JPH05258422A - トレイ方式カセット装填機構の扉開閉装置 - Google Patents

トレイ方式カセット装填機構の扉開閉装置

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JPH05258422A
JPH05258422A JP3075211A JP7521191A JPH05258422A JP H05258422 A JPH05258422 A JP H05258422A JP 3075211 A JP3075211 A JP 3075211A JP 7521191 A JP7521191 A JP 7521191A JP H05258422 A JPH05258422 A JP H05258422A
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tray device
cassette
door
tray
opening
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Application number
JP3075211A
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English (en)
Inventor
Minoru Ubusawa
稔 生澤
Masayuki Hirano
正行 平野
Yuzo Tsuchiya
雄三 土屋
Masaru Kosakabe
賢 小酒部
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】トレイ装置自体の動力源を、扉開閉動力源とは
無関係にしてそれぞれの動力を十分に得る。 【構成】トレイ装置100は、カセット200、300
を配置できる底板を有する。筐体10は、トレイ装置を
前面開口12側から奥側に向かった水平な前後方向へ挿
脱自在に案内する水平案内手段を有し、内部には、トレ
イ装置から前記底板と共に下降されるカセットのリール
ハブ及びテープを駆動するカセット駆動部を備える。第
1の駆動源21は、トレイ装置を前記前後方向へ移動さ
せるために設けられている。扉13は、筐体の前記前面
開口の縁に回動支点を有して設けられている。扉開閉制
御機構43、1100、1120、1200は、トレイ
装置が筐体内部から前記前面開口を通して導出されるの
に同期して、第1の駆動源21とは別の第2の駆動源5
1からの動力で扉13を開く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばビデオテープ
レコーダ(以下VTRと記す)やデジタルオーディオテ
ープレコーダ(DAT)に使用されるカセットを搭載し
て機器内部に搬送したり機器内部から送り出したりする
システムに係わり、特にそのトレイ機構のための扉開閉
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビ放送番組として、長時間も
のが多くなっている。また衛星放送の開始により放送時
間帯も深夜に及ぶ番組ものが増加しつつある。そこで、
VTRの録画態勢も留守中の録画、長時間録画が可能な
ように移行しつつある。
【0003】しかしながら、現在のVTRでは、テープ
カセットを1巻だけ装填して、これに長時間録画、ある
いは留守録画を行う構造であるために、録画容量には限
度がある。また、カセットの大きさにも規格があるため
に大容量のカセットテープを作成するには制約が生じ
る。これを解決するために、複数のカセットを装填でき
るようにVTRを構成しようとする提案がなされてい
る。しかし複数のカセットを扱うようになった場合、そ
のカセットの取扱いや管理が複雑となり、合理的な扱い
管理が可能なシステムが要望される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在、VTRのカセッ
トローディングシステムとして、トレイ方式が開発され
ている。そこで本件発明者は、このトレイ方式をさらに
発展させて、複数のカセットを搭載できるトレイ装置を
想定し、このトレイ装置を機器内外の複数の位置へ選択
的に移動させるようにし、カセットの搭載を行ったり、
カセットをカセット駆動部(カセットのリールハブ及び
テープを駆動する部分)へ装着したり、あるいはカセッ
トを退避させておいたりするシステムを着想した。
【0005】しかしながら、複数のカセットを搭載でき
るトレイ装置の場合、従来のものとことなり、少なくと
も搭載されるカセット数の分は、重量が重くなり、かつ
慣性も大きくなる。これに加えて、トレイ装置を複数の
位置へ選択的に移動制御しなければならいのであるか
ら、その移動制御手段としてはパワーの大きなものが必
要となり、また、その移動に伴ない開閉すべき扉等は、
従来と異なりトレイ装置の移動を確実に同期して動作し
なければ重量の大きなトレイ装置が衝突したりすると破
損を招くことになる。さらにまた、扉は機器の前面開口
を開閉するのであるが、この扉に対しては機器の制御に
関係なく、ユーザが勝手に無理に開閉外力を与えること
がある。ここで、扉制御機構による扉の作動方向と、外
力による扉の作動方向とが異なる場合は、扉制御機構の
破損や、扉自体の破損を招くことがある。
【0006】そこでこの発明は、まずトレイ装置自体の
動力源を、扉開閉動力源とは無関係にしてそれぞれの動
力を十分に得られるようにしたトレイ方式カセット装填
機構の扉開閉装置を提供することを目的とする。
【0007】さらに、扉開閉のための動力を他の機能制
御部のための動力源から取得して、機器全体の動力源を
有効活用したトレイ方式カセット装填機構の扉開閉装置
を提供することを目的とする。
【0008】また、扉開閉のための動力を他の機能制御
部のための動力源から取得する場合に、効率的に伝達で
き、部品点数の増大を押さえることができるトレイ方式
カセット装填機構の扉開閉装置を提供することを目的と
する。
【0009】さらにまた、動力源からの動力を扉に伝達
し、当該扉を開閉制御する伝達機構、及び扉自体の安全
を図ったトレイ方式カセット装填機構の扉開閉装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(1)この発明は、上面側にカセットを配置できる底板
を有したトレイ装置と、前記トレイ装置を前面開口側か
ら奥側に向かった水平な前後方向へ挿脱自在に案内する
水平案内手段を有し、内部における前記トレイ装置の移
動経路の下部には、前記トレイ装置から前記底板と共に
下降されるカセットのリールハブ及びテープを駆動する
カセット駆動部が設けられた筐体と、前記トレイ装置を
前記前後方向へ移動させるための第1の駆動源と、前記
筐体の前記前面開口の縁に回動支点を有して設けられた
扉と、前記トレイ装置が前記筐体内部から前記前面開口
を通して導出されるのに同期して、前記第1の駆動源と
は別の第2の駆動源から動力が伝達されるレバーを介し
て前記扉を開く扉開閉制御手段とを備える。
【0011】(2)またこの発明は、前記第1の駆動源
により前記筐体の所定位置に前記トレイ装置が移動した
ときに、前記トレイ装置に配置されているカセットの底
板を前記カセット駆動部へ案内することができるカセッ
