JPH05259707A - 誘電体共振器およびその製造方法 - Google Patents

誘電体共振器およびその製造方法

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JPH05259707A
JPH05259707A JP4057894A JP5789492A JPH05259707A JP H05259707 A JPH05259707 A JP H05259707A JP 4057894 A JP4057894 A JP 4057894A JP 5789492 A JP5789492 A JP 5789492A JP H05259707 A JPH05259707 A JP H05259707A
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JP
Japan
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dielectric
coupling
resonator
coupling electrode
dielectric substrate
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Yukihiro Kitaichi
幸裕 北市
Yasuo Yamada
康雄 山田
Hisashi Mori
久志 毛利
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】共振器間結合用の特別な部品を付加することな
く、有極化された誘電体共振器を得る。 【構成】誘電体基板2,3の接合面に溝を形成するとと
もに、その内面に内導体16〜19を設け、他のもう一
つの誘電体基板4に結合電極E13,E14を形成す
る。これら3つの誘電体基板2,3,4を接合すること
によって、結合電極E13は内導体16,17間を容量
結合し、結合電極E14は内導体18,19間を容量結
合する。 【効果】アース電極(外導体)12は誘電体基板4の裏
面側のほぼ全面に形成することができ、共振器のQoの
低下および電磁界リークを防止することができる。これ
により挿入損失が低く、有極化された一体型帯域通過フ
ィルタを容易に得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、誘電体基板または誘
電体ブロックにアース電極と共振電極を形成してなる誘
電体共振器およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】誘電体ブロックの内部に共振電極(内導
体)を形成し、誘電体ブロックの外面にアース電極(外
導体)を形成した誘電体共振器や、誘電体基板の表面に
共振電極(ストリップライン)を形成し、対向面にアー
ス電極を形成した誘電体共振器が、たとえばマイクロ波
帯におけるフィルタなどとして用いられている。
【0003】たとえば複数の誘電体共振器を用いるディ
スクリートタイプの誘電体フィルタでは、複数の誘電体
共振器とともに、共振器間の結合などを行うためのコイ
ル、コンデンサおよびこれらを搭載する基板などをケー
ス内に収めて構成している。
【0004】また、このような構造の誘電体フィルタで
は、要求される仕様に合わせて多種多様の誘電体共振
器、コイルおよびコンデンサを用いている。また、一体
型の誘電体フィルタでは、当初より一体である、または
組立により一体化される誘電体ブロックや誘電体基板に
複数の共振器が構成され、多段の誘電体フィルタ等とし
て用いられている。
【0005】たとえば、マイクロ波帯における送受信共
用器には送信フィルタと受信フィルタが設けられ、受信
フィルタとしては、受信帯域の減衰量が小さくかつ送信
帯域の減衰量が充分大きな特性が要求される。一般に通
過帯域幅より離れた帯域で所定の減衰量を得る帯域通過
フィルタを設計する上で有効な方法として、減衰域に極
をもたせること(以下有極化という。)が有効である。
しかし、1段以上の共振器をとばして、その前後の共振
器同士を直接電磁界結合させるためには、従来構造の誘
電体フィルタでは、共振電極形成孔に結合用の端子を外
部から挿入し、所定の段の共振器間を結合させなければ
ならず、そのための特別な部品を必要とし、たとえば基
板上に表面実装するタイプの誘電体フィルタには適さな
かった。
【0006】そこで、本願出願人が特願平3−3033
66号にて出願したように、図21および図22に示す
ような表面実装タイプの誘電体共振器が考えられる。
