JPH05256308A - パワーシリンダ - Google Patents

パワーシリンダ

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JPH05256308A
JPH05256308A JP5260292A JP5260292A JPH05256308A JP H05256308 A JPH05256308 A JP H05256308A JP 5260292 A JP5260292 A JP 5260292A JP 5260292 A JP5260292 A JP 5260292A JP H05256308 A JPH05256308 A JP H05256308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
sensor
piston
guide
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP5260292A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Hirayama
弘 平山
Mamoru Narita
守 成田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
Priority to JP5260292A priority Critical patent/JPH05256308A/ja
Publication of JPH05256308A publication Critical patent/JPH05256308A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ストロークセンサの配置を改良してパワーシ
リンダの小型化と耐久性の向上を図る。 【構成】 ピストンロッド3をピストン2に貫通させて
ガイド5から前記シリンダ1の底部に向けて摺動自由に
突出させ、この突出部に軸方向に形成した孔部14にセ
ンサシリンダ16を摺動自由に挿入してセンサロッド1
7を孔部14の底面に当接させる。センサシリンダ16
の外周に臨む孔部14の壁面に空気抜き用の溝19を形
成し、センサシリンダ17を軸方向に支持する位置決め
ピン20をシリンダ1の底部に支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作動油の供給に応じて
伸縮するパワーシリンダの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】作動油の供給に応じて伸縮するパワーシ
リンダは従来例えば図5のように構成されている。
【0003】すなわち、シリンダ1の内部にピストン2
とガイド4,5に画成された2つの油室6と7を設け、
ピストン2に結合するピストンロッド3の基端をガイド
4を介してシリンダ1から外側へ摺動自由に突出させ、
ピストンロッド3の先端をピストン2を貫通してガイド
5からシリンダ1の底部に向けて摺動自由に突出させて
いる。
【0004】ピストン2はシリンダ1の内側に収装した
スプリング11によりピストンロッド3を介してガイド
4と5の中間の中立位置に弾性支持される。
【0005】そして、油室6と7の一方に高圧作動油を
供給し、他方をタンクに接続するとスプリング11に抗
してピストン2が摺動し、ピストンロッド3を伸縮させ
る。
【0006】シリンダ1にはストローク位置を検出する
ストロークセンサ15が取り付けられる。このストロー
クセンサ15はセンサシリンダ16から摺動自由に突出
したセンサロッド17をピストンロッド3の途中に形成
したテーパ部30に直角方向から摺接させたもので、ピ
ストンロッド3のストロークに応じてテーパ部30がセ
ンサロッド17を伸縮させ、センサシリンダ16がこれ
に応じた位置信号を出力する。
【0007】
【発明の課題】ところで、このパワーシリンダにおいて
は、ストロークセンサ15がシリンダ1と直交する方向
に配設され、センサシリンダ16がシリンダ1の外側に
突出しているため、横断方向の寸法が大きくなるととも
に、例えば車両においてこのパワーシリンダを外部に露
出状態で配設するような場合にはストロークセンサ15
が飛び石等により損傷しやすいという問題があった。
【0008】また、センサロッド17とピストンロッド
3のテーパ部30とが摺動するため、長期間の使用によ
ってこれらが摩耗するとストローク位置検出の精度が悪
くなるという問題もあった。
【0009】本発明は、以上の問題点を解決すべくなさ
れたもので、ストロークセンサの配置を改良してコンパ
クトで耐久性の良いパワーシリンダを提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を達成するための手段】本発明は、シリンダに摺
動自由に収装したピストンと、シリンダ先端の内周部に
固定したガイドAと、シリンダ中間の内周部に固定した
ガイドBとによりシリンダ内部に2つの油室を画成し、
ピストンに結合したピストンロッドの一端を一方のガイ
ドAからシリンダの外側に摺動自由に突出させるととも
に、ピストンロッドの反対側の一端をピストンに貫通さ
せてガイドBから前記シリンダの底部に向けて摺動自由
に突出させ、前記油室に高圧作動油とタンクとを選択的
に接続することにより、ピストンロッドを伸縮させる一
方、シリンダ内に突出するピストンロッドの突出端に軸
方向に孔部を形成し、センサシリンダと軸方向に変位自
由にセンサシリンダから突出するセンサロッドとで構成
されたストロークセンサのセンサシリンダをこの孔部に
摺動自由に挿入してセンサロッドを孔部の底面に当接さ
せ、センサシリンダの外周に臨む孔部の壁面に空気抜き
用の溝を形成し、センサシリンダを軸方向に支持する位
置決めピンをシリンダ底部に支持している。
【0011】
