4の4種類を含ん
でいる。なお外壁パネルは外壁パネルPと、又枠
組は枠組Fと総称する。
さらに前記外壁パネルの接合金具Sは、一直線
状にかつ階上、階下で隣り合う外壁パネルP…を
ラチスR,Rとともに一体に継ぐことにより大き
な面積の平面状の壁体を形成する中間の接合金具
S1と、コーナ部C1,C2において階上、階下
で夫々直角に配される外壁パネルPを一体にラチ
ス梁Rとともに結合する隅の接合金具S2を包含
している。又一直線状に階上で隣り合う外壁パネ
ルPの上方部は上中間の接合金具S3により、直
角に交わる階上の外壁パネルP2の上方部は上隅
の接合金具S4により接続されるとともに、一直
線状又は直角に階下で隣り合う外壁パネルPの下
方部は接合金具S5,S6によつて、夫々基礎B
に結合される。
第3,4図は、外壁パネルP1を、第5図は外
壁パネルP4を示しており、以下第3,4図の外
壁パネルP1について説明する。
外壁パネルP1は、上枠材2、下枠材3間に縦
枠材4,5を架け渡すとともに、向き合う縦枠材
4,5間に、各一対の上の斜材6,6と下の斜材
7,7とを架設した枠組F1を具え、又本実施例
では各外壁パネルPは基準ピツチMの4倍巾を有
する大型のパネル体として形成される。
前記上枠材2、下枠材3、縦枠材4,5、斜材
6,7は、いずれも、ウエブ21の両側縁にフラ
ンジ22,22を設けた断面同形の溝型鋼を用い
ており、又上枠材2、下枠材3は基準ピツチMの
約4倍長さを有するとともに、その溝を対向させ
上下に配される。又上枠材2、下枠材3間には、
その両端に、前記縦枠材4,4をその溝部を向き
合わせて架設されるとともに、縦枠材4から夫々
基準ピツチMを隔てる位置に、縦枠材5,5を溝
部を外向きに架け渡す。
なお各縦枠材5の下端には、第4図に例示する
ごとく、ネジ孔を中央に設ける端板24が直角に
かつ下端からはみ出させて溶着される。又縦枠材
5には、その上方に、ウエブ21を穿孔したまぐ
さ部材8取付け用の2つの孔部25,25を設け
ている。なお他の外壁パネルP2〜P4の縦枠材
5には、この孔部25は穿設されていない。
又前記上枠材2と下枠材3とには、両端と両端
から基準ピツチMを隔てる位置、即ち縦枠材4,
5と交わる各位置にネジ孔26…、27…を設け
る。なお上枠材2の全てのネジジ孔及び下枠材3
の縦枠材5が設けられない位置のネジ孔は、いず
れも、ウエブ21に、その内面に溶着されたナツ
トに通じる孔を設けることにより形成され、又下
枠材3の縦枠材5の位置では、前記端板24のネ
ジ孔に位置合わせした孔を設けることにより夫々
形成される。
さらに両端の縦枠材4にはその上下近傍に、
夫々ウエブ21内面に溶着される板材のネジ孔に
通じる孔を設けることにより、上方の1つのネジ
孔29と、下方の上下2つのネジ孔30,30と
を形成する。
さらに、端の縦枠材4と、該縦枠材4が向き合
う各縦枠材5と、該縦枠材4,5により挟まれる
上枠材2、下枠材3の各縦枠材間部分2A,2
A,3A,3Aとがなす矩形枠部分に前記斜材
6,6,7,7を架設することによつて、前記枠
組F1を形成している。
斜材6,7は、枠材2,3,4,5と断面同形
の溝形鋼を用いるとともに、斜材6,6は、各上
端を前記上枠材2の縦枠材間部分2Aの約中央で
間隙を有して並べて接続され、又下端は、前記向
き合う縦枠材4,5の約中間高さで該縦枠材4,
5に接続されることにより、斜材6,6はハ字状
に開脚する。又斜材7,7は、その上端を、前記
縦枠材4,5にかつ斜材6の下端から下方に間隙
を隔てた位置で接続され又下端は前記下枠材3の
縦枠材間部分3Aの略中央央に並べて嵌着される
ことによつて逆ハ字状を呈しており、その結果、
斜材6,7は協働して菱形状に上枠材2、下枠材
3、縦枠材4,5を補強し、外壁パネルPの面内
耐力を高めている。なお斜材6,7は、各縦枠材
4,5と同様に、各端部にフランジ22,22の
厚さの巾狭部を形成し、該巾狭部を対向する枠材
の溝部に嵌入した上、スポツト溶接等による溶着
によつて接合される。
又外壁パネルP1は、前記の如く窓を有する壁
部分形成用のパネル体であつて、前記縦枠材5,