【0007】図21は誘電体共振器の斜視図、図22は
誘電体共振器の上面図である。図21において2,3は
それぞれ誘電体基板である。誘電体基板2の第1主面
(誘電体基板3に対向する面)と誘電体基板3の第1主
面(誘電体基板2に対向する面)にはそれぞれ断面半円
形状の溝5,6,7,8,9を設け、その内面にそれぞ
れ内導体を形成している。また、誘電体基板3の二側面
から第2主面(図における底面)にかけて信号入出力電
極(15など)を形成している。誘電体基板2の第2主
面(図における上面)の所定領域には結合電極E10を
形成している。前記信号入出力電極(15など)と結合
電極E10の形成領域を除いて誘電体基板2,3の外表
面には外導体12を形成している。図22に示すよう
に、結合電極E10は内導体形成孔6,8内の内導体1
7,19の開放端付近とそれぞれ容量結合する。このよ
うな構成によって、5段の帯域通過フィルタのうち第2
段と第4段間が容量結合し、通過帯域幅の低域に減衰極
が生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図21および図22に
示した誘電体共振器は、特別な部品を付加することなく
有極化することができ、しかも他の表面実装タイプの電
子部品とともに回路基板上に表面実装することができる
という大きな作用効果を奏する。ところが、図21およ
び図22に示したような従来の誘電体フィルタでは、外
導体12を流れる電流が、結合電極E10の形成領域で
遮られるため、共振器のQo値が低下し、フィルタとし
ての挿入損失特性が劣化するおそれがあった。また、結
合電極形成領域が外導体の開口部となるため、若干の電
磁界リークが生じ、誘電体フィルタに近接する金属体に
よる影響が問題となるおそれがあった。
【0009】この発明の目的は、特別な部品を付加する
ことなく有極化を可能とした誘電体共振器を提供するこ
とにある。
【0010】この発明の他の目的は、共振器のQo値を
低下させることなく、挿入損失特性の優れた有極化誘電
体フィルタに適する誘電体共振器を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る誘電体共振器は、複数の共振電極を配列し、これらの
共振電極とアース電極間に誘電体を介在させた誘電体共
振器において、複数の共振電極と容量結合する結合電極
層を前記誘電体内に設けてなる。
【0012】請求項2に係る誘電体共振器の製造方法
は、複数の共振電極膜を形成した誘電体基板と結合電極
膜を形成した誘電体基板を含む複数の基板を接合して、
誘電体内部に結合電極層を有する誘電体共振器を製造す
る。
【0013】請求項3に係る誘電体共振器の製造方法
は、複数の共振電極膜とそれらの共振電極膜に対向して
結合電極膜を形成した誘電体基板と他の誘電体基板を含
む複数の基板を接合して、誘電体内部に結合電極層を有
する誘電体共振器を製造する。
【0014】請求項4に係る誘電体共振器の製造方法
は、内部に複数の共振電極膜を形成した誘電体ユニット
を構成し、結合電極膜を形成した誘電体基板を前記誘電
体ユニットに接合して、誘電体内部に結合電極層を有す
る誘電体共振器を製造する。
【0015】
【作用】請求項1記載の誘電体共振器では、複数の共振
電極とアース電極が誘電体を介して形成されているとと
もに、誘電体内に結合電極層が設けられている。この結
合電極層は複数の共振電極と容量結合する。たとえば3
段以上の帯域通過フィルタにおいて、第1段と第2段の
共振電極間を結合電極層を介して容量結合させることに
よって、通過帯域の高域側に減衰極が形成される。ま
た、たとえば5段の帯域通過フィルタにおいて、第2段
と第4段の共振電極間を結合電極層を介して容量結合さ
せれば、通過帯域の低域側に減衰極が形成される。
【0016】しかも、付加電極層は誘電体内に設けら
れ、アース電極形成領域内に結合電極を設ける必要がな
いため、アース電極を流れる電流は妨げられず、Qo値
の低下がなく、挿入損失の少ない誘電体フィルタとして
用いることができる。
【0017】請求項2記載の誘電体共振器の製造方法で
は、複数の共振電極膜が形成された誘電体基板と、結合
電極膜が形成された誘電体基板とを含む複数の基板が接
合されることによって、誘電体内部に結合電極層を有す
る誘電体共振器が製造される。したがって誘電体内部に
設けるべき結合電極層はあらかじめ誘電体基板表面に形
成すればよい。
【0018】請求項3記載の誘電体共振器の製造方法で
は、ある1つの誘電体基板に複数の共振電極膜とこれら
の共振電極膜に対向する結合電極膜が形成され、この基
板に他の基板が接合される。