【作用】ピストンロッドの軸方向変位と一体にセンサロ
ッドが変位し、位置決めピンに支持されたセンサシリン
ダと相対変位する。この変位量はピストンロッドのスト
ローク距離に等しく、したがってこの変位量からストロ
ーク位置が精度良く検出される。
【0012】また、孔部に設けた空気抜き用の溝がセン
サシリンダの両側を等圧に保持してピストンロッドとセ
ンサシリンダをスムーズに相対変位させる。
【0013】ストロークセンサはシリンダ内部に収装さ
れ、外部に突出しないので、パワーシリンダ全体がコン
パクトになるとともに、飛び石等との接触を防止でき
る。
【0014】また、センサロッドはピストンロッドと一
体に変位し、ピストンロッドに対して摺動しないため、
長期間の使用においても損耗しにくい構造となる。
【0015】
【実施例】図1〜図4に本発明の実施例を示す。
【0016】図1において、1はシリンダ、2はシリン
ダ1に摺動自由に収装したピストン、3はピストン2に
結合したピストンロッドである。
【0017】シリンダ1の内部は、ピストン2と、シリ
ンダ1の先端内周部に固定したガイド4と、同じく中間
内周部に固定したガイド5とにより油室6と7に画成さ
れる。油室6と7にはそれぞれポート6Aと7Aが設け
られる。
【0018】ピストンロッド3の一端はガイド4からシ
リンダ1の外側に摺動自由に突出する。また、もう一端
はガイド5を貫通し、さらにシリンダ1の底部を構成す
るガイド8の中空部に摺動自由に突出する。
【0019】シリンダ1の内側のガイド5とガイド8と
の間においてピストンロッド3の外周にスプリングシー
ト9と10が摺動自由に嵌合する。これらのスプリング
シート9と10はスプリング11により離間方向に付勢
される。なお、スプリングシート9と10はピストンロ
ッド3に装着したリング22により、一定以上の軸方向
変位を規制される。スプリング11は図1に示すように
ピストン2がガイド4と5の中間の中立位置に位置して
いる時に最も伸長し、スプリングシート9と10をガイ
ド5とガイド8にそれぞれ当接させる。そして、ピスト
ン2がこの中立位置からいずれの方向に摺動してもスプ
リングシート9または10を介してスプリング11が圧
縮されることになるので、結果として外部からの荷重の
負荷のない状態では、ピストン3はスプリング11によ
り中立位置に保持される。
【0020】ガイド8の中空部に突出するピストンロッ
ド3の先端には孔部14が形成される。この孔部14に
ストロークセンサ15が収装される。ストロークセンサ
15は図2に示すように、孔部14に軸方向に摺動自由
に嵌合するセンサシリンダ16と、センサシリンダ16
から摺動自由に突出するセンサロッド17からなる。セ
ンサロッド17はスプリング18により伸長方向に付勢
され、孔部14の底面に突出端を当接する。
【0021】センサシリンダ17の内部にはセンサロッ
ド17の伸縮位置に応じて電圧信号を出力する図示され
ないセンサ本体が内蔵される。
【0022】センサシリンダ16が嵌合する孔部14の
壁面にはセンサシリンダ16の前後を連通する図3に示
す断面を備えた空気抜き用の溝19が軸方向に形成され
る。
【0023】また、ガイド8には外部に連通する孔部2
0が形成され、センサシリンダ16の基端を支持する位
置決めピン21が孔部20の内側に圧入される。ストロ
ークセンサ15の出力電圧はこの位置決めピン21の圧
入位置により調整する。また、この位置決めピン21の
圧入によりガイド8の中空部を密閉する。
【0024】次に作用を説明する。
【0025】ポート6Aと7Aのいずれにも高圧作動油
を供給しない場合にはピストン2はスプリング11によ
り中立位置に保持される。
【0026】ポート6Aを介して油室6に高圧作動油を
供給すると、ピストン2はピストンロッド3とスプリン
グシート9を介してスプリング11を圧縮しながら図1
の右方向に摺動し、ガイド5に当接して停止する。ま
た、ポート7Aを介して油室7に高圧作動油を供給する
とピストン2はピストンロッド3とスプリングシート1
0を介してスプリング11を圧縮しながら図の左方向に
摺動し、ガイド4に当接して停止する。
【0027】一方、ピストン2の摺動に伴ってピストン
ロッド3が軸方向に変位すると、これに追随してスプリ
ング18に付勢されたセンサロッド17が伸縮する。セ
ンサシリンダ16はスプリング18により位置決めピン
21に当接支持されており、したがってセンサロッド1
7とセンサシリンダ16はピストン2のストローク距離
に等しい距離だけ伸縮し、この伸縮距離が電圧信号とし
て出力される。
【0028】この時、センサシリンダ16はピストンロ
ッド3の孔部14の内側を軸方向に摺動するが、孔部1
4の内側と外側は溝19により連通しているため、セン
サシリンダ16の両端に作用する空気圧はピストン3の
摺動方向によらず常に等圧であり、パワーシリンダの伸
縮を阻害するような圧力差が生じる恐れはない。
【0029】また、センサロッド17はピストン2のス
トローク距離と同じだけ伸縮するのでストロークセンサ
15は高い精度でピストン2のストローク距離を検出す
ることができる。一方、センサシリンダ16は孔部14
により横断方向の変位を規制されているのでセンサロッ
ド17の伸縮に対してがたつかず、したがってストロー
クセンサ15からはばらつきのない安定した電圧信号が
出力される。
【0030】また、センサロッド17とピストンロッド
3との間に摩擦が起こらないのでセンサロッド17が損
耗することもなく、ストロークセンサ15は長期間に渡
って高い検出精度を維持することができる。
【0031】さらに、ストロークセンサ15は全体がシ
リンダ1の内側に収装されているため外側に出っ張ら
ず、パワーシリンダの横断方向の寸法を小さく抑えるこ
とができる。また、車両の外部に露出した状態で使用す
る場合でもストロークセンサ15が飛び石などにより損
傷する恐れもない。