ト圧着案内機構と、前記カセット圧着案内機構の駆動源
となる第2の駆動源と、前記筐体の前記前面開口部の縁
に回動支点を有して設けられた扉と、前記トレイ装置が
前記筐体内部から前記前面開口を通して導出されるのに
同期して、前記第2の駆動源の動力方向を切り替えて前
記扉を開くように制御する扉開閉制御手段とを備える。
【0012】(3)さらにこの発明は、前記第2の駆動
源により駆動される1つのカムと、このカムに設けられ
て前記カセット圧着案内機構に動力を伝達する第1のカ
ム溝と、前記扉開閉制御手段に動力を伝達する第2のカ
ム溝とを有する。
【0013】(4)またこの発明は、上面側にカセット
を配置できる底板を有したトレイ装置と、前記トレイ装
置を前面開口側から奥側に向かった水平な前後方向へ挿
脱自在に案内する水平案内手段を有し、内部における前
記トレイ装置の移動経路の下部には、前記トレイ装置か
ら前記底板と共に下降されるカセットのリールハブ及び
テープを駆動するカセット駆動部が設けられた筐体と、
前記トレイ装置を前記前後方向へ移動させるための第1
の駆動源と、前記筐体の前記前面開口の縁に回動支点を
有して設けられ、係止部を所定方向へ駆動することによ
り前記前面開口を開く扉と、前記トレイ装置が前記筐体
内部から前記前面開口を通して導出されるのに同期し
て、前記第1の駆動源とは別の第2の駆動源から一端側
に動力が伝達され、他端側が回動する制御レバーと、こ
の制御レバーの前記他端側に回動自在に取り付けられス
プリングにより定位置が設定されて前記扉の係止部に回
動端が係止しており、前記制御レバーが駆動されること
により前記係止部を前記所定方向へ前記スプリングに抗
して弾力的に駆動し、前記扉を解放状態とする駆動レバ
ーとを備える。
【0014】(5)またこの発明は、前記第1の駆動源
により前記筐体の所定位置に前記トレイ装置が移動した
ときに、前記トレイ装置に配置されているカセットの底
板を前記カセット駆動部へ案内することができるカセッ
ト圧着案内機構と、前記カセット圧着案内機構の駆動源
となる第2の駆動源と、前記トレイ装置が前記筐体内部
から前記前面開口を通して導出されるのに同期して、第
2の駆動源の動力方向を切り替えて制御レバーの一端側
に伝達さする動力切り替え手段と、前記制御レバーの前
記他端側に回動自在に取り付けられスプリングにより定
位置が設定されて前記扉の係止部に回動端が係止してお
り、前記制御レバーが駆動されることにより前記係止部
を前記所定方向へ前記スプリングに抗して弾力的に駆動
し、前記扉を解放状態とする駆動レバーとを備える。
【0015】
【作用】上記の手段により、(1)重量が重くなるトレ
イ装置を水平駆動するための第1の動力源と、扉開閉の
ための第2の動力源とを別にしたので、(A)十分なパ
ワーでそれぞれを駆動でき、トレイ装置の迅速な移動及
び正確な位置移動が得られる。(B)このことも相俟っ
て扉を開くときにタイミング良く解放させることができ
る。(2)上記(A)及び(B)に述べたことに加え
て、(C)動力源の有効活用が実現できる。(3)上記
(A)、(B)、(C)に加えて、(D)扉への動力伝
達経路の構成が簡単となる。(4)上記(A)及び
(B)に加えて、扉に対して外力があった場合(E)動
力伝達経路の破損防止、扉の破損防止が得られる。
(5)上記(A)、(B)、(C)、(E)を得ること
ができる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0017】図1乃至図5は、この発明が適用されたV
TRの筐体の中からシャーシ本体部を取出して外観を示
す図である。図1は左側前方から見た図でありトレイ装
置100がシャーシ本体部から最大に引き出された状態
を示し、図2は右側前方から見た図であり同じくトレイ
装置100がシャーシ本体部から最大に引出された状態
を示し、図3と図4はトレイ装置100が最も奥部に押
し込まれた状態で、右側前方から見た図と左側前方から
見た図を示している。
【0018】シャーシ本体は、左右の側板31Lと31
R、及び左右の側板31Lと31Rの前方上に架設され
た架設板32、後部上に架設された架設板33を主な構
成要素としている。側板31Lには、トレイ装置100
を前後方向へ駆動するための水平駆動モータ21(図3
に見える)や、トレイ装置100の前後移動に連動する
部材を駆動するためのギア41、42、さらにカム43
(図1、図4に見える)が設けられている。また側板3
1Rには、トレイ装置100に載置されるカセットを下
降させたり上昇させたりするための垂直駆動モータ51
(図4に見える)が取付けられている。さらに、垂直駆
動モータ51の動きを各種部品に伝達するためのギア5
2、53、54、55や、さらにカム56が設けられて
いる(図2、図3に見える)。トレイ装置100の具体
的な水平移動、及びトレイ装置100に載置されている
カセットの下降及び上昇制御手段については後述する。
【0019】図5は、トレイ装置100の外観を示して
いる。トレイ装置100は、上面から見て枠型のトレイ
フレームを有し、その側板の外側のレールは、側板シャ
ーシの内側に設けられたローラに案内され水平に移動自
在である。フレーム101の左右の枠131、132を
構成する部分は、内部が空洞となっており、この内部に
は後述するようにカセットを下降、上昇させるパンタグ
ラフ機構のリンクレバーなどが収容されている。
【0020】ここで、図1及び第4図には、トレイ装置
に組込まれているパンタグラフ機構を駆動するカム43
があるが、このカム43はカム56に軸により連結して
る。このカム56は、図4に見えるモータ51により回
転駆動され、このモータ51はシステム制御部からの制
御信号により正転、逆転制御される。
【0021】図1乃至図4には、筐体を示していない
が、この装置は図6、図7に示すように実際には筐体1
0の内部に収容されている。この筐体10の前面開口1
2には、開口の縁に回動支点を有した扉つまり蓋13が
取付けられており、トレイ装置100が筐体10の内部
から導出されるのに同期して開口12を解放する。この
システムは、蓋13の開閉制御手段に着目しているが、
全体のシステムの動きをまず説明する。
【0022】図6(A)、(B)、及び図7は、この発
明が適用されたVTRのカセットローディング、アンロ
ーディング基本構成を示す説明図である。10はVTR
筐体であり、その前面には、開口12が形成され、この
開口12を通して前後方向へトレイ装置100を水平に
挿入したり、また筐体10内部から露出させたりするこ
とができる。蓋13は、トレイ装置100が筐体10か
ら引出されるときは開き、筐体10内部に挿入されたと
きは閉じるようになっている。これは図示していない
が、トレイ装置100に同期して動作する蓋開閉機構に
より実現される。
【0023】筐体10の内部には、トレイ駆動機構とし
て固定位置にモータ21が設けられ、中間ギア22を回
転駆動することができる。中間ギア22は、トレイ装置
100の前後移動方向に対して直交する方向の回転軸を
有し、前後にそれぞれ回転自在に設けられている駆動ギ
ア23、24を回転駆動することができる。駆動ギア2
3、24は、トレイ装置100の側部下面に設けられて
いるラックに噛合して、トレイ装置100を前後に駆動