【0019】請求項4記載の誘電体共振器の製造方法で
は、内部に複数の共振電極膜を形成した誘電体ユニット
に対し、結合電極膜を形成した誘電体基板が接合され
る。この場合には、誘電体ユニットが複数の誘電体共振
器を構成し、結合電極膜を有する誘電体基板の接合によ
って、それら複数の誘電体共振器に対し結合電極が付加
されることになる。
【0020】
【実施例】〈第1の実施例〉この発明の第1の実施例に
係る誘電体フィルタの構成を図1〜図4に示す。
【0021】図1はフィルタの組み立て前の分解斜視
図、第2図は組み立て後の斜視図である。図1において
2,3,4はそれぞれ誘電体基板である。誘電体基板2
および3は、両者の接合面にそれぞれ断面半円形の溝を
形成するとともに、その内面に内導体16,17,1
8,19を形成している。各内導体には各溝の一方の端
部付近において開放部を形成することにより先端容量を
設けて、共振器間をコムライン結合させる。誘電体基板
2,4の接合面を除く誘電体基板3の四側面には信号入
出力電極の引出部付近を除いて外導体12を形成してい
る。誘電体基板2の誘電体基板3に対向する面を除く五
面には外導体12を全面に形成している。一方、誘電体
基板4には、誘電体基板3の接合面に結合電極E13,
E14を形成し、これらの結合電極を誘電体基板4の側
面を介して裏面側の一部にまで延出形成している。この
誘電体基板4の側面から裏面の一部にまで延出した電極
(15など)は信号入出力電極として用いる。この信号
入出力電極形成領域を除いて誘電体基板4の四側面およ
び底面に外導体12を形成している。図1に示した3枚
の誘電体基板2,3,4を積層することによって図2に
示すような誘電体フィルタが得られる。なお、図2にお
いて5〜8は溝により形成された内導体形成孔である。
【0022】図3は第1の実施例に係る誘電体フィルタ
の等価回路図である。図3においてRa,Rb,Rc,
Rdは図1に示した内導体16,17,18,19によ
る共振器である。Ca,Cbは共振器Ra,Rbと信号
入出力端子14間に形成される容量、Cc,Cdは共振
器Rc,Rdと信号入出力端子15間に形成される容量
である。図4は第1の実施例に係るフィルタの特性図で
ある。図3に示した容量Cb,Ccによって、図4に示
すように、通過帯域の高域側に減衰極Pが生じる。
【0023】〈第2の実施例〉第2の実施例に係る誘電
体フィルタの構成を図5〜図8に示す。
【0024】図5は誘電体フィルタの組み立て前の分解
斜視図、図6は組み立て後の斜視図である。図5におい
て2,3,4はそれぞれ誘電体基板である。誘電体基板
2には、誘電体基板3に対向する面を除く五面に外導体
12を形成している。誘電体基板3および4には、両者
の接合面にそれぞれ断面半円形の溝を形成するととも
に、その内面に内導体16,17,18,19,20を
形成している。各内導体には各溝の一方の端部付近にお
いて開放部を形成することにより先端容量を設けて、共
振器間をコムライン結合させる。誘電体基板3には、そ
の四側面に外導体12を形成し、誘電体基板2に対向す
る面に結合電極E10を形成している。結合電極E10
のうちE11,E12で示す部分は誘電体基板3の図に
おける裏面側に形成した内導体17,19にそれぞれ容
量結合する位置に形成している。誘電体基板4には、信
号入出力電極(15など)の形成領域を除いて、その四
側面および図における底面に外導体12を形成してい
る。図5に示した3つの誘電体基板2,3,4を積層す
ることによって、図6に示すように、誘電体内部に内導
体形成孔5〜9とともに結合電極層を備えた誘電体フィ
ルタが得られる。
【0025】図7は第2の実施例に係る誘電体フィルタ
の等価回路図、図8はその特性図である。図7において
Ra〜Reは図5に示した内導体16〜20による共振
器、Ca,Ceは図5に示した内導体16,20と信号
入出力電極間に生じる容量、Cb,Cdは図5に示した
内導体17,19と結合電極E11,E12間に生じる
容量である。このように5段のうち第2段と第4段間を
容量結合したため、図8に示すように低域側に減衰極P
を持つ帯域通過フィルタ特性が得られる。
【0026】〈第3の実施例〉図9は第3の実施例に係
る誘電体フィルタの組み立て前の斜視図、図10は組み
立て後の斜視図である。図9において2,3,4はそれ
ぞれ誘電体基板であり、これらを接合して図10に示す
ように一体化した状態で、内導体形成孔5〜8が形成さ
れるように、誘電体基板3と4の接合面および誘電体基
板2と誘電体基板4との接合面にそれぞれ溝を形成し、