5間において、基準ピツチMの2倍巾の前記窓を
形成しうる。さらにこの窓上方の上枠材2の中央
でも、第2図に例示するように、屋根枠RFの荷
重をうけうるべく、該上枠材2を、縦枠材5,5
間で補強するまぐさ部材8が、上枠材2の下面に
固定され、又、上枠材2の下面中央には、まぐさ
部材8を取付ける取付金具31が固定される。
取付金具31は、第4図に示すごとく、上枠材
2のフランジ22,22内面に溶着される側片下
面にフランジ22,22の下端と同高の水平片を
設けたコ字状をなし、又水平片にはその上面に溶
着したナツトに通じる孔からなるネジ孔32を設
けている。
前記まぐさ部材8は、前記ウエブ21と同幅の
上片33A、下片33Bの一側縁に両者をつなぐ
立片33Cを設けかつ他側縁に向き合う側に突出
する突片33D,33Dを設けたリツプ付き溝型
材からなる基体33の両端に、その溝部を閉止す
る端板35,35を設けている。又まぐさ部材8
は、前記立片33Cが上片33Aの2倍程度の広
幅であることによつて、上枠材2よりも大なる曲
げ剛性を有する。前記上片33Aにはその中央
に、前記ネジ孔32と位置合わせされる孔部32
Aを設けるとともに、端板35にも縦枠材5上方
の孔部25と位置合わせしうる孔部25A,25
Aを並設する。
従つてまぐさ部材8は、ネジ孔32、孔部32
A、孔部25,25Aを夫々通るボルトを用いて
結合されることにより、上枠材2の下面にまぐさ
部材8を固定でき、上枠材2を前記縦枠材5,5
間で補強することによつて曲げ剛さを高めてい
る。
さらに枠組F1には前記上枠材2、下枠材3を
斜材6,6,7,7の前記各間隙で垂直につなぐ
補強材36,36を架け渡す。又縦枠材5,5間
には、該縦枠材5,5をつなぐ上材37A、下材
37B及びその両端を縦枠材5の側面に接してつ
なぐ垂直材37Cとからなる窓サツシ取付用の矩
形枠37を取付ける。又前記上材37Aとまぐさ
部材8との間及び下材37Bと下枠材3との間に
夫々垂直な補助材37D…,37E…を一定ピツ
チで介在させる。前記補助材36、矩形枠37、
補助材37D,37Eには、前記枠組F1と同幅
の木質材を用いている。さらに、中央で向き合う
補助材37D,37D間にはガラリ枠39を取付
ける。
又枠組F1には、前記矩形枠37の開口部を残
して、2層の断熱材40,40を充填するととも
に、枠組F1の外面を覆い防湿シート40Aが貼
着される。
さらに前記縦枠材4,5の外面には、該縦枠材
4,5に取付き上下にのびる下地材41…を介し
て、外壁をなす面材42、内壁をなす面材43が
添設される。下地材41を介在させることによ
り、屋外側には、前記下地材41の厚さの上下に
のびる空隙G1が形成される。なお室内側では、
前記断熱材40は、面材43の内面まで下地材4
1をこえて充填されるとともに、室内側では、下
地材41,41間を結ぶ継ぎ材44を、上枠材
2、下枠材3に添設される。
このように、外壁パネルP1は、広い窓用の開
口部を有するときにも、まぐさ部材8によつて、
補強されることにより、例えば第2図に示す屋根
枠RF等による垂直、荷重を窓上方の上枠材2に
分坦させうる。さらに第19図に示す、上枠材
AA、縦枠材ABを、トラス状に継ぐ補強斜材AC
と、その下方で縦枠材AB間を連結する横材AD
とを用いて補強するものでは、開口部上方の上枠
材AAと横材ADとの間の高さAHが大となるのに
対して、まぐさ部材8は小高さh1であることに
より、窓上方の垂壁の高さを減じることができ
る。従つて、前記矩形枠37の寸法、取付け高さ
を自在に調節でき、部屋環境にあつた高さ、寸法
の窓の形成が容易となる。なお外壁パネルP1を
階下のパネルとしても用いることもでき、そのと
きまぐさ部材8が小高さh1であることにより、
出入口の開口部をも形成しうることとなる。
又第5図は、前記のように、外壁パネルP4を
示しており、上方の前記ラチス梁Rが荷重力を分
担できることにより、前記まぐさ部材8を用いる
ことなく、窓形成用の矩笠形枠37と上枠材2と
を直接補助材37Dによつて連結している。
なお、外壁パネルPは、第2図の外壁パネルP