することができる。また、VTRの内部には、カセット
を所定位置に装着しテープローディングを実行させる機
能がある。14は、メインシャーシでありカセットのリ
ールハブに係合するリール軸やテープローディング、テ
ープ駆動に必要な各種部品(図示せず)が設けられてい
る。また15は、所定の装着位置に配置されたカセット
から引き出されたテープがテープローディングにより添
接される回転ヘッドドラムである。図6(A)は前方部
の駆動ギア23がラックに噛合した状態、図6(B)は
前方部と後方部の駆動ギア23、24の双方がラックに
噛合した状態、図7は後方部の駆動ギア24がラックに
噛合した状態を示している。
【0024】トレイ装置100は、上面から見て枠型の
トレイフレームを有し、その側板の外側のレールは、筐
体10の内側に設けられたローラに案内され水平に移動
自在である。
【0025】このシステムは、トレイ装置100の上面
の前部領域と後部領域にそれぞれカセット200、30
0の2つを配置することができる(図6(A))。トレ
イ装置100の前部領域と後部領域にはそれぞれパンタ
グラフ機構201と301が取付けられている。パンタ
グラフ機構201と301は同様な機構であり、リンク
機構によりカセット底支持板を下降、上昇させることが
できる。
【0026】図6(A)はカセット201と301とが
前部領域と後部領域とのそれぞれ載置された状態を示し
ている。カセット201と301とが先端部を斜め上方
に向けているのは、トレイ装置100に設けられている
ポップアップ機構により持ち上げられ、カセットの挿脱
操作を容易にしているからである。しかも、この状態で
は、トレイ装置100を筐体10の開口から大きく引き
出さなくても、後方のカセット300を取り出せること
ができるように設計されている。つまり、前方のカセッ
ト200は全体が露出するが、後方のカセット300は
その一部(先端部)のみが開口から露出している。この
ように設計することにより、トレイ装置100を引出す
距離が短くてすみ、取扱いの面で周辺空間を占める割合
を少なくすることができるからである。
【0027】図6(B)は、後方のパンタグラフ機構3
01がトレイ通過位置下部のカセット駆動部へカセット
300を装着した状態を示している。また図7には前方
のパンタグラフ機構201がカセット200を降下させ
て所定のカセット駆動部へ装着した状態を示している。
図6(A)の状態から図6(B)の状態に移るには、ト
レイ駆動機構が動作し、トレイ装置100を筐体10の
内部方向へ水平に移動させ、第1の検出位置(後方カセ
ットドライブ位置)にくるとトレイ装置100が停止さ
れる。この位置に来ると、後述するパンタグラフドライ
ブ機構が作動し、パンタグラフ機構301を駆動し、カ
セット300を下降させる。図6(B)の状態から図7
の状態に移るには、パンタグラフドライブ機構が下降し
ているカセット300を持ち上げるようにパンタグラフ
機構を駆動し、トレイ装置100を元の位置に戻す。次
に、トレイ駆動機構がトレイ装置100をさらに奥の方
へ移動させ、パンタグラフ機構200がカセット装着位
置の上、つまり第2の検出位置(前方カセットドライブ
位置)に来たときにトレイ装置100の移動を停止させ
る。そして再度、パンタグラフドライブ機構が、今度は
パンタグラフ機構201を駆動し、カセット200を所
定位置まで下降させる。
【0028】図7の状態では、後方のカセット300を
搭載しているパンタグラフ機構301は、丁度回転ヘッ
ドドラム15の上側に位置する。ここで、パンタグラフ
機構301は、トレイ装置100から若干浮き上がる方
向へガイドされ、カセット300及びパンタグラフ機構
301が回転ヘッドドラム15に衝突しないように設計
されている。パンタグラフ機構301を持ち上げる部材
は、筐体10の内部の側面に突出して取り付けられてい
るガイド部材16である。つまり、カセット300が上
昇した状態で、トレイ装置100が図6(A)の状態か
らさらに奥の方へ移動すると、このガイド部材16の傾
斜面にパンタグラフ機構301の底板が乗り上げるよう
に設計されている。このように、カセット300の待機
位置では、カセット300つまりパンタグラフ機構が若
干持ち上げられるようにしたのは、小形化のために筐体
10の高さを低くすると、トレイ装置100の移動軌跡
が回転ヘッドドラム15上部に衝突することになるから
である。また回転ヘッドドラム15部周辺の通気を良く
して温度上昇を軽減するとともに、カセットテープの安
全性を考慮したからである。
【0029】図8の状態は、後部領域が、その下部に設
けられている所定位置のカセット駆動部に対向する位置
までトレイ装置100が挿入された状態である。この状
態から、図6(B)のようにカセットを下降させてカセ
ット駆動部に配置することもできるし、さらにトレイ装
置100を奥のほうへ移動させて図7のように後部領域
を回転ヘッドシリンダ15の上部に位置させ、前部領域
をカセット駆動部のに対向させることもできる。
【0030】図6の状態から、さらにトレイ装置100
が奥の方へ移動されと、後部領域に取付けられているポ
ップアップ部材330の後端部に設けられているレバー
332のピン状の先端部333が、固定シャーシ33に
設けられた水平の溝910に侵入して案内される。この
溝910は、固定シャーシ33の内側に突設した例えば
案内板911とこの板に間隔おいて平行に対向したカバ
ー板912により形成されている。溝910の入り口
は、先端部333が侵入しやすいように、入り口を広く
形成されている。なおポップアップ部材330のポップ
アップ動作については、後述するが、ポップアップ部材
330は、トレイ装置100が引き出されたときに、カ
セットの装着及び取出し操作を容易にするために、前部
の解放端が上下回動自在となるように軸331によりト
レイ装置100の後部領域に取付けられている。そし
て、このポップアップ部材330は、トレイ装置100
が最大に引き出されたときは、前部開口が持ち上がり、
トレイ装置100が筐体内部に挿入されたときは、トレ
イ装置100と平行となるように動作する。また、図に
示すように、ポップアップ部材330のレバー332、
ピン状の先端部333は、左右対称に設けられているの
で左右の部品には同一符号を付している。また溝910
についても同様である。ポップアップ部材330の先端
部333は、ポップアップ部材330が退避位置にある
ときのロック手段として利用されるとともに、後述する
ようにポップアップ動作の一部品としても機能するもの
で多用途が図られている。
【0031】次に、図6(A)と図7の状態を比較して
みると、以下のように設計されていることがわかる。即
ち、図6(A)はトレイ装置100が最も引出された状
態であり、図7は最も奥に挿入された状態である。トレ
イ装置100の下面のエッジにはラックが設けられ、こ
れにギア23と24が噛合してトレイ装置100を前後
方向へ駆動するようになっている。しかし、図6(A)
の状態ではギア23のみが噛合し、図7ではギア24の
みが噛合するように、ギア23と24の配置がトレイ移
動方向へ並べて配置され、双方のギア23、24は中間
ギア22により連動するようになっている。このように
ギア23、24を配置することは、トレイ装置100の
