JPH05256149A - ターボコンパウンドエンジンのタービン構造 - Google Patents

ターボコンパウンドエンジンのタービン構造

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JPH05256149A
JPH05256149A JP4089424A JP8942492A JPH05256149A JP H05256149 A JPH05256149 A JP H05256149A JP 4089424 A JP4089424 A JP 4089424A JP 8942492 A JP8942492 A JP 8942492A JP H05256149 A JPH05256149 A JP H05256149A
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JP
Japan
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turbine
inlet
compressor
exhaust gas
generator
Prior art date
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Pending
Application number
JP4089424A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Kawamura
河村英男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
Original Assignee
Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
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Publication date
Application filed by Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd filed Critical Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】複数個のタービンを一軸上に配置して一体に組
み立てるとともに、排気ガスの低下時にも全てのタービ
ンが円滑に動作するようなターボチャージャ付きエンジ
ンを提供すること。 【構成】輹流式タービン軸4に発電機8とコンプレッサ
Cを設け、該輹流式タービン軸と同軸上に軸流式タービ
ン12とこのタービンにより回転される発電機18を設
けて輹流式タービンから排出されるガスを軸流式タービ
ンに送る。軸流式タービンの入口13に入口面積を絞る
スライドシャッタ14を設ける。コンプレッサCの入口
と出口間には吸気バイパス26を設け、その入口にはコ
ンプレッサ流路とバイパス流路とを切り替える開閉シャ
ッタ27を設ける。排気ガス流量が少ないときでもスラ
イドシャッタ14で入口面積を調節して軸流式タービン
の効率運転を行ない、排気ガスが少ないときは開閉シャ
ッタ27で入口を塞いでコンプレッサCの動作を止め、
高効率発電を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンに付設するタ
ーボチャージャの構造に関し、特に排気エネルギーを有
効に回収することができるターボチャージャの構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の排気ガス中に含まれるエネル
ギーを利用してタービンを駆動し、該タービンに連動す
るコンプレッサにて空気を圧縮し、該圧縮空気をシリン
ダ内に過給して、効率的に燃料を燃焼させるターボチャ
ージャが内燃機関に搭載されて久しい。
【0003】前記ターボチャージャのタービンから排出
される排気ガスの中には今だ大量のエネルギーが残存し
ていることもよく知られたことである。そこで、タービ
ンとコンプレッサとを連結している回転軸上に回転電機
の回転軸を結合し、排気ガス中のエネルギーが大量に残
存しているときには、コンプレッサにて空気を圧縮する
だけでなく、回転電機を発電機として作用させて、ター
ビンで回収したエネルギーを電気エネルギーとしても回
収できるシステムが特開昭62ー26333号公報など
に記載されていて公知である。このようなシステムで
も、タービンから排出される排気ガスの中には今だ大量
のエネルギーが残存していることから、タービンの下流
に更にもう1つのタービンを直列に結合し、該タービン
の回転軸に発電機を接続してこの発電機からも排気エネ
ルギーを電気エネルギーに変換して回収するシステムも
開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記の排気エ
ネルギーを電気エネルギーに変換して回収するシステム
の2個のタービンはラジアルタービン(輹流式タービ
ン)であるため、構造上これらの2つのタービンを一軸
上に結合して一体配列することができない。このため2
つのタービンを内燃機関の側部に2個別々に配置し、こ
れらの間を管で連結するような構成であり、かつタービ
ンの気体の入力方向とその排出方向とが異なるため、2