2,P3のように、上枠材2、下枠材3間には、
縦枠材4.5に加えて中央にも縦枠材9を設ける
こともできる。又枠組F2,F3に、各縦枠材
4,5,9間に補強材36を設けている。
さらに枠組F2のように、中央の縦枠材9と内
の縦枠材5との間に斜材6,7を設けることもで
き、又枠組F3のように、一方の外の縦枠材4と
それに向き合う内の縦枠材5との間のみに設ける
こともできる。
階上、階下の外壁パネルP,Pの間には、前記
のように、本発明に係るラチス梁Rを介在させ
る。
ラチス梁Rは、第2図、第6,7図に示すごと
く、その上弦材12、下弦材13を前記外壁パネ
ルの下枠材3と同長としており、従つて基準ピツ
チMの4倍長さを有するとともに、上弦材12、
下弦材13間に、竪材14…,15…を架け渡
し、又隣り合う竪材14…,15…間にラチス1
6…を架設している。
又上弦材12、下弦材13、竪材14,15、
ラチス16は、いずれもウエブ21の両側縁にフ
ランジ22,23を具える、前記外壁パネルPの
枠材2,3…と断面同一の溝形鋼を用いて形成さ
れる。
上弦材12、下弦材13は、溝部を向き合わせ
て上下に配されるとともに、その両端部には、外
の竪材14,14を架け渡す。又竪材14,14
間には、該竪材14から各基準ピツチMを隔てる
位置に竪材15,15,15を架設することによ
つて、竪材14…,15…は、夫々外壁パネルP
の縦枠材4,5,9と略同一の垂直線上の位置に
配設されることとなる。
又竪材15…は、前記堅材14と断面同形の溝
形鋼からなりかつウエブ21,21をボルト取付
用の間隙を隔てて背中合わせとした2本の竪片5
1,51を具えるとともに、竪片51,51間中
央部を平板状の継ぎ片52を連結し、さらに上端
には、ウエブ21,21に溶着される側片上端を
上片により連結したコ字片53が取付けられる。
なおコ字片53の上辺には孔も設けている。
さらに前記ラチス16は、各隣り合う縦枠材1
4…,15…において、上端が一方の竪材14又
は15の上端に向かい、又下端は、他方の竪材1
4又は15の下端に向かつて夫々上枠材12、下
弦材13に、しかも該ラチス16が山形状に交互
に傾斜するように、順次傾斜方向を違えて取付け
られている。なお、竪材14,15、ラチス16
は、上下端の巾狭部を上枠材12、下枠材13の
溝部に嵌合させかつスポツト溶接等による溶着に
よつて接続している。
さらに、上弦材12、下弦材13には、そのウ
エブ21に、前記外壁パネルPの上枠材2、下枠
材3に設けるネジ孔26…,27…と位置合わせ
しうる孔部26A…,27A…を設ける。なお竪
材15の上下に位置する孔部26A,27Aに
は、その両側に小距離を隔てる孔部26B,27
Bを形成する。
さらに竪材14のウエブ21、即ちラチス梁R
の側面には、3つの孔部54…を設け、又フラン
ジ22,22の略中間高さにも3つの孔部55…
を上下に並設している。
このような外壁パネルP、ラチスRは、外壁パ
ネルの接合金具Sを用いて組立られ、家具の外壁
部分を形成できる。
なお外壁パネルPの前記下枠材3はラチス梁R
の上弦材12に接して該上弦材12上に載置され
るとともに、前記孔部27Aを通りかつ前記ネジ
孔27に螺着するボルトを用いて下枠材3を前記
縦枠材4,5の位置で上弦材12にボルト止めす
る。
又外壁パネルの接合金具Sは、前記したごと
く、中間の接合金具S1、隅の接合金具S2を含
むとともに、さらに上中間、上隅、下中間、下隅
の接合金具をS3〜S6を併用している。
中間の接合金具S1は、第8〜9図に示すごと
く、縦長の基片10の両側縁に支持片11,11
を夫々直角に設けたコ字状をなし、又本例では、
基片10には床梁Kを取付けうる。
前記支持片11は、ラチス梁Rの高さh2より
も長尺の矩形板であつて、又支持片11,11に
は、前記高さh2を隔てて該支持片11,11を
連結する継ぎ片11A,11Aを設けている。な
お、継ぎ片11Aには、電気コード等を通す孔1
1Bを設ける。従つて、支持片11は、ラチス梁
Rの側面、即ち竪材14のウエブ21に接するこ
とによつて該ラチス梁Rから上下に突出する突出