前後方向の全長を短くできることを意味する。仮にトレ
イ装置100の駆動ギアを1個で実現しようとすると、
トレイ装置100の全長は実施例の場合よりも長くなら
ざるを得ない。なぜなら、図6(A)、図7のいずれの
状態でも、1つのギアに噛合する必要があるからであ
る。
【0032】このように、トレイ装置100の全長を短
くできることは、重量を軽くして駆動装置の負荷を軽減
することは勿論のこと、カセット装填を行うときにトレ
イ装置100が突出する空間を狭くすることができ、周
辺の占有空間を小さくすることができる。また逆に、言
い換えれば、トレイ装置100の全長が短くても、トレ
イ装置の移動ストロークを大きくできることである。
【0033】図9は、パンタグラフ機構301を代表し
て示し、またパンタグラフドライブ機構も合わせて示し
ている。
【0034】パンタグラフ機構301は、各種の実施例
が可能であるが、この装置では側面から見て×印状にク
ロスした第1と第2のリンクレバー311と312を基
本構成としている。リンクレバー311と312のクロ
ス点は、軸313により連結され、これによりリンクレ
バー311と312は、図9(A)と(B)のように両
端を近付けた状態(上昇状態)、離間(下降状態)させ
た状態になることができる。リンクレバー321と31
1の前方側端部は、それぞれトレイ装置100のフレー
ム101と、カセット底支持板401の取付け部402
に軸102と403により回動自在に取付けられてい
る。リンクレバー311の後方端部は、フレーム101
に形成された長穴103にピン104を介して係合さ
れ、リンクレバー312の後方端部は、カセット底支持
板401の取付け部404に形成された長穴405にピ
ン406を介して係合されている。これにより、リンク
機構は、カセット底支持板401を下降位置、上昇位置
へ運ぶことができる。
【0035】次に、パンタグラフ機構301を駆動する
パンタグラフ駆動機構について説明する。
【0036】パンタグラフ駆動機構は、リンクレバー3
12に回動自在に取付けられている仲介カム320を下
降位置方向へ押し付けたり、また上昇位置へ引上げたり
する回動部品501を有する。仲介カム320は、軸3
21によりリンクレバー312の途中に回動自在に取付
けられ、リンクレバー312の動作に追従して上下す
る。この場合、仲介カム320には、係合ピン322が
設けられている。この係合ピン322は、フレーム10
1に間隔をおいて取付けられているガイド板120の穴
121に係合する。この穴121は、溝状でありパンタ
グラフ機構の上昇位置をロックするロック機能と、パン
タグラフ機構の上下移動軌跡および下降位置を規制する
規制機能を奏することができる。つまり、仲介カム32
0の係合ピン321は、穴121に係合して移動するか
ら、上下移動時の軌跡が規制されるとともに、下降位置
も穴121の下端部で位置決めされる。また、係合ピン
321は、上昇したときは、穴121に段状に窪んで形
成されたロック部121Aに係合し、不用意にパンタグ
ラフ機構が下降しないように作用する。
【0037】ガイド板120にはさらにガイド溝122
が、先の穴121と平行して形成されているが、このガ
イド溝122は上端部と下端部でガイド板120を切り
欠くように形成されている。そしてこのガイド溝122
と重なって交差するように先の仲介カム320の回動先
端が位置するように設計されている。ガイド溝122は
上下方向に切り抜けているので、この溝122を回動部
品501の先端に設けられたローラ502が通過するこ
とができる。ローラ502は、図面上で上方向からガイ
ド溝122に対向している。
【0038】回動部品501は、筐体内部の固定位置
(トレイ装置100の通過路の上側)に軸503により
回動自在に取付けられており、回動先端は、前記ガイド
溝122に沿って上下することができる。図9(B)の
状態は、パンタグラフドライブ機構が動作する前であ
り、ローラ502は、ガイド溝122の侵入口の上部に
位置する。トレイ装置100の位置検出手段により位置
検出情報があると、回動部品501は、軸503を支点
にして図しない駆動手段により駆動され回動する。ここ
で、ローラ502がガイド溝122に侵入し、仲介カム
320の回動端部に突き当たると、仲介カム320が若
干時計方向に回動する。このために、仲介カム320の
係合ピン322は、ロック部121Aから離脱し、穴1
21を下方向へ移動可能となる。よって、回動部品50
1は、回動を続け、図9(A)の状態まで回動する。こ
の回動に伴い、パンタグラフ機構により支持されている
カセット底支持板401が下降し、カセットを所定の装
着位置へ配置する。このとき、穴121により仲介カム
320の係合ピン322は、位置規制された状態である
から、結果的にカセットの位置決めも行われることにな
る。また、このとき回動部材501の軸503と共に回
転する弾性を有した押え部品がカセットの左右中央部を
上方から押さえるようになっている。
【0039】図9(A)は、カセット底支持板401が
下降した状態を示し、この状態から上昇した状態に移る
には、回動部品501が図示しない駆動手段により反時
計方向に回動される。すると、ローラ502は、仲介カ
ム302のU字窪みに係合しているので、仲介カム30
2を引上げることになる。これに伴い、リンク機構が作
動し、カセット底支持板401が上昇する。仲介カム3
20が図(B)の状態になる直前では、ローラ502
は、仲介カム320を反時計方向に押さえることにな
る。これにより、仲介カム320の係合ピン322は、
ロック部121Aへ移動する。よって、カセット底支持
板401が上昇してトレイ装置100の高さと同じ位置
にあるときは、リンク機構が不用意に下降する方向へ動
作することはない。
【0040】図9では、開口から見て左側のパンタグラ
フ機構及びそのドライブ機構について説明したが右側に
も同様な機構が設けられており、左右の機構が同期して
動作するようになっている。
【0041】次にパンタグラフ駆動機構についてさらに
追加説明する。
【0042】図10はパンタグラフ駆動機構及びカセッ
ト押さえ機構の関連を示している。回動部品501は、
軸503を支点として回動するが、その動力は、図示し
ない垂直制御カムがピン511を駆動することにより伝
達されている。垂直制御カムは、筐体内部の側部シャー
シに取付けられており、図示しない垂直モータにより駆
動される。
【0043】回動部品501の上面には、軸512を支
点として回動自在なカセット押え部品520が取付けら
れており、その回動先端は、回動部品501の先端をさ
らに延長する方向へ突出している。カセット押え部品5
20の基端部は、制御板530の回動先端に係合してい
る。制御板530の基端部は、軸531により回動自在
に指示されており、この軸531は筐体内部のシャーシ
の固定位置に取付けられている。制御板530の回動先
端部は、回動部品501の上面側に配置され、かつ係止
片532を形成されている。この係止片532は、回動
部品501に形成された穴513に侵入して係合してい
る。
【0044】上記の機構は、回動部品501がパンタグ
ラフ機構を駆動するのに追従して、カセット押え部品5
20が軸512を支点にして回動し、その先端に設けら
れているローラ522がカセット200または300を
