JPH052565U - 車両用充電発電機 - Google Patents

車両用充電発電機

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JPH052565U
JPH052565U JP4812991U JP4812991U JPH052565U JP H052565 U JPH052565 U JP H052565U JP 4812991 U JP4812991 U JP 4812991U JP 4812991 U JP4812991 U JP 4812991U JP H052565 U JPH052565 U JP H052565U
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JP
Japan
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rotor
stator
armature coil
coil
charging generator
Prior art date
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Pending
Application number
JP4812991U
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English (en)
Inventor
修一 徳永
浩司 堀川
恒寛 森
信 重永
浩司 細川
公雄 石田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両用充電発電機のステータ部における風切
音の発生量を低減する。 【構成】 オルタネータ1のアーマチュアコイル嵌装溝
16のアーマチュアコイル11嵌装後に残された凹部内
に非磁性部材15を充填し、その周面側をステータ10
と同一のフラツト面とすることにより、風切音が生じな
いようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本願発明は、車両の充電発電機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近では、車両側電装品の増加によるバッテリ消費電力の増大に対応して、ア イドリング時などのエンジン低回転状態でも十分な発電能力を発揮できる発電機 として、一般にオルタネータが広く使用されている(例えば実開平2−1394 60号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、該従来のオルタネータは、例えば図8に示すようにロータと対応す るステータ10側にアーマチュアコイル11を嵌装するためのアーマチュアコイ ル嵌装溝(スロット凹部)16,16・・が形成されており、該アーマチュアコイ ル嵌装溝16,16・・内底部に各々アーマチュアコイル11,11・・を嵌装し 、その上部側を非磁性体よりなる円弧状の板バネ30,30・・によって押圧す ることにより固定しているだけである。
【0004】 従って、ステータ10の内周面には、図示のように必然的に円周方向に連続す る多数(例えば36個)の凹凸面が残されることになる。
【0005】 その結果、今例えばステータ10内側の通常冷却ファンを具備するロータが回 転せしめられると、該ロータの回転によって生じる回転風が上記凹凸部のエッジ をよぎることにより相当な風切音を発生させる問題がある。上記アーマチュアコ イル嵌装溝16,16・・が、例えば36個ある場合、該風切音は36次成分の ものとなる。
【0006】 また、一般に上記ステータ10両端側のアーマチュアコイル11のエンド部は 、単にコイルが巻回されているだけであるので、多数のコイル空間(穴部)が形成 されており、そのために該コイルエンド部でも同様の風切音が生じ易い。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1および2各項記載の考案は、それぞれ上記の問題を解決するこ とを目的としてなされたもので、各々次のように構成されている。
【0008】 (1) 請求項1記載の考案の構成 請求項1記載の考案の車両用充電発電機は、エンジンによって回転されるロー タと、該ロータに設けられたフイールドコイルと、上記ロータの外周に所定のギ ャップを保って配置されたステータと、該ステータの内周面に形成されたアーマ チュアコイル嵌装溝と、該アーマチュアコイル嵌装溝に嵌装されたアーマチュア コイルとを備えてなる車両用充電発電機において、上記アーマチュアコイル嵌装 溝のアーマチュアコイル上部に非磁性部材を充填するとともに、該非磁性部材の 上面を上記ステータの内周面と同一面に形成したことを特徴とするものである。
【0009】 (2) 請求項2記載の考案の構成 請求項2記載の考案の車両用充電発電機は、上記請求項1記載の考案の車両用 充電発電機の構成を基本構成とし、同構成における上記アーマチュアコイルのス テータ両端側コイルエンド部のロータ側対向面を非磁性材で覆ったことを特徴と するものである。