つのタービンの回転軸を同一方向に揃えようとするとか
なり無理な配管が必要となる。
【0005】また、前記のようなシステムにおいて、エ
ンジンからの排気圧が低下してくると、排気ガスが上流
側のタービンを回転駆動することはできるが、下流側の
タービンを回転させることができないような事態がしば
しば起こる。
【0006】本発明は、上述のような従来の欠点を解決
しようとするものであり、その目的は、複数段のタービ
ンを直列に接続したターボチャージャ付きエンジンにお
いて、複数個のタービンを一軸上に配置して一体に組み
立てるとともに、排気ガスの低下時にも全てのタービン
が円滑に動作するようなターボチャージャ付きエンジン
を提供することにある。
【0007】
【問題を解決するための手段】上述のような発明の目的
を達成するために本発明は、排気ガスで回転するタービ
ンで給気用のコンプレッサを駆動するターボコンパウン
ドエンジンのタービン構造において、輹流式タービンと
これにより回転駆動されるコンプレッサ間を結合する回
転軸に第1の発電機を設けるとともに、輹流式タービン
と同軸線上には前記輹流式タービンの排気ガスで動作す
る軸流式タービンを配置し、軸流式タービンにより駆動
される第2の発電機を具備することを特徴とするターボ
コンパウンドエンジンのタービン構造を提供する。
【0008】
【作用】排気ガス流量が少ないときでもスライドシャッ
タで入口面積を調節して軸流式タービンの効率運転を行
ない、なお排気ガスが少ないときは開閉シャッタで入口
を塞いでコンプレッサの動作を止め、高効率発電を行な
う。
【0009】
【実施例】次に、本発明の一実施例を、図面を用いて詳
細に説明する。図1は、本発明にかかるターボチャージ
ャを示す断面図である。同図から明らかなように、本発
明に掛かるターボチャージャは、第1ターボ発電機部A
を中心として、一方端に第2ターボ発電機部Bと他方端
にコンプレッサ部Cが設けられている。第1ターボ発電
機部Aは図示しないエンジンの排気管と接続されるター
ビン入口1を持つ。該タービン入口1はタービンハウジ
ング2に連通している。このタービンハウジング2は第
2ターボ発電機部Bにまで一体的に伸びており、これの
ハウジングをも兼ねている。タービンハウジング2の内
部にはタービンブレード3が回転自在に軸支されてい
る。第1のタービンブレード3には回転軸4が結合さ
れ、該回転軸4は2つのベアリング5、6に軸承されて
いる。該回転軸4にはスリーブ7を介して永久磁石から
なる発電機の回転子8が固着され、回転軸4とともに回
転する。該回転子8の外周には発電機のステータコイル
9が配置されている。なお、第1ターボ発電機部Aを構
成するタービンはラジアルタービン(輹流式タービン)
である。
【0010】第1ターボ発電機部Aから連なるタービン
ハウジング2内には第2のタービンブレード10が回転
自在に配置されている。該第2のタービンブレード10
は空気導入部11とブレード12とを持った軸流式ター
ビンである。そして、第1ターボ発電機部Aからの排気
はインレット部13を通ってブレード部12に導かれ
る。ブレード部12の前面には、ブレード部12方向へ
流入する空気量を調節するためのスライドシャッタ14
が設けられているがその詳細は後に述べる。第2のター
ビンブレード10には回転軸15が結合され、該回転軸
15は2個のベアリング16、17に軸承されている。
該回転軸15には永久磁石からなる回転子18が固着さ
れ、回転軸15とともに回転する。該回転子18の外周
には発電機のステータコイル19が配置されている。2
0は第2ターボ発電機部Bのタービンハウジングであ
り、21は発電機のケーシングである。
【0011】第1ターボ発電機部Aの回転軸4の他方端
には、コンプレッサ部Cのブレード22が固着され、回
転軸4の回転とともに回転する。23はコンプレッサハ
ウジング、25は圧縮空気の吹出孔でありエンジンのイ
ンレットマニホールドに接続されている。24はコンプ
レッサの吸気孔である。吸気孔24と吹出孔25との間
は吸気バイパス管26で接続され、その入口部分には開
閉シャッタ27が設けられている。28は開閉シャッタ
27の開閉を行なうアクチエータである。33は、イン
レット部13内の空気圧をセンスする圧力センサであ
る。
【0012】図2は第2ターボ発電機部Bの入力口の面
積を替えるスライドシャッタ14の詳細を示す正面図で
ある。スライドシャッタ14は軸支ピン29に回転自在
に軸支されているアーム30に取付けられており、駆動
部31に設けられたアクチエータ32の矢印方向の移動
によりスライドシャッタ14は実線の位置と点線の位置
との間の所望の位置を取り得、軸流式タービンである第
2のタービンブレード10に流入する流入面積を調節す
る。
【0013】次に、本発明実施例の動作について説明す
る。図には示されていないエンジンの排気マニホールド
から排出される排気ガスがタービン入口1から流入する
と、該排気ガスは第1のタービンブレード3に吹き付け
られ、一部膨張をしながら第2のタービンブレード10
方向に流れる。その間排気ガスが有するエネルギーによ
り第1のタービンブレード3が回転し、第1ターボ発電
機部Aを動作させて排気ガスエネルギーが電気エネルギ
ーに変換されて発電が行なわれる。この発電エネルギー
は蓄電装置に蓄電される。また、コンプレッサ部Cのブ