部61,62を形成する。又上の突出部61は、
前記ラチス梁Rの上面に配される階上の外壁パネ
ルPの側面下方部、即ち縦枠材4のウエブ21下
方部と当接し、又下の突出部62は、ラチス梁R
の下面に配する階下の外壁パネルPの側面上方
部、即ち前記縦枠材4のウエブ21上方部に接す
る。
さらに前記支持片11,11には、前記継ぎ片
11A,11Aをラチス梁Rの上下に合わせてラ
チス梁Rの側面と接した状態において、該竪材1
4の孔部54と位置合わせしうる孔部54A…を
設けている。又突出部61,62には、夫々外壁
パネルPの縦枠材4の上方部、下方部に設けたネ
ジ孔29,30と位置合わせしうる孔部29A,
30Aを穿設する。
従つて突出部61,62の孔部29A,30A
を通りネジ孔29,30にボルトを螺入し、又孔
部54A,54を通るボルトをナツト締めするこ
とによつて、階上、階下で各隣り合う外壁パネル
P,Pとラチス梁Rとは、該接合金具S1を介し
て一体にボルト止めされ、平面をなす壁体を形成
できる。
さらに前記基片10に形成した孔部63…によ
つて、前記床梁Kを固定する。
床梁Kは、第9図に示すごとく、前記基片10
よりもやや広巾の上片64A、下片64Bの中央
を立片64Cで連結した形鋼からなる基体の端
部に、前記孔部63と位置合わせしうる孔部を穿
設した端板64Dを直角に設けており、孔部63
を通るボルト、ナツトによつて、該床梁Kを、ラ
チス梁Rと直角に前記基片10に固定できる。な
お端板64Dには、立片64Cとの交わり部に、
ブレース(図示せず)取付け用の取付片65を設
けている。
なお前記ラチス梁Rの竪材14の孔部55によ
つて、ラチス梁Rの内面に沿いかつ前記床梁Kの
上片64Aと同高の水平片67を有する床受69
をボルト止めし、該水平片67によつて、床パネ
ルFPの端部を載置する。
前記接合金具S2は、第10,11図に詳示す
るごとく、基片10の一側縁に支持片11を設け
たアングル状をなし、又基片10も支持片11と
して機能することによつて、外壁パネルP、ラチ
ス梁Rを直角に接合できる。
さらにラチス梁Rの高さh2を隔てかつ電気コ
ード等を通る孔部11Bを有する継ぎ片11Aに
より、基片10、支持片11を継ぐ。
又基片10、支持片11は、前記接合金具S1
の支持片11と同長であり、従つて、基片10、
支持片11は、上の継ぎ片11A上方で上の突出
部61を、下の継ぎ片11A下方で下の突出部6
2を夫々形成できるとともに、同一の高さ位置に
夫々孔部29A,30A,50Aを同様に穿設し
ている。これによつて、コーナ部C1,C2にお
いて、ラチス梁Rを、その上下の外壁パネルP,
Pとともに一体にボルト止めできる。
なお第11図に示すごとく、ラチス梁Rの前記
材14の孔部55を利用して、ブレース取付け用
の取付片65と、水平片67を具える床受69と
がボルト止めされる。
又階上の外壁パネルの上端は、上中間、上隅の
接合金具S3,S4により接続される。
前記上中間の接合金具S3は、第12図に示す
ように、上片70の両側縁に、階上の外壁パネル
Pの側面上方部のネジ孔29を用いて該上方部を
結合する垂下片71,71を設けるとともに、該
垂下片71,71の一側縁を継ぐ継ぎ片72を設
けており、又上隅の接合金具S4は、第13図に
示すように、上片70の直角を挟む2辺に垂下片
71,71を設け、前記ネジ孔29によつて、外
壁パネルPの上方部を、直角にボルト結合しう
る。
又階下の外壁パネルPの下方部は、下中間、下
隅の接合金具S5,S6により基礎Bに結合す
る。
前記下中間の接合金具S5は、第14図に示す
ように、基礎Bにアンカーボルト止めされる底板
75に、外壁パネルP,Pの側面下方部のネジ孔
30により該下方部を結合する立上げ片76,7
6を平行に立設しかつ該立上げ片76の一側縁を
継ぎ片77により連結している。
さらに下隅の接合金具S6は、底板75に、直
角に交わりかつ外壁パネルP下方部のネジ孔30
により該パネルPを結合する立上げ片76,76
を立設している。
さらにこの組立てとともに、ラチス梁Rには、
第16図に示すごとく、その外面に、厚さが小で