その内面に内導体16〜19をそれぞれ形成している。
また、誘電体基板2と誘電体基板3との接合面には結合
電極E13,E14を設け、それぞれ誘電体基板3の図
における上面へ信号入出力電極14,15として引き出
している。このように構成したため、結合電極E13は
内導体16,17と容量結合し、結合電極E14は内導
体18,19と容量結合する。これにより高域側に減衰
極を有する誘電体フィルタが得られる。
【0027】次に、複数の内導体形成孔を形成した誘電
体ブロックを用いた誘電体フィルタを第4〜第7の実施
例として次に示す。
【0028】〈第4の実施例〉図11は第4の実施例に
係る誘電体フィルタの分解斜視図、図12はその組み立
て後の斜視図である。図11において1は誘電体ブロッ
ク、4は誘電体基板である。誘電体ブロック1には内導
体形成孔5〜9を設けるとともに、誘電体基板4の接合
面を除く五面のほぼ全面に外導体12を形成している。
誘電体基板4には、誘電体ブロック1との接合面にE1
0で示す結合電極を形成している。結合電極E10のう
ちE11,E12で示す部分は内導体形成孔6,8内の
内導体とそれぞれ容量結合する。また誘電体基板4に
は、誘電体ブロック1との接合状態で内導体形成孔5,
9内の内導体とそれぞれ容量結合する電極14′,1
5′を設け、これらの電極を側面を介して反対面側(図
における底面)側に信号入出力電極として引き出してい
る。この誘電体ブロック1と誘電体基板4を接合するこ
とによって、図12に示す誘電体フィルタを得る。この
場合、5段のうち第2段と第4段を容量結合したため、
低域側に減衰極を有する帯域通過フィルタとして作用す
る。
【0029】〈第5の実施例〉図13は第5の実施例に
係る誘電体フィルタの組み立て前の分解斜視図、図14
は組み立て後の斜視図である。図13において1は誘電
体ブロック、4は誘電体基板である。図11および図1
2に示した第4の実施例と異なる点は、結合電極E10
を誘電体ブロック1側に設けたことである。この場合
も、誘電体ブロック1と誘電体基板4を接合した状態
で、結合電極E10は内導体形成孔6,8内の内導体間
を容量結合する。
【0030】〈第6の実施例〉図15は第6の実施例に
係る誘電体フィルタの組み立て前の分解斜視図、図16
は組み立て後の斜視図である。
【0031】図15において1は誘電体ブロック、4は
誘電体基板である。誘電体ブロック1には内導体形成孔
5〜8を設けている。誘電体基板4には、誘電体ブロッ
ク1との接合面に結合電極E13,E14を形成してい
る。結合電極E13は誘電体ブロック1との接合状態で
内導体形成孔5,6内の内導体間を容量結合し、E14
は内導体形成孔7,8内の内導体間を容量結合する。こ
の誘電体ブロック1と誘電体基板4を接合することによ
って図16のような誘電体フィルタを得る。このように
4段のうち第1段−第2段間および第3段−第4段間を
容量結合したため、高域に極を有する帯域通過フィルタ
が得られる。
【0032】〈第7の実施例〉図17は第7の実施例に
係る誘電体フィルタの組み立て前の分解斜視図、図18
は組み立て後の斜視図である。
【0033】図17において1は誘電体ブロック、4は
誘電体基板である。図15および図16に示した第6の
実施例と異なる点は、誘電体基板4を誘電体ブロック1
に対し軸方向に接合するようにしたことである。したが
って図17に示すように誘電体ブロック1の開放面側に
結合電極E13,E14を形成している。この誘電体ブ
ロック1に誘電体基板4を接合することによって図18
に示す誘電体フィルタを得る。
【0034】〈第8の実施例〉図19は第8の実施例に
係る誘電体フィルタの分解斜視図である。図19におい
て2,3はそれぞれ誘電体基板である。誘電体基板2に
は、誘電体基板3との接合面を除く五面にアース電極1
2を形成している。誘電体基板3には、誘電体基板2と
の接合面に5つの共振電極16〜20とともに結合電極
E10を形成している。また、誘電体基板3の四側面お
よび図における底面にはアース電極12を形成してい
る。結合電極E10のうちE11,E12で示す部分は
共振電極17,19の開放端付近と容量結合する。図1
9に示した誘電体基板2,3を接合することによって低
域側に減衰極を有する誘電体フィルタが得られる。
【0035】〈第9の実施例〉図20は第9の実施例に
係る誘電体フィルタの分解斜視図である。図20におい
て2,3はそれぞれ誘電体基板である。誘電体基板2,
3の接合面にはそれぞれ断面半円形の溝を形成し、その
内面に16〜20で示す内導体を形成している。誘電体