【0010】
【作用】
(1) 請求項1記載の考案の作用 請求項1記載の考案の車両用充電発電機では、上述の如くロータと対向するス テータ側のアーマチュアコイル嵌装溝に非磁性材が充填されて開口部が完全に閉 塞されているとともに、その上面部がステータの内周面と同一面に形成されてい る。
【0011】 従って、ステータの内周面には従来のような凹凸面がなくなり、その結果、ロ ータ回転時の風切音の発生量が大きく低減されるようになる。
【0012】 また、非磁性部材の充填によってアーマチュアコイル自体の固定性も良好とな り、振動騒音の発生量も十分に低減される。
【0013】 (2) 請求項2記載の考案の作用 請求項2記載の考案の車両用充電発電機では、その基本構成部による上記請求 項1記載の考案の車両用充電発電機と同様の作用に加えて、さらにアーマチュア コイルのコイルエンド部のロータ側対向面がフラットに非磁性材で覆われている ので、ロータ回転時の風が滑らかに流れ、風切音が一層効果的に低減されるよう になる。
【0014】
【発明の効果】
従って、本願考案の車両用充電発電機によると、ロータ駆動時の発電機騒音を 小さくし、静粛性の高いものとすることが可能となる。
【0015】
【実施例】
図1〜図5は、本願考案の実施例に係る車両用充電発電機の構成を示している 。
【0016】 該車両用充電発電機は、例えばオルタネータ(3相交流発電機)1により構成さ れている。該オルタネータ1は、フロント側(図示右側)およびリア側(図示左側) を各々第1および第2の軸受2,3によって回転自在に支持され、フロント側先 端部に駆動用のプーリ4が設けられたロータ軸5と、該ロータ軸5の中間部に固 定されたロータ6と、該ロータ6の外周部に設けられたフイールドコイル7と、 上記ロータ軸5の上記ロータ6と上記第1、第2の各軸受2および3との間に各 々設けられた冷却ファン8F,8Rと、上記ロータ軸5の上記ロータ6のリア側 と上記第2の軸受3との間に設けられたスリップリング9,9と、該スリップリ ング9,9と接触するブラシ17,17と、上記ロータ6の外周囲に位置し、上記 ロータ6の外周面に対して所定のギャップを有して対向するステータ10と、該 ステータ10の内側に設けられたアーマチュアコイル11,11・・とを備えて 構成されている。また、符号12は上記ステータ10および第1、第2の軸受2 ,3、並びにブラシ17,17等を保持したケーシングであり、該ケーシング12 はフロント側およびリア側を各々エンドフレーム13,14で図示のように支持 されている。
【0017】 さらに、符号18は上記アーマチュアコイル11,11・・・のU・V・W各 相の端子に接続された全波整流用のシリコンダイオードである。
【0018】 そして、上記ステータ10内周面部の上記アーマチュアコイル11の設置部は 、例えば図2および図3に示すように、ステータ10側に形成されたアーマチュ アコイル嵌装溝16と、該アーマチュアコイル嵌装溝16の底部側大径溝16a 内に嵌挿された多数本のコイル群よりなるアーマチュアコイル11と、上記アー マチュアコイル嵌装溝16の上部側小径溝部16b内に充填された例えば合成樹 脂又はシリコンゴム等の非磁性部材15とからなり、上記非磁性部材15の上面 は上記ステータ10の内周面と同一面(同一連続面)に形成されている。そして、 上記アーマチュアコイル11は、上記非磁性部材15によって底部側大径溝16 a内に確実に充填固定されている。
【0019】 また、上記状態において、さらに上記アーマチュアコイル11のフロント側お よびリア側両コイルエンド部11F,11Rの各ロータ側対向面には、例えば図 4に示すように例えば三相星形結線された各コイル間の穴部19,19・・を埋 めるように同じく非磁性部材20,20・・が充填されて可能な限りフラットな 面に形成されている。なお、このコイルエンド部11F,11Rの非磁性部材2 0,20・・によるフラツト面化は、上記のような非磁性部材の充填構造の他に 例えば図5に示すように非磁性塗料(又はシート状の非磁性部材)を円周方向に連 続させて塗布(又は貼着)することによって円周方向に連続するフラット面21と することもできる。このようにすると、部分的な充填構造の場合に比べ、より滑 らかなフラツト面が形成されるメリットがある。
【0020】 従って、以上のような本実施例の構成のオルタネータ1によると、エンジンに よって上記プーリ4を介してロータ6が回転せしめられると、該ロータ6の回転 に同期して冷却ファン8F,8Rも一緒に回転する。
【0021】 そして、該冷却ファン8F,8Rによる風は、当該ロータ6と上記ステータ1 0間をフロント側からリア側にロータ回転により渦流状態で流れて行って各部を 冷却する。