ありかつ上弦材12、下弦材13の間を継ぐ覆板
90と、該覆板90との間に間隙G2を介在させ
る幕板91とが取付けられる。間隙G2は、外壁
パネルPの前記間隙G1と連通することによつ
て、階下から天井にいたる空気流路を形成でき
る。なおラチス梁Rの内面に、通気性を有する断
熱材94が配設されることにより、小屋裏通気を
行い、又空気流により結露を防ぐ。なお階下の外
壁パネルPの上端には天井板SPを設けるととも
に、ラチス梁Rの上方部には、前記床受69で支
持される前記床パネルFPが設けられている。
さらに前記中間の接合金具S1の接続部では、
第17図に示すように、外壁パネルP,P間の間
隙に断熱材95を充填する一方、その外面には、
適宜の下地材を介して、外壁パネルPの面材42
と面一なカバー板96が取付けられる。なお内面
にも、同様なカバー板97を設けている。
さらに隅の接合金具S2の部分でも、外壁パネ
ルP,Pの側面間の空隙に断熱材95を充填する
とともに、下地材を介して、外壁パネルの外の面
材42と面一なカバー板96を直角に配設し、外
壁のコーナ部C1,C2を形成している。
〔作用〕
このように、本発明のラチス梁Rは、外壁パネ
ルPの縦枠材4,5,9と略同一の垂直線上の位
置に夫々竪材14,15を設けかつ外壁パネルP
の下枠材3を前記縦枠材4,5,9の位置で直
接、ラチス梁Rの上弦材12にボルト止めしてい
るため、階上の外壁パネルPに作用する屋根部材
RF等からの軸力を、該外壁パネルPの縦枠材4,
5,9、竪材14,15をへて階下の外壁パネル
Pの縦枠材4,5,9から基礎Bに負担させるこ
とができ、力の伝達を円滑として家屋の強度を向
上する。
さらに、ラチス16…を竪材14,15間に
夫々架け渡しかつ竪材15は例えば堅材14と断
面同形の溝形鋼からなる2本の竪片51,51を
用いているため、曲げ剛性が大となることによつ
て、外壁パネルPが大型のパネル体であるときに
も、効率よく荷重を分散して担持でき、完屋の剛
性を高める。さらにラチス梁Rは容易に高さを大
とすることができるため、床パネルFP、天井SP
間の距離を増すこともでき、防振性、換気性を向
上することもできる。
又前記実施例のごとく、第11図に示すブレー
ス取付け用の取付片65によつてブレースを架け
渡すことによつて、さらに水平力の負担にも役立
たせうる。
しかもラチス梁Rの各部材12,13,14,
15,16は外壁パネルPの部材2,3,4,
5,6,7,9と同一断面の形鋼材を用いてお
り、従つて、外壁パネルP、ラチス梁Rは同一厚
さで連なる壁体を形成でき、凹凸を減じうるた
め、天井等の取付高さを自在に設定できる。
又竪材15として、ボルト挿入間水を隔てる2
本の竪片51,51を用いているため、外壁パネ
ルP等との接続が容易となる。
〔発明の効果〕
このように、本発明のラチス梁は、上弦材、下
弦材間に、外壁パネルの縦枠材と同位置に竪材を
架け渡しかつ竪材間にラチスを架設するとともに
外壁パネルの下枠材をラチス梁の上弦材に前記縦
枠材の位置で直接ボルト止めするため、外壁パネ
ルに作用する屋根等からの軸力は、外壁パネルの
縦枠材をへて該ラチス梁の竪材に円滑に伝達で
き、又階下の外壁パネルの縦枠材から基礎に伝え
ることも可能となり、無用な応力の発生を減じて
強固な家屋を形成しうる他、外壁パネル下端とラ
チス梁との取付強度を増大でき、施工品質を向上
しうる。さらにラチス梁は、その高さを自由に定
めうることにより、二階床、天井の高さの自由度
が増す他、二階床、天井間の距離を大としたとき
には、防振、防音効果、天井裏の換気性を高める
こともできる。
さらにラチス梁は、ラチスと2本の竪片を用い
た竪材とを具えるため、例えば前記竪片を両端の
竪材と断面同形の溝形鋼から形成することによ
り、一連の強固な梁体として機能し、又曲げ剛性
が大なることによつて階上の外壁パネルからの荷
重を分散させて担持しうるとともに、前記2本の
竪片はボトル止めのための間隙を隔てるため、外
壁パネルとの接続を便宜とする。
又従来の断面同形で連続する形鋼材を用いる場
合に比して、重量を減じ、家屋のコストの低減に