基板2には、その四側面と図における上面に外導体12
を形成している。誘電体基板3には、その四側面と図に
おける底面に外導体12を形成している。また誘電体基
板3には、誘電体基板2との接合面および溝内にE10
で示す結合電極を形成している。この結合電極E10の
うちE11,E12で示す部分は内導体17,19の開
放端付近と容量結合し、5段のうち第2段と第4段が容
量結合する。誘電体基板2と3を接合することによっ
て、低域側に減衰極を有する誘電体フィルタが得られ
る。
【0036】
【発明の効果】この発明の誘電体共振器およびその製造
方法によれば、部品点数の大幅な削減により、有極化さ
れた小型の誘電体共振器を安価に製造することができ
る。しかも、アース電極の一部に結合電極形成領域を設
けないため、共振器のQoの低下がなく、挿入損失の少
ない帯域通過フィルタを得ることができる。また、誘電
体内に形成すべき結合電極層の設計によって、異なった
フィルタ特性を付与することができるため、共振器部分
をユニット化(標準化)して、結合電極層との組合せに
よって仕様の異なる任意の特性を有する誘電体フィルタ
を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に係る誘電体フィルタの分解斜視
図である。
【図2】第1の実施例に係る誘電体フィルタの斜視図で
ある。
【図3】第1の実施例に係る誘電体フィルタの等価回路
図である。
【図4】第1の実施例に係る誘電体フィルタの特性図で
ある。
【図5】第2の実施例に係る誘電体フィルタの分解斜視
図である。
【図6】第2の実施例に係る誘電体フィルタの斜視図で
ある。
【図7】第2の実施例に係る誘電体フィルタの等価回路
図である。
【図8】第2の実施例に係る誘電体フィルタの特性図で
ある。
【図9】第3の実施例に係る誘電体フィルタの分解斜視
図である。
【図10】第3の実施例に係る誘電体フィルタの斜視図
である。
【図11】第4の実施例に係る誘電体フィルタの分解斜
視図である。
【図12】第4の実施例に係る誘電体フィルタの斜視図
である。
【図13】第5の実施例に係る誘電体フィルタの分解斜
視図である。
【図14】第5の実施例に係る誘電体フィルタの斜視図
である。
【図15】第6の実施例に係る誘電体フィルタの分解斜
視図である。
【図16】第6の実施例に係る誘電体フィルタの斜視図
である。
【図17】第7の実施例に係る誘電体フィルタの分解斜
視図である。
【図18】第7の実施例に係る誘電体フィルタの斜視図
である。
【図19】第8の実施例に係る誘電体フィルタの分解斜
視図である。
【図20】第9の実施例に係る誘電体フィルタの分解斜
視図である。
【図21】従来の誘電体共振器の斜視図である。
【図22】図21に示す誘電体共振器の上面図である。
【符号の説明】
1−誘電体ブロック 2,3,4−誘電体基板 5〜9−内導体形成孔 12−アース電極(外導体) 14,15−信号入出力電極 16〜20−共振電極(内導体) E10,E13,E14−結合電極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の共振電極を配列し、これらの共振電
    極とアース電極間に誘電体を介在させた誘電体共振器に
    おいて、 複数の共振電極と容量結合する結合電極層を前記誘電体
    内に設けてなる誘電体共振器。
  2. 【請求項2】複数の共振電極膜を形成した誘電体基板と
    結合電極膜を形成した誘電体基板を含む複数の基板を接
    合して、誘電体内部に結合電極層を有する誘電体共振器
    を製造する誘電体共振器の製造方法。
  3. 【請求項3】複数の共振電極膜とそれらの共振電極膜に
    対向して結合電極膜を形成した誘電体基板と他の誘電体
    基板を含む複数の基板を接合して、誘電体内部に結合電
    極層を有する誘電体共振器を製造する誘電体共振器の製
    造方法。
  4. 【請求項4】内部に複数の共振電極膜を形成した誘電体
    ユニットを構成し、結合電極膜を形成した誘電体基板を
    前記誘電体ユニットに接合して、誘電体内部に結合電極
    層を有する誘電体共振器を製造する誘電体共振器の製造
    方法。
JP4057894A 1992-01-23 1992-03-16 誘電体共振器およびその製造方法 Pending JPH05259707A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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