押え込むように動作する。
【0045】図11は、上記の機構の動作説明図であ
る。同図(A)は、カセットを押え込む前、同図(B)
はカセットを押え込む途中、同図(C)はカセットをカ
セット駆動位置へ完全に押えた状態である。このよう
に、回動部品501が回動するにともない、制御板53
0は、回動部品501とは回動支点が異なるために、両
者の回動先端間Mの間隔が拡大していく。すると、カセ
ット押え部品520の基端部は、制御板530の先端に
より軸521を支点にして相対的に時計方向へ回動駆動
されたことになる。この結果、回動部品501の回動先
端よりも、カセット押え部品520の回動先端の回動速
度が早くなり、カセットをより強く押えつけることにな
る。カセット押え部品520の先端部は、弾性板ばねで
あり、先端にはカセットを押えるローラ522が設けら
れている。
【0046】図12は、トレイ装置100が筐体10か
ら引き出される際に、カセット200や300を外部か
ら扱い易くするためのポップアップ機構を示している。
トレイ装置100が筐体10から引き出された状態で
は、ポップアップ機構により前方のカセット200と後
方のカセット300は、前端を上方に向けて平行状態と
なる。そして後方のカセット300の底面が前方のカセ
ット200の上面を滑るようにして後方のポップアップ
部材330に挿入できるように配置関係が設計されてい
る。
【0047】図12(A)は、前部領域のポップアップ
部材230と後部ポップアップ部材330とがそれぞれ
支持しているカセット200、300を持ち上げた状態
を示している。
【0048】まず前方のポップアップ機構から説明す
る。
【0049】ポップアップ部材230は、軸231を支
点としており前方側の回動端が上下方向へ回動自在であ
る。前方側の回動端には、支持部232が形成され、こ
の支持部232はカセット200の底部を持ち上げるこ
とができる。軸231は、図示していないが、カセット
底支持板の左右側板のうち、左側の側板に取り付けられ
ている。従って、先に説明したようにカセット底支持板
240がパンタグラフ機構201により下降した場合
は、これと一体に下降することができる。
【0050】フレーム101の内壁には、フレーム10
1の移動方向と同じ方向へフレーム101に対して移動
できるスライダー260が配置されている。スライダー
260は、フレーム101の内壁に突出したピン11
1、112にその長穴261、262を係合させてい
る。さらにスライダー260は、ポップアップ部材23
0に対応した位置に、長穴261に通じ、かつ傾斜部を
持った切り欠き部264を有し、この切り欠き部264
を通じて長穴261部に、ポップアップ部材230に取
付けられたピン233が侵入することができる。これ
は、パンタグラフ機構により下降されるときにポップア
ップ部材230がカセット底支持板240と共に下降
し、また元の位置に戻るときに必要であるからである。
【0051】トレイ装置100が筐体10の内部に挿入
されるときは、図12(A)の状態から図12(B)の
状態になり、次に前方のカセット200は、ポップアッ
プ部材230の回動によりトレイ装置100と平行にな
る。これは、図12(B)の状態から、さらにトレイ装
置100が奥の方へ移動すると、スライダー230に対
してピン111、112及びポップアップ部材230が
一体に後方へ移動(相対的にはスライダー260が前方
に移動)することになるので、ピン233は切り欠き部
264の角部に突き当たり、ピン233を下から支える
部分がなくなるからである。そしてこの状態でスライダ
ー260もフレーム101と一体に後方へ移動する。ポ
ップアップ部材230は、切り欠き部264(長穴26
1の端部に連続してL型に下方向へ解放している)があ
るために、回動先端が下方へ回動し、カセット200を
カセット底支持板240に載置させた状態となる。
【0052】逆に、奥のほうからトレイ装置100が引
き出される場合は、フレーム101及びスライダー26
0、ポップアップ部材230は一体となつて前方へ移動
してくる。しかし、スライダー260は、その途中で、
筐体内部の固定位置に設けられたストッパー18に係止
し、前方へは移動しなくなる。そこでさらにフレーム1
01が前方へ移動すると、スライダー260は相対的に
後方へ移動した形となり、切り欠き部264の傾斜部で
ポップアップ部材230のピン233がガイドされて長
穴261に侵入する。この動作は、ポップアップ部材2
30の回動先端を上方に向ける動作であり、図12の状
態をとることになる。
【0053】次に、後方のポップアップ部材330を駆
動するポップアップ機構及びその動作について説明す
る。
【0054】ポップアップ部材330は、前方よりカセ
ット300を挿入できる開口を有し、後方部は、軸33
1により回動自在に支持され、前方部を上下回動できる
ようになっている。軸331は、図示していないが、カ
セット底支持板の左右側板のうち、左側の側板に取り付
けられている。従って、パンタグラフ機構によりカセッ
ト底支持板401が降下したときは、これと一体に降下
したりまた上昇することができる。図12(A)ではポ
ップアップ部材330の回動先端は上方を向き、図12
(B)ではカセット底支持板と平行になっている。これ
は、ポップアップ部材330の後端部に設けられている
レバー332の先端部333が、固定位置に設けられて
いる突設部19により回動されるからである。つまり、
トレイ装置100が最も引き出されたときには、突設部
19によりポップアップ部材330が軸331を支点と
して時計方向へ回動されるからである。トレイ装置10
0が後方へ移動すると、突設部19からレバー332の
先端部333は、離脱するために、ポップアップ部材3
30は自重、あるいは弱スプリングにより反時計方向に
回動し、カセット底支持板と平行になる。
【0055】さらに、上記のポップアップ部材230等
による前部ポップアップ機構と、ポップアップ部材33
0等による後部ポップアップ機構との動作タイミングは
以下のように設定されている。
【0056】前部ポップアップ機構は、図12(B)の
位置のときカセット200の前方を持ち上げており、後
部ポップアップ機構は、図12(B)の状態からさらに
トレイ装置100が引出され、図12(A)の状態にな
るときに後部ポップアップ部材330を持ち上げてい
る。上記したようにポップアップ機構の動作は、トレイ
装置100が移動されることにより、部品のガイドや衝
突により得られている。このことは、カセットを持ち上
げる力は、トレイ装置100を駆動しているモータ21
のパワーによるものであることが理解できる。ここで、
前後のポップアップ機構を同時に動作させると、モータ
21に多大な負荷がかかることになる。そこでこのシス
テムでは、前後のポップアップ機構の動作に時間差を持
たせる(前部のポップアップ機構がカセットを持ち上げ
た後で後部のポップアップ機構がカセットを持ち上げ
る)ようにし、モータ21にかかる負荷を軽減し、小電
力モータで駆動できるようにしている。
【0057】次にポップアップ部材330に関する補助
機構を説明する。
【0058】ポップアップ部材330の両側板には、左
右のピン341(図1及び図2に見える)がそれぞれ設