【0032】図4は位置決めピン21の位置を調整可能
にした別の実施例を示す。ここでは位置決めピン21を
孔部20に摺動自由に嵌合させるとともに孔部20に螺
合するセットスクリュー22で位置決めピン21を支持
し、さらにセットスクリュー21の回転位置をロックナ
ット23で固定している。
【0033】この場合には、ロックナット23を緩めて
セットスクリュー22を回転させることで、パワーシリ
ンダの組み立て完了後にストロークセンサ15の出力電
圧を任意に調整することができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明は、ピストンロッド
の先端に軸方向に孔部を形成し、この孔部にセンサシリ
ンダを摺動自由に挿入してセンサロッドを孔部の底面に
当接させ、センサシリンダを軸方向に支持する位置決め
ピンをシリンダ底部に支持したので、センサロッドがピ
ストンと一体に変位し、精度の良いストローク位置検出
を行うことができる。
【0035】また、孔部の壁面に形成した溝がセンサシ
リンダの両側を等圧に保持することで、ピストンロッド
とセンサシリンダをスムーズに相対変位させる。
【0036】さらに、センサシリンダがシリンダの外側
へ突出せず、パワーシリンダの横断方向の寸法を小さく
することができ、車両の外部に取り付ける場合に飛び石
などでストロークセンサが損傷する不都合も防止でき
る。
【0037】したがって、パワーシリンダの小型化と耐
久性の向上並びにストローク位置の検出精度の向上に好
ましい効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すパワーシリンダの縦断面
図である。
【図2】図1の要部の拡大図である。
【図3】図2のA−A矢視図である。
【図4】別の実施例を示すパワーシリンダ要部の拡大縦
断面図である。
【図5】従来例を示すパワーシリンダの縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 シリンダ 2 ピストン 3 ピストンロッド 4,5,8 ガイド 6,7 油室 14 孔部 15 ストロークセンサ 16 センサシリンダ 17 センサロッド 19 溝 21 位置決めピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダに摺動自由に収装したピストン
    と、シリンダ先端の内周部に固定したガイドAと、シリ
    ンダ中間の内周部に固定したガイドBとによりシリンダ
    内部に2つの油室を画成し、ピストンに結合したピスト
    ンロッドの一端を一方のガイドAからシリンダの外側に
    摺動自由に突出させるとともに、ピストンロッドの反対
    側の一端をピストンに貫通させてガイドBから前記シリ
    ンダの底部に向けて摺動自由に突出させ、前記油室に高
    圧作動油とタンクとを選択的に接続することにより、ピ
    ストンロッドを伸縮させる一方、シリンダ内に突出する
    ピストンロッドの突出端に軸方向に孔部を形成し、セン
    サシリンダと軸方向に変位自由にセンサシリンダから突
    出するセンサロッドとで構成されたストロークセンサの
    センサシリンダをこの孔部に摺動自由に挿入してセンサ
    ロッドを孔部の底面に当接させ、センサシリンダの外周
    に臨む孔部の壁面に空気抜き用の溝を形成し、センサシ
    リンダを軸方向に支持する位置決めピンをシリンダ底部
    に支持したことを特徴とするパワーシリンダ。
JP5260292A 1992-03-11 1992-03-11 パワーシリンダ Pending JPH05256308A (ja)

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JP5260292A JPH05256308A (ja) 1992-03-11 1992-03-11 パワーシリンダ

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JP5260292A JPH05256308A (ja) 1992-03-11 1992-03-11 パワーシリンダ

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JPH05256308A true JPH05256308A (ja) 1993-10-05

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ID=12919341

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JP5260292A Pending JPH05256308A (ja) 1992-03-11 1992-03-11 パワーシリンダ

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JP (1) JPH05256308A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007029880A1 (ja) * 2005-09-09 2007-03-15 Kayaba Industry Co., Ltd. シリンダ装置
CN106762962A (zh) * 2017-03-07 2017-05-31 长春机械科学研究院有限公司 一种直线作动器

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007029880A1 (ja) * 2005-09-09 2007-03-15 Kayaba Industry Co., Ltd. シリンダ装置
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