【0022】 そして、この場合、従来の構造だと、上述したアーマチュアコイル嵌装溝16 の凹部、アーマチュアコイル11のコイルエンド部11F,11Rのコイル間空 間の穴部19,19・・の存在により36次成分の大きな風切音が発生していた が、上記の如く本実施例においては、それらの各部が各々非磁性部材15,20( 21)によって各々フラツト面にシールされているので、結局冷却面全体が略フ ラット化されることになり、冷却風が極めて滑らかに流れるようになり、従来の ような大きな風切音は生じないようになる。
【0023】 ここで上記ステータ10のアーマチュアコイル嵌装溝16部分の閉塞(図3)に よる風切音低減効果および上記アーマチュアコイル11の各コイルエンド部11 F,11Rのコイル間穴部19部分の閉塞(図4)による風切音低減効果の各構成 別の実験データを各々グラフにして示すと例えば図6および図7に示すようにな る。これら各実験データは、それぞれ上記該当する構成を個別に採用した本実施 例のオルタネータ1のロータ6を例えば5000rpm〜16000rpmの範囲で回 転駆動し、各々当該オルタネータ1の後方15cm位置での風切音を測定し、それ らのデータを同様の条件下で測定した従来構造のオルタネータの測定データと対 比して示したものである。これらの測定データを見れば明らかなように、本実施 例の構造のものの場合には図3、図4何れの場合にも十分に風切音が低減されて おり、十分な風切音対策効果があることが認められる。従って、上記図3、図4 (又は図5)の両構造を共に採用した本実施例のものでは、さらに風切音低減効果 が高くなることが明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願考案の実施例に係る車両用充電発
電機の全体構造を示す断面図である。
【図2】図2は、同充電発電機のステータ部全体の構造
を示す一部切欠側面図である。
【図3】図3は、同ステータ部の一部拡大斜視図であ
る。
【図4】図4は、同ステータ部のアーマチュアコイルエ
ンド部の構造を示す一部拡大平面図である。
【図5】図5は、上記図4のアーマチュアコイルエンド
部の他の変形例の構造を示す一部拡大平面図である。
【図6】図6は、上記車両用充電発電機のアーマチュア
コイル嵌装溝への非磁性部材充填による風切音低減効果
を示す測定データのグラフである。
【図7】図7は。同充電発電機のアーマチュアコイルの
コイルエンド部への非磁性部材充填による風切音低減効
果を示す測定データのグラフである。
【図8】図8は、従来のステータのアーマチュアコイル
設置部の構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1はオルタネータ、2は第1の軸受、3は第2の軸受、
5はロータ軸、6はロータ、7はフイールドコイル、8
F,8Rは冷却ファン、9はスリップリング、10はス
テータ、11はアーマチュアコイル、16はアーマチュ
アコイル嵌装溝、17はブラシ、15,20は非磁性部
材である。
フロントページの続き (72)考案者 重永 信 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)考案者 細川 浩司 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)考案者 石田 公雄 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンによって回転されるロータと、
    該ロータに設けられたフイールドコイルと、上記ロータ
    の外周に所定のギャップを保って配置されたステータ
    と、該ステータの内周面に形成されたアーマチュアコイ
    ル嵌装溝と、該アーマチュアコイル嵌装溝に嵌装された
    アーマチュアコイルとを備えてなる車両用充電発電機に
    おいて、上記アーマチュアコイル嵌装溝のアーマチュア
    コイル上部に非磁性部材を充填するとともに、該非磁性
    部材の上面を上記ステータの内周面と同一面に形成した
    ことを特徴とする車両用充電発電機。
  2. 【請求項2】 上記アーマチュアコイルのステータ両端
    側コイルエンド部のロータ側対向面を非磁性材で覆った
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用充電発電機。
JP4812991U 1991-06-25 1991-06-25 車両用充電発電機 Pending JPH052565U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2002027897A1 (ja) * 2000-09-26 2004-02-12 三菱電機株式会社 車両用交流発電機
JP2010515410A (ja) * 2006-12-29 2010-05-06 トムス、ミヒャエル 永久磁石同期機

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JPWO2002027897A1 (ja) * 2000-09-26 2004-02-12 三菱電機株式会社 車両用交流発電機
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