レード22も回転されるので、吸気孔24から吸入され
る空気は圧縮され、圧縮された空気は吹出孔25からエ
ンジンの吸気マニホールドに給気される。勿論このと
き、開閉シャッタ27は吸気バイパス管26の入口を閉
塞している。
【0014】一方、第1ターボ発電機部Aから排出され
た排気ガスは、インレット部13方向に流れ、第2のタ
ービンブレード10に流入する。圧力センサ3は第1タ
ーボ発電機部Aから排出される排気ガス圧を検知し、こ
の排気ガス圧に応じて示されてはいない制御装置が駆動
部31を駆動し、スライドシャッタ14を適当に移動さ
せて第2のタービンブレード10への入口面積を所定の
ものに絞る。この結果、部分的に入口が閉鎖され、第2
ターボ発電機部Bに流れる排気ガスの流速を所定値に保
持できるので、入口と出口の圧力差も最適な値となっ
て、第2ターボ発電機部Bで効率的に発電を行なうこと
ができる。第2ターボ発電部Bから排出される排気ガス
は排気孔34を通って外気方向に排出される。
【0015】アイドリング等の部分負荷時には開閉シャ
ッタ27によりコンプレッサ部Cの入口を閉塞する。こ
れによりコンプレッサ部Cは吸気仕事をせず、第1ター
ボ発電機部Aがもっぱら発電動作だけを行なう。その
上、第2ターボ発電機部Bは部分負荷運転ができるの
で、この部分での発電効率もよい。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
2段目になる軸流式タービンの入口に開閉シャッタを設
けているので、その入口面積を絞れば部分的に入口が閉
鎖され流速が高くなるので、2段目のタービンの圧力差
も大きくなり、ここでの発電が効率よく行なわれる。な
おかつ排気ガス流量が少ないときは開閉シャッタでコン
プレッサの入口を塞いでこれの動作を止めることができ
るので、1段目のタービンの仕事量が軽くなり、その分
だけ高効率発電を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図
【図2】第2ターボ発電機のブレードを示す正面図
【符号の説明】
A・・・第1ターボ発電機部 B・・・第2ターボ発電機部 C・・・コンプレッサ部 1・・・タービン入口 2・・・タービンハウジング 3・・・第1のタービンブレード 4・・・回転軸 5・・・ベアリング 6・・・ベアリング 7・・・スリーブ 8・・・回転子 9・・・ステータコイル 10・・第2のタービンブレード 11・・空気導入部 12・・ブレード部 13・・インレット部 14・・スライドシャッタ 15・・回転軸 16・・ベアリング 17・・ベアリング 18・・回転子 19・・ステータコイル 20・・タービンハウジング 21・・ケーシング 22・・ブレード 23・・コンプレッサハウジング 24・・吸気孔 25・・吹出孔 26・・吸気バイパス管 27・・開閉シャッタ 28・・アクチエータ 29・・軸支ピン 30・・アーム 31・・駆動部 32・・アクチエータ 33・・圧力センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排気ガスで回転するタービンで給気用のコ
    ンプレッサを駆動するターボコンパウンドエンジンのタ
    ービン構造において、輹流式タービンとこれにより回転
    駆動されるコンプレッサ間を結合する回転軸に第1の発
    電機を設けるとともに、輹流式タービンと同軸線上には
    前記輹流式タービンの排気ガスで動作する軸流式タービ
    ンを配置し、軸流式タービンにより駆動される第2の発
    電機を具備することを特徴とするターボコンパウンドエ
    ンジンのタービン構造。
  2. 【請求項2】前記軸流式タービンの入口に、これの入口
    面積を調節するスライドシャッタを設けたことを特徴と
    する請求項(1)記載のターボコンパウンドエンジンの
    タービン構造。
  3. 【請求項3】前記コンプレッサの入口と出口間には吸気
    バイパスを設け、その入口にはコンプレッサ流路とバイ
    パス流路とを切り替える開閉シャッタを設けたことを特
    徴とする請求項(1)記載のターボコンパウンドエンジ
    ンのタービン構造。
JP4089424A 1992-03-13 1992-03-13 ターボコンパウンドエンジンのタービン構造 Pending JPH05256149A (ja)

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JP4089424A JPH05256149A (ja) 1992-03-13 1992-03-13 ターボコンパウンドエンジンのタービン構造

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JP4089424A JPH05256149A (ja) 1992-03-13 1992-03-13 ターボコンパウンドエンジンのタービン構造

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017145748A (ja) * 2016-02-17 2017-08-24 マツダ株式会社 ターボ過給機付エンジンの排気装置
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