けられている。このピン341は、トレイ装置100が
引き出す方向へ移動し、ポップアップ部材330が上方
を向いて所定位置に来たときに、筐体内部の固定位置に
設けられた休止棚部61にそれぞれ乗ることができる。
これは、ポップアップ部材330の持ち上げ状態を安定
に維持し、突設部19とレバー332の先端部333と
の故障を防止するためである。即ち、先に説明したよう
にポップアップ部材330は、軸331を支点にして回
動し、開口側を持ち上げるたときには、レバー332の
先端部333を突設部19が押えている。しかしこれで
は、カセット300の収容側には、カセットを収容した
り、取り出したりする場合に過大な力が加わることがあ
り、ポップアップ部材330をレバー332と突設部1
9との係合関係で持ち上げた状態に維持するのには無理
が生じることがある。そこでこのシステムでは、傾斜を
持った休止棚部61にピン341が乗り上げて、ポップ
アップ部材330の持ち上がった状態を安定して維持で
きるようにしている。
【0059】以上このVTRにおける全体的な説明を行
った。
【0060】次に、このVTRにおける蓋制御システム
について説明する。
【0061】図13は蓋制御システムの一実施例であ
り、カム43は、図1乃至図4に現れているものであ
り、側板31Rに取付けられ、モータ51の回転力が、
カム56及び軸(図に現れず)を介して伝達される。こ
の左右のカム43、56は、同期して回転し、先に説明
したパンタグラフ駆動機構(図10に示した)にモータ
51の回転力を伝達している。カム43、56にはカム
溝が設けられており、このカム溝に回転部材501のピ
ンが嵌め込まれている。
【0062】図13では、カム43を示しているが、こ
のカム43は、パンタグラフ駆動に寄与するとともに、
蓋開閉にも寄与するからである。このカム43には、制
御レバー1100のピン1101が係合するカム溝C2
も形成されている。
【0063】制御レバー1100は、側板31Lに回動
自在に軸1102により取付けられており、他方の回動
端は、筐体10に設けられた開口12(図6、図7に示
す)の下側縁に延長されている。そして蓋13から内側
に突設した係止部13bの先端の下側に位置している。
蓋13は、左右方向に軸芯を有したピン13aにより筐
体10の開口12に取付けられ上側を回動端としてお
り、開口12を開閉することができる。
【0064】今、カム43が図示の状態からA方向へ回
転するときは、回動部品501のピン511Lがカム溝
C1により案内されるが、カム溝C1の径が小さくなる
ので、ピン511Lは軸芯T方向へ引かれる。これによ
り、回動部品501は、軸503を支点にして回動し、
カセットを押さえるとともにパンタグラフ機構を駆動
し、カセットを支持した底板を下降させる(この動作に
ついては図10、図11で説明した)。これに対して、
制御レバー1100のピン1101のトレースするカム
溝C2の径は変わらず、制御レバー1100が回動する
ことはない。
【0065】次に、図に示す状態から、カム43が図示
のBの方向へ回転されると、回動部品501は図に示す
位置を保持したままである。これは、図の状態からカム
43がB方向へ回転してもカム溝C1の径が変化しない
からである。しかし、カム溝C2の径は、小さくなり軸
芯T方向へ近付いている。このために制御レバー110
0が軸1102を支点にして回動し、回動端は蓋13の
係止部13bに当接して蓋13を開く方向へ駆動するこ
とになる。図14(A)は回動部品501が駆動された
状態、同図(B)は制御レバー1100が駆動されて蓋
13が解放された状態を示している。
【0066】上記の蓋制御システムは、トレイ装置10
0を駆動するためのモータ21とは別のモータからの動
力を得ている。よって、(A1)十分なパワーでそれぞ
れを駆動でき、トレイ装置の迅速な移動及び正確な位置
移動が得られ、(B1)このことも相俟って扉を開くと
きにタイミング良く解放させることができる。
【0067】このモータは、パンタグラフ機構を駆動す
るためのモータに限定されるものではないが、モータ5
1を利用すれば、(C1)動力源の一層の有効活用が実
現できる。さらに制御レバーを制御するカム43は、必
ずしもパンタグラフ機構を制御するためのカムと同一で
ある必要はないが、このカム43を利用することによ
り、独立した部品を設ける必要がなく、(D1)蓋への
動力伝達経路の構成が簡単となる。また、それぞれの動
力源となるモータ21、51は、図に示していないがマ
イクロコンピュ−タを内蔵したシステム制御部により回
転制御されるのであるが、トレイ装置100の開口から
導出タイミングと、蓋の解放タイミングは、システム制
御部のプログラムシーケンスにより可能となり、タイミ
ング調整が容易であり、互いの衝突などの事故が防止さ
れる。
【0068】図15は蓋制御システムの別の実施例であ
る。
【0069】この実施例は、制御レバー1100の回動
先端に駆動レバー1120が軸1121により回動自在
に取付けられている。この駆動レバー1120は、スプ
リング1122により、軸1121を中心にして制御レ
バー先端に対して半時計方向へ付勢されている。制御レ
バー1100の駆動機構は先の実施例と同じであるか
ら、先の実施例と同一符号を付している。なお制御レバ
ー1100の回動部は、側板31Lに形成された長孔に
よりガイドされ回動軌跡が安定化されている。この蓋制
御システムも動作原理は先の実施例と同じであり、図1
6(A)は蓋13が閉じている状態でかつ回動部品50
1が回動した状態を示し、図16(B)は蓋13が解放
された状態を示している。このように制御レバー110
0は、駆動レバー1120を介して弾力的に蓋13を開
くことになる。
【0070】上記の駆動レバー1120を設けた理由は
以下の通りである。VTRは持ち運びが行われたり、あ
るいは扱いを熟知していないユーザにより操作されるこ
とがある。例えば、図16(A)のように蓋13が閉じ
ている状態から、蓋13を開く途中において、外圧Pに
より蓋13が強制的に閉じる方向へ回動されても、駆動
レバー1120は一点鎖線で示すようにスプリング11
22に抗して回動することができ、緩衝作用を得ること
になる。逆に蓋13が開く方向へ引っ張られた場合は、
特に問題はなく軸13aと筐体間に作用しているスプリ
ング13cにより元の位置へ戻ることができる。
【0071】次に、図16(B)のように蓋13が解放
された状態で、蓋13に対して外圧Pが加わった場合
も、駆動レバー1120は一点鎖線で示すように緩衝作
用を得ることになる。これとは逆方向に外圧が加わった
場合は、蓋13はスプリング13cに抗して開く方向へ
弾力的に回動するのみである。
【0072】上記したようにこの実施例によると、蓋1
3に外圧が加えられても、(E1)蓋13が破損した
り、内部に機構に無理な外圧を与えるようなことはなく
安全性を確保することができる。
【0073】図17は、さらに蓋制御システムの他の実
施例である。この実施例も上記したシステムと同様な効
果を得ることができるが、さらに異常検知機能も設けら
れている。さきの実施例と同一部分には同一符号を付し
て説明する。
【0074】この実施例の場合、制御レバー1100と
重なるように駆動レバー1200が設けられ、軸110