も役立つ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のラチス梁が使用される家屋を
例示する斜視図、第2図は第1図の家屋を形成す
る外壁パネルの枠組、本発明に係るラチス梁、外
壁パネルの接合金具の組立て状態を例示する斜視
図、第3図は外壁パネルの一実施例を示す斜視
図、第4図はまぐさ部材の部分を示す分解斜視
図、第5図は第1図に示した外壁パネルの他の例
を示す斜視図、第6図は本発明の一実施例を示す
斜視図、第7図はその部分拡大斜視図、第8図は
中間の接合金具を例示する斜視図、第9図はその
取付け状態を示す斜視図、第10図は隅の接合金
具を例示する斜視図、第11図はその取付状態を
示す斜視図、第12〜15図は第2図で用いる他
の接合金具を示す斜視図、第16図は外壁パネル
とラチス梁の組立て状態を示す断面図、第17図
は中間の接合金具の位置での外壁パネルの接続状
態を示す断面図、第18図は隅の接合金具の位置
での外壁パネルの断面状態を示す断面図、第19
図は従来パネルを略示する線図、第20図は従来
構造を示す線図である。 2…上枠材、3…下枠材、4,5,9…縦枠
材、6,7…斜材、8…まぐさ部材、10…基
片、11…支持片、12…上弦材、13…下弦
材、14,15…竪材、16…ラチス、B…基
礎、F,F1,F2,F3,F4…枠組、P,P
1,P2,P3,P4…外壁パネル、R…ラチス
梁、S…外壁パネルの接合金具、S1…中間の接
合金具、S2…隅の接合金具。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 上枠材、下枠材間に、該上枠材、下枠材の両
    端を含んで複数本の縦枠材を架け渡した矩形の枠
    組を有する外壁パネルを支持するラチス梁であつ
    て、前記下枠材と同長の下弦材、および前記下枠
    材と同長かつ下枠材が接して載置されるとともに
    下枠材を前記縦枠材の位置でボルト止めする上弦
    材の間に前記外壁パネルの縦枠材と略同一垂直直
    線上の位置で、該上弦材、下弦材を継ぐ竪材を架
    け渡すとともに、隣り合う竪材間に、一端が一方
    の竪材の上端に向きかつ他端が他方の竪材の下端
    に向くラチスを設け、かつ両端の縦枠材を除く前
    記縦枠材と略同一垂直線上に位置する竪材は、前
    記ボルト止めのための間〓を隔てる2本の竪片を
    用いたことを特徴とするラチス梁。
JP62175418A 1987-07-14 1987-07-14 Latticed girder Granted JPS6417957A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62175418A JPS6417957A (en) 1987-07-14 1987-07-14 Latticed girder

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62175418A JPS6417957A (en) 1987-07-14 1987-07-14 Latticed girder

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30654492A Division JPH07100951B2 (ja) 1992-10-19 1992-10-19 壁構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6417957A JPS6417957A (en) 1989-01-20
JPH0525982B2 true JPH0525982B2 (ja) 1993-04-14

Family

ID=15995752

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62175418A Granted JPS6417957A (en) 1987-07-14 1987-07-14 Latticed girder