2に回動自在に取り付けられている。制御れバー110
0の回動先端(蓋側)は、駆動レバー1200の回動先
端よりも短い。そして、制御レバー1100の回動先端
と駆動レバー1200の回動先端間には、両者が重ねて
並べる方向(平行)となるようにスプリング1202が
取り付けられている。そして駆動レバー1200の回動
先端が、蓋13の係止部13bの下部に対応している。
【0075】図18は、上記の蓋制御システムを原理的
に示す図である。同図(A)は蓋13が開口12を閉じ
ている状態、同図(B)は開口12を開いた状態であ
る。今、図(A)の状態から、蓋13を開くためにをカ
ム43が矢印B方向へ回転したときに、蓋13に閉じる
方向へ外圧Pがかかっているものとする。すると、駆動
レバー1200は図(A)の実線の状態に保持されるか
ら、制御レバー1100のみがカム43の制御のもとで
スプリング1202に抗して回動し、一点鎖線で示すよ
うになる。つまり、スプリング1202による緩衝作用
を得ることになり、部品などの破損が防止される。次
に、図(B)の状態から、蓋13に対してこの閉じる方
向へ外圧Pがかかったとする。この場合も、スプリング
1202の緩衝が得られ、駆動レバー1200のみが一
点鎖線のごとく回動する。これにより、カム等の破損
や、カム溝とピンとの離脱などが生じることがない。
【0076】さらにカム43には、リブ43a及び蓋解
放検出用のポスト43bが設けられている。リブ43a
は、図(A)に示す位置から蓋13を解放するためにカ
ム43が回転すると、図(B)に示す位置まで移動す
る。しかし、図(A)で説明したように、蓋13に外圧
Pがかかっていると、カム43が回転しても駆動レバー
1200は初期の状態を維持する。この状態で、カム4
3側の端部には、ポスト1203が設けられており、回
転してきたリブ(図に43a´で示す)に衝突するよう
に設定されている。このためカム43のリブ43a´と
駆動レバー1200とがロック状態になる。するとカム
43が回転せず、また、蓋解放検出用のポスト43bも
検出スイッチ1205をオンすることができない(図の
43b´の位置で停止することになる)。これによりシ
ステム制御部は、モータ51を蓋解放モードへ始動させ
てから、所定時間以内に検出スイッチ1205の出力が
得られないことを判定し、異常判定を行うことができ
る。なお、図には示していないが、各モータ21、51
の回転方向の制御は、操作部からの入力指令信号に応じ
てシステム制御部が行う。例えばイジェクト操作が行わ
れると、トレイ装置を開口側へ搬送するためにモータ2
1がオンされ、続いて蓋13を解放するためにモータ5
1が所定の回転方向へ回転するようにオンされる。そし
て、検出スイッチ1205からの検出信号がシステム制
御部に所定時間以内に取り込まれたとき、モータ51が
オフされる。
【0077】同図(B)は、ポスト43bが検出スイッ
チ1205をオンにした状態を示している。蓋13が解
放しているときは、常に検出スイッチ1205はオン状
態にある。この状態で、モータ51の制御がなされない
まま、スイッチ1205がオフした場合は、システム異
常であるものとして判定する。これは、同図(B)の状
態で蓋13に閉じる方向の外圧がかかったことを検出す
るためである。蓋13に閉じる方向の外圧がかかると、
駆動レバー1200が一点鎖線で示す位置へ回動しよう
とするが、このとき先のリブ43aを押すために、カム
43が強制的に矢印A方向へ若干戻される。このため
に、いままでポスト43bによりオンされていた検出ス
イッチ1205がオフすることになる。このオフ信号
は、システム制御部にとっては、モータ51(つまりカ
ム43)を制御することなく得られたものであり、何等
かの異常が発生したものとして判定することになる。
【0078】このように、図(B)あるいは図(A)の
状態における異常が検出された場合は、システム制御部
は、再度モータ51をオン蓋13を解放する方向へ回転
制御したり、あるいは蓋13を閉じる方向へ回転制御す
るプログラムを内蔵されている。
【0079】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、まずト
レイ装置自体の動力源を、扉開閉動力源とは無関係にし
てそれぞれの動力を十分に得られる。さらに、扉開閉の
ための動力を他の機能制御部のための動力源から取得し
て、機器全体の動力源を有効活用することができる。ま
た、扉開閉のための動力を他の機能制御部のための動力
源から取得する場合に、効率的に伝達でき、部品点数の
増大を押さえることができる。さらにまた、動力源から
の動力を扉に伝達し、当該扉を開閉制御する伝達機構、
及び扉自体の安全を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を左側前方から示す斜視
図。
【図2】この発明の一実施例を右側前方から示す斜視
図。
【図3】この発明の一実施例の他の動作状態を右側前方
から示す斜視図。
【図4】この発明の一実施例の他の動作状態を左側前方
から示す斜視図。
【図5】この発明の一実施例に使用されたフレームを示
す斜視図。
【図6】この発明に係わるVTRの第1、第2の動作態
様を示す基本的構成説明図。
【図7】上記VTRの第3の動作態様を示す基本的構成
説明図。
【図8】上記VTRのポップアップ部材固定機構を示す
説明図。
【図9】上記VTRのパンタグラフ機構及びその駆動機
構を説明するために示した構成説明図。
【図10】上記VTRのパンタグラフ駆動機構及びカセ
ット押え機構の構成説明図。
【図11】上記パンタグラフ駆動機構及びカセット押え
機構の動作説明図。
【図12】上記VTRのポップアップ機構を説明するた
めに示した図。
【図13】上記VTRの蓋開閉制御システムの基本構成
例を示す図。
【図14】図13のシステムの動作説明図。
【図15】上記VTRの蓋開閉制御システムの他の基本
構成例を示す図。
【図16】図15のシステムの動作説明図。
【図17】上記VTRの蓋開閉制御システムのさらに他
の基本構成例を示す図。
【図18】図17のシステムの動作説明図。
【符号の説明】
10…筐体、12…開口、13…蓋、14…メインシャ
ーシ、15…回転ヘッドドラム、16…ガイド部材、1
8…ストッパー、19…突設部、100…トレイ装置、
200、300…カセット、201、301…パンタグ
ラフ機構、230、330…ポップアップ部材、24
0、401…カセット底支持板、332…レバー、2
1、51…モータ、43…カム、1100…制御レバ
ー、1120、1200…駆動レバー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 雄三 埼玉県深谷市幡羅町1丁目9番2号 株式 会社東芝深谷工場内 (72)発明者 小酒部 賢 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝オー ディオ・ビデオエンジニアリング株式会社 内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面側にカセットを配置できる底板を有し
    たトレイ装置と、 前記トレイ装置を前面開口側から奥側に向かった水平な
    前後方向へ挿脱自在に案内する水平案内手段を有し、内
    部における前記トレイ装置の移動経路の下部には、前記
    トレイ装置から前記底板と共に下降されるカセットのリ
    ールハブ及びテープを駆動するカセット駆動部が設けら
    れた筐体と、 前記トレイ装置を前記前後方向へ移動させるための第1
    の駆動源と、 前記筐体の前記前面開口の縁に回動支点を有して設けら
    れた扉と、 前記トレイ装置が前記筐体内部から前記前面開口を通し
    て導出されるのに同期して、前記第1の駆動源とは別の
    第2の駆動源から動力が伝達されるレバーを介して前記
    扉を開く扉開閉制御手段とを具備したことを特徴とする
    トレイ方式カセット装填機構の扉開閉装置。
  2. 【請求項2】上面側にカセットを配置できる底板を有し
    たトレイ装置と、 前記トレイ装置を前面開口側から奥側に向かった水平な
    前後方向へ挿脱自在に案内する水平案内手段を有し、内
    部における前記トレイ装置の移動経路の下部には、前記
    トレイ装置から前記底板と共に下降されたカセットのリ
    ールハブ及びテープを駆動するカセット駆動部が設けら
    れた筐体と、 前記トレイ装置を前記前後方向へ移動させるための第1
    の駆動源と、 前記第1の駆動源により前記筐体の所定位置に前記トレ
    イ装置が移動したときに、前記トレイ装置に配置されて
    いるカセットの底板を前記カセット駆動部へ案内するこ
    とができるカセット圧着案内機構と、 前記カセット圧着案内機構の駆動源となる第2の駆動源
    と、 前記筐体の前記前面開口の縁に回動支点を有して設けら
    れた扉と、 前記トレイ装置が前記筐体内部から前記前面開口を通し
    て導出されるのに同期して、前記第2の駆動源の動力方
    向を切り替えて前記扉を開くように制御する扉開閉制御
    手段とを具備したことを特徴とするトレイ方式カセット
    装填機構の扉開閉装置。
  3. 【請求項3】上面側にカセットを配置できる底板を有し
    たトレイ装置と、 前記トレイ装置を前面開口側から奥側に向かった水平な
    前後方向へ挿脱自在に案内する水平案内手段を有し、内
    部における前記トレイ装置の移動経路の下部には、前記
    トレイ装置から前記底板と共に下降されるカセットのリ
    ールハブ及びテープを駆動するカセット駆動部が設けら
    れた筐体と、 前記トレイ装置を前記前後方向へ移動させるための第1
    の駆動源と、 前記第1の駆動源により前記筐体の所定位置に前記トレ
    イ装置が移動したときに、前記トレイ装置に配置されて
    いるカセットの底板を前記カセット駆動部へ案内するた
    めに、前記底板に関連する回動部品を第1のカム溝によ
    り制御して駆動することができる回転カムと、 前記回転カムの駆動源となる第2の駆動源と、 前記筐体の前記前面開口の縁に回動支点を有して設けら
    れた扉と、 前記トレイ装置が前記筐体内部から前記前面開口を通し
    て導出されるのに同期して、前記第2の駆動源の動力方
    向を切り替えて前記回転カムの第2のカム溝により制御
    されるレバーを介して前記扉を開く扉開閉制御手段とを
    具備したことを特徴とするトレイ方式カセット装填機構
    の扉開閉装置。
  4. 【請求項4】上面側にカセットを配置できる底板を有し
    たトレイ装置と、 前記トレイ装置を前面開口側から奥側に向かった水平な
    前後方向へ挿脱自在に案内する水平案内手段を有し、内
    部における前記トレイ装置の移動経路の下部には、前記
    トレイ装置から前記底板と共に下降されるカセットのリ
    ールハブ及びテープを駆動するカセット駆動部が設けら
    れた筐体と、 前記トレイ装置を前記前後方向へ移動させるための第1
    の駆動源と、 前記筐体の前記前面開口の縁に回動支点を有して設けら
    れ、係止部を所定方向へ駆動することにより前記前面開
    口を開く扉と、 前記トレイ装置が前記筐体内部から前記前面開口を通し
    て導出されるのに同期して、前記第1の駆動源とは別の
    第2の駆動源から一端側に動力が伝達され、他端側が回
    動する制御レバーと、 この制御レバーの前記他端側に回動自在に取り付けられ
    スプリングにより定位置が設定されて前記扉の係止部に
    回動端が係止しており、前記制御レバーが駆動されるこ
    とにより前記係止部を前記所定方向へ前記スプリングに
    抗して弾力的に駆動し、前記扉を解放状態とする駆動レ
    バーとを具備したことを特徴とするトレイ方式カセット
    装填機構の扉開閉装置。
  5. 【請求項5】上面側にカセットを配置できる底板を有し
    たトレイ装置と、 前記トレイ装置を前面開口側から奥側に向かった水平な
    前後方向へ挿脱自在に案内する水平案内手段を有し、内
    部における前記トレイ装置の移動経路の下部には、前記
    トレイ装置から前記底板と共に下降されるカセットのリ
    ールハブ及びテープを駆動するカセット駆動部が設けら
    れた筐体と、 前記トレイ装置を前記前後方向へ移動させるための第1
    の駆動源と、 前記第1の駆動源により前記筐体の所定位置に前記トレ
    イ装置が移動したときに、前記トレイ装置に配置されて
    いるカセットの底板を前記カセット駆動部へ案内するこ
    とができるカセット圧着案内機構と、 前記カセット圧着案内機構の駆動源となる第2の駆動源
    と、 前記筐体の前記前面開口の縁に回動支点を有して設けら
    れ、係止部を所定方向へ駆動することにより前記前面開
    口を開く扉と、 前記トレイ装置が前記筐体内部から前記前面開口を通し
    て導出されるのに同期して、第2の駆動源の動力方向を
    切り替えて制御レバーの一端側に伝達さする動力切り替
    え手段と、 前記制御レバーの前記他端側に回動自在に取り付けられ
    スプリングにより定位置が設定されて前記扉の係止部に
    回動端が係止しており、前記制御レバーが駆動されるこ
    とにより前記係止部を前記所定方向へ前記スプリングに
    抗して弾力的に駆動し、前記扉を解放状態とする駆動レ
    バーとを具備したことを特徴とするトレイ方式カセット
    装填機構の扉開閉装置。
  6. 【請求項6】前記扉には、前記前面開口を閉じる方向へ
    付勢するスプリングが係合されていることを特徴とする
    請求項5記載のトレイ方式カセット装填機構の扉開閉装
    置。
  7. 【請求項7】前記カセット圧着案内機構は、前記第2の
    動力源で駆動されるカムの第1のカム溝により制御され
    る回動部品を含み、動力切り替え手段は、前記カムの第
    2のカム溝に前記制御レバーを係合させていることを特
    徴とする請求項第5項記載のトレイ方式カセット装填機
    構の扉開閉装置。
JP3075211A 1991-04-08 1991-04-08 トレイ方式カセット装填機構の扉開閉装置 Pending JPH05258422A (ja)

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