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6417957A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10280586A (ja) * 1997-03-31 1998-10-20 Natl House Ind Co Ltd 壁パネルセット

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH083216B2 (ja) * 1989-08-11 1996-01-17 ナショナル住宅産業株式会社 パネルと梁との継ぎ構造
JP5285801B2 (ja) * 2012-01-11 2013-09-11 貴宣 藤田 間口用防災枠体及びこの間口用防災枠体と併設する防災用ドア
JP7269836B2 (ja) * 2019-08-29 2023-05-09 株式会社竹中工務店 建物

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5845376U (ja) * 1981-09-18 1983-03-26 日本スピンドル製造株式会社 精紡機の糸切自動吸引装置用ソケツト
JPS59199950A (ja) * 1983-04-26 1984-11-13 ナショナル住宅産業株式会社 ラチス梁

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5845376U (ja) * 1981-09-18 1983-03-26 日本スピンドル製造株式会社 精紡機の糸切自動吸引装置用ソケツト
JPS59199950A (ja) * 1983-04-26 1984-11-13 ナショナル住宅産業株式会社 ラチス梁

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10280586A (ja) * 1997-03-31 1998-10-20 Natl House Ind Co Ltd 壁パネルセット

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6417957A (en) 1989-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5657606A (en) Building system
US20060016139A1 (en) Wall and floor construction arrangements and methods
JP2013514476A (ja) 建築用パネル化構造システム
US4124964A (en) Buildings
US4067159A (en) Building cluster of a plurality of building units
JPH0525982B2 (ja)
JPH0633055Y2 (ja) 外壁パネルの接合構造
JP3559543B2 (ja) スチールハウス製低層建物の枠組構造
JPH0577819B2 (ja)
US3466828A (en) Modular wall construction
JP3930084B2 (ja) 屋根ユニット
JP2008223358A (ja) 建物の施工方法
JPH0587615B2 (ja)
JPS6217527Y2 (ja)
JPH05239860A (ja) 壁構造
JP3448397B2 (ja) ユニット建物
JP3696932B2 (ja) 天井付き屋根ユニット
WO2022029990A1 (ja) 建築物
JP2999102B2 (ja) 耐火構造の建物ユニット
JP2001107502A (ja) ユニット式建物の小屋裏構造
JP2023073490A (ja) 建物
JP3241125B2 (ja) 天井付き部屋ユニット
JP2892987B2 (ja) バルコニーの構造
JP3902847B2 (ja) バルコニー付きユニット建物
JP3526333B2 (ja) ロング土台使用建物